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血を ぬく ちりょうは、なぜ 今も のこって いるの?

血を抜く治療は、なぜ今も残っているのか

血を抜く治療は、なぜ今も残っているのか ── 血液の「ねばり」の科学

分野:からだ

むかしの お医者さんは、ぐあいが 悪い 人を 見ると、うでの 血かんを 切って、血を そとに 出して いた。今から 見ると、まるで まじないの ような ちりょうだ。

でも、じつは 今も、これと 同じ ことを する びょうきが ある。なぜだろう。

昔のヨーロッパの医者は、体調が悪い人を見ると、わざと血を抜いていた。「瀉血(しゃけつ)」と呼ばれるこの治療は、今では効果がなかったとわかっている。

でも実は、現代の医学にも、まったく同じ「血を抜く」治療が残っている病気がある。なぜだろうか。

18世紀末までのヨーロッパでは、体調不良の患者から血液を抜き取る「瀉血」が、ごく一般的な治療法だった。アメリカ初代大統領ジョージ・ワシントンも、死の直前にこの治療を受けている。

現在では医学的根拠がなかったとされるこの治療だが、実は今も、正式な治療法として「血を抜く」ことが行われている病気がある。血液の「ねばり」、すなわち粘度が、なぜ命に関わるのかをたどる。

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1. むかしの お医者さんは、血を ぬいて いた

1. 昔の医者は、血を抜いていた

1. 瀉血 ── 四体液説にもとづく治療

むかし、ヨーロッパの お医者さんは、ねつが 出たり ぐあいが 悪く なったり した 人を 見ると、うでの 血かんを 切って、血を そとに 出して いた。これを「しゃけつ」と いう[1]。

むかしの 考えでは、体の 中には 4しゅるいの えきたいが あって、その バランスが くずれると びょうきに なると されて いた[1]。血が 多すぎる せいだと 思われた ときは、血を ぬけば なおると 考えられて いたのだ[1]。

アメリカの はじめての 大とうりょう、ジョージ・ワシントンも、なくなる 前の 日に、この ちりょうを うけて いる[2]。のどが いたくて くるしんで いた ワシントンは、体の 血の やく 40%を ぬかれた あと、なくなった[2]。しゃけつだけで、ワシントンほど 体の 大きな 人が なくなった かのうせいは ひくいと 考える、いしがくの せんもんかも いる。当時は、いきを たすける てじゅつも ほとんど 行われて おらず、ほんとうの てごわい あいては、のどの びょうきの ほうだったのかも しれない[2]。

昔、ヨーロッパの医者は、熱が出たり具合が悪くなったりした人を見ると、腕の血管を切って、血を外に出していた。これを「瀉血(しゃけつ)」という[1]。

昔の考えでは、体の中には4種類の体液があって、そのバランスが崩れると病気になるとされていた(四体液説)[1]。血が多すぎるせいだと思われたときは、血を抜けば治ると考えられていたのだ[1]。

アメリカの初代大統領、ジョージ・ワシントンも、亡くなる前日にこの治療を受けている[2]。のどが痛くて苦しんでいたワシントンは、体の血のおよそ40%を抜かれたあと、亡くなった[2]。ワシントンくらい体の大きな人が、瀉血だけで亡くなった可能性は低いと考える医学史家もいる。当時は、呼吸を助ける気管切開もほとんど行われておらず、本当に手ごわい相手は、のどの病気(感染症)のほうだったのかもしれない[2]。

中世から18世紀末にかけて、瀉血はヨーロッパで広く行われた治療法だった[1]。背景にあったのは、古代ギリシャの医師ヒポクラテスが唱えたとされる「四体液説(したいえきせつ)」という考え方である。人間の体には血液・粘液・黄胆汁・黒胆汁という4種類の体液があり、そのバランスが崩れることで病気になるとされていた[1]。体液が過剰だと判断されれば、血液を抜くことでバランスを戻せると信じられていた[1]。

1799年12月14日、アメリカ初代大統領ジョージ・ワシントンは、喉の激しい痛みと呼吸困難を訴えた翌日に息を引き取った。当時の医師たちは症状を和らげようと瀉血を繰り返し行い、最終的に体内の血液のおよそ40%にあたる量を抜き取ったとされる[2]。医学史家の中には、ワシントンほどの体格の人物を瀉血だけで死なせた可能性は低いと指摘する声もある。当時、気管切開はほとんど行われておらず成功率も限られていたとされ、根底にあった感染症(急性喉頭蓋炎などが疑われている)こそが、当時の医学では対処しきれない相手だったと評する専門家もいる[2]。

2. 血の「ねばり」って、なに?

2. 血液の「ねばり」は、何で決まるのか

2. 粘度 ── 血液の「流れにくさ」を決めるもの

水は さらさら ながれる。でも、赤血球(せっけっきゅう)と いう つぶが たくさん まじった 血は、水より ずっと どろっと して いて、ながれにくい[3]。この「ながれにくさ」を、りかの ことばで「ねんど」と 言う[3]。

プールで、うきわを もった 人が すこしだけ いれば、およぎやすい。でも、うきわを もった 人で プールが いっぱいに なったら、うまく およげなく なる。血の 中の 赤血球も、これと にて いる。赤血球が 多い ほど、血は どろっと して、ながれにくく なるのだ[3]。

体の 中を すこし ひやすと、血も ねばりけが つよく なる[3]。

水はさらさら流れる。でも、赤血球という粒がたくさん混じった血は、水よりずっとどろっとしていて、流れにくい[3]。この「流れにくさ」を、理科のことばで「粘度」と言う[3]。

プールで、浮き輪を持った人が少しだけいれば、泳ぎやすい。でも、浮き輪を持った人でプールがいっぱいになったら、うまく泳げなくなる。血の中の赤血球も、これと似ている。赤血球が多いほど、血はどろっとして、流れにくくなるのだ[3]。

体温が下がると、血のねばりも強くなる[3]。

血液は、赤血球・白血球・血小板といった血球成分と、水分やたんぱく質からなる血漿(けっしょう)という液体成分でできている[3]。血液の粘度(ねばりの強さ)は、主に血球、とくに全体の4割前後を占める赤血球の量によって左右される[3]。

血液中に占める赤血球の体積の割合を「ヘマトクリット値」と呼ぶ。ヘマトクリットが1ポイント上昇するごとに、血液の粘度はおよそ4%上昇するとされ、値が60〜70%程度まで上がると、粘度は水のおよそ10倍にもなる[3]。プールに浮き具を持った人が増えるほど泳ぎにくくなるのと、感覚としては近い。血漿に含まれるたんぱく質の濃度や、体温の低下も、粘度を左右する要因になる[3]。

3. 血が こく なりすぎる びょうき

3. 血が濃くなりすぎる病気 ── 真性多血症

3. 真性多血症 ── 現代でも瀉血が正式な治療である理由

血が こくなりすぎて しまう びょうきが ある。「しんせいたけつしょう」と いう[4]。ほねの 中で 血を つくる ところに もんだいが おきて、赤血球が 多すぎるくらい つくられて しまうのだ[4]。赤血球が ふえすぎると、血が どろっと なって ながれにくく なり、頭が いたく なったり、めまいが したり する[4]。血が ながれにくく なると、血の かたまり(けっせん)が できやすく なって、あぶない びょうきに つながる ことも ある[4]。

この びょうきの いちばんの ちりょうは、なんと しゃけつ、つまり 血を ぬく ことだ[4]。1かいに、コップ2〜3ばいぶんくらいの 血を ぬいて、赤血球の りょうを へらして いく[4]。むかしの しゃけつは、「体えきの バランス」と いう、まちがった 考えに もとづいて いた。でも この びょうきの しゃけつは、「血の ねばりを 下げて、けっせんを ふせぐ」と いう、たしかめられた りゆうに もとづいて いる。同じ「血を ぬく」ちりょうでも、りゆうは まったく ちがうのだ。この びょうき いがいの、ふつうの ねつや ぐあいの わるさに、血を ぬいても、今も なおらない。お医者さんが、血が こく なりすぎて いると たしかめた ときだけ 行われる、とくべつな ちりょうなのだ。

血が濃くなりすぎてしまう病気がある。「真性多血症(しんせいたけつしょう)」という[4]。骨の中で血液を作るところに異常が起こり、赤血球が必要以上に作られてしまうのだ[4]。赤血球が増えすぎると血の粘度が上がって流れにくくなり、頭痛やめまい、耳鳴りなどが起こる[4]。血が流れにくくなることで血栓(けっせん、血のかたまり)ができやすくなり、脳梗塞や心筋梗塞という重い病気につながることもある[4]。

この病気のいちばんの治療法は、なんと瀉血、つまり血を抜くことだ[4]。1回に400〜600ミリリットルの血を抜き、赤血球の割合(ヘマトクリット値)を、ふつうの人に近いところまで下げていく[4]。昔の瀉血は「体液のバランス」という、まちがった考えにもとづいていた。でも真性多血症の瀉血は、「血の粘度を下げて血栓を防ぐ」という、確かめられた理由にもとづいている。同じ「血を抜く」治療でも、理由はまったく違うのだ。この病気以外の、ふつうの熱や体調不良に、血を抜くことは今も効かない。医師が、血が濃くなりすぎていると確かめたときだけ行われる、特別な治療なのだ。

真性多血症は、骨髄の造血幹細胞に後天的な遺伝子異常が起こり、赤血球をはじめとする血球が過剰に作られてしまう病気である[4]。赤血球が増えすぎると血液の粘度が上がり流れにくくなるため、頭痛・めまい・耳鳴り・入浴後の全身のかゆみといった症状が現れる[4]。血液が流れにくくなることで血栓ができやすくなり、脳梗塞や心筋梗塞につながる危険もある[4]。

この病気の治療の第一選択は、瀉血、すなわち血液を抜き取ることである[4]。1回あたり400〜600ミリリットルの血液を抜き、赤血球の割合を示すヘマトクリット値を男性で45%以下、女性で42%以下に保つことを目標にする[4]。中世の瀉血が「4種類の体液のバランス」という誤った理論にもとづいていたのに対し、この治療は血液の粘度を直接下げて血栓のリスクを減らすという、確かめられた仕組みにもとづいている。同じ「血を抜く」行為でも、その裏にある理由はまったく違う。真性多血症以外の、ふつうの発熱や体調不良に対しては、血液を抜くことに治療効果はない。医師が血液の過剰な濃縮を確認した場合にかぎって行われる、特別な治療である。

4. かたちが かわって、つまって しまう びょうき

4. 形が変わって、詰まってしまう病気 ── 鎌状赤血球症

4. 鎌状赤血球症 ── 量ではなく「形」が粘度を変える

血の ねばりを かえるのは、赤血球の「りょう」だけじゃない。赤血球の「かたち」が かわる ことでも、血は ながれにくく なる。その れいが、「かまじょうせっけっきゅうしょう」と いう びょうきだ[5]。

この びょうきでは、体の 中の さんそが すくなく なると、まるい 形を して いる 赤血球が、かまの ような ほそながい 形に かわって しまう[5]。まるで、やわらかい まるい ボールが、かたい 三日月(みかづき)の 形に なって しまうような ものだ。形の かわった 赤血球は こわれやすく、血かんの かべに くっつきやすい[5]。これが 細い 血かんを ふさいで しまい、血の ながれを 止めて しまう ことが ある[5]。血が 止まった ところは、さんそが もっと たりなく なり、また 赤血球が かまの 形に かわって しまう。これが くりかえされて、体に つよい いたみが おきる ことが ある[5]。

血のねばりを変えるのは、赤血球の「量」だけではない。赤血球の「形」が変わることでも、血が流れにくくなる。その代表が、鎌状赤血球症(かまじょうせっけっきゅうしょう)という病気だ[5]。

この病気では、体の中の酸素が少なくなると、本来は丸い円盤の形をしている赤血球が、鎌(かま)のような細長い形に変わってしまう[5]。まるで、柔らかい丸いボールが、かたい三日月(みかづき)の形になってしまうようなものだ。形の変わった赤血球は壊れやすく、血管の壁にくっつきやすい[5]。これが細い血管をふさいでしまい、血の流れを止めることがある[5]。血が止まった場所は、さらに酸素が足りなくなり、また赤血球が鎌の形に変わってしまう。この繰り返しが、体に強い痛みを引き起こすことがある[5]。

血液の粘度を変えるのは、赤血球の「量」だけではない。赤血球の「形」が変わることでも、血液は流れにくくなる。その代表例が、鎌状赤血球症(かまじょうせっけっきゅうしょう)である[5]。

この病気では、遺伝子の変異によって異常なヘモグロビン(ヘモグロビンS)が作られる。血液中の酸素レベルが低下すると、このヘモグロビンが赤血球を変形させ、柔軟性を失わせて鎌状にしてしまう[5]。鎌状に変形した赤血球は柔軟性に乏しく、互いに貼り付きやすいうえに、最も細い血管である毛細血管を通過できず、血流を遮断してしまう[5]。血流が遮断された先の組織では酸素供給がさらに低下し、それがまた赤血球を鎌状化させるという悪循環が起こる[5]。血流が阻害されると、胸部や腕・脚の骨を中心に、激しい痛みの発作が起こることがある[5]。

5. でも、細い 血かんでは、血が サラサラに なる

5. でも、細い血管では、血がサラサラになる

5. ファーレウス・リンドクイスト効果 ── 細い血管ほど、粘度が下がる不思議

ここまでの 話だと、血かんが 細く なるほど、赤血球どうしが ぶつかりやすく なって、血は もっと ながれにくく なりそうな 気が する。ところが、じっさいは ぎゃくの ことが おきる[6]。

1931年、2人の 学者が、太さの ちがう ガラスの くだに 血を ながす じっけんを した[6]。すると、もうさいけっかんと 同じくらい 細い くだでは、くだが 細く なるほど、血の ねばりが かえって 下がる ことが わかった[6]。

なぜ、こんな ことが おきるのか。細い くだの 中では、赤血球が まん中に あつまり、かべの すぐ そばには、赤血球が ほとんど 入って いない、さらさらな 血しょうだけの うすい そうが できる[6]。せまい ろうかを 人が 1れつに ならんで あるくと、みんなで 横に ひろがって あるくより、かえって すいすい すすめる。細い 血かんの 中でも、これと にた ことが おきて いるのだ[6]。

おとな ひとりの 血かんを ぜんぶ つなぐと、10万キロメートルほどに なると いわれ、その ほとんどを もうさいけっかんが しめる[7]。せまくて 長い この みちを、血が とどこおりなく ながれつづけられるのは、こうした ねばりの しくみの おかげなのだ。

ここまでの話だと、血管が細くなるほど、赤血球どうしがぶつかりやすくなって、血はもっと流れにくくなりそうな気がする。ところが、実際は逆のことが起きる[6]。

1931年、2人の学者が、太さの違うガラスの管に血を流す実験をした[6]。すると、毛細血管と同じくらい細い管では、管が細くなるほど、血の粘度がかえって下がることがわかった[6]。

なぜ、こんなことが起きるのか。細い管の中では、赤血球が真ん中に集まり、壁のすぐそばには、赤血球がほとんど入っていない、さらさらな血漿だけの薄い層ができる[6]。狭い廊下を人が1列に並んで歩くと、みんなで横に広がって歩くより、かえってすいすい進める。細い血管の中でも、これと似たことが起きているのだ[6]。

大人ひとりの血管をぜんぶつなぐと、10万キロメートルほどになるといわれ、そのほとんどを毛細血管が占める[7]。狭くて長いこの道を、血が滞りなく流れ続けられるのは、こうした粘度の仕組みのおかげなのだ。

ここまでの話からすると、血管が細くなるほど、赤血球どうしがぶつかりやすくなり、血液はますます流れにくくなりそうに思える。ところが実際には、逆のことが起こる。

1931年、スウェーデンの病理学者ロビン・ファーレウスと医師トルステン・リンドクイストは、太さの異なるガラス管に血液を流す実験を行った[6]。その結果、直径10〜300マイクロメートルという、毛細血管とほぼ同じ太さの管では、管が細くなるほど血液の見かけの粘度がかえって下がることを発見した(この現象自体は、前年の1930年にドイツの研究グループもすでに報告していた)[6]。この現象は、2人の名前をとって「ファーレウス・リンドクイスト効果」と呼ばれている[6]。

なぜこうしたことが起こるのか。細い管の中では、赤血球が管の中心に集まり、血管の壁のすぐそばには、赤血球をほとんど含まない血漿だけの薄い層ができる[6]。この血漿の層が、いわば「すべりやすい潤滑層」として働き、血液全体の流れやすさを高めているのである[6]。狭い廊下を人が1列に並んで歩くと、横に広がって歩くよりもかえって流れがスムーズになるのと、感覚としては近い。

大人ひとりの血管をすべてつなぐと10万キロメートルほどになるといわれ、その大部分を毛細血管が占める[7]。この途方もなく細く長い血管網を血液が滞りなく流れ続けられる背景には、こうした粘度の巧妙な仕組みがある。

けんけつした ことが あったら、おもいだして みよう

献血をしたことがあれば、思い出してみよう

献血の経験を、血液の粘度という視点でとらえ直す

けんけつを した ことが あるかな。家ぞくが けんけつに 行った ときの 話を 聞いた ことは? 血を ぬかれても へいきなのは、体の 中の 水分と 赤血球の りょうが、時間が たてば もとどおりに もどるからだ[8]。

もし けんけつの けいけんが あったら、その ときの ことを 思い出して みよう。ぬいた 血の りょうや、後で 何を 飲んだかなど、家ぞくに きいて みるのも おもしろい。

献血をしたことがあるだろうか。家族が献血に行った話を聞いたことは?血を抜かれても平気なのは、体の中の水分がすぐに、赤血球は数週間ほどかけて、もとどおりに回復するからだ[8]。

もし献血の経験があれば、そのときのことを思い出してみよう。抜いた血の量や、その後に何を飲んだかなど、家族に聞いてみるのもおもしろい。

日本赤十字社の献血では、体内総血液量のおよそ12%までを抜き取っても医学的に問題がないとされている[8]。血液の「量」は水分補給によって短時間で回復するが、成分ごとの回復速度は異なり、血漿はおよそ2日、血小板はおよそ4〜5日、赤血球はおよそ2〜3週間で元の状態に戻るとされる[8]。

献血をしたことがあれば、そのときに渡された記録や、献血後にすすめられた水分補給について思い出してみよう。家族に献血の経験を聞いてみるのもよい。自分の血液の粘度が今どのくらいなのかは分からなくても、体調がすぐれないときに「脱水で血が濃くなっているのかもしれない」と考え、こまめに水分をとることは、今日からできる小さな備えになる。

しらべた ところ

参考にした情報源

参考にした情報源

  1. 日本語版 Wikipedia「瀉血」。 https://ja.wikipedia.org/wiki/瀉血 (四体液説にもとづき中世から18世紀末頃にかけて瀉血が広く行われたこと、19世紀以降に減っていったこと、真性多血症では現在もヘマトクリット55%超を目安に1回400〜600ml程度の瀉血が基本的な治療とされることは同出典による)
  2. National Constitution Center「The mysterious death of George Washington」。 https://constitutioncenter.org/blog/the-mysterious-death-of-george-washington (1799年12月14日にワシントンが息を引き取ったこと、前日からの8時間で複数回の瀉血が行われ体内血液のおよそ40%が失われたこと、ワシントンほどの体格の人物を瀉血だけで死なせた可能性は低いと指摘する医学史家がいること、当時ほとんど行われず成功率も限られていた気管切開が行われなかったこと、根底にあった感染症こそが当時の医学では対処しきれない相手だったと評する専門家がいることは同出典による)
  3. 日本語版 Wikipedia「ヘモレオロジー」。 https://ja.wikipedia.org/wiki/ヘモレオロジー (血液粘度がヘマトクリット値・血漿タンパク質濃度・温度に左右されること、ヘマトクリットが1上昇すると粘度がおよそ4%上昇し60〜70%程度まで上がると粘度が水のおよそ10倍になることは同出典による)
  4. 日本語版 Wikipedia「真性多血症」。 https://ja.wikipedia.org/wiki/真性多血症 (造血幹細胞の後天的遺伝子異常により赤血球等が過剰に作られる疾患であること、血液粘度上昇による頭痛・めまい・耳鳴り・かゆみ等の症状、血栓症や脳梗塞・心筋梗塞のリスク、瀉血が第一選択の治療でありヘマトクリットを男性45%以下・女性42%以下に保つことが目標とされることは同出典による)
  5. MSDマニュアル家庭版「鎌状赤血球症」。 https://www.msdmanuals.com/ja-jp/home/13-血液の病気/貧血/鎌状赤血球症 (異常なヘモグロビンS、酸素レベル低下時の赤血球の鎌状変形、鎌状赤血球が柔軟性に乏しく貼り付き合って毛細血管を閉塞させること、痛みの発作の部位が胸部や腕・脚の長管骨に多いことは同出典による)
  6. English Wikipedia「Fåhræus–Lindqvist effect」。 https://en.wikipedia.org/wiki/Fåhræus–Lindqvist_effect (1931年にロビン・ファーレウスとトルステン・リンドクイストが太さの異なるガラス管による実験結果を発表したこと、その前年の1930年にドイツの研究グループが同様の現象を先に報告していたこと、直径10〜300マイクロメートルの管で血液の見かけの粘度が管の細さとともに低下すること、赤血球が管の中心に集まり血漿だけの薄い層が壁際にできることは同出典による)
  7. 東京新聞デジタル「<人には聞けない2.0>血管の総延長は10万キロ?」。 https://www.tokyo-np.co.jp/article/277921 (大人ひとりの血管をすべてつなぐとおよそ10万キロメートルになるといわれ、その大部分を毛細血管が占めるとされること、この数値が正確な実測ではなく推定値であることは同出典による)
  8. 日本赤十字社「血液の基礎知識」。 https://www.jrc.or.jp/donation/first/knowledge/ (献血で体内血液量の12%までを抜いても医学的に問題がないとされること、献血後の血液の「量」は水分摂取により短時間で回復し、血漿はおよそ2日・血小板はおよそ4〜5日・赤血球はおよそ2〜3週間で回復するとされることは同出典による)

なおした ところ

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