1. 水道の 水には、えんそが のこって いる
1. 蛇口の水にも、塩素が残っている
1. 蛇口での残留塩素:0.1mg/L以上という決まりと、途中で足す工夫
水道の 水は、びょうきの もとに なる 小さな いきものを やっつけるために、えんそで しょうどくされて います[1]。
しかも、じゃぐちから 出る 水にも、えんそを のこして おく きまりが あります。日本では、じゃぐちで 0.1ミリグラム/リットル いじょうを たもつ、と ほうりつで きまって います[2][1]。
でも、こすぎると 水の あじや においに えいきょうが 出ます。だから 東京では、0.1から 0.4ミリグラム/リットルの あいだに なるように、きめて います[3]。
じゃぐちまで とおい ところでは、えんそが へって しまいます。そこで、とちゅうの きゅうすいしょで、えんそを たす ことも できます[3]。
そもそも、えんそは、どうして びょうきの もとを やっつけるのでしょう。
川や井戸の水を安全に飲めるようにするには、病気のもとになる微生物を殺菌することが欠かせません。そのため、水道水には消毒のための塩素が含まれています[1]。
しかも、蛇口から出る水にも、塩素を残しておく決まりがあります。水道法施行規則(第17条第1項第3号)は、蛇口の水が遊離残留塩素を0.1mg/L以上保つように、塩素消毒をすることを求めています(結合残留塩素なら0.4mg/L以上)。水が病原生物に汚染されたおそれがあるときは、0.2mg/L以上(結合残留塩素は1.5mg/L以上)になります[2]。この決まりは、1957年(昭和32年)の法令で作られました[1]。ただし、塩素の濃度が高いと味やにおいに影響するので、蛇口での上限を1mg/L以下にする水質管理目標値があります[1]。
東京都水道局は、もっと厳しい独自の目標を作っています。残留塩素を0.1mg/L以上0.4mg/L以下にするというものです。都内131か所の自動の計器で、日々確かめています[3]。
浄水場から遠い蛇口では、塩素が減ります。そこで、水を各地域へ送る拠点の給水所に、塩素を追加で入れる設備を整えて、浄水場で入れる量を減らしています[3]。
そもそも、塩素はどうやって病気のもとになる微生物をやっつけるのでしょうか。
川や井戸の水を安全に飲むには、病原性微生物の殺菌が欠かせない。そのため水道水には、消毒の役割を担う塩素が含まれる[1]。
水道法施行規則第17条第1項第3号は、給水栓の水が遊離残留塩素を0.1mg/L以上(結合残留塩素は0.4mg/L以上)保持するよう塩素消毒することを求める。供給する水が病原生物に著しく汚染されるおそれがある場合などは、遊離残留塩素0.2mg/L以上(結合残留塩素は1.5mg/L以上)とされる[2]。この基準は1957年(昭和32年)制定の法令で定められた[1]。濃度が高いと味やにおいに影響するため、蛇口での残留塩素濃度の上限を1mg/L以下に抑える水質管理目標値が別にある。人体への影響は、WHOのガイドラインでも5mg/L以下と示され、水道水のレベルでは心配ない、と東京都水道局は説明する[1]。
東京都水道局は、残留塩素を0.1mg/L以上0.4mg/L以下とする独自の水質目標を定め、都内131箇所の自動水質計器で確認している。水道水を各地域へ送る給水所に塩素を追加注入できる設備を整え、浄水場での注入量を低減することで、浄水場からの距離にかかわらず残留塩素濃度をなるべく低く保っている[3]。
塩素は、どうやって病原微生物をやっつけるのか。
2. えんそは、どうやって びょうきの もとを やっつけるの?
2. 塩素は、酸化する力で微生物のからだを壊す
2. 次亜塩素酸の酸化作用:微生物の膜やたんぱく質を壊すしくみ
水道の えんそは、びょうきの もとに なる 小さな いきものを、はたらけなく します[1]。
ふうせんに はりを さすと、われて しぼんで しまいます。えんそも、それに にた ことを、小さな いきものの からだに します。からだの そとがわを こわして、はたらけなく するのです。ただし ほんとうは、はりのような ものを さすのでは なく、「さんか」と いう かがくの ちからで こわします[7]。
水道では、「じあえんそさんナトリウム」と いう えきたいの くすりが つかわれる ことが あります[8]。
ただし、ぜんぶの いきものを おなじ ように やっつけられる わけでは ありません。やっつけやすい ものと、やっつけにくい ものが います[1]。
しょうどくが ひろまる まえは、水は どう だったのでしょう。
水道の塩素は、病気のもとになる微生物を殺菌して、働けなくします[1]。このしくみは、一般に「酸化する力(酸化作用)」で説明されます。塩素からできる次亜塩素酸という物質が、微生物のからだの外側にある膜やタンパク質を壊し、働けなくすると考えられています。同じ酸化作用は、塩素系漂白剤が新型コロナウイルスを壊すしくみとしても、厚生労働省が説明しています[7]。水道でも、浄水場で使う薬品として、次亜塩素酸ナトリウムの液体が使われることがあります[8]。
ただし、塩素はすべての微生物を同じように殺菌できるわけではありません。微生物の種類によって、壊しやすいものと、壊しにくいものがあります。たとえば、細菌が厚い殻に包まれた「芽胞」や、クリプトスポリジウムという病原体は、塩素に強いものです[1]。
塩素消毒が広まる前は、水はどんな状態だったのでしょうか。
水道の塩素は、病原性微生物を殺菌する[1]。このしくみは、一般に酸化作用で説明される。塩素からできる次亜塩素酸が、微生物の細胞膜やタンパク質を壊し、働けなくすると考えられている。同じ酸化作用は、塩素系漂白剤の主成分である次亜塩素酸ナトリウムが「次亜塩素酸」の酸化作用などにより新型コロナウイルスを破壊し無毒化する、という厚生労働省の説明でも使われている(ウイルスについての説明)[7]。水道では、浄水場で使う薬品として、水道用次亜塩素酸ナトリウム(有効塩素12%以上、pH12以上の淡黄色の透明な液体)が使われる[8]。
消毒剤の効果は、微生物の種類で異なる。壊しにくい例として、細菌の芽胞(細菌が厚い殻に覆われた構造で、きわめて耐久性が高い)や、クリプトスポリジウムがある[1]。
塩素消毒が広まる前は、何が起きていたのか。
3. しょうどくが ひろがって、びょうきが へった
3. 水の消毒が広がるころ、水から広がる病気が急に減った
3. 1908年のジャージーシティ、1922年の東京、1946年の指令:水系伝染病の減少
アメリカでは、1908ねんに、ジャージーシティと いう まちが、はじめて、水を いつも しょうどくする ように なりました。そのあと、なん千もの まちが、まねを しました[6]。
チフスと いう びょうきは、アメリカで、1年に 10万人の うち、1900ねんには 100人ぐらい、2006ねんには 0.1人でした[6]。
日本の 東京では、1922ねんに えんそを 入れる せつびを つくって、しょうどくを はじめました。水から うつる びょうきの 人は、どんどん へって いきました[1]。
ところで、水道の 水の においの ことに もどります。
アメリカのCDCによると、1908年にニュージャージー州のジャージーシティが、アメリカで初めて、水道水を決まった手順で消毒する町になりました。その後の10年ほどで、何千もの町が続きました[6]。
CDCは、水の消毒が飲み水の質をよくする大きな役割を果たし、病気の大きな減少につながった、と書いています。アメリカのチフス熱は、1年に人口10万人あたり、1900年に約100人、1920年に33.8人、2006年に0.1人(全米の総数では353人)でした[6]。
日本の東京では、1922年(大正11年)に塩素を入れる設備を作って、塩素消毒を始めました。水道の整備が進むにつれて、乳幼児の死亡率や、コレラ、赤痢、腸チフスなど、水を介してうつる病気の患者は、急激に減りました[1]。
戦後の昭和21年8月には、アメリカ軍が、衛生を重んじて、塩素を入れる割合を大幅に強めるよう指令してきました。戦前は、塩素を入れるのは特定の期間だけで、割合も低かったため、実施は簡単ではありませんでしたが、東京は体制を整えて指令どおりに実施しました[5]。
蛇口に残る塩素は、においにも関わります。
CDCによれば、1908年にニュージャージー州のジャージーシティが、米国で初めて、地域の飲料水の定期的な消毒を始めた町になった。その後の10年ほどで、数千の町が同じように消毒を始めた[6]。
CDCは、水の消毒が飲料水の質の改善で重要な役割を果たし、病気の大幅な減少に寄与したと書く。米国のチフス熱は、人口10万人あたり年間で、1900年に約100人、1920年に33.8人、2006年に0.1人(全米の総数では353人)だった[6]。
東京は、1922年(大正11年)に塩素注入設備を設けて塩素消毒を開始した。水道施設の整備が進むにつれて、乳幼児の死亡率や、コレラ・赤痢・腸チフスなど水を介して伝染する病気の患者数は、急激に減少した[1]。
昭和21年8月、アメリカ軍は衛生面を重視して塩素注入率を大幅に強化するよう指令してきた。戦前は、塩素は特定の期間だけ注入し、注入率も低かったため、指令の実施は容易でなかったが、東京は体制を整えて実施した[5]。
蛇口に残る塩素と、水道水のにおいの関係を見る。
4. カルキしゅうの しょうたい
4. 「カルキ臭」の正体は、塩素そのものではない
4. カルキ臭とクロラミン:においの取り方と、取ったあとの注意
水道の 水の 「カルキしゅう」の もとは、おもに えんそと、もとの 水に 入って いた アンモニアの なかまが くっついて できた「クロラミン」の においです[4]。
においが きに なる ときは、やかんで 水を ふっとうさせて、ふたを すこし あけたまま 5〜10ぷんぐらい 弱い ひで あたためて、さましてから のみます。ひを つかうので、おうちの 人と いっしょに して ください[4]。
でも、えんそが なくなった 水は、ざつきんが ふえやすく なります。はやめに のみましょう[4]。
えんそを すりぬける あいても います。
カルキ臭とは、主に、消毒剤の塩素と、水道の原水に含まれるアンモニア態窒素などが反応してできる「クロラミン」のにおいです。特にトリクロラミンは、ごく少ない量でも不快に感じられます[4]。
においが気になるときは、湯冷ましにして飲むよう、東京都水道局は勧めています。やかんで作るときは、沸騰したあと、ふたを半開きにして弱火で5〜10分ほど温めてから、室温まで冷まします。沸騰した直後は、塩素やクロラミンがまだ残っているからです。浄水器を通したり、レモン汁を数滴たらしたりしても、においを取れます[4]。
ただし、塩素の消毒効果がなくなった水は、雑菌が増えやすくなります。必ず早めに飲みきるように、と東京都水道局は伝えています[4]。においのもとの塩素が減ると、そのぶん消毒の効果も弱くなるからです。
塩素をすり抜ける相手は、いるのでしょうか。
カルキ臭とは、主に、消毒剤の塩素と、水道原水中のアンモニア態窒素等が反応して生じるクロラミンのにおいだ。特にトリクロラミンは、微量でも不快に感じられる[4]。
においが気になる場合、東京都水道局は湯冷ましにして飲むことを勧めている。やかんでは、沸騰直後は塩素やクロラミンが残っているので、沸騰後にふたを半開きにして弱火で5〜10分加熱し、室温まで冷ます。浄水器を通す、レモン汁を数滴加える、でも取り除ける[4]。
ただし、残留塩素の消毒効果がなくなった水は、雑菌が繁殖しやすい。必ず早めに消費するようにと同局は書く[4]。においのもとになる塩素が減れば、消毒の効果も弱くなる。
塩素をすり抜ける相手は、いるのか。
5. えんそを すりぬける あいて
5. クリプトスポリジウムは、塩素をすり抜ける
5. クリプトスポリジウムは塩素をすり抜ける:1996年の越生町と、ろ過による除去
「クリプトスポリジウム」と いう 小さな いきものは、水道の 水に 入って いる くらいの えんその こさでは、やっつけられません。かわりに、水を こす(ろか)ことで とりのぞきます[9]。
1996ねん 6月、さいたまけんの おごせまちで、この いきものが 水道の 水に 入って しまい、たくさんの 人が おなかの ぐあいを わるく しました[9]。この いきものが 水道を とおして ひろがった、日本で はじめての できごとでした。
そのあと、国は、この いきものを ふせぐ ための きまりを つくりました[9]。えんその ほかにも、水を きれいに する くふうが ある わけです。
ここまでの えんそは、うすい 水道の えんそでした。おうちの 中には、もっと こい えんそが あります。
クリプトスポリジウムは、人や家畜が感染する病原体で、下痢や腹痛を起こします。水道水に含まれる程度のうすい塩素では死にません。ろ過などの浄水処理で、取り除く必要があります[9][1]。
1996年6月、埼玉県の越生町で、町営の水道を通じたクリプトスポリジウムによる集団感染が起きました。この原虫による、水道を通じた集団感染としては、日本で初めてでした[9]。
その年の7月に、全町民約13,800人を対象にした調査が行われました。回答した12,345人のうち8,812人(71.4%)が、5月中旬以降に下痢などの症状があったと答えました。入院した人は24人でした[9]。
きっかけは、町内の小中学生が、下痢や腹痛で学校を休むことが増えたことでした(6月10日)。保健所と衛生研究所の調べで、町の浄水場で処理した水と、その原水の川から、この原虫が見つかりました[11]。最初に汚染が始まった原因は特定できませんでしたが、感染した人の便を通じて、川の水と水道水のあいだを原虫が行き来して増え続け、汚染が広がったと推察されています。町は、煮沸して飲むよう指導し、7月19日に解除しました。その後、浄水場に膜ろ過の設備を入れて、平成10年5月から給水しています[10]。
その年の10月には、水道事業者の予防対策と応急措置を定めた指針が作られ、全国に知らされました[9]。
ここまでの塩素は、うすい水道水の塩素でした。家の中には、もっと濃い塩素を含む薬品があります。
クリプトスポリジウムは、人や家畜に感染して下痢や腹痛を起こす病原体だ。塩素に強く、水道水に含まれる程度の濃さの塩素では死なない。ろ過などの浄水処理で取り除く必要がある[9][1]。
平成8年(1996年)6月、埼玉県越生町で、水道を介したクリプトスポリジウムによる集団感染が、日本で初めて発生した[9]。
7月に全町民約13,800人を対象に罹患状況調査が行われ、5月中旬以降に下痢等の症状があった住民は、回答者12,345人中8,812人(71.4%)だった。下痢・腹痛で仕事や学校を休んだ住民は2,878人、医療機関の受診者は2,856人、うち入院者は24人だ[9]。
経過は、6月10日、町内の小中学生に下痢や腹痛による欠席者が増えていることが分かったことから始まる。保健所・衛生研究所が調べた。患者34人の便を調べたところ、22人からこの原虫が検出され、町の浄水場で処理した水と原水の越辺川などからも検出された[11]。最初に汚染が始まった原因は特定できなかったが、感染した人の便を通じて、川の水と水道の間で原虫が行き来して増え続け、汚染が拡大したものと推察された。7月19日に煮沸飲用の指導を解き、抜本対策として浄水場に膜ろ過処理施設を導入して、平成10年5月1日から給水している[10]。
同年10月には「クリプトスポリジウム暫定対策指針」が策定され、都道府県を通じて水道事業者等に周知された[9]。
ここまでの塩素は、うすい水道水の塩素だ。家庭内には、もっと濃い塩素を含む薬品がある。
6. おうちの えんそと、「まぜるな きけん」
6. 家の塩素系漂白剤には、「まぜるな危険」の表示がある
6. 塩素系漂白剤に酸性製品を混ぜると、有毒な塩素ガスが出る
おうちの 中の 「えんそけい ひょうはくざい」や、トイレの せんざいにも、えんその くすりが 入って います。水道の 水の えんそとは ちがい、とても こい ものです。
さんせいの せいひんと えんそけいの せいひんを まぜると、どくの ある えんそガスが 出る ことが あります。だから、ようきに「まぜるな きけん」と 書く きまりです[12]。
じっさいに、えんそけいの ひょうはくざいと さんせいの トイレ用の せんざいを いっしょに つかって しまい、どくの ある えんそガスを すって、のどや めが いたく なった れいが あります。もっと おおい りょうだと、いのちに かかわる ことも あります[12]。
家庭にある塩素系漂白剤やカビ取り剤にも、塩素を含む薬品が入っています。水道水の塩素とは違い、濃いものです。
酸性の製品と塩素系の製品を混ぜると、有毒な塩素ガスが発生することがあります。そのため、酸性または塩素系の成分を含み、混ぜたときの塩素ガス発生試験で1.0ppm以上になる製品には、容器に「まぜるな危険」と表示する決まりがあります[12]。
厚生労働省の資料には、塩素系漂白剤と酸性のトイレ用洗浄剤を一緒に使ってしまい、有毒な塩素ガスを吸って、のどの痛みや目の痛みが出た例が載っています。もっと量が多い、または換気のない場所では、命にかかわることもあります[12]。
プールの水も、消毒剤と遊離残留塩素の濃度をはかって管理されています(厚生労働省の「遊泳用プールの衛生基準」)[13]。
家庭用の塩素系漂白剤やカビ取り剤には、水道水より高濃度の塩素系の成分が入っている。酸性の製品と塩素系の製品を混ぜると、有毒な塩素ガスが発生することがある。家庭用品品質表示法では、酸性または塩素系の成分を含み、混合時の塩素ガス発生試験で1.0ppm以上の塩素ガスが発生する製品に、特別注意事項表示(まぜるな危険)が必要とされる[12]。
厚生労働省の手引きは、日本中毒情報センターのデータとして、塩素系漂白剤と酸性トイレ用洗浄剤を一緒に使ってしまい、有毒な塩素ガスを吸ってのどや目が痛くなった例を載せる。量や換気の状況によっては、命にかかわる事故になっている[12]。
遊泳用プールでも、消毒剤と遊離残留塩素濃度を測定して管理する。厚生労働省は「遊泳用プールの衛生基準」でこれを示している[13]。
じぶんでも やって みる
自分でも調べてみたくなったら
自分でも調べてみたくなったら
あさ いちばんの 水道の 水と、ゆざましの 水の においを、おうちの 人と くらべて みましょう。
においを くらべる
- コップに くんだ 水と、ゆざましに した 水の においを かぐ。どちらが つよく におうかな。ゆざましは、おうちの 人に つくって もらって ください。
- せんざいの ようきで、「まぜるな きけん」と 書いて ある ものを さがす。どんな ものに 書いて あるかな。
せんざいの ふたを あけたり、まぜたり しないで ください。水道の 水を やかんで あたためる ときは、かならず おうちの 人と いっしょに して ください。
家の中には、水道水よりずっと濃い塩素があります。家の人といっしょに、探してみましょう。
「まぜるな危険」を探す
- 洗剤やカビ取り剤の容器で、「まぜるな危険」の表示を探す。どんな製品に書かれているか、成分の表示と合わせて見る[12]。
水道水のにおいを確かめる
- 朝の水道水と、湯冷ましにした水のにおいを、家の人と比べる。やかんで温めるときは、火や熱湯に気をつけ、家の人といっしょにする。作った湯冷ましは、早めに飲みきる[4]。
- 自分の地域の水道事業者のホームページで、水質検査の結果を探す。東京都水道局は、水質検査の結果をホームページで公表しています[3]。
洗剤や漂白剤の容器は、開けたり、混ぜたりしないでください。調べるのは、表示を読むだけにしましょう。
原典で確かめる
- 厚生労働省の「クリプトスポリジウム暫定対策指針」の設定・改正経緯を読む。越生町の調査結果と、その後の対策の変遷が書かれています[9]。
- 国立感染症研究所のIASR(1996年9月)で、発生当時の報告を読む。気づいた経緯と、検査の進め方が書かれています[11]。
身のまわりで確かめる
- 洗剤の容器で「まぜるな危険」の表示を探し、成分表示と合わせて見る。[12]
- 自分の地域の水道事業者が公表する水質検査の結果で、残留塩素の値を見る。東京都水道局の目標は0.1〜0.4mg/L。自分の地域の値と、東京の目標を比べる[3]。
洗剤や漂白剤の容器は、開けたり、混ぜたりしないでください。調べるのは、表示を読むだけにしましょう。
しらべた もとの じょうほう
参考にした情報源
参考にした情報源と、その使い方
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出典について:東京都水道局、厚生労働省、国立感染症研究所、日本水道協会、アメリカのCDCの資料を使いました。東京の数字(0.1〜0.4mg/L、131か所など)は東京都水道局の目標や設備で、ほかの地域では違います。水道の行政は令和6年4月に厚生労働省から国土交通省と環境省に移りました。厚生労働省の資料は、当時のものです。このメモは、これらの機関のものではなく、個人のまとめです。
- 東京都水道局「塩素消毒」(水質に関するトピック)。 https://www.waterworks.metro.tokyo.lg.jp/suigen/topic/07 (塩素消毒の目的、1922年の東京、伝染病の減少、蛇口で0.1mg/L以上、上限の目標、WHOの指針、微生物による効きやすさの違い)
- e-Gov法令検索「水道法施行規則」(昭和32年厚生省令第45号)第17条(衛生上必要な措置)。 https://laws.e-gov.go.jp/law/332M50000100045 (蛇口の遊離残留塩素0.1mg/L以上、結合残留塩素0.4mg/L以上、汚染のおそれがある場合の0.2mg/L・1.5mg/L)
- 東京都水道局「よくある質問:おいしく水を飲むためにも塩素の濃度を下げてほしいのですが」ほか。 https://www.waterworks.metro.tokyo.lg.jp/faq/qa-21 (東京の独自の水質目標0.1〜0.4mg/L、131箇所の自動水質計器、給水所での塩素の追加注入、水質検査結果の公表)
- 東京都水道局「よくある質問:水道水がカルキ臭く感じます」。 https://www.waterworks.metro.tokyo.lg.jp/faq/qa-20 (カルキ臭の正体はクロラミン、湯冷ましの作り方、消毒効果がなくなった水の注意)
- 東京都水道局「STEP21 第2章 東京水道100年のあゆみ」。 https://www.waterworks.metro.tokyo.lg.jp/suidojigyo/torikumi/seisaku/pastplans/step21/02 (昭和21年8月のアメリカ軍の指令と、東京の対応)
- CDC「History of Drinking Water Treatment」(アメリカ疾病予防管理センター)。 https://archive.cdc.gov/www_cdc_gov/healthywater/drinking/history.html (1908年のジャージーシティ、チフス熱の患者数の変化。英語の資料)
- 厚生労働省「新型コロナウイルスの消毒・除菌方法について」。 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/syoudoku_00001.html (次亜塩素酸の酸化作用による殺菌の説明の一例。ウイルスについての説明で、水道の細菌についてではない)
- 公益社団法人 日本水道協会「水道用次亜塩素酸ナトリウムの取扱い等の手引き(Q&A)」(令和5年3月、第2版)。 http://jwwa.or.jp/houkokusyo/pdf/202303_suidouyou_guideline_v2.pdf (水道用の次亜塩素酸ナトリウムの性状)
- 厚生労働省「水道におけるクリプトスポリジウム暫定対策指針の設定・改正経緯」(資料)。 https://www.mhlw.go.jp/shingi/2002/09/dl/s0904-4e1.pdf (クリプトスポリジウムの塩素耐性と除去、越生町の集団感染の調査結果、暫定対策指針)
- 厚生労働省「クリプトスポリジウム(Cryptosporidium parvum)の生物学的性状等について」(審議会の別添資料、2006年)。 https://www.mhlw.go.jp/shingi/2006/08/dl/s0804-4b6betu1.pdf (越生町の経過の詳細。第一原因は特定できなかったこと、循環増殖系、煮沸飲用の指導と解除、膜ろ過の導入)
- 国立感染症研究所 IASR「汚染された水道水によるクリプトスポリジウム症の集団発生 ― 埼玉県」(Vol.17、1996年9月)。 https://idsc.niid.go.jp/iasr/CD-ROM/records/17/19905.htm (発生当時の報告。気づいた経緯、検査の進め方、原水の汚染)
- 厚生労働省「家庭用洗浄剤・漂白剤 安全確保マニュアル作成の手引き」(平成23年)。 https://www.mhlw.go.jp/content/11120000/001317807.pdf (「まぜるな危険」表示の決まり、混合による事故の例)
- 厚生労働省「遊泳用プールの衛生基準について」(健発第0528003号、平成19年5月28日)。 https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/seikatsu-eisei01/pdf/02a.pdf (プールの消毒剤と遊離残留塩素濃度の管理)
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