1. こおりやさんから はじまった
1. 氷屋さんから始まった
1. 起源 ── アメリカの製氷会社から
セブン-イレブンは、いまから やく 100年前の 1927年、 アメリカの テキサスしゅうで 生まれました。もとは、 こおりを 売る 店だったのです[1]。
むかしは、れいぞうこが どこの 家にも ある わけでは なかったので、食べものを ひやす ために こおりが つかわれて いました。こおり屋の 店長が、お客の 声を 聞いて、パンや ぎゅうにゅうも 売る ように なった ことが、 いまの コンビニの はじまりです[1]。
2. 日本に やってきた コンビニ
2. 日本にやってきたコンビニ
2. 日本上陸 ── 1974年5月15日、豊洲の1号店
1974年5月15日、日本さいしょの セブン-イレブンが、東京都 こうとうくの 豊洲に オープンしました[2]。
イトーヨーカ堂と いう 会社の 鈴木敏文さんが、アメリカの サウスランドしゃと 話しあって、日本に コンビニを つくる ことに しました[2]。
3. ローソンと ファミリーマートの はじまり
3. ローソンとファミリーマートのはじまり
3. 他チェーンの起源 ── 牛乳屋と、小型実験店
ローソンと いう 名前は、アメリカの オハイオしゅうで 牛にゅうやさんを して いた「J.J.ローソン」さんの 名前 から きて います。日本の ローソン 1号店は、1975年に 大阪府とよなかしで オープンしました[3]。
ファミリーマートは、それより 前の 1973年、さいたま県 さやましに、小さな 実けん店 として できたのが はじまりです[4] [7]。
「ローソン」は、牛乳屋さんの名前だった
ローソンという名前は、アメリカのオハイオ州で牛乳販売店を 営んでいた「J.J.ローソン」さんの名前に由来します。1939年 ごろ、近所の人たちに「ローソンさんの牛乳屋さん」として 親しまれていた店が、ローソンのルーツです[3]。 日本のローソン1号店は、1975年6月14日、大阪府豊中市に オープンしました[3]。
ファミリーマートは、小さな実験店から
ファミリーマートは、それより前の1973年、西友という会社の 小型店実験店舗として、埼玉県狭山市に1号店がオープンした のが始まりです[4] [7]。
「ローソン」の社名は、1939年ごろアメリカ・オハイオ州で 牛乳販売店を営んでいたJ.J.ローソン氏の名前に由来します。 牛乳のほかパンや卵なども扱うようになったこの店が、後に 日本でチェーン展開される際のブランド名になりました。日本 のローソン1号店は、1975年6月14日に大阪府豊中市で開業して います[3]。ロゴマークの牛乳缶の 意匠は、この牛乳屋としての起源に由来しています。
ファミリーマートは、日本のスーパーマーケットチェーン 「西友」が、1973年に小型店の実験店舗として埼玉県狭山市に 開いた1号店を起源とします[4] [7]。 セブン-イレブンの日本1号店(1974年)より前に、すでに 小型店実験が始まっていたことになります。
4. なんで 24時間、あいて いるの?
4. なぜ24時間、開いているのか
4. 24時間営業のはじまり ── 1975年、郡山から
日本で さいしょに 24時間えいぎょうを した セブン-イレブンは、 1975年、福島県こおりやましの お店だったと されて います [5]。
アメリカで 夜も 店を あけて みた ところ、うりあげが あがる ことが わかりました。この けっかが 日本にも つたわり、ほかの コンビニも 24時間えいぎょうを はじめる ように なりました[5]。
5. コンビニを ささえる、見えない しくみ
5. コンビニを支える、見えないしくみ
5. 物流とPOSシステム ── 24時間を支える基盤
コンビニが 24時間 あき つづける ためには、うらで たくさんの しくみが うごいて います。
おうちで ぎゅうにゅうが なくなりそうに なったら、つぎに どれだけ 買うか かんがえますよね。コンビニも それと にた ことを して います(ただし 本当は、人が かんがえる のでは なく、きかいが けいさんします)。
たとえば、おべんとうや おにぎりは、1日に なんども トラックで はこばれて きます。どの 商品が どれだけ 売れたかを、レジの きかい(POSシステム)で しらべて、 つぎに どれだけ はこぶかを きめて いるのです。
裏で動く、たくさんのしくみ
コンビニが24時間開き続けるためには、裏でたくさんの しくみが動いています。
レジのデータから、次に運ぶ量を決める
たとえば、お弁当やおにぎりは、1日に何度もトラックで 運ばれてきます。どの商品がどれだけ売れたかを、レジの 機械(POSシステム)で調べて、次にどれだけ運ぶかを決める しくみが、日本のコンビニを支えています。
コンビニの24時間営業を裏から支えているのが、POS(販売 時点情報管理)システムと、それに連動した物流網です。 レジを通るたびに記録される販売データをもとに、どの商品が いつ、どれだけ売れているかを分析し、発注や配送計画に 反映させています。
弁当やおにぎりのような日配品は、1日に複数回、決まった 時間にトラックで配送される「多頻度小口配送」という方式 で店舗に届けられます。この物流網と販売データの分析が 組み合わさることで、24時間営業でも商品の欠品や廃棄を 一定程度おさえる運営が可能になっています。
6. 「あたりまえ」が 見直されて いる
6. 「あたりまえ」が見直されている
6. 転換点 ── 東大阪の事例と、社会の議論
長い あいだ「あたりまえ」だった コンビニの 24時間えいぎょう ですが、さいきん、見直す 動きが 出て きて います。
2019年、大阪府の あるお店で、はたらく 人が たりない ことを りゆうに、店長が 24時間えいぎょうを やめる ことに しました[6]。この できごとを きっかけに、24時間えいぎょうを つづける べき かどうか、国でも 話しあわれる ように なりました [6]。
2019年、大阪のある店の決断
長いあいだ「あたりまえ」だったコンビニの24時間営業です が、最近、見直す動きが出てきています。
働き手不足が浮き彫りにした課題
2019年、大阪府東大阪市のセブン-イレブンの店長が、働き手 不足を理由に24時間営業をやめ、営業時間を短縮しました [6]。この出来事は大きな 注目を集め、経済産業省が「新たなコンビニのあり方検討会」 を立ち上げ、公正取引委員会も2020年、24時間営業の強制を 問題視する見解を示すなど、国のレベルでも議論されるように なりました[6][8]。
長らく日本のコンビニの標準だった24時間営業ですが、近年 見直しの動きが強まっています。2019年、大阪府東大阪市の セブン-イレブン加盟店のオーナーが、深刻な人手不足を理由 に、24時間営業から時間短縮営業へと切り替えました [6]。
この一件は本部側との契約をめぐる対立に発展し、社会的な 注目を集めました。これを機に、経済産業省は「新たなコンビニ のあり方検討会」を設置しました[6]。 2020年9月2日には公正取引委員会も、加盟店の意向を一方的に 無視して24時間営業を強制することが独占禁止法の禁じる 「優越的地位の乱用」にあたりうるとの見解を示しています [8]。 約半世紀にわたって拡大してきたコンビニという業態は、 いま、その基本設計を見直す時期を迎えています。
じぶんでも やって みる
自分でも調べてみたくなったら
自分でも調べてみたくなったら
ちかくの コンビニに 行った とき、すこし かんさつして みましょう。
あんぜんな ばしょで できる こと
- コンビニの えいぎょう時間を 見て みる。 24時間 あいて いるか、じかんが きまって いるか、 くらべて みましょう。
- おうちの 人に、むかしの コンビニの はなしを きいて みる。 じぶんの じだいと なにが ちがうか くらべて みましょう。
きょう 出て きた ことばを 1つだけ ノートに 書いて おきましょう。「POSシステムって なに?」だけで じゅうぶんです。
近くのコンビニに行ったとき、少し観察してみましょう。
今日できること
- コンビニの営業時間を見てみる。 24時間開いているか、時間が決まっているか、比べてみま しょう。
- おうちの人に、昔のコンビニの話を聞いてみる。 自分の時代と何がちがうか比べてみましょう。
気になった言葉を1つだけ書いておくと、あとで調べる入口に なります。「多頻度小口配送って、他の業界にもあるの?」 だけでも十分です。
近所のコンビニの営業時間表示を確認したり、家族に昔の コンビニ事情を聞いたりすると、この記事で扱った歴史が 身近に感じられます。
手を動かして確かめる
- 複数のチェーンの由来を比べる。 セブン-イレブン・ローソン・ファミリーマートの社名の 由来を、表にまとめてみましょう。
- 近所のコンビニの営業時間を調べる。 24時間営業か、時短営業かを歩いて確認してみましょう (大人と一緒に)。
一次情報にあたる
各社の公式サイトには、創業から現在までの沿革が公開されて います。
気になった数字や言葉を1つだけノートに記録しておきましょう。 「1974年5月15日、日本1号店が豊洲に開業」という一文でも かまいません。
しらべた もとの じょうほう
参考にした情報源
参考にした情報源と、その使い方
この記事は、下にあげた公開情報をもとに書いています。文章や図を無断で転載してはいません。 もっと正確に知りたいときは、必ず下の出典にあたってください。 リンク先の内容や、リンク先で起きたことについて、当サイトは責任を負いません。
出典について:Wikipediaは百科事典、各社サイトは企業の公式沿革、報道機関は取材にもとづく記事です。
- Wikipedia「セブン-イレブン(米国)」。 https://ja.wikipedia.org/wiki/セブン-イレブン_(米国) (1927年の創業、氷販売からの発展、1946年の改称についての解説)
- 食品産業新聞社ニュースWEB「セブン-イレブン1号店、1974年5月15日開業」。 https://www.ssnp.co.jp/distribution/686460/ (日本1号店の開業日・場所・売り上げについての解説)
- 神戸新聞NEXT「ローソンのロゴ『これってミルク缶だったのか!』と話題」。 https://www.kobe-np.co.jp/rentoku/omoshiro/202201/0014961478.shtml (ローソンの社名の由来(J.J.ローソン氏の牛乳店)についての解説)
- ファミリーマート公式サイト「ファミリーマートのあゆみ」。 https://www.family.co.jp/company/familymart/corporate_history.html (1973年の狭山市1号店開業についての公式沿革)
- なぜ人手不足なのに24時間営業?「絶対に休んではいけない」ことになった理由(ねとらぼリサーチ)。 https://nlab.itmedia.co.jp/research/articles/747/ (1975年の郡山市での24時間営業開始と、各社の追随についての解説)
- 日本経済新聞「セブンイレブン、24時間営業で対立 加盟店と本部」。 https://www.nikkei.com/article/DGXMZO41571240R20C19A2TJ3000/ (2019年の東大阪市の事例と、経済産業省「新たなコンビニのあり方検討会」の設置についての報道)
- ファミリーマート公式サイト「ファミリーマートの1号店ができたのはいつですか?」。 https://www.inq.family.co.jp/familymart/QA_Customer/web/knowledge112.html (1973年、西友の小型店実験第一号店として開店したことについての公式回答)
- 日本経済新聞「コンビニ24時間強制は『独禁法違反』 公取委が改善要請」。 https://www.nikkei.com/article/DGXMZO63336240S0A900C2MM8000/ (2020年9月2日、公正取引委員会が24時間営業の強制を独占禁止法上問題となりうるとした見解についての報道)
なおした ところ
更新履歴
更新履歴(改版の記録)
- 初版を公開。
このサイトでは、公開した記事の本文は原則として書き直しません。 誤りが見つかったときや、内容が古くなったときだけ手を入れ、 その理由をこの欄に残します。