1. インフルエンザの しょうたいは、なに?
1. 正体はウイルス ── 流行するのはA型とB型
1. インフルエンザウイルスと型(A・B・C・D型)
インフルエンザは、とても 小さな 「ウイルス」が 体に 入って おこる びょうきです。ウイルスは、目に 見えない ほど 小さな いきものの ような ものです。ただし ほんとうは、ふつうの いきものと ちがって、じぶんだけでは ふえる ことが できず、ほかの 生きものの 体の 中で ふえます。
ウイルスには、A、B、C、Dの 4つの グループが あります。大きな 流行に なるのは、A と B の ふたつです。では、ウイルスが 体に 入ると、なにが おきるのでしょう。
原因は、インフルエンザウイルス
インフルエンザは、インフルエンザウイルスが体に入って起こる病気です。ウイルスは、細菌よりもずっと小さく、ほかの生きものの細胞の中でふえます[1][3]。
A型・B型・C型・D型
インフルエンザウイルスは、A型、B型、C型、D型に大きく分けられます。そのうち、大きな流行の原因になるのは、A型とB型です[1]。ウイルスの表面には、HAとNAという2種類のたんぱく質があります。体の防御(免疫)は、この2つを目印にしてウイルスを攻撃します[3]。
いま日本で流行しているもの
厚生労働省のQ&Aによると、いま国内で流行しているのは、A型のH1N1とH3N2、B型のビクトリア系統です[2]。「H」と「N」の数字は、表面にあるHAとNAの種類を表しています[3]。では、ウイルスが体に入ると、体の中では何が起こるのでしょうか。
インフルエンザウイルスは、A型、B型、C型、D型に大きく分類され、このうち大きな流行の原因になるのはA型とB型です[1]。ウイルスの表面には、赤血球凝集素(HA)とノイラミニダーゼ(NA)という糖たんぱく質があり、これらが感染を防ぐ免疫の標的になります[3]。
A型は、HAとNAの組み合わせ(亜型)で区別されます。A型には、HAが15種類、NAが9種類の亜型があり、ウイルスはヒト以外にも、ブタやトリなどに広く見られます(2012年更新の国立感染症研究所の解説)。ただし、HAを16種類とする資料もあり、数え方は資料によってちがいます[3]。
厚生労働省のQ&A(令和7年12月19日版)によると、いま国内で流行しているのは、A型のH1N1亜型とH3N2亜型、B型のビクトリア系統です[2]。ヒトのインフルエンザウイルスは、1933年にスミス、アンドルーズ、レイドローによって初めて分離されました[5]。では、ウイルスに感染した体では、何が起こるのか。次の章で見ていきます。
2. どうして 高い ねつが 出るの?
2. 熱は、体がウイルスに立ち向かう反応
2. 発熱のしくみ ── サイトカイン、プロスタグランジンE2、体温のセットポイント
ウイルスが 体に 入ると、体を まもる しくみが はたらきます。その とき、のうから 「体の 温度を 上げなさい」と いう めいれいが 出て、ねつが 高く なります。
ねつを 高くすると、ウイルスが ふえにくく なり、ウイルスと たたかう 細ぼうも 強く なると かんがえられて います。ねつは、体が ウイルスに 立ち向かって いる しるしの ひとつです。
ただし、体の つらさには、ほかにも わけが あります。つらい ときは、おうちの 人や おいしゃさんに そうだん できます。では、学校を 休む きまりは、どう なって いるのでしょう。
命令を出すのは、脳
ウイルスが体に入ると、体を守るしくみ(免疫)が動き出し、「サイトカイン」という物質が出ます。すると、脳の血管の中で「プロスタグランジンE2」という物質が作られます[4]。
この物質が、脳の体温を決める部分にはたらくと、「体温を上げよう」という命令が出ます。体はふるえて熱を作り、皮膚の血管をせばめて熱を逃がしにくくします。それで体温が上がります[4]。
熱には、意味がある
体温が上がると、ウイルスなどの病原体がふえる速さが下がり、白血球などの免疫細胞の攻撃する力が強まる、と考えられています。熱は、体温を調節するしくみを使った、体を守る反応です[4]。感染が止み、プロスタグランジンE2の作用がなくなると、体温の目安が元に戻り、体は熱を逃がします。熱が下がるときに汗が出るのは、そのためです[4]。
インフルエンザの症状は、38℃以上の熱、頭痛、関節痛、筋肉痛、全身のだるさが、急に出るのが特徴です[1]。頭痛や関節痛が起こる理由まで、このメモでは確かめていません。ところで、熱が出たら、学校はどうなるのでしょうか。
生理学研究所の「温度生物学ハンドブック」で、中村和弘氏(名古屋大学)は、発熱を、感染や炎症を引き金として、体温調節のしくみが能動的に体温を上げる生理反応だと説明しています。暑い環境で体温が受け身で上がる「うつ熱」とは、しくみがちがいます[4]。
熱が上がるまでの流れは、次のとおりです。感染して免疫が働くと、サイトカインが出ます。すると、脳の血管の細胞でプロスタグランジンE2が作られ、それが、体温を調節する脳の部分(視索前野)の神経細胞にはたらきます。体はふるえて熱を作り、皮膚の血管を細くして熱を逃がしにくくするので、体温が上がります。この作用は、体温の目安(セットポイント)を引き上げるものと考えられていますが、その実体は分かっていません[4]。
発熱には、病原体の増殖に適した温度域より体内を高温にして増殖の速さを下げる効果と、白血球などの免疫細胞の攻撃力を高める効果があると考えられており、体温調節のしくみを使った生体防御反応だといえます。感染が止むとセットポイントが元に戻り、上がった体温を下げるために熱の放散が活発になります。解熱期に発汗が生じるのはそのためです[4]。
厚生労働省は、インフルエンザの特徴として、38℃以上の発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛、全身倦怠感が比較的急速に現れることを挙げています[1]。頭痛や関節痛の起こる理由は、このメモでは確かめていません。では、感染した人は学校をいつまで休むのか。次の章で見ていきます。
3. どうして 学校を 休むの?
3. うつり方と、学校を休む期間の決まり
3. 感染経路と、学校保健安全法の出席停止期間
インフルエンザは、せきや くしゃみで とんだ ウイルスを すいこんだり、ウイルスが ついた 手で 口や はなを さわったり して、うつります。
そのため、学校では、びょうきが ひろがらない ように、しばらく 学校を 休む きまりが あります。かかってから 5日が すぎて、ねつが 下がってから 2日が すぎるまで(小さな 子は 3日)、と 決められて います。休む きまりは、ほうりつで きまって います。びょうきの ようすに よっては、おいしゃさんが みとめると かわる ことが あります。ところで、インフルエンザには A がたと B がたが あると 聞きます。なにが ちがうのでしょう。
どうやってうつるのか
せきやくしゃみなどのしぶきに混ざったウイルスを吸い込む「飛まつ感染」と、ウイルスのついた手で口や鼻にさわる「接触感染」が知られています。ウイルスは、発症の前の日から、発症のあと3〜7日ほど、鼻やのどから出ます[1]。
学校を休む期間
学校で感染が広がらないよう、休む期間が決まっています。厚生労働省のQ&Aには、学校保健安全法で、発症後5日を経過し、かつ解熱後2日(幼児は3日)を経過するまで、と書かれています[2]。
症状のあらわれ方や、休む期間の数え方は、医師や学校の指示によります。ところで、インフルエンザにはA型とB型があると聞きます。何がちがうのでしょうか。
感染経路は、咳やくしゃみの飛まつを吸い込む「飛まつ感染」と、患者との接触や、ウイルスの付いた手で口や鼻に触れる「接触感染」で、ウイルスは、発症の前日から発症後3〜7日間、鼻やのどから排出されます[1]。
学校での出席停止期間について、厚生労働省のQ&A(Q19)は、学校保健安全法により、「発症後5日経過し、かつ解熱後2日(幼児は3日)経過するまで」とされていると紹介しています[2]。ウイルスの排出が発症後3〜7日ほど続くこと[1]と、この期間の考え方は、重なるところがあります。ただし、出席停止の期間が、どの根拠でこの日数に決まったのかは、このメモでは確かめていません。
出席停止の考え方は、感染症の種類や年代によって変わることがあります。実際の期間の数え方は、医師や学校の指示によります。ところで、インフルエンザにはA型とB型があります。何がちがうのか。次の章で見ていきます。
4. A がたと B がたは、なにが ちがうの?
4. A型はよく姿を変え、パンデミックの原因になりうる
4. A型とB型のちがい ── 抗原変異(連続変異・不連続変異)とパンデミック
A がたと B がたは、ウイルスの なかまの わけかたが ちがいます。くわしい ちがいは、しらべた 中では、はっきり わかりませんでした。インフルエンザの ウイルスは、少しずつ すがたを かえます。だから、まいとし はやります。
A がたは、ときどき、いままでと ぜんぜん ちがう すがたの ウイルスが あらわれる ことが あります。そう なると、世界中で 大きく はやる 「パンデミック」に なる ことが あります。
では、インフルエンザに かからない ように するには、どんな くふうが あるのでしょう。
A型とB型のちがいとして、資料ではっきり分かるのは、A型は「亜型」、B型は「系統」で区別されること、ブタやトリにも見られるのはA型であること、パンデミックにつながる大きな変化が説明されているのがA型であること、の3点です。それ以外の細かいちがいは、公的な資料では確かめられませんでした。
毎年、少しずつ姿を変える
インフルエンザウイルスは、同じ亜型のなかでも、遺伝子の突然変異がたまって、HAとNAが少しずつ変わります。これを「連続抗原変異」といい、それが頻繁に起こるので、毎年のように流行をくり返します[3]。
A型は、大きく姿を変えることがある
A型では、別の亜型のウイルスが現れる「不連続抗原変異」があり、それがパンデミック(世界的な大流行)が起こるしくみです[3]。A型は、ヒトのほかに、ブタやトリにも見られます[3]。
B型は、HAとNAの亜型ではなく、「系統」で区別されます。いま流行しているのはビクトリア系統です[2]。B型がどれくらい変わるのか、A型とどうちがうのかは、この資料だけでは、細かく確かめられませんでした。
では、インフルエンザを防ぐには、どんな方法があるのでしょうか。
A型とB型のちがいとして、資料ではっきり分かるのは、A型が「亜型」、B型が「系統」で区別されること、ヒト以外のブタやトリにも広く見られるのがA型であること、パンデミックにつながる大きな変化(不連続抗原変異)が説明されているのがA型であること、の3点です[3][2]。それ以外の細かいちがいは、公的な資料では確かめられませんでした。
同じ亜型のなかでも、ウイルス遺伝子の突然変異が蓄積して、HAとNAの抗原性が少しずつ変化することを「連続抗原変異」といい、それが頻繁に起こるため、毎年のように流行がくり返されます[3]。
別の亜型のウイルスが現れる「不連続抗原変異」は、大規模な変化で、パンデミックの発生につながるしくみです[3]。A型はヒト以外にブタやトリにも広く分布します[3]。
B型は、亜型ではなく系統で分けられ、いまの国内の流行はビクトリア系統です[2]。ただし、A型とB型の症状や変異の起こり方のちがいについて、A型は変異が多く、B型は症状が長引く、と書かれた解説もありますが、このメモでは、公的機関の資料で確かめられませんでした。厚生労働省の総合ページ[1]でも、型ごとの詳細なちがいは説明されていません。
では、インフルエンザを防ぐ方法として、ワクチンはどう発展してきたのでしょうか。
5. ワクチンは、いつから あるの?
5. ワクチンの歴史と、効果として説明されていること
5. ワクチンの歴史(1933年〜2001年)と、厚生労働省が示す効果
ワクチンは、びょうきに なりにくく したり、おもく ならない ように したり する ための ちゅうしゃです。インフルエンザの ワクチンは、ウイルスが 見つかった あとに、つくられる ように なりました。
にほんでは、いまから 75ねん ほど まえに はじめて 売られました。学校で みんなが うける ときも ありましたが、いまは、年れいなどに よって、きまりが ちがいます。では、かかった あとの くすりは、どう すすんで きたのでしょう。
ウイルスの発見と、日本のワクチン
ヒトのインフルエンザウイルスは、1933年に初めて分離されました。日本では、1951年に、ウイルスの活動をなくした「不活化ワクチン」が、初めて売られました[5]。
学校での集団接種から、いまの形へ
1962年に、小・中・高校生を対象にした集団接種が始まりました。1994年に、予防接種法の改正でインフルエンザは予防接種の対象の病気から外され、2001年11月には、法改正で高齢者が定期接種の対象に加わりました[6]。
効果として説明されていること
厚生労働省は、ワクチンには、感染後に発症する可能性を下げる効果と、重症化を防ぐ効果がある、と説明しています[1]。Q&Aには、65歳以上の高齢者福祉施設の入所者での「発病を防ぐ効果」が34〜55%、「死亡を防ぐ効果」が82%、2015/16シーズンの6歳未満の子どもでの有効率が60%と書かれています。どれも、条件を限った研究の数字です。また、12月中旬までに接種を終えることが望ましい、とされています[2]。では、かかったあとの薬は、どう進歩してきたのでしょうか。
ヒトのインフルエンザウイルスは、1933年に、スミス、アンドルーズ、レイドローによって初めて分離されました。日本では、1951年に不活化ワクチンが初めて販売されています。日本でも、1919〜1920年には、原因の菌を取りちがえた「パイフェル氏菌ワクチン」が20万人以上に接種されました(大阪健康安全基盤研究所の2018年5月の解説)[5]。
日本の接種制度は、東京都健康安全研究センターの資料で追えます。1962年に、小・中・高校生の集団接種が始まり、1972年には、エーテル処理で副反応を減らしたワクチンの製造が始まりました。1994年の予防接種法の改正で、インフルエンザは予防接種の対象の病気から外され、2001年11月7日に施行された改正予防接種法で、高齢者が定期接種の対象に加わりました[6]。この間に制度が変わった背景の議論までは、確かめていません。
不活化HAワクチンについて、重症化や合併症の発生を予防する効果は証明されている、と国立感染症研究所(当時)は説明しています[3]。厚生労働省は、感染後に発症する可能性を低減する効果と、重症化防止に有効だとし[1]、Q&Aでは、65歳以上の高齢者福祉施設入所者での発病阻止34〜55%・死亡阻止82%、2015/16シーズンの6歳未満の小児での有効率60%、接種は12月中旬までに終えることが望ましい、と示しています[2]。これらの数字は、条件を限った研究結果で、すべての人にあてはまる数字ではありません。では、かかったあとの薬は、どう進歩してきたのか。次の章で見ていきます。
6. くすりは、どう すすんで きたの?
6. 治療薬の進歩 ── ウイルスが広がるのを止める薬から、増えるのを止める薬へ
6. 抗インフルエンザ薬の歴史 ── ノイラミニダーゼ阻害薬(2001年〜)とバロキサビル(2018年)
インフルエンザの くすりは、ウイルスが 体の 中で ふえたり ひろがったり するのを じゃまする しくみで はたらきます。
ちかごろの くすりには、のむ ものや、すう ものや、てんてきの ものなど、いろいろな しゅるいが あります。どの くすりを つかうかは、おいしゃさんが 決めます。
ウイルスが広がるのを止める薬
日本では、2001年2月に、タミフル(オセルタミビル)が発売されました。この薬は、ウイルスが感染した細胞から出て、ほかの細胞に広がるときに必要な「ノイラミニダーゼ」という酵素のはたらきをじゃまします[8]。リレンザ、ラピアクタ、イナビルも、同じなかまです[7]。
ラピアクタは、2010年1月に承認された点滴の薬です[9]。イナビルは、2010年9月に承認された吸入の薬です[10]。
ウイルスが増えるのを止める薬
2018年2月に承認されたゾフルーザ(バロキサビル)は、ウイルスが増えるときに必要な酵素をじゃまする、新しいしくみの飲み薬です[11]。
使う時期と、子どもの注意
厚生労働省は、抗インフルエンザ薬を、発症から48時間以内に使い始めると、熱が出る期間が通常1〜2日短くなる、と説明しています[1]。また、薬との因果関係は分かっていませんが、薬を飲んだかどうか、どの薬かにかかわらず、子どもに転落などの異常行動が報告されており、熱が出てから2日間は、転落などの事故を防ぐ対策をとってください、と呼びかけています[2]。薬を使うかどうかは、医師や薬剤師の判断によります。
抗インフルエンザ薬を作用のしくみで分けると、日本内科学会雑誌の解説(2010年)は、宿主細胞への吸着・侵入・脱殻の過程を阻害するもの(アマンタジンなど)と、細胞からの遊出を阻害するもの(ノイラミニダーゼ阻害薬。ザナミビル、オセルタミビル、ペラミビル、ラニナミビル)に整理しています[7]。
| 薬(商品名) | 作用のしくみ | 使い方 | 日本での承認・発売 |
|---|---|---|---|
| オセルタミビル(タミフル) | ノイラミニダーゼ阻害。感染した細胞から出て広がるのを妨げる | 内服 | 2001年2月に発売 |
| ペラミビル(ラピアクタ) | ノイラミニダーゼ阻害 | 点滴 | 2010年1月13日に承認 |
| ラニナミビル(イナビル) | ノイラミニダーゼ阻害 | 吸入 | 2010年9月10日に承認 |
| バロキサビル(ゾフルーザ) | キャップ依存性エンドヌクレアーゼ阻害。ウイルスの増殖を抑える | 内服 | 2018年2月23日に承認 |
表には、承認や発売の日付を確認できた薬だけを載せています(ザナミビルは日付を確認できていません)。オセルタミビルは、アメリカのギリアド・サイエンシズが開発し、ロシュが世界での製造販売を担いました。日本では2001年2月にタミフルカプセル75が発売されています[8]。ペラミビル(ラピアクタ)は、点滴(静脈注射)の抗インフルエンザ薬として、2010年1月13日に承認されました[9]。ラニナミビル(イナビル)は2010年9月10日に承認された吸入薬です[10]。バロキサビル(ゾフルーザ)は、2018年2月23日に塩野義製薬が内服薬として承認を取得しました。既存の薬とはちがうしくみ(キャップ依存性エンドヌクレアーゼ阻害)で、ウイルスの増殖を抑えます[11]。
厚生労働省は、抗インフルエンザ薬を、適切な時期(発症から48時間以内)に使い始めると、発熱期間が通常1〜2日短縮される、としています[1]。Q&Aでは、薬の服用後に転落死を含む異常行動が報告されている一方で、因果関係は不明で、服用の有無や種類にかかわらず異常行動は報告されているとして、発熱から2日間は、転落などの事故を防ぐ対策をとってください、と示しています[2]。このメモは、薬の選び方や使い方をすすめるものではありません。使うかどうかは、医師や薬剤師の判断によります。
じぶんでも やって みる
自分でも調べてみたくなったら
自分でも調べてみたくなったら
学校で 習った、てあらいの しかたを、おうちの 人と いっしょに ふりかえって みましょう。
あんぜんな ばしょで できる こと
- ウイルスの 絵を、図書館の 本や ずかんで 見る。まるい ウイルスの まわりに、とげのような ものが ついて います。
きょう 知った ことを ひとつ だけ ノートに 書いて おきましょう。「ねつは、体が たたかって いる しるし」だけでも いいです。
このメモの内容は、公的機関のページで自分でも確かめられます。
今日できること
- 厚生労働省のインフルエンザのページを開く。症状、予防、治療薬の説明があります[1]。
- 学校で配られる「出席停止」のお知らせを読む。休む期間の数え方は、学校や医師の指示に合わせます。
気になった言葉を1つだけ書いておくと、あとで調べる入口になります。「サイトカイン」や「パンデミック」だけでも十分です。
このメモは、行政や研究機関の資料が言っていることを紹介するもので、医療の判断のための文章ではありません。原資料にあたる入口にしてください。
手を動かして確かめる
- 厚生労働省のQ&Aを読む。ワクチンの効果の数字(Q23)や、出席停止(Q19)が、どんな条件の数字かを、原文で確かめましょう[2]。
- 学校保健安全法施行規則の第19条を、e-Gov法令検索で探す。出席停止の期間の条文を、原文で読めます。
- 温度生物学ハンドブックの「発熱」を読む。図と参考文献つきで、しくみが説明されています[4]。
一次情報にあたる
厚生労働省のインフルエンザのページ[1]と、国立感染症研究所(当時)の解説[3]が、出発点になります。
気になった数字や言葉を1つだけノートに記録しておきましょう。「1933年、インフルエンザウイルスの分離」という一文でもかまいません。
しらべた もとの じょうほう
参考にした情報源
参考にした情報源と、その使い方
この記事は、下にあげた公開情報をもとに書いています。文章や図を無断で転載してはいません。もっと正確に知りたいときは、必ず下の出典にあたってください。リンク先の内容や、リンク先で起きたことについて、当サイトは責任を負いません。
出典について:厚生労働省、国立感染症研究所(現・国立健康危機管理研究機構)、都道府県の研究機関、研究者による解説、医薬品の承認に関する報道を使いました。医療についての判断や助言のための文章ではありません。受診や薬のことは、医師や薬剤師に相談してください。日本語版Wikipediaは、薬の発売時期の確認にだけ使いました。このメモは、これらの団体のものではなく、個人のまとめです。
- 厚生労働省「インフルエンザ(総合ページ)」。 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/infulenza/index.html (症状、感染経路、予防、治療薬の国の解説)
- 厚生労働省「インフルエンザについて(令和7年度 急性呼吸器感染症(ARI)総合対策に関するQ&A)」(令和7年12月19日版)。 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/infulenza/QA2025.html (流行しているウイルス、ワクチンの効果、治療薬、出席停止、異常行動のQ&A)
- 国立感染症研究所 感染症情報センター「インフルエンザ(詳細版)」(IDWR 2005年第8号掲載、2012年7月更新)。国立健康危機管理研究機構 感染症情報提供サイト。 https://id-info.jihs.go.jp/diseases/a/influenza/010/influ-top.html (ウイルスの構造、亜型、抗原変異とパンデミック。2012年更新の内容で、その後変わった点は確かめていない)
- 中村和弘「発熱(Fever)」温度生物学ハンドブック 2-2、生理学研究所。 https://www.nips.ac.jp/thermalbio/handbook/2-2v2.pdf (感染による発熱のしくみと意義。研究者による専門の解説)
- 大阪健康安全基盤研究所「インフルエンザワクチン開発の歴史」(2018年5月31日)。 http://www.iph.osaka.jp/s007/020/050/010/010.html (ウイルスの分離、日本で最初のワクチン)
- 東京都健康安全研究センター「インフルエンザワクチン接種の変遷」。 https://idsc.tmiph.metro.tokyo.lg.jp/flu/news/1998-2002/pro/p4/ (1962年の集団接種、1994年の制度変更、2001年の高齢者の定期接種)
- 渡辺彰「抗インフルエンザ薬」日本内科学会雑誌 99巻7号(2010年7月)。 https://www.jstage.jst.go.jp/article/naika/99/7/99_1583/_pdf (抗インフルエンザ薬の作用のしくみ別の分類、2010年3月時点)
- 日本語版Wikipedia「オセルタミビル」。 https://ja.wikipedia.org/wiki/オセルタミビル (タミフルの日本での発売時期と、作用のしくみ)
- 日経メディカル「1回投与で済む世界初の静注用抗インフルエンザ薬、発売へ」(2010年1月21日)。 https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/all/series/drug/update/201001/513847.html (ラピアクタの承認日)
- 日本経済新聞「塩野義製薬、抗インフルエンザウイルス薬「ゾフルーザ錠10mg・20mg」の製造販売承認を取得」(2018年2月23日)。 https://www.nikkei.com/article/DGXLRSP472449_T20C18A2000000/ (ゾフルーザの承認日と作用のしくみ)
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