1. 1日に なんど 出るのが ふつうなの?
1. 1日に、何回くらい出るものなのか
1. 頻度 ── 資料ごとに幅がある
アメリカの 国の 研究所の せつめいでは、1日の へいきんは 8回から 14回です。25回までは ふつうの はんいだと かんがえられて います[1]。
ほかの ページは、13回から 21回、7回から 20回と 書いて います[2][3]。数字が ちょっと ずつ ちがうので、「これくらい」と はばで おぼえるのが よさそうです。
なんども 出るなら、その ガスは、いつも おなかの 中で つくられて いるはずです。どこから 来るのか、つぎの 章から 見て いきます。
2. ひとつめは、のみこんだ 空気
2. 一つめの入り口は、飲み込んだ空気
2. 供給源(1) ── 嚥下される空気
わたしたちは、ものを 食べたり のんだり するとき、空気も いっしょに のみこんで います[3]。
ガムを かむ とき、あめを なめる とき、炭酸の のみものを のむ とき、いそいで 食べる ときは、空気を たくさん のみこみやすいそうです[1]。
空気は、ふうせんに ふきこむ ように、おなかの 中に たまって いきます。ただし ほんとうは、ふうせんの ように ふくろが ふくらむのでは なく、くだの 中を すこしずつ すすんで いきます。
3. ふたつめは、だいちょうの 細菌
3. 二つめの入り口は、大腸の細菌
3. 供給源(2) ── 大腸での細菌による分解
もう ひとつは、おなかの おくに ある「だいちょう」から 来ます。ここには、とても たくさんの 細菌が すんで います。
食べ物の うち、おなかの 前の ほうで こなしきれなかった ものが、だいちょうまで とどきます。細菌は、それを 分けて、ガスを つくります[1]。
パンが ふくらむ ときも、ちいさな いきものが ガスを 出して いるからです。ただし ほんとうは、パンの ほうは べつの いきもので、だいちょうの 細菌とは ちがいます。
「自分の ガス」と 思って いた ものの 中に、細菌の しごとが 入って いたのです。
5. ガスの 中身と、においの もと
5. ガスの中身と、においの出どころ
5. 組成と臭気 ── 硫黄を含む成分
ガスの 中身は、ちっそ・酸素・水素・二酸化炭素・メタンだと せつめい されて います。もともとは、ほとんど においが ないそうです[3]。
においが するのは、硫黄を ふくむ ものが まざる ことが あるからだと されます[1]。お医者さんの 本には、においの つよさは、りゅうか水素という ガスの こさと かんけいが あると あります[2]。
ガスの ほとんどには においが なく、においには 硫黄を ふくむ ものが かかわる ことが あるようです。
6. 食べた ものと、おなかの ようす
6. 食べたもので変わるのか、気になるときは
6. 食事との関係と、受診の目安
ある お医者さんの 本には、にまめを たくさん 食べる ように したあとの 人たちの ガスの りょうが、1日で およそ 600から 700ミリリットルだったと あります[2]。500ミリリットルの ペットボトルより すこし おおい りょうです。
これは、食べた ものと ガスの りょうの れいとして のって いる 話です。においは、にくや たまごなど、動物の からだの ものを たくさん とると つよく なる ことが あると いわれます[3]。
ただ、おなかの ちょうしは 人に よって ちがいます。ガスの ことで、おなかが いたい、いつもと ちがう、と 感じたら、おうちの 人や お医者さんに 話して みましょう[1]。
MSDマニュアルには、標準的な食事に煮豆200gを加えた後、ガスの排出量が1日平均600〜700mLになったと書かれています[2]。500mLのペットボトル1本より少し多い量です。
においについては、肉や卵などの動物性たんぱく質を多くとると強くなりやすい、という説明があります[3]。企業の健康情報サイトの説明なので、一つの見方として受け取ります。
気になる症状があるときは別です。ガスの症状が気になる、急に変わった、腹痛・便秘・下痢・体重減少をともなうときは、医師に相談するとよいと、NIDDKは書いています[1]。自己判断せず、家の人に話して受診を考えましょう。
MSDマニュアルには、標準的な食事に煮豆200gを加えた後のガス排出量が1日平均600〜700mLだったという報告が載る[2]。500mLのペットボトル1本強にあたる。MSDマニュアルが紹介しているのは、この排出量の例である。
臭気については、動物性たんぱく質の過剰摂取で強くなるとの説明がある[3]。企業の健康情報サイトの記述で、悪玉菌の増加といった説明も添えられている。動物性たんぱく質を多くとると臭気が強くなる、との説明もあるが、ここでは一つの見方として扱う。
受診の目安として、NIDDKは、ガスの症状が気になる場合、急な変化がある場合、他の症状を伴う場合は医師に相談するよう述べる[1]。本稿は一般的な仕組みの整理であり、個別の症状の判断には使えない。
じぶんでも しらべて みよう
自分でも調べてみたくなったら
自分でも調べてみたくなったら
数字が ちがう 理由を、じぶんで たしかめる ことが できます。
おうちの 人と いっしょに できる こと
- 2つの ページを ひらいて、くらべる。 「MSDマニュアル」と、食べ物の 会社の おならの ページを、おうちの 人と ひらいて、1日の 回数の ところを さがして みましょう。どちらも 日本語です。
- 「どこで つくられた ガスか」を 考える。 ごはんの とき、空気も いっしょに はいって いると 思うと、いつもの 食事が すこし ちがって 見えて きます。
今日できること
- 二つのページの数字を並べる。「MSDマニュアル ガス症状」と、明治の「からだ改善」の「おなら」のページを、家の人と一緒に開いてみましょう。1日の回数や割合がどう書かれているか、書き写して見比べます。どちらも日本語で読めます。
- ちがいの理由を予想する。調べた人、対象、食事、といった候補を自分で挙げてみます。答えが出なくてもかまいません。「資料が割れることがある」と知ることが収穫です。
手を動かして確かめる
- 出典間の数値を表にする。回数・割合・成分について、NIDDK、MSDマニュアル、企業の健康情報を並べ、どの資料が何を根拠にしているかを確認する。数値が割れるとき、どの条件が違うのかを考える。
- 用語を追う。「発酵」「硫化水素」を辞書や理科の教科書で引き、細菌の代謝という点でどう結びつくかを整理してみる。
資料を読むなら
MSDマニュアルの「ガス症状」は日本語で、割合や量の記載がある。明治「からだ改善」のおならのページは日本語で、空気と細菌という二つの入り口や、においの話が読める。
しらべた もとの じょうほう
参考にした情報源
参考にした情報源と、その使い方
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出典について:公的機関の解説、医学書、企業の健康情報の公開情報を使っています。
- NIDDK「Gas in the Digestive Tract」。 https://www.niddk.nih.gov/health-information/digestive-diseases/gas-digestive-tract/all-content (二つの供給源、空気を飲み込む状況、回数、においと硫黄、受診の目安について)
- MSDマニュアル プロフェッショナル版「ガス症状」。 https://www.msdmanuals.com/ja-jp/professional/01-消化管疾患/消化管疾患の症状/ガス症状 (発酵の割合、ガスの種類、回数、においと硫化水素、豆を食べた後の量について)
- 明治「からだ改善」おなら。 https://www.meiji.co.jp/karadakaizen/article/entry002.html (空気と細菌の二本立て、成分、無臭、食事とにおいについて。企業の解説)
なおした ところ
更新履歴
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