1. 雨つぶの 中で、光が まがって、はねかえる
1. 雨粒の中で、光が曲がって、はねかえる
1. 虹は雨粒内での光の屈折と反射により生じる
太ようの 光は、じつは いろいろな 色が まざった 光だ。この 光が、空気の中の まるい 雨つぶに あたると、水の 中に 入る ときに 少し むきが かわる(これを「くっせつ」と いう)[1]。色に よって まがる 大きさが すこし ちがうので、光が いろんな 色に わかれる[1]。わかれた 光は、雨つぶの 中の かべで はねかえって、もう 一ど くっせつしながら 外に 出る[1]。これが たくさんの 雨つぶで おきると、色の おびが 見えるのだ。
2. にじの かどは、いつも おなじ ── ガラスびんで たしかめた 人
2. 虹の角度は、いつも同じ ── ガラス瓶で確かめた人
2. 1637年デカルトが虹の見える角度を数学的に算出した
にじは、太ようと はんたいの がわに、いつも おなじくらいの かどで あらわれる[2]。1637年、フランスの がくしゃ デカルトは、水を いれた まるい ガラスの いれものを つかって、この かどを たしかめた[2]。けいさんと じっけんの りょうほうから、その かどは やく42どだと わかった[2]。デカルトは、なぜ 色が つくのかも じぶんなりに かんがえたが、その せつめいは ただしくは なかった[2]。
3. なぜ 色が わかれるのかを、ニュートンが しめした
3. なぜ色が分かれるのかを、ニュートンが示した
3. ニュートンのプリズム実験が色分散の仕組みを解明した
デカルトから すこし あとの じだいに、イギリスの ニュートンは、三かくの ガラス「プリズム」を つかった じっけんを した[3]。白い 光を プリズムに とおすと、にじ色に わかれる。わかれた 光を、べつの プリズムで もう一ど まとめると、もとの 白い 光に もどる ことを しめした[3]。これで、白い 光は、もともと いろんな 色が まざった ものだと わかったのだ[3]。
4. もう 1本、色の じゅんばんが ぎゃくの にじが 見える ことも ある
4. もう1本、色の順番が逆の虹が見えることもある
4. 副虹は雨粒内で光が2回反射することで生じる
にじの 外がわに、うっすらと もう 1本、べつの にじが 見える ことが ある。これを「ふくにじ」と いう[4]。ふつうの にじ(「しゅにじ」と いう)は、外がわが 赤、内がわが むらさきだが、ふくにじは、色の ならびが ぎゃくに なって いる[4]。これは、雨つぶの 中で、光が 2かい はねかえって いるからだ[4]。
5. どんなに 近づいても、にじには ぜったいに とどかない
5. どんなに近づいても、虹にはぜったいに届かない
5. 虹は観測者ごとに異なる位置に見える光学現象である
にじは、どこかに おいてある「もの」では ない。じぶんの 目と、太ようと、雨つぶの ならびで、たまたま 見えて いる 光だ[5]。だから、にじの ほうに あるいて いっても、見えて いる 雨つぶは かわりつづけて、けっして たどりつけない[5]。となりに いる 人が 見て いる にじは、じつは じぶんが 見て いるのとは、すこし ちがう にじなのだ[5]。
水を まいて、じぶんで にじを 作って みる
水をまいて、自分で虹を作ってみる
水をまいて、自分で虹を作ってみる
天気の いい 日に、太ようを せなかに して、ホースや じょうろで 水を こまかく まいて みよう。太ようの ぎゃく がわに、小さな にじが 見える ことが ある。水の つぶが、雨つぶの かわりに なって いるのだ。
天気のいい日に、太陽を背にして、ホースやじょうろで水を細かくまいてみよう。太陽の逆側に、小さな虹が見えることがある。水の粒が、雨粒のかわりになっているのだ。
晴れた日に太陽を背にして、ホースやじょうろで細かい水を噴霧してみよう。太陽の反対側に、小さな虹が現れることがある。天然の雨粒のかわりに、人工的に作った水滴が同じ役割を果たしている。角度や自分の位置を変えると、虹の見え方がどう変わるかも観察してみよう。
しらべた ところ
参考にした情報源
参考にした情報源
- キヤノン「サイエンスラボ 虹はなぜできる?」、米国海洋大気庁 National Weather Service「Rainbows」。 https://global.canon/ja/technology/s_labo/light/001/02.html https://www.weather.gov/fgz/Rainbow (太陽光が雨粒に入射する際に屈折し、波長ごとの屈折率の違いにより分散すること、雨粒内部で反射し出る際に再度屈折すること、無数の雨粒それぞれから届く1色ずつの光が重なって虹として見えることは両出典による)
- フリー百科事典『ウィキペディア』「虹」、Stanford Encyclopedia of Philosophy「Descartes' Method」。 https://ja.wikipedia.org/wiki/虹 https://plato.stanford.edu/entries/descartes-method/ (1637年、ルネ・デカルトが『方法序説』所収の「気象学」の中で、水を満たした丸い透明なフラスコを用いた実験により、虹が太陽と反対側およそ42度の位置に見えることを計算し実験で確かめたこと、色の違いを光の粒子の回転速度の違いによって説明しようと試みたことは両出典による)
- フリー百科事典『ウィキペディア』「虹」、The Newton Project「Opticks」解説。 https://ja.wikipedia.org/wiki/虹 https://www.newtonproject.ox.ac.uk/view/texts/normalized/OTHE00099 (ニュートンがプリズムで分散させた光を凸レンズで集めて白色光に戻す実験と、第二のプリズムを通して再合成する実験をそれぞれ行い、いずれの方法でも白色光に戻ることを示し、白色光が複数の色の光の混合であることを実証したことは両出典による)
- キヤノン「サイエンスラボ 虹はなぜできる?」、米国海洋大気庁 National Weather Service「Rainbows」。 https://global.canon/ja/technology/s_labo/light/001/02.html https://www.weather.gov/fgz/Rainbow (主虹が太陽と反対側40〜42度の位置に見えること、副虹はおよそ50〜53度の位置に見えること(1点目の出典は約53度、2点目の出典は約50度とする)、副虹は雨粒内部で光が2回反射するため主虹と色の並びが逆(外側が紫・内側が赤)になることは両出典による)
- フリー百科事典『ウィキペディア』「虹」、NASA Astronomy Picture of the Day解説。 https://ja.wikipedia.org/wiki/虹 https://apod.nasa.gov/apod/ap130327.html (虹が観測者ごとに異なる雨粒から届く光によって作られる現象であり、観測者が移動すると見える虹を作る雨粒の組み合わせも変わることは1点目の出典による。同じ場所にいる別の人も、厳密には同じ虹を見ているわけではないことは2点目の出典による)
なおした ところ
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