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ここにあるのは、だれかが実際に調べ、考え、作ってきたことを集めたメモです。気になったら、ページの下の「参考にした情報源」から、もとの本や記事、それを生み出した人たちに、直接ふれてみてください。このメモには書ききれないおもしろさが、そこにあります。

ランキングの 「すいていはんばいすう」は、どうやって 数を 出すの?

ランキングの「推定販売数」は、なぜ全部の店を数えないのか ── 報告する店が5%前後だった米国の例

ランキングの「推定販売数」はどう作られ、どんなときにずれるのか ── オリコン・SoundScan・ゲーム売上の場合

分野:技術

CDや 本や ゲームの ランキングには、「すいてい」と 書かれた 数が あります。日本中の 店を ぜんぶ 数えた わけでは ない ようです。

では、どうやって 日本中の 数を 出すのでしょう。むかしの 電話の 方ほうから、バーコードの 今まで、たどって みると 分かります。

CDや本、ゲームのランキングに出てくる「推定販売数」は、日本中の店を残らず数えた数ではありません。数えるのは、協力してくれる一部の店だけで、そこから全国の数を見積もっています。

では、その見積もりはどう作られ、どんなときにずれるのでしょうか。米国では、売上を報告する独立系レコード店が、全体の5%前後しかなかったこともあります。電話とメモの時代、バーコードの時代、そしてこの米国の例を通して、推定の考え方が分かります。

ランキングの「推定販売数」は、全店の売上を合計した数ではない。オリコンは約1.7万店の協力店の売上から全国の推定売上を出し[2]、米国では独立系レコード店の報告が、推定約1,400店のうち約72店だったと報じられた[8]。

一部から全体を見積もる方法は、どこまで正しく、どんなときにずれるのか。このメモでは、電話とメモの創業期、バーコード(POS)への移行、標本が小さいときの弱点、ダウンロード販売という数えにくさの順に、公開資料から読み取れることが分かる。

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1. なぜ 「すいてい」と 書くの?

1. 「1位」の数字は、全部の店を数えた数ではない

1. 全数調査と標本調査 ── 協力店の売上から全国を見積もる

日本中の 店を、ぜんぶ 数えるのは 大へんです。店の 数も 多く、毎週 かわります。

そこで、いくつかの 店に きょうりょくして もらい、その 売上から 全体を 見つもります。これが 「すいてい」です。

クラスの 人ぜんいんに すきな 色を 聞かなくても、10人に 聞けば おおよその ようすが つかめる、と いう 考え方に にています。ただし ほんとうは、聞く 人が かたよると、ずれて しまいます。

オリコンは、1万7千 ほどの 店の 売上を 集めて、日本中の 数を 見つもって います[2]。

クラス全員に好きな色を聞かなくても、20人に聞けば、だいたいの傾向は見えます。統計では、対象の一部を調べて全体を推し量る方法を標本調査といいます。全員を調べる全数調査では標本による誤差は出ませんが、費用と手間がかかります(数え間違いなどは別に起こりえます)。標本調査は手軽ですが、選び方が偏ると誤差が出ます[1]。

ランキングの推定販売数も、この考え方です。オリコンは、CDショップ、レンタル店、百貨店や総合スーパー、コンビニ、ネット流通など、約1万7千店(17,308店。取得時点の数で、年によって変わります)の協力店の売上を集め、それをもとに全国の推定売上を出しています[2]。

ただし、協力店をどう選び、どんな重みをつけるかの細かい式は、公式ページで読める範囲では公開されていません。この記事も、そこには踏みこみません。

では、この方式は最初からあったのでしょうか。オリコンの初期には、いまとはずいぶん違うやり方がありました。

標本調査は、調査対象の一部を調べて全体を推定する方法だ。全数調査は誤差が出ない代わりに費用と手間がかかり、標本調査は標本誤差が避けられないため、偏りのない選び方が要る[1]。ランキングの数字が「推定」と断られるのは、売上のように毎週動く数を、全店分そのまま集めることが現実的でないからだ。

オリコンの場合、CDショップ、レンタル店、百貨店・総合スーパー、コンビニ、ネット流通などの協力店(17,308店。取得時点の数)の売上を集計し、その数値をもとに全国の推定売上を算出している[2]。ただし、店の規模や業態ごとの重みの式は、確認できた公式ページの範囲では公開されておらず、このメモも式には触れない。

では、この方式はいつ、どんな形で始まったのか。次章では創業期の回想を読む。

2. むかしは 電話と 電たくだった

2. 月曜の朝、電話で聞いた枚数を電卓で足していた

2. 創業期の手作業 ── 電話・手書きメモ・電卓

むかしの オリコンでは、まい週 月曜日に、日本中の レコード店へ 電話を かけたと いわれます。店の 人に、売れた 数を 聞いて、手書きで メモしました。

その メモを 電たくで 足して、日本中の 数を 見つもったと いう、当時の 人の 思い出が のこって います[3]。

ほかの 会社は 「しすう」を 出して いましたが、オリコンは 売れた 「まい数」を 出したと いいます[3]。

何店に 電話したのかは、分かって いません。

オリコンの創業期を知る人の回想では、毎週月曜日に日本各地のレコード店へ電話をかけ、その店の売上枚数を手書きでメモし、電卓で計算して全国の推定値を出していた、とされています[3]。

当時は他社も順位を出していましたが、その多くは枚数ではなく「指数」でした。オリコンは、指数ではなく「推定売り上げ枚数」を出した、という点が違ったそうです[3]。

電話をした店の数や、年ごとの方式の違いは、資料からは分かりません。ただ、この時点ですでに「店から聞いた数を足し、全国へ広げる」という形ができていたことは、いまの推定販売数につながります。

では、電話は、いつまで使われたのでしょうか。米国の例で、その先を見てみます。

この方式の創業期の様子は、当時の関係者の回想が伝える。毎週月曜日に各地のレコード店へ電話し、売上枚数を手書きでメモして、電卓で計算し全国の推定値を出していた[3]。同じ時期、他社は枚数ではなく「指数」を出していたが、オリコンは「推定売り上げ枚数」を出したことが、区別点として語られる[3]。

電話先の店数や、開始年ごとの方式は資料になく、電話方式からPOSへいつ切り替わったかも、確認できた範囲では分からない。ただ、いまの推定販売数と同じく、「協力店の数から全国を推し量る」構造が、手作業の時代からあったことは読み取れる。

その延長で、集める店を増やすこと、店ごとの数え方をそろえることが、以後の課題になった。次章では、オリコンの書籍ランキングでの店の増え方を見る。

3. 店の 数が ふえると どうなる?

3. 何を、どの店で、どこまで数えるか

3. 集計対象と協力店の規模 ── JANコード・週単位の合成・書籍の店数の変化

2008年に、オリコンは 本の ランキングを はじめました。この とき 集めた 店は 1554 店で、本を 売る 店の 3わり ほどでした[4]。

2026年5月には、4092 店に なっています[5]。店の 数は、ずいぶん ふえました。

CDでは、バーコードが ついて、ねだんが 250円 いじょうの ものが 数えられます[2]。何を 数えるかも、きめられて います。

2008年4月、オリコンは書籍ランキングを始めました。当時は全国1554書店(書籍市場の約30%)の月曜〜日曜の売上を集計し、翌木曜に発表しました。全国規模の実売データにもとづく書籍ランキングとしては初、とされています[4]。

いまの書籍ランキングは、全国の書店とWEB通販の週間売上をもとに全国推定売上部数を出しており、2026年5月25日時点の対象は4,092店です[5]。集める店は、2008年の約2.6倍に増えました(4,092÷1,554)。ただし約30%は2008年当時の数字で、いまの割合ではありません。

数える範囲も決まっています。CDなどは、JANコードがついていて、税込定価250円以上の商品が対象です。集計は月曜〜日曜の週単位で、日ごとの推定売上に、週単位で報告される協力店の売上を加えて、週間の推定を出します[2]。

ここまでは、店の人が数を報告する形でした。ところが、米国では、その「聞く」しくみ自体が変わっていました。

集める店の数は、ランキングの性格を決める。オリコンの書籍ランキングは2008年4月に始まり、当時は全国1,554書店(書籍市場の約30%)の月〜日の売上を集計して、翌木曜に発表した。全国規模の実売データにもとづく書籍ランキングとしては初とされた[4]。一方、2026年5月25日時点の対象は4,092店で、全国の書店とWEB通販の週間売上から全国推定売上部数を出している[5]。店数は約2.6倍(4,092÷1,554)だが、約30%は2008年当時の値で、現在の割合ではない。

何を数えるかも決められている。CDなどの集計対象は、JANコード付きで税込定価250円以上の商品だ。週間の推定売上は、日ごとの推定売上に、週単位で報告される協力店の売上を加えて出す[2]。店から届く数が、日次と週次の二本立てである点が、電話とメモの時代との違いだ。

では、店の報告の形そのものが変わると、何が変わるのか。次章では、米国のバーコード方式を読む。

4. バーコードで 売れた 数を 数えるように なった

4. 米国のBillboardは、電話調査をやめてレジの記録を集めるようになった

4. Billboardの電話調査から、SoundScanのPOS集計へ(1991年)

アメリカでは、1991年3月に、レジの バーコードで 売れた 数を 集める しくみが はじまりました[6]。「サウンドスキャン」と いいます。

それまでは、ざっしが 店に 電話して、売れた 数を 聞いて いました。聞きちがいや、数を ごまかす ことも あったと いわれて います[6]。

バーコードなら、人が 言った 数では なく、レジの きろくを 使えます。ただし、ぜんぶの 店が 入る わけでは ないので、やはり 「すいてい」です。

米国では、1991年3月1日にNielsen SoundScanが売上の追跡を始めました。それまで音楽雑誌のBillboardは、全米の店に電話して売上を聞く方式で、聞き取りの誤りや、数字を盛る余地が大きかったと説明されています。SoundScan方式で作った最初のBillboard 200は、1991年5月25日号です[6]。

SoundScanは、全米約1万4千の小売拠点(取得時点)のPOS(レジで読み取るバーコードの記録)から、商品コードと販売数量を週ごとに集めます。人の申告ではなく、レジが読んだ数が元になります[6][7]。

ただし、全店が参加するわけではないので、参加していない店の分は、統計的な重みづけで、業界全体の売上を推定します[6]。バーコードにしても、「一部から全体を推し量る」ことに変わりはありません。

では、参加している店が、ごく一部だったら、どうなるのでしょうか。

米国でBillboardは、SoundScan導入前、全米の店に電話して売上を聞く方式で、誤りや不正の余地が大きかった。1991年3月1日にNielsen SoundScanが追跡を始め、SoundScan方式の最初のBillboard 200は1991年5月25日号だ[6]。

SoundScanは、全米約14,000の小売拠点(取得時点)のPOSから、UPCと販売数量を週ごとに集める[6]。全店が参加するわけではないため、統計的な重みづけで業界全体の売上を推定する[6]。ただし店数は取得時点の数で、Luminateの公式ページには店数の記載はない[7]。

POSにより、申告から記録へと材料は変わったが、標本から全体を見積もる構造は残る。その見積もりが、標本の小ささでどう揺れるかは、次章の例が示す。

5. 小さな 店が すこししか いないと?

5. 報告する店が全体の5%前後だったとき

5. 重みづけの限界 ── 独立系レコード店の標本と、2023年12月の方式変更

アメリカには、小さな 音楽の 店が 1400 店 ほど あると いわれます。ところが、売上を 知らせて いたのは、70 店 ほど、20店に 1店 ほど、およそ 5パーセントでした[8]。

その 少ない 店の 数から、ぜんぶの 小さな 店の 数を、見つもって いました。

2023年12月から、見つもるのを やめて、知らされた 数を そのまま 使う 形に かえました[8]。

小さな 店の 人は、それだと CDや レコードの 数が 少なく 出すぎると 言っています。ただし これは 店の がわの 考えで、ちがう 見方も あります[8]。

米国のLuminate(旧Nielsen SoundScan)は、独立系レコード店の実売を、約70アカウント・約140店舗のデータを重みづけして、約1,500〜2,000店の全体に推定していた、と報じられました[8]。別の報道では、独立系店は約1,400店のうち約72店だけが報告している、とされています。約72店を約1,400店で割ると約5%で、店数の見積もりが大きい方なら、それより小さくなります[8]。

報告した店が全体の5%前後だと、その店の売れ方が、そのまま全体の見積もりに大きく響きます。2023年12月29日から、Luminateは推定をやめて、報告された実売をそのまま反映する方式に変えました[8]。

この変更を受けて、独立系店の側は、直接方式にすると、物理盤(CDやレコード)の売上が大きく少なく出る、と主張しました。ただし、これは店の側の主張で、Luminateは別の見方を示しています[8]。どちらが正しいかは、この記事の資料だけでは決められません。

小さな標本から大きな全体を見積もるには、その重みの決め方が結果を左右します。では、数え方そのものがむずかしいものはどうでしょうか。

米国の独立系レコード店の推定は、標本の小ささが問題になった例だ。Luminate(旧Nielsen SoundScan)は、約70アカウント・約140店舗のデータを重みづけして、約1,500〜2,000店の全体に推定していた[8]。別の記事は、推定約1,400店のうち約72店が報告する状況で、報告店は「5%未満」だと伝える[8]。72÷1,400の計算では約5.1%で、記事の表現とわずかに差がある。店数が1,400〜2,000と幅を持つのは資料により数え方が異なるためで、72÷2,000なら3.6%になる。いずれにせよ、報告店は全体の5%前後かそれ以下だ。

報告が少ない層では、報告店の傾向が推定全体を大きく動かす。Luminateは2023年12月29日から推定をやめ、報告された実売をそのまま反映する方式に変えた[8]。

これに対して独立系店側は、直接方式では物理盤の売上が大きく少なく出る(「95%少なく」とする主張)と訴えた。これは店側の主張であり、Luminateは別の見方を示している[8]。重みづけが良かったか悪かったかを、この資料だけで判定することはできない。

ここまで、店に置かれた商品の数え方を見てきた。店を通らない販売は、どう数えられるのか。

6. ゲームの 「すいてい」は どう ちがう?

6. ゲームの推定販売数には、数えにくいものがある

6. ゲーム売上の推定 ── ダウンロード販売の扱いと「出荷」との違い

ゲームの 売れた 数も 「すいてい」と して 発表されます。日本中の 大きな 店や、小さな ゲーム店、ネットの 店から 数を 集めて います[9]。

ゲーム会社が 自分で 売る ダウンロードは、外の 会社が 見に くいと されます[9]。

また、会社が 「出した 数」と、お客さんに 「売れた 数」は ちがいます。売れた 数の ほうを 出す 人は、この ちがいを はっきり 分けています[10]。

日本のゲームのランキングは、ファミ通もMedia Createも「推定販売数」として発表されます。Media Createは、全国の大手チェーン、量販店、家電量販店、小さなゲーム店、ネット通販の一部などから売上を集めて、週ごとの推定を出す、と説明されています[9]。どの程度の割合の店を集めているかは、公式には公表されていません。

ダウンロード販売は、任天堂やソニーなどの会社が自分で運営しているため、外部の調査会社が直接は追いにくい、とされます。ただしファミ通の推定販売数には、パッケージのほかに、ダウンロードカードや、本体に最初から入っているソフトを合わせた数が含まれています[9]。

もう一つ、区別しておきたい言葉があります。民間の推定サイトVGChartzは、自分たちの推定は「消費者に売れた数(sell-through)」で、メーカーが公表する「出荷数(shipment)」とは別だ、と説明しています。店の売上から地域全体へ広げ、メーカーの公式の数などと突き合わせて修正するとしています(誤差10%以内という目安は、ハードウェアの推定についての説明です)。ただしこれは公式の統計ではありません[10]。

数の出どころが違えば、同じソフトでも数が変わりえます。では、ランキングを見るとき、何に目を向けるとよいのでしょうか。

日本のゲームランキング(ファミ通、Media Create)は、どちらも推定販売数として発表される。Media Createは、大手チェーン、量販店、家電量販店、小さなゲーム店、ネット通販の一部から週ごとに集める[9]。カバー率と拡大の式は公式には公表されておらず、二次資料にある数字は断定しない。

ダウンロード販売は、任天堂・ソニー・マイクロソフトなどが自前で運営しているため、外部の調査会社は直接追えないとされる。他方、ファミ通の推定販売数は、パッケージに、ダウンロードカードと本体プリインストール版を合算した数を含む[9]。何を含めるかは、ランキングごとに違いうる。

数の意味を分けて考えることも要る。VGChartzは、店の売上を標本として地域全体へ拡大し、メーカーの公式出荷数などと定期的に突き合わせて修正する。推定は消費者への販売数(sell-through)で、メーカー公表の出荷数(shipment)とは別物だと区別する。誤差10%以内という目安は、ハードウェア推定に限った説明だ[10]。ただし民間の推定サイトで、公式統計ではない。

「推定」と付く数は、何を、どの店で、どこまで数えたかで意味が変わる。その見方が、ランキングとの付き合い方につながる。

7. 一ぶを 数えて、ぜんぶを 見つもろう

7. 本棚で「推定」を試し、答え合わせをする

7. 出口 ── 本棚で標本調査を試す/推定の断り書きを探す

おうちの 本だなで、「すいてい」を ためして みましょう。

まず、本だなの 1だんに 入って いる 本を 数えます。つぎに、だんの 数を かけて、ぜんぶで 何さつか 見つもります。それから、ぜんぶ 数えて、こたえ合わせを します。

1だん目が えほんばかりだったら、ずれるかも しれません。どの だんを 数えるかで、こたえが かわる ことを、たしかめて みましょう。

家の本棚で、標本調査を試してみましょう。まず、1段に入っている本の冊数を数えます。その冊数に段の数をかけて、全部で何冊かを見積もります。それから、全部を数えて、答え合わせをします。

次に、別の段を選んで、もう一度やってみます。絵本ばかりの段と、厚い本ばかりの段では、見積もりがどれくらい変わるでしょうか。どの段を選ぶかで結果が変わることが、標本の選び方が大事な理由です。

もっと読みたくなったら、オリコンの集計についてのページ[2]や、総務省統計局の解説[1]を開くと、「推定」と書かれる理由が読めます。ランキングの発表ページで、「推定」の文字と、どの店を数えたかの説明を探すのもおすすめです。

本棚をひっくり返すときは、重い本を高いところから下ろさないなど、けがに気をつけてください。

標本調査を体験するなら、家の本棚で1段の冊数を数え、段の数をかけて総冊数を見積もり、全部を数えて答え合わせをするとよい。段を変えて繰り返し、絵本の多い段と厚い本の多い段で見積もりがどれだけ変わるかを見れば、標本の選び方で結果が動くことが分かる。重い本の上げ下ろしには気をつける。

資料を読むなら、集計の対象と方法はオリコンの公式ページ[2]、標本調査の基本は総務省統計局[1]、米国の店数や方式変更の経緯はHypebotの記事[8]が読める(英語)。ゲームのダウンロードの扱いや、推定と出荷の違いは、Siliconera[9]とVGChartzの説明[10]が手がかりになる。それぞれ、店数などは取得時点の数であることに注意して読むとよい。

しらべた もとの じょうほう

参考にした情報源

参考にした情報源と、その使い方

出典について:統計の解説、オリコンの公式ページ、報道記事、米国の業界紙、ゲーム市場の解説記事を使った。店数などは取得時点の数で、年によって変わる。何に使ったかは、それぞれの項目の最後に書いている。

  1. 総務省統計局 なるほど統計学園「全数調査と標本調査」。https://www.stat.go.jp/naruhodo/7_shurui/zensu.html (標本調査と全数調査の違いについて)
  2. ORICON MUSIC「ランキング集計について」。https://www.oricon.co.jp/rank/about/ (協力店数と全国推定売上の出し方、集計対象について)
  3. 現代ビジネス「『オリコン1位』はなぜ巨大な影響力を持つのか」。https://gendai.media/articles/-/54133 (創業期の電話と手書きメモの回想について。報道)
  4. ITmedia「書籍でも『オリコンランキング』 実売データを集計」(2008年)。https://www.itmedia.co.jp/news/article/0804/03/1080403122/ (書籍ランキング開始時の店数について。報道)
  5. 公募ガイド(ORICON NEWSの内容を紹介)。https://koubo.jp/article/83640 (書籍ランキングの現在の対象店数について。報道)
  6. SoundScan(Wikipedia、英語)。https://en.wikipedia.org/wiki/SoundScan (米国のBillboardの電話調査からPOS集計への変化について。二次資料)
  7. Luminate 公式サイト。https://luminatedata.com/about/ (POSにもとづく集計であることについて)
  8. Hypebot「Chart data collection change will under-report physical sales by 95%, say indie music stores」。https://www.hypebot.com/chart-data-collection-change-will-under-report-physical-sales-by-95-say-indie-music-stores/ (独立系レコード店の推定と2023年の方式変更について。報道、英語)
  9. Siliconera「Where Does Videogame Sales Data Come From?」。https://www.siliconera.com/videogame-sales-data-come/ (日本のゲーム売上の集め方とダウンロード販売の扱いについて。報道、英語)
  10. VGChartz Methodology。https://www.vgchartz.com/methodology.php (推定と出荷の区別について。民間サイトの説明、英語)

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