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ここにあるのは、だれかが実際に調べ、考え、作ってきたことを集めたメモです。気になったら、ページの下の「参考にした情報源」から、もとの本や記事、それを生み出した人たちに、直接ふれてみてください。このメモには書ききれないおもしろさが、そこにあります。

漫画家まんがかさんは、さいしょに なにを かいて いるの?

漫画家は、いちばん最初に何を描いているのか

漫画家は最初に何を描き、毎週のページをどう仕上げているのか

分野:歴史・文化

まんがを かく ひとが さいしょに つくるのは、きれいな えでは ありません。かおも かんたんで いい「ネーム」という ものです。では、そんな ラフな ものを、なぜ さきに つくるのでしょうか。この きじを よむと、ネームから かんせいまでの ながれと、かいた あとの げんがが どうなるかが わかります。

2021年、週刊少年マガジンで連載されていた27作品のうち、完全にアナログで描かれていたのは3作品でした。漫画を描く人が最初に作るのは、きれいに仕上がった絵ではありません。「ネーム」と呼ばれる、顔は簡単に描くだけでよい、絵コンテのようなものです。では、そんなラフなものを先に作る意味は、どこにあるのでしょうか。この記事では、ネームから仕上げまでの流れ、アシスタントとの分担、紙からデジタルへの変化、描き終えた原画の行き先が分かります。

漫画家が最初に取りかかるのは、完成原稿ではなく「ネーム」だ。コマ割りとセリフを入れた絵コンテのようなもので、顔は簡単に描く程度でよいとされる。仕上がりから遠いその段階を、なぜ先に作るのか。ネーム、ペン入れ、仕上げ、アシスタントとの分担、デジタル化、そして原画の保存まで、制作の流れの理由と条件が分かる。

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1. さいしょに かくのは、えでは ないの?

1. 最初に描くのは、きれいな絵ではなくネーム

1. 完成原稿より先に、ネームとプロットがある

まんがを かく ひとは、まっしろな かみに、いきなり ていねいな えを かきはじめる わけでは ありません。さいしょに つくるのは「ネーム」です。

ネームは、コマを わけて、ラフな えと セリフを いれた、絵えコンテのような ものです。かおは かんたんで よくて、ほんばんの えでは ありません。だから、おかしいと おもったら、なんども かきなおせます。

ネームの まえには「プロット」を つくります。おはなし ぜんたいの ながれを、みじかく かいた メモです。たびに でかける まえの よていひょうに にています。ただし ほんとうの ネームには、コマの わけかたと セリフまで はいります。

では、ネームが できたら、つぎは なにを するのでしょうか。

漫画の制作というと、机に向かって絵を描く姿を思い浮かべる人が多いかもしれません。ところが、いちばん最初の作業は、仕上げの絵ではありません。

まず「プロット」を作ります。話全体の流れを、短い箇条書きにしたものです。その後に描くのがネームで、コマ割りをしてラフを描き、セリフも入れた絵コンテのようなものと説明されています[2]。本番の原稿ではないので、顔は簡単に描く程度でかまいません。

ここで決めるのは、どのコマに何を入れ、誰がどの順にしゃべるかです。絵の細かさより先に、話の組み立てを動かしてみる段階だといえます。描き直しが軽いので、うまく進まなければ、ここで何度でもやり直せます。

制作の大きな流れは、ネーム、下絵(下書き)、ペン入れ、仕上げの順だと説明されます。アナログでもデジタルでも、この流れ自体は変わらないとされています[1]。では、ネームの次の下絵やペン入れでは、何が行われるのでしょうか。

漫画づくりは絵から始まるものと思われがちだが、解説では最初の作業はプロットだとされる。プロットは、話全体の流れを箇条書きにしたものだ。その後に描くのがネームで、コマ割りをしてラフを描き、セリフも入れた絵コンテのようなものと説明されている[2]。本番の原稿ではないため、顔は簡単に描く程度でよい。

この順序には理由が考えられる。コマ割りとセリフを先に決めておけば、話の組み立てを、描き込みの手間をかけずに何度も動かせるからだ。ペンで仕上げた絵を後から描き直すよりも、ラフの段階で直すほうが負担は小さい。ただし、これは工程の性質からの推測であり、個々の漫画家が実際にどう使い分けているかは人によって違う。

制作全体は、ネーム、下絵、ペン入れ、仕上げ(ベタ、トーン貼り、ホワイトなど)の順に進むと整理されており、アナログでもデジタルでも流れ自体は変わらない[1]。なお、ここでいう下書きは、本番用の紙に鉛筆などで描く下絵のことで、表情やセリフを決める作業を含む[2]。ネームが「設計の段階」だとすれば、ここからが「紙の上に形にする段階」になる。

2. まいしゅうの まんがは、なんページ あるの?

2. 1話およそ19ページで、動きと話を同時に見せる

2. 週刊連載の1話は約19ページ ── 動きを見せながら話も進める条件

まいしゅう のる まんがは、1わが 19ページぐらいだと いう まんが家さんの おはなしが あります。ぜんぶの ざっしが おなじ ページ数では ありません。

この 19ページで、おはなしを すすめながら、キャラクターの うごきも みせなければ なりません。アニメのように えが うごく わけでは ないので、1まいごとの えを つなげて、うごいて いるように かんじさせます。

ネームで コマを わけるのは、この ためでもあります。うごきの いちばん おおきな ばめんを、どの コマに いれるか、さきに かんがえておけるからです。

では、その ネームは、どうやって ほんばんの えに なって いくのでしょうか。

週刊誌に載る漫画は、1話あたりおよそ19ページだと、あるフィギュアスケート漫画の作者が語っています[3]。「だいたい」であって、全誌共通の決まりではありません。

その19ページの中で、話を進めながら、動きも連続して見せなければならない。作者はそこに難しさがあると述べています。漫画は1枚ずつの絵なので、アニメのように絵が動くわけではありません。コマの並べ方と大きさで、動きの流れを読者に感じてもらうことになります。

新人賞の原稿規定にも、制作の条件が出てきます。2017年のある新人賞の募集要項の例では、B4の紙に、基本の内枠が縦27cm、横18cmになるように描くこと、ストーリー漫画は50ページ以内が望ましいことが示されていました[6]。これは投稿用の決まりで、今の全雑誌共通の規格とは限りません。

縦27cmを横18cmで割ると1.5になります。枠は、縦が横の1.5倍の長方形です。この大きな枠に、ネームで決めたコマを描き込んでいくことになります。

週刊連載の1話は何ページか。あるフィギュアスケート漫画の作者は、およそ19ページと述べている[3]。「だいたい」と断っている数字であり、全誌共通の規則ではない。

ここで作者が強調するのは、この限られたページ数の中で、動きを連続して見せつつ、話も進めなければならないという点だ。漫画の絵は静止画であり、動きは、コマの並べ方、大きさ、視線の流れで読者に補ってもらうしかない。ネーム段階でコマ割りを決める意味は、この条件に照らすと理解しやすい。動きの山場をどのコマに置くかを、描き込みの前に考えておけるからだ。ただし、これは1人の作者の談話と工程の性質から導いた説明であり、すべての漫画家に当てはまるわけではない。

原稿の寸法にも条件がある。2017年のある新人賞の募集要項の例では、B4の紙に基本の内枠が縦27cm×横18cmになるよう描くことが求められ、ストーリー漫画は50ページ以内が好ましいとされ、アナログ原稿とデータ原稿の両方が受け付けられていた[6]。投稿用の基準であり、雑誌ごとに、また年によって異なりうる。内枠の縦横比は27÷18=1.5、つまり縦が横の1.5倍(3対2)だ。この枠にコマが収まるよう、ネームの段階から割り付けを考えることになる。

こうして形が決まったネームを、実際の原稿に起こす作業が、次の工程である。

3. したがきの せんを、どう ひとつに するの?

3. 下書きの線を1本に決める、ペン入れ

3. 下絵からペン入れへ ── 線を1本に決める作業

ネームの つぎは、ほんばんの かみに 鉛筆えんぴつで したがきを します。ここで かおの ひょうじょうや セリフを きめます。

したがきには、まよいの せんが たくさん のこります。どの せんが いちばん よいかを えらんで、ペンで かさねて いく ことを「ペンいれ」と いいます。

ペンいれが おわると、くろく ぬる ところや、もようを つける ところを しあげて、はじめて かんせいです。

ここまでを ぜんぶ ひとりで やるのでしょうか。

紙で描く場合、ネームの次は、本番と同じ紙に、鉛筆などで下書きを描きます。この段階で、表情やセリフを決めていきます。

下書きには、迷った線や描き込んだ線が重なって残ります。ペン入れは、その中から線を1本に決めていく作業だと説明されています[2]。鉛筆の線は薄く、迷いを含んでいますが、ペンの線は一度引くと残ります。だから、決めるという言葉が使われるのでしょう。

ペン入れの後で、ベタ(黒く塗りつぶす)、トーン(色や柄をつけるための貼りもの)、ホワイト(修正)などの仕上げをして、完成原稿になります[1]。

ネームの段階では顔は簡単でよかったのに、ここでは線の1本1本に責任が出てきます。作業量が一気に増えるのが、この段階です。では、毎週の締め切りに、1人で間に合わせているのでしょうか。

ネームが固まると、紙で描く場合は、本番用の紙に鉛筆などで下書きをする。表情やセリフを決める段階であり、描き込みや修正の線が重なる[2]。ペン入れは、その下書きの線を1本に決めていく作業だ。そのあとで色や柄(トーンなど)をつけて完成させる。

順番が逆にならないのには理由がある。ペンの線は、鉛筆のようには消せない。迷いが残る段階でペンを入れると、修正の手間が増えるからだ(これも工程の性質からの推測である)。鉛筆の段階で線を決め切り、それをペンでなぞって固定する。仕上げは、ベタ、トーン貼り、ホワイトなどの作業で、白と黒、柄のバランスを整える工程にあたる[1]。

ここで、作業の量が一気に増える。ネームはコマ割りとセリフが中心で、顔も簡単でよかった。ペン入れと仕上げでは、人物から背景、効果線までを1枚ずつ仕上げなければならない。この作業を週刊のペースで続けるには、どうしているのか。

4. まんが家さんは、ひとりで ぜんぶ かくの?

4. 漫画家は1人で全部を描くのか ── アシスタントとチーム

4. 1人で描き切るのか、チームで進めるのか ── ストーリーと作画の分担

まんがの しごとは、おおきく ふたつに わけられます。おはなしを つくる ネームづくりと、えを しあげる さくがです。

ぜんぶを ひとりで やる ひとも いれば、わけて やる ひとも います。にんきの ある まんがでは、スタッフが チームを くんで すすめる こともあります。

てつだう ひとは「アシスタント」と よばれます。ペンいれ、くろく ぬる しごと、ホワイトで なおす しごと、トーンを はる しごと、うごきを しめす せんを かく しごとなどを します。まんが家に よっては、したがきや アイデアだしを たのむ ことも あるそうです。

しめきりが ちかいときは、編集者へんしゅうしゃが スケジュールを ととのえる ことも あります。

では、いまの まんがは、いまも ぜんぶ かみと ペンで かいて いるのでしょうか。

漫画の仕事は、大きくストーリーの制作(ネームづくり)と作画に分かれます。1人で全部を行う人もいれば、分担する人もいます。人気作では、スタッフでチームを組んで進めることもあります[5]。

アシスタントが受けもつのは、ペン入れやベタ塗り、ホワイト、消しゴム、トーン貼り、効果線といった作業です。背景や効果線を入れる作業が中心です。漫画家によっては、下書きやアイデア出し、服のデザインを頼むこともあります[4]。

ネームづくりは漫画家の仕事、仕上げの作業はチーム、というように、分け方は作品や人によって変わります。同じ「漫画家」でも、1人で最後まで描く人もいれば、指示を出してチームをまとめる人もいる、ということです。

締め切りと向き合いながら進める中で、編集者がスケジュールを調整する場合もある、と職業の解説にはあります[5]。工程が多く、時間は限られているため、仕事の中身は、描くことだけではありません。段取りを整える力も必要になります。

漫画の仕事は、大きく、ストーリーの制作(ネームづくり)と作画に分けられる。1人で全部をこなす人もいれば、分担する人もいる。人気作ではスタッフがチームを組むこともあり、締め切りと戦いながら、編集者がスケジュールを調整する場合もある[5]。

チームの中でアシスタントが担う仕事は、ペン入れ、ベタ塗り、ホワイト、消しゴムがけ、トーン貼り、効果線などで、中心は背景や効果線を入れる作業だ。漫画家によっては、下書き、アイデア出し、服のデザインまで頼むという[4]。つまり、頼む範囲は一律ではない。

先ほどの19ページの条件では、分担が制作を助ける場合もある。たとえば仕上げを頼めば、ネームに時間を使いやすくなる。ただし、これは筆者の見立てであり、資料が分業の理由をそう述べているわけではない。

確かなのは、分業の形が作品ごとに違い、全部を自分で描く人もいるという点だ。「漫画家」とひとことでいっても、働き方は一通りではない。では、その作業の道具はどう変わっているのか。

5. いまの まんがは、いまも かみに かいて いるの?

5. 2021年の週刊少年マガジンでは、完全アナログは27作品中3作品

5. 紙からデジタルへ ── 連載27作品中、完全アナログは3作品という数字

2021ねんに、あるまんがざっしで れんさいされていた 27さくひんを しらべた ひとが います。そのうち、ぜんぶ かみと ペンで かいていたのは、3さくひんだけでした。

のこりは、パソコンや タブレットも つかっていると いう ことです。2つを あわせて つかう ひとも いて、かおや からだの せんは ペンで かき、しあげを デジタルで する ひとも ふえているそうです。

ただし、これは 1つの ざっしの、この ときの かずです。ぜんぶの まんがが こうだと いう わけでは ありません。

デジタルに なっても、ネーム、したがき、ペンいれ、しあげという ながれは かわりません。

2021年、週刊少年マガジンで連載されていた27作品のうち、完全にアナログで描かれていたのは3作品だったと、漫画家の赤松健さんがSNSで明らかにしました。作品名は『はじめの一歩』『炎炎ノ消防隊』『黙示録の四騎士』と伝えられています[7]。

27から3を引くと24。割合にすると、完全アナログでない作品が約89%(24/27)、完全アナログが約11%(3/27)です。ただし、これは2021年の1つの雑誌の数字で、業界全体の割合ではありません。

デジタルといっても、全部をパソコンで描くとは限りません。人物の主線は紙の上でペンで描き、仕上げをデジタルで行う作家も増えている、と報じられています[7]。

道具が変わっても、ネーム、下絵、ペン入れ、仕上げという流れは変わりません[1]。変わったのは線を引く道具で、順番ではないのです。では、描き終えた紙の原稿は、その後どうなるのでしょうか。

2021年、週刊少年マガジンの連載27作品のうち、完全アナログは3作品(『はじめの一歩』『炎炎ノ消防隊』『黙示録の四騎士』)のみだったことが、漫画家の赤松健氏の投稿で明らかになった[7]。27−3=24で、27作品のうち24作品は、どこかの工程でデジタルを使っていた。約89%(24/27)にあたる。「完全アナログでない」とは、一部にでもデジタル作業を使う作品のことであり、全工程がデジタルという意味ではない。

実際、報道によれば、人物などの主線だけをペンで引き、仕上げはデジタルで処理する作家が増えて、すべてを紙で描く作家は少数派になったという[7]。紙の味わいと、修正のしやすさを組み合わせる使い方だ。この数字は2021年の1誌の例であり、漫画業界全体の割合を示すものではない。

注目したいのは、道具が変わっても工程の順序が変わらない点だ。ネーム、下絵、ペン入れ、仕上げの流れは、アナログでもデジタルでも同じとされる[1]。一方、いまも紙で描く人の原稿は、完成した後も1枚の物として手元に残る。その紙の原稿は、どこへ行くのか。

6. かきおわった げんがは、どこに のこすの?

6. 描き終えた原画を、文化庁が預かっている

6. 原画の保存 ── 紙とフィルムが同じ原稿に混ざる難しさ

かみで かいた まんがの げんがは、ざっしに のったあとも、のこって います。でも、さくしゃや、その かぞくが、しまっておく ばしょに こまることも あります。

そこで、文化庁ぶんかちょうは、さくしゃの げんがを あずかる とりくみを して います。2025ねんの 12がつの ほうどうはっぴょうでは、39にんの さくしゃから、50まんまい いじょうを あずかって いると つたえられました。

げんがを のこすのは、かんたんでは ありません。トーンは フィルムのような ものに できて いて、かみとは いたみかたが ちがうからです。ぶんかちょうの ひとは、どう のこすかを よく かんがえる ひつようが あると せつめいして います。

ネームから げんがまで、まんがの しごとを みて きました。つぎは、じぶんで すこし ためして みませんか。

描き終えた原稿は、雑誌に載った後も、「原画」として残ります。ところが、作家や遺族が保管に困る場合があります。

そうした場合に備えて、文化庁は、作家から原画を預かる取り組みをしています。2025年12月の報道発表では、39名の作家からマンガ原画50万点以上を預かっていると伝えられています。預かった原画の管理は、一般社団法人マンガアーカイブ機構に委託されています[8]。

原画を残すのが難しい理由として、文化庁の関係者は、フィルム状のスクリーントーンを貼った紙の原画では、フィルムと紙で劣化する条件が違うため、適切な保存方法を検討する必要があると説明しています[9]。仕上げで貼ったトーンが、保存のときには課題になるのです。

描くときは時間との競争でも、描き終えた原稿は、そのまま残すことを考えられる対象になっています。ネームから原画の保存まで、漫画は描き始めてから、紙の原稿をどう残すか考えるところまで続いています。

描き終えた紙の原稿は、雑誌に載った後も「原画」として残る。しかし、作家や遺族が保管に困る場合がある。そこで文化庁は、2025年12月の発表で、39名の作家からマンガ原画50万点以上を預かっているとした。委託先は一般社団法人マンガアーカイブ機構である[8]。

原画の保存が難しい理由について、文化庁の関係者は、フィルム状のスクリーントーンを貼った紙の原画では、フィルムと紙で劣化の条件が異なるため、適切な保存方法を検討する必要があると説明している[9](英語の報道による)。第5章で見たように、主線をペンで描いて仕上げをデジタルで行う作家が増えている。今後は、紙の原画とデジタルデータが混在する形で作品が残る場合もありそうだ。この点は筆者の考察であり、資料が断言しているわけではない。

ここまで、ネームから原画までを追ってきた。最初に描くものが完成した絵でないこと、制作が分業で成り立つこと、紙とデジタルが共存していること、そして描き終えた原稿が文化的な資料として扱われることだ。これらを手がかりにすれば、好きな漫画を、これまでとは違う視点で読めるはずだ。

7. 4コマの ネームを かいて みよう

7. 好きな場面を、4コマのネームにしてみる

7. ネームを自分で試す方法と、資料の探し方

かみと えんぴつを じゅんびして みましょう。かおは、まるに 2つの てんで だいじょうぶです。

まず、すきな おはなしを 1つ えらびます。つぎに、かみに 4つの わくを かいて、1つ めから じゅんに、コマを うめます。したに、はなす ことばを かきます。

わくは たてが よこの 1.5ばいに すると、ほんものの げんこうの かたちに ちかく なります。たとえば たて 12センチ、よこ 8センチです。

できあがったら、いちど よみかえして、ひとつ めの コマと さいごの コマだけでも はなしが つながるか、かんがえて みましょう。えんぴつなので、まちがえたら けして なおせます。

今日できること

紙と鉛筆を用意して、好きな場面を4コマのネームにしてみましょう。顔は丸と点で十分です。まず4つの枠を描き、各コマの下にセリフを書きます。

枠は、縦を横の1.5倍にすると、新人賞の原稿の内枠と同じ比になります。たとえば縦12cm、横8cmです。描き終えたら、1コマ目と4コマ目だけを見て、話が通じるかを確かめます。通じなければ、真ん中の2コマを描き直します。消せる鉛筆で描くので、何度でも直せます。

資料を読むなら

文化庁の報道発表には、原画保存の取り組みが書かれています[8]。原稿の描き方は、公募ガイドの解説[2]や、CLIP STUDIO TIPSの記事[1]で読めます。

ネームを試す

紙と鉛筆で、好きな場面を4コマのネームにしてみるとよい。顔は簡単でよい。縦を横の1.5倍(3対2)にして新人賞の内枠の比に合わせるなら、たとえば縦12cm、横8cmの枠をとる。1コマ目と4コマ目だけで話が通じるか、読み返して確かめ、通じなければ間の2コマを描き直す。

資料を探す

工程の説明は、公募ガイドの記事[2]、CLIP STUDIO TIPSの記事[1][4]がある。原画保存については、文化庁の報道発表[8]が一次資料だ。原画の保存に関する英語報道[9]も、文化庁側の説明を含む。

しらべた もとの じょうほう

参考にした情報源

参考にした情報源と、その使い方

工程の説明は、制作ソフトの解説記事、投稿サイトの記事、漫画家の談話、職業の解説、新人賞の募集要項、新聞報道、文化庁の報道発表を、複数突き合わせて整理した。

  1. CLIP STUDIO TIPS「漫画の描き方」 https://www.clipstudio.net/oekaki/archives/149051 (制作の基本の流れ)
  2. 公募ガイド「エッセイ漫画の基本ステップ」 https://koubo.jp/article/40461 (ネーム・下書き・ペン入れの説明)
  3. 集英社 Sportiva(漫画家インタビュー) https://sportiva.shueisha.co.jp/clm/othersports/figure/2024/02/13/post_9/?page=2 (週刊連載のページ数の談話)
  4. CLIP STUDIO TIPS「アシスタントの仕事」 https://www.clipstudio.net/oekaki/archives/149985 (アシスタントの作業内容)
  5. 東進 職業研究「漫画家」 https://www.toshin.com/mirai/joblab/job/365/ (分業とチーム制作)
  6. 集英社 第14回YOU漫画大賞 募集要項(コンペ情報サイト掲載) https://compe.japandesign.ne.jp/shueisha-you-manga-2017/ (原稿の寸法とページ数の規定の例)
  7. デイリースポーツ(2021年7月3日) https://www.daily.co.jp/gossip/subculture/2021/07/03/0014468938.shtml (完全アナログ作品の数)
  8. 文化庁 報道発表(マンガ原画展) https://www.bunka.go.jp/koho_hodo_oshirase/hodohappyo/94303501.html (原画の預かり)
  9. Tuoi Tre News(文化庁の取り組みの報道・英語) https://news.tuoitre.vn/efforts-underway-to-preserve-original-manga-drawings-103250904173356365.htm (原画保存の難しさ)

なおした ところ

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