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ここにあるのは、だれかが実際に調べ、考え、作ってきたことを集めたメモです。気になったら、ページの下の「参考にした情報源」から、もとの本や記事、それを生み出した人たちに、直接ふれてみてください。このメモには書ききれないおもしろさが、そこにあります。

青しおの 水は、じつは 青く ない?

青潮の白い海は、硫黄の粒でできている ──白い粒の正体と、北海道の白い海

青潮の乳白色 ── 硫黄コロイド粒子の生成と、東京湾の貧酸素水塊、北海道での初確認(2025年)

分野:海・釣り

青しおと いう 名前なのに、そのときの 海の 水は 青く ありません。牛乳ぎゅうにゅうを うすめた ような、白っぽい 色に 見えます。

この 白い ものは、いったい 何でしょう。海の そこの 水が 上がって くると、どうして 白く なるのでしょう。2025ねんには、北の 海の 漁港ぎょこうでも、白い 海が 見つかりました。その わけが 分かります。

青潮の海が白く見えるのは、水の中に細かい硫黄の粒ができるからです。千葉県などの資料によると、海面は乳白色や青白色に見えます。その粒は、目に見えないほど細かいものです。

その粒は、どこから来るのでしょうか。東京湾の底では何が起きていて、なぜ海岸まで上がってくるのでしょうか。2025年に北海道で見つかった白い海は、赤潮と、どう見分けられたのでしょうか。千葉県や北海道立総合研究機構(道総研)などの資料から分かります。

青潮の海は、名前ほど青くはない。千葉県・道総研・愛知県などの資料は、青潮の海面を乳白色〜青白色(愛知県は青緑色にも言及)と記述している[3][4]。着色の主役は、赤潮のようなプランクトンではなく、化学変化でできた硫黄のコロイド粒子である。

では、その粒は水中のどの物質から、どんな条件でできるのか。東京湾の底で酸素が尽きるのはなぜか。海岸まで上がってくる引き金は何か。2025年に北海道の漁港で見つかった白濁は、赤潮ではなく青潮だとどう判断されたのか。千葉県・道総研などの資料から、その道すじが分かる。

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1. 青しおの 水は、ほんとうに 青いの?

1. 青潮の水は、青くなかった

1. 名前と見た目のずれ ── 乳白色〜青白色の海面

夏から 秋に かけて、東京湾とうきょうわんの 海がんで、海の 色が ふだんと ちがって 見える ことが あります。これが 「青しお」です。

ところが、水は 青く ありません。白っぽい 色や、青みの ある 白に 見えます。牛乳ぎゅうにゅうを うすめた 色に 近い、と 思うと 分かりやすいです。ただし 本当は 牛乳ぎゅうにゅうでは なくて、水の 中に 白い つぶが 入って いるのです[5]。

赤しおは、小さな 生きものが ふえて 海の 色が かわります。青しおは ちがいます。生きものでは なく、水の 中で おきる 化学の はんのうで 色が つきます[3]。では、白い つぶは、何から できるのでしょう。

夏から秋にかけて、東京湾の海岸近くの水が、白っぽく変わることがあります。千葉県は、これを「海岸から沖合いにかけて、酸素をほとんど含まない青白い水面が広がる現象」と説明しています[5]。

名前は青潮ですが、絵の具のような青い水ではありません。資料に出てくる色は、乳白色、青白色、地域によっては青緑色です。愛知県の三河湾では、同じ現象を「苦潮(にがしお)」と呼ぶことがあります[4]。

赤潮は、プランクトンが大量に増えて海の色が変わる現象です。青潮の色は、北海道総合研究機構(道総研)の解説によると、生きものではなく化学的な要因でつきます[3]。では、白い色をつくっているのは何でしょうか。

千葉県は、青潮を「海岸から沖合いにかけて酸素をほとんど含まない青白い水面が広がる現象」と定義している[5]。千葉県の調査報告書は海面の変色を「乳青色または乳白色」と記述し[2]、道総研は「乳白色〜青白色」[3]、愛知県水産試験場は三河湾での呼び名「苦潮(にがしお)」とあわせて「青白色〜青緑色」の濁りと説明する[4]。資料ごとに言い方は少しずつ違うが、「青い水」ではない点は共通している。

着色の原因も、赤潮とは異なる。赤潮が大量のプランクトンによる着色であるのに対し、青潮は化学的要因による[3]。だとすれば、色を決めているのは水中のどの物質なのか。次章で、その生成過程をたどる。

2. 白い つぶは、何から できるの?

2. 白い粒は、酸素のない水の中で準備される

2. 硫酸イオンから硫黄コロイドへ ── 還元と酸化の二段階

海の 水には、もともと 「硫酸りゅうさんイオン」と いう、目に 見えない ものが たくさん とけて います。ふだんは、なにも おきません。

ところが、酸素さんそが ない 水の 中では、小さな 生きものの はたらきで、これが 「硫化水素りゅうかすいそ」などに かわります。

この 水が 上に あがって、空気や 海の 水の 酸素さんそに ふれると、硫黄いおうの 細かい つぶが できます。この つぶが 光を ばらまいて、海が 白く 見えます[2][3]。

水が 上がる ときには、くさった 卵たまごのような においが する ことも あります。硫化水素りゅうかすいその 一部が 空気中に 出るからです[3]。

では、海の そこの 水は、どうして 酸素さんそが なくなるのでしょう。

海水には、硫酸イオンがたくさん含まれています。酸素のない水の中では、硫酸還元菌という細菌のはたらきで、硫酸イオンが還元されて硫化物イオンになります[2]。硫化水素もその仲間です。

この水が湧昇、つまり下から湧き上がって海面近くに来ると、海水中の酸素と反応して、硫黄の粒ができます[2]。道総研の解説では、この粒は「硫黄のコロイド粒子」と呼ばれ、水に懸濁して光を強く散乱し、海面が乳白色〜青白色に見えるとされています[3]。

酸素のない水で準備されていたものが、酸素に触れた瞬間に白い粒に変わる、という二段階です。このとき硫化水素の一部が大気中に出ると、特有の腐った卵のようなにおいがします[3]。

なぜ青白く、つまり青寄りに見えるのかという光の細かい理屈は、資料では詳しく書かれていません。ここでは、粒が光を散乱して白っぽく見える、というところまでを確かめておきます。では、そもそも東京湾の底の水は、なぜ酸素を失うのでしょうか。

千葉県の図解では、生成は二段階で説明されている。まず、海水に多量に含まれる硫酸イオンが、酸素のない水中で硫酸還元菌により還元され、硫化物イオンになる。次に、その水が湧昇して大気中の酸素と反応し、イオウ(硫黄)が生じる。生じた硫黄や多硫化物イオンが光を散乱して、海面が乳青色・乳白色に見える[2]。

道総研の解説は、硫酸還元菌が硫酸イオンから硫化水素をつくり、貧酸素水が押し上げられて海水中の酸素と反応すると、硫黄のコロイド粒子ができ、水中に懸濁した粒子が光を強く散乱するとまとめている。硫化水素の一部は大気中に出て、腐卵臭の原因になる[3]。千葉県環境研究センターも、還元状態にあった硫黄分がコロイド状の硫黄粒子となって青色の光を散乱し、海水が青白色になると記す[1]。

注意したいのは、散乱の細かい条件である。粒の大きさや、なぜ青みを帯びて見えるのかといった波長依存の説明は、本稿で使った公的資料では詳しく示されていない。確かなのは、酸素のない水で硫酸イオンが還元されてできた物質が、酸素に触れて硫黄の粒になり、その粒が光を散乱するところまでである。この前提となる「酸素のない底層水」は、どのようにしてできるのか。

3. 海の そこの 水は、どうして 酸素さんそが なくなるの?

3. 東京湾の底では、夏に酸素が足りなくなる

3. 夏の成層と有機物の分解 ── 貧酸素水塊ができる条件

東京湾とうきょうわんには、まわりの 町や 川から、よごれや 栄養えいようが 入って きます。海の 中では、小さな 生きものも ふえます。その 生きものが しんで 海の そこに しずむと、くさって いきます。このとき 酸素さんそが つかわれます[1]。

夏は 海の 上が あたたかく、そこは つめたい ままです。上と 下の 水が まざりにくく なります。空気の 酸素さんそが そこまで とどかず、酸素さんそが どんどん へって いきます[2]。

水質すいしつは よく なって きましたが、酸素さんその 少ない 水の かたまりは なくなって いません。そのため 東京湾とうきょうわんでは、毎年 何回か 青しおが おきて います[1]。千葉県の 記録きろくでは、2020ねんどから 2024ねんどの 5年間で、1回、4回、6回、4回、2回でした[2]。

では、そこに ある 水が、どうして 海がんまで 上がって くるのでしょう。

東京湾では、陸から流れ込む汚れ(汚濁負荷)と、植物プランクトンなどが海の中でつくる有機物で、大量の有機物が供給されます。その有機物が分解されるときに酸素が使われるため、夏の成層期には底の水が酸欠になりやすい、と千葉県環境研究センターは説明しています[1]。

成層とは、水が層になって混ざりにくくなることです。水温が上がると、軽い暖かい水が上に乗って、上と下が混ざりにくくなります。すると大気から底へ酸素が届かず、底の酸素はますます減ります[2]。

水質は近年改善されていますが、酸素の少ない水の塊(貧酸素水塊)の解消には至らず、東京湾では毎年数回の青潮が起きています[1]。千葉県の調査では、青潮の発生回数は令和2〜6年度に1、4、6、4、2回でした。5年の平均は3.4回です[2]。

ただ、底に酸素のない水があるだけでは、海面は白くなりません。その水が上に出てこなければ、硫黄の粒はできないからです。何が、底の水を押し上げるのでしょうか。

貧酸素の目安として、道総研は一般に溶存酸素濃度が2 mg/Lを下回ると貧酸素と判断される、としている[3]。東京湾の底層水がその状態になりやすい理由を、千葉県環境研究センターは次のように整理する。陸域からの汚濁負荷と、植物プランクトンなどの内部生産によって大量の有機物が供給され、その分解で酸素が消費される。しかも夏の成層期は上下の水が混ざりにくい[1]。千葉県の図解は、水温が高くなると海水が成層し、大気から底へ酸素が供給されなくなるため、貧酸素化が進むと説明している[2]。つまり「有機物の分解で酸素が減る」と「成層で酸素の補給が止まる」の二つが重なって、底層に酸素のない水がたまる。

水質自体は近年改善されたものの、貧酸素水塊の解消には至っておらず、毎年数回の青潮が発生している[1]。千葉県の調査(令和6年度報告)では、令和2〜6年度の青潮の発生回数は1・4・6・4・2回(5年平均3.4回)、延べ日数は2・15・20・15・19日(平均14日)である。令和6年度は8月16日〜20日と9月24日〜10月7日の2回だった[2]。

ただし、底層に貧酸素水があることと、海面が白くなることは別である。硫黄の粒ができるには、その水が酸素のある側へ出てこなければならない。引き金は何か。

4. 底そこの 水を 上に おし上げるのは 何?

4. 風が海の水を動かし、底の水が上がってくる

4. 北東風による湧昇と、浦安沖の溶存酸素の鉛直分布(2023年10月)

おし上げて いるのは、風です。千葉県の 資料しりょうでは、北東の 風が ふくと、海の 上の ほうの 水が 沖おきへ ながされます。すると、ぽっかり あいた ところに、そこに あった 酸素さんその 少ない 水が 上がって きます[2]。

上がって きた 水が 酸素さんそに ふれて、白い つぶに なる。これが 青しおです。気温が さがる ことも、きっかけに なると 書かれて います[1]。

2023ねん10月5日、うらやす おきの 海を しらべた 記録きろくが あります。海の 上の ほうの 水には 酸素さんそが たっぷり ありました。でも、深さ 6メートルより 下では、酸素さんそが ほとんど ゼロに 近かったのです。この 日は、まだ 青しおに なって いません。つぎの 日、10月6日に、青しおが 見つかりました[1]。

上は 元気そうでも、すぐ 下に 酸素さんその ない 水が せまって いる。海の 色だけでは 分からない ことが あるのです。

千葉県の図解によると、北東の風が吹くと、表層の水が沖へ流れ出します(離岸流)。そのかわりに、底にあった酸素の少ない水が湧き上がってきます[2]。気温の低下なども、湧昇の引き金になるとされています[1]。

千葉県環境研究センターの記録に、青潮の前日の海の断面が残っています。2023年10月5日、浦安沖の観測では、海面近くの溶存酸素が1リットルあたり7ミリグラム以上ありました。ところが水深6メートルより深いところでは、ほぼ0に近くなっていました。酸化還元電位という、酸素がない側に傾いているかを見る数値も、水深7メートル以深でマイナスでした[1]。

この時点では、まだ青潮は確認されていません。青潮が確認されたのは翌6日、境川の河口付近でした[1]。

この日の風は、北西向きと記録されています[1]。青潮のときは北東の風、と一つに決めつけないほうがよさそうです。海面が青くなる前に、すぐ下ではもう酸素のない水が迫っていた、という記録として読めます。

ここまでは、東京湾のような内湾の話でした。ところが2025年、これまで報告のなかった場所で、白い海が見つかります。

湧昇の引き金について、千葉県の図解は北東風を例に挙げ、風で表層水が沖へ流れ出す(離岸流)と、底層の酸素の少ない水が湧昇すると説明する[2]。千葉県環境研究センターの資料でも、北東風の連吹や気温の低下などの気象条件が湧昇の要因として挙げられている[1]。

実際の観測では、青潮の直前に、表層と底層の水の状態が大きく食いちがっていた例がある。2023年10月5日の浦安沖の観測点では、表層の溶存酸素は7 mg/L以上だったが、水深6 m以深では0 mg/Lに近く、酸化還元電位も水深7 m以深で負だった。千葉県はこの時点では青潮に至っていないと読み取り、翌6日に境川河口付近で青潮が確認された[1]。

注意すべきは、同じ資料でこの日の風が北西向きと記録されている点である[1]。北東風はあくまで典型的な例であり、風向だけで青潮の有無を判断することはできない。海面の色が普通でも、数メートル下には酸素のない水が控えている場合がある。この「見えない層」を、表面の色だけで知ることはできない。内湾の外では、同じことが起きたとき、どう見分けられるのか。

5. 北海道の 白い 海は、赤しお? 青しお?

5. 北海道の白い海は、赤潮ではなく青潮だった

5. 冬島漁港の白濁 ── フィルターろ過による赤潮との判別(2025年)

2025ねんの 9月、北海道ほっかいどうの さまに町の 漁港ぎょこうで、「海の 水が 黒くて、においが する」と 知らせが ありました。10月2日には、港の おくで、海が 白く なりました[3]。

はじめは 赤しおかも しれない、と 考えられました。赤しおは 小さな 生きものが ふえた ものです。そこで 研究者は、顕微鏡けんびきょうで 水を 見ました。

生きものは いました。でも、とても 細かい あみ(フィルター)で 水を こしても、白さは 消えませんでした。こした 水の 中には、細かい つぶが たくさん 見えました。これが 硫黄いおうの つぶと 考えられました[3]。

こうして、北海道ほっかいどうの 太平洋がわでは はじめての 青しおと 判断はんだんされました。これまで 青しおは 東京湾とうきょうわんのような 海の おくまった ところで 多く 知られて いて、北海道ほっかいどうでも 外の 海に じかに 面した ところでは 報告ほうこくが ありませんでした[3]。

2025年9月、北海道様似町の冬島漁港から「海水が黒く、硫黄のにおいがする」という連絡がありました。表層の溶存酸素は、0.02〜0.36 mg/Lしかありませんでした。東京湾の記録では、0に近い水は水深6メートル以深でしたが、ここでは海面近くまで酸素が乏しかったことになります[3]。そして10月2日、港の奥で海面が乳白色になりました。

最初は赤潮が疑われました。顕微鏡で見ると、約20マイクロメートルの繊毛虫というプランクトンがいたからです。そこで3マイクロメートルの目のフィルターで海水をこしてみましたが、白濁は消えませんでした。こした水には、硫黄の粒と考えられる微細な粒子が多数見えました[3]。

見つかった繊毛虫が白さの原因なら、こすと白さは薄くなるはずです。ところが白さは残り、こした水にも硫黄の粒と考えられる微粒子が多数見えました。この観察と、腐卵臭を伴う重度の貧酸素が合わさって、北海道の太平洋沿岸では初となる青潮と判断されました[3]。

青潮は、温暖で閉鎖的な静かな水域で起きやすく、東京湾や大阪湾などの内湾で多く報告されてきました。北海道でも、閉鎖的な汽水湖での例はありましたが、外洋に直接面した海域での報告はありませんでした[3]。

2025年9月、北海道様似町の冬島漁港で「海水が黒く硫黄臭がする」との連絡があり、表層の溶存酸素は0.02〜0.36 mg/Lだった。海水が黒く見えるのは、青潮の途中で硫化鉄が生じるためとされる場合がある。10月2日に港奥で海面が乳白色となった[3]。

当初は赤潮が疑われた。顕微鏡観察で約20 µmの繊毛虫が確認されたためである。ところが、3 µmメッシュのフィルターでろ過しても白濁は解消しなかった。ろ過海水を検鏡すると、硫黄の粒子と考えられる微細な粒子が多数見えた。観察された繊毛虫だけでは白濁を説明できず、ろ過後に見えた微細な粒子が原因の一つと考えられた。この観察に、腐卵臭を伴う重度の貧酸素が加わって、道総研は北海道の太平洋沿岸では初となる青潮の事例と判断した[3]。

青潮は基本的に温暖で閉鎖的な静穏水域で起きやすく、東京湾・大阪湾など内湾での報告が多かった。北海道でも、閉鎖的な汽水湖で青潮が確認された例はあったが、外洋に直接面した海域での報告はなかった[3]。つまり本事例は、青潮の発生場所の想定を広げる報告であり、硫黄粒子の有無を調べる手順(ろ過と検鏡)が、見分けの決め手になった点にも意味がある。

自分でも しらべて みたく なったら

自分でも調べてみたくなったら

自分でも調べてみたくなったら

おうちで できること

ニュースや 県の 発表で 「青しおが 出た」と 聞いたら、その 日の 風の 向きを 天気の 記録きろくで しらべて みましょう。ノートに 日づけと 風の 向きを 書いて、いくつか くらべると、おもしろく なります。

海に 行くとき

海で 水の 色が いつもと ちがって いても、水には 近づきません。においが する ことも あります。高い ところや、きしから 見るだけに して、おうちの 人に 知らせましょう。

発表された記録を読む

千葉県は、東京湾の赤潮・青潮調査の報告書を公開しています。青潮の発生した日と、その日の風向きを並べて見ると、北東の風だけではない日がないか、自分で確かめられます。

海辺で

海面の色がいつもと違って見えても、水には近づかず、岸の安全な場所から見るだけにします。においがすることもあります。気づいたことは、日付と天気、風向きと一緒に書き留めておくと、あとで報告と見比べられます。

原典にあたる

道総研の「試験研究は今 No.1043」(出典[3])は、冬島漁港の事例を、観察の手順とともに短くまとめている。千葉県環境研究センターの年報(出典[1])には、浦安沖の断面図のような観測結果が載る。自分で比べるなら、断面図の読み方(溶存酸素と酸化還元電位)と、風向の記録がどう対応するかに注目するとよい。

自分の目で

水辺で水の色が変わっていても、水には近づかず、岸から見るにとどめる。日付・天気・風向を記録し、公開された発生日(出典[2])と照らし合わせると、報告書の数字との距離を実感できる。

しらべた もとの じょうほう

参考にした情報源

参考にした情報源と、その使い方

本文の参照番号は、下のリストの番号に対応します。数値は、それぞれの資料が示した年度・観測点の値です。

  1. 千葉県環境研究センター「東京湾の青潮発生状況(2023年度)」 https://www.pref.chiba.lg.jp/wit/nenpou/documents/r6suishitsu04.pdf (青潮の起こり方、浦安沖の観測、東京湾の貧酸素)
  2. 千葉県「東京湾赤潮・青潮調査(令和6年度)」 https://www.pref.chiba.lg.jp/suiho/kasentou/koukyouyousui/documents/r6houkokuakashio.pdf (青潮発生のしくみの図解、風と湧昇、発生回数)
  3. 北海道総合研究機構「試験研究は今 No.1043 北海道太平洋沿岸における青潮の初報告」 https://www.hro.or.jp/upload/55956/ima1043.pdf (硫黄コロイド、冬島漁港の事例、赤潮との見分け)
  4. 愛知県水産試験場「苦潮について」 https://www.pref.aichi.jp/soshiki/suisanshiken/0000009484.html (三河湾での呼び名と色)
  5. 千葉県「東京湾水質監視 用語解説」 https://www.pref.chiba.lg.jp/suiho/kasentou/toukyouwan/kanshi-yougokaisetsu.html (青潮の定義)

なおした ところ

更新履歴

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