1. くちに くわえて いるのは なに?
1. 口のものを、公式はどう呼んでいる?
1. 口の物の呼び方 ── 公式は「おしゃぶり」
モンチッチは、サルの ぬいぐるみです。ほっぺに そばかすが あって、くちに なにかを くわえて います。
この くわえて いる ものを、ゆびだと おもう 人も、おしゃぶりだと おもう 人も います。メーカーの 公式サイトは、「おしゃぶりポーズ」と かいて います[1]。
ただ、あかちゃんの ゆびしゃぶりにも にて いるので、ゆびに 見える 人が いても ふしぎでは ありません。
公式の言葉は「おしゃぶりポーズ」
セキグチ(東京・葛飾)が1974年に発売したモンチッチを、公式サイトは「おしゃぶりポーズとそばかすが可愛らしいぬいぐるみ」と紹介しています[1]。
「親指をくわえている」という説明を目にすることもありますが、これは公式の言い方ではありません。ただ、赤ちゃんの指しゃぶりにも似ているので、見る人によっては指にも見えるのかもしれません。
この記事では、公式にならって「おしゃぶり」と呼びます。そして、名前を分けてみると、もう少し手がかりが見つかります。
2. なまえの なかに ヒントが ある?
2. 名前を分けてみると、どうなる?
2. 名前の由来 ── 二つの説明を突き合わせる
モンチッチの なまえには、二つの いわれが あるそうです。
一つめは、フランス語です。「モン」は「わたしの」、「プチ」は「ちいさくて かわいい もの」で、「わたしの かわいい もの」と いう いみだと いわれます[3]。
二つめは、モンキーの「モン」と、おしゃぶりを いつも チュウチュウ すって いる ようすです[3]。えいごの せつめいでも、「チッチ」は、こどもが おしゃぶりを すう おとに にて いると あります[8]。
なまえには、おしゃぶりを すう おとの てがかりが あるようです。
3. サルなのに、どうして あかちゃんの かお?
3. サルなのに赤ちゃんのような顔になった手がかり
3. 二つのヒット人形の組み合わせ ── 赤ちゃんのような顔への手がかり
サルの ぬいぐるみなら、ふつうの サルの かおでも いいはずです。どうして、あかちゃんに にて いるのでしょう。
ある しょうかいでは、モンチッチは、二つの ヒットしょうひんを くみあわせて うまれた、と せつめいして います[4]。1972年に でた「くたくたモンキー」と、1973年に でた ゆびしゃぶり人形「マドモアゼル・ジェジェ」です。
2025年の モンチッチの てんらんかいでも、モンチッチの もとに なった 人形として、くたくたモンキーなどが かざられたと つたえられて います[7]。
4. からだと かおは、おなじ ざいりょう?
4. 体はぬいぐるみ、顔と手足はソフビ
4. ぬいぐるみとソフビを部位で使い分ける ── 当時の斬新さ
モンチッチを さわった ことは ありますか。からだは ふわふわの ぬいぐるみですが、かおと 手足は、つるつるした ソフビと いう ざいりょうです[2]。
ソフビは、やわらかい ビニールで できた おもちゃに つかわれる ざいりょうです。この 作りは、当時は めずらしくて、新しいと されたそうです[2]。
ふわふわと つるつるが 一つに なって いるので、だっこすると あたたかい 感じが して、かおには あかちゃんのような つやが あります。
ぬいぐるみとソフビを部位で使い分ける
モンチッチは、体がぬいぐるみで、顔と手足がソフビ(ソフトビニール)製です。この作りは、当時としては斬新だったと、モンチッチ展の告知は紹介しています[2]。
この組み合わせは、当時は新しいと受け止められたそうです。
手で持つと、ふわふわとつるつるの両方を感じられます。それは、この作りならではの楽しさといえそうです。
モンチッチは、体がぬいぐるみ、顔と手足がソフビ(ソフトビニール)製という構造で、当時としては斬新とされた[2]。一体の人形の中で、体はぬいぐるみ、顔と手足はソフビと、素材を部位で使い分けている。
5. ブームの あと、なぜ うりばから きえたの?
5. 大ブームの後、店先から消え、そして戻ってきた
5. 1985年の休止と1996年の再販 ── ファンの声で戻ってきた
1974年に うられた モンチッチは、大にんきに なりました。しゃかいげんしょうと いえる ほどの ブームだったと せつめいされて います[5]。
その つぎの 年、1975年からは、外国でも うられ はじめました[6]。
ところが、1985年に、はんばいを いったん やすみました。それでも、たくさんの ファンから 「また ほしい」と いう こえが あり、1996年に もう いちど うられる ように なりました[5]。
やすんで いた あいだも、まって いた 人が いた、と いう ことです。
6. 昔と 今では、なにが かわった?
6. 家族が増え、色が増えた、今のモンチッチ
6. 2004年のベビチッチと近年の変化 ── 50周年まで
2004年には、ふたごの 「ベビチッチ」が 生まれ、モンチッチの 家族が ふえました[7]。
近ごろは、からだの 色も いろいろに なった と つたえられて います[7]。そして 2024年には、生まれて 50年を むかえました。
自分でも しらべて みたく なったら
自分でも調べてみたくなったら
自分でも調べてみたくなったら
いえで できること
いえに ある ぬいぐるみや、すきな キャラクターの なまえを、わけて みましょう。なまえの どこが すがたや おとから きて いるか、かんがえて みると おもしろいです。
ソフビの おもちゃが あれば、さわって、ふわふわの ぬいぐるみと くらべて みましょう。ちがいを ことばに して みてください。
今日できること
家にあるぬいぐるみやキャラクターの名前を分けて、姿や音のどこから来たのかを想像してみましょう。そのあと、公式サイトに由来の説明があれば、想像と比べてみましょう。説明がなければ、由来は分からないままです。
ソフビ製のおもちゃがあれば、手ざわりをぬいぐるみと比べてみてください。どこが柔らかく、どこがつるつるかを言葉にすると、この記事の「作り」の話が実感できます。
もっと知りたくなったら
モンチッチの公式サイトには、キャラクターの紹介があります。展覧会の告知や報道と読み比べると、公式が語ることと、まわりが語ることの違いが見えてきます。
家でできること
身の回りのキャラクターの名前を、由来の候補に分けて考え、公式サイトに説明があれば比べ、なければ由来は分からないままにする。公式が語らない部分は、推測と事実を分けてノートに書く。ソフビ製の玩具があれば、ぬいぐるみと手ざわりを比べる。
資料を読むなら
公式サイト「モンチッチとは」に加え、松屋銀座などで開かれたモンチッチ展の告知や、セキグチのプレスリリースが読める。英語版Wikipediaの「Monchhichi」は、二次資料として名前の説明を比べるのに使える。
しらべた もとの じょうほう
参考にした情報源
参考にした情報源と、その使い方
本文の参照番号は、下のリストの番号に対応します。名前の由来・二つの人形の話は二次資料に基づくため、断定を避けています。
- モンチッチ公式サイト「モンチッチとは」(セキグチ) https://www.monchhichi.co.jp/about/ (発売年・公式の説明・累計販売数)
- モンチッチ展(松屋銀座)告知 ミュージアム情報 https://www.museum.or.jp/event/122416 (ぬいぐるみとソフビの作り)
- モンチッチ展 告知 ミュージアム情報 https://www.museum.or.jp/news/122414 (名前の由来)
- fun-japan.jp モンチッチ紹介記事 https://www.fun-japan.jp/jp/articles/14437 (二つのヒット人形の話)
- Let's! go モンチッチ展 プレスリリース(共同通信PRワイヤー) https://kyodonewsprwire.jp/release/202310191343 (ブーム・休止・再販)
- アドタイ(セキグチ記事) https://www.advertimes.com/?p=340557 (海外展開・販売国数)
- HugKum モンチッチ展の記事 https://hugkum.sho.jp/726593 (ルーツ人形の展示・ベビチッチ・色の変化)
- Monchhichi(Wikipedia英語版) https://en.wikipedia.org/wiki/Monchhichi (名前の音・前身の人形)
なおした ところ
更新履歴
更新履歴(改版の記録)
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