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ここにあるのは、だれかが実際に調べ、考え、作ってきたことを集めたメモです。気になったら、ページの下の「参考にした情報源」から、もとの本や記事、それを生み出した人たちに、直接ふれてみてください。このメモには書ききれないおもしろさが、そこにあります。

すいはんきで ケーキが できる ものも あるのに、ジャムは なぜ だめなの?

炊飯器でケーキが作れる機種もあるのに、ジャムはなぜだめなのか

炊飯器でケーキは作れるのに、ジャムはなぜだめなのか ── 保温と低温調理の線引き

分野:技術

すいはんきで、ケーキを つくる ことが できる ものが あります。ところが ある メーカーは、同じ すいはんきで ジャムを つくっては いけないと、書いています。

ごはんを たく どうぐなのに、ケーキは よくて、ジャムは だめ。その 線は、どこに あるのでしょう。つかえる もの、つかえない もの、ほおんの ひみつが 分かります。

炊飯器でケーキが作れる機種があります。ところが、ある炊飯器メーカーの使用上の注意は、ジャムを作らないよう求めています。ごはんを炊く道具なのに、ケーキはよくてジャムはだめ、という線が引かれているのです。

その線は何で決まるのでしょうか。お米のメニュー、禁止されている調理とその理由、保温の目安、低温調理で気をつけることが分かります。

炊飯器には、ケーキや煮物のメニューを持つ機種がある[2]。その一方で、日立の使用上の注意は、ジャムなど泡立つ料理や、カレー・シチューのルーなどを禁じている[4]。同じ「炊飯器」なのに、なぜ線が引かれるのか。

線を決めているのは料理の名前ではなく、その機種のつくりと説明書である。このメモでは、お米のメニュー、禁止調理とその理由、保温の時間の目安、低温調理で必要な加熱条件が分かる。

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1. すいはんきで ケーキって、ほんとうに やけるの?

1. 「炊飯器でケーキ」は、どの炊飯器でもできるのか

1. ケーキ・煮物のメニューを持つ炊飯器と、持たない炊飯器

「すいはんきで ケーキ」と いう つくりかたを、見た ことが ある 人も いるでしょう。2019年11月に 売りだされた ある すいはんきには、9しゅるいの メニューが あって、にものや ケーキも つくれると しょうかいされました[2]。

ただし、どの すいはんきでも できる わけでは ありません。ケーキは、ケーキの メニューが ある しゅるいで つくるのが きほんだと、書いた 記事が あります[3]。メニューが ない すいはんきでは、きけんな ことも あると いわれます[3]。

まず、つかう すいはんきが 何を できるのか。せつめいしょや メーカーの ホームページで たしかめる ことが 大切です[3]。

「炊飯器でケーキ」と聞くと、どの炊飯器でも焼けるように思えます。けれど、そうではありません。

おまかせモードを持つ機種

2019年11月に発売されたマルチ・ライスクッカーは、9種類のおまかせモードで、煮物やケーキなどの調理もできると紹介されました[2]。ごはん専用だった道具が、ほかの料理も任される例です。

メニューがない機種では

育児情報の記事は、ケーキ作りに向くのは「ケーキ(お菓子)メニューのある機種」が基本だと説明しています。圧力IHの機種でケーキモードがないものは、危険な可能性があるとも書かれています[3]。炊飯器の中には、お米以外の調理に向かないものもあるので、メーカーのホームページや説明書で確かめるように、というのが記事の勧めです[3]。

つまり「ケーキが焼けるかどうか」は、炊飯器という名前ではなく、その機種のメニューで決まります。では、ごはん以外に広がる前の、本業のほうは、どう細かくなっているのでしょう。

ケーキや煮物を作れる炊飯器は、実際に存在する。2019年11月発売のマルチ・ライスクッカー(MC-106-BK)は、9種類のおまかせモードを備え、煮物やケーキなどの調理もできると報じられた[2]。ただし、これは1製品の例であり、いつ、どのメーカーから炊飯器のケーキメニューが広がったのかは、ここで使った資料からは分からない。

では、一般の炊飯器でも同じことができるのか。育児情報の記事は、ケーキ作りに使えるのはケーキ(菓子)メニューのある機種が基本だとし、圧力IHの機種でケーキモードのないものは危険な可能性があると書く[3]。機種によってはお米以外の調理に適さないため、メーカーのホームページや説明書で確認するよう勧めている[3]。

この記事は民間の解説であり、メーカーの規格ではない。それでも、使える料理の範囲が「炊飯器」という種類ではなく「その機種のメニューと説明書」で決まる、という筋は、次章以降の日立の注意書きとも重なる。まずは本業であるお米のほうから確かめる。

2. ごはんだけでも、いろいろな メニューが ある

2. 本業のお米だけでも、メニューは細かく分かれている

2. 自動式電気釜から、お米の種類ごとのメニューへ

1955年に 売りだされた 自動の 電気がまは、時間を きめると、その時間に ごはんが たけました。売りだして 4年ご には、およそ 半分の 家に ひろまったと されます[1]。ごはんを たく 手間が へって、くらしが かわった、と メーカーは せつめいしています。

いまの すいはんきには、お米の しゅるいや 食べかたで えらべる ものが あります。はくまい、げんまい、おかゆ、おこわ…。すいはんきは、お米に あわせて たきかたを かえて いるのです。

ただし、メニューの 数や 名前は、すいはんきごとに ちがいます。

ケーキの前に、炊飯器の本業を見てみましょう。

1955年、「時間を決めておけばいい」道具へ

1955年に発売された東芝の自動式電気釜は、タイムスイッチで決めた時間にごはんが炊ける道具でした。発売から4年後には、全家庭の約半数に普及したとされ、主婦の家事の負担を大きく減らし、暮らしにも変化をもたらしたと東芝は説明しています[1]。

いまは、お米の種類ごとに

いまの炊飯器には、白米・玄米・おかゆ・炊きおこわなど、お米の種類や食べ方に合わせたメニューがあります。ただしメニューの数や名前は機種ごとに違います。

炊飯器は、お米の種類に合わせて炊き方を変えています。ケーキや煮物も、機種ごとの専用メニューで作る料理です。では、専用メニューにない料理には、どんなものがあるのでしょう。

炊飯器の本業は、お米の炊き分けである。1955年発売の東芝の自動式電気釜ER-4は、タイムスイッチで指定した時間に炊き上がる電気釜で、発売から4年後には全家庭の約半数に普及したとされる[1]。東芝は、主婦の家事労働を大幅に軽減し、生活様式にも大きな変化をもたらしたと説明している[1]。ここで大事なのは、炊く時間をあらかじめ決められるようになった点で、使う人の暮らし方のほうが変わった、という説明である。

現在の炊飯器は、白米・無洗米・玄米・麦ごはん・雑穀米・炊き込み・炊きおこわ・おかゆなど、お米の種類や食べ方ごとにメニューを分けている機種が多い。ただし、メニュー数や名称は機種ごとに異なる。

お米だけでも、水加減や加熱の仕方を変える必要がある食べ方が、これだけ並ぶ。そうなると、「何でも調理できる道具」というより「メニューごとに加熱の条件を決めた道具」と見るほうが近い。その条件から外れる料理が、次章の「してはいけない調理」になる。

3. 日立が「やらないで」と 書いている りょうりは?

3. 日立が「やらないで」と書いている料理と、その理由

3. 日立の使用上の注意 ── 禁止される調理と、禁止の理由

日立の 使用上の 注意には、「お店で 売っている 圧力あつりょくなべの ように、いろいろな 調理は できません」と あります[4]。

やっては いけない りょうりは、たとえば ねりもの、豆、めん。ふくらむ りょうりです。ジャムの ように あわが たつ りょうり。たくさんの あぶらを つかう りょうり。カレーや シチューの ルー。食べものを ポリぶくろに 入れて あたためる りょうりも、あげられています[4]。

その 理由として、食べものや お湯が とびだして やけどを する おそれが ある こと、空気を にがす 小さな ぶひん(ちょうあつべん)が つまって、とつぜん ふたが 開く おそれが ある ことが、あげられています[4]。

これは 日立の ものについての 注意です。ほかの メーカーや、ほかの すいはんきは、それぞれの せつめいしょを 見ましょう。

最初の問いに戻ります。ケーキが作れる機種がある一方で、ジャムはなぜだめなのでしょうか。

禁止されている料理

日立の炊飯器の使用上の注意は、炊飯器は市販の圧力なべのようにいろいろな調理はできない、と書いています。禁止しているのは、練り物・豆類・麺類など、加熱中にふくらむ料理、急に泡が出る重そうを使う料理、多量の油を入れる料理、カレーやシチューのルーのようにのり状になる料理、ジャムなど泡立つ料理、食材をポリ袋に入れて加熱する料理です[4]。

理由は「やけど」

理由として挙げられているのは、食材が飛び出したり、お湯が吹き出したりしてやけどをするおそれがあること、そして、調圧弁がつまって、突然ふたが開いてやけどをするおそれがあることです[4]。調圧弁は、圧力の調整にかかわる部品です。

ジャムも、ふくらんだり泡立ったりする料理の仲間として禁止の中に並んでいます。ケーキとジャムの違いは、ケーキは専用のメニューがある機種で作るもの、ジャムは「泡立つ料理」として禁じられている、という立場の違いです。ただしこれは日立の注意書きの話で、他社や他機種は、それぞれの説明書で確かめる必要があります。

冒頭の問いに戻る。日立の「炊飯器 使用上のご注意」は、この製品は市販の圧力なべのようにいろいろな調理はできない、と明記する[4]。禁止は、練り物・豆類・麺類など加熱中にふくらむ料理、急激に泡の出る重そうを使う料理、多量の油を入れる料理、カレーやシチューのルーなどのり状になる料理、ジャムなど泡立つ料理、食材をポリ袋に入れて加熱する料理である[4]。

理由は、食材の飛び出しや湯の吹き出しによるやけどのおそれと、調圧弁が詰まって突然ふたが開いてやけどをするおそれである[4]。つまり日立の注意書きは、ふくらむ料理や泡立つ料理などを禁止し、その理由として、食材や湯が飛び出すことや調圧弁が詰まることによるやけどのおそれを挙げている。ここまでは資料から言えることだが、料理ごとに、どの理由がどの程度当てはまるのかまでは、日立の注意書きには書かれていない。

ケーキとジャムの対比は、このように整理できる。ケーキは、専用のメニューを持つ機種で、そのメニューとして作るものである。一方、ジャムは「泡立つ料理」として、日立の使用上の注意で禁止されている。ただし、日立の注意書きは日立の機種に限った話で、他社・他機種の禁止内容は取扱説明書で確かめる必要がある。

4. 「ずっと あたたかい」ほおんは、いつまで おいしい?

4. 「ずっと温かい」保温は、いつまでおいしいのか

4. 保温の庫内温度と、おいしさの目安

ごはんを たいた あと、ふたを しめて おくと、あたたかい ままです。ほおん中の すいはんきの 中は、60〜70度に たもたれて いると いわれます[5]。

では、いつまで おいしいのでしょう。たきたての あじを 楽しめるのは、たいてから 3時間 くらいまで。おいしく 食べられるのは 6時間 までだと、考えられています[5]。でも、12時間 ほど ほおんする 人が 多いと いいます[5]。12時間は、6時間の 2ばいです。

日立は、12時間より 長く ほおんするなら、ひくめの ほおんに して、食べる 10分 ほど 前に さいかねつの ボタンを おすように すすめています[6]。ほおんの 温度は、メーカーや すいはんきで ちがいます。

炊飯器には、炊く以外にもう一つ、毎日のように使われる働きがあります。保温です。

60〜70℃のまま、何時間?

保温中の炊飯器の中は60℃から70℃くらいに保たれ、いつでも温かいごはんが食べられるようになっている、と説明されています[5]。炊きたての味を楽しめるのは、炊いてからおよそ3時間以内、おいしく食べられるのは6時間以内と考えられる、という専門家の見方もあります[5]。実際には、12時間ほど保温する人が多いといいます[5]。12時間は、6時間の2倍です。

この3時間・6時間は、規格ではなく目安です。

長く保温するときの工夫

日立のQ&Aは、12時間以上保温するなら、低めの温度の保温に設定して、食事の10分ほど前に再加熱のボタンを押すよう案内しています[6]。保温の温度は、メーカーや機種によって違います。

では、この60〜70℃を保てる性質を、ごはん以外にも使えるのでしょうか。

炊飯器の保温は、もともとごはんを温かく保つための機能である。保温中の庫内は60〜70℃に維持され、炊きたての味が食べられるのは炊飯後おおよそ3時間以内、おいしく食べられるのは6時間以内と考えられている[5]。ただし、この3時間・6時間は専門家の目安であって規格ではない。実際には12時間ほど保温する利用者が多いという[5]。

この「12時間」は、目安の6時間の2倍にあたる。では、長く保温するときはどうすればよいか。日立のQ&Aは、12時間以上保温する場合は低めの温度の保温に設定し、食事の約10分前に再加熱ボタン(炊飯/再加熱)を押して再加熱するよう案内する[6]。

ここでの要点は、保温の温度が機種ごとに違う点だ。同じ「保温」でも、メーカーや機種で温度が異なる。ごはんを温かく保つ機能として作られているため、温度は「だいたいこのくらい」であって、設定温度を厳密に保つ調理用の装置とは目的が異なる。この点は、次章の低温調理で効いてくる。

5. おにくを ほおんで あたためるとき、何に 気を つける?

5. 肉を保温であたためるとき、「火が通った」とどう分かるのか

5. 低温調理に求められる加熱条件 ── 75℃1分と、同等の加熱

すいはんきを つかった、ていおん調理の レシピも あります。おにくを ひくめの 温度で ゆっくり あたためる つくりかたです。

ぎふけんは、おにくを しっかり あたためるには、中心を 75度で 1分間、または それと 同じ ぐらいの あたため方が ひつようだと、注意しています[7]。たとえば 63度なら 30分間です[7]。見た 目では、しっかり あたたまったか 分からない こともあります[7]。

すみだくの しりょうには、れいが あります。とりむね肉 300グラム(あつさ 3センチ)を 63度に 決めると、おにくの 中心が 63度に なるまで 70分 かかります。そのあと、63度で さらに 30分 あたためます[8]。70と 30で、あわせて 100分、1時間 40分です。

すいはんきの ほおんの 温度は、メーカーや すいはんきで ちがいます。

炊飯器の保温を使った低温調理のレシピも見かけます。ここで大切なのは、お肉が「十分に加熱された」とどう分かるか、です。

75℃1分と、同じ働きの組み合わせ

岐阜県の食品安全のメールマガジン(令和3年12月)は、お肉を十分に加熱するには、中心部を75℃で1分間、またはそれと同等の加熱(例:63℃で30分間)が必要だと伝えています。低温調理では、見た目で十分に加熱できたかが分からないとも注意しています[7]。使う機械や肉の厚さによって必要な温度や時間が違うので、間違った調理方法では加熱が不十分になるおそれがあるとのことです[7]。

鶏むね肉300gの例

墨田区保健所の資料(内閣府食品安全委員会の情報にもとづく)は、75℃1分と同等の加熱条件として、63℃で30分、65℃で15分、66℃で11分、67℃で8分、69℃で4分、70℃で3分などを示しています。例として、鶏むね肉300g(厚さ3cm)を63℃に設定すると、中心が63℃になるまで70分かかり、さらに30分の加熱が必要とされています[8]。70分と30分で、合わせて100分、1時間40分です。

この表は「設定温度」と「その設定で必要な加熱時間」の組み合わせです。お肉の中心が設定温度に届くまでには、別に時間がかかります。温度が高いほど、必要な加熱時間は短くなります。

炊飯器の保温の温度は機種で違うので、いつも同じ条件になるとは言えません。公的な資料が言っているのは「機種と条件を守り、中心の温度で確かめる」というところまでです。

炊飯器の保温を使った低温調理のレシピも流通しているが、肉の加熱条件は別に守る必要がある。岐阜県(令和3年12月)は、お肉を十分に加熱するには中心部を75℃で1分間、またはそれと同等の加熱(例:63℃で30分間)が必要で、低温調理では見た目で十分加熱できたかが分からないと注意する[7]。さらに、低温調理機や炊飯器など使う機種、肉の厚さによって必要な加熱温度・時間が異なるため、誤った調理で加熱不十分になるおそれがあるとも述べている[7]。

墨田区保健所の資料(内閣府食品安全委員会を引用)は、75℃1分と同等の加熱条件として、63℃で30分、65℃で15分、66℃で11分、67℃で8分、69℃で4分、70℃で3分を挙げる[8]。表は設定温度と、その設定で必要な加熱時間を対応させたもので、中心が設定温度に達するまでの時間は別にかかる。例として鶏むね肉300g(厚さ3cm)を63℃に設定すると、中心が63℃になるまで70分かかり、そこからさらに30分の加熱が必要で、合計は70+30=100分(1時間40分)になる[8]。

前章の保温は60〜70℃で、この表の温度帯と重なる。しかし保温温度は機種ごとに異なり[5]、肉の厚さでも中心に届くまでの時間が変わる。したがって「炊飯器の保温なら必ず安全」とも「炊飯器では禁止」とも、公的資料からは言えない。言えるのは、機種の説明書と加熱条件を守り、肉の中心の温度を確かめる、というところまでである。

6. わが家の せつめいしょで、線を さがして みよう

6. わが家の説明書から、「使える」と「やめて」の線を探す

6. 手元の説明書で線を引き直す ── 確かめ方と資料案内

おうちの すいはんきの せつめいしょを、おうちの 人と 見て みましょう。紙の ものが なければ、メーカーの ホームページに のっている ことも あります。

さがす ところは 3つ。「つかえる メニュー」、「してはいけない 調理」、「ほおんの 温度や 時間」です。日立の すいはんきを つかって いる 人は、日立の 注意と くらべて みましょう。同じ ところ、ちがう ところが 見つかるかも しれません。

見るだけで 十分です。そのまま りょうりを ためすのは、やめて おきましょう。火や あつい じょうきは、やけどの もとです。

家の炊飯器の説明書で、「使えるメニュー」と「してはいけない調理」の欄を探してみましょう。紙のものがなければ、メーカーのホームページにあることもあります。

見つけたら、次の3点を読みます。メニューの一覧、禁止されている調理、保温の温度や時間の目安です。日立の炊飯器を使っている人は、日立の注意と比べて、同じところ、違うところを探してみましょう。線の位置が機種で違うことが実感できます。

説明書は読むだけにして、書かれていない料理をその場で試すことは避けてください。炊飯器は熱い蒸気が出ます。

手元の炊飯器の取扱説明書で、「使えるメニュー」「してはいけない調理」「保温の温度と時間」の3か所を探す。紙の説明書がなければ、メーカーのサイトに掲載されている場合がある。日立製の場合は、日立の使用上の注意[4]と照らし、禁止の項目や理由が重なるか、違うかを見ることもできる。

なお、象印・パナソニックなど他社の取扱説明書の原文は、ここでは直接読んでおらず、禁止調理の一次資料としては日立のものだけを使った。他社の内容は、各社の説明書で確かめる必要がある。

安全上、説明書にない料理を実際に試すのは勧めない。資料としては、東芝ライフスタイルの炊飯器の歴史[1]、日立の使用上の注意[4]とQ&A[6]、加熱条件は岐阜県[7]と墨田区保健所[8]の資料が出発点になる。

しらべた もとの じょうほう

参考にした情報源

参考にした情報源と、その使い方

出典について:メーカーの公式ページと、公的機関(岐阜県・墨田区保健所)の資料を主に使い、民間の解説記事は補いとして使った。何に使ったかは、それぞれの項目の最後に書いている。

  1. 東芝ライフスタイル「炊飯器の歴史」。https://www.toshiba-lifestyle.com/jp/corporate/rd/research/history/ricecooker/ (1955年の自動式電気釜と普及)
  2. 家電Watch「マルチ・ライスクッカー」のニュース。https://kaden.watch.impress.co.jp/docs/news/1215397.html (おまかせモードでケーキなどを作れる製品の例)
  3. hugkum「炊飯器でケーキ」の記事。https://hugkum.sho.jp/238251 (機種ごとの確認が必要という説明)
  4. 日立 炊飯器「使用上のご注意」。http://kadenfan.hitachi.co.jp/support/kitchen/attention.html (禁止されている調理とその理由)
  5. All About NEWS「炊飯器の保温」。https://news.allabout.co.jp/articles/o/74625/ (保温の温度と時間の目安)
  6. 日立 お客様サポート Q&A。https://kadenfan.hitachi.co.jp/support/kitchen/q_a/help20.html (長時間保温のすすめ方)
  7. 岐阜県 食卓の安全・安心メールマガジン154号。https://www.pref.gifu.lg.jp/uploaded/attachment/280457.pdf (肉の加熱条件と低温調理の注意)
  8. 墨田区保健所 低温調理のチラシ。https://www.city.sumida.lg.jp/kenko_fukushi/eisei/syoku_eisei/sumidako/syokutyuudoku_tyuui/rawmeat.files/2021teion.pdf (同等の加熱条件の表と鶏むね肉の例)

なおした ところ

更新履歴

更新履歴(改版の記録)

  •  初版を公開。
  •  中学生向けの題名を、日常の疑問が先に来る形に見直した。

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