このサイトは、ほんの入り口です

ここにあるのは、だれかが実際に調べ、考え、作ってきたことを集めたメモです。気になったら、ページの下の「参考にした情報源」から、もとの本や記事、それを生み出した人たちに、直接ふれてみてください。このメモには書ききれないおもしろさが、そこにあります。

かみの けは きっても いたくないのに、さわられると わかるのは なぜ?

髪を切っても痛くないのに、髪をさわられると分かるのはなぜか

髪を切っても痛くないのに、髪が動くと分かるのはなぜか

分野:からだ

とこやさんで かみを きって もらっても、ぜんぜん いたく ありません。ところが、かぜで まえがみが ゆれたり、だれかに そっと さわられたり すると、ちゃんと わかります。

きられても へいきなのに、さわられると わかるのは ふしぎです。ハサミで きる ところと、かんじて いる ところは、ちがう ばしょに あるようです。こたえを さきに いうと、ハサミで きる ところは しんだ 細胞さいぼうで できて いて、なにも かんじません。かんじて いるのは、ひふの 中に ある かみの ねもとの 神経しんけいです。その しくみを じゅんばんに 見て いきます。

美容室でハサミが耳のそばで鳴っても、髪を切られて痛い人はいません。それなのに、前髪が風で揺れたり、友だちの指が髪にふれたりすると、すぐに気づきます。

切られても平気なのに、ふれられたことは分かる。ハサミが入る場所と、感じとっている場所は、べつのところにあるようです。答えを先に言うと、ハサミが切る部分は死んだ細胞でできていて、感覚がありません。ふれたことを感じとっているのは、皮膚の中にある髪の根もとの神経です。では、感覚のない毛先がゆれただけで、なぜ根もとの神経まで伝わるのでしょうか。

理容室や美容室でハサミが入っても、髪は痛まない。ところが、前髪が風にそよいだり、誰かの指がふれたりすれば、私たちはそれにすぐ気づく。

切られても何も感じないものが、なぜ「さわられた」ことは伝えてくるのか。手がかりは、切られる毛幹と、感じる毛の根もとが別の場所にあることだ。先に要点を言えば、切られる毛幹は死んだ角化細胞で感覚をもたず、毛の動きを受けとるのは皮膚の内側にある毛の根もとの神経である。毛の構造と触覚の資料から、その分担を確かめる。

読み方を切り替えられます。画面の上にある「よみかた」のボタンで、小学校低学年むけ・小学校高学年むけ・中学生むけの3つの書き方に切り替わります。むずかしいと思ったら、いつでもやさしい方に戻ってください。選んだ読み方はブラウザが覚えているので、次に別の記事を開いたときも同じ読み方で始まります。

1. きられても へいきなのに、さわられると わかるのは なぜ?

1. 髪は切られても平気なのに、さわられると分かるのはなぜ?

1. 切られても平気で、ふれられると分かるという食いちがい

かみを きる ときの ことを おもいだして ください。ハサミが ちょきん、ちょきんと なっても、いたく ありません。

でも、かみを ゆびで そっと さわられると、「あ、さわられた」と わかります。かぜで かみが ゆれても わかります。

かみの けが なにも かんじないなら、さわられても わからないはずです。かんじるなら、きられた ときに いたいはずです。

どちらも ほんとうの ことです。じつは、きられる ところと、かんじる ところは、べつの ばしょです。きられるのは かみの さきの ほう、かんじるのは ひふの 中の ねもとです。まず、きられる ほうの かみを しらべて みましょう。

髪を切ってもらうとき、ハサミの音は聞こえても、痛みはありません。ところが、髪を指でそっとなでられたり、風にふかれたりすると、ちゃんと分かります。

もし髪の毛が何も感じない部分なら、さわられても気づかないはずです。反対に、髪が感じる部分なら、切られたときに痛いはずです。この二つの事実を、どちらか一方の説明で両方とも言い表すことはできません。

答えは、「切られる場所」と「感じる場所」が別のところにある、ということです。切られるのは皮膚の外に出た毛、感じるのは皮膚の中の毛の根もとです。まずは、切られるほうの髪が何でできているのかを見てみましょう。

理容室や美容室で、ハサミが耳のすぐそばで鳴っていても、痛みは生じない。ところが、前髪が風で揺れたり、誰かの指が髪にふれたりすると、私たちはそれにすぐ気づく。

髪が何も感じない部分であれば、ふれられても気づかないはずである。逆に髪が感じる部分であれば、切られるたびに痛むはずである。どちらか一方の説明を選ぶと、この二つの事実のどちらかがはみ出してしまう。

答えは、切られる場所と感じる場所が別だということである。切られるのは皮膚の外の毛幹、感じるのは皮膚の内側にある毛の根もとの神経だ。そこで、まず切られる側の正体を確かめ、次に、感じている側がどこにあるのかを順に探る。

2. ハサミで きる かみは、なにで できて いるの?

2. ハサミが切る髪は、何でできているのか

2. 切られる毛幹は、どのような細胞でできているのか

かみの けは、ひふの そとに でて いる ぶぶんと、ひふの なかに ある ぶぶんに わかれます。ハサミで きるのは、そとに でて いる ほうです[1]。

この そとに でて いる ぶぶんは、しんだ 細胞さいぼうが かたまって できて います。しんだ 細胞さいぼうは、なにも かんじません[2]。

きられる ところは、もう かんじない ぶぶんなのです。

では、その しんだ 細胞さいぼうは、どこから やって くるのでしょう。

髪の毛は、皮膚の外に出ている部分と、皮膚の中にある部分に分けて呼ばれます。外に出ているのが毛幹、中にあるのが毛根です[1]。美容室でハサミが入るのは、毛幹のほうです。

毛幹の断面を見ると、内側から毛髄質、毛皮質、毛小皮の三つの層に分かれています。その中の毛皮質は、角化して、とてもかたいケラチンというたんぱく質になります[1]。

解剖学の教科書では、見えている毛は、角化した死んだ細胞さいぼうでできているので、感覚がないと説明されています[2]。感覚のないものを切るのですから、痛みが生まれないのは自然です。

でも、これは「髪は何も感じない」という話の半分にすぎません。感じる仕組みは、皮膚の中にあります。死んだ細胞の髪が、どこで作られているのかを見ると、その場所が見えてきます。

皮膚の外に出ている部分を毛幹、皮膚の内側にある部分を毛根という[1]。ハサミが切るのは毛幹である。毛幹の断面は三層構造で、内側から毛髄質、毛皮質、毛小皮と呼ばれ、このうち毛皮質は角化して、シスチンなどを多く含む硬いケラチンになる[1]。

解剖生理学の教科書は、見えている毛を、死んだ角化細胞でできたものとして説明し、その理由で感覚はもたないとしている[2]。細胞は上へ押し上げられる間に水分を失い、死んだ状態になる。そのため、切る刃が通るところには、痛みを伝える生きた細胞も神経も通っていない、という整理になる。

ただし、ここまでは「髪は感じない」という話の半分でしかない。ふれられたことに気づく仕組みは、皮膚の内側にある。死んだ細胞の毛が、どこで、どのように作られるのかを確かめると、その場所が見えてくる。

3. しんだ 細胞さいぼうの かみは、どこで うまれるの?

3. 死んだ細胞の髪は、どこで、どう作られるのか

3. 死んだ細胞の毛は、皮膚の中のどこで、どう作られるのか

かみの ねもとには、毛包もうほうという、かみを かこむ ところが あります。この ねもとで、細胞さいぼうが どんどん ふえて、うえへ おされて いきます[1]。

うえに おされる あいだに、細胞さいぼうは かたく なって、しんで しまいます。それが、わたしたちが ふだん 見て いる かみの けです。

のびる はやさは、1にちで 0.3から 0.5ミリほどです[1]。これは、1か月で 1センチ くらいです。あたまには、かみの けが 10まん ぼん ほども あると いわれます。

ここで わかります。ハサミが とどくのは、しんだ ぶぶんだけ。いきて ふえて いる 細胞さいぼうは、ひふの 中に あるので、きられません。

では、ひふの 中の ねもとでは、ほかに なにが おきて いるのでしょう。

髪の根もとには、毛乳頭という小さな部分があります。そのまわりを一列に取り囲んでいるのが、毛母細胞です。毛母細胞が分かれて増えると、毛や、毛を包む細胞が生まれ、どんどん上へ押し上げられていきます[1]。

押し上げられる間に、細胞は角化して、かたく、死んだ状態になります。外から見えている髪は、この「押し出された、死んだ細胞」の列です。下で生きた細胞が増え、上で死んだ細胞が積み重なる、という分業で髪は伸びています。

成長期の頭髪は、1日に0.3〜0.5mm伸びるとされています[1]。毎日休まず伸びたと考えて計算すると、1か月(30日)で9〜15mm、1年で約11〜18cmです。頭髪は約10万本あるといわれます[1]。

ここで一つ分かります。ハサミが届くのは、すでに死んだ部分だけです。生きて分裂している細胞は皮膚の中にあるので、散髪では切られません。では、その皮膚の中の根もとでは、ほかに何が起きているのでしょうか。

髪の根もとには毛乳頭という小さな部分があり、これを一列に囲む毛母細胞が分裂して、毛や、それを囲む内毛根鞘の細胞になる。できた細胞は、育ちながら上方へ押し上げられていく[1]。その途中で角化が進み、細胞は水分を失って死んだ状態になる。下で生きた細胞が増え、上で死んだ細胞が押し出される、という分業が、髪が伸びる仕組みである。

伸びる速さは、成長期の頭髪で1日0.3〜0.5mmとされる[1]。毎日休まず伸びたと仮定すると、30日で9〜15mm、1年で約11〜18cmになる計算で、実際の髪の長さの感覚とも大きくはずれない。ただし、これは成長期の髪についての数字で、すべての髪が同時にこの速さで伸びているわけではない。頭髪は約10万本あるといわれ[1]、同じ文献は1日に約100本が抜けるとも述べている。

ここから、一つのことが分かる。ハサミが届くのは、すでに死んだ毛幹だけである。生きて分裂している毛母細胞は皮膚の内側にあるので、散髪では切られない。では、その皮膚の内側では、毛の根もとは何をしているのか。

4. かんじて いるのは、ねもとの 「スイッチ」?

4. 髪が動いたことを知らせているのは、根もとの毛包受容器

4. 毛の動きは、毛包のまわりの神経に伝わる

かみの けの ねもとの まわりには、神経しんけいが あつまって います。かぜや さわった ものを かんじやすい ところだと、きょうかしょに あります[2]。

にほんの けんきゅうでも、からだの けの ねもとに、さわったことを つたえる しくみが あると かかれて います[3]。この けんきゅうは、けを ふるわせて、ひとが かんじる いちばん よわい つよさを しらべて います。

かんじるのは、けの さきでは なく、ねもとです。

かみの けは、ゲームの レバーに にて います。レバーを うごかすと、ねもとの スイッチが 入る のです。ただ、これは たとえで、ほんとうは、ねもとの 神経しんけいが けの うごきを うけとる しくみです。

だから、きられても いたくなくて、ゆれたり さわられたりすると わかるのです。

髪の根もとには感覚神経の終わりの部分があり、空気の動きや物のふれる感じにとても敏感だと、教科書に書かれています[2]。

日本の研究も、同じ方向を示しています。ヒトの体毛の毛根には毛包受容器という感覚の仕組みがあり、その神経は、変化に素早く反応する速順応型に分類されています。単一の毛包受容器を電気で刺激したとき、ふるえる感覚が生まれたという報告もあります[3]。この研究は、毛に直接ふるえを与え、ヒトが感じ取れる最小の強さを測る実験もしています[3]。

感じとっているのは、髪の根もとのほうです。髪は、ふれた力を根もとへ伝える「レバー」、根もとは、それを受けとる「スイッチ」にたとえると分かりやすいでしょう。ただし、これはたとえで、髪の中に仕組みがあるわけではありません。実際には、毛包のまわりの神経が、毛の動きを受けとっています。

散髪の場面に戻ると、髪が引かれたり揺れたりして、その動きが根もとに伝われば、何かを感じることはありえます。ただし、ハサミで切る場面そのものを直接調べた実験は、この記事では取り上げていません。

毛の根もとには、感覚神経の終末がある。教科書は、この毛根部の感覚神経が空気の動きや物の接触に敏感であると述べる[2]。つまり、切られる毛幹には感覚がなく、根もとの神経が、毛の動きを受けとる側にまわっている。

日本の研究も、同じ方向にある。古川らは、ヒトの体毛の毛根には毛包受容器があり、その神経活動は速順応型(FAI)に分類されると述べる[3]。速順応型とは、変化に素早く反応し、続く刺激にはすぐに慣れるタイプを指す。単一の毛包受容器を電気で刺激したときに振動の感覚が生じたことも、この分類を支える材料とされている[3]。同じ論文は、毛に直接ふるえを与えて、ヒトが感じ取れる最小の強さを測る実験を報告している[3]。重要なのは、感じるのが毛の先端ではなく、毛の根もとの側だという点である。

髪をレバー、根もとをスイッチにたとえると理解しやすい。ただし、たとえにすぎない。実際には毛の動きが毛包のまわりの神経終末に伝わって信号になる、というのが資料の説明である。散髪の場面でも、髪が引かれたり揺れたりして根もとに動きが伝われば、何かを感じることは考えられる。ただし、論文が扱っているのは毛への直接のふるえであり、ハサミで切る場面を直接調べたものではない[3]。

5. ねもとの センサーを ささえて いるのは、なに?

5. 根もとのセンサーを支えているのは、神経だけなのか

5. 根もとの触覚センサーを支えているのは、神経だけなのか

かみの けには、さわった ことを つたえる ほかに、あたまを まもる しごとも あります。つよい ちからや ひかりから まもり、さむさや あつさから あたたかさを たもちます[1]。

2018ねんには、理化学研究所りかがくけんきゅうじょなどの けんきゅうで、ねもとを かこむ 細胞さいぼうが、神経しんけいの かたちや はたらきを ととのえて いる ことが わかりました[4]。ただし、これは ネズミなどの けんきゅうです。ひとに そのまま あてはめる ことは できません。

ねこの ひげは、ひとの かみの けとは つくりが ちがいます。ひげの ねもとには、神経しんけいと 血の くだが たくさん あつまって います[3]。

ひとの かみの けは、まだ ふしぎが のこって います。

髪の仕事は、ふれたことを知らせるだけではありません。毛器官は触覚の装置として、知覚神経を助けるだけでなく、頭では、外からの力や光から守る役や、暑さ寒さから温度を保つ役も受け持つと、皮膚科の教科書にあります[1]。

触覚の面では、2018年に理化学研究所りかがくけんきゅうじょなどが、毛を取り囲む毛包の表皮幹細胞が、触覚の受容器につながる感覚神経の終わりの形と働きを調整していると発表しました[4]。表皮幹細胞は皮膚の再生を支える細胞として知られていましたが、触覚にもかかわるという発見です。ただし、これはマウスなど動物での研究で、ヒトにそのまま当てはめることはできません[4]。

動物のひげは、ヒトの体毛とは作りがちがいます。ひげの根もとには多くの神経線維と血管が集まっていて、猫のひげは触覚のセンサーとして働くといわれます[3]。ヒトの髪と同じ仕組みと考えてはいけません。

では、ヒトの髪のセンサーは、日常でどのくらい働いているのでしょうか。それを、自分の体で確かめてみましょう。

日本皮膚科の教科書的な記述によれば、毛器官は触覚装置として知覚神経の補助的な役割をもつほか、頭部では外力や光線からの保護、高温や低温からの保温も担う[1]。髪は、ふれたことを知らせる役と、頭を守る役を兼ねている。

触覚の側面では、2018年に理化学研究所などの研究グループが、毛を取り囲む毛包の表皮幹細胞が、触覚受容器の感覚神経終末の形と機能を制御していると報告した[4]。表皮幹細胞は皮膚の再生を担うと知られてきたが、触覚にも欠かせないという発見である。ただし、これはマウスなど動物での研究であり、ヒトにそのまま当てはめることはできない[4]。

動物のひげ(洞毛)は、毛根に多数の神経線維と血管が密集していて、ヒトの体毛とは解剖学的な構造が異なるという[3]。猫のひげが触覚センサーとして働くことはよく知られるが、ヒトの髪と同じ仕組みと考えてはいけない。ヒトの髪の根もとのセンサーが、日常でどのように働いているのかは、自分の体でも探ることができる。

6. うでの けに いきを ふいて、スイッチを さがして みよう

6. 腕の毛に息をふきかけて、根もとのセンサーを探す

6. 腕の毛に息をふきかけて、根もとのセンサーを探る

やってみよう

うでの けが はえて いる ところに、おくちから そっと いきを ふきかけて みましょう。めを とじると、わかりやすく なります。

ふいた とき、「けが うごいた」と わかりましたか。けが うごいて いる あいだだけ、わかるかも しれません。いきは ひふにも あたるので、けの ねもとが どれくらい はたらいて いるかは、この ほうほうだけでは わかりません。

うでの いろいろな ばしょで ためして みましょう。けの おおい ところ、すくない ところで、わかり方は ちがいますか。(てのひらは ひふで かんじるので、けが あるか ないかだけの くらべには なりません。)

この きじで 気に なったら、ページの したの 「さんこうに した じょうほう」に ある、きょうかしょや けんきゅうの ページを 見て みましょう。

家にあるものだけで、できる実験があります。

やってみよう

腕の毛が生えているところに、口からそっと息をふきかけます。目を閉じると、ちがいが分かりやすくなります。毛が動いている間だけ「何かふれている」と感じるなら、根もとの仕組みが毛の動きを受けとっている可能性があります。ただし、息は皮膚にも当たるので、この方法だけでは毛の根もとがどれくらい関わっているかは分かりません。

腕のいろいろな場所で試してみましょう。毛の多い場所と少ない場所で、分かり方はちがうでしょうか。手のひらも皮膚で感じるので、毛の有無だけの比べ方にはなりませんが、感じ方のちがいを見るのも一つの方法です。結果は人や場所によってちがうので、自分の感じ方を、そのまま書きとめておきましょう。

もっと知りたくなったら、記事の下の出典から、北海道大学皮膚科の教科書図版や、理化学研究所のプレスリリースを読んでみると、毛と触覚の関係がくわしく分かります。

家にあるものだけで、毛の根もとのセンサーを探る簡単な方法がある。

やってみよう

腕の毛が生えている部分に、口から息をそっとふきかける。目を閉じると、感覚に集中しやすい。毛が動く間だけ「ふれている」感じがあれば、皮膚そのものよりも、根もとの毛包受容器が毛の動きを検出している可能性が考えられる。ただし、息は皮膚にもふれるので、この方法だけで毛の働きを切り分けられるわけではない。

毛の多い場所と少ない場所、毛のない手のひらで比べ(手のひらも皮膚で感じるので、毛の有無だけの比較にはならない)、感じ方の差を書きとめるとよい。結果は個人差や場所の差が大きいので、「こうなるはずだ」と決めずに、自分の感覚をそのまま記録する。

資料を読むなら、日本語で読める北海道大学皮膚科の教科書図版(毛器官の構造と触覚装置としての役割)と、理化学研究所の2018年のプレスリリース(表皮幹細胞と触覚)が入口になる。古川らの論文は、毛に直接ふるえを与えて感じ方を測った実験を、日本語で詳しく述べている。

しらべた もとの じょうほう

参考にした情報源

参考にした情報源と、その使い方

本文の[数字]は、下の出典の番号です。

  1. 北海道大学大学院医学研究院 皮膚科学教室「教科書図版 毛器官(付属器)」 https://www.derm-hokudai.jp/ (毛幹と毛根、毛母細胞、成長の速さ、触覚装置としての毛器官)
  2. Lumen Learning「Hair」(解剖生理学テキスト) https://courses.lumenlearning.com/wm-biology2/chapter/hair/ (見えている毛は死んだ角化細胞、毛包基部の感覚神経)
  3. 古川ら「皮膚有毛部の体毛を介した振動感受特性」日本バーチャルリアリティ学会論文誌 14(4), 2009 論文PDF (毛包受容器、毛への直接の振動刺激、ひげの構造のちがい)
  4. 理化学研究所 プレスリリース(2018年11月28日) https://www.riken.jp/press/2018/20181128_1/index.html (表皮幹細胞と触覚の感覚神経終末)

なおした ところ

更新履歴

更新履歴(改版の記録)

  •  初版を公開。

このサイトでは、公開した記事の本文は原則として書き直しません。誤りが見つかったときや、内容が古くなったときだけ手を入れ、その理由をこの欄に残します。