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ここにあるのは、だれかが実際に調べ、考え、作ってきたことを集めたメモです。気になったら、ページの下の「参考にした情報源」から、もとの本や記事、それを生み出した人たちに、直接ふれてみてください。このメモには書ききれないおもしろさが、そこにあります。

牛を はこぶ 長さ50メートルの トラックは、ほんとうに いるの?

オーストラリアには、牛を運ぶ50m級のトラックが本当に走っているのか

オーストラリアの牛運搬ロードトレイン ── 全長53.5mの上限と、長い車列が曲がる工夫

分野:技術

オーストラリアには、牛を はこぶ 長さ 50メートルちかい トラックが います。きまりでは、53.5メートルまで ゆるされて います。25メートルの プールを 2つ ならべたより、すこし 長いのです。

そんなに 長い 車が、どうして 曲がれるのでしょう。どうして 牛を 遠くまで はこぶのでしょう。この 記事で、そのわけが 分かります。

オーストラリアには、牛を運ぶための、全長50m級のトラックが走っています。法律で認められている長さの上限は53.5mで、25mのプールを2つ並べた長さより少し長い数字です。

そんなに長い車が、なぜ必要なのでしょうか。そして、曲がりくねった道を、どうやって曲がるのでしょうか。この記事を読むと、その理由と工夫が分かります。

オーストラリアの内陸では、牽引車がトレーラーを3台つないだ「ロードトレイン」が牛を運んでいる。連邦の規定では、その全長の上限は53.5mで、25mプール2つ分(50m)をわずかに超える[1]。

なぜ、これほど長い車が必要になるのか。長い車列は、どのような工夫で曲がるのか。公的機関と業界メディアの資料から、距離と鉄道の事情、自己追従という考え方、長さの枠の中での設計が分かる。

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1. 50メートルの トラックは、ほんとうに いるの?

1. 全長53.5mまで認められた、牛を運ぶトラック

1. ロードトレインの全長上限53.5mと、牛運搬での使われ方

います。この車が長いのは、荷台つきの車を 3台 つなげているからです。ひっぱる車の うしろに、荷台が 3つ つづきます。この形を「ロードトレイン」と よびます[6]。

名前に「トレイン」と ありますが、走るのは 線路ではなく、道です。

2013年ごろの ある 運ぶ会社は、212台の 荷台を、ぜんぶ 3台つなぎで 走らせていました[3]。

53.5メートルは、「ここまでなら いい」という 一ばん 長い 長さです。いつも その長さで 走るわけでは ありません。ロードトレイン いがいの つなぎ車は、19メートルまでと きまっています[1]。

トレーラーを3台つなぐと、ロードトレイン

ロードトレインは、牽引車がセミトレーラーを何台引くかで呼び分けられます。2台ならダブル、3台ならロードトレイン(トリプルとも呼ばれます)、4台ならクワッドです[6]。走るのは線路ではなく、道路です。

牛を運ぶ会社の一例では、持っている212台のトレーラーを、すべてトリプルのロードトレインとして走らせています。2013年ごろの事例です[3]。

53.5mは「上限」の数字

オーストラリアの連邦の規定では、ロードトレインの全長は53.5mまでです。ロードトレイン以外の連結車は19mまでなので、その2.8倍ほどです[1]。ただし53.5mは、許される一番長い長さです。走っている車が、いつも53.5mとは限りません。

連邦の重量車両規制機関(NHVR)の長さ規定では、ロードトレインの全長は53.5m以内とされ、ロードトレイン以外の連結車の19mと区別されている[1]。53.5÷19≒2.8だから、通常の連結車の3倍近い長さが認められている計算になる。

日本語の解説では、牽引車がセミトレーラーを2台引くものがダブル、3台がロードトレイン(トリプル)、4台がクワッドと呼び分けられている[6]。牛の輸送会社の一例として、Road Trains Australiaは保有する212台のトレーラーをすべてトリプルで運用している(2013年ごろの事例)[3]。

ただし53.5mは法的な上限であり、実際の車がいつもこの長さだという意味ではない。日本語の解説は全長を「約50m」とも書く[6]。

2. どうして れっしゃではなく、道を 走るの?

2. 牛を1000km運ぶのに、なぜ鉄道ではなくトラックなのか

2. 1000kmの輸送と、沿岸部にしかない鉄道 ── 道路が主役になる条件

オーストラリアの 北の ほうの 牛は、東の 海ぞいに ある 肉の 工場まで、平きんで 1000キロほど 運ばれます。東京から ふくおかあたりまでの 道のりと、だいたい 同じです。ときには 2500キロにも なります[4]。

しかも、内りくの ほとんどは、さばくや かわいた 草原で、鉄道は 海ぞいの かぎられた 場所に あると、日本語の 記事に 書いて あります。そのため、北の ほうでは ロードトレインが 荷物を 運ぶ 大きな 役わりを して います[6]。

中央オーストラリアの ある 運ぶ会社は、スチュアート・ハイウェイを 北へ 1600キロ 走って、ダーウィンまで 牛を とどけます[5]。ただし これは 2013年の 記事の 話で、今も 同じとは かぎりません。

平均で約1000km、ときに2500km

オーストラリアのCSIRO(連邦科学産業研究機構)によると、北部準州の牛は、東海岸の食肉処理場まで平均で1000kmほど運ばれ、ときには2500kmにもなります[4]。東京から福岡あたりまでの道のりが、およそ1000kmです。2500kmは、日本列島の長さ(約3000km)の8割ほどにあたります。

長距離輸送の費用は、家畜の市場価格の最大35%を占めるとも書かれています[4]。運ぶことは、それだけ大きな仕事です。

内陸には、線路が少ない

日本語の解説によると、内陸の大部分は砂漠や乾燥した草地で、鉄道が通っているのは沿岸部の限られた場所です。そのため北部準州などでは、ロードトレインが物流の大きな役わりを担っているとされます[6]。

中央オーストラリアの運送会社の例では、スチュアート・ハイウェイを北へ1600km走ってダーウィンの生体輸出へ、あるいは南や東へ1500km走って飼育場や競売場、食肉処理場へ運ぶとされています[5]。これは2013年の記事の数字です。

牛の輸送がなぜ長距離になるのか。CSIROの物流研究によれば、北部準州の牛は東海岸の食肉処理場まで平均で約1000km、ときには2500kmも運ばれ、洪水や季節的な道路閉鎖の影響も受ける。長距離輸送費は家畜の市場価格の最大35%に及ぶとされる[4]。1000kmは東京〜福岡あたりの道のりに近く、2500kmは日本列島の長さ(約3000km)の約8割に当たる。

それなら鉄道で運べばよいように思える。ところが日本語の解説によれば、内陸の大部分は砂漠や乾燥した草地で、鉄道が通るのは沿岸部の限られた場所であり、北部準州などではロードトレインが物流の大きな役割を担っているという[6]。

具体例として、中央オーストラリアのTanami Transportは、スチュアート・ハイウェイを北へ1600kmでダーウィンの生体輸出へ、あるいは南・東へ1500kmで飼育場・競売場・食肉処理場へ運び、6段編成の10台で一度に60デッキを運ぶ[5]。ただし2013年の記事で、現在の事業内容と同じとは限らない。

3. 長い 車は、どうやって 曲がるの?

3. 50m超の車列が曲がれるのは、後ろの荷台が前の跡をたどるから

3. 自己追従トレーラー ── 後ろの荷台が前輪の跡をたどる工夫

50メートルも ある 車が、くねくね 曲がる 道を 走れるのは、なぜでしょう。ひみつは、うしろの 荷台に あります。

この車の 荷台は、前の タイヤが 通った あとを たどって 走る、と いわれています[7]。

雪の上を 歩くとき、前の人の 足あとを ふんで 歩くと、同じ 道を 通れます。そのような 感じです。ただし 本当は、人ではなく タイヤが あとを たどります。

この くふうが あるので、細くて 曲がりくねった すなの 道でも、長い 車列が 走れる、と 考えられています。

前の車輪の跡を、後ろがたどる

全長が50mを超える車が、曲がることはできるのでしょうか。資料の中心にあるのは、自己追従という仕組みです。トレーラーが、前の車輪の通った跡をたどって走るので、細く曲がりくねった砂地の道でも走れる、と説明されています[7][8]。

雪の上で、前の人の足あとを踏んで歩く様子に似ています。ただし実際には、人ではなく車輪が前の跡をたどります。

この仕組みは、オーストラリアで現代的なロードトレインを発明した人物の名前と、一緒に語られます。次の章で、その人を見ていきます。

全長50m級の車列が、狭く曲がりくねった道で曲がれるのはなぜか。資料が挙げるのは、トレーラーが前の車輪の跡をたどって走る「自己追従」の特徴である[7][8]。細く曲がった砂地のブッシュの道でも走れるように作られた、という説明だ。

ここでいう自己追従の細かな機構(連結部の構造など)は、今回使った資料では詳しく述べられていない。そのため、この記事は仕組みの設計図を説明せず、「後ろの荷台が前の跡をたどるように作られている」という特徴の紹介にとどめる。

この工夫が現代的なロードトレインの発明の核心とされるため、次章で、それを作った人物と車を見る。

4. 牛20頭から 100頭へ、思いついた人

4. 20頭を運ぶ仕事から、100頭を運ぶ「バーサ」へ

4. カート・ヨハンセンと「バーサ」── 発明の経緯と、資料の食いちがい

この車を 作った人と いわれるのは、アリススプリングスの カート・ヨハンセンさんです。きかいいじりが すきな 人でした[7]。

ヨハンセンさんは、牛を 20頭 運ぶ 仕事を していました。そこへ、「100頭 運べる 車を 作ってほしい」と たのまれた、と つたえられています。使ったのは、あまって いた 古い 大きな トラックです。できた車は「バーサ」と 名づけられました[7]。

バーサは、全長が およそ 54メートル。13メートルの 荷台を 3つ つなげ、大人の 牛を 100頭 運んだ とされます[8]。

今は きれいに 直されて、アリススプリングスに かざられています。作った年は、本に よって ちがいます。1940年代と 考えられています[3]。

「100頭運ぶ車を作れ」

現代的なロードトレインの発明者とされるのは、アリススプリングスの工作好きな技術者、カート・ヨハンセンです。牛を20頭運ぶ仕事をしていたところ、「100頭運べる車を作れ」ともちかけられた、と伝えられています[7]。

材料にしたのは、第二次大戦のあとに余った軍用トラック(ダイヤモンドT)です。完成した車には「バーサ」というあだ名がつきました[7]。

バーサは、いまも展示されている

バーサは、全長がおよそ54m、13mのトレーラーを3台つないだ姿で、成人した牛100頭を運んだとされます。細く曲がりくねった道を、トレーラーが前の車輪の跡をたどって走る点が特徴でした[7]。復元されて、アリススプリングスの全国道路輸送殿堂(National Road Transport Hall of Fame)に展示されています[8]。

年は、資料によって食いちがいます。業界メディアは自己追従トレーラーの発明を1945年と書きますが、別の資料は「第二次大戦後の数年」とするだけです[3]。ここでは1940年代としておきます。

現代的な意味でのロードトレインの発明者とされるのは、アリススプリングスの技術者カート・ヨハンセンである(綴りはJohannsen、Johansen、Johanssonなど資料により異なる)。初めのきっかけは、牛を20頭運ぶ仕事をしていた彼に「100頭運べる車を作れ」ともちかけた人がいたことだと、4x4 Australiaは伝える。材料は第二次大戦後の余剰軍用車ダイヤモンドTで、愛称は「バーサ」である[7]。

バーサは13mのトレーラー3台で全長約54m、成牛100頭を運んだとされ、前の車輪の跡をたどる自己追従の構造が特徴だった[7]。ここで、13×3=39mなので、全長54mとの差の約15mは牽引車と連結部の分と考えられるが、資料はそこまで書いていない。全長54mは4x4 Australiaの記述で、出典によって数字が異なりうる[7]。復元機は、アリススプリングスの全国道路輸送殿堂に展示されている[8]。

年については、Beef Centralの特集がヨハンセンによる自己追従トレーラーの発明を1945年と書く一方、別の資料は「第二次大戦後の数年」とするにとどまる[3]。「初めてのロードトレイン」ではなく、自己追従型の現代的なロードトレインの発明者という書き方が資料に近く、年は1940年代後半と幅をもたせるのが妥当である。

5. 長さの きまりの 中で、荷台は 何だん つめるの?

5. 53.5mの枠に、何段の荷台を入れるのか

5. 長さの枠の中の設計 ── 12.5mの規定と、55mから52.9mへの縮小

どんなに 長い 車でも、きまりは あります。一ばん 長くても 53.5メートルです[1]。

牛を 乗せる 荷台は、2だん いじょうの ものでは、牛の 乗る 部分が 12.5メートルまでと きまっています[1]。

北の ほうでは、6だんの 荷台を 3台つなぐ 形が ふつうだ と いわれます。7だんの 車を 作った 会社も あります。はじめの つくり方は 55メートルで、西オーストラリアの 道路の 役所に 受け入れられませんでした。そこで 52.9メートルほどに ちぢめて、53.5メートルの わくに おさめました[2]。

道に よっても、走れる 長さは ちがいます。南オーストラリアでは、2台つなぎで 36.5メートル、3台つなぎで 53.5メートルです[1]。

家畜を載せる長さにも、決まりがある

全国の規定では、2段以上の家畜用トレーラーは、家畜を載せる長さが12.5mまでです。Bダブルでは、2台合計で18.8mまでと決められています[1]。

走れる長さは、路線ごとにも異なります。南オーストラリアでは、ダブルが36.5m、トリプルが53.5mです[1]。

7段にするための、2.1mの縮小

牛の運搬では、トリプルや、Bダブルにドッグトレーラーをつないだ6段の編成が、北部では一般的です。4台を連結して7段にした編成も登場しました[2]。

この7段の設計は、はじめ55mでした。ところが西オーストラリアの道路局に一度退けられ、そこから約52.9mへ縮められて、53.5mの上限に0.6mの余裕を残して収まりました[2]。55から52.9を引くと2.1mです。長さの枠が、設計の形をつくっています。ただし、これは2013年当時の記事です。今どの道で走れるかは、また別の話です。

長さの枠の中で、荷台はどう設計されるのか。NHVRの規定は、2段以上の家畜用トレーラーについて、家畜を載せる長さを12.5mまで、Bダブルでは2台合計18.8mまでとする。ロードトレインの長さ許可は路線ごとにも異なり、南オーストラリアではダブル36.5m、トリプル53.5mである[1]。

この制約のもとで、北部では牽引車+トレーラー3台(トリプル)やBダブル+ドッグトレーラーによる6段の編成が一般的だ。さらに4台を連結した7段の編成が、2013年の記事で紹介されている[2]。

その7段の設計は、はじめ55mで、西オーストラリアの道路局に一度却下された。そのため約52.9mに縮められ、53.5mの上限に600mmの余裕を残して収まった[2]。55−52.9=2.1mを縮めたことになる。2013年当時の記事なので、現在どの道で走れるかは別に確かめる必要がある。

なお、Tanami Transportの例では、6段の編成10台で一度に60デッキを運ぶとされ、ここでも「段」が積載量の単位として使われる[5]。

6. いちばん 長い 車列は、どれくらい?

6. 記録の車列は1474m ── ふつうの道を走る車とのちがい

6. ギネス記録の車列1474.3mと、実用車の53.5m

2006年に、ギネス世界きろくの 「いちばん 長い ロードトレイン」が 生まれました。1台の ひっぱる車が、113台の 荷台を ひいて、およそ 150メートル 走りました。全体の 長さは 1474.3メートルです[6][9]。

これは、東京タワーを 4つ ならべたより 長い 数字です。53.5メートルの およそ 27ばいにも なります。

ただし これは きろくの ための イベントでした。ふだん 牛を はこぶ 車が、こんな 長さで 走るわけでは ありません。

ギネス世界記録の、最長のロードトレインは、2006年のものです。1台の牽引車がセミトレーラーを113台引き、全長は1474.3mになりました。これで約150mを走ったと伝えられています[6][9]。

1474.3÷53.5を計算すると、約27.6です。つまり、法律の上限の27倍以上です。東京タワー(333m)なら、4つ並べた1332mより少し長い数字です。

ただし、これは記録のためのイベントです。実際に牛を運ぶ車は、道ごとの決まりの中で走ります。「どこまで長くできるか」という力と、「ふだん何をするか」は、分けて考えておく必要があります。

実用の上限53.5mに対して、記録の長さはどうなっているのか。乗りものニュースによれば、ギネス世界記録の最長のロードトレインは2006年のもので、牽引車1台がセミトレーラー113台を引き、全長1474.3mに達した。約150mを走らせたイベントだったという[6]。記録の数値はギネス世界記録の公式ページとも一致する[9]。

1474.3÷53.5≒27.6だから、法的上限の約27倍の長さである。東京タワー(333m)4本分の1332mを超える。ただし、これは特設のイベントで、ふだんの輸送とは条件が異なる。長い車列を実用に使うかどうかは、距離や道、そして規定が決める。

前章の7段編成のように、実際の設計は、長さの枠の中で積載量を増やす方向で進んでいる。一方、記録はその枠を意図的に外した例であり、両者を同じ尺度で比べることはできない。

7. 53.5メートルを 歩いて はかって みよう

7. 校庭で53.5mと19mを歩いて測ってみる

7. 53.5mを自分の歩幅で測る ── 資料へのたどり方

車が 来ない 校庭や 公園で、やって みましょう。まず 10歩 歩いて、その 長さを メジャーで はかります。10で わると、1歩の 長さが 分かります。

53.5メートルを、その 長さで わると、何歩か 分かります。1歩が 50センチなら、107歩ほどです。数えながら 歩いて、53.5メートルの 長さを 体で 感じて みましょう。

つぎに、ロードトレイン いがいの つなぎ車の 19メートルも 歩いて はかります。53.5メートルとの ちがいを、体で 感じて みましょう。

まず、車の来ない校庭や公園で、自分の歩幅を測ります。10歩歩いて、その長さをメジャーで測り、10で割ると1歩の長さが出ます。

次に、53.5mをその長さで割ります。1歩が50cmなら、53.5÷0.5=107歩です。数えながら歩けば、この長さが体の感覚になります。

歩き終えたら、同じ長さを、ほかの数字とも比べてみます。ロードトレインの上限53.5mは、通常の連結車の19mの約2.8倍です。19mも歩いて測り、53.5mの地点との差を体で感じてみてください。校庭にラインや目印があれば、25mプールの2つ分(50m)との差も確かめられます。

53.5mの感覚をつかむには、校庭や公園で自分の歩幅を測り、53.5mを歩幅で割る。1歩50cmなら107歩ほどである。通常の連結車の上限19mも歩いて測ると、53.5mとの差が体で分かる。

資料としては、長さの上限と家畜用トレーラーの規定を一次資料のNHVRの規定で確かめられる[1]。距離と物流の事情はCSIRO[4]、7段編成の設計は業界メディアのBeef Central[2]、発明者と自己追従は4x4 Australia[7]が読める。

この記事は、現在の標準的なロードトレインが何頭の牛を運ぶのかという数字を、公的な資料で確かめていない。バーサが100頭とされるのに対し、現在の車は非公式の記述で150〜180頭ほどという例があるだけで、さらに調べる価値のある問いである。

しらべた もとの じょうほう

参考にした情報源

参考にした情報源と、その使い方

出典について:オーストラリア連邦の規制機関の規定、研究機関の資料、業界メディアの特集、日本語の解説記事を使った。何に使ったかは、それぞれの項目の最後に書いている。年号や頭数は、資料によって違いがある。

  1. National Heavy Vehicle Regulator (NHVR) "Length". https://www.nhvr.gov.au/road-access/mass-and-dimension/dimension-requirements/length (ロードトレインの全長上限、家畜用トレーラーの長さの決まりについて)
  2. Beef Central "How seven-deck road trains came to the north". https://www.beefcentral.com/features/how-seven-deck-road-trains-came-to-the-north/ (6段・7段の編成と、設計の縮小について。2013年の記事)
  3. Beef Central "No.1 Road Trains of Australia". https://www.beefcentral.com/features/top-25/livestock-transporters/no-1-road-trains-of-australia/ (トリプルの運用と、自己追従トレーラーの発明年の書き方について)
  4. CSIRO "Livestock logistics". https://www.csiro.au/en/research/animals/livestock/livestock-logistics (牛の輸送距離と輸送費について)
  5. Beef Central "No.15 Tanami Transport". https://www.beefcentral.com/features/no-15-tanami-transport/ (中央オーストラリアの輸送距離の例について。2013年の記事)
  6. 乗りものニュース(トラフィックニュース)。https://trafficnews.jp/post/125456 (呼び方、鉄道の事情、ギネス記録について。日本語の解説)
  7. 4x4 Australia "Kurt Johannsen road train inventor". https://www.4x4australia.com.au/news/kurt-johannsen-road-train-inventor (発明者とバーサの話について。二次資料)
  8. Territory Stories (Northern Territory Library) PictureNT PH0764/0480. https://territorystories.nt.gov.au/10070/214650 (バーサの展示について)
  9. Guinness World Records "Longest road train". https://www.guinnessworldrecords.com/world-records/longest-road-train (最長のロードトレインの記録について)

なおした ところ

更新履歴

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