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ここに書いてあることは、誰かが実際に手を動かして調べ、考え、作り上げてきたものを拾い集めています。専門の本や論文、作品、そしてそれを生み出した人たち。気になったことがあれば、ぜひそのおおもとに直接ふれてみてください。このメモには書ききれない熱を、感じてもらえると思います。

かいしゃは、だれの もの? ── ただで つかえる アプリの ひみつ

会社は、いったいだれのものか ── 株式のしくみと、無料アプリがもうかるわけ

会社は、いったい誰のものか ── 株式会社の仕組みと、無料サービスがもうかる理由

分野:技術

まちを あるいて いると、トラックの がわめんや こうじょうの かんばんに、「株式会社かぶしきがいしゃ〇〇」という もじを よく みかけます。でも、すぐ となりに ある やおやさんや しょくどうの かんばんには、この もじが ない ことも おおいです。おなじ「おみせ」なのに、どうして ちがうのでしょうか。

この 6もじの なかに、かいしゃという しくみの きほんが つまって います。かいしゃが ほうりつの うえで どういう ものなのか、その おかねは どこから くるのか、だれの ものに なるのか、そして「ただの アプリ」まで どうやって おかねを かせいで いるのかを、じゅんばんに たどって みます。

街を歩いていると、トラックの側面や工場の看板に「株式会社〇〇」という文字をよく見かけます。でも、すぐそばにある八百屋さんや食堂の看板には、この文字がないことも多いです。同じ「お店」なのに、どうしてこんなちがいがあるのでしょうか。

この6文字の中に、会社というしくみの土台がつまっています。会社が法律の上でどういう存在なのか、そのお金がどこから来るのか、だれのものになるのか、そして「無料のアプリ」まで、どうやってお金を稼いでいるのかを、順番にたどってみます。

街を歩いていると、トラックの側面や工場の看板に「株式会社〇〇」という文字をよく見かける。そのすぐそばにある、個人経営の八百屋や定食屋の看板には、この文字がないことが多い。同じ「お店」なのに、なぜこの肩書きが付く会社と、付かない会社があるのだろうか。

この6文字の中には、会社という仕組みの土台が詰まっている。会社が法律上どういう存在で、そのお金がどこから来て、誰の持ち物になり、そして無料のアプリまでどうやってお金を稼いでいるのかを、順番にたどってみる。

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1. 「かぶしきがいしゃ」って なに?

1. 「株式会社」の文字 ── 会社は法律上の「人」

1. 「株式会社」という文字 ── 会社は法律上の「人」

どうして この もじが つく おみせと、つかない おみせが あるのでしょうか。こたえは、ほうりつに あります。会社かいしゃは、ほうりつの うえで、ひとりの「ひと」として あつかわれます。かいしゃ そのものが、しゃちょうとは べつの「ひと」に なっている、という イメージです。だから、社長しゃちょうの おさいふと、かいしゃの おかねは、べつべつに なって います。しゃちょうが かわっても かいしゃは そのまま つづきますし、しゃちょうが借金しゃっきんを しても、かいしゃの財産ざいさんが つかわれる ことは ありません。

「株式会社かぶしきがいしゃ」という もじは、この かいしゃが「株式かぶしき」を つくれる かいしゃだ、という しるしなのです。では、かいしゃが うまれる とき、さいしょの おかねは どこから くるのでしょうか。

なぜこの文字が付く会社と、付かない会社があるのでしょうか。答えは、会社法かいしゃほうという法律にあります。この法律は、株式会社かぶしきがいしゃのような会社を「法人ほうじん」として扱うと決めています。法人というのは、法律の上で、生きている人間と同じように契約を結んだり、財産を持ったりできる、独立した「人」という意味です。会社そのものが、社長とは別のもう一人の「人」として扱われているのです。

だから、社長個人の財布と、会社の金庫は、法律の上で分かれています。社長しゃちょうが変わっても会社という「人」は変わらず存在し続け、結んだ契約もそのまま引き継がれます。逆に、社長個人が借金しゃっきんをかかえても、その返済に会社の財産ざいさんが使われることは、原則としてありません。近所の八百屋さんの多くは、この「法人」になる手続きをせず、店主個人の名前で商売をしています。だから看板に「株式会社」は付きません。

「株式会社」という文字は、この会社が株式を発行できる法人であることを示す、いわば名札です。では、この「人」が生まれる瞬間、最初のお金は誰が、どうやって用意するのでしょうか。

なぜこの4文字が付く会社と、付かない会社があるのか。答えは会社法かいしゃほうという法律にある。この法律は、株式会社かぶしきがいしゃを含む会社を「法人ほうじん」として扱うと決めている。法人とは、法律の上で、生きている人間と同じように契約を結んだり、財産を持ったり、裁判の当事者になったりできる、独立した「人」のことだ[1]。会社法という法律そのものにも「会社は、法人とする。」と書かれている[2]。会社そのものが、社長とは別のひとりの「人」として扱われている。

だから、社長個人の財布と、会社の金庫は法律上わけられている。社長しゃちょうが代わっても会社という「人」は変わらず存在し続け、結んだ契約もそのまま引き継がれる。逆に、社長個人が借金しゃっきんを抱えても、その返済に会社の財産ざいさんが使われることは、原則としてない。八百屋や定食屋の多くは、この「法人」という手続きを取らずに、店主個人の名前で事業を営む個人事業主だ。だから看板に「株式会社」は付かない。

「株式会社」という肩書きは、この会社が株式を発行できる法人であることを示す名札のようなものだ。では、この「人」が生まれる瞬間、最初のお金は誰が、どうやって用意するのだろうか。

2. かいしゃを はじめる おかねは、どこから くるの?

2. 資本金と出資 ── 会社を始めるお金はどこから来るのか

2. 資本金と出資 ── 会社を始めるお金はどこから来るのか

かいしゃを はじめるには、まず おかねが いります。おみせを かりたり、どうぐを かったりする ための おかねです。これを「資本金しほんきん」と いいます。むかしは、株式会社かぶしきがいしゃを つくるのに、さいてい1000まんえん ひつようでした。でも いまは、ほうりつの うえでは、1えんからでも つくれます。

ひとりの おかねだけでは たりない ときは、ほかの ひとにも おかねを だして もらいます。きょうだいで おかねを だしあって、おかあさんの たんじょうびに おおきな プレゼントを かう ときの ことを おもいだして みましょう。おかねを だしあった ことは、あとで みんなの おもいでに なります。かいしゃも おなじで、おかねを だして もらった あかしとして、「株式かぶしき」という かみ(か、コンピューターの データ)を わたします。株式かぶしきを もっている ひとを「株主かぶぬし」と よびます。ただし ほんとうは、プレゼントの ときと ちがって、かいしゃに おかねを だすと、あとで もうけの いちぶを わけて もらえたり、かいしゃが おおきく なれば おかねが ふえたり する ことも あります。もうからず、だした おかねが へって しまう ことも あります。

こうして、ほかの ひとから おかねを あつめた かいしゃは、いったい だれの ものに なるのでしょうか。

会社を作るには、まずお金が必要です。事務所を借り、材料を仕入れ、最初の給料を払います。この元手になるお金を資本金しほんきんと呼びます。かつて、株式会社を作るには最低1000万円の資本金が必要でした。ところが2006年に新しい会社法が施行され、この最低資本金の決まりはなくなりました。今は、法律の上では資本金1円からでも株式会社を設立せつりつできます[1]。

最初にお金を出す人だけでは足りないとき、他の人にもお金を出してもらいます。この、会社にお金を出すことを出資しゅっしと呼びます。会社は出資してもらった証として、株式かぶしきという取り分のチケットを渡します。株式を持つ人が株主かぶぬしです。100人が同じ額ずつ出資すれば、会社は100枚の株式を発行し、1人がそのうちの1枚を持つ、という形になります。

なお、株式を発行して広くお金を集めるつもりがなければ、株式を発行しない合同会社ごうどうがいしゃという形を選ぶこともできます。ただ、他の人からお金を出してもらった会社は、いったい誰の持ち物になるのでしょうか。

会社を作るには、まずお金が要る。事務所を借り、材料を仕入れ、最初の給料を払う。この元手になるお金を資本金しほんきんと呼ぶ。かつて、株式会社を作るには最低1000万円の資本金が必要だった。ところが2006年に施行された会社法で、この最低資本金の決まりはなくなった。今では、法律上は資本金1円からでも株式会社を設立せつりつできる[1]。

最初にお金を出す人(発起人ほっきにん)だけでは足りないとき、他の人にもお金を出してもらう。この、会社にお金を出すことを出資しゅっしと呼ぶ。会社は出資してもらった証として、株式かぶしきという取り分のチケットを渡す。株式を持つ人が株主かぶぬしだ。100人が同じ額ずつ出資すれば、会社は100枚の株式を発行し、1人が100枚のうち1枚を持つ、という形になる。

なお、株式を発行して広くお金を集めるつもりがなければ、株式を発行しない合同会社ごうどうがいしゃという形を選ぶ道もある。ただ、他人からお金を出してもらった会社は、いったい誰の持ち物になるのだろうか。

3. かいしゃは、だれの もの?

3. 株主総会と配当 ── 会社はいったい誰のものか

3. 株主総会と配当 ── 会社はいったい誰のものか

おかねを だした 株主かぶぬしが、じぶんで かいしゃを うごかすとは かぎりません。かわりに うごかす ひとを えらんだり、もうけた おかねを どう わけるかを きめたり する あつまりが あります。それが「株主総会かぶぬしそうかい」です。ここで きめる ひとたちが、かいしゃの「もちぬし」だと いえます。

おかねを だした ひとが もらえる ものは、おもに ふたつです。ひとつは、かいしゃの もうけの いちぶを もらう「配当はいとう」です。もうひとつは、かいしゃが おおきく なったら、もっていた 株式かぶしきを うって、たかい ねだんで かえる ことです。

もちろん、かいしゃが うまく いかなく なる ことも あります。でも、だした おかねより おおく はらわされる ことは ありません。だから、しらない かいしゃにも あんしんして おかねを だせるのです。では、おかねを もらわない「ただの アプリ」は、どうやって おかねを かせいで いるのでしょうか。

出資した株主が、会社の経営を自分でおこなうとは限りません。むしろ、経営は取締役とりしまりやくと呼ばれる人たちに任せることが多いです。それでも、会社の持ち主は株主です。株式会社には、法律や定款ていかんで決められた重要なことを決める株主総会かぶぬしそうかいという集まりがあり、ここで取締役を選んだり、決算を認めたり、余った利益をどう分けるかを決めたりします[3]。日々の仕事の進め方までは、選ばれた取締役たちに任されています。

株主が受け取れる見返りは、主に2つあります。1つは配当はいとうで、会社が得た利益の一部を株主に分けるお金です[4]。もう1つは、株式そのものを売って得る差額(値上がり益)で、会社が成長すれば株式の値打ちも上がりやすくなります。だからこそ投資家とうしかは、見ず知らずの会社にもお金を出すのです。

もちろんリスクもあります。会社の経営がうまくいかず倒産とうさんすれば、出資したお金が戻らないこともあります。ただし有限責任ゆうげんせきにんという仕組みのおかげで、株主が失う金額は自分が出資した分までと決まっています[5]。会社の借金を、出資額を超えて肩代わりさせられることはありません。だからこそ、他人の会社にも安心してお金を出せるのです。では、利用者からお金を受け取らない無料のアプリは、この仕組みの中で、どうやって配当を出すほどのお金を稼いでいるのでしょうか。

出資した株主が、会社の経営を自分でおこなうとは限らない。むしろ、経営は取締役とりしまりやくと呼ばれる人たちに任せることが多い。それでも会社の持ち主は株主だ。株式会社には、法律や定款ていかんで決められた重要な事項を決議する株主総会かぶぬしそうかいがあり、ここで取締役を選んだり、決算を認めたり、余った利益をどう分けるかを決めたりする[3]。日々の業務執行は、選ばれた取締役に委ねられている。

株主が受け取れる見返りは主に2つある。1つは配当はいとうで、会社が得た利益の一部を株主に分けるお金だ[4]。もう1つは、株式そのものを売って得る差額(値上がり益)で、会社が成長すれば株式の値打ちも上がりやすい。だからこそ投資家とうしかは、見ず知らずの会社にもお金を出す。

もちろんリスクもある。会社の経営がうまくいかず倒産とうさんすれば、出資したお金が戻らないこともある。ただし有限責任ゆうげんせきにんという仕組みのおかげで、株主が失う金額は自分が出資した分までと決まっている[5]。会社の借金を、出資額を超えて株主が肩代わりさせられることはない。だからこそ、他人の会社にも安心してお金を出せる。では、利用者からお金を受け取らない無料のアプリは、この仕組みの中でどうやって配当を出すほどのお金を稼いでいるのだろうか。

4. ただで つかえる アプリは、どうやって もうけて いるの?

4. 広告とフリーミアム ── 無料のアプリは、どうやってもうけているのか

4. 広告とフリーミアム ── 無料のアプリは、どうやってもうけているのか

けんさくサイトや、ちずの アプリは、ただで つかえます。でも、それを つくって いる かいしゃも、株式会社かぶしきがいしゃです。こたえの おおくは「広告こうこく」です。つかう ひとは おかねを はらわない かわりに、アプリの なかで こうこくを みます。こうこくを だしたい べつの かいしゃが、そのぶんの おかねを はらって いるのです。

もうひとつの やりかたは、はじめは ただで つかえて、もっと べんりな きのうだけ おかねが かかる、という やりかたです。たくさんの ひとが ただで つかい、その うちの すこしの ひとが おかねを はらえば、かいしゃは もうかります。

ただに みえる アプリも、じつは「だれかが どこかで おかねを はらって いる」しくみで うごいて います。では、かいしゃは そもそも、なんの ために つくられるのでしょうか。

多くの検索サイトやSNS、地図アプリは無料で使えます。それらを作っている会社の多くも株式会社で、株主に見返りを返さなければなりません。答えの多くは広告こうこくです。公正取引委員会が2021年に発表した調査によると、こうしたデジタル広告の事業は、調査の対象になった検索サイトやSNSなどのプラットフォーム事業者にとって、大きな収益源になっています[6]。仕組みはこうです。利用者はお金を払わない代わりに、サービスの中で広告を目にします。お金を払うのは、その広告を出したい別の会社(広告主)のほうなのです。

もう1つのやり方は、フリーミアムと呼ばれる方法です[7]。基本の機能は無料で使えるようにしておき、もっと便利な機能や、広告を表示しない権利など、一部だけを有料にします。無料で使う人が増えるほど、その中の一部が有料に切り替えてくれれば、会社は収益をあげられます。

無料に見えるサービスも、実は「誰かがどこかでお金を払っている」仕組みで成り立っています。それが広告主だったり、一部の有料会員だったりするのです。では、会社はそもそも、何のために作られるのでしょうか。

多くの検索サイトやSNS、地図アプリは無料で使える。それらを作っている会社の多くも株式会社で、株主に見返りを返さなければならない。答えの多くは広告こうこくだ。公正取引委員会が2021年に発表した実態調査によると、こうしたデジタル広告の事業は、調査の対象になった検索サイトやSNSなどのプラットフォーム事業者にとって、大きな収益源になっている[6]。仕組みはこうだ。利用者はお金を払わない代わりに、サービスの中で広告を目にする。お金を払うのは、その広告を出したい別の会社(広告主)のほうになる。

もう1つのやり方は、フリーミアムと呼ばれる方法だ[7]。基本の機能は無料で使えるようにしておき、もっと便利な機能や、広告を表示しない権利など、一部だけを有料にする。無料で使う人の数が増えるほど、その中の一部が有料に切り替えてくれれば、会社は収益をあげられる。

無料に見えるサービスも、実は「誰かがどこかでお金を払っている」仕組みで成り立っている。それが広告主だったり、一部の有料会員だったりする。では、会社はそもそも、何のために作られるのだろうか。

5. かいしゃは、なんの ために あるの?

5. 定款に書かれた「目的」── 会社は、そもそも何のために作られるのか

5. 定款に書かれた「目的」── 会社は、そもそも何のために作られるのか

ここまで きくと、かいしゃは おかねを あつめて、もうけるだけの しくみに みえるかも しれません。でも、かいしゃを つくる ときには、「なんの ために する かいしゃなのか」を、しょるいに かならず かく ことに なって います。もくてきの かいて ない かいしゃは、つくる ことが できません。

もうけは、かいしゃが つづいて いく ために ひつようです。もうけが なければ、はたらく ひとの きゅうりょうも、株主かぶぬしへの 配当はいとうも はらえません。だから もうけは、かいしゃの ほんとうの もくてきと いうより、もくてきを つづける ための ちからに ちかいのです。

まちで みかけた「株式会社かぶしきがいしゃ」の もじは、ただの かんばんでは ありませんでした。「この かいしゃは、ひとりの ひとと おなじように、株式かぶしきで おかねを あつめて、きめた もくてきの ために しごとを して います」という、みじかい しるしだったのです。

ここまで見ると、会社はお金を集め、お金を稼ぐための仕組みに見えるかもしれません。ただ、それだけが会社を作る理由ではありません。株式会社を設立するときには定款ていかんと呼ばれる書類を作らなければならず、そこには会社の「目的もくてき」、つまりどんな事業じぎょうをおこなう会社なのかを、必ず書くことになっています。目的が書かれていない定款は、法律の上で認められません[8]。

利益や配当は、会社が事業を続けていくために欠かせません。利益が出なければ、社員への給料も、株主への配当も出せず、事業そのものが続けられなくなります。その意味で利益は、会社にとっての目的というより、目的を果たし続けるための手段に近いといえます。

街で見かけた「株式会社」という文字は、ただの肩書きではありませんでした。「この会社は法律上の人として、株式を発行してお金を集め、定款に書いた目的のために事業を営んでいます」という、短い宣言だったのです。

ここまで見ると、会社はお金を集め、お金を稼ぐための仕組みに見えるかもしれない。ただ、それだけが会社を作る理由ではない。株式会社を設立するときには定款ていかんと呼ばれる書類を作らなければならず、そこには会社の「目的もくてき」、つまりどんな事業じぎょうをおこなう会社なのかを、必ず書くことになっている。目的が書かれていない定款は、法律上、そもそも認められない[8]。

利益や配当は、会社が事業を続けていくために欠かせない。利益が出なければ、社員への給料も、株主への配当も出せず、事業そのものが続けられなくなる。その意味で利益は、会社にとっての目的というより、目的を果たし続けるための手段に近い。

街で見かけた「株式会社」という文字は、ただの肩書きではなかった。「この会社は法律上の人として、株式を発行してお金を集め、定款に書いた目的のために事業を営んでいます」という、短い宣言だったのだ。

6. じぶんでも しらべて みよう

6. 自分でも調べてみたくなったら

6. 自分でも調べてみたくなったら

いえの ちかくを あるいて、かんばんや トラックの なまえを みくらべて みましょう。「株式会社かぶしきがいしゃ」と かいて ある おみせと、ひとの なまえだけの おみせは、どんな しごとに おおいでしょうか。

かぞくが つかって いる、ただの アプリを ひとつ えらんで、なかに こうこくが でて くるか さがして みましょう。でて くる こうこくが、じぶんが いつも みて いる ものと にて いないか、きが ついた ことを メモして みるのも おもしろいです。

もっと しらべたく なったら、おおきな かいしゃが つくった しょるいを、だれでも インターネットで よめる サイトが あります。じぶんの しって いる かいしゃが、どんな もくてきを かいて いるか、のぞいて みるのも おもしろいでしょう。

家の近くを歩いて、看板やトラックの社名を見比べてみましょう。「株式会社」「合同会社」と付いている店と、個人の名前だけの店とでは、どんな業種にどちらが多いでしょうか。

家族が使っている無料のアプリを1つ選び、利用規約や設定画面に「広告」という言葉が出てくるか探してみましょう。表示される広告の内容が、自分がふだん検索したり見たりしているものと似ていないか、気づいたことをメモしておくのもおもしろいです。

もう一歩調べたくなったら、金融庁が運営するEDINETというサイトでは、上場している会社の有価証券ゆうかしょうけん報告書を誰でも無料で読めます[9]。自分の知っている会社が、どんな目的を定款に書いているか、のぞいてみるのもおもしろいでしょう。

家の近くを歩いて、看板やトラックの社名を見比べてみよう。「株式会社」「合同会社」と付いている店と、個人の名前だけの店とでは、どんな業種にどちらが多いだろうか。

家族が使っている無料のアプリを1つ選び、利用規約や設定画面に「広告」という言葉が出てくるか探してみよう。表示される広告の内容が、自分がふだん検索したり見たりしているものと似ていないか、気づいたことをメモしておくのもおもしろい。

もう一歩調べたくなったら、金融庁が運営するEDINETというサイトでは、上場している会社の有価証券ゆうかしょうけん報告書を誰でも無料で読める[9]。自分の知っている会社が、どんな目的を定款に書いているか、覗いてみるのも面白い。

しらべた ところ

参考にした情報源

参考にした情報源

  1. フリー百科事典『ウィキペディア』「株式会社」。 https://ja.wikipedia.org/wiki/株式会社 (株式会社が法人格を持つ営利社団法人であること、株主の責任が出資額の範囲にとどまり会社債務について会社債権者に直接責任を負わないこと、2006年の会社法施行にともない最低資本金制度が廃止されたことは同記事による)
  2. e-Gov法令検索「会社法」(平成十七年法律第八十六号)第三条。 https://laws.e-gov.go.jp/law/417AC0000000086 (「会社は、法人とする。」という条文そのものは、この会社法第三条による)
  3. フリー百科事典『ウィキペディア』「株主総会」。 https://ja.wikipedia.org/wiki/株主総会 (株主総会が株式会社の最高意思決定機関であり、取締役の選任・解任や決算の承認、剰余金の分配などを決議することは同記事による)
  4. フリー百科事典『ウィキペディア』「配当」。 https://ja.wikipedia.org/wiki/配当 (配当が、企業が事業活動で得た利益を出資者・株主に分配するものであり、経営状況によっては配当が支払われない「無配」になることもあることは同記事による)
  5. フリー百科事典『ウィキペディア』「有限責任」。 https://ja.wikipedia.org/wiki/有限責任 (有限責任が、出資した財産などの限られた範囲でのみ責任を負う仕組みであり、株主がすでに出資した額を超えて出資を求められることはないことは同記事による)
  6. 公正取引委員会「デジタル・プラットフォーム事業者の取引慣行等に関する実態調査(デジタル広告分野)について(最終報告)」(2021年2月17日公表)。 https://www.jftc.go.jp/houdou/pressrelease/2021/feb/210217.html (消費者データを集積・活用するデジタル広告事業が、デジタル・プラットフォーム事業者にとって大きな収益源になっていることは同発表による)
  7. フリー百科事典『ウィキペディア』「フリーミアム」。 https://ja.wikipedia.org/wiki/フリーミアム (フリーミアムが、基本的なサービスは無料で提供し、より高度な機能に利用料を課す仕組みのビジネスモデルであることは同記事による)
  8. フリー百科事典『ウィキペディア』「定款」。 https://ja.wikipedia.org/wiki/定款 (株式会社の定款には「目的」を含む事項を必ず記載しなければならず、これらの記載を欠く定款はそれ自体が無効になることは同記事による)
  9. 金融庁「EDINETについて」。 https://www.fsa.go.jp/search/20130917.html (EDINETが金融商品取引法にもとづく開示書類の電子開示システムであり、金融庁が運営し、有価証券報告書などを誰でも閲覧サイトで見られることは同ページによる)

なおした ところ

更新履歴

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