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ここにあるのは、だれかが実際に調べ、考え、作ってきたことを集めたメモです。気になったら、ページの下の「参考にした情報源」から、もとの本や記事、それを生み出した人たちに、直接ふれてみてください。このメモには書ききれないおもしろさが、そこにあります。

マフラーの タグに ある「ウール」「カシミヤ」「アクリル」は、なにが ちがうの?

マフラーのタグにある「ウール」「カシミヤ」「アクリル」は、どこがちがうのでしょうか

マフラーのタグの素材は、なにがちがう? ── 羊毛・カシミヤ・アクリルの細さ、ちぢれ、表示のきまり

分野:技術

ひつじの 毛に にた さわりごこちの アクリルは、「アクリル」と よべる じょうけんまで きまって います。アクリルと よばれる せんいは、アクリロニトリルと いう ざいりょうが、おもさで 85パーセント いじょう はいって いる ものです[5]。

では、ひつじの 毛と カシミヤと アクリルは、なにが ちがうのでしょう。この ページを よむと、ほそさと ちぢれぐあい、そして タグの ことばの きまりが わかります。

羊毛に似た手ざわりのアクリルは、表示の条件まで決まっています。「アクリル」と呼べる繊維は、アクリロニトリルが質量で85%以上のものです[5]。マフラーのタグに書かれる「アクリル70%」などの混用率とは、別の話です。

羊毛とカシミヤとアクリルは、どこがちがうのでしょうか。この記事を読むと、繊維の細さとちぢれ方、アクリルの特徴と商業生産の始まり、そしてタグの言葉のきまりが分かります。

マフラーのタグで「アクリル」と表示できるのは、アクリロニトリルの質量割合が85%以上の繊維に限られる。この85%は繊維そのものの条件で、マフラー全体の混用率(「アクリル70%」など)とは別だ。表示の言葉には、法令にもとづく条件がある[5]。

では、羊毛、カシミヤ、アクリルは、繊維としてどう違うのか。このメモを読むと、細さとちぢれ方の違い、羊毛に似た手ざわりをもつアクリルの特徴と商業生産の始まり、表示規程での言葉の決まり方が分かる。

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1. マフラーの タグには、なんて かいて あるの?

1. マフラーのタグには、素材の名前と割合が並んでいる

1. タグには素材の名前と割合が書かれている

さむい あさ、マフラーを くびに まこうと して、すみに ついて いる タグが 目に 入った ことは ありませんか。そこには、「ウール」や「アクリル」の ような ことばと、パーセントの 数字が かいて あります。

たとえば「アクリル 70パーセント、ウール 30パーセント」のように、2つ いじょうを まぜて つくった マフラーも あります。1つの マフラーの 中に、ひつじの 毛と、人が つくった せんいが 入って いる ことが あるのです。

ただし、これは タグの ひとつの れいです。「マフラーの なん わりが アクリル」と いう 数字は、この ページで つかった しりょうには ありません。

まず、いちばん むかしから ある ひつじの 毛から 見て みましょう。ひつじの 毛は、どんな かたちを して いるのでしょう。

寒い朝、マフラーを首に巻こうとして、すみに縫いつけられたタグが目に入ったことはないでしょうか。そこには「ウール」「アクリル」といった素材の名前と、パーセントの数字が書かれています。

たとえば「アクリル70%、ウール30%」のように、2種類以上の繊維を混ぜて作ったマフラーもあります。動物の毛と、人が作った繊維が、1枚のマフラーの中に同居していることがあるのです。ただし、これは表示の一例です。マフラー全体のうち何割がアクリルか、という数字は、今回調べた資料にはありません。

タグの言葉は、ただの名前ではなく、表示のきまりにそって書かれています。そのきまりを見る前に、まず素材そのものを知っておきましょう。いちばん古くから使われてきた羊毛は、どんな形の繊維なのでしょうか。

冬の朝、マフラーのタグを見ると、「ウール」「アクリル」などの素材名とパーセントの数字が並んでいる。たとえば「アクリル70%、ウール30%」のように、複数の繊維を混ぜた製品は珍しくない。ただし、これは市販品に見られる表示の一例にすぎず、マフラー全体の素材別の割合を示す統計は、今回の資料には見当たらない。

なぜ、素材名の書き方に決まりがあるのか。それは、消費者がタグだけを頼りに、その製品が何でできているかを知るためだ。表示の用語は、家庭用品品質表示法にもとづく繊維製品品質表示規程で定められている[5]。この規程の中身は第5章で詳しく読む。

その前に、素材そのものの違いを押さえておく必要がある。動物の毛である羊毛やカシミヤは、どんな形をした繊維なのか。それと比べて、人工的に作られたアクリルは、どんな特徴をもつのか。まず、最も古くから使われてきた羊毛から見ていく。

2. ひつじの 毛は、どうして ふっくら あたたかいの?

2. 羊毛は、ちぢれた毛がからみ合ってふくらむ

2. 羊毛のちぢれと、うろこ状の表面

ひつじの 毛を 1ぽん とりだして 見ると、まっすぐでは なく、ジグザグに ちぢれて います。この ちぢれを「クリンプ」と いいます[1]。

ちぢれて いる ので、毛が たがいに からみ あいます。ほそい 毛ほど、ちぢれの 数が おおく、ふかいと いわれます[1]。

ひつじの 毛の おもてには、うろこの ような そうが あります。この おかげで、水の しずくは はじきますが、しめりけは とおします[1]。ふつうの 空気の 中で、水分を 16パーセント ほど すう ことが あるそうです[1]。

16パーセントは、あくまで めやすです。いつも おなじ 数字では ありません。

ひつじの 毛の ふとさは、メリノと いう しゅるいで、0.018〜0.023ミリ ぐらいです[1]。これは 18〜23マイクロメートルの ことです。ほそくて ながい 毛は、ふつう 高きゅうな 糸に むくと されます。では、もっと ほそい 毛は あるのでしょうか。

羊毛を1本取り出して見ると、まっすぐではなく、ジグザグに縮れています。この縮れを「クリンプ」といいます[1]。縮れているので、繊維どうしがからみ合いやすく、細い羊毛ほどクリンプの数が多く、深いとされています[1]。

うろこのある表面

羊毛の表面には、うろこのような層(スケール)があります。この性質のおかげで、水滴ははじきますが、湿気は通します[1]。そして常温の空気中では16%ほどの水分を吸うとされ、吸湿性が高い繊維です[1]。16%は目安で、いつも同じ数字になるわけではありません。

どれくらい細いのか

羊毛の太さは、メリノ種で直径0.018〜0.023mm、雑種の羊毛で0.024〜0.042mmくらいとされます[1]。0.018mmは18マイクロメートル(1マイクロメートルは1000分の1mm)のことです。細くて長い羊毛は、一般に高級な糸に向くとされます[1]。

では、その羊毛よりさらに細い毛はあるのでしょうか。

羊毛は、ジグザグに巻縮(クリンプ)した繊維である。巻縮しているため繊維どうしがからみ合いやすく、細い羊毛ほどクリンプの数が多く深い[1]。紡績の工程でも、このからみ合いが糸にまとめるのを助けるという。

表面は鱗片(スケール)に覆われ、水滴ははじくが湿気は通す[1]。水滴を通さないのに湿気は通るのは、液体の水の粒と、気体の水蒸気では大きさが違うためと考えられるが、資料はこの理由を直接述べていないので、ここでは性質の記述にとどめる。吸湿性は高く、常温の空気中で16%の水分を吸う[1]。ただし、これは常温での目安であり、条件によって変わる値として扱う。

太さは、オーストラリアのメリノ種で直径0.018〜0.023mm、雑種の羊毛で0.024〜0.042mmくらいとされる[1]。0.018mmは18マイクロメートルで、細くて長い羊毛ほど高級とされる[1]。メリノ種の上限0.023mmと雑種の下限0.024mmがほぼ接している点は、羊毛の太さが連続して分布していることを示すが、資料にあるのは「くらい」という幅であり、境目が厳密に決まっているわけではない。

では、羊毛より細い毛はあるのか。カシミヤがその代表として挙げられる。次の章で、数字と見分け方を確かめる。

3. カシミヤは、ひつじの 毛より ほそいって ほんとう?

3. カシミヤは、羊毛より細いとされる

3. カシミヤの細さと、顕微鏡での見分け方

カシミヤは、やぎの 毛です。ひつじの 毛と くらべると、もっと ほそいと いわれます。

ある お店の 記じでは、ウールの へいきんが 19〜24マイクロメートル、カシミヤは 14〜16マイクロメートルと されて います[2]。カシミヤの いちばん ふとい ところ(上かぎり)の 16マイクロメートルでも、ウールの いちばん ほそい ところ(下かぎり)の 19マイクロメートルより ほそい 数字です。

ただし、これは お店の 記じが しょうかいして いる 数字です。

では、さわらなくても、ほそさの ちがいは わかるのでしょうか。さいたまけんの しけんじょでは、けんびきょうで 見ると、カシミヤは ひつじの 毛より ほそく、うろこの すきまが ひろくて、1まいが わりあい 大きいと せつめいして います[3]。

ただし、とくべつな きかいで しらべても、ひつじの 毛か カシミヤかは、わけられない ことが あるそうです。ほそさの ちがいは、けんびきょうで 見る ほうが、はっきり するのです。

カシミヤは、ヤギの毛から取れる繊維です。ある雑誌の記事では、ウールの平均が19〜24マイクロメートルなのに対し、カシミヤは14〜16マイクロメートルとされています[2]。カシミヤの太さの上限(16マイクロメートル)でも、ウールの太さの下限(19マイクロメートル)より細い値です。ただし、これは商業記事が紹介する値です。

顕微鏡で見ると

埼玉県の試験事例では、繊維を顕微鏡で見ると、カシミヤは羊毛に比べて繊維が細く、スケールの間隔が広く、1枚のスケールが比較的大きいと説明されています[3]。

同じ事例には、もう一つ大事なことが書かれています。赤外線を使った分析では、毛はどれも似たスペクトルになるので、化学繊維と毛の区別はできても、羊毛かカシミヤかまでは判別できない、というのです[3]。見分けたいときは、形を見る顕微鏡のほうが手がかりになります。

ここまでは動物の毛の話でした。では、人が作った繊維は、この毛とどう関わるのでしょうか。

カシミヤは、ヤギから取れる繊維で、羊毛より細いとされる。ある商業記事では、ウールの平均が19〜24マイクロメートル、カシミヤが14〜16マイクロメートルとされている[2]。カシミヤの上限16がウールの下限19より小さいため、数字の上では範囲が重ならない。ただし、これは商業記事が紹介する値だ。前章の資料のメリノ種0.018〜0.023mm(18〜23マイクロメートル)[1]と比べても、カシミヤの14〜16は小さい側にある。

では、この細さは、実際にどう見分けられるのか。埼玉県の繊維鑑別の事例では、顕微鏡でカシミヤは羊毛より繊維が細く、スケールの間隔が広く、1片のスケールが比較的大きいと説明されている[3]。

注意したいのは、この事例が、赤外吸収スペクトルでは羊毛とカシミヤを区別できないとも述べていることだ。毛はいずれも同様のスペクトルを示すため、化学繊維との区別はできるが、毛の種類の判別はできない[3]。つまり、見分けの手段は、分析の方法ごとに得意・不得意がある。形を見る方法と、化学的な組成を見る方法は、別の問いに答えている。

動物の毛を、組成で見分ける方法と形で見分ける方法があることが分かった。それでは、人が作ったアクリルは、どんな繊維なのか。

4. ひつじの 毛に にた さわりごこちの せんいって?

4. 羊毛に似た手ざわりを持つアクリルの特徴

4. アクリル繊維の特徴と商業生産の始まり

アクリルは、人が つくった せんいです。アクリロニトリルと いう ざいりょうから できて います[4]。

ひつじの 毛に にた さわりごこちで、かるくて、あたたかく、しわに なりにくい と いわれます[4]。ふんわり かさばって、あたたかみの ある かんじも あるそうです。

1950ねんに、はじめて お店で うる ための せいさん(商業生産さん)が はじまりました。アメリカの デュポン社が「オーロン」と いう なまえで うりだしました[4]。日本では、1957ねん いこうに、いくつもの 会社が つくりはじめました[4]。

ただし、1957ねんは「つくる 会社が ふえはじめた ころ」の めやすです。会社ごとに、はじまった 年は ちがいます。1950ねんに 商業生産さんが はじまってから、70ねん いじょう たって います。

ナイロン、ポリエステル、アクリルは、3だい ごうせい せんいと よばれます。では、タグに「アクリル」と かける のは、どんな ときでしょうか。

アクリルは、アクリロニトリルを主成分とする重合体から作った合成繊維です[4]。羊毛に似た手ざわりで軽く、保温性がよく、しわになりにくい繊維とされています[4]。ふっくらとかさ高く、温かみのある感触もあるといいます。ナイロン、ポリエステルと並んで、三大合成繊維の一つとされています。

1950年に始まった商業生産

アクリル繊維は、1950年にアメリカのデュポン社が「オーロン」という商標で、初めて商業生産を始めました[4]。日本では、1957年以降に企業化が相次ぎ、カシミロン、エクスラン、ボンネルなどの商品が登場したと説明されています[4]。

1957年は「企業化が相次ぎ始めた時期」の目安で、会社ごとに本格的な生産の始まりは違います。1950年に商業生産が始まってから、70年以上たっています。

羊毛に似た手ざわりの繊維と、動物の毛を、タグはどう書き分けているのでしょうか。

アクリル繊維は、アクリロニトリルを主成分とする重合体を原料とする合成繊維である。羊毛に似た手ざわりで軽く、保温性がよく、しわになりにくい。柔らかく、かさ高い、温かみのある触感も持つ[4]。ナイロン・ポリエステルとともに、三大合成繊維の一つとされる。

資料が述べているのは「羊毛に似た手ざわり」という特性までで、何を目標に開発されたかという経緯は書かれていない。羊毛の代わりを狙ったという因果は、ここでは言い切らない。

商業生産は、1950年にアメリカのデュポン社が「オーロン」の商標で始めた[4]。日本では、1957年以降にアクリル繊維の企業化が相次ぎ、カシミロン、エクスラン、ボンネルなどの商品名が知られる[4]。ただし、1957年は企業化が相次ぎ始めた時期の目安であり、東レなど各社の本格生産の開始年は会社ごとに異なる。出典1件の記述のため、会社別の年は断定しない。1950年から2026年までは約76年である。

羊毛と、羊毛に似た手ざわりのアクリル。両者が1枚のマフラーに混ざることもある。その場合、タグには何と書けるのか。次の章では、表示規程の条文を読む。

5. タグに「アクリル」と かけるのは、どんな ときかな?

5. 「アクリル」と書けるのは、アクリロニトリルが85%以上のとき

5. 繊維製品品質表示規程での「アクリル」と「毛」の用語

タグの ことばには、きまりが あります。タグに ついての ほうりつの もとで、せんいの なまえを どんな ときに つかって よいか、くわしい ルールが きめられて います[5]。

そのうち、「アクリル」と かいて よいのは、アクリロニトリルが、おもさで 85パーセント いじょう はいって いる ときです[5]。これは せんい 1ぽんの 中の わりあいで、マフラーぜんたいの「アクリル 70パーセント」とは べつです。

ひつじの 毛には「毛」や「ウール」、「羊毛」と いう ことばが あります。カシミヤは、べつの きめられた ことばで あらわされます[5]。

つまり、タグの ことばは、お店が すきに つけた なまえでは ありません。きまりが ある ことばなのです。

では、じぶんで たしかめるには、どうすれば いいでしょう。

タグに書かれる素材の名前には、きまりがあります。家庭用品品質表示法にもとづく繊維製品品質表示規程の別表で、繊維の名前(指定用語)と、その名前を使える条件が決められています[5]。

アクリルの条件は、アクリロニトリルの質量の割合が85%以上のものです[5]。たとえば、アクリロニトリルが70%だった場合は、規程の上ではアクリルと書けないことになります(この場合の表示のしかたは、別の定めがあります)。ここでの割合は、重さを基準にしたものです。これは繊維そのものの条件で、マフラーの混用率(アクリル70%など)とは別です。

毛とカシミヤの書き分け

「毛」には「羊毛」「ウール」といった用語があり、カシミヤは別の指定用語として表示されます[5]。ただし、この別表の抜粋の範囲では、カシミヤの細さの数値の条件までは確認できません。前の章の14〜16マイクロメートルは、商業記事の値として読んでください。

タグの言葉は、お店が自由に付けた名前ではなく、決まりのある用語です。ここまでの話を、身のまわりで確かめるには、どうすればよいでしょうか。

繊維製品品質表示規程の別表では、繊維の名称(指定用語)と、その用語を使える条件が定められている。アクリルについては、アクリロニトリルの質量割合が85%以上のものとされる[5]。したがって、仮にアクリロニトリルが70%の繊維があれば、規程の上では「アクリル」とは表示できない(その場合の表示の仕方は別の定めによる)。基準が質量割合であること、つまり重さで測ることも、条文から読み取れる。

毛についても用語が整理されている。「毛」には羊毛・ウールといった用語があり、カシミヤは別の指定用語として表示される[5]。ただし、この別表の抜粋の範囲では、カシミヤの細さの数値条件までは確認していない。第3章で見た14〜16マイクロメートルは商業記事の値であり、規程の条件とは区別して扱う必要がある。

また、顕微鏡でカシミヤと羊毛を見分ける事例[3]と、表示規程の用語の区別は、別々の話である。顕微鏡は形の違いを見る方法であり、表示規程は名前を使ってよい条件を決める仕組みだ。前者が後者の裏づけになっているとまでは、資料からは言えない。

ここまでの内容を、自分の手元のマフラーで確かめるには、どうすればよいか。最後の章では、タグの読み方と資料の当たり方を整理する。

6. タグを 見て、ちがいを さがして みよう

6. タグを読んで、さわり比べてみる

6. 表示を読む手順と、資料の読み方

今日 できること

おうちの マフラーや てぶくろの タグを、じぶんの ものだけ 見て みましょう。そざいの なまえと パーセントを、ノートに かきうつします。もし「アクリル 70パーセント」と かいて あっても、この ページの 85パーセントとは べつの 数字です。タグの 数字は マフラー ぜんぶの わりあいで、85パーセントは アクリルと よべる せんいの 中の アクリロニトリルの わりあいです。ちがいを おもいだして みましょう。

出かけて できること

ようふくの お店では、タグの もじを 見るだけでも たのしいです。さわって よいか どうかは、お店の 人に きいてから にします。「ウール」と「アクリル」の さわりごこちを、てざわりで くらべて みましょう。

しらべる ときに

消費者庁しょうひしゃちょうの ページには、タグの ことばの きまりが のって います[5]。むずかしい ところは、おとなと いっしょに 見て ください。

タグを書き写す

自分のマフラーや手ぶくろのタグを見て、素材名とパーセントをノートに書き写してみましょう。タグの「アクリル70%」などの数字は、マフラー全体の混用率です。この記事の85%は、アクリルと呼べる繊維の中のアクリロニトリルの割合で、別の条件です。家族の持ち物を、勝手に分類したりくらべたりしないようにしましょう。

お店でさわり比べる

洋服売り場では、タグの文字だけでも読みごたえがあります。さわってよいかどうかは、お店の人に聞いてからにします。ウールとアクリルのさわり心地を、手ざわりでくらべてみましょう。

公式の情報をたしかめる

消費者庁のページには、表示のきまりの一覧があります[5]。むずかしい言葉が多いので、大人といっしょに読むのがおすすめです。

タグを読む手順

手元の製品のタグから、素材名と割合を書き出す。タグの混用率(アクリル70%など)と、規程の85%(繊維中のアクリロニトリルの質量割合)は別の条件なので、タグだけでは後者は確かめられない。複数の繊維が書かれていれば、割合の合計が100%になるかも確かめられる。

資料の読み方

本稿は、辞典項目[1][4]、商業記事[2]、埼玉県の試験事例[3]、消費者庁の表示規程[5]を合わせて読んだ。性格の違う資料なので、数値は出どころを添えて区別した。商業記事の14〜16マイクロメートルは、一次資料の条件ではない。

規程の本文は、消費者庁のページの別表で確認できる。条文の言葉は難しいが、アクリルの85%のように、数字が書かれた部分を探すと読みやすい。

しらべた もとの じょうほう

参考にした情報源

参考にした情報源と、その使い方

本文で使った資料です。読みやすさを優先して一部を簡単に言いかえています。

  1. コトバンク「羊毛」 https://kotobank.jp/word/%E7%BE%8A%E6%AF%9B-145873 (ちぢれ・うろこ・吸湿・太さ)
  2. Precious.jp 記事 https://precious.jp/articles/-/31444 (カシミヤとウールの細さの数値)
  3. 埼玉県 試験事例(2023年12月) https://www.pref.saitama.lg.jp/b0304/testzirei/test2023-12.html (顕微鏡での見分け方・赤外分析の限界)
  4. コトバンク「アクリル繊維」 https://kotobank.jp/word/%E3%82%A2%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%83%AB%E7%B9%8A%E7%B6%AD-3140732 (アクリルの特徴・商業生産の始まり)
  5. 消費者庁「繊維製品品質表示規程」関連ページ https://www.caa.go.jp/policies/policy/representation/household_goods/law/law_04.html (アクリルの条件・毛の用語)

なおした ところ

更新履歴

更新履歴(改版の記録)

  •  初版を公開。
  •  中学生向けの題名を、日常の疑問が先に来る形に見直した。

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