1. こい 色の レンズは、なにを へらすの?
1. 色つきレンズは「見える光」を弱めている
1. 濃度の正体 ── 可視光線透過率という数値
あかるい 日に、こい 色の サングラスを かけると、まぶしさが やわらぎます。これは、目に 入る 光の りょうを へらして いるからです。
どれだけ 光を とおすかは、かずで あらわされます。「かしこうせん とうかりつ」と いう 名まえで、サングラスの ラベルにも のる ことが あります[3]。かずが 小さい ほど、こい 色です。
では、しがいせんも、その 分だけ へるのでしょうか。
晴れた日に濃い色のサングラスをかけると、まぶしさがやわらぎます。色つきレンズは、目に入る「見える光」の量を全体的に弱めるレンズだからです。
どれだけ光を通すかは、可視光線透過率という数字で表されます。サングラスではJIS T8141(遮光保護具)の方法で測り、表示値の±7以内が許容範囲とされています[3]。数字が小さいほど濃いレンズです。
ここで気になるのは、目に見えない紫外線も、同じように弱まるのかどうかです。
色つきレンズの濃さは、可視光線透過率で表される。サングラスではJIS T8141(遮光保護具)の方法で測定し、表示値の±7以内が許容範囲とされる[3]。つまり、濃度とは「見える光をどれだけ通すか」の指標である。
問題は、この数値が紫外線の通しやすさを含むのかどうかだ。表示欄に別の項目が立っていること自体が、答えのヒントになる。
2. しがいせんは、色の こさで きまるの?
2. 紫外線の通しやすさは、濃さとは別に表示される
2. 紫外線透過率は濃度と別の量である
かながわけんが、お店で 売られて いる サングラスを しらべた テストが あります[4]。しがいせんの とおりやすさは、レンズの こさに かんけい なく、テストした ものは ぜんぶ、ラベルの かずを まもって いました。
2026ねん9がつには、日本の 目の がっかいを ふくむ 6つの だんたいが、「しがいせんを ふせぐ ちからは、色や こさでは なく、UVカットが あるか ないかで きまる」と いう みかたを 出したと つたえられました[5]。
こい 色は まぶしさ、UVカットは しがいせん。べつべつの しごとだと 考えると、分かりやすく なります。
神奈川県が市販のサングラスを調べた商品テストでは、紫外線透過率はレンズの濃度に関係がなく、テストした製品はすべて表示値を満たしていました[4]。紫外線透過率にも、JISの方法で測り、表示値の±10以内という許容範囲があります[3]。ただし、この結果はテストした製品についてのもので、すべての製品を保証するものではありません。
2026年9月9日には、日本眼科学会を含む6団体が見解を公表しました。紫外線を防ぐ効果はレンズの色や濃さでなく、UVカット性能の有無で決まる、という指摘です[5]。見解の主題は、学校での常時着用を勧める根拠についてのようです。
色の濃さは見える光の量、UVカットは紫外線の量。ものさしが別々だと分かると、「濃いから安心」とは言えない理由が見えてきます。
神奈川県の商品テストでは、紫外線透過率はレンズの濃度に関係がなく、対象製品はすべて表示値を満たしていた[4]。紫外線透過率もJISに基づく方法で測定され、許容範囲は表示値の±10以内である[3]。これはテスト対象の製品に限った結果で、市場の全製品の保証ではない。同じテストでは、一部の製品で可視光線透過率が許容範囲を超えてずれていたことも報告されている[4]。
2026年9月9日に公表された6団体の見解(報道による)は、紫外線を防ぐ効果を、色や濃さでなくUVカット性能の有無で決まるとした[5]。ただし見解の主題は、学校での常時着用を勧める根拠であり、学会の原文は未照合である。
可視光線と紫外線は、波長域も測る量も別である。濃度が上がっても紫外線透過率が下がるとは限らない、という整理は、この二つの測定値が独立に表示されることと整合する。
3. こくて UVカットが ないと、どうなるの?
3. 濃くてUVカットのないレンズで起こりうること
3. 瞳孔の反応 ── UVカットなしの濃いレンズの条件つきリスク
ある 目の おいしゃさんは、こんな せつめいを して います[6]。しがいせんを ふせがない こい レンズだと、くらく かんじて、ひとみが ひらきます。すると、しがいせんが 目に たくさん 入る かのうせいが ある、と いうのです。
ここで だいじなのは、「UVカットの ない こい レンズなら」と いう ところです。UVカットが あるものの はなしでは ありません。
ウェザーニュースが紹介した眼科医の説明では、濃い色のレンズは、見える光を減らしてまぶしさを抑えるためのもので、紫外線を防ぐ効果とは関係がありません[6]。
そのうえで、UVカットのない濃いレンズをかけると、暗く感じて瞳の穴(瞳孔)が開き、多くの紫外線が目に入る可能性がある、と紹介されています。ここで説明しているのは、UVカットのない濃いレンズの場合です。
だからこそ、色の濃さだけで選ぶのでなく、紫外線透過率の表示を見る意味が出てきます。
眼科医の説明として、濃い色のレンズは可視光線を減らしてまぶしさを抑える働きで、紫外線を防ぐ効果とは関係がないと紹介されている[6]。
さらに、UVカットのない濃いレンズでは、暗く感じて瞳孔が開き、より多くの紫外線が目に入る可能性があると、この眼科医は説明している。ここで説明しているのは、UVカットのない濃いレンズの場合である。
濃い色とUVカット性能は別のものなので、濃度だけで製品を選ぶことの危うさは、表示欄の紫外線透過率を確認する理由になる。
4. へんこうレンズは、どんな しごとを するの?
4. 偏光レンズは、光の「向き」でぎらつきを選んで減らす
4. 偏光レンズ ── 反射光の水平成分を選択的に除く
みずうみや ぬれた みちが ぎらぎら 光るのは、はねかえった 光に、よこ向きに ゆれる 光が おおく ふくまれる からです[1]。
へんこうレンズには、とても 小さな すじの つくりが あって、この よこ向きの 光を とりのぞきます[2]。すきまの 細い すだれを 考えて みてください。たて向きの すきまを 通る 光は 通り、よこ向きに ゆれる 光は 通りにくく なります。すだれに たとえましたが、ほんとうは、光の ゆれかたを 見て えらんで いる のです。
これは、こい 色とは ちがう しごとです。UVカットとも、べつの はなしです。
5. サングラスを 見る とき、どこを 読めば いいの?
5. 選ぶときは、色の濃さより表示の数字を見る
5. 表示値の読み方 ── 二つの透過率と許容範囲
サングラスを 見る とき、「こい 色だから だいじょうぶ」と 思いがちです。でも、色は まぶしさの はなしでした。
しがいせんについては、ラベルの 「しがいせん とうかりつ」の かずが 手がかりに なります。かずは 少し ずれる ことも あり、ゆるされる はんいが きまって います[3]。
けんこうや 目の ことで 心配が あれば、おいしゃさんや 大人に そうだん しましょう。
自分でも 調べて みたく なったら
自分でも調べてみたくなったら
自分でも調べてみたくなったら
今日 できること
うちに ある サングラスや めがねの ラベルや タグを 見て みましょう。「かしこうせん とうかりつ」や 「しがいせん とうかりつ」の かずを さがして、こい 色の ものと うすい 色の ものを くらべます。かずが ない ものも あります。
太陽を 見ては いけません。ラベルの かずを 読む だけに しましょう。
もっと 知りたい とき
かながわけんの テストの ページは、どんな しゅるいを しらべたのか、くわしく のって います[4]。
しらべた もとの じょうほう
参考にした情報源
参考にした情報源と、その使い方
本文で使った資料です。6団体の見解は報道による紹介で、学会の原文は照合していません。
- キヤノン サイエンスラボ「偏光」 https://global.canon/ja/technology/s_labo/light/001/05.html (反射光の偏り・スリットの原理)
- ZEISS「偏光レンズ」 https://www.zeiss.com/sunlens/ja/products-and-collections/sun-lens-materials/polarised.html (偏光レンズの働き)
- 消費者庁 雑貨品質表示ガイド(サングラス) https://www.caa.go.jp/policies/policy/representation/household_goods/guide/zakka/zakka_24.html (透過率の表示と許容範囲)
- 神奈川県 サングラス商品テスト https://www.pref.kanagawa.jp/docs/r7b/cnt/f370222/p1224229.html (濃度と紫外線透過率の関係)
- 熊本日日新聞 6団体見解の報道 https://kumanichi.com/articles/2034081 (見解の内容)
- ウェザーニュース(眼科医監修) https://weathernews.jp/news/202607/140271/ (濃いレンズと瞳孔の説明)
なおした ところ
更新履歴
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