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人は また、月に 行けるの?

アルテミス計画 ── 半世紀ぶりに人を月へ送る

アルテミス計画 ── 半世紀ぶりに人を月へ送る

分野:宇宙・天文

1972年を さいごに、人は だれも 月に 立って いない。それから 50年 いじょうが たった 2026年、人を のせた ロケットが、また 月を めざして とんだ。

1972年を最後に、人は誰も月に立っていない。それから50年以上がたった2026年、人を乗せたロケットが、また月をめざして飛んだ。

1972年のアポロ17号を最後に、人類は月面に降り立っていない。NASAの「アルテミス計画」は、この空白を埋め、再び人を月へ送ろうとしている。計画は幾度も形を変えながら、2026年4月には有人での月周回飛行を達成した。

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1. さいごに 月に 立った 人は、岩を しらべる 学しゃだった

1. 最後に月に立ったのは、地質学者だった

1. アポロ17号を最後に、人類は月に降りていない

1972年12月、アポロ17号の 2人の ひこうしが、月に 下りたった[1]。この うち 1人は、岩石を しらべる 学しゃで、アポロの ひこうしの 中で ただ 1人の 学しゃだった[1]。2人は 月の 上で 75時間を すごし、110kgの 岩石を 持ちかえった。これは アポロの中で いちばん 多い りょうだった[1]

この あと、月に 立った 人間は、いまだに いない[1]

1972年12月、アポロ17号の2人の飛行士が、月に降りたった[1]。このうち1人は、岩石を調べる「地質学者」で、アポロの飛行士の中でただ1人の学者だった[1]。2人は月の上で75時間を過ごし、110kgの岩石を持ちかえった。これはアポロの中でいちばん多い量だった[1]

このあと、月に立った人間は、いまだにいない[1]

1972年12月11日、アポロ17号の司令官ユージン・サーナンと月着陸船操縦士ハリソン・シュミットが、月のタウルス・リットロウ地域に着陸した[1]。シュミットは地質学者であり、アポロ計画で月面に降りた飛行士の中で唯一の専門科学者だった[1]。2人は月面で75時間を過ごし、3回の船外活動で合計35kmを移動し、アポロ計画中最大となる110kgの月の岩石・土壌サンプルを採取した[1]

アポロ17号の帰還以降、月面に降り立った人類は存在しない[1]

2. アルテミス計画は、何を めざして いるのか

2. アルテミス計画は、何をめざしているのか

2. アルテミス計画は、何を目的としているのか

NASA(アメリカの うちゅうきかん)は、「アルテミス計画」と いう 名まえで、また 人を 月に 送る じゅんびを して いる[2]。目ひょうは、1回 行って おわりでは なく、月に 人が くらしつづける ための きそを 作る こと。そして 、その さきに ある 火星に 人を 送る ための、練習の 場に する ことだ[2]。キャンプに 行く 前に、近くの 山で 1ぱく してみて じゅんびを ととのえるのに 少し にて いる。ただし ほんとうは、月は 山より ずっと とおく、じゅんびに かかる 年月も けたちがいに 長い。

NASA(アメリカの宇宙機関)は、「アルテミス計画」という名前で、また人を月に送る準備をしている[2]。目標は、1回行って終わりではなく、月に人が暮らしつづけるための基礎を作ること。そして、その先にある火星に人を送るための、練習の場にすることだ[2]

アルテミス計画の長期目標は、月面での持続的な滞在拠点を確立し、民間企業による月面経済の基盤を築くとともに、最終的には人類を火星へ送るための技術的・運用的な足がかりとすることにある[2]

3. 2026年、4人が 月を 回って きた

3. 2026年、4人が月を回ってきた

3. アルテミスII号 ── 有人月周回飛行の達成

2026年4月1日、「アルテミスII号」が、4人の ひこうしを のせて うちあげられた[3]。オリオンと よばれる せん外きょりの きろくを ぬいた[3]。ただし、月には 下りず、月の まわりを 回って 地球に もどる 「フライバイ」と いう とびかただった[3]。9日間の たびを おえて、4月11日に 太平洋に ちゃくすいした[3]

2026年4月1日、「アルテミスII号」が、4人の飛行士を乗せて打ち上げられた[3]。乗組員が乗った船としては、月より遠くまで行ったアポロ13号の記録を抜いた[3]。ただし、月には下りず、月のまわりを回って地球にもどる「フライバイ」というとびかただった[3]。9日間の旅を終えて、4月11日に太平洋に着水した[3]

2026年4月1日、NASAはアルテミスII号を打ち上げた。船長リード・ワイズマン、パイロットのビクター・グローバー、ミッションスペシャリストのクリスティーナ・コック(以上NASA)、そしてカナダ宇宙庁のジェレミー・ハンセンの4人が搭乗した、アルテミス計画初の有人ミッションである[3]

乗組員は月の裏側からおよそ6,545kmまで接近する月周回飛行(フライバイ)を行い、月面着陸は行わなかった。この飛行で、地球からの距離はアポロ13号が持っていた有人ミッションの最遠記録(約40万km)を更新した[3]。ミッション全体の総飛行距離は約112万kmに達した[3]。9日1時間32分15秒の飛行を経て、UTC(協定世界時)で2026年4月11日(現地時間では4月10日)にカリフォルニア州サンディエゴ沖の太平洋に着水した[3]。乗組員が命名したオリオン宇宙船の愛称は「Integrity(インテグリティ)」である[3]

4. つぎの 計画は、なんども 形が かわって きた

4. つぎの計画は、何度も形が変わってきた

4. 計画の再編 ── 月面着陸はいつになるのか

はじめ、つぎの「アルテミスIII号」で 月に 下りる よてい だった[4]。しかし けいかくは 何どか 見なおされ、いまは アルテミスIII号は 月に 下りず、月に 下りる ための そうびを、地球の まわりで ためす とびかたに かわって いる[4]。人を のせて 月に 下りるのは、その つぎの「アルテミスIV号」に なる 見こみだ[4]

けいかくは これからも かわる かもしれない。さいしんの じょうきょうは、NASAの こうしきサイトで たしかめよう。

はじめ、つぎの「アルテミスIII号」で月に下りる予定だった[4]。しかし計画は何度か見なおされ、今はアルテミスIII号は月に下りず、月に下りるための装備を、地球のまわりで試すとびかたに変わっている[4]。人を乗せて月に下りるのは、そのつぎの「アルテミスIV号」になる見こみだ[4]

計画はこれからも変わるかもしれない。最新の状況は、NASAの公式サイトで確かめよう。

当初、アルテミスIII号による有人月面着陸が計画されていたが、計画は複数回にわたり見直された。NASAが2026年3月に発表した現行計画では、アルテミスIII号(2027年予定)は月面着陸を行わず、統合されたシステムと運用能力を地球周回軌道で試験する飛行に位置づけが変更されている[4]。実際の有人月面着陸は、NASAが目標時期とするアルテミスIV号が担う計画となっている[4]

月を周回する中継拠点として計画されていた小型宇宙ステーション「ゲートウェイ」についても、NASAは2026年3月、従来の構想での計画を一時停止し、月面での持続的な活動を支えるインフラの整備に重点を移す方針を発表した[4]。この分野は予算や技術的な課題によって計画自体が変わりやすいため、最新の状況はNASAの公式発表で確認する必要がある。

5. 日本も、月面車で かかわって いる

5. 日本も、月面車でかかわっている

5. 日本は、どう参加しているのか

日本の JAXA(うちゅうきこう)は、月の 上を 走る くるま「ルナクルーザー」を、トヨタじどう車と いっしょに 開発して いる[5]。アメリカと 日本の 話しあいで、日本人の ひこうしも、しょうらい 月に 下りる けいかくに 入って いる[6]

日本のJAXA(宇宙航空研究開発機構)は、月の上を走る車「ルナクルーザー」を、トヨタ自動車といっしょに開発している[5]。アメリカと日本の話しあいで、日本人の飛行士も、将来月に下りる計画に入っている[6]

日本はアルテミス計画に複数の形で参加している。JAXAは、ゲートウェイの居住モジュール「I-Hab」の中核となる環境制御・生命維持装置(二酸化炭素除去・微量ガス除去・酸素分圧制御等)の提供や、無人補給船「HTV-X」によるゲートウェイへの物資補給を計画してきた[5]。またトヨタ自動車と共同で、与圧型月面探査車「ルナクルーザー」の開発を進めている[5]。2024年4月10日、日本の文部科学大臣とNASA長官が「与圧ローバによる月面探査に関する実施取決め」に署名し、日本人宇宙飛行士による月面着陸の機会を将来のアルテミス計画で2回提供することが正式に合意された[6]

今よる、月を 見あげて みよう

今夜、月を見あげてみよう

最新の計画状況を、公式情報で確かめてみる

今よる 空を 見あげて、月を さがして みよう。あの 月に、むかし 人が 立って、いま また、人を 送ろうと して いる。そう 思いながら 見る 月は、いつもと すこし ちがって 見えるかも しれない。

今夜空を見あげて、月をさがしてみよう。あの月に、昔人が立って、今また、人を送ろうとしている。そう思いながら見る月は、いつもと少しちがって見えるかもしれない。

アルテミス計画は予算や技術的な課題によって、日程も形式も変わり続けてきた。NASAやJAXAの公式サイトを定期的に確認し、次のミッションがいつ・どのような形で行われるのか、自分で最新情報を追ってみよう。半世紀ぶりの月面着陸が実現する瞬間に、リアルタイムで立ち会える日も近いかもしれない。

しらべた ところ

参考にした情報源

参考にした情報源

  1. Wikipedia「アポロ17号」。 https://ja.wikipedia.org/wiki/アポロ17号 (1972年12月11日に司令官サーナンと月着陸船操縦士シュミットの2名が月着陸船でタウルス・リットロウ地域に着陸したこと、シュミットが地質学者でアポロ計画で月面に降りた唯一の専門科学者であったこと、月面滞在75時間・船外活動3回で35km移動・110kgの試料採取を行ったこと、アポロ17号以降月面に降り立った人類がいないことは同出典による)
  2. Wikipedia「アルテミス計画」。 https://ja.wikipedia.org/wiki/アルテミス計画 (アルテミス計画の長期目標が月面での持続的な滞在拠点の確立、民間企業による月面経済の基盤づくり、火星への足がかりとすることであることは同出典による)
  3. English Wikipedia「Artemis II」。 https://en.wikipedia.org/wiki/Artemis_II (2026年4月1日22:35:12 UTCの打ち上げ、船長リード・ワイズマン以下4名の乗組員構成、月の裏側からおよそ6,545kmへの接近、地球からの距離がアポロ13号の有人ミッション最遠記録(248,655マイル)を更新したこと、ミッション全体の総飛行距離が700,237マイル(約112万km)であること、9日1時間32分15秒の飛行、2026年4月11日00:07:27 UTC(現地時間4月10日)のカリフォルニア州サンディエゴ沖太平洋への着水、オリオン宇宙船の愛称が「Integrity」であることは同出典による)
  4. NASA「NASA Unveils Initiatives to Achieve America's National Space Policy」(2026年3月)。 https://www.nasa.gov/news-release/nasa-unveils-initiatives-to-achieve-americas-national-space-policy/ (アルテミスIII号(2027年予定)が、アルテミスIV号の月面着陸に先立ち地球周回軌道で統合システム・運用能力を試験する飛行に位置づけられたこと、アルテミスIV号が有人月面着陸を担う計画であること、ゲートウェイについて従来の構想での計画を一時停止し月面での持続的な活動を支えるインフラの整備に重点を移す方針が2026年3月に発表されたことは同出典による)
  5. JAXA「Gatewayでの日本の貢献」。 https://humans-in-space.jaxa.jp/biz-lab/tech/gateway-utilization/ (JAXAがゲートウェイの居住モジュール「I-Hab」の中核となる環境制御・生命維持装置(二酸化炭素除去・微量ガス除去・酸素分圧制御等)の提供、無人補給船「HTV-X」によるゲートウェイへの物資補給を計画してきたことは同出典による。トヨタ自動車と共同で与圧型月面探査車「ルナクルーザー」を開発していることはWikipedia「アルテミス計画」による)
  6. 宙畑「米国人以外で初、日本人宇宙飛行士2人が月面へ。日米両政府が合意。」。 https://sorabatake.jp/36308/ (2024年4月10日に日本の文部科学大臣とNASA長官が「与圧ローバによる月面探査に関する実施取決め」に署名し、日本人宇宙飛行士による月面着陸の機会を将来のアルテミス計画で2回提供することが合意されたことは同出典による)

なおした ところ

更新履歴

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