1. ももの かごが、ゴールに なった
1. 桃の籠が、ゴールになった
1. ネイスミスは、無理な課題から新しい競技を生み出した
アメリカの マサチューセッツしゅうに ある 学校で、体いくの 先生を して いた ジェームズ・ネイスミスは、校長先生から こまった 注文を うけた。冬は さむくて、外で スポーツが できない。でも アメフトのように あらっぽくなく、サッカーのように 広い ばしょも いらない、あたらしい しつ内スポーツを 作れ、と いう ちゅうもんだった[1]。
こまった ネイスミスは、たいいくかんの てすりに、ももを はこぶ ための かごを とりつけた。1891年12月21日、そこに ボールを 入れる、あたらしい きょうぎが 生まれた[1]。
2. さいしょは、ドリブルすら なかった
2. 最初は、ドリブルすらなかった
2. 13条の原則には、ドリブルという概念すらなかった
さいしょの しあいは、9人 たい 9人で おこなわれた。ボールを もった まま はしっては いけない、と いう きまりが あり、パスだけで ボールを はこんだ。今の バスケットボールに ある 「ドリブル」は、まだ なかった[2]。
つぎの 年、ネイスミスは、この あたらしい きょうぎの ための、13この ルールを まとめたと いう[2]。
3. 点が 入るたび、はしごに のぼって とった
3. 点が入るたび、はしごに登って取った
3. 底のない籠から、現在のゴール用具へと進化した
さいしょの ももの かごには、そこに あなが あいて いなかった。だから ボールが 入るたびに、かごの よこに おいた はしごに 人が のぼって、手で ボールを とりださなければ ならなかった[3]。
やがて かごの そこに あなが あけられ、ぼうで つついて ボールを 出せるように なった。その後、かごは こわれやすい ため、金ぞくの わっかに、さらに あみを つけた 今の 形に かわって いった[3]。
ゴールの うしろに ある 「バックボード」も、さいしょは なかった。かんきゃくが ゴールに さわって じゃまを する ことが あったため、それを ふせぐ ために つけられた[3]。
4. NBAは、べつの名前で 生まれた
4. NBAは、別の名前で生まれた
4. BAAとNBLが合併して、今のNBAが生まれた
今の プロバスケットボール リーグ 「NBA」は、さいしょから この 名前だったわけでは ない。1946年、「BAA」と いう 名前で スタートした[4]。
その後、ライバルだった べつの リーグ「NBL」と いっしょに なり、1949年に、今の 「NBA」と いう 名前に かわった[4]。
5. 1しあいで、100点を とった せんしゅが いる
5. 1試合で、100点を取った選手がいる
5. ウィルト・チェンバレンは、1試合で100点を取った
1962年、ウィルト・チェンバレンと いう せんしゅが、1つの しあいで、なんと 100点を とった[5]。
この きろくを こえた せんしゅは、いまだに いない。2ばんめに 高い とくてんは 長らく コービー・ブライアントの 81点だったが、2026年、バム・アデバヨと いう せんしゅが 83点を とって、この きろくを ぬりかえた[6]。
6. 日本の バスケは、せかいから しめだされた ことが あった
6. 日本のバスケは、世界から締め出されたことがあった
6. リーグの分裂とFIBAの制裁を経て、Bリーグが誕生した
日本には、むかし 「bjリーグ」と 「NBL」と いう、2つの プロリーグが あった。これは、1つの クラスに、たんにんの 先生が 2人 いるような もので、こまって しまうだろう。ただし ほんとうは 先生では なく、日本の バスケットボールの トップリーグが 2つに わかれて いた、と いう ことだ。これは せかいの バスケットボールれんめい(FIBA)から もんだいだと された[7]。
2014年、日本は FIBAから、国さいしあいに 出られなく なる しょぶんを うけて しまった[7]。
この しょぶんを うけて、2つの リーグは ひとつに まとまる ことに した。2016年、あたらしい プロリーグ 「Bリーグ」が 生まれた[7]。
日本には、昔「bjリーグ」と「NBL」という、2つのプロリーグがあった。1つの国にトップリーグが2つあることは、世界のバスケットボール連盟(FIBA)から問題だとされた[7]。
2014年、日本はFIBAから、国際試合に出られなくなる処分を受けてしまった[7]。
この処分を受けて、2つのリーグは1つにまとまることにした。2016年、新しいプロリーグ「Bリーグ」が生まれた[7]。
日本では2005年以降、「bjリーグ」と実業団色の強い「NBL」という2つのトップリーグが並立する状態が続いていた。国際バスケットボール連盟(FIBA)はこの体制を、日本代表の強化につながらない構造として問題視した[7]。
2014年11月、FIBAは日本バスケットボール協会に対し、無期限の資格停止処分を科した。あらゆるカテゴリー・性別の日本代表チームが、国際試合に出場できなくなる事態となった[7]。
この危機を受けて発足したタスクフォースの主導により、2つのリーグを統合する新リーグの設立が進められた。2015年6月、FIBAは制裁の全面解除を発表し、同年8月の理事会で正式に承認された。2016年9月22日、アルバルク東京と琉球ゴールデンキングスの一戦を皮切りに、新リーグ「B.LEAGUE」が開幕した[7]。
じぶんでも やって みる
自分でも調べてみたくなったら
自分でも調べてみたくなったら
近くに バスケットゴールの ある こうえんが あれば、見に 行って みよう。ボールを 見たら、はじめて 見た 大むかしの 人が どう 思うか、そうぞうしてみると おもしろい。
近くにバスケットゴールのある公園があれば、見に行ってみよう。今のバスケットボールのチームや選手を、1つ調べてみるのもいい。
ネイスミスがまとめた13条の原則を実際に読んでみると、ドリブルという概念のなかった時代の試合が、どんなものだったか具体的に想像できるかもしれない。
しらべた ところ
参考にした情報源
参考にした情報源
- フリー百科事典『ウィキペディア』「ジェームズ・ネイスミス」。 https://ja.wikipedia.org/wiki/ジェームズ・ネイスミス (体育部長ルーサー・ギューリックから冬季の室内競技の考案を課題として与えられたこと、1891年12月21日に桃の籠を使い1チーム9人・サッカーボールで最初の試合が行われたこと)
- 大谷大学「バスケットボールの歴史的背景」、フリー百科事典『ウィキペディア』「バスケットボール」。 http://www2.otani.ac.jp/~tmatsu/2002bunka/0112085/dai1shou.html https://ja.wikipedia.org/wiki/バスケットボール (最初の試合が9人対9人でドリブルの概念がなかったこと、翌1892年にネイスミスが13条の公式ルールをまとめ全米のYMCAに広まったこと)
- BtheB「バスケットボールの歴史!リングの高さやゴールの形状の変容」。 https://btheb.co.jp/archives/2895 (初期の桃の籠に底の穴がなく係員がはしごに登ってボールを取り出していたこと、その後底に穴が開けられ金属製の円筒形を経てネット状のゴールに切り替わったこと、観客のシュート妨害を防ぐためバックボードが導入されたこと)
- フリー百科事典『ウィキペディア』「NBA」、HISTORY「NBA is born」。 https://ja.wikipedia.org/wiki/NBA https://www.history.com/this-day-in-history/august-3/nba-is-born (1946年6月にBAAとして設立されたこと、ライバルのNBLからチームを引き抜きながら勢力を拡大し1949年8月3日に残ったNBLチームがBAAに統合されNBAという名称になったこと)
- バスケットボールキング「62年越しに樹立された“NBAの金字塔”」、フリー百科事典『ウィキペディア』「ウィルト・チェンバレン」。 https://basketballking.jp/news/world/nba/20240303/477248.html https://ja.wikipedia.org/wiki/ウィルト・チェンバレン (1962年3月2日のニックス戦で1試合100得点を記録したこと、1961-62シーズンの平均50.4得点という記録)
- 日本経済新聞「NBA、アデバヨが歴代2位83得点」、バスケットボールキング「ヒートのバム・アデバヨが1試合83得点の大暴れ…コービー氏の記録を抜いてNBA歴代2位に」。 https://www.nikkei.com/article/DGXZQOKC117820R10C26A3000000/ https://basketballking.jp/news/world/20260311/600548.html (2026年3月10日、マイアミ・ヒートのバム・アデバヨがワシントン・ウィザーズ戦で83得点をあげ、2006年のコービー・ブライアントの81得点を抜いてチェンバレンに次ぐ歴代2位になったこと)
- J-CAST「日本バスケットボール協会に資格停止処分 国際連盟が決定」、スポーツナビ「JBA、FIBAより資格停止処分受ける」「FIBAが日本の資格停止処分を解除」、B.LEAGUE公式サイト「B.LEAGUEの歩み」。 https://www.j-cast.com/2014/11/27221868.html https://sports.yahoo.co.jp/column/detail/201411270002-spnavi https://sports.yahoo.co.jp/column/detail/201506190004-spnavi https://www.bleague.jp/corporate/about/history/ (bjリーグとNBLの並立がFIBAに問題視されたこと、2014年11月26日に無期限資格停止処分が科されたこと、2015年6月19日にFIBAが制裁の全面解除を発表し同年8月の理事会で正式承認されたこと、2016年9月22日にアルバルク東京対琉球ゴールデンキングスでB.LEAGUEが開幕したこと)
なおした ところ
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