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「いやや!」と おもったら 188:でんわの さきでは なにが おきる?

「いやや!」と思ったら188:郵便番号で近くの窓口につながり、PIO-NETで相談が注意喚起につながるまで

消費者ホットライン188:郵便番号で振り分け、あっせんで話し合いを助け、PIO-NETで注意喚起に生かす仕組み

分野:歴史・文化

3けたの でんわばんごう「188」には、「いやや!」という あだなが あります。買い物で こまった ときに、かける ばんごうです。

でんわを かけると、はじめに 郵便番号ゆうびんばんごうを きかれます。どうして でしょう。この メモでは、でんわの さきで なにが おきるのか、あつまった 相談が どう やくに たつのかが わかります。

困ったときにかける3けたの電話番号「188」には、「嫌や!(イヤヤ!)」という愛称があります。語呂合わせで、ちょっと笑ってしまう名前です。でも、かけるとまず郵便番号を聞かれます。なぜでしょうか。

この記事では、188が近くの窓口につながる道すじ、その先で相談員ができること、集まった相談がほかの人の役に立つ流れが分かります。

消費者ホットラインの3けたの番号「188」は、「嫌や!(イヤヤ!)」という愛称を持つ。語呂のよさで覚えてもらうための番号だが、かけると最初に郵便番号などを尋ねられる。なぜ住所に近い情報が要るのか。

この記事では、188が地域の窓口へつながる仕組み、消費生活センターでの助言とあっせんの範囲と限界、相談が全国のシステムを通じて注意喚起に生かされる流れが分かる。

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1. どうして「いやや!」なの?

1. 「188」はなぜ「いやや!」と読めるのか

1. 3けたの番号はなぜ必要になったのか:10けたから「188」へ

「いち・はち・はち」を、ゆっくり よんで みてください。「いやや」と きこえませんか。

2015ねんの 7がつから、この 3けたの ばんごうで あんない が はじまりました[1]。おぼえやすい ように、「いやや」と いう あだなが つきました。

まえは、0570-064-370 という 10けたの ばんごうでした。まちがえずに かけるのは、ちょっと たいへんです。いまも この ばんごうは つかえるそうです。

こまって いる ときは、あわてて います。みじかい ばんごうなら、おもい だしやすいですね。

「いち・はち・はち」とゆっくり読むと、「いやや」に聞こえます。2015年7月から、この3けたの番号で案内が始まりました。愛称は「嫌や!(イヤヤ!)」で、神奈川県の案内ページに書かれています[1]。

それまでは、0570-064-370という10けたの番号でした。同じ県のページによると、この古い番号も今のところ使えます。

変な契約をさせられたとき、人はあわてています。10けたの数字を探して押すより、3けたのほうが思い出しやすそうです。覚えやすい愛称も付いています。

では、188を押すと、電話はどこにつながるのでしょうか。

188は、2015年7月に案内が始まった消費者ホットラインの3けた番号で、愛称は「嫌や!(イヤヤ!)」である[1]。語呂合わせの愛称には、トラブルの直後でも思い出しやすくするねらいがあると考えられる。以前は0570-064-370という10けたの番号で案内されており、神奈川県の案内ページによれば、旧番号も現在まで利用できる。

ただし、短い番号にしただけでは、近くの窓口にたどり着けない。相談を受ける窓口は全国の市区町村や都道府県に分かれているからだ。では、188を押した電話は、どうやって自分の町の窓口に届くのか。

2. どうして ゆうびんばんごうを きくの?

2. 郵便番号を聞かれるのは、近くの窓口を探すため

2. 郵便番号の入力で、全国共通の番号が地域の窓口に変わる

188は、日本じゅうで おなじ ばんごうです。でも、はなしを きいて くれる 窓口まどぐちは、まちごとに あります。

そこで、郵便番号ゆうびんばんごうを きくのです[2]。こたえると、ちかくの 消費生活しょうひせいかつセンターなどの 窓口まどぐちに つながります。

窓口まどぐちが あいていない 日や じかんは、べつの 窓口まどぐちが あんないされます。どようびや にちようびも、国民生活こくみんせいかつセンターが うけもつので、ほとんど まいにち つながります[2]。

ただし、でんわ料金りょうきんは かかります。そうだんは むりょうですが、つながった あとの 通話料つうわりょうは、おうちの ひとが はらいます。

188は全国共通の番号です。一方、相談を受ける窓口は、市区町村や都道府県の消費生活センターなど、地域ごとにあります。そこで最初に郵便番号などを入力すると、お住まいの近くの窓口を案内してもらえます[2]。

窓口が開いていない曜日や時間は、都道府県のセンターなどが案内されます。土日祝日は国民生活センターが補い、施設の点検日や年末年始を除いて、原則として毎日つながる仕組みです[2]。

お金の話も知っておくと安心です。相談は無料ですが、窓口につながった時点から通話料がかかります。料金は変わることがあるので、金額は消費者庁のページで見てください。なお、一部のIP電話、プリペイド式の携帯電話、電話リレーサービスからは、地域の窓口へ直接かけることになっています[2]。

つながった先では、相談員が何をしてくれるのでしょうか。

188は全国共通でも、相談を受ける窓口は市区町村・都道府県の消費生活センターなど地域ごとに置かれている。このずれを埋めるのが郵便番号の入力で、入力された番号をもとに、居住地に近い窓口へ案内される[2]。

窓口は平日の昼間しか開かないことが多いが、消費者庁によれば、市区町村の窓口が閉まっている曜日や時間には都道府県のセンターなどが案内される。土日祝日は国民生活センターが相談を補完し、施設点検日と年末年始を除いて原則毎日つながる[2]。

利用上の注意が2点ある。第一に、相談自体は無料だが、窓口につながった時点から通話料がかかる。料金は改定されうるため、金額は同ページで確認したい。第二に、一部のIP電話、プリペイド式携帯電話、電話リレーサービスは、地域の窓口へ直接かける必要がある[2]。

こうして窓口につながった後に、相談員は何ができ、何ができないのか。

3. そうだんいんは なにを して くれるの?

3. 相談員は、助言と「あっせん」で話し合いを手伝う

3. 助言とあっせん:相談員が間に入れる範囲と、できないこと

窓口まどぐちには、相談員が います。はなしを きいて、「こう して みては」と、アドバイスを して くれます[3]。

ひつような ときは、あなたと おみせの あいだに はいって、はなしあいを てつだいます。これを「あっせん」と いいます[3]。

たとえば、ともだちどうしの けんかで、せんせいが まんなかに たつ ようすに にて います。ただし、せんせいの ように「やめなさい」と きめる ちからは ありません。あっせんには、むりやり したがわせる ちからは ないのです[4]。

そのため、のぞんだ とおりに ならない ことも あります。それでも、あいだに だれかが はいると、はなしが すすみやすく なります。

消費生活センターの相談員は、まず話を聞き、情報の提供や助言をします。そして必要なときは、相談者と事業者の間に入り、解決に向けて対応します。これを「あっせん」と呼びます[3]。

たとえば、友だちどうしの言い合いで、先生が間に入って「それぞれ、どう思っているの」と聞くようなものです。ただし、先生のように「やめなさい」と決める力は、あっせんにはありません。栃木県のセンターの説明では、あっせんは法的な指導の権限や強制力を伴わず、話し合いのお手伝いだとされています[4]。

だから、相談したからといって、希望どおりになるとは限りません。それでも、一人で事業者に電話するより、間に入る人がいるほうが話が進みやすいと考えられます。

この相談員の仕事は、2014年の消費者安全法の改正で「消費生活相談員」として法律に定められました。2016年度からは、国民生活センターが資格試験を実施しています。受験に年齢・学歴・実務経験の制限はありません[7]。

消費生活センターの役割は大きく2つある。相談者への情報提供と助言、そして必要に応じて、相談者と事業者の間に入って解決をめざす「あっせん」である[3]。

注意したいのは、あっせんの性質である。栃木県のセンターの説明では、あっせんは法的な指導権限や強制力を伴わず、消費者と事業者の間に入って話し合いを手伝うものとされる。そのため希望どおりの結果になるとは限らず、「必ず解決する」「契約を取り消せる」といった読み方はできない[4]。

この役目を担う消費生活相談員は、2014年の消費者安全法改正で職として法律上に規定された。国民生活センターは2016年度から消費生活相談員の資格試験を実施しており、受験資格に年齢・学歴・実務経験の制限はない[7]。

では、こうして受けた相談は、その場の解決だけで終わるのか。

4. わたしの そうだんは ほかの ひとの やくにも たつ?

4. 年に約90万件の相談は、どう注意喚起につながるのか

4. PIO-NETで集まる約90万件:個別の相談が全国の注意喚起に変わる道すじ

2024ねんどに、日本じゅうの 窓口まどぐちへ よせられる そうだんは、91万けんほどです[5]。1日に すると、へいきんで 2500けんほどに なります(91万を 365で わった かずです)。

そうだんの ようすは、「ぴおねっと」という しくみで あつめられます。ぜんこくの 窓口まどぐちと 国民生活こくみんせいかつセンターを ネットで つなぐ しくみで、つかわれて います[6]。

おなじ ような こまりごとが ふえて いると わかれば、「こんな ことに ちゅういしましょう」と、みんなに しらせる ことが できます。

あなたが 188に そうだんした ことは、いつか だれかを たすける ヒントに なるかもしれません。

2024年度に全国の消費生活センターなどへ寄せられた相談は、91.0万件でした(前の年度は89.3万件)[5]。1年を365日として割ると、1日に平均で約2500件です。

この相談は、「PIO-NET(ピオネット)」というしくみで集められます。国民生活センターと各地の消費生活センターをオンラインで結ぶシステムで、全国の相談を円滑に行うために使われています[6]。相談の内容は集めて分析され、注意喚起などに生かされます。

個々の相談は、その人のトラブルの話です。けれど、似た困りごとが全国で増えていると分かれば、「この手口に気をつけましょう」とまとめて知らせることができます。一人の相談が、ほかの人が同じ目にあうのを防ぐ材料にもなる、ということです。

2024年度は、契約した人の年代で70歳以上が26.2%と最も多く、2015年度以降で最高でした[5]。身近な人に188のことを伝えておく意味が、数字からも見えてきます。

全国の消費生活センター等に寄せられる相談は年に約90万件で、PIO-NETの集計では2024年度が91.0万件、2023年度が89.3万件だった(年度は4月から翌年3月)[5]。平均すれば1日約2500件になる(91.0万を365日で割った計算で、実際の件数は日によって大きく異なる)。

こうした相談を支えているのがPIO-NET(全国消費生活情報ネットワークシステム)である。国民生活センターと各地の消費生活センターをオンラインで結ぶシステムで、目的は全国の相談を円滑に行うことで、集まった相談情報は分析されて注意喚起などに使われる[6]。個々のトラブルは小さな電話でも、同種の相談が多数重なれば、被害の広がりが見えてくる。ここに、相談を受ける意味の一つがある。

誰が相談しているのかにも特徴がある。2024年度は契約当事者の年代で70歳以上が26.2%と最も多く、2015年度以降で最高だった[5]。高齢の家族や知人にも188を知らせておくことが、実際の利用に結びつく可能性がある。

5. じぶんでも しらべて みたく なったら

5. 自分でも調べてみたくなったら

5. 自分でも調べてみたくなったら

きょう できる こと

188は、ほんとうに こまった ときの ばんごうです。れんしゅうで かけるのは やめましょう。かわりに、かみに「188」と かいて、でんわの そばに はって みましょう。おうちの ひとに「これ なあに?」と きかれたら、おしえて あげられます。

おうちの ひとと はなして みよう

188は どんな ときに つかう ばんごうか、はじめに 郵便番号ゆうびんばんごうを きかれるのは なぜか、じぶんの ことばで おうちの ひとに はなして みましょう。

今日できること

188は、本当に困ったときのための番号なので、練習でかけるのはやめておきます。代わりに、紙に「188」と大きく書いて、家の電話やスマホの近くにはってみましょう。「これは何?」と聞かれたとき、説明できる人が一人増えます。どんなときに使う番号か、なぜ郵便番号を聞かれるのかも、家の人に自分の言葉で話してみましょう。

資料を読むなら

消費者庁の「消費者ホットライン188」のページ[2]に、郵便番号で案内する仕組みと注意点がまとまっています。住んでいる市や県の消費生活センターのホームページで、受付時間も調べられます。

国民生活センターの年度ごとの発表[5]には、どんな相談が多いのかが書かれています。

今日できること

188は実際のトラブルのための窓口なので、練習の通話は避ける。代わりに、番号を書いたメモを電話の近くに置き、家族に用途を話しておくとよい。話すことで、手順を自分の言葉でたどり直せる。

資料を読むなら

通話料や、IP電話などからの扱いは改定されうるため、消費者庁の「消費者ホットライン188」[2]で最新の記載を確認したい。年度ごとの相談の件数と傾向は、国民生活センターの発表[5]にある。件数や年代の割合を使うときは、年度と集計の定義まで合わせて読むとよい。

しらべた もとの じょうほう

参考にした情報源

参考にした情報源と、その使い方

本文で使った資料です。

  1. 神奈川県「消費者ホットライン188番をご利用ください」. https://www.pref.kanagawa.jp/docs/r7b/cnt/f370207/p440012.html (188の開始時期・愛称・旧番号)
  2. 消費者庁「消費者ホットライン188」. https://www.caa.go.jp/policies/policy/local_cooperation/local_consumer_administration/hotline/ (郵便番号での案内・土日祝日・通話料・IP電話の扱い)
  3. 消費者庁「消費生活センターの紹介」. https://www.caa.go.jp/about_us/about/caa_pamphlet/jp_2026_006.html (助言とあっせん)
  4. 栃木県 消費生活センター概要. https://www.pref.tochigi.lg.jp/c03/life/shouhi/seikatsu/center-gaiyou.html (あっせんの強制力のなさ)
  5. 国民生活センター「2024年度の消費生活相談」. https://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20250806_3.html (相談件数・年代)
  6. 消費者庁「消費者白書」. https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_research/white_paper/2022/white_paper_239.html (PIO-NETの運用開始と役割)
  7. 国民生活センター「消費生活相談員資格試験」. https://www.kokusen.go.jp/shikaku/shikaku.html (相談員の法的位置づけと試験)

なおした ところ

更新履歴

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