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ここにあるのは、だれかが実際に調べ、考え、作ってきたことを集めたメモです。気になったら、ページの下の「参考にした情報源」から、もとの本や記事、それを生み出した人たちに、直接ふれてみてください。このメモには書ききれないおもしろさが、そこにあります。

スイセンは、夏に 土の 上に 何も ないとき、球根の 中で なにを して いるの?

夏の花壇に何も見えないとき、スイセンは球根の中で何をしているのか

スイセンは地上に葉がない夏、球根の中で花芽をつくり始める ── 花後の葉まで、1年の流れ

分野:生きもの

冬に さく スイセンは、土の 上に 葉が ない 夏の あいだに、球根の 中で 花の じゅんびを はじめることが あると いわれます。

どうして そんな ことが できるのでしょう。この 記事では、スイセンの 1年の「見えない 時間」と、花が おわった あとの 葉の はたらきが わかります。

冬の花として知られるスイセンは、花が咲く何か月も前、地上に葉も花も見えない夏のうちに、球根の中で花の準備を始めているといわれます。研究では、その準備に夏の暑さが関わると報告されています。

では、地面の下の球根は、1年をどう過ごしているのでしょうか。夏の見えない準備、秋から冬の目覚め、花のあとの葉の仕事までの流れが分かります。

ニホンズイセンと同じ変種とされる中国水仙では、花芽の形成が夏の休眠中、球根の内部で起こり、高い貯蔵温度を必要とすると報告されている[5]。冬の花は、地上部のない夏のあいだに始まっているわけだ。

では、その準備はどんな条件のもとで進み、花が終わったあとの葉は次の年にどう関わるのか。この記事では、夏の花芽形成から秋の休眠打破、冬の開花、花後の葉による養分の蓄積までの1年の流れが分かる。

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1. 夏の 土の 中で、なにが おきて いるの?

1. 夏の花壇には何もない。それでも花の準備は始まっている

1. 地上部が消える夏に、球根の内部で進む花芽の形成

スイセンは、夏に なると 土の 上から すがたを けします。葉も 花も ありません。土の 中の 球根だけが、休眠きゅうみんして いる ように 見えます。

ところが、スイセンの なかまの けんきゅうでは、花の もとに なる ものが、この ねて いる 間に 球根の 中で できると ほうこく されて います[5]。しらべられたのは 中国の スイセンの なかまで、日本の ニホンズイセンと おなじ なかまと される ものです。

この じゅんびには、高い 温度が いる そうです。夏の あつさが、冬の 花の はじまりに かかわって いるのでしょう。ただし、日本の 野外で 何月ごろ できるのかは、この 記事では 言えません。

夏の花壇を思い浮かべてください。春に咲いたスイセンの葉はすっかり枯れ、地面には何も見えません。掘り返さない限り、そこに球根があることさえ忘れそうです。

ところが、中国水仙(日本のニホンズイセンと同じ変種とされる系統)の研究では、花芽の形成は夏の休眠中に球根の中で起こると報告されています[5]。しかも、その準備には高い貯蔵温度が必要で、高温にさらす期間が長いほど早まるといいます。つまり冬の花は、地上に何もない夏のうちから、球根の中で始まっているわけです。

球根植物の総説も、スイセンのように夏に花芽ができはじめる種では、球根が花芽を作れる大きさになると、夏の終わりに花の元になる組織が作られると整理しています[4]。ただし、日本の野外で何月に何が起こるのかまでは、これらの資料では示されていません。

スイセンの1年は、花が咲く冬ではなく、地上部が見えなくなる夏から読むと筋が通る。ニホンズイセンと同じ変種とされる中国水仙(Narcissus tazetta var. chinensis)では、花芽の形成は夏の休眠中に球根の内部で起こり、そのために高い貯蔵温度が必要で、高温にさらす期間が長いほど早まると報告されている[5]。

では、それはいつ起こるのか。球根植物の総説は、スイセンなど夏に花芽形成が始まる種では、球根が臨界サイズに達すると夏の終わりに花の分裂組織が誘導・分化し、花の誘導と初期分化には比較的高い温度が要ると整理する[4]。ただし総説は一般論で、ニホンズイセンが日本の野外で花芽をつくる月までは示していない。

2. 球根の 中には、もう 養分ようぶんが 入って いるの?

2. 球根は、花を咲かせるための養分をもう持っている

2. 鱗茎に蓄えられた養分 ── 肥料がなくても咲く理由と、球根の大きさ

球根の 中には、くきが かくれて います。まわりは 黒っぽい かわで つつまれて います[1]。

この 球根には、花を さかせる ための 養分ようぶんが ためられて いる と いわれます。だから、うえた あとに 肥料ひりょうを あげなくても 花が さきます。花の あと うえた ままに して おくと、つぎの 年も さく そうです[8]。

球根の 大きさは、まわりを ぐるっと はかって 8センチから 20センチ ほどの ものが あります[9]。8センチなら 1円玉より すこし 大きい くらい、20センチなら テニスボール くらいです。

花の じゅんびと 養分ようぶんを かかえた 球根は、いつ 土の 上に 出て くるのでしょう。

球根の内部には茎があり、黒い外皮に包まれています[1]。この球根自体に花を咲かせるまでの養分が蓄えられているため、植え付けのあとに肥料は特に必要ない、と大田区の花づくりマニュアルは説明します[8]。花のあとも植えたままにしておくと、翌年も咲くそうです。

大きさは、球の周囲が8cmの小球種から20cmの大球種まであります[9]。周囲を円周と見て直径に直すと、約2.5cmから約6.4cmです(8÷3.14、20÷3.14)。1円玉より少し大きいものから、テニスボールほどまでの幅になります。

花の準備と養分をかかえた球根は、いつ地面の上に姿を見せるのでしょうか。

スイセンの球根は鱗茎で、茎は黒い外皮に包まれた鱗茎の内部にある[1]。大田区の花づくりマニュアルは、球根自体に花を咲かせるまでの養分が蓄えられているため、植え付け後の肥料は特に必要ないとする[8]。花後に植えたままにすれば翌年も咲く、という記述も同じ資料にある。

大きさは、球周8cmの小球種から20cmの大球種まで[9]。球周を円周とみなすと直径はおよそ2.5〜6.4cm(8÷π≒2.5、20÷π≒6.4)。体積は直径の3乗に比例するので、大球は小球の約16倍の体積になる計算だ((20÷8)³≒15.6)。ただし球形とみなした概算であり、実際の鱗茎の形とは異なる。

では、この養分はどこで作られ、いつ蓄えられるのか。それを見る前に、準備の整った球根が、秋にどう動き出すのかを確かめる。

3. 秋から 冬、スイセンは いつ 目を さますの?

3. 夏の暑さのあとに、冬の寒さが必要になる

3. 休眠打破から開花へ ── 芽が出るまでの時間と低温要求

秋に なると、球根は 休眠きゅうみんして いた ところを おえ、芽めと 花の もとが 育ち はじめると いわれます。それは 冬の あいだも つづきます[4]。

ただ、スイセンには 少し めんどうな せいしつが あります。うえてから 芽めが 出るまで 時間が かかる ことが あり[1]、ある ていどの 寒さに 当たらないと 花が さかない そうです[3]。

さく じきは、ニホンズイセンなど 日本の しゅるいが 12月から 2月ごろ、ラッパスイセンなど 西洋の しゅるいが 3月から 4月ごろです[2]。

夏の あつさで じゅんびが はじまり、冬の 寒さを くぐって さく。スイセンは、1年の 気おんの 変化へんかと いっしょに 育って いるように 見えます。

休眠は秋に破れ、芽と花芽の成長が冬を通して続くと、球根植物の総説は整理しています[4]。ただしスイセンの歩みは、せっかちではありません。植えてから芽が出るまで時間がかかることがあり[1]、一定の寒さに当たらないと開花しない性質もあるといいます[3]。

咲く時期は、厚生労働省の資料によると、ニホンズイセンなど日本種が12月から2月ごろ、ラッパスイセンなど西洋種が3〜4月ごろです[2]。

植え付けの適期は、大田区の資料では10〜11月[8]、日本大百科全書では一般種で9〜10月(早生種は8月)[9]と、資料によって少しちがいます。地域や品種で幅があると考えるのがよさそうです。

並べてみると、夏の高温で花芽の準備が進み、秋に目を覚まし、冬の寒さを経て咲く、という流れになります。夏の暑さと冬の寒さの両方が、1輪の花につながっているわけです。

夏に花芽ができた球根は、秋に休眠が破れ、芽と花芽の成長が冬を通して続く[4]。ただしスイセン属は、植えてから芽が出るまで時間がかかることがあるとされ[1]、一定の寒さに当たらないと開花しない性質ももつ(北海道の栽培情報)[3]。

では、いつ咲くのか。厚生労働省のリスクプロファイルは、ニホンズイセンなど日本種を12〜2月ごろ、ラッパスイセンなど西洋種を3〜4月ごろとする[2]。植え付けの適期は、大田区の資料で10〜11月[8]、ニッポニカの記述で一般種9〜10月・早生種8月[9]と、約1か月ずれる。どちらも地域や品種を区別して書いたものではないため、一方が誤りとは言えない。

中国水仙の研究が示した「夏の高温」と、栽培情報の「冬の寒さ」を並べると、スイセンの開花には、高温(花芽の形成)、休眠打破、低温(開花)の順に2種類の温度が関わることになる。ただし前者は中国水仙、後者はスイセン属一般の記述で、同じ個体群で通して確かめた実験ではない。

4. 花が おわった あと、葉を きっては いけないのは どうして?

4. 花が終わっても、葉は次の年の球根を育てている

4. 花後の葉による養分の生産 ── 球根を太らせる葉の役割

花が おわったら、花の くきだけを きって、葉は かれる まで のこす ように、と いわれます[6]。

葉は、光を うけて 養分ようぶんを つくって います。この はたらきを 光合成こうごうせいと いいます。つくられた 養分ようぶんは、球根に ためられ、球根を 太らせます[6][7]。

アメリカの 大学の 資料しりょうには、葉を しばったり あんだり すると、光を うける ところが へって、つくられる 養分ようぶんも へる と あります[7]。同じ 資料しりょうでは、花の あと、葉は ふつう 4〜6週間 ほど のこる そうです。これは アメリカの アイオワ州の めやすで、日本の 月とは そのまま くらべられません。

ここで、前の 章の ふしぎが つながります。肥料ひりょうが なくても さくのは、球根に ためられた 養分ようぶんが あるからです。花の あとの 葉は、これから先の 年の 球根を 育てる しごとを して います。

花が終わると、花茎だけを切り、葉は枯れるまで残すのがよいとされます。葉の光合成で養分を作り、翌年以降の球根を育てるためです[6]。Wikipedia日本語版にも、開花後に葉と茎を枯れるまで切らずに置くと球根が太る、とあります[1]。

アイオワ州立大学の普及機関の資料では、開花後、葉は通常4〜6週間残り、その葉が養分を作ります。翌春に咲くには、十分な養分が球根に蓄えられている必要があります[7]。4〜6週間はアイオワ州での目安で、日本の月とは合わせられません。葉を束ねたり編んだりすると、光を受ける面積が減って、作られる養分も減ります。

ここで、前の章の疑問がつながります。球根は肥料なしで咲くほどの養分を持っていました。花のあとの葉が作る養分は、翌年以降の球根を育てます。葉は、次の年の花のための仕事を、もう始めているわけです。

では、球根の養分はどこから来るのか。名古屋市の花壇づくりの資料は、花が終わったら花茎だけを切り、残った葉で枯れるまで光合成をさせて、翌年以降の球根を育てるとする[6]。Wikipedia日本語版も、葉と茎を枯れるまで切らなければ球根が太るとする[1]。アイオワ州立大学の普及機関は、葉が養分を作り、翌春に咲くには十分な量が球根に蓄えられている必要があると説明し、葉を束ねたり編んだりすれば受光面積が減って養分も減るとする[7]。

葉が残る期間は、同じ資料で通常4〜6週間とされるが、米国アイオワ州の目安であり、日本の気候や品種にそのまま当てはまるとは限らない。

ここまでで、球根の養分は花後の葉が作り、翌年以降の球根を育てるという栽培上の説明がつながる。栽培資料は、花後の葉が作る養分で球根が育つと説明している。ただし、前年の葉の養分が花芽づくりにいつ、どれだけ使われるかは、ここで使った資料には示されていない。

5. 球根は、どうやって ふえるの?

5. 種からは数年、ふだんは球根が分かれて増える

5. 種子繁殖と分球 ── 幼若期と、咲かない球根の原因

スイセンは、たねでも ふえますが、花が さく まで 数年 かかります。そのため ふつうは、球根を 分けて ふやします[1]。

大きく なった 球根の となりに、小さな 球根が できて いきます。小さな 球根が 育っても、もとの 球根は のこります[1]。

ただし、球根が こまかく 分かれる ばかりで 花が さかない ことも あります。肥料ひりょうの ちっそが 多すぎる ことや、うえる ふかさが あさい ことが げんいんと して、Wikipediaに 書かれて います[1]。

スイセンは種でも増えますが、花が咲くまでに数年かかるため、品種改良のとき以外はあまり行われません。ふつうは、球根を分けて増やします。子株が育っても、親の球根は残ります[1]。

球根が細かく分かれるばかりで咲かないときは、Wikipedia日本語版では、窒素肥料が多すぎることや、植え付けが浅すぎることが原因として挙げられています[1]。咲かせたくて肥料を足すほど、かえって咲きにくくなる場合がある、ということです。

スイセンは種子でも増えるが、開花まで数年かかるため品種改良を除いて行われず、球根を分ける分球が基本となる。子株が育っても親株は残る[1]。中国水仙の研究では、若い個体は2年の幼若期をもつと報告されており[5]、花芽形成が始まるまでに時間がかかることが分かる。

球根が細分化するばかりで咲かないときは、窒素過多か、植え付けが浅すぎることが原因として、Wikipedia日本語版に挙げられている[1]。球根に養分が蓄えられている[8]以上、肥料は花のためには要らない、という前の章の話と整合する。

6. 農家の 人は、夏と 冬を どうやって ようい するの?

6. 農家の手引きは、夏の暑さと冬の寒さをまねている

6. 栽培現場の温度処理 ── 夏の高温と秋の低温に近い条件をつくる

切り花の スイセンを つくる 農家の 人は、夏と 冬の 条件じょうけんを、人の 手で ようい する ことも あります。

福井県ふくいけんの 手引きに よると、5月の 中ごろから おわりに、球根を 土から ほり上げます。そして 植える 日から 数えて、小さな 球根は 40日、中くらいの 球根は 60日、10度で ひやします[10]。

夏には、30度で 2週間 あたためる しょりと、ほかの しょりを 合わせると、芽めの 出かたや 花の さきかたが よく なり、花が はやく さく ことも あるそうです[10]。

これは 農家の 人の しごとの 条件じょうけんで、野外の 自然しぜんな 変化へんかとは ちがいます。それでも、夏の あつさと 冬の 寒さが 花に かかわる という 見かたと、よく つながって います。

福井県の越前水仙の栽培手引きによると、球根を5月中下旬に掘り取り、乾燥・調整したあと、植え付けから逆算して、小球は40日、中球は60日、10℃で冷蔵します。また、夏に30℃で2週間の高温処理とエチレン処理を組み合わせると、出芽率と開花率が上がり、開花も早まるとされています[10]。

これは生産者が出荷時期をそろえるための処理条件で、野外の自然な温度変化とは別のものです。ただ、夏の高温と秋以降の低温をまねて花を咲かせているという点は、ここまで見てきた研究の流れと重なります。

福井県の越前水仙栽培の手引きでは、球根を5月中下旬に掘り取り、乾燥・調整し、定植から逆算して小球で40日・中球で60日、10℃で冷蔵貯蔵する。また、夏に30℃で2週間の高温処理を行い、エチレン処理と組み合わせると、出芽率と開花率が向上し、開花も早まる[10]。

高温処理と低温貯蔵は、先に見た「夏の高温で花芽の準備が進み、冬の低温を経て咲く」という研究結果[5][3]と、考え方が重なる。ただしこれは生産者の処理条件で、自然環境での温度変化とは別である。

7. 花が おわった スイセンの 葉を 見に 行って みよう

7. 花の終わったスイセンの葉を、時間をかけて見てみよう

7. 出口 ── 葉が枯れるまでの時間を記録し、資料に月がない部分を確かめる

近くの 花だんや 公園で スイセンを 見つけたら、花が おわった あとの 葉を 見て みましょう。葉は いつごろ 黄色く なり、かれて いくでしょうか。花の ころの 葉と くらべて、長さや 色を ノートに かいて みます。

スイセンは、葉も 球根も どくが あります。さわった あとは 手を あらい、口に 入れないで ください。葉は ニラに、球根は タマネギに にて いて、まちがえる ことが あります[11]。ほかの 人の 庭や 花だんの スイセンは、ほったり ちぎったり せず、見る だけに しましょう。

夏に なると、土の 上には 何も 見えません。それでも 球根の 中では、つぎの 冬の 花の じゅんびが すすんで いる ようです。

近所の花壇や公園でスイセンを見かけたら、花が終わったあとの葉に注目してみましょう。葉はいつごろ黄色くなり、いつ枯れるでしょうか。花が終わったころの日付と、葉が枯れた日をノートに書き、その間が何日だったか数えてみましょう。アイオワ州の「4〜6週間」という目安と、自分の町の様子を比べられます。品種が分からなければ「分からない」と書けば大丈夫です。

スイセンは全草が有毒で、特に球根に多く含まれます。葉はニラに、球根はタマネギに似ているため、誤食が起きています[11]。観察では、触ったら手を洗い、口に入れないでください。他人の庭や花壇のスイセンは、掘ったり葉を切ったりせず、見るだけにします。

花後の手入れは、名古屋市の「花壇づくりのヒント12か月」の4月分が扱っています[6]。近所のスイセンが咲く時期も、年ごとにノートに書き足しておくと、暖かい年と寒い年の差が見えてくるかもしれません。日本の野外で花芽ができる月は、まだ資料がそろっていないところで、調べがいのある問いです。

観察として、近所のスイセンの花が終わったころの日付と、葉が黄変・枯死した日を記録し、その間の日数を数えると、アイオワ州の目安(通常4〜6週間)[7]と日本の例を比べられる。1か所の記録は一例にすぎない。品種は、分からなければ「分からない」と書けばよい。スイセンは全草が有毒で、葉はニラ、球根はタマネギに似て誤食が起きている[11]。触れたら手を洗い、他人の庭では掘らず、見るだけにする。

近所のスイセンの開花の時期も、毎年同じ場所で記録しておくと、暖かい年と寒い年での違いが見えてくる。夏の休眠中の花芽形成や、花後の葉が球根を太らせる期間を日本の野外で示した資料は、まだ手がかりが少ない。調べがいのある問いで、自分の記録がその小さな材料になる。

しらべた もとの じょうほう

参考にした情報源

参考にした情報源と、その使い方

出典について:行政機関の資料、大学や研究機関の資料、栽培の手引きを使った。何に使ったかは、それぞれの項目の最後に書いている。

  1. Wikipedia日本語版「スイセン属」。https://ja.wikipedia.org/wiki/スイセン属 (球根の構造、芽が出にくい性質、葉と球根の関係、増え方について。二次資料)
  2. 厚生労働省 自然毒のリスクプロファイル 高等植物:スイセン類。https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000075837.html (日本種と西洋種の開花時期について)
  3. 北海道「花の栽培情報 スイセン」。https://www.pref.hokkaido.lg.jp/kn/tkn/hana/flower/he009.html (一定の寒さが必要な性質について)
  4. Khodorova & Boitel-Conti (2013) The Role of Temperature in the Growth and Flowering of Geophytes, Plants 2(4). https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC4844387 (夏の花芽形成と休眠が破れる時期について。英語の総説)
  5. Plant & Cell Physiology (2013) 54(2):270-281(中国水仙のNFT1遺伝子の研究)。https://agris.fao.org/search/ru/records/65deb1c36eef00c2cea0f3eb (夏の休眠中の花芽形成と高温の必要について。英語の論文要旨)
  6. 名古屋市「花壇づくりのヒント12か月 4月 スイセンの花後管理」。名古屋市 花壇づくりのヒント12か月 4月(PDF) (花後に葉を残す理由について)
  7. Iowa State University Extension and Outreach, Yard and Garden「Should I tie or braid daffodil leaves after blooming?」。https://yardandgarden.extension.iastate.edu/faq/should-i-tie-or-braid-daffodil-leaves-after-blooming (花後の葉が養分を作ることについて。英語、米国の目安)
  8. 大田区 花づくりマニュアル スイセン。大田区 花づくりマニュアル スイセン(PDF) (球根に養分があり肥料が要らないこと、植え付け時期について)
  9. 日本大百科全書(ニッポニカ)「スイセン」(コトバンク)。https://kotobank.jp/word/スイセン-1550863 (球根の大きさ、植え付け時期について)
  10. 福井県「越前水仙栽培の手引き」。福井県 越前水仙栽培の手引き(PDF) (栽培での冷蔵・高温処理の条件について)
  11. 厚生労働省 自然毒のリスクプロファイル 高等植物:スイセン類(有毒植物)。https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000075843.html (毒と、ニラ・タマネギとの見まちがいについて)

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