1. 地きゅうが すこし かたむいて いるから
1. 地球が、すこし傾いているから
1. 地軸の傾き23.4度が、季節の変化を生む
地きゅうは、まっすぐ 立って 太よう(たいよう)の まわりを まわって いるのでは ない。すこし かたむいた まま、まわって いる[1]。
コマが、まっすぐ 立たずに、すこし ななめに かたむいた まま まわる ことが ある。地きゅうも それに にて いる。ただし ほんとうは、コマの じくの ように くるくる まわる はやさでは なく、その かたむきを たもった まま、1年 かけて 太ようの まわりを 大きく 1しゅう する[1]。
この かたむきの せいで、北はんきゅうが 太ように 近づく 時きと、遠ざかる 時きが 生まれる。近づく 時きが 夏、遠ざかる 時きが 冬だ[1]。
2. 夏至と 冬至、ひるが いちばん 長い日と みじかい日
2. 夏至と冬至、昼がいちばん長い日と短い日
2. 夏至と冬至で、日照時間は約5時間違う
1年の 中で、ひるが いちばん 長い日を 「夏至」、いちばん みじかい日を 「冬至」と いう[2]。
東京では、夏至の ひるは やく14じかん35ふん、冬至の ひるは やく9じかん45ふんしか ない。その さは、やく4じかん50ふんにも なる[2]。
3. 春分と秋分、じつは ひるの ほうが 長い
3. 春分と秋分、実は昼の方が長い
3. 「昼と夜が半分」は、厳密には正しくない
「春分(しゅんぶん)」と 「秋分(しゅうぶん)」は、ひると 夜の 長さが 同じに なる日だと 思われて いる。でも じっさいには、ひるの ほうが すこし 長い[3]。
東京では、春分の 日の ひるは、夜より やく16ふん 長い、と いう しらべも ある。空気が 光を まげる ことや、太ようが しずみきるまでの じかんの かぞえかたが かんけいして いる[3]。
4. マヤの ピラミッドに、へびが あらわれる
4. マヤのピラミッドに、蛇が現れる
4. 春分と秋分に、ククルカンが降臨する
メキシコの チチェン・イッツァと いう いせきに、大きな ピラミッドが ある。春分と 秋分の ころの ゆうがた、この ピラミッドの かいだんに、へびの ような かげの もようが 見える、と いわれて いる[4]。
このピラミッドには、四めん それぞれに 91だんの かいだんが あり、いちばん上の だんと あわせると 365だんに なる。1年の 日数と かんけいが あると 考えられて いる[4]。
5. ストーンヘンジも、太ようの みちを しって いた
5. ストーンヘンジも、太陽の道を知っていた
5. ストーンヘンジは、夏至の日の出を刻んでいた
太ようの うごきを 石に きざんだのは、マヤだけでは ない。イギリスに ある「ストーンヘンジ」と いう、大きな 石が ならんだ いせきも、夏至の 朝、外がわに 立つ 石(ヒールストーン)の 近くから、太ようが のぼる ように 作られて いる[5]。
太ようの 光は、まっすぐ いせきの 中心に むかって さしこむ。この いせきの おもな 部ぶんは、いまから やく4400年 いじょうも 前に 作られたと されて いる[5]。
6. エジプトの神でんに、年に2回だけ さす光
6. エジプトの神殿に、年に2回だけ差す光
6. アブ・シンベル神殿に、年2回だけ光が差す
ストーンヘンジが 太ようの うごきを 石の むきで しるした いっぽう、エジプトには、光そのものを ねらって とどけようと した 神でんも ある。アブ・シンベル神でんの おくには、王さまの ぞうが ならんで いる。ふだんは くらいままだが、1年に 2回だけ、朝日が おくまで さしこんで、ぞうを てらす[6]。
この 2回は、王さまの たんじょう日と、王さまに なった日に あたる、と 考えられて いる[6]。
じぶんでも やって みる
自分でも調べてみたくなったら
自分でも調べてみたくなったら
きょうの ゆうがた、太ようが しずむ ばしょを おぼえて おくと、半年後には、そこから どれくらい ずれて いるかに 気づくはずだ。
今日の夕方、太陽が沈む場所を覚えておくと、半年後にはそこからどれくらいずれるか気づくはずだ。
今日、太陽が沈む方角を確認しておくと、半年後の同じ時刻に見比べたとき、地平線上でどれだけ位置がずれているかがわかる。その動きの幅こそが、地軸の傾きがもたらす季節の証拠だ。
しらべた ところ
参考にした情報源
参考にした情報源
- 日本気象協会 tenki.jp「地球の『傾き』から生まれた季節の変化」。 https://tenki.jp/suppl/grapefruit_j02/2022/03/20/31027.html (地球の地軸が約23.4度傾いていること、この傾きにより北極側・南極側が太陽の方向を向く時期に応じて夏・冬・春・秋が生まれること)
- jpnculture.net「夏至と冬至の昼の長さの違い」。 https://jpnculture.net/geshi-gouji/ (東京における夏至・冬至の日の出・日の入り時刻と昼の長さ、両者の差が約4時間50分であること)
- 国立天文台(NAOJ)「春分の日・秋分の日には、昼と夜の長さは同じになるの?」。 https://www.nao.ac.jp/faq/a0303.html (日の出・日の入りが太陽の上辺基準で定義されること、大気による屈折の影響、東京での2020年春分の日に昼が夜より約16分長かったという実測値)
- VOYAGE-世界見聞録「マヤ文明の古代都市チチェンイッツァ遺跡と春分・秋分の奇跡」。 https://media.eurasia.co.jp/mid-south-america/chichenitza (チチェン・イッツァのエル・カスティーヨで春分・秋分の夕方に階段の影が蛇の姿になって現れること、四面91段+最上段で365段になり太陽暦の1年をかたどっていること)
- フリー百科事典『ウィキペディア』「ストーンヘンジ」。 https://ja.wikipedia.org/wiki/ストーンヘンジ (夏至の朝にヒールストーン付近から太陽が昇り光が遺跡中央に差しこむよう配置されていること、主要な巨石群が紀元前2440年から2100年ごろに、最初期の土塁・堀が紀元前3100年ごろに遡って建造されたこと)
- AFPBB News「光が差すのは年に2回だけ、古代エジプト神殿のラムセス2世彫像」。 https://www.afpbb.com/articles/-/2302251 (アブ・シンベル大神殿の至聖所に2月22日と10月22日の年2回だけ朝日が差しこみラムセス2世の座像などを照らすこと、考古学者がこの2日を王の即位日・誕生日と推定していること)
なおした ところ
更新履歴
更新履歴(改版の記録)
- 初版を公開。
このサイトでは、公開した記事の本文は原則として書き直しません。誤りが見つかったときや、内容が古くなったときだけ手を入れ、その理由をこの欄に残します。