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ここにあるのは、だれかが実際に調べ、考え、作ってきたことを集めたメモです。気になったら、ページの下の「参考にした情報源」から、もとの本や記事、それを生み出した人たちに、直接ふれてみてください。このメモには書ききれないおもしろさが、そこにあります。

道ばたの 側溝そっこうに おちた 雨は、どこへ 行くの?

道ばたの側溝に流れこんだ雨は、どこへ行くのか

側溝に集めた雨水は何を守り、どこへ流れていくのか

分野:技術

雨の 日に 側溝そっこうに おちた 水は、まちに よっては、きれいに する 場所を 通らず、そのまま 川へ 行きます。

道ばたの 小さな みぞは、なんの ために あるのでしょう。つまると、どうなるのでしょう。この メモを 読むと、その わけが わかります。

雨の日に側溝へ落ちた水は、地域によっては下水処理場を通らず、そのまま川へ向かいます[4]。道ばたの溝は、川へ続く水の道のいちばん手前にあたります。

この溝は、そもそも何のためにあるのでしょうか。つまると、何が起こるのでしょうか。国や自治体の資料から、その答えが分かります。

分流式の下水道を持つ地域では、道路の雨水は側溝や雨水管を通り、下水処理場を経ずに直接川へ出る[4][5]。つまり道ばたの側溝は、川へ向かう水の道のいちばん手前の部分だ。

では、側溝は雨水を集めて何を守っているのか。ふたや形はなぜいくつもあるのか。落ち葉がつまると何が困るのか。土木学会、国土交通省、複数の自治体の資料を比べて、その答えが分かる。

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1. 雨は、どうして 道の はしに あつまるの?

1. 雨は、なぜ道の端に集まるのか

1. 平らに見える車道の傾きと、側溝の役目

雨の 日、道の まんなかに 水が たまって いる ことは、あまり ありません。水は、いつのまにか 道の はしの ほうへ ながれて います。

わけは、道が ほんの すこし、ななめに つくられて いるからです。国の きまりでは、アスファルトの 道の かたむきは、1メートルで 1.5センチから 2センチ ほど さがる 大きさが ひょうじゅんです[2]。

この かたむきが 5メートル つづくと、7.5センチから 10センチ ほど ひくく なります。目では、ほとんど わかりません。

はしに あつまった 水を うけとるのが 側溝そっこうです。道に 雨が たまらないように して、みんなが あんぜんに 通れるように します[1]。

ただし、かたむきの 大きさは、場所で かわることも あります。これは、ふつうの 道の ひょうじゅんの 数です。

道には、目に見えない傾きがある

雨の日に、車道の真ん中に水たまりが広がっている場面は、あまり見かけません。水は、気づかないうちに道の端へ寄っています。

理由の一つは、道が幅の方向にわずかに傾けてつくられていることです。国土交通省の道路構造令の解説資料では、舗装した道の横断勾配(道の幅方向の傾き)は、標準で1.5%以上2%以下とされています[2]。1.5%は、1メートル進むと1.5センチ下がる傾きです。

2%なら、1メートルで2センチ。この傾きが5メートル続くと、7.5〜10センチの高さの差になります。歩いていても、ほとんど気づかない大きさです。

集まった水を、側溝が受ける

道の端に寄った雨水を受け止めるのが側溝です。土木学会誌の解説では、側溝は路面や道路の雨水、雪解け水を排水するための施設で、路面に水がたまるのを防ぎ、利用者が安全に通れるようにするものとされています[1]。

ここで示した傾きの数字は、あくまで標準の値です。片側に傾ける場合など、道によって事情は変わります[2]。

水を道の端へ集めるのが傾き、集めた水を受けて流すのが側溝。二つは、ひと組で働いています。では、水が道にたまり続けると、何が困るのでしょうか。

舗装した車道は平らに見えるが、幅方向には傾きがある。国土交通省の道路構造令の解説資料は、舗装道の横断勾配を1.5%以上2%以下と示す[2]。1.5%なら1mで1.5cm、2%なら2cm下がる。この勾配が5m続けば、端は7.5〜10cm低い計算になる。人が歩いて気づく差ではないが、この高さの差があるため、雨水は低い側の端へ流れる。

端に寄った雨水を受けるのが側溝である。土木学会誌の解説では、側溝は路面の雨水や積雪時の雪解け水を排水する施設で、路面の滞水を防ぎ、利用者が安全に通行できるようにするものだと説明される[1]。傾きが水を集め、側溝が受け取って運ぶという分担になっている。

ただし1.5〜2%は標準値で、解説資料には片勾配の場合や、気象条件によって扱いが変わる場合も書かれている[2]。資料は、路面の雨水を側溝などへ導くために横断勾配が必要だと説明している[2]。では、水が道の上にとどまり続けると、何が起こるのか。

2. 水が たまると、道に あなが あくの?

2. 道にたまった水は、舗装をどう傷めるのか

2. 水が舗装を壊す道すじ ── ポンピング現象とポットホール

道に あいた あなを、見た ことが あるでしょうか。あれは「ポットホール」と よばれます。

いばらきけんの しりょうでは、アスファルトの 道が いたむ 大きな わけを 3つ あげて います。水と、車の おもさと、あつさ さむさの かわりめです[3]。

はじまりは、アスファルトの ひびわれです。そこから 雨水が しみこみます。そこへ 車が 通ると、したの こまかい つぶが 水と いっしょに ふき出し、すきまが できます。すきまが 大きく なると、道が くずれて、あなに なります[3]。

つまり、水は 道を いためる 3つの わけの ひとつです。ただし、側溝そっこうが ないと あなが あく、と かいて ある わけでは ありません。

ひび割れから水が入ると

茨城県土木部の資料は、アスファルト舗装が傷む主な要素として、水の存在、荷重(車などの重み)、温度変化の三つを挙げています[3]。

壊れ方の道すじはこうです。まず、ひび割れから雨水が路盤(アスファルトの下の層)にしみこみます。そこへ車の重みが加わると、路盤の細かい粒が水といっしょに噴き出します。この現象はポンピング現象と呼ばれ、舗装の下に空洞ができます。空洞が広がれば舗装が壊れ、路面に穴、つまりポットホールができることがあります[3]。

側溝との関係は

水は、傷みの三つの要素の一つです。道の上に水をためない役目を持つ側溝は、その点で道を守る側にあると考えられます。ただし、資料には、側溝がないからポットホールができる、といった因果までは書かれていません。この資料が説明しているのは、水が舗装を傷める道すじまでです。

水を道の外へ運ぶ側溝は、道の足もとを支える地味な設備です。その側溝には、じつはいろいろな形があります。

茨城県土木部の資料は、アスファルト舗装の劣化の主な要素を、水の存在・荷重・温度変化の三つとする[3]。このうち水と荷重が重なると、次の道すじで壊れる。ひび割れから雨水が路盤に浸透し、そこへ交通荷重が加わると、ポンピング現象によって路盤の細かい粒が水とともに噴き出す。その結果、舗装版の下に空洞ができ、舗装が壊れてポットホールになりうる[3]。

路面の水が傷みの要素の一つなら、水を道の上にとどめず外へ運ぶ側溝は、舗装を守る方向に働くと考えるのが自然だ。ただし、資料が示しているのは水が舗装を傷める道すじであって、側溝の有無とポットホールの発生を直接結びつける記述はない。この記事も、そこまでは言い切らない。

なお、傷む原因は水だけではない。荷重や温度変化も同時に関わるため、水を排除すれば壊れないという話にはならない。道を守る仕事は、側溝だけでなく、点検や補修とも組になっている。その側溝は、場所や条件に合わせて、形やふたを使い分けている。

3. 側溝そっこうの ふたは、どうして いろいろ あるの?

3. 側溝の形とふたは、なぜいくつもあるのか

3. 場所に合わせた形とふたの使い分け ── 工場で作る側溝

町の 道を 見まわすと、側溝そっこうの ふたは、いろいろです。コンクリートの ふたも あれば、あみ目の 金ぞくの ふたも あります。あみ目の ふたは「グレーチング」と よばれます[1]。

どちらを つかうかは、まちごとの きまりや、はなしあいで きめられます[1]。

かたちも、いろいろです。でんしんばしらを よけるために、「く」の じに まがった ものも あります。ななめの ところで、かたむきを かえられる ものも あります[1]。

むかしは、道の はしに しばや 石を しいて、水を ながして いました[1]。いまは、こうじょうで あらかじめ つくる コンクリートの ものが ふつうです。

こうじょうでは、てっきんを いれた わくに コンクリートを ながし、ゆらして かためます。じょうきで あたためると、1日で わくから はずせる つよさに なります。ただし、これは 話を 聞いた 2つの 会社の はなしです[1]。

ふたも形も、場所に合わせる

側溝のふたは、大きく二種類に分かれます。コンクリート製のふたと、グレーチングと呼ばれる網目状の鋼製のふたです。どちらを使うかは、各自治体が定めた割合や、協議によって使い分けられます[1]。

本体の形もさまざまです。U字形で上にふたをかぶせるもの、ふたを落とし込むもの、勾配を変えられる可変勾配側溝、電柱を避けるためのくの字形、上面にすき間のある円形のものなどがあります[1]。

昔は芝や石、いまは工場製

昔は、住まいや道に水がたまらないよう、道の脇に芝や石を敷いて水を逃がしていました。これがいつごろの話かは、資料に年代が書かれていません。現在は、工場でつくるコンクリート製の側溝が主流です[1]。

工場では、鉄筋を組んだ型枠にコンクリートを流し、振動で締め固めます。蒸気養生という方法で、1日で型から外せる強度を出します[1]。厚さや深さは、設置する場所の地盤、降雨量、荷重条件を考えて選びます。ただし、これは取材した二つの会社の例で、すべてのメーカーに共通とは限りません。

側溝の種類は多い。土木学会誌の解説によれば、U字形で上ぶた式・落ちふた式のもの、勾配を変えられる可変勾配側溝、電柱を避けるくの字形、上面にスリットのある円形側溝などがある。ふたはコンクリート製と、網目状の鋼製(グレーチング)に大別され、各自治体が定める割合や協議で使い分ける[1]。

今の側溝は、工場で作る製品が主流である。昔は住居や道に水がたまらないよう、道の脇に芝や石を敷いて排水していた。ただし「昔」がいつかは資料に書かれていないので、年代は言えない[1]。

製造では、鉄筋を組んだ型枠にコンクリートを流し、振動で締め固める。蒸気養生で1日のうちに脱型できる強度を出す。設計では、設置箇所の地盤・降雨量・荷重条件を考えて、厚さや深さを選ぶ[1]。これは土木学会誌が取材した2社の話であり、全メーカー共通の工程とは限らない。

道ばたの同じような溝に、場所ごとの条件が反映されている。では、側溝が集めた水は、最後にどこへたどり着くのか。

4. 集めた 水は、どこへ 行くの?

4. 集めた雨水は、下水処理場に行くのか、川に行くのか

4. 分流式と合流式 ── 側溝の水の行き先は地域で違う

家の やねに ふった 雨は、雨どいを 通ります。道に ふった 雨は、側溝そっこうを 通ります。分流式の まちでは、どちらも 雨水管うすいかんに あつまり、そのまま 川や 海へ 出て いきます[5]。

だいどころや おふろ、トイレの 水は、べつの くだ、汚水管おすいかんに はいります。こちらは、きれいに する 場所へ 行きます[5]。

このように、くだを 2つに わけた しくみを「分流式」と いいます。1つの くだで ぜんぶ ながす しくみは「合流式」と いいます[6]。

合流式の まちでは、雨の 水も よごれた 水も 同じ くだに はいり、雨の 日には 一部が きれいに されないまま 川へ 出る ことが あります[6]。世田谷区の ページでは、この 区の 中でも、地いきに よって 合流式と 分流式が わかれて います[4]。ですから、あなたの まちが どちらかは、まちの ホームページで しらべて みましょう。

分流式の まちでは、車を あらった 水を 側溝そっこうに ながさないで、と よびかけて います。少しでも、川が よごれる もとに なるからです[4]。

雨水と汚水を、別々の管で流す

国土技術政策総合研究所の子ども向け資料によると、降った雨は、家の雨どいや道路の側溝を通って雨水管に流れ、雨水管に集められた水はそのまま川や海へ流れます。一方、台所・風呂・トイレの水は汚水管を通って、下水処理場へ向かいます[5]。このように雨水と汚水を別の管で流す方式が分流式です。

これに対して、合流式は、汚水と雨水を同じ管で流します。大阪府の資料は、合流式には、雨の日に汚水と雨水が混じった下水の一部が処理されないまま川などに放流される問題があると説明しています[6]。

どちらの地域かは、住む場所で変わる

世田谷区の公式ページによると、区の北東部は合流地域、南西部は分流地域です。分流地域では、雨水は道路脇の側溝や雨水管を通って直接川へ流れます[4]。ですから、側溝の水がどこへ行くかは、全国で同じではありません。

この区は、分流地域で洗車の排水などを側溝に流さないよう呼びかけています。少量でも川を汚す原因になりうるからです[4]。側溝は、雨水のための道です。その先が川だと分かると、ここに流すものを選ぶ理由も見えてきます。

側溝の雨水の行き先は、下水道の方式で決まる。国土技術政策総合研究所の子ども向け資料は、降った雨が雨どいや側溝を通って雨水管に入り、集められた雨水はそのまま川や海へ流れると説明する。台所・風呂・トイレの水は汚水管を通って下水処理場へ行く[5]。雨水と汚水を別々の管で流す方式が分流式で、同じ管で流すのが合流式である[6]。

合流式は、雨天時に汚水と雨水が混じった下水の一部が処理されずに川などへ放流される問題を抱える[6]。世田谷区の公式ページは、区の北東部が合流地域、南西部が分流地域と示し、分流地域では雨水が側溝や雨水管を通って直接川へ流れるとする[4]。同じ区内でも行き先が違うので、「全国どこでも直接川へ」とは言えない。

そのため同区は、分流地域で洗車の排水などを側溝へ流さないよう呼びかけている[4]。処理場を通らない水の道だからこそ、流すものを選ぶ必要がある。側溝を川の最上流とみなす見方は、この資料の説明を私が言い換えたものだが、仕組みとしては筋が通る。ところで、この水の道は、いつも順調に流れるのだろうか。

5. 落ち葉で つまると、どうなるの?

5. 落ち葉や泥でつまると、何が起こるのか

5. 排水機能の低下と、清掃・管理の分担

雨が ふる たびに、道の 水は 側溝そっこうへ 入ります。その とき、落ち葉や ごみ、どろも いっしょに ながれこみます。

船橋市の ページでは、落ち葉や ごみ、どろが 水の 入り口や 側溝そっこうに たまって、水が ながれなく なって いる ところが、ある と いいます。水の あふれる 道が ある 理由の ひとつです[7]。

そこで 船橋市は、むりの ない はんいで 市みんなに、そうじの きょうりょくを よびかけて います。出た どろは、市が むりょうで 持って いきます[7]。

よこはましの ページでは、そうじで 出た 土や 落ち葉は、雨水管うすいかんには ながさないで、と あります。くだが つまる もとに なるからです[8]。

ただし、これは それぞれの まちの きまりです。ほかの まちは ちがう ことも あります。

落ち葉・ごみ・泥が、水の通り道をふさぐ

道路が冠水する原因には、落ち葉やごみ、泥土が集水ますや側溝にたまり、本来の排水の働きが果たせていないものも含まれます。船橋市の公式ページが、そう説明しています[7]。すべての冠水がこれで起こるわけではなく、中にはそうした原因のものもある、という話です。

同市は、無理のない範囲で、住民に清掃への協力を呼びかけ、側溝などから出た泥土を無料で回収しています[7]。

掃除したあとの土は、どうする

横浜市のページには、掃除して出た土や枯れ葉は、雨水管の詰まりの原因になるので雨水管には流さないこと、とあります。出た土砂や落ち葉は一般廃棄物です。個人が持つ側溝は所有者が、公道の側溝は市(各区の土木事務所)が、管理と清掃を担います[8]。

点検する人たち

土木学会誌では、瑞穂市で、地元の業者が地域を回って、危険な側溝や補修が必要な箇所を書き込んだ地図をつくり、自治体に補修をお願いしていると紹介しています(2019年の取材)[1]。ごみがたまって水が流れにくくならないよう、定期的な清掃も大切だとされています。ここに挙げたのは、一つの地域の例です。

側溝は、つまれば役目を果たせない。船橋市の公式ページは、道路冠水の原因には、落ち葉・ごみ・泥土が集水ますや側溝にたまって本来の排水機能を果たせていない場合もあるとする[7]。「多くが」ではなく「中には〜もある」という強さの説明である。同市は住民に、無理のない範囲での清掃協力を呼びかけ、出た泥土などを無料で回収している[7]。回収の方法は船橋市の制度で、全国共通ではない。

清掃で出たものの扱いにも決まりがある。横浜市の公式ページは、土や枯れ葉は詰まりの原因になるため雨水管には流さず、出た土砂や落ち葉は一般廃棄物として扱うとする。個人所有の側溝は所有者が、公道の側溝は市(各区の土木事務所)が管理・清掃する[8]。これも一つの市のルールで、他の自治体では異なりうる。

維持管理は、自治体が主体となって計画し点検する。土木学会誌は、瑞穂市で地元業者が地域を回り、危険や補修の必要がある側溝を書き込んだマップを作り、補修の重要度を示して順序立てて進めている例を紹介する(2019年の取材)。ごみがたまって排水機能が落ちないよう、定期清掃も重要とされる[1]。

側溝の働きは、設備だけで保たれるのではない。道に落ちた雨を川へ送る水の道は、住民・自治体・地元の業者が、それぞれの持ち場で支えていると読める。

6. 側溝そっこうの そばで、水の ゆくえを さがそう

6. 側溝のそばで、水と落ち葉の行き先を探す

6. 出口 ── 観察と、自分の地域の資料の探し方

雨あがりに、おうちの 人と いっしょに、側溝そっこうの ある 道を 歩いて みましょう。見る ところは 2つです。

1つめは、水が 道の どこに あつまって いるか。2つめは、側溝そっこうの まわりに、落ち葉や ごみが たまって いる 場所が ないか、です。

あぶないので、見る ときは 歩道から 見ます。車の 通る 道には 出ません。ふたは あけません。さわりも しません。

はれた 日には、ふたが コンクリートか あみ目かも 見て みましょう。そして、おうちの 人と、あなたの まちの 水が 川へ 行くのか、ホームページで しらべて みましょう。

雨上がりに、家の人(保護者)といっしょに、側溝のある道を歩いてみましょう。見るのは二点です。一つは、水が道のどのあたりに集まっているか。もう一つは、側溝のまわりに落ち葉やごみがたまりやすい場所があるか、です。

安全のため、見るのは歩道からにします。車の通る道には出ないこと、ふたを開けたりさわったりしないことを守ってください。

晴れた日には、ふたがコンクリート製か網目状かも見てみましょう。さらに、自分の住む市や区のホームページで、下水道が分流式か合流式かを調べられます。世田谷区のように、同じ区の中でも地域によって違う場合があります[4]。

調べるときは、「〇〇市 下水道 合流式 分流式」のように、自分の自治体名と合わせて探します。道ばたの溝の先が川なのか処理場なのか、自分の町の答えを見つけられます。

観察するなら、雨上がりに家の人(保護者)といっしょに歩き、道のどこに水が集まるか、側溝のまわりに落ち葉やごみがたまる場所がないかを見る。安全のため、歩道から見て、車道に出ない。ふたは開けず、さわらない。

資料を読むなら、道の傾きは国土交通省の道路構造令の解説資料[2]、水と舗装の関係は茨城県の資料[3]、側溝の種類や製造は土木学会誌の解説[1]が日本語で読める。自分の地域が分流式か合流式かは、自治体の下水道課のページで探せる。世田谷区や大阪府の例のように、同じ地域でも合流式と分流式が分かれていることがあるため、住所に合う説明を読むとよい[4][6]。

横断勾配の標準値(1.5〜2%)はどう決まるのか。グレーチングはどんな場所で選ばれるのか。調べてみる価値のある問いだ。

しらべた もとの じょうほう

参考にした情報源

参考にした情報源と、その使い方

出典について:土木学会、国土交通省、国土技術政策総合研究所、茨城県、世田谷区、大阪府、船橋市、横浜市の公式資料を使った。何に使ったかは、それぞれの項目の最後に書いている。

  1. 土木学会誌 2019年5月号「これってドボク?」側溝。https://jsce.or.jp/journal/student/korette/201905.pdf (側溝の目的、種類、ふた、製造、維持管理の例について)
  2. 国土交通省 道路構造令の解説資料(第6章 路面構造)。https://www.mlit.go.jp/road/sign/pdf/kouzourei_3-6.pdf (車道の横断勾配の標準値について)
  3. 茨城県 土木部 アスファルト舗装の劣化メカニズム資料。https://www.pref.ibaraki.jp/soshiki/doboku/doiji/documents/asphalt1.pdf (水が舗装を傷める道すじについて)
  4. 世田谷区 公式ページ(下水道・雨水)。https://www.city.setagaya.lg.jp/mokuji/sumai/011/006/002/d00028414.html (分流地域・合流地域と、側溝への排水の呼びかけについて)
  5. 国土技術政策総合研究所 下水道のしくみ(子ども向けリーフレット)。https://www.nilim.go.jp/lab/bcg/kids/kids_leaflet/gesuidounoshikumi.pdf (雨水管と汚水管、水の行き先について)
  6. 大阪府 下水道 合流式の改善。https://www.pref.osaka.lg.jp/o130130/gesui_jigyo/keikaku/gouryu.html (合流式と分流式の違いについて)
  7. 船橋市 公式ページ(側溝・集水ますの清掃)。https://www.city.funabashi.lg.jp/machi/douro/003/p009757.html (つまりと冠水、清掃協力の呼びかけについて)
  8. 横浜市 公式ページ(側溝清掃物)。https://www.city.yokohama.lg.jp/kurashi/machizukuri-kankyo/kasen-gesuido/gesuido/gesuidofaq/haisui/005.html (清掃で出た土や落ち葉の扱い、管理者について)

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