1. ちゃわんには、とっての ない ものが あった
1. 中国の茶碗には、取っ手がなかった
1. 中国の茶碗 ── 取っ手のない、小さな器
むかしの 中国の お茶の ちゃわんは、とっての ない 小さな うつわでした。
ヨーロッパの 人たちは、日本の 伊万里や、中国の 広東から 運ばれて きた、とっての ない 東洋の かたちを まねて、カップを つくる ように なりました。
ちゃわんに とってが なかった わけは、はっきり わかって いません。
2. とっては、大きな のみものの 入れものに あった
2. 取っ手は、大きなジョッキから来た
2. マグの起源 ── 大きな飲み物の器に付いた取っ手
「マグ」は、とってが 1つ ついた、大きめの のみものの 入れものの ことです。だいたい 250ミリリットルから 350ミリリットルくらいです。それより ずっと 大きい ものは、「タンカード」と よばれます。
ただし本当は、マグの とっては、なべの 耳と ちがって、あとから つけられた ものです。
4. 白い マグには、あとから とってが ついた
4. 取っ手はあとから付き、食堂の定番になった
4. 取っ手の追加と「ダイナーのマグ」── まねが広げた形
1940年代の なかごろ、ビクターは ふつうの 人むけに、とっての ついた マグを 売りだしました。少し 小さく、いろも ふえました。
その 白い マグは、しょくどうや カフェで 使われる ことが 多く なりました。まねを する 会社も たくさん あらわれ、「ダイナーのマグ」と よばれる 形に なりました。
ビクターが マグを つくるのを やめたのは、1987年とも、1990年の 春とも いわれて います。しりょうによって、年が ちがいます。
5. いまの マグに のこった もの
5. 今のマグに残ったものと、まだ分からないこと
5. 今の形を説明する流れと、残る謎
今の マグには、とってが 1つ あります。大きすぎない 大きさで、ぶあつくて じょうぶな うつわです。とっては あとから つき、ぶあつい しろい うつわは、こぼれにくさや あたたかさを たもつ ために 広まりました。
でも、まっすぐな かたちの マグが いつ、どうして 多く なったのかは、この しりょうでは 分かりませんでした。
今のマグカップに残っているのは、取っ手が1つあること、大きすぎない容量、厚くて丈夫な器であることです。取っ手は熱い飲み物を持つための工夫としてあとから付き、厚い白い器は、こぼれにくさや丈夫さ、保温のために広がりました[6][2]。
取っ手の付いた器が西洋で広まった時期も、資料によって違います。英語版ウィキペディアの「Teacup」は、西洋で取っ手が付いたのは19世紀の初めとしています。一方で、17世紀のチョコレート用カップには取っ手があったとも書いています。この説の根拠は1冊の本なので、ほかの資料と突き合わせる必要があります[1]。
まっすぐな円筒形のマグが、いつ、どんな理由で広まったのかは、今回の資料では分かりませんでした。
6. しらべて みよう
6. 自分でも調べてみたくなったら
6. 自分で調べてみたくなったら
おうちの マグカップを 3つ 出して、とっての いち、かべの あつさ、そこの ざらざらを くらべて みて ください。
ちゃわんや 湯のみと くらべると、とっての ない うつわが どこまで 使いやすいかも 分かります。
しらべた もとの じょうほう
参考にした情報源
参考にした情報源と、その使い方
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- 英語版ウィキペディア「Teacup」(取得:2026年10月8日)。 https://en.wikipedia.org/wiki/Teacup (取っ手のない茶碗の由来、伊万里・広東からの輸出磁器の形、西洋で取っ手が付いた時期の記述)
- 英語版ウィキペディア「Mug」(取得:2026年10月8日)。 https://en.wikipedia.org/wiki/Mug (mugの容量と取っ手の定義、初期のマグの材料と用途、陶器と金属の器の扱いやすさ、1664年の初出の記述)
- Online Etymology Dictionary「mug」(取得:2026年10月8日)。 https://www.etymonline.com/word/mug (mugの語源は不明であること、1560年代の初出とされること)
- Chris Clemens「How the Victor Coffee Mug Changed the Way We Drink Coffee」Exploring Upstate(2016年3月6日)。 https://exploringupstate.com/how-victor-changed-the-coffee-mug/ (海軍の注文と取っ手のない最初の器、底の仕上がり、戦後の取っ手の追加、模造品の増加、生産終了の年を1987年とする記述)
- 英語版ウィキペディア「Victor Insulators」(取得:2026年10月8日)。 https://en.wikipedia.org/wiki/Victor_Insulators (ビクター社が碍子の仕事の減少で食器に取り組んだこと、海軍向けの白い厚手の器、戦後の取っ手付きの版、生産終了を1990年春とする記述)
- Mental Floss「Why Do Diners Across America All Use the Same Mugs?」 https://www.mentalfloss.com/big-questions/why-do-diners-america-use-same-mugs (海軍の要望、厚くて白い器の耐久性と保温性、取っ手の追加とコーヒーショップの関係、ダイナーの定番になったこと)
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