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ここにあるのは、だれかが実際に調べ、考え、作ってきたことを集めたメモです。気になったら、ページの下の「参考にした情報源」から、もとの本や記事、それを生み出した人たちに、直接ふれてみてください。このメモには書ききれないおもしろさが、そこにあります。

大きな 船は、はしったまま 小さな 船から 人を うけとるの?

大きな船は走りながら、小さな水先艇から水先人を受け取る ── 寄せ方と船の形のひみつ

航走中の大型船に寄せる水先艇 ── 風下側の乗下船、1.5〜9mの規定、帆走艇から高速艇への変化

分野:海・釣り

大きな 船は、港の まえで とまって 人を まつ、と おもいますか。じつは、はしりながら 小さな ボートから 水先人みずさきにんを うけとる ことが おおい、と いわれて います。

どうして 小さな ボートが、大きな 船の すぐよこに よれるのでしょう。ボートの 形と、よせかたの ひみつ、見つけかたが わかります。

港に入る大きな船は、沖で止まって小さなボートを待つのではなく、走りながら水先人を受け取ることが多いとされています[3]。大きな船の横に、小さなボートが寄っていくのです。

なぜそんなことができるのでしょうか。水先人を運ぶ水先艇の寄せ方、大きな船の側の準備、帆で走った時代から高速艇への変化、そして海で見分けるときの目印が分かります。

港に入る大型船は、沖で停止して水先人を待つのではなく、航走中に乗下船させることが多い[3]。時速数十kmで走る水先艇が、はるかに大きな鋼鉄の船体のすぐ横に付くことになる。

なぜ水先艇は風下側に寄り、船の側はどんな準備をしているのか。帆走の時代から現在までに、水先艇の速さと形はどう変わったのか。海面からの高さの規定、米国の事例にもとづく船型の変化、見分けるための目印まで、出典の強さを区別しながら分かる。

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1. 大きな 船は、どこで 人を のせるの?

1. 沖で大きな船に向かう、小さなボート

1. 水先艇は何をする船か ── 沖の乗船場所への送迎

港に 入る 大きな 船には、水先人みずさきにんが のりこみます。水先人は、その 港の ことを よく 知って いる 人です。

水先人を 海の 上まで はこぶ 小さな 船が、パイロットボートです。まず 水先人の きちから 出て、沖おきで 大きな 船を まちます[2]。

ここで ふしぎな ことが あります。大きな 船は、とまらずに はしって いる ことが おおいのです[3]。

はしる 船に 小さな ボートが よる とき、どちらがわに つけるのでしょう。

水先艇は、水先人を、水先をする船の乗り降りの場所まで送り迎えするボートです[1]。水先人は港の基地から水先艇に乗り、沖に着いた大きな船のところへ向かいます[2]。たとえば内海水先区には、和田岬の沖に水先人が乗り降りする場所があります[8]。

ここで意外なのは、大きな船がいつも止まっているわけではないことです。水先人の乗り降りは、本船が航走中に行われることが多いと、日本水先人会連合会の資料にあります[3]。「多い」という言い方で、必ずではありません。それでも、走っている大きな船に小さなボートが寄せる場面が珍しくない、ということです。

走っている船の横では、風や波が、ボートの動きに大きく影響しそうです。どちら側に寄せるのか、決まりがあるのでしょうか。

水先艇は、水先業務を行う水先人を、対象の船舶の乗下船場所まで送迎するボートである[1]。水先人は水先人会の基地から水先艇に乗り、沖に着く大型船へ向かう[2]。内海水先区の和田岬沖のように、水先人が乗下船する場所(パイロットステーション)が沖に設けられている例もある[8]。

見落としやすいのは、本船が止まっているとは限らない点だ。水先人の乗下船は本船の航走中に行われることが多い、と日本水先人会連合会の資料は述べる[3]。「多い」であって「必ず」ではない。それでも、走る大型船に小型の水先艇を寄せることが日常の作業に含まれるので、艇の性能にも、船側の設備にも、その前提が反映される。

走る船の横では風と波が艇の動きを左右する。では、艇はどちら側に寄せるのか。

2. ボートは、船の どちらがわに よるの?

2. 風下の側に寄せるのはなぜか

2. 風浪があるときは風下側 ── 両舷に設備が要る理由

かぜや なみが ある ときは、水先人は 船の「風下」がわで のりおりします[3]。風下は、かぜが ふいて いく ほうの がわです。

かぜが 右から ふく 日も、左から ふく 日も あります。ですから 大きな 船には、右にも 左にも のりおりの せつびが ひつようだと されて います[3]。

のりおりの せつびの なかで、いちばん 大事なのは はしごです。はしごには、高さの きまりが あります。

日本水先人会連合会の資料によると、水先人は風浪があるとき、本船の風下側で乗り降りします。風下とは、風が吹いていく側のことです。だから、本船の両側に乗り降りの設備が必要とされています[3]。

風が右から吹く日もあれば、左から吹く日もあります。水先艇が寄せやすい側が日によって変わるので、大きな船は、右でも左でも使える準備をしておくわけです。小さなボートに合わせて、大きな船の設備のほうが両側にそろえられている、ということになります。

この資料は、乗り降りの設備についての日本水先人会連合会の手引きで、国際海事機関(IMO)の基準の和訳も含んでいます[3]。次は、その基準にある高さの決まりを見ます。

水先人は風浪がある場合、本船の風下側で乗下船する。そのため、本船は両舷で乗下船設備を使えるようにしておく必要がある、と日本水先人会連合会の資料は示す[3]。風下とは風が吹いていく側である。風向は日によって変わるので、どちらの舷に水先艇が付いてもよいように備える、という理屈になる。

資料には、ここで述べた運用に加え、国際海事機関(IMO)の決議A.1045の和訳が収められている[3]。以下の高さの数値や接舷の規定は、この資料に依拠している。

設備が両舷に必要だとして、水先人が登る高さには条件があるのか。

3. はしごは、どのくらいの 高さまで つかえるの?

3. 登るはしごの高さは、1.5mから9mまで

3. パイロットラダーの高さの規定 ── 海面から1.5m以上9m以下

水先人が のぼる はしごは、パイロットラダーと いいます[2]。海の 水から のりこみ口までが、1.5メートルいじょう 9メートルいかの ときに つかいます[3]。

1.5メートルは、6年生の 身長くらいです。9メートルは、その 6ばいです。

9メートルより 高い 船には、はしごの ほかに、かいだんのような せつびも いっしょに つかいます[3]。

この かいだんのような せつびは、下の 板を 船の うしろに むけて おきます。船は まえに すすんで いるので、まえに むけると ボートが 下に もぐりこむ きけんが あるからです[3]。

水先人が登るはしごは、パイロットラダーといいます[2]。国際的な基準では、パイロットラダーで登るのは、海面から1.5m以上9m以下の高さとされています[3]。海面から乗り込み口までが9mを超える船では、舷梯(アコモデーションラダー)などを、パイロットラダーといっしょに使います。1.5mより低ければ、はしごを使わずに直接乗り降りします[3]。

9mはどのくらいでしょう。1.5mはおよそ小学校高学年の身長で、9mはその6倍にあたります。9mは、はしごの長さではなく、海面から乗り込み口までの登る高さです。大きな船の横腹は、水先人から見ればビルの壁のようなものですね。

舷梯には、置き方の決まりもあります。下の板が船尾の側を向くように置くのです。船首の方向に向けて置くと、走る船の横にいる水先艇が舷梯の下に潜り込んでしまい、危険だからです[3]。やはり、走りながらの乗り降りが多いことが、設備の向きにまで関わっています。

はしごと水先艇の側だけでなく、船体そのものにも、水先艇のための工夫があるのでしょうか。

IMOの基準では、海面から1.5m以上9m以下の高さを登ることを要するときにパイロットラダーを使う。乗込口が海面から9mを超える船では、アコモデーションラダー(舷梯)などをパイロットラダーと併用する。1.5m未満であれば、ラダーを使わず直接乗り降りする[3]。9mは、はしごの長さではなく、海面から乗込口までの登る高さである。1.5mを小学校高学年の身長とみなすと、9mはその6倍、つまり身長6人ぶんにあたる。

舷梯の置き方にも理由がある。下の板が船尾側に向くように設置するのは、船首方向に向けると、航走中の本船の横にいる水先艇が舷梯の下に潜り込み、危険だからだ[3]。ここでも、航走中の乗下船が多いことが設備の向きを決めている。

ただし、これらは国際的な基準にもとづく数値で、船ごとの実際の設備や運用をすべて表すものではない。なお、9mを超えるときに併用とされるのは、はしごだけで9mを超える高さを登らせない配慮と読める。

設備の話は水先人の側が中心だった。船体の側にも、水先艇を迎える工夫はあるのか。

4. 大きな 船は、ボートを むかえる くふうを して いるの?

4. 大きな船の横に、水先艇が寄るための切れ目がある

4. 船体側の接舷への配慮 ── 防舷帯の切れ目と6m

大きな 船の よこには、ぶつかった ときに 船を まもる でっぱりが ある ことが あります。それが、ボートの よりつく じゃまに なりそうな ときは、ほかの きまりが あります。

世界の きまりでは、でっぱりの ない すき間を、はば 6メートル いじょう つくる ことに なって います[3]。ただし、短い 船など、れいがいも あります。

つまり、小さな ボートが よれるように、大きな 船の ほうも すがたを あわせて いるのです。

IMOの基準には、「水先艇の安全な接舷」という項目があります。船体の横についている防舷帯などが、水先艇が寄るのを妨げるおそれがあるときは、障害物のない幅6m以上の切れ目を設けることになっています。長さ90m未満の船などには例外もあります[3]。

防舷帯は、船が岸壁や他の船にぶつかるときのために横腹につける出っぱりです。それが水先艇の邪魔になる場所では、艇のために切れ目を空けるわけです。

水先艇が大きな船に寄るのは、小さい側だけががんばる作業ではありません。大きな船のほうも、決まりのなかで、受け入れる準備をしているのです。

では、水先艇そのものは、昔からこういう形だったのでしょうか。

IMOの基準には「水先艇の安全な接舷」の項があり、防舷帯または特殊な構造によって水先艇の安全な接舷が妨げられるおそれがある場合、障害物のない幅6m以上の切れ目を設けるとされる[3]。90m未満の船などには例外がある。防舷帯は、岸壁や他船との接触に備えて船体の側面に付ける出っぱりで、これが水先艇の寄せ方の邪魔になりうるからだ。

ここから分かるのは、水先艇の安全が水先艇の性能だけでなく、本船の設計も前提にしている点だ。3章までの乗下船設備と合わせると、水先艇の寄せ方は、艇の側の操船、本船の設備、船体の形の三者が組み合わさって成り立つ。

この前提のもとで、水先艇自身は、長い時間をかけて、どう変わってきたのか。

5. むかしの 水先船は、帆ほで はしって いたの?

5. 帆の水先船から、時速約37kmで走る水先艇へ

5. 帆走の水先船から深いV型へ ── 米国の事例で見る変化

むかしの 水先船は、帆ほで はしって いました。水先人が 自分の 船で 大きな 船を むかえに 行った じだいも あった、と 外国の 本には あります[5]。

アメリカの ボストンには、水先人の 帆ほ船が ありました。ボストンの さいごの 帆ほ船は、1973ねんに やくめを おえた、と いわれて います[4]。

そのあと、1957ねんの パイロットボートは 時速 やく18キロで、1979ねんに できた「デラウェア」は やく37キロまで だせました[4]。ほぼ 2ばいの はやさです。これは アメリカの れいです。

水先艇の祖先は、帆で走る小さな船でした。水先人が自分の漁船で大きな船を出迎えていた時代を経て、専用の「パイロットカッター」になったと、英語の解説にあります[5]。

変化の様子がよく分かる例が、米国にあります。ボストンの水先人協会が持っていたスクーナー「ローズウェイ」は、1973年に退役した、最後の水先スクーナーとされています[4]。ここで、帆で走る水先船の時代がひと区切りになりました。

その一方で、エンジンの水先艇は速くなりました。1957年の「ブランディワイン」は昔ながらの設計で、速さは約10ノット。デラウェアの水先人の発案で、船体が船首から船尾まで深いV字の水先艇「デラウェア」が1979年に完成し、約20ノットまで出せました[4]。1ノットは時速約1.85kmなので、10ノットは時速約18km、20ノットは約37kmです。数字の上では、速さは約2倍になりました。

これは米国の事例です。日本の水先艇が同じ時期に同じ形になった、とは言えません。それでも、走る大きな船に追いつき、横に寄るには、速さが役立つ場面もありそうです。

では、いまの水先艇には、どんな形があるのでしょうか。

水先艇の祖先は帆走の船である。単檣のカッターや双檣のヤウルなど、水先人が自分の漁船で出迎えた時代を経て、専用のパイロットカッターになったと英語の解説にある[5]。

変化がはっきり分かるのは米国の事例である。ボストンの水先人協会のスクーナー「ローズウェイ」は、1973年に退役した最後の水先スクーナーとされる[4]。ボストンでは、ここで帆走の水先船の時代が区切りを迎えた。

同じ文献によると、1957年の「ブランディワイン」は伝統的な設計で約10ノットだった。これに対し、デラウェアの水先人の発案で作られた鋼製の深いV型の「デラウェア」は1979年に完成し、20ノットに達した。船首から船尾まで、傾斜の大きなV字の船体が続く[4]。1ノットは時速約1.852kmなので、10ノットは約18.5km/h、20ノットは約37km/hで、速さは約2倍になる。ただし20ノットは「出せた」上限に近い値で、常に出す速さではない。

注意点は2つある。1つは、これが米国の事例にすぎず、日本の水先艇が同時期に同じ形になったとは言えないことだ。もう1つは、速さが伸びた理由を資料は直接述べていないことだ。ただ、走る大型船に追いついて横に付ける仕事の性格を考えると、速さが役に立った可能性は高い。

では、いまの水先艇は、どんな形と材料でできているのか。

6. いまの パイロットボートは、どんな 船なの?

6. 水先艇の形はさまざま。「PILOT」の文字とH旗が目印

6. 現在の水先艇にはどんな船型・頑丈さ・目印があるか

いまの パイロットボートは、大きさも 形も いろいろです。1つの 船体の ものも、2つの 船体を つなげた ものも あります。

大きな てつの 船に 近づいて ぶつかる ことも あるので、がんじょうに つくられて います[6]。

見つける ときは、目立つ 色の 船に 注目です。よこに 大きく「PILOT」と 書いて あったり、上が 白で 下が 赤の はた(H旗はた)を かかげて いたり します[5]。H旗はたは、「水先人が のって います」と いう 合図です[7]。

この 目じるしは、世界の いっぱんてきな れいです。日本の パイロットボートは、これと ちがう ことも あるかもしれません。

現在の水先艇は、大きさも形も国や港によってさまざまです。1つの船体の単胴船のほか、船体を2つつなげた双胴船や、波を切る船型のものもあります。水先人を移すときには、はるかに大きな鋼鉄の船と接することがあるため、頑丈に作られています[6]。

見分けるなら、目立つ色の船で、船体の横に大きく「PILOT」と書いてあるものを探します。上半分が白、下半分が赤のH旗を掲げ、オレンジ、赤、黄などで塗られることが多いのが世界の一般的な例です[5]。H旗は国際信号旗で「水先人が乗っている」という意味です。水先人を求める船は、G旗を掲げます[7]。

これらは世界の一般的な例です。日本の水先艇が全部この色や形とは限りません。

水先艇の形が分かったところで、あの高さを自分の手で確かめてみましょう。

現在の水先艇は、大きさや船型が国や港によってさまざまである。単胴船のほか、双胴船、SWATH、波を切る船型もある。水先人の移乗では、はるかに大きな鋼鉄船と接触することがあるため、頑丈に作られる[6]。

目印としては、舷に大きく「PILOT」と書き、上半分が白、下半分が赤のH旗を掲げ、オレンジ、赤、黄などの目立つ色に塗ることが多い、というのが世界の一般的な例である[5]。H旗は国際信号旗で、水先人が乗っていることを表し、水先人を求める船はG旗を掲げる[7]。

日本の水先艇の船型や塗色は国内でも港ごとに違いうるので、本記事は、世界の一般例と、日本水先人会連合会の乗下船設備の資料にある決まりを軸にしている。

水先艇の形が分かったところで、自分の目と手で確かめられることは何か。

7. ひもで、1.5メートルと 9メートルを くらべて みよう

7. 家で確かめる、水先人が登る高さ

7. 数字を自分で確かめる ── 高さの感覚と、さらに調べるなら

1.5メートルの ひもを 6ほん よういして、まず 1ぽんを かべに 当てて みましょう。6年生の 身長くらいです。

つぎに、6ぽんを つなげて、9メートルに します。ろうかや 公園に ひろげて みてください。パイロットラダーで のぼる 高さの いちばん 上は、これくらいです。

水の 上で、ゆれる はしごを のぼる 仕事は、大へんです。でも、そのために パイロットボートも 大きな 船も、よせかたを くふうして います。

うみの ちかくに 行く きかいが あれば、大きな 船の ちかくに 小さな 船が いないか、さがして みましょう。海の きけんには ちかづかないで、岸から 見るだけに しましょう。

ひもか巻き尺で1.5mを測り、壁に当ててみてください。それを6つつなげると9mです。廊下や公園で広げれば、水先人が登る高さの上限を実感できます。9mは、一般的な家の2階の窓よりも、さらに高いところです。

海の近くに行く機会があれば、岸から、大きな船の近くを走る小さな船がいないか見てみましょう。水先艇かもしれません。目印は「PILOT」の文字、H旗、目立つ色です。見つからなくても、船が出入りする港では、こうした船が何かしらの形で働いています。海辺は風や波に注意し、水際には近づかないでください。

世界の水先艇について、英語の解説には、非常に大きな船ではヘリコプターで水先人が乗り降りすることもある、とあります[5]。はしごを9m登る方法のほかにも、乗り降りのやり方はいろいろあるわけです。

さらに詳しく読むなら、日本水先人会連合会が公開している乗下船設備の資料が、日本語で読める原典です[3]。

1.5mと9mを、巻き尺かひもで測って感覚を確かめられる。1.5mを壁に当て、6つ分つなげたのが9mで、これが基準が想定する、登る高さの範囲である。屋外の安全な場所で広げれば、ビルの3階ほどの高さがどれほどか、距離として実感できる。

港が見える場所で大型船の近くを走る小型船を見つけたら、船体の文字、旗、色を確かめるとよい。ただし、世界の一般例が日本の水先艇にそのまま当てはまるかは不明なので、観察は「見つかったら面白い」ぐらいの気持ちで十分である。海辺では風や波に注意し、水際に近づかない。

水先人の乗下船方法として、非常に大きな船ではヘリコプターが使われることがある、と英語の解説にある[5]。9m前後をラダーで登る方法は、乗下船のやり方の1つにすぎない。

原典に当たるなら、日本水先人会連合会の乗下船設備の資料(IMO決議A.1045の和訳を含む)が一次資料に近い。船型と歴史の部分は、Professional Mariner誌とBaird Maritimeの記事が出発点になる。いずれも要約でなく本文で数字を確かめたい。

しらべた もとの じょうほう

参考にした情報源

参考にした情報源と、その使い方

出典について:日本水先人会連合会の資料2点、海の日の職業紹介、Wikipedia(英語・日本語)、Professional Mariner誌、Baird Maritime、海洋政策研究所を使いました。船型や歴史は米国など海外の事例が中心なので、日本にそのまま当てはまるとは限りません。

  1. 日本水先人会連合会「水先人の業務」。 https://www.pilot.or.jp/pilot/works.html (水先艇の役目)
  2. 海の日 お仕事紹介(水先人)。 https://iko-yo.net/partners/uminohi_oshigoto/work16/ (水先艇で向かう流れ、パイロットラダー)
  3. 日本水先人会連合会「水先人用乗下船設備及びその運用」(2012)。 https://www.pilot.or.jp/other/data/publish/japanese_v4.pdf (航走中の乗下船、風下側、高さの規定、舷梯の向き、接舷の切れ目)
  4. Professional Mariner「Anchored by deep-V: pilot boats ride wave of evolution」。 https://professionalmariner.com/anchored-by-deep-v-pilot-boats-ride-wave-of-evolution/ (帆走の水先船の終わり、深いV型と速さ。米国の事例)
  5. Wikipedia「Pilot boat」(英語)。 https://en.wikipedia.org/wiki/Pilot_boat (帆走の祖先、目印、ヘリコプター)
  6. Baird Maritime「Welcome to Pilotage Week」。 https://www.bairdmaritime.com/work-boat-world/small-craft-world/pilot-boat-operation/welcome-to-pilotage-week-2021-04 (現在の船型と頑丈さ)
  7. Wikipedia「水先人」。 https://ja.wikipedia.org/wiki/水先人 (H旗とG旗)
  8. 海洋政策研究所 Ocean Newsletter 429号。 https://www.spf.org/opri/newsletter/429_1.html (内海水先区の乗下船場所の例)

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