1. にっしょくには、なんの しゅるいが あるの?
1. 日食は、大きく4つに分けられる
1. 日食の分類 ── 皆既・金環・部分・金環皆既
日食は、月が たいようの まえを とおって、たいようが かくれて 見える ことです。
かくれかたで、4つに わけられると いわれます[5]。
ひとつめは、たいようが ぜんぶ かくれる 皆既日食です。ふたつめは、月の まわりに ひかりの わが のこる 金環日食です。
みっつめは、たいようの いちぶが かくれる 部分日食。よっつめは、ばしょに よって、金環にも 皆既にも 見える 金環皆既日食です。
2. たいようと 月は、そらで おなじ おおきさ?
2. 太陽は月の400倍大きく、400倍遠い
2. 見かけの大きさの一致 ── 約400倍と約400倍
たいようは、月より ずっと おおきい ほしです。やく 400ばいも あります[1]。
けれど、たいようは、月より やく 400ばい とおくに あります。だから、そらで 見ると、ほとんど おなじ おおきさに 見えます[1][2]。
とおくの ものほど ちいさく 見える、という ことを おもいだして ください。おおきさと とおさが、たまたま つりあって いるのです。
3. 月と ちきゅうの きょりは、いつも おなじ?
3. 月の道は丸ではなく、少しつぶれた楕円
3. 月の軌道 ── 楕円軌道と近地点・遠地点
月は、ちきゅうの まわりを まわって います。でも、その みちは、まんまるでは ありません。すこし つぶれた 楕円の かたちを して います[3]。
だから、月と ちきゅうの 距離は、まわる あいだに かわります。かわる はばは、やく 1わり ほどです[3]。
ちかい ときは 月が すこし おおきく、とおい ときは すこし ちいさく 見えます。
4. 月が ちかいと、どうなるの?
4. 月が近いと皆既に、遠いと金環になりやすい
4. 皆既と金環の分かれ目 ── 月の見かけの大きさ
日食の ときに 月が ちかい ところに いると、月は すこし おおきく 見えます。たいようを ぜんぶ かくせて、皆既日食に なりやすく なります[3]。
月が とおい ところに いると、月は すこし ちいさく 見えます。たいようを かくしきれず、はみ出した ひかりが、わのように のこる ことが あります。これが 金環日食です[1]。
ゆびわの ような ひかりの わ、という ことです。
5. ばしょに よって、ちがって 見える ことも あるの?
5. 場所によって金環にも皆既にも見える日食
5. 金環皆既日食 ── 2023年4月20日の例
ときどき、おなじ にっしょくなのに、ばしょに よって 見え方が かわる ことが あります。それが 金環皆既日食です[3]。
2023ねん 4月20日にも ありました。日食が 見える はんいの まんなかと くらべて、はしの ほうでは、月が 5500〜6000キロメートルも とおい ところに いる ことに なります[3]。
その ばしょでは 月が ちいさく 見えて、金環に 見えました。
月の距離が場所でちがう
2023年4月20日の日食は、金環皆既日食でした。日食が見える帯の両端に当たる地域では、帯の中央にくらべて、月が5,500〜6,000kmも遠い条件で日食を見ることになる、と国立天文台のブログは説明しています[3]。
月が遠いほうでは金環に、近いほうでは皆既になります。地球の上のどこから見るかで、月までの距離が少し違うのです。
6. どうして 見える ばしょが せまいの?
6. 月の影の中からだけ、皆既日食が見える
6. 日食は月の影が地球に届く現象
日食は、月の かげが ちきゅうに とどく ことで おこります[6]。
かげの 中から 見ると、月が たいようを かくして 見えます。皆既日食が 見えるのは、とても せまい はんいだけだと いわれます[6]。
だから、皆既日食を 見たい ひとは、見える ばしょまで でかけるのです。
自分でも しらべて みたく なったら
自分でも調べてみたくなったら
自分でも調べてみたくなったら
今日できること
おうちで、金環日食ごっこが できます。
まず、かべに、十円玉と おなじくらいの まるい シールを 1まい はります。つぎに、十円玉を うでを のばして もち、かべの シールに かさねて 見ます。
十円玉を 目に ちかづけると、シールが すっぽり かくれます。うでを のばして はなすと、シールが はみ出して 見えます。おおきさが おなじでも、とおさで かくれかたが かわります。
たいようは、ぜったいに 見ては いけません。この あそびは、かならず シールで しましょう。
公式の しりょう
くわしい ことは、国立天文台の ホームページを 見て みましょう。
今日できること
壁に、十円玉と同じくらいの大きさの丸いシールを貼り、十円玉で隠してみましょう。十円玉を目に近づけると、シールをすっかり隠せます。遠ざけると、シールがはみ出して見えます(ちょうど隠れる距離は、シールの大きさで変わります)。
大きさが同じでも、距離が変わると隠せるかどうかが変わる。日食と同じ考え方を体験できます。太陽は絶対に直接見ないでください。この遊びは、必ずシールで行います。
公式の資料
国立天文台のホームページや、NASAの日食のページに、日食の仕組みの解説があります。
今日できること
壁に貼った丸いシールを十円玉で隠す実験で、見かけの大きさが大きさと距離で決まることを確かめられる。目からの距離を変え、ちょうど隠せる距離と、はみ出し始める距離を探すと、皆既と金環の境目に近い体験になる。太陽を直接見る実験は行わない。
資料を読む
国立天文台のブログ[3]は、金環皆既日食を天球上と地球上の見え方から解説している。NASAの資料[1][4]は英語で、視直径と近地点・遠地点の数値を確かめられる。太陽と月の視直径の変化率は、本稿では原文で確かめられなかったため載せていない。
しらべた もとの じょうほう
参考にした情報源
参考にした情報源と、その使い方
本文は、次の資料をつき合わせてまとめた。出典の内容は、原文を読んで確かめること。
- NASA Science, "Why Do Eclipses Happen?" https://science.nasa.gov/eclipses/geometry/ (大きさ・距離の約400倍、金環日食の仕組み)
- 天文学辞典「視直径」 https://astro-dic.jp/apparent-diameter/ (視直径がほぼ同じになる理由)
- 国立天文台ブログ「天球上で見る日食、地球上で見る日食」(2023年) https://www.nao.ac.jp/news/blog/2023/20230413-eclipse.html (月の距離の約1割の増減、金環皆既日食)
- NASA Eclipse Web Site, "Eclipses and the Moon's Orbit" https://eclipse.gsfc.nasa.gov/SEhelp/moonorbit.html (近地点・遠地点の距離、離心率)
- 国立天文台暦計算室「暦Wiki/日食/種類」 https://eco.mtk.nao.ac.jp/koyomi/wiki/C6FCBFA92FBCEFCEE0.html (日食の4分類)
- 国立天文台「日食とは」 https://www.nao.ac.jp/astro/basic/solar-eclipse.html (月の影が地球に届く現象)
なおした ところ
更新履歴
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