1. 名前を かえると、どうなるの?
1. 「Punky Bruiser」と呼ばれた人は、リンクで何をしているのか
1. 選手は2つの名前を持つ ── もじりと強さが同居するダービーネーム
しあいの アナウンスで、「パンキー・ブルーザー!」と よばれる せんしゅが います。ほんとうの 名前では ありません。ローラーダービーの せんしゅが つかう、ダービーネームです。
この 名前は、ダジャレや、ゆうめいな 人の もじりが おおいと いわれます[5]。「ブルーザー」は、あばれん ぼうと いった いみです。つよそうで、ちょっと おかしい。それが よい 名前だと いわれます。
せかいの せんしゅを まとめる 国さいだんたいは、「リンクに 入ると、もう ひとりの 自分が 出て くる」と せつめいして います[1]。
ふだんの 自分とは ちがう、つよくて とがった 自分に なれる。名前は、その スイッチの ような ものなのです。
強さとユーモアが同居する名前
試合のアナウンスで、「Punky Bruiser(パンキー・ブルーザー)」と選手が呼ばれます。Bruiserは「あばれん坊、ケンカっ早い人」を思わせる英語で、名前全体が Punky Brewster というよく知られた名前のもじりです[5]。ほかにも、アメリカの最高裁判所の判事サンドラ・デイ・オコナーをもじった「Sandra Day O'Clobber」があります。clobberは「強くたたく」という意味の英語です[5]。
ダービーネームは、だじゃれ、頭韻(同じ音を重ねること)、有名人や文化へのもじりを使うことが多いと紹介されています[5]。強そうで、同時におかしい。その両方が込められていると、良い名前とされるようです。
名前はスイッチになる
では、その名前はただの飾りなのでしょうか。国際団体WFTDA(ウィフタ)は、ローラーダービーを「日常からの逃げ場」と呼び、より強くてとがった自分を受け入れる機会だと説明します。そして「リンクに入ると、ダービーのオルターエゴ(もう一人の自分)が現れる」と述べています[1]。名前は、そのスイッチのような役目を持つと語られています。
ローラーダービーの選手は、本名とは別にダービーネームを名乗る。傾向としては、だじゃれ・頭韻・有名人や大衆文化への言及が多い[5]。例として、米最高裁判事サンドラ・デイ・オコナーのもじり「Sandra Day O'Clobber」や、Punky Brewsterをもじった「Punky Bruiser」が挙がる[5]。強さとユーモアの両方を込めるのがよい名前とされる、という記述だ。
では、その名前は飾りなのか。国際団体WFTDAは公式FAQで、ローラーダービーを日常からの逃げ場、より強く、とがった自分を受け入れる機会と位置づけ、リンクに入ると「ダービーのオルターエゴ」が現れると説明する[1]。つまり名前は、競技の場に入るための切り替えとして語られている。これは団体自身の説明で、全選手の実感を代表するものではない点には注意したい。
以降は、その名前がどこで根づき、どう守られ、ほかの文化の「覆面」とどこが近いかを順に問う。
2. この 名前は、いつ どこで うまれたの?
2. 名前が根づいたのは、パンクのにおいがするオースティンだった
2. 2000年代初めのオースティン ── 復活のとき、名前も根づいた
ローラーダービーは、むかしから ある スポーツです。でも、いまの ような 名前の ならわしは、2000ねんより あとに できました[2]。ばしょは、アメリカの テキサスしゅうの オースティンです。
2001ねんごろ、オースティンの ロックの おんがく ぎょうかいから、あたらしい ローラーダービーが はじまりました。2002ねん 8月5日に、さいしょの しあいが ありました[3]。
この ころの ダービーは、大きな おんがくや、かわった 名前、やぶれた あみタイツなどで 目だって いたと いわれます[3]。名前は、その「みせかた」の ひとつだったのです。
昔のダービーにも、あだ名はあった
ローラーダービーそのものは、ずっと昔からあるスポーツです。2000年より前にも、あだ名を持つ選手はいました。それでも、今のような「ダービーネームの伝統」が根づいたのは、2000年代初めのオースティン(アメリカ・テキサス州)での復活のときだとされています[2]。
パンクロックの町で
現代のローラーダービーは、2001年ごろ、オースティンのパンクロックの音楽シーンを背景に始まったとされます。地元のミュージシャンがバーで女性に呼びかけたのがきっかけで、のちに女性たち自身がチームを作りました。最初の試合は2002年8月5日です[3]。
女性たちは競技を平らなトラックに移し、大きな音楽、奇抜な名前、破れた網タイツなど、パンクらしい見せ方を加えたといわれます[3]。チームごとに「カトリック女学生」「ホットロッド乗り」といったテーマもありました。ダービーネームは、そのにぎやかな舞台づくりの一部でした。
旧来のバンクトラック時代にも、ニックネームを持つ選手はいた。今の形のダービーネームの伝統は、2000年代初めのオースティン(テキサス州)での復活期に根づいたとされる[2]。ただし、発案者を1人に特定できる一次資料は、今回あたった範囲にはない。アリゾナでも並行して使われた例があるとされ、「オースティンで根づいた」までが言える範囲だ。
では、なぜオースティンだったのか。現代ローラーダービーは2001年ごろ、同地のパンクロックの音楽シーンを背景に始まったとされる。地元のミュージシャンがバーで女性を募り、のち女性たち自身がBGGW(Bad Girl Good Woman)という組織を作って、最初の試合は2002年8月5日に行われた[3]。復活の開始(2001年ごろ)と最初の試合(2002年)は区別して読む必要がある。
女性たちは競技をフラットトラックに移し、大音量の音楽、奇抜な名前、破れた網タイツ、ときにフェイスペイントなど、パンクの影響を受けた見せ方を加えたといわれ、チームごとに「カトリック女学生」「ホットロッド乗り」のようなテーマもあった[3]。この部分の細部は検索要約にもとづくため「といわれる」にとどめる。名前は競技の中身というより、見せ方の設計の一部として根づいたと読める。
3. なぜ「べつの 自分」に なりたかったの?
3. 「夢の中の女の子になる」── 名前に込めた願い
3. 名前は「なりたい自分」の形 ── 創設メンバーの言葉
オースティンで はじめた 人の ひとりが、「わたしたちは、ゆめの 中の 女の子に なる」と かいたと いいます[2]。
ひとつの チームを つくった 人は、「ダービーの 自分は、あなたの 中の みせたい ぶぶんから くる」と いいました[2]。
ただし、これは ほんの ひとにぎりの 人の ことばです。みんなが 同じ きもちとは かぎりません。
なりたい 自分を 名前に する。それは、ぼうしを かぶると 気もちが かわる ことに、すこし にて いるかも しれません。
創設メンバーの言葉
オースティンの創設メンバーの一人メリシャスは、強そうな名前を名乗ることを「私たちは夢の中の女の子になる」と書いた、と紹介されています[2]。チームの共同創設者エイミー・オルセンは「ダービーの人格は、あなたの中の見せたい部分から来る」と述べたとも伝えられます[2]。
ここでの「夢の女の子」は、現実とちがう別人というより、自分の中の強さや、はじけた部分を取り出した姿のようです。
この言葉は、少し控えめに読む
この2つの言葉は、Wikipediaが紹介する書籍の引用で、原書までは確かめていません。創設メンバーのごく一部の言葉でもあるので、「すべての選手の気持ち」とまではいえません。それでも、名前を「なりたい自分」の入れ物として使う、という考え方が、始まりのころからあったことは伝わってきます。
名前の意味を、創設期の当事者の言葉で見る。オースティンの創設メンバーの一人メリシャス(メリッサ・ジョルワン)は、強そうな名前を名乗ることを「私たちは夢の中の女の子になる」と書いたとされ、チーム共同創設者エイミー・オルセンは「ダービーの人格は、あなたの中の見せたい部分から来る」と述べたとされる[2]。
ここで注意が要る。これらはWikipediaが紹介する書籍からの引用で、原書は直接読んでいない。「夢の中の女の子」は他人になるというより、自分の中の見せたい部分を前に出す意味に読めるが、これも読み手の解釈の域を出ない。それでも、前節のWFTDAの説明(リンクでオルターエゴが現れる)と合わせると、名前を「なりたい自分」の入れ物とする見方が、創設期と現在の両方にあると読める。
4. 同じ 名前を つかいたい 人が ふたり いたら?
4. 同じ名前は1人だけ ── 約4万人分の名簿はこうして生まれた
4. 世界共通の名簿はなぜ法律なしで機能するか ── 先着・書面許可・(cleared)
「この 名前が いい!」と おもう 人が、ふたり いたら どうなるでしょう。じつは、せかいじゅうの 名前を のせた 名ぼが あります。
はじまりは、ひとりの せんしゅ「ヒドラ」が つくった ひょうでした。2004ねん 11月、べつの せんしゅが「名前を ひとつの ところに まとめよう」と いい、ヒドラが みんなに ひらきました。2005ねんの おわりには、2000こを こえました[2]。
ネットの じてんには、これまでに 4万人ぶんほど のったと あります(2012年ごろの 名ぼです)。2000の 20ばいぐらいに なります。ただし 4万は、これまでの ぜんぶの かずで、いま すべって いる 人の かずでは ありません。
きまりは かんたんです。同じ 名前で すべれるのは、ひとりだけ。先に のせた 人が、その 名前を つかえます[4]。
1人の選手の表から、世界の名簿へ
世界共通の名簿は、もとは選手Hydra(ヒドラ)が個人で作った表でした。2004年11月、Axles of Evil(アクセルズ・オブ・イービル)という選手が「名前の記録を一か所にまとめよう」と提案し、Hydraがそれを公開しました。2005年末には2,000件を超え、管理は3人に引き継がれました[2]。
Wikipediaは、約4万人分の名前が登録されていると記しています(名簿の参照は2012年)[2]。約2,000件の約20倍で、「超」とあるので正確な倍率ではなくおおまかな計算です。また、約4万は総登録数で、同時に滑っている人数ではありません。
決まりは「先に来た人が使える」
名簿の決まりは、次のように説明されています。同じ、またはとても似た名前は、先に登録した人に使う権利があります。似ている程度の名前は、あとの人が先の人に書面で許可を求めます。許可が出た名前には「(cleared)」と記されます[4]。
これは、国が決めた名前のルールではありません。名簿を使う人たちが、仲間うちで決めて守っているしくみです。国際団体WFTDAの公式規則とも別の、有志の名簿の決まりだと整理されています[4]。
世界共通の名簿の成り立ちは、段階で読むと分かりやすい。もとは選手Hydraが個人で作った表で、2004年11月にAxles of Evilが「名前の記録を一か所にまとめよう」と提案し、Hydraが公開した。2005年末に2,000件超となり、管理は3人に引き継がれた[2]。Wikipediaは約4万人分が登録されると記す(名簿の参照は2012年)。2,000件との比は約20倍だが、「超」を含む数字どうしの比なので目安にすぎず、4万は総登録数で同時活動者数ではない。
では、法律のない名前の取り合いは、どう収まるのか。決まりは、同一または酷似する名前では先に登録した側に使う権利があり、似ている程度なら後の側が先の側に書面で許可を求め、許可されたものを「(cleared)」と記す、というものだ[4]。Freakonomicsは、これを商標法ではなくコミュニティによる私的規制の例として紹介する[4]。
ここで区別が要る。この名簿の決まりは有志の名簿のもので、WFTDAの公式規則とは別だとされる[4]。WFTDAの規則では選手名は名簿の運営とは別に扱われ、名簿の「同名不可」が公式規則とは限らない[2]。罰則ではなく、先着と許可という仲間の信頼で成り立つ点が、この名簿の特徴だ。
5. 顔を かくす スポーツも あるの?
5. 覆面で戦うルチャリブレは、名前とマスクをどう使うのか
5. ルチャリブレの覆面 ── 実用から人格へ、そして日本ではキャラクターへ
メキシコの プロレス、ルチャ・リブレでは、マスクを かぶって たたかう せんしゅが たくさん います。
むかし、ひるまは べつの しごとを して いる せんしゅが、よるの しあいで 正体を かくす ひつようが あった、という せつめいが あります[8]。
ところが、だんだん マスクは「その 人そのもの」に なって いきます。マスクを かけた しあいで まけると、マスクを とって、かおを みせる ならわしが あります[9]。
ダービーネームと、マスク。やり方は ちがいますが、どちらも「ふだんと ちがう 自分に なる」ための ものだと、くらべて みる ことが できます。ただし、同じ りゆうだと かいた 本は ありません。
始まりは、仕事を隠す工夫だったという説明
ルチャリブレの覆面は、アステカ起源というより、アメリカやフランスの覆面レスラーの影響が大きいとされます。ただし日本語の資料には「アステカの影響」と書くものもあり、起源は諸説あるところです[7]。覆面レスラーの記録は、1915年のニューヨークの「マスクド・マーベル」にさかのぼります[8]。
メキシコでマスクが定着した実用的な理由には、「選手が昼間は別の職業を持ち、夜の試合で正体を隠す必要があった」という説明があります[8]。これは用語集の要約で、説の一つです。日本では、覆面はキャラクター作りの手段として使われました。
マスクが、人格そのものになる
やがてルチャリブレでは、マスクが選手の人格そのものと考えられるようになります。マスクを賭けた試合で負けると、マスクを取られて素顔を明かします。最初の記録は1940年7月14日、アリーナ・メヒコで、ムルシエラゴがオクタビオに負けて素顔になった試合です[9]。意図的にマスクを取ることは、反則負けにもなります。
ここで、ダービーネームと並べてみます。名前もマスクも、本来の姿とは別の「もう一人」を作る道具です。ただし、ローラーダービーと覆面プロレスを同じ理由でくくる資料はありません。この比較は、この記事が並べて見ているだけです。
ダービーネームと対比されるのが、ルチャリブレの覆面だ。ただし両者を同じ理由でくくる出典はなく、並べるのは本記事側の比較にすぎない。まず起源。英語資料は、ルチャの覆面はアステカ起源というよりアメリカ・フランスの覆面レスラーの影響が大きいとするが、日本語の資料にはアステカの影響を挙げるものもあり、食いちがっている[7]。覆面レスラーの記録は1915年のニューヨークの「マスクド・マーベル」までさかのぼる[8]。メキシコ初の覆面レスラーはテキサスの選手サイクロン・マッキー(1930年代。1933年説と1934年説があり年は断定しない)で、メキシコ人で最初の覆面レスラーは1938年のエル・ムルシエラゴ・エンマスカラードとされる[7]。
では、なぜメキシコで定着したのか。実用的な理由として、選手が昼間は別の職業を持ち、夜の試合で正体を隠す必要があったという説明がある[8]。ただしこれは用語集の要約にもとづく説の一つだ。日本では覆面はキャラクター作りの手段として使われたとされる[8]。
やがて意味が変わる。ルチャではマスクが選手の人格・素顔そのものとなり、マスクを賭けた試合に負けると、マスクを取られて正体を明かす。最初の記録は1940年7月14日、アリーナ・メヒコで、ムルシエラゴがオクタビオに負けて素顔になった例だ[9]。意図的にマスクを取ると反則負けになることもある。エル・サントは1942年に銀のマスクでデビューしたとされ、引退後もマスクを着け続けた。映画でも国民的ヒーローとして描かれ、生身のレスラーと役柄が重ねて語られることもあったという[10]。
整理すると、隠すための実用から、人格を表す印へと、マスクの意味は動いてきたと読める。ダービーネームは、顔を隠さず名前だけを変える点が異なる。ここまで、顔を隠す文化と名前を変える文化は、同じ原因から生まれたのではなく、別々に育ったものとして読むのが安全だ。
6. 本名で すべる 人も いるの? 日本は?
6. 本名で滑る選手も出てきた ── 日本のダービーネーム
6. 本名で滑るリーグと日本 ── 名前の役目は一つではない
さいきんは、ほんとうの 名前で すべる リーグも、すこし 出て きました。その わけは、「ほんとうの 名前の ほうが、スポーツとして まじめに うけとって もらえるかも しれない」からと、せつめい されます[1]。
日本にも、ダービーの チームが あります。ざまや よこた、よこすかの チームです。おきなわでは、2010ねんの なつに はじまりました[6]。
おきなわの せんしゅは、「ダービーは、ちがう 自分の かんじを くれる」と かたって います[6]。
名前を かえる 人も、かえない 人も います。どちらも、スポーツを たのしむ ひとつの たのしみ方です。
名前を使わないという選び方
近年は、本名で滑るリーグも一部に出てきました。その理由は「本名のほうが競技が真剣に受け取られやすいかもしれない」と説明されています[1]。「増えている」とまではいえず、「一部のリーグで出てきた」というのが原文に近い言い方です。名前の使い方には、いくつかの選び方があります。
日本の選手たち
日本にも、在日米軍関係者などのチームがあります。座間のZama Killer Katanas、横田のYokota Scary Blossoms、横須賀のYokosuka Sushi Rollersです。選手は「I AMRAAM」「Chu-Hi Samurai」といった名前で知られます[6]。沖縄では2010年夏にローラーダービーが始まりました。選手は「ダービーは違う自分の感覚をくれる」と語ります[6]。
これは在日米軍系のチームの話で、日本人中心の競技人口を表すものではありません。また、日本の選手がダービーネームを使う割合は、資料からは分かりません。
名前の役目は一つではない。WFTDAは、本名で滑るリーグが一部に出てきており、その理由として「本名を使えば社会が競技をより真剣に受け取るかもしれない」ことを挙げる[1]。「増えている」より「一部のリーグで出てきた」が原文に近い。名前を変える動機が「別の自分になる」だとすれば、本名で滑る動機は「競技として見てもらう」で、両者は逆向きだが、どちらも「競技をどう見せたいか」という同じ問いへの答えになっている。
競技は広がった。2006年8月までに類似のリーグは135以上に増え、2020年時点でWFTDAには6大陸に451の正会員リーグがあった[5]。日本には、座間のZama Killer Katanas、横田のYokota Scary Blossoms、横須賀のYokosuka Sushi Rollersなど在日米軍関係者らのチームがあり、選手は「I AMRAAM」「Chu-Hi Samurai」のような名前で知られる。沖縄では2010年夏に始まり、選手は「違う自分の感覚をくれる」と語る[6]。
ただし、これらは在日米軍系のチームの例で、日本人中心の競技人口を表さない。日本の選手が本名と別のダービーネームを使う割合は資料がなく、不明だ。
7. じぶんの ダービーネームを かんがえて みよう
7. 自分のダービーネームを、紙の上で作ってみる
7. 名前を作る試みと、資料の読み方
かみと えんぴつを よういして、じぶんの ダービーネームを かんがえて みましょう。
やり方は 3つです。①すきな 食べものや どうぶつを 1つ えらぶ。②つよそうな ことばを 1つ えらぶ。③2つを くっつけて、すこし おかしな 名前に する。
できたら、かぞくに こえに 出して よんで もらいましょう。ほかの 人と 同じ 名前に ならない ように、同じ 名前が ないか 見て みるのも おもしろいです。
紙と鉛筆で、自分の選手名を作ってみましょう。好きな食べ物や動物を1つ、強そうな言葉を1つ選び、2つをくっつけて、少しおかしな名前にします。強さとユーモアの両方を入れる、というのが、ダービーネームの考え方でした。
できた名前を、家の人に声に出して呼んでもらいます。ほかの人と同じ名前にならないよう、家族や友だちが考えた名前と見比べてみるのもおもしろいです。世界の名簿では、同じ名前で滑れるのは1人だけでした。
もうひとつ、日本語だけでできる実験です。紙に自分の名前の候補を5つ書き、声に出して読んで、いちばん強そうでおかしいものを選びます。選んだ名前に似た名前が、ほかの候補や家族の名前にないかも見比べてみましょう。「似ているから許可がいる」という名簿の考え方が、手元で体験できます。
資料を読むなら、WFTDAのFAQ[1]は英語ですが、名前についての団体自身の説明が読めます。名簿の決まりは、Freakonomicsの記事[4]が「なぜ法律なしで成り立つのか」を考えています。
名前を作る試みを、紙の上でやってみる。好きなものと強そうな言葉を1つずつ選び、くっつけて少しおかしな名前にする。強さとユーモアの両方を込める、という資料の記述[5]が、実際の名づけでどう働くかが分かる。作った名前を、友だちが作った名前と比べ、同じ名前になっていないかを確かめれば、名簿の「先着」の考え方も実感できる。
日本語だけでもう一段、試せる。候補を5つ紙に書き、似た響きの名前がないか見比べ、似ていれば「許可を求める側」になった想定でどちらを残すか決める。先着と許可という名簿の理屈が、手元で確かめられる。
資料を読むなら、WFTDAのFAQ[1]とWikipediaの項目[2]、名簿の仕組みを論じたFreakonomicsの記事[4]が英語で読める。Wikipediaの引用文は、原書を確かめるところから始めると、今回の記事が使った言葉の出どころを自分で追える。
しらべた もとの じょうほう
参考にした情報源
参考にした情報源と、その使い方
出典について:国際団体WFTDAの公式FAQ、Wikipedia、Women in Texas History、Freakonomics、Metropolis、ルチャリブレの覆面についての記事を使った。何に使ったかは、それぞれの項目の最後に書いている。
- WFTDA FAQ「Roller derby names」。https://wftda.org/faq/roller-derby-names (リンクで現れるオルターエゴ、本名で滑るリーグについて。団体自身の説明)
- Wikipedia「Derby name」。https://en.wikipedia.org/wiki/Derby_name (ダービーネームの起源、名簿の成り立ち、創設メンバーの言葉について。二次資料)
- Women in Texas History「Roller Derby in Texas」。https://www.womenintexashistory.org/blog/news/roller-derby-in-texas/ (オースティンでの復活と最初の試合、パンク的な見せ方について)
- Freakonomics「Talk Derby to Me」(2011年)。https://freakonomics.com/2011/04/talk-derby-to-me-the-private-regulation-of-roller-derby-names/ (名簿の先着と許可のしくみについて)
- Wikipedia「Roller derby」。https://en.wikipedia.org/wiki/Roller_derby (名前の傾向、リーグ数の広がりについて。二次資料)
- Metropolis Japan「Roller Derby it up」。https://metropolisjapan.com/womens-roller-derby/ (日本のチームと沖縄の選手の言葉について)
- 421.news「The first masked wrestlers in lucha libre」。https://www.421.news/en/the-first-masked-wrestlers-in-lucha-libre/ (ルチャの覆面の起源について。報道)
- 3rd-in 用語集「覆面レスラー」。https://pedia.3rd-in.co.jp/wiki/覆面レスラー (覆面の記録と実用的な理由の説明について。要約的な用語集)
- Wikipedia「Wrestling mask」。https://en.wikipedia.org/wiki/Wrestling_mask (マスクを賭けた試合と最初の記録について。二次資料)
- nippon.com コラム。https://www.nippon.com/ja/column/g00228/ (エル・サントと国民的ヒーローについて)
なおした ところ
更新履歴
更新履歴(改版の記録)
- 初版を公開。
- 低学年版の名簿のしくみをやさしい言葉に直し、7節の呼び方を統一しました。約4万人という登録数が2012年ごろの情報だと分かるようにしました。
このサイトでは、公開した記事の本文は原則として書き直しません。誤りが見つかったときや、内容が古くなったときだけ手を入れ、その理由をこの欄に残します。