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ここにあるのは、だれかが実際に調べ、考え、作ってきたことを集めたメモです。気になったら、ページの下の「参考にした情報源」から、もとの本や記事、それを生み出した人たちに、直接ふれてみてください。このメモには書ききれないおもしろさが、そこにあります。

ひらめは うみの どこで くらして いるの?

ヒラメは海のどこで暮らしているのか ── 生まれてから大人になるまでの引っ越し

ヒラメはどの海のどこで暮らすのか ── 浮遊期・着底・季節の深浅移動を各県の資料から読む

分野:海・釣り

ひらめは うまれてから 1か月ほど、うみの そこでは なく、うみの 中に ういて くらして いる そうです[5]。大きく なった ひらめは、そこに はりつく 魚なのに、ふしぎです。

ひらめは いつ、どんな ところで そこに おりるのでしょう。この 記事を よむと、ひらめの すむ ばしょが、大きく なるにつれて、また 春や 秋で かわる ことが わかります。

ヒラメは、海底にはりついて暮らす魚として知られます。ところが生まれてしばらくは、海の底ではなく、海の中を浮かんで過ごします。ふ化後およそ1か月だと、青森県の資料は伝えています[5]。

では、ヒラメはいつ海底に降り、どんな場所で大きくなり、おとなになってからはどこにいるのでしょう。この記事を読むと、ヒラメの居場所が成長に合わせて変わり、季節でも浅い所と深い所を行き来するとされていることが分かります。

ヒラメは海底の魚だが、生活のはじめの約1か月は海中に浮かんで過ごすとされる[5]。ふ化直後の全長は約2mmで、最大では全長103cm、つまり約500倍にまで育つ計算になる[2][4]。

この小さな魚は、いつどんな海底に降り、成長してどこへ移り、季節ごとにどこにいるのか。各県の水産試験場の資料などから、居場所の変化と、資料によって数字が割れる点を読み分けて、ヒラメの暮らしの場所の全体像が分かります。

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1. ひらめは、どの うみに いるの?

1. ヒラメは、日本のまわりのどんな海にいるのか

1. 分布域と生息水深 ── 千島列島から南シナ海まで、水深は資料で100〜200m

ひらめは、日本の まわりの うみに すんで います。きたは 千島の あたりから、みなみは 九州、そして 南シナ海まで、ひろい はんいに いると いわれます[1]。

すんで いる ところは、うみの そこ、とくに すなや、すなと どろの まざった ばしょです[2]。ふかさは、200メートルより あさい ところと する 本が あります[2]。

ただし、青森県の 本は 100メートルより あさい ところと して います[5]。しらべる 人や うみに よって、数が ちがうのです。

ヒラメの分布は広く、宮城県の図鑑は、千島列島以南から九州、南シナ海までとしています[1]。北海道の資料でも、道内のオホーツク海側から日本海、津軽海峡、太平洋側の胆振・日高まで分布するとされています[8]。日本の沿岸のほとんどが、ヒラメの暮らす海に入っています。

すむ場所は、海の底近くです。千葉県の資料は、水深200m以浅の、岩礁域のまわりにある砂泥底としています[2]。新潟県の資料も、水深200m以浅の砂泥域です[6]。国際的な魚類データベースのFishBaseは、水深10〜200mとしています[4]。

ただし、青森県の資料は生息域を100m以浅とします[5]。深さの数字は、資料や海域で差があるので、「このくらいが目安」と読むのがよさそうです。

ヒラメ(Paralichthys olivaceus)の分布について、宮城県の図鑑は千島列島以南から九州、南シナ海までとする[1]。北海道では、道総研の評価書が、オホーツク海側から日本海、津軽海峡、太平洋側の胆振・日高まで分布し、主な漁場は日本海と津軽海峡だと整理する[8]。北海道の資料は、ヒラメ属でアジア側に分布するのはこの1種だけとも書く[3]。

では水深はどうか。千葉県は水深200m以浅の岩礁域周辺の砂泥底[2]、新潟県も200m以浅の砂泥域とし[6]、FishBaseは10〜200m、最大全長103cm、最大体重9.1kgと記す[4]。これに対して青森県は100m以浅とする[5]。データベースの数字は世界全体の記録をまとめたもので、各県の数字は地元の海での整理だと考えられ、同じ尺度ではない。固定値にせず、100〜200mが目安と読むのが妥当だ。

2. なぜ、すなの うえに いるの?

2. 砂の上でじっとしているのは、何のためか

2. 砂泥底での待ち伏せ ── 口・歯・目から読む捕食者の姿

ひらめは、すなの そこに はりついて、じっと して います。目の 前を 小さな 魚が とおるのを まつ のだと いわれます[9]。

体の 色を、そこの 色や もように にせると いう 話も あります。ただし これは つりの 読みものに 書かれた 話で、くわしい しくみは わかりません。

ひらめの 口は、大きいです。目の うしろまで とどきます。歯は 犬の きばの ように とがって いて、強いそうです[1]。目は 体の 左がわに あります。

たべるのは、小さな 魚や、エビ、カニの なかま。イカも たべます[2][6]。

砂泥の海底にいるヒラメは、何をしているのでしょう。釣り具メーカーの読み物は、海底にはりついて、目の前を小魚が通るのを待つ、と説明しています。体の色を海底の色や模様に似せるともあります[9]。ただしこれは釣りの読み物の書き方で、色の変わり方の細かい仕組みまでは言い切れません。

体のつくりは、この暮らしに合っています。宮城県の図鑑によると、口は大きく、目の後ろまで達し、両あごの歯は犬の牙のような形で強大です。目は体の左側にあります[1]。

えさは、成魚ではイカナゴやマアジなどの小魚、エビやカニの仲間です[2]。新潟県の資料も、魚、イカ、エビ類を挙げています[6]。砂の上に張りついて待ち、近づいた獲物を大きな口でとらえる暮らしぶりが思い浮かびます。

では、この「待ち伏せの名人」は、生まれたときからこの場所にいるのでしょうか。

砂泥底にいるヒラメの生活は、待ち伏せ型の捕食者として読める。釣り具メーカーの読み物は、海底に張りつき、体色を海底の色や模様に似せて、前を通る小魚を待つと説明する[9]。ただしこれは釣り向けの読み物の記述で、体色変化の精度や仕組みを示す学術資料ではなく、断定はできない。

形の面では、宮城県の図鑑が、口が大きく目の後ろまで達すること、両あごの歯が犬歯状で強大なことを挙げる。目は体の左側にある[1]。食性は、千葉県が成魚は小魚類(イカナゴ・マアジなど)と甲殻類とし[2]、新潟県は魚類、イカ類、エビ類とする[6]。口と歯の大きさは小魚や甲殻類を捕らえる暮らしに合うが、資料はそれを因果として説明してはいない。

この姿は成魚のものだ。では、ふ化直後の約2mmの仔魚も、同じように海底にいるのだろうか。

3. うまれた ばかりの ひらめは、どこに いるの?

3. 生まれたてのヒラメは、海の底にはいない

3. ふ化直後の浮遊期と着底 ── 全長2mmから14mmへ

ひらめの たまごは、うまれて 1〜2日で かえります[5]。かえった ばかりの 子は、2ミリメートルほど。ごはんつぶの よこはばよりも ずっと 小さいです。

この 子は、そこには いません。うみの 中を ういて くらし、小さな 虫のような プランクトンを たべます[2]。

やく 1か月 たつと、大きさは 14ミリメートルに なります。すがたも おとなに ちかく なり、そこで くらし はじめます[2]。

おりる ばしょは、10メートルより あさい、すなや すなと どろの ところと いわれます[5]。

ヒラメは、産卵後1〜2日でふ化するとされます。ふ化直後の全長は約2mmです[5][2]。

ここから約1か月は、海に浮かぶ浮遊期です。このころは動物プランクトンを食べています[2]。成長して全長約14mmになると、体つきが成魚に近づき、海底で暮らす生活に移ります[2]。2mmが14mmになるので、長さは7倍です。

降りる場所について、青森県の資料は、水深10m以浅の砂または砂泥の場所だとしています[5]。ただし、着底する水深は資料により10m以浅と30m以浅で差があるため、おおよその範囲として受け取ってください。

浮かんでいた小さな魚が、いきなり浅い砂地を選んで降りる。それはなぜ、その場所なのでしょうか。

ふ化から着底までの流れは、次のようにまとめられる。千葉県の資料では、ふ化直後は全長約2mmで浮遊生活を送り、動物プランクトンを食べる。全長約14mmで成魚に近い姿になり、底生生活に移る[2]。14÷2=7で、この間に体長は約7倍になる。青森県の資料は、産卵後1〜2日でふ化し、約1か月の浮遊期間ののち、水深10m以浅の砂または砂泥域に着底するとする[5]。

この数字は青森県の資料の記述なので、断定は避け「とされる」と読む。着底水深についても、10m以浅とする資料と30m以浅とする資料があり、海域や調査方法によって幅があると考えられる。いずれにせよ、ごく浅い砂や砂泥の場所だという点は共通している。

浮遊期のヒラメは潮に運ばれるはずなのに、なぜ着底の場所が浅い砂地にそろうのか。この資料群は着底の仕組みを説明しておらず、因果は書けない。ただ、そこが育ち場として優れているという報告がある。

4. あさい すなちは、なぜ そだつ ばしょ?

4. 浅い砂地は、なぜヒラメの子の育ち場とされるのか

4. 仙台湾の浅い砂地 ── 餌のアミ類と成長の速さ

みやぎ県の せんだいわんの あさい ところは すなちで、アミと いう 小さな いきものが とても 多いと いわれます[7]。

アミは、小さい ひらめの ごはんです。ここでは ひらめの 子が はやく 大きく なると 知られて いるそうです[7]。

大きく なると、ひらめは だんだん ふかい ほうへ うつります[5]。たべる ものも、小さな 虫から、小さな 魚へ かわって いきます[2]。

ただし、これは せんだいわんの 話です。ほかの うみで、同じ ように なって いるかは、この 記事では 言えません。

宮城県のヒラメ稚魚調査の資料によると、この海域(仙台湾)の浅場は砂地で、稚魚の餌になるアミ類が非常に豊富で、成長速度が速いことが知られているそうです[7]。

アミ類は、小さなエビに似た甲殻類です。餌が多い場所に降りれば、小さな体でも食べ物に困りにくい。そう考えると、浅い砂地が育ち場になる理由の一つが見えてきます。ただし、この資料は仙台湾について述べたものです。

育つにつれて、暮らす場所と食べ物は変わります。青森県の資料では、着底後、成長に伴って深い所へ移ります[5]。千葉県の資料では、浮遊期はプランクトン、成魚は小魚や甲殻類を食べます[2]。

大人になったヒラメは、ずっと同じ深さにいるのでしょうか。

宮城県の稚魚調査の資料は、この海域(仙台湾)の浅場が砂地で、稚魚の餌となるアミ類が非常に豊富であり、成長速度が速いことが知られている、と述べる[7]。海域を仙台湾に限って読むのが安全だ。

ここで、前章までの流れがつながる。着底した稚魚は、餌が豊富で成長しやすい浅い砂地にいて、成長に伴って深所へ移る[5]。同時に、食べ物も動物プランクトンから小魚や甲殻類へ変わる[2]。成長と生活場所と食物は、順に切り替わっていくと整理できる。

ただし、仙台湾の浅場で成長が速いことと、全国どこでも同じとは限らない。アミ類の量や砂地の広がりは海域で違うはずで、この資料群からそこまでは読み取れない。

では、大人のヒラメは一年中同じ深さにいるのか。次は季節の動きを見る。

5. 春と 秋で、すむ ばしょが かわる?

5. 春は浅場へ、秋から冬は深場へ ── 季節で動く理由

5. 季節の深浅移動 ── 水温・産卵と浅場への接岸

おとなの ひらめは、きせつで いる ところを かえます。千葉県の 本では、春から 夏の はじめは、岸ちかくの あさい ところに あらわれます。夏から 冬には、ふかい ところで くらします[2]。

北海道の 本でも、春は あさい ところ、秋から 冬は ふかい ところへ うつる と 書かれて います[3]。

春に あさい ところへ 来る ひとつの わけは、たまごを うむ ためです。みやぎ県では、夏の はじめに、水の ふかさ 20〜40メートルの 岩の まわりに 来ます[1]。北海道の 本は、水が あたたかく なる 春に あさい うみへ うつる と 書きます[8]。

たまごを うむ 時期は、うみに よって ちがいます。千葉県では 2〜5月、青森県では 5〜7月、にいがた県では 5〜6月と いわれます[2][6]。

おとなのヒラメは、季節で居場所を変えます。千葉県の資料では、早春から初夏には沿岸の浅場に出て、夏から冬は深場で過ごします[2]。北海道の資料も、春は浅場、秋から冬は深場へ移ると書いています[3]。

動きの手がかりは、水温と産卵です。道総研の資料は、水温が上がる春に浅い海域へ移り、秋には沖合に分布域を移すと整理しています[8]。産卵についても、宮城県は初夏に水深20〜40mの岩礁域のまわりに接岸する[1]、北海道は主に水深50mより浅い所に卵を産む[3]、青森県は30m以浅の粗い砂や砂礫地帯とする、と記しています。浅めの沿岸が産卵の場所になっています。

産卵の時期は海域で違います。千葉県を含む太平洋側の本州中部以南では2〜5月に複数回、青森県は5〜7月、新潟県は5〜6月です[2][6]。北の海ほど、春の訪れが遅いことと重なって見えます。ただし、資料はそこまで因果を書いてはいません。

成魚の季節的な深浅移動は、各県の資料で一致している。千葉県は早春〜初夏に沿岸の浅場に現れ、夏〜冬は深場で生活すると記す[2]。北海道も、春は浅場、秋から冬は深場へ移ると書く[3]。道総研の評価書は、これを水温と結びつけ、水温が上がる春に浅海域へ移動し、秋に沖合へ分布域を移すと整理する[8]。

では、なぜ春に浅場なのか。産卵場の記述がヒントになる。宮城県は、初夏に産卵のため水深20〜40mの岩礁域周辺に接岸するとし[1]、北海道は主に水深50mより浅い所[3]、青森県は30m以浅の粗砂・砂礫地帯とする。いずれも浅めの沿岸だ。ただし水温変化が移動の引き金かどうかを直接示した実験は、この資料群にはない。

産卵期は海域で異なる。千葉県の資料では、太平洋岸の本州中部以南で2〜5月に複数回、青森県は5〜7月、新潟県は5〜6月だ[2][6]。春の水温上昇の時期が海域でずれることが背景にあるとも考えられるが、資料には書かれていない。季節の移動と、移動の広さは別の問題で、次に見る。

6. ひらめは、どこまで うごくの?

6. 季節のたびに、どれくらい遠くへ動くのか

6. 移動の広さ ── 北海道と長崎の資料が割れる点

ひらめは、どれくらい とおくへ 行くのでしょう。北海道の 本は、うごく はんいは「あまり ひろく ありません」と 書きます[3]。

ところが、ながさき県の 本は、たまごを うむ ため、えさを さがす ため、冬を すごす ために、かなり ひろく うごくと 考えられる と しています[10]。

どちらが ただしいのでしょう。うみや、しらべた やり方で ちがう のかも しれません。

北海道は「ひろく ない」、ながさきは「かなり ひろい」。ひらめの うごきは、まだ ふしぎが のこって います[3][10]。

ヒラメは季節で浅場と深場を行き来します。では、水平方向にどれくらい動くのでしょうか。

北海道の資料は、移動の範囲は「あまり広くありません」としています[3]。一方、長崎県の資料は、成魚が産卵や餌探し、越冬にあわせて、かなり広域に移動すると考えられるとしており、見方が分かれています[10]。

この食いちがいは、海の地形や調べた方法、ヒラメの集団の違いが関わっているのかもしれません。ただし、手元の資料では理由までは分かりません。標識をつけて放した魚が何キロ動いたか、といった具体的な数字も、資料の中にありませんでした。

分かっていることは、浅い所と深い所を季節で行き来することです。どれほど遠くまで動くかは、北海道は「あまり広くない」、長崎県は「かなり広域」と、見方が分かれたままの問いです[3][10]。

季節的な深浅移動は確かだが、水平方向の移動の広さについては資料の見解が割れる。北海道の資料は、移動範囲を「あまり広くありません」とする[3]。長崎県の資料は、成魚が産卵・餌探し・越冬にあわせて、かなり広域的に移動すると考えられるとする[10]。「考えられる」という書きぶりなので、断定とは読まない。

この食いちがいは、どちらかが誤りという意味に限らない。調べた海域、地形、対象とした個体の集団、調査の方法が異なれば、結論が違っても不思議ではない。標識放流による移動距離(km単位)のデータは、この資料群には見当たらず、ここでは数字で比べられない。

ここまでで読めるのは、次の点だ。ヒラメは浮遊期、浅い砂地への着底、深所への移動を経て、成魚では季節で浅場と深場を往復する。分かっていないのは、海域ごとの水平移動の広さである。北海道(広くない)と長崎(かなり広域)の見解の差が、その入り口になる。

7. おみせで ひらめを 見て みよう

7. 売り場のヒラメと、県の資料から次の問いを探す

7. 出口 ── 売り場の観察と、資料の読み比べ

おみせで ひらめを 見る ことが あれば、見て みましょう。目は 体の どちらがわに ついて いますか。口は どこまで さけて いますか。

この 記事の 話と、見た すがたを くらべて みます。ひらめは 目を たよりに、小さな 魚を ねらうのでしょうか。それは まだ わかりません。

もうひとつ。住んで いる 県の 魚や うみの ホームページに、ひらめの ページが ある かも しれません。家の 人と いっしょに「県の名前 すいさん ひらめ」で けんさくして、何メートルの ふかさと 書いて あるか、さがして みて ください。

魚屋さんやスーパーの売り場で、ヒラメを見る機会があれば観察してみましょう。目は体の左右どちらにありますか。口はどのくらい裂けていますか。この記事で読んだ「待ち伏せ型の暮らし」と、見た姿を重ねてみます。

もう一つの確かめ方は、自分の住む県の水産関係のホームページです。家の人といっしょに「県名 水産 ヒラメ」で検索すると見つかります。ヒラメの水深や産卵の時期が、この記事の数字と同じか違うかを探します。違っていたら、それが海域ごとの差かもしれません。

残る問いは、ヒラメは季節に、どれほど遠くへ動くのか。北海道の資料と長崎県の資料で見方が分かれたこの点は、まだ私たちも知らない部分です。

観察の手がかりは、売り場のヒラメだ。目の位置、口の大きさ、歯の形は、宮城県の図鑑の記述と照らして確かめられる[1]。体色については、釣りの読み物の説明と見比べることもできるが、仕組みは断定できない[9]。

資料の読み比べでは、居住県の水産試験場の資料が役に立つ(「県名 水産 ヒラメ」で検索すると探しやすい)。生息水深は、千葉・新潟の200m以浅[2][6]と青森の100m以浅[5]で割れ、産卵期も海域で違う。自分の県の数字がどちらに近いかを見ると、海域ごとの差が実感できる。

残る問いは、成魚の水平移動の広さだ。北海道は広くないとし[3]、長崎は広域と考えられるとする[10]。標識放流などの調査結果を探せば、この食いちがいに答えが出るかもしれない。

しらべた もとの じょうほう

参考にした情報源

参考にした情報源と、その使い方

出典について:各県の水産関係の資料、道総研の評価書、FishBase、釣り具メーカーの読み物を使った。何に使ったかは、それぞれの項目の最後に書いている。

  1. 宮城県 南三陸のさかな図鑑「ヒラメ」。https://www.pref.miyagi.jp/soshiki/mtsc/hirame.html (分布、口と歯、目の位置、産卵場について)
  2. 千葉県水産総合研究センター「ヒラメ」。https://www.pref.chiba.lg.jp/lab-suisan/suisan/soshiki/futtsu/hirame.html (生息場所、成長、食べ物、季節の動きについて)
  3. 北海道 水産林務部「ヒラメ」。https://www.pref.hokkaido.lg.jp/sr/gid/fis046.html (季節移動、移動範囲、産卵、長崎県の見方の紹介について)
  4. FishBase「Paralichthys olivaceus」。https://fishbase.se/summary/1351 (水深の範囲と最大の大きさについて。英語の資料)
  5. 青森県産業技術センター水産総合研究所「ヒラメ」資料。https://www.aomori-itc.or.jp/_files/00146173/1hirame.pdf (ふ化、浮遊期、着底、生息域について)
  6. 新潟県水産海洋研究所「ヒラメ」。https://www.pref.niigata.lg.jp/site/suisan-kenkyu/mochikomi161205.html (生息場所、食べ物、産卵期について)
  7. 宮城県「令和7年4月 ヒラメ稚魚調査」。https://www.pref.miyagi.jp/documents/16731/r7_apr_flounder.pdf (仙台湾の浅い砂地とアミ類について)
  8. 北海道立総合研究機構「ヒラメ(津軽海峡)資源評価書」。https://www.hro.or.jp/upload/41961/19_hirame_jps-tugaruch_2019.pdf (北海道内の分布と、水温にあわせた動きについて)
  9. ダイワ フィッシュワールド「ヒラメ」。https://www.daiwa.com/jp/column/fishworld/hirame_1 (待ち伏せの暮らしについて。釣り具メーカーの読み物)
  10. 長崎県の水産関係資料(ヒラメの移動についての記述)。https://www.pref.nagasaki.jp/shared/uploads/2018/11/1543369653.pdf (成魚の移動範囲についての見方)

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