1. 冬を こすための 食りょうとして、みつを ためる
1. 冬を越すための食料として、蜜を蓄える
1. 冬を越す保存食として、はちみつが作られる
冬など 花が すくなく なる ときには、ミツバチは みつを 集められなく なる。だから 夏から 秋の うちに、たくさんの みつを 集めて、巣に ためて おく ひつようが ある[1]。
あつめた 花の みつは、ミツバチの もつ こうそ(体の 中で ものを かえる ちからを もつ もの)の はたらきで、あまい とうぶんに かわる。それを はねで あおいで 水分を とばすと、こくの ある はちみつに なる[1]。
この「水分を とばす」ところは、ぬれた せんたくものを、せんぷうきの 風に あてて かわかすのと、にた はなしだ。風を あてつづけると、水分だけが 空気中に にげて いき、のこった ものが こく なって いく。ただし ほんとうは、ミツバチが あおぐのは せんぷうきの かぜでは なく、じぶんの はねの かぜだし、はちみつが あまく なるのは、この 前の 「こうそ」の はたらきの おかげだ。
2. 世界に 9しゅ、日本には 2しゅの ミツバチが いる
2. 世界に9種、日本には2種のミツバチがいる
2. 世界に9種、日本には2種のミツバチが分布する
ミツバチの なかまは、世界に 9しゅしか いない。日本には、そのうち 「セイヨウミツバチ」と 「ニホンミツバチ」の 2しゅが いる[2]。
むかしの 日本では、ニホンミツバチだけを かって みつを とって いた。明治時代に なって、セイヨウミツバチが 外国から やって くると、養蜂(はちを かって みつを とる しごと)の 多くは セイヨウミツバチで おこなわれる ように なった[2]。
3. ニホンミツバチには、てきを ねつで たいじする 特技が ある
3. ニホンミツバチには、敵を熱で退治する特技がある
3. ニホンミツバチは、熱でオオスズメバチを撃退する
ニホンミツバチの 天てきは、オオスズメバチだ。オオスズメバチが 巣に せめて くると、何百びきもの ニホンミツバチが、まるく かたまって つつみこむ。この かたまりは 「蜂球」と よばれる[3]。
ミツバチたちが むねの きん肉を ふるわせると、かたまりの 中心は 46どから 47どくらいまで あつく なる(調べた 研究に よって すうじは すこし ちがう)。ミツバチは 50どちかくまで あつさに たえられるのに、オオスズメバチは その 温度に たえられず 死んで しまう。この 温度の ちがいを つかった、むしやきの さくせんだ[3]。
4. その 特技には、だいしょうも あった
4. その特技には、代償もあった
4. 熱殺蜂球は、参加した働きバチの寿命を縮める
この ねつで たいじする わざには、こまった 点も あった。研究に よると、蜂球に くわわった ミツバチは、たかい 温度の せいで、じゅみょうが みじかく なって しまう[4]。
さらに、いちど じゅみょうが みじかく なった ミツバチは、つぎに 蜂球を 作る ときに、いちばん あつい 中心の 方に あつまりやすく なる ことも 分かって きた[4]。
5. 花の しゅるいで、はちみつの あじと 色が かわる
5. 花の種類で、はちみつの味と色が変わる
5. 蜜源植物の違いが、はちみつの風味を決める
はちみつの あじや 色は、みつを とった 花の しゅるいに よって かわる。れんげの はちみつは くせが なく、そばの はちみつは こい 色で、力づよい あじが する[5]。
色の こさには、みつを とった 花の しゅるいや、はちみつに ふくまれる てつなどの りょうが かんけいして いると 考えられて いる[5]。
6. 「マッドハニー」と いう あぶない はちみつが ある
6. 「マッドハニー」という危ないはちみつがある
6. マッドハニーには、神経に働く毒が含まれる
トルコや ネパールには、シャクナゲと いう 花から とれる、あぶない はちみつが ある。「マッドハニー」と よばれ、体に わるい ものしつが 入って いる[6]。
今から 2400年 くらい 前、ギリシャの へいたいたちが この はちみつを 食べて、たおれて しまった という きろくが のこって いる[6]。
7. 1さいに ならない 赤ちゃんには、はちみつを あげない
7. 1歳にならない赤ちゃんには、はちみつをあげない
7. 1歳未満の乳児には、はちみつを与えない
はちみつには、まれに ボツリヌスきんと いう きんの たまごの ような もの(芽胞)が まじって いる ことが ある。おとなの おなかの 中では もんだいに ならないが、生まれて 1年に ならない 赤ちゃんの おなかの 中では、この きんが ふえて しまう ことが ある[7]。
そのため、1さいに ならない 赤ちゃんには、はちみつや、はちみつが 入った おかしなどを あげては いけない[7]。
じぶんでも やって みる
自分でも調べてみたくなったら
自分でも調べてみたくなったら
家に はちみつが あったら、ラベルを 見て、どんな 花の みつから 作られて いるか、大人と いっしょに たしかめて みましょう。
スーパーで、しゅるいの ちがう はちみつを 見くらべて、色の こさが ちがう ことに 気づけるか、さがして みましょう。
家にはちみつがあったら、ラベルを見て、どんな花の蜜から作られているか、大人と一緒に確かめてみましょう。
スーパーで、種類の違うはちみつを見比べて、色の濃さが違うことに気づけるか、探してみましょう。
スーパーや通販サイトで売られている複数のはちみつを見つけ、原材料表示にある蜜源植物や産地を見比べる。可能であれば実際に味も比べ、色・粘度・風味が蜜源によってどう変わるかを確かめてみるとよい。
しらべた ところ
参考にした情報源
参考にした情報源
- 雑学ネタ帳「ミツバチが花の蜜を蜂蜜に変える方法」、みつばち屋「はちみつとミツバチのこと」。 https://zatsuneta.com/archives/006633.html https://hachimitsu.co.jp/blogs/q-a/ハチミツについて (ミツバチが冬に備えて夏から秋に蜜を蓄えること、酵素でショ糖が果糖とブドウ糖に分解されること、羽で扇いで水分を飛ばし糖度80%前後のはちみつになること)
- ハチ110番「ミツバチの種類は世界でも9種!」、日本養蜂協会「ミツバチについて」。 https://www.sharing-tech.co.jp/hachi/honeybee-shurui/ https://beekeeping.or.jp/honeybees/ (世界のミツバチが9種であること、日本にはセイヨウミツバチとニホンミツバチの2種がいること、明治時代にセイヨウミツバチが導入され養蜂種の主流になったこと)
- 東京大学「ニホンミツバチの「熱殺蜂球」形成時の脳の活動を解明」、山田養蜂場「Beeワールドin日本 ニホンミツバチの熱殺蜂球篇」。 https://www.u-tokyo.ac.jp/focus/ja/articles/a_00024.html https://www.3838.com/bee-world/backnumber/211111_jp12/ (オオスズメバチの侵入時にニホンミツバチが蜂球を形成すること、蜂球内部がおよそ46〜47度に達しミツバチとオオスズメバチの致死温度の差を利用すること、セイヨウミツバチにはこの行動が見られないこと)
- 玉川大学「ニホンミツバチの対オオスズメバチ蒸し殺し戦法は「諸刃の剣」だった」。 https://www.tamagawa.jp/graduate/news/detail_14741.html (熱殺蜂球に参加したミツバチが高温により著しく短命化すること、短命化した個体が以降の蜂球形成で中心付近に集まりやすくなること)
- はちみつCAFE「はちみつの種類」、みつばちのーと「はちみつの「色」について徹底解説」。 https://www.sakura-honey.co.jp/cafe/type/index.html https://mitsubachi-note.jp/blog/474618 (蜜源植物が日本国内で500〜600種知られること、蜜源植物ごとに味わいが異なること、はちみつの色の濃淡が鉄や銅などのミネラル量や採取時期・気候で決まること)
- はちみつ大学「「危険なはちみつ」は実在した古代ローマ軍も倒れた"マッドハニー"の真実」。 https://honeyuniversity.net/madhoney.html (トルコ黒海沿岸やネパールのシャクナゲ属の花蜜に含まれるグラヤノトキシンによる中毒、紀元前401年のギリシャ傭兵部隊による集団中毒の記録)
- 消費者庁「ハチミツによる乳児のボツリヌス症」、厚生労働省「ハチミツを与えるのは1歳を過ぎてから」。 https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/food_safety/food_safety_portal/microorganism_virus/contents_001/ https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000161461.html (1歳未満の乳児の腸内でボツリヌス菌芽胞が発芽・増殖し乳児ボツリヌス症を発症すること、芽胞が120度4分以上の加熱でないと壊れず家庭調理では死滅しないこと)
なおした ところ
更新履歴
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