1. 鏡を おくと、どう 見える?
1. 鏡を横に置くと読める手帳
1. 鏡文字とは何か ── 手稿の書き方
ダ・ヴィンチの ノートは、みぎから ひだりへ 書いて あります。しかも、一つひとつの 文字が ひっくり かえって います。
ところが、文字の よこに 鏡を たてると、ふつうの 文字に なって 読めます。アメリカの ボストンの かがく はくぶつかんも、この やりかたを しょうかいして います[3]。
ぜんぶが ぎゃくむきでは ありません。ひとりで 使う ノートの ほとんどが、そうだと いわれます[1]。
2. どんな ノートに 書かれて いるの?
2. 図の横に書き込まれた文字
2. 手稿の例 ── フォースター手稿とレスター手稿
ロンドンの はくぶつかんには、五さつの ノートが あります。ずの よこに、鏡文字の メモが 書きこまれて います[2]。
「レスターしゅこう」という ノートは、水に ついて 書いた ものです[5]。ダ・ヴィンチは、水が ふしぎで しかたなかったのかも しれません。
その ノートも、鏡文字です。
3. かくしたかった、という せつ
3. 「秘密にしたかった」という説
3. 秘密説と、それへの疑問
いちばん よく 聞くのは、「人に 読まれたくなかった」という せつです。ノートを ぬすまれないように した、という かんがえ方も あります[3]。
でも、鏡が あれば 読めるので、かくす ほうほうとしては、あまり じゅうぶんでは なかったのかも しれません。
ほんとうの りゆうは、だれも 知らないと されて います[3]。
4. ひだりききだった から?
4. 左利きだったから ── インクをこすらない書き方
4. 左利き説 ── インクのにじみと「引く」動作
もう ひとつの せつは、ダ・ヴィンチが ひだりききだった、というものです。
ひだりてで ひだりから みぎへ 書くと、書いたばかりの インクを、手が こすって しまいます。みぎから ひだりへ 書けば、こすらずに すみます[3]。
ぬれた ペンキの 上を さわると、手が よごれますね。それと にています。ただし、ダ・ヴィンチが 書いたのは ペンキでなく インクでした。
5. りょうてが つかえた かもしれない?
5. 1473年の素描 ── 表は鏡文字、裏はふつうの向き
5. 1473年の素描から考える、両手で書いた可能性
イタリアの ウフィツィ美術館に、1473ねんの けしきの スケッチが あります。おもての 面には 鏡文字、うらの 面には ふつうの むきの 文字が あると、ニュースで 知らされました[8]。
おなじ インクの ダ・ヴィンチの 字だと 考える 人が いて、「どちらの 手でも 書けたのでは」と いう けんきゅうしゃも います。
ニュースで 知らされた 一つの 見方です。くわしくは、もとの ろんぶんを 読む ひつようが あります。
自分でも しらべて みたく なったら
自分でも調べてみたくなったら
自分でも調べてみたくなったら
今日できること
じぶんの 名前を、右から 左へ、ぎゃくむきの 文字で 書いて みましょう。むずかしければ、まず 一文字だけで かまいません。
書けたら、鏡を 紙の よこに たてます。読めたら、ダ・ヴィンチの 気もちに、ちょっと 近づけたかも しれません。
われやすい 鏡は さけて、手鏡など 安全な ものを、おうちの 人と つかいましょう。
今日できること
自分の名前を、右から左へ、文字も裏返しにして書いてみましょう。最初は一文字でも十分です。書けたら、紙の横に手鏡を立てて読みます。
左手で書く人は、左から右へ書いたときに文字がこすれるか、右から左ならどうか、水性ペンで比べてみるのもよいでしょう。手鏡は割れにくいものを使い、安全に気をつけてください。
今日できること
自分の名前を鏡文字で書き、鏡を横に置いて読めるか確かめる。
資料を読むなら
- V&A: Leonardo da Vinci's notebooks(手稿の解説)
- Museum of Science, Boston: Leonardo's Mirror Writing(3説と読み方)
- BEIC: Mirror writing(書き方の特徴)
しらべた もとの じょうほう
参考にした情報源
参考にした情報源と、その使い方
理由は確定していません。以下の資料を突き合わせて、諸説として書いています。
- Wikipedia「Mirror writing」 https://en.wikipedia.org/wiki/Mirror_writing (ほとんどが鏡文字で、他人に読ませる文は通常の向き)
- V&A「Leonardo da Vinci's notebooks」 https://www.vam.ac.uk/articles/leonardo-da-vincis-notebooks (フォースター手稿、二つの説)
- Museum of Science, Boston「Leonardo's Mirror Writing」 https://www.mos.org/leonardo/activities/mirror-writing (3説、鏡で読む方法)
- BEIC「Mirror writing」 https://digital.beic.it/it/content/leonardo-e-gli-studi-sulle-acque-lomellina/mirror-writing.html (書き方の特徴、引く動作)
- Wikipedia「Codex Leicester」 https://en.wikipedia.org/wiki/Codex_Leicester (レスター手稿の概要)
- Focus.it「perché Leonardo scriveva specularmente」 https://www.focus.it/cultura/storia/perche-leonardo-da-vinci-scriveva-specularmente (その他の諸説。一般向け雑誌)
- Google Arts & Culture「Leonardo's Cover Letter」 https://artsandculture.google.com/story/sQVRpZ4EhlnSKg (売り込みの手紙の清書)
- Finestre sull'Arte「Gli Uffizi confermano, Leonardo era ambidestro」 https://www.finestresullarte.info/attualita/leonardo-da-vinci-ambidestro-paesaggio-8p (1473年の素描と両手説)
なおした ところ
更新履歴
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