1. サイは なんしゅるい いて、どこに いるの?
1. 5種類のサイは、草原・川辺・森に分かれて暮らしている
1. サイ5種は、2つの大陸の3つのすみかに分かれて暮らす ── 約26,700頭の内訳
いま 世界に いる サイは、5つの しゅるいです。アフリカに シロサイと クロサイ、アジアに インドサイと ジャワサイと スマトラサイが います[1]。
すみかは、しゅるいごとに ちがいます。シロサイと クロサイは 草原[3]、インドサイは 川の そばの 草原と その まわりの 森[4]、ジャワサイと スマトラサイは 森です[7][8]。
ぜんぶ あわせると、世界に 26,700頭ほどと されます[2]。その うち シロサイが、およそ 6わりです。いっぽう ジャワサイは、50頭ほどしか いません。
では、いちばん 数の 多い シロサイは、どんな ところに すんで いるのでしょう。
いま世界にいるサイは5種類で、アフリカにシロサイとクロサイ、アジアにインドサイ・ジャワサイ・スマトラサイがいます[1]。世界全体では、およそ26,700頭と推定されています[2]。
すみかは種類ごとにちがいます。シロサイはアフリカのサバンナの草原[5]、クロサイは草原やサバンナ、熱帯の低木地[3]、インドサイは川ぞいの草原とその周りの森[4]、ジャワサイは森にところどころ草地が混じる場所[7]、スマトラサイは濃い熱帯の森です[8]。草原と森に大きく分けると、アフリカの2種は草原側、アジアの3種は川辺か森側にいる、という分かれ方です。これは大まかな目安で、境目は重なります。
頭数には大きな差があります。2024年末の推定で、シロサイは15,752頭と世界全体のおよそ6割を占め、ジャワサイは50頭ほどです[1]。シロサイの数は、ジャワサイの300倍を超えます。
では、いちばん数の多いシロサイは、どんな場所にいるのでしょうか。
世界のサイは5種で、アフリカにシロサイ(15,752頭)とクロサイ(6,788頭)、アジアにインドサイ(4,075頭)、ジャワサイ(約50頭)、スマトラサイ(34〜47頭)がいる[1]。いずれも2024年末前後の推定値で、スマトラサイだけは幅を持った数である。5種を足すと約26,700頭になり、国際サイ財団が示す世界全体の推定値とほぼ重なる[2]。
この内訳を大陸別に計算すると、アフリカの2種が約22,500頭で全体の約84%、アジアの3種が約4,200頭で約16%になる。アジアの頭数のうち約98%はインドサイ1種で、残る2種は合わせて100頭に届かない。数の多い少ないは、種類ごとに極端に分かれている。
すみかの傾向も種類ごとに異なる。シロサイはアフリカのサバンナの草原[5]、クロサイは草原・サバンナ・熱帯の低木地[3]、インドサイは川ぞいの草原とその周りの森[4]、ジャワサイは森に開けた草地が混じる環境[7]、スマトラサイは低地から高地までの濃い熱帯の森である[8]。「草原」「川辺」「森」という3分類は理解のための整理で、境目は重なる。たとえばクロサイは低木地、ジャワサイは森と草地のまだら模様を使う。
では、世界の約6割を占めるシロサイは、どんな場所で、なぜあの口の形になっているのか。まずアフリカの2種から見ていく。
2. シロサイと クロサイは、どんな 草原に いるの?
2. アフリカの草原で、口の形がシロサイとクロサイを分ける
2. アフリカの2種 ── 草を刈る口と、葉をつまむ口
シロサイは、アフリカの サバンナと いう 草原に すんで います。草が 長い ところも、みじかい ところも あります[5]。ほとんどは 南アフリカに います。ケニアや ナミビアなどには、人が うつした 小さな むれも います。
口は 広くて 平たく、地めんに ちかい 草を しばかりきの ように まとめて 食べます。クロサイは とがった 上くちびるで、木の 葉や 小えだを つまみます[9]。クロサイは 草原や サバンナ、ひくい 木の 多い ところに、12の 国で くらして います[3]。
ところで、名前の 色は ほんとうでしょうか。シロサイと クロサイの 皮膚の 色は、かわりません[5]。クロサイの 名前は、体に ついた くらい 土の 色から だと 考えられて います[9]。
数の うごきは、2しゅるいで ちがいます。シロサイは 2023年の 17,464頭から 2024年に 15,752頭へ へりました。クロサイは 2022年の 6,195頭から、2024年の おわりには 6,788頭へ ふえました[2]。
では、アジアの サイは、どんな 場所に いるのでしょう。
シロサイは、アフリカのサバンナの草原で、草丈の長い場所にも短い場所にもいます。大半は南アフリカにいて、ケニア・ナミビア・ジンバブエなどには、移された小さな群れがいます[5]。口は幅が広く平らで、地面近くの草を刈りこむように食べます[9]。
クロサイの口は、先のとがった上くちびるです。木の葉や小枝をつまんで食べるのに向いた形で[9]、草原・サバンナ・熱帯の低木地に、12か国で暮らしています[3]。同じアフリカの草原でも、シロサイは地面の草、クロサイは低木の葉と、食べるものの高さがちがいます。
名前には落とし穴があります。シロサイとクロサイの皮膚の色に、名前ほどの違いはありません[5]。クロサイの名は、体をおおう暗い土の色に由来するという説があります[9]。
頭数の動きもちがいます。シロサイは2023年の17,464頭から2024年の15,752頭へ減り、約10%の減少です。クロサイは2022年の6,195頭から2024年末の6,788頭へ増え、約10%の増加です[2]。数字はどちらも推定値で、固定された値ではありません。
アジアのサイは、どんな場所にいるのでしょうか。
シロサイはアフリカのサバンナのうち、草が長い所にも短い所にもいる。大半は南アフリカにいて、ケニア・ナミビア・ジンバブエなどにいるのは、移された小さな群れである[5]。口は幅が広く平らで、地面近くの草を刈りこむように食べる。一方クロサイは、先のとがった上くちびるで木の葉や小枝をつまむ[9]。同じアフリカの大型の草食動物でも、食べるものの高さが分かれ、口の形がそれに合っている。
クロサイは12か国に生息し、おもに草原・サバンナ・熱帯の低木地にいる[3]。シロサイが草原の草を食べ、クロサイは低木の葉を食べるという分担は、同じ地域に2種がすめる理由の候補になる。ただし、この資料は食べ物のちがいと口の形を述べるもので、2種がどう共存しているかまでは扱っていない。
名前の色は、実物の色の差ではない。シロサイとクロサイの皮膚の色に違いはなく[5]、クロサイの名は体をおおう暗い土の色に由来すると考えられている[9]。名前の由来は説であり、断定できる資料ではない。
頭数は、シロサイが2023年の17,464頭から2024年に15,752頭へ減り(約10%減、IUCNの評価はNear Threatened)、クロサイは2022年の6,195頭から2024年末の6,788頭へ増えた(約10%増、評価はCritically Endangered)[2]。比べる年がシロサイは1年、クロサイは2年離れているため、増減の速さは単純には比べられない。数字はどちらも各年の推定値である。
アフリカでは草原が中心だった。では、アジアの3種は、どんな環境にいるのか。
3. インドサイは、川の どんな ところに すんで いるの?
3. インドサイは川ぞいの草原にいて、同じ土地を人も使う
3. インドサイ ── 川の谷の湿地と、農地に重なるすみか
インドサイは、インドの 北と ネパールの 南に すんで います。大きな 川の そばに ある 草原と、その まわりの 森に います。水の ある 湿地が すきです[4]。
むかしは、ブラマプトラ川、ガンジス川、インダス川の 谷にも いました[6]。川の まわりは 土地が こえて いて、人の はたけにも なります。サイと 人が おなじ 土地を つかうので、ぶつかりやすい と いわれます[6]。
それでも、数は ふえて います。ネパールの 4つの 国立公園で かぞえると、752頭 いました。2015年は 645頭でしたから、100頭 いじょう ふえた ことに なります[10]。ほごを する 人たちは、コロナの ころに 旅行の 人が いなく なり、すみかが もどった ことも、ふえた 理由の 一つと 見て います[10]。
インドサイは、世界で 4,075頭まで ふえました[4]。では、すんで いる 場所が 世界で たった 1か所の サイも、いるのでしょうか。
インドサイは、インド北部とネパール南部の、川ぞいの草原(氾濫原)とその周りの森にすみます。川の谷の湿地を好み、推定は4,075頭、IUCNの評価はVulnerableです[4]。
昔は、ブラマプトラ川・ガンジス川・インダス川の谷の氾濫原や森にも広がっていました。川の谷は土地が肥えているため、同じ土地が農地としても使われ、人との摩擦が起きやすいと説明されています[6]。
それでも数は増えています。ネパールの4つの国立公園で数えたインドサイは752頭で、2015年の645頭から100頭以上増えました。2000年以降の政府調査で650頭を超えたのは初めてです[10]。保護当局は、コロナ禍で観光客が途絶え、生息地が回復したことも一因とみています[10]。
この752頭はネパールの数で、4,075頭はインドを含む全体の推定です。調べた時期が同じとは限らないので、割合は出していません。では、世界で1か所にしか残っていないサイは、どんな場所にいるのでしょうか。
インドサイは、インド北部とネパール南部の、川ぞいの草原(氾濫原)とその周りの森にすむ。川の谷の湿地を好み、推定は4,075頭、IUCNの評価はVulnerableである[4]。
昔の分布は、ブラマプトラ川・ガンジス川・インダス川の谷の氾濫原や森にまで及んでいた[6]。川の谷は土地が肥えているため、同じ土地が農地にもなる。サイが好む場所と人が耕したい場所が重なることが、人との摩擦が起きやすい理由として挙げられている[6]。
それでも数は増えている。ネパールの4つの国立公園で数えたインドサイは752頭で、2015年の645頭から約17%、100頭以上増えた。2000年以降の政府調査で650頭を超えたのは初めてである[10]。保護当局は、コロナ禍で観光客が途絶え、生息地が回復したことも一因とみている[10]。
読み方の注意が2つある。752頭はネパールの数で、4,075頭はインドを含む全体の推定のため、割合は出せない。また、コロナ禍の効果が主因だったかどうかは、この資料からは決められない。増えた事実と、増えた理由の見立ては、分けて受け取る必要がある。
川辺の草原にすむ種類は、保護の下で回復しつつある。では、森にすむ種類はどうか。次は、ただ1か所に残るジャワサイを見る。
4. ジャワサイは、いま どこに いるの?
4. ジャワサイが残るのは、ジャワ島のたった1か所
4. ジャワサイ ── 1つの半島に残る個体群と、昔の広い分布
ジャワサイが いま すんで いる のは、インドネシアの ジャワ島の 西の はしに ある、ウジュン・クロン半島 だけです。ほかには いません[7]。数は 50頭ほどと 考えられて います[1]。
すむのは、森の なかに ところどころ 草地が ある ところです。日かげと、水と、食べる わかい 木と、どろあびを する 場所が いります[7]。
でも、むかしは ちがいました。インドや バングラデシュから 中国、東南アジア、スマトラ島まで、広い 場所に いました。海ぞいの マングローブの 林から、火山の 高い ところの ひくい 木の 林まで、いろいろな 場所に すんで いました[7]。
ベトナムに いた さいごの ジャワサイが、2011年に 死んで いるのが 見つかりました。これで 大陸の ジャワサイは いなく なりました[11]。
もう 1つ、森に すむ スマトラサイは、どうでしょう。
ジャワサイの個体群は、いま、ジャワ島西端のウジュン・クロン半島の1つだけです。推定はおよそ50頭です[7][1]。インドサイの約80分の1にあたります。
好むのは、森にところどころ開けた草地が混じる環境です。日かげ、安定した水、食べる若木、泥あび場がそろう必要があります[7]。
ところが、昔はもっと幅広い場所にいました。海ぞいのマングローブから、火山の高地の低木林までです[7]。いまの1か所の景色は、ジャワサイが使っていた環境のほんの一部にすぎません。分布も、インドやバングラデシュから中国、東南アジア、スマトラ島に及んでいました[7]。
ベトナムに残っていた最後のジャワサイは、2011年4月に死んでいるのが見つかり、同年10月にWWFが発表しました。これでアジア大陸のジャワサイはいなくなりました[11]。
もう1つの森のサイ、スマトラサイは、どこにいるのでしょうか。
ジャワサイの現在の個体群は、ジャワ島西端のウジュン・クロン半島の1つだけで、IUCNの推定はおよそ50頭である[7][1]。インドサイ(4,075頭)の約80分の1にあたる。
好む環境は、森にところどころ開けた草地が混じる場所で、日かげ、安定した水、食べる若木、泥あび場がそろう必要がある。ところが昔は、海ぞいのマングローブから火山の高地の低木林までと、幅広い環境にすんでいた[7]。いまの1か所の景色は、ジャワサイが利用できた環境の一部にすぎない。
分布も、インド・バングラデシュから中国、東南アジア、スマトラ島に及んでいた[7]。そのうちベトナムの最後の個体は、2011年4月に密猟で死んでいるのが見つかり、WWFが同年10月に発表した。これでアジア大陸のジャワサイはいなくなった[11]。
「1か所にしかいない」という状態は、その場所が好まれたからではなく、ほかの場所で姿を消したあとの結果である。資料が支えるのはここまでで、1か所に限られた原因を個別に説明する資料は、今回の材料にはない。
森にすむもう1種のスマトラサイも、昔と今で大きく変わっている。
5. スマトラサイは、どんな 森に いるの?
5. スマトラサイは、濃い熱帯の森の数か所に限られる
5. スマトラサイ ── 低地から高地までの森と、島に分かれた数か所
スマトラサイは、こい 熱帯の 森に すんで います。ひくい 土地にも、高い 土地にも いる、と されます[8]。
いまは、インドネシアの スマトラ島と ボルネオ島の、数か所に かぎられます。数は 34頭から 47頭ほどと 見られて います[8][1]。
むかしは もっと 広くて、ブータンの 山の ふもとや、中国の 南、カンボジア、タイにも いました[8]。
ジャワサイも スマトラサイも、むかしの 分布には 中国や 東南アジアが 出て きます。いまは 小さな 場所だけです。では、世界の サイ ぜんぶでは、むかしと いまで どれくらい ちがうのでしょう。
スマトラサイは、低地から高地までの濃い熱帯の森にすみます。いまはインドネシアのスマトラ島とボルネオ島の数か所に限られ、推定は34〜47頭と幅があります[8][1]。
昔は、ブータンの山ふもと、中国南部、カンボジア、タイにもいました[8]。ジャワサイの昔の分布にも中国や東南アジアが出てくるので、2種の昔の分布は広い範囲で重なっていた可能性があります。
3種のアジアのサイを並べると、インドサイは川ぞい、ジャワサイとスマトラサイは森と、すみかの景色が分かれます。昔の広がりと比べると、いまは種類ごとに限られた場所だけが残っています。
では、世界のサイ全体では、昔といまでどれくらいちがうのでしょうか。
スマトラサイは、低地から高地までの濃い熱帯の森にすむ。いまはインドネシアのスマトラ島とボルネオ島の数か所に限られ、推定は34〜47頭で幅がある[8][1]。政府推計など別の値もあるため、数字は1つに決まらない。
昔はブータンの山ふもと、中国南部、カンボジア、タイにもいた[8]。ジャワサイの昔の分布(インド・バングラデシュから中国、東南アジア、スマトラ島)と見比べると、中国と東南アジアは両方の記述に出てくる[7]。ここから、2種の昔の分布が広い範囲で重なっていた可能性が読みとれる。ただし、同じ時代に同じ場所にいたかどうかは、これらの資料だけでは言えない。
アジアの3種を、すみかの景色で並べるとこうなる。インドサイは川ぞいの草原と周りの森、ジャワサイは森と草地のまだら、スマトラサイは濃い森である。景色は異なるが、現在の姿は共通して、昔より狭い場所に限られている点にある。
では、サイ全体で、昔と今のちがいはどれくらいなのか。
6. むかしの サイは、どれくらい いたの?
6. サイは昔どれほど多く、今はどの種類で増え、どの種類で減っているのか
6. 縮んだ分布と、増える種類・減る種類 ── 数字の読み方
むかしの サイは、いまより ずっと 多かったと いわれます。ニュースでは、1900年ごろに 50万頭ほど いたと 言われて います。この数字は、はっきり かぞえた 数では なく、めやすです。いまは 26,700頭ほど[2]ですから、20分の 1ぐらいに なった 計算です。
クロサイは、1970年から 1993年の あいだに、65,000頭から 2,300頭ほどへ、96%も へった ときが ありました[3]。
でも、そこから ふえて います。クロサイは 2022年の 6,195頭から、2024年の おわりには 6,788頭に なりました[2]。インドサイも 4,075頭まで もどって います[4]。
シロサイの なかまの キタシロサイは、野生では 絶滅して しまい、ケニアの 保護区に 2頭 のこる だけです[5]。
へる しゅるいも あれば、ふえる しゅるいも あります。サイの すみかは、場所ごとの わけで ちがう うごきを して います。
サイは昔、いまよりずっと広い範囲に、多くいました。報道では、20世紀の初めに約50万頭いたといわれますが、これは目安の数字です。いまは約26,700頭[2]ですから、20分の1ほどになった計算です。
クロサイは、1970年から1993年のあいだに約65,000頭から約2,300頭へ、96%減った時期があります[3]。いまの減少の話ではなく、30年ほど前までの話です。
そこから回復し、2022年の6,195頭から2024年末の6,788頭へ増えました[2]。インドサイも4,075頭まで回復しています[4]。一方でシロサイの亜種のキタシロサイは、野生では絶滅状態で、ケニアのオル・ペジェタ保護区に2頭が残るだけです[5]。
サイ全体の数字を1つの傾向として語るのは難しく、種類ごとに増減がちがいます。
20世紀初めのサイは、報道では約50万頭といわれる。いまの約26,700頭[2]はその約5%、およそ20分の1にあたる。ただしこの50万頭は報道に由来する概数で、一次資料の値ではない。目安として読むのがよい。
クロサイは1970年から1993年のあいだに、約65,000頭から約2,300頭へ約96%減った[3]。これは30年ほど前までの変化で、いまの減少率ではない。そこから2022年の6,195頭、2024年末の6,788頭へと回復している[2]。
インドサイも4,075頭まで回復している[4]。一方で、シロサイの亜種であるキタシロサイは、野生では絶滅状態で、ケニアのオル・ペジェタ保護区に2頭が残るだけである[5]。同じシロサイの仲間でも、数の動きは大きく分かれる。
数字の読み方として、3点を確認しておく。①いずれも推定値で、年ごとに更新される。②50万頭は目安であり、比べる相手の現在値(26,700頭)は一次資料の値である。③増減は種類ごと・地域ごとに異なり、「サイは減っている」とも「増えている」とも一括りにできない。
7. ちずで サイの すみかを さがして みよう
7. 地図帳で、5種のすみかに印をつけてみる
7. 確かめる道すじ ── 地図帳と原典から
やってみよう。ちずちょうか ちきゅうぎで、アフリカの 南の ほうと、インドの 北、インドネシアの ジャワ島、スマトラ島、ボルネオ島を さがして みましょう。見つけたら、ふせんなどで しるしを つけます。
しるしは、サイが いる 国や 島の だいたいの 場所です。ほんとうの すみかは、ずかんや この 記事の せつめいで たしかめます。草原、川の そば、森の どれに あたるのか、考えて みると おもしろいです。
図書館で サイの 本を さがして、口の かたちと すんで いる 場所を くらべて みるのも いいですね。
やってみよう:家にある地図帳か地球儀で、アフリカ南部、インド北部、ジャワ島、スマトラ島、ボルネオ島を探し、付箋などで印をつけてみます。印は、サイがいる国や島のおおよその場所です。実際のすみかは、図鑑や記事の説明で確かめます。
図鑑や写真が手に入れば、シロサイとクロサイの口を見比べて、「幅が広くて平ら」か「先がとがっているか」を見てみます。口の形が食べ物につながっていることを、自分の目で確かめられます。
さらに調べたい人は、図書館でサイの本をさがし、出典欄にある日本語の記事(BE-PAL、CNN.co.jp、JSTサイエンスポータル)から読み始めるのがよいでしょう。
確かめる方法を2つ挙げる。①地図帳か地球儀で、アフリカ南部(シロサイ・クロサイ)、インド北部とネパール南部(インドサイ)、ジャワ島西端(ジャワサイ)、スマトラ島とボルネオ島(スマトラサイ)に印をつけ、種類ごとの分布の小ささを実感する。②図鑑や写真でシロサイとクロサイの口を見比べ、すみかの景色との関係を考える。
原典には、国際サイ財団(IRF)の「State of the Rhino」、IUCN(国際自然保護連合)の発表、Save the Rhinoの種ごとのページ(出典[1]〜[8])がある。いずれも英語で、頭数は更新されるため、読むときは年と「推定値」であることを確認するとよい。日本語では、CNN.co.jpの記事([10])とJSTサイエンスポータル([11])が出典欄にある。
この記事は、種ごとの「どこに」を中心にまとめた。「なぜその環境を選ぶのか」「減った原因は何か」は、資料ごとに説明が異なる。日本語のCNN.co.jp([10])とJSTサイエンスポータル([11])の記事だけでも、「増えた理由として何があげられているか」「どこまでが数え方の話か」を比べられる。英語の原典は、読める人が頭数の年と「推定値」を確かめるときに開くとよい。
しらべた もとの じょうほう
参考にした情報源
参考にした情報源と、その使い方
出典について:国際機関と保護団体の資料(英語)、日本語の報道記事を使いました。何に使ったかは、各項目の最後に書いています。
- IUCN「Poaching of African rhinos down, but drought and other threats drive losses globally」(2025年8月)。https://iucn.org/press-release/202508/poaching-african-rhinos-down-drought-and-other-threats-drive-losses-globally (5種の頭数の推定)
- International Rhino Foundation「State of the Rhino 2025」。https://rhinos.org/about-rhinos/state-of-the-rhino/ (世界全体の頭数、シロサイとクロサイの増減)
- International Rhino Foundation「Black rhino」。https://rhinos.org/about-rhinos/rhino-species/black-rhino/ (クロサイの生息地と、1970〜1993年の減少)
- International Rhino Foundation「Greater one-horned rhino」。https://rhinos.org/about-rhinos/rhino-species/greater-one-horned-rhino/ (インドサイの生息地と頭数)
- Save the Rhino「White rhino」。https://www.savetherhino.org/rhino-info/species/white-rhino/ (シロサイの生息地、皮膚の色、キタシロサイ)
- Save the Rhino「Greater one-horned rhino」。https://www.savetherhino.org/rhino-info/species/greater-one-horned-rhino/ (インドサイの昔の分布と農地との関係)
- Save the Rhino「Javan rhino」。https://www.savetherhino.org/rhino-info/species/javan-rhino/ (ジャワサイのすみかと昔の分布)
- Save the Rhino「Sumatran rhino」。https://www.savetherhino.org/rhino-info/species/sumatran-rhino/ (スマトラサイのすみかと昔の分布)
- BE-PAL「シロサイとクロサイの違い」。https://www.bepal.net/archives/719617 (口の形と食べ物、名前の由来)
- CNN.co.jp「ネパールのサイ個体数」。https://www.cnn.co.jp/fringe/35169456.html (ネパールのインドサイの増加)
- JST サイエンスポータル(2011年10月26日)。https://scienceportal.jst.go.jp/newsflash/20111026_01/ (ベトナムのジャワサイ)
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