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ここにあるのは、だれかが実際に調べ、考え、作ってきたことを集めたメモです。気になったら、ページの下の「参考にした情報源」から、もとの本や記事、それを生み出した人たちに、直接ふれてみてください。このメモには書ききれないおもしろさが、そこにあります。

シーソーは、公園で どんな 遊びを する ための ものなの?

シーソーは、公園で何をして遊ぶための遊具なのでしょう

シーソーは、公園でどんな遊びのために置かれている遊具なのか

分野:技術

2500年ぐらい まえの ギリシアの つぼに、女の子が ふたりで シーソーを して いる 絵が あります[2]。

ところが、シーソーは ひとりでは、あいてと かわりばんこに 上がり下がりする 遊びが できません。ひとりが 下がると、あいてが 上がる 遊具だからです。公園の シーソーは、なんの ための 遊びなのでしょう。この きじを 読むと、あいてと 合わせて 遊ぶ ところ、体重が ちがう 友だちとも つりあう わけ、むかしの 絵や 名前の 話が わかります。

約2500年前の古代ギリシアの壺に、2人の少女がシーソーで遊ぶ場面が描かれたものがある、と紹介されています[2]。ところが、シーソーは1人では、相手と交互に上下する遊びができません。1人が下がると、もう1人が上がる遊具だからです[1]。

公園のシーソーは、何のための遊具なのでしょうか。この記事を読むと、相手と動きを合わせて遊ぶ道具であること、体重が違う友だちともつり合う「てこ」の考え方、壺の絵や名前の古さが分かります。

約2500年前の古代ギリシアの壺に、2人の少女がシーソーで遊ぶ場面が描かれている。ボストン美術館にある壺で、紀元前470〜460年ごろのものとされる[2]。ところが、この遊具は1人では、相手と交互に上下する遊びができない。板の一方が下がることで、はじめて他方が上がるからである[1]。

では、公園のシーソーは何のために置かれているのか。シーソーだけの目的を定めた公的な文章は、今回調べた資料には見当たらない。この記事は、遊びの構造から答えを考え、体重差をてこの規則で扱い、壺絵と語の記録から遊具の古さを調べる。何が確かで何が推測かが分かる。

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1. シーソーは、ひとりで 乗ると どうなるの?

1. 1人で乗ると、シーソーはどう動くのでしょう

1. 1人では交互の上下ができないという条件から、シーソーの役目は何と読めるか

シーソーは、長い 板の まんなかを ささえて、りょうはしに 人が 乗る 遊具です[1]。ひとりが 下がると、はんたいがわが 上がります。

では、ひとりで 乗ったら どうでしょう。はんたいがわには だれも いないので、下がった まま 上がりません。あいてが 乗って くれて、はじめて 上がったり 下がったり できます。

ここに、答えが あります。シーソーは、ふたりで 動きを 合わせて 遊ぶ ための ものです。じぶんが じめんを けると あいてが 上がり、あいてが けると じぶんが 上がります。あいての 動きを 感じて、タイミングを 合わせる 遊びです。

ただし、「シーソーは これの ために」と きめた 文は、今回 調べた しりょうには ありませんでした。ですから、これは 遊びかたから 考えた 答えです。

では、体重が ちがう 友だちとは、どう すれば いいのでしょう。

シーソーは、長い板の中心を支点にして、両端に人が乗る遊具です[1]。片方が下がると、反対側が上がります。

では、1人だけで乗ったらどうなるでしょう。反対側に誰もいなければ、板は下がったまま動きません。上がるには、相手が乗って、地面をけって板を押し下げてくれる必要があります。

ここに、この遊具の特徴があります。自分が地面をけると相手が上がり、相手がけると自分が上がります。相手の動きがそのまま自分の動きになるので、タイミングを合わせないと、なめらかな上げ下げになりません。公園のシーソーは、まずこの「2人で呼吸を合わせる遊び」のためにあると考えられます。

ただし、シーソー専用の目的を定めた公的な文章は、今回調べた資料には見当たりませんでした。ですから、この答えは遊び方の仕組みから考えたものです。文部科学省の幼児期運動指針は、子どもが自分から取り組む遊びの中で、体のバランスをとる動きなどを経験することを大切にしています[6]。シーソーの上げ下げも、その経験の一つになりうると思いますが、これはこの記事の見方です。

では、体重が違う友だちと乗るときは、どうなるのでしょうか。

シーソーは、長い板の中心を支点とし、両端に人が乗って交互に上下する遊具である[1]。英語版の解説も、これを支点・力点・作用点を持つ「てこ」の一種と位置づける[2]。

ここから、1人では交互に上下する遊びができない理由が分かる。反対側に荷重がなければ、板は乗った側へ傾いたまま戻らない。上がるためには、相手が地面を蹴って自分の側を持ち上げる必要がある。自分の動きが相手の動きに、相手の動きが自分の動きにそのまま伝わるので、2人のタイミングが合わなければ、上下は不規則になる。公園のシーソーは、まずこの「2人で動きを合わせる」ことのための遊具だと読める。

ただし、これは遊びの構造からの推論である。国土交通省や文部科学省の資料を調べても、シーソーだけの「目的」を定めた記述は見当たらなかった。文部科学省の幼児期運動指針が重視するのは、幼児が自発的に取り組む多様な遊びの中で、体のバランスをとる動きなどを経験することで、シーソー自体への言及ではない[6]。シーソーの上げ下げがその経験に含まれるという見方は、この記事の解釈にとどまる。

この推論は、体重差が大きいときにも成り立つのか。そこで問題になるのが、てこの規則である。

2. 体重が ちがう 友だちとも、つりあうの?

2. 体重が違う友だちとも、つり合わせられるのでしょうか

2. 体重差のある2人は、てこの規則でどう釣り合うのか

シーソーは「てこ」の なかまです[2]。てこでは、「力 × ささえから の きょり」が 左と 右で 同じに なると、つりあいます[4]。学校の 6年生の 理科で ならう ところです[4]。

たとえば、体重 20キロの 子と 40キロの 子が 乗ると します。40キロの 子は、20キロの 子の 2ばいの 重さです。だから、40キロの 子が まんなかに 近づいて、きょりを 半分に すれば、つりあう はずです。20キロの 子が 2メートル、40キロの 子が 1メートル、という ぐあいです。

これは、きまりに あてはめて 考えた れいで、しりょうに のって いる 話では ありません。それに、公園の シーソーは、すわる 場しょが きまって いる ものが 多く、いつも かえられるとは かぎりません。

でも、「2ばい 重い 子は、半分の きょりで つりあう」と 知って いると、シーソーが ちがって 見えて きます。

この 遊びは、いつごろから あるのでしょうか。

シーソーは、てこの一種です[2]。小学校6年の理科では「てこの規則性」を学び、力を加える位置と大きさに注目して、つり合うときの決まりを調べます[4]。

その決まりは、「力×支点からの距離」が左右で等しいとき、板が水平につり合う、というものです。体重が2倍なら、支点からの距離は半分になります。たとえば体重20kgの子と40kgの子なら、20kgの子が支点から2m、40kgの子が1mの位置に座ると、20×2と40×1がどちらも40で、つり合う計算です。この数字は、規則にあてはめたこの記事の例で、資料にある実測値ではありません。

ここまでは、重さ(体重)だけが違う場合の話です。実際に人が乗ると、足で地面をけったり、体を後ろへ引いたりする力も加わるので、計算どおりに止まるわけではありません。さらに、公園のシーソーは、座る位置が板の端に決まっているものが多く、位置を自由に変えられるとは限りません。

それでも、体重の違う2人が乗ったとき、軽い子がなかなか下がらないのは、この規則で説明できます。重い子が内側に座るか、軽い子が端に座るかで、つり合い方が変わるからです。

ところで、この遊びは、いつごろからあるのでしょうか。

小学校6年の理科の「てこの規則性」は、力を加える位置と大きさに着目して、てこがつり合う条件を調べる学習である[4]。その条件を式にすると、「力×支点からの距離」が左右で等しいとき、板は水平につり合う。中学校以降はこれをモーメントと呼ぶが、この記事ではその語は使わない。

体重が2倍なら、支点からの距離は半分になる。たとえば20kgの子が支点から2m、40kgの子が1mに座ると、20×2と40×1がどちらも40でつり合う。この計算は規則にあてはめた例で、資料の文ではない。実際に人が乗ると、足で地面をけったり、体を傾けて重心を動かしたりするので、静かな釣り合いにはならない。

では、現実のシーソーで、座る位置を変えて体重差を調整できるのか。日本語版Wikipediaには、両端に握り手がある型で、手の位置によって体重の違う者どうしがてこの原理で釣り合える、という趣旨の記述がある[1]。ただしこの節は出典が付いておらず、確かな根拠としては扱えない。一般的な公園のシーソーは支点が中央に固定され、座る位置を変えられるとは限らない。

つまり、てこの規則は、体重差があるとなぜ釣り合いにくいのかを説明するが、現実の遊具が体重差を吸収する設計になっているとまでは言えない。では、この遊具はいつごろからあるのか。

3. 2500年 まえの つぼには、なにが かかれて いるの?

3. 約2500年前の壺には、どんな場面が描かれているのでしょう

3. 古代ギリシアの壺絵は、シーソーの古さについて何を示すのか

アメリカの ボストンの びじゅつかんに、ギリシアの つぼが あります。きげんぜんの 470〜460年ごろの ものと されて います[2]。いまから 2500年ぐらい まえです。

この つぼには、女の子 ふたりが シーソーに 乗って いる 場めんが かかれて いるそうです[2]。かいた 人は、「レニングラード画家」と よばれて います[2]。

むかしの 女の子も、ふたりで 板の 上げ下げを して 遊んで いたと 考えられます。

ただし、この つぼは 1つの れいです。ギリシアの 人たちが、どれくらい シーソーで 遊んで いたのかまでは、この 絵だけでは わかりません。

では、「シーソー」という 名前は、どこから 来たのでしょう。

アメリカのボストン美術館には、古代ギリシア(アッティカ地方)の壺があります。英語版Wikipediaの紹介によると、紀元前470〜460年ごろのもので、2人の少女がシーソーに乗る場面が描かれているとされます[2]。

この壺には、約2500年前に2人がシーソーのような遊びをする場面が描かれています。

ただし、この壺は1つの例です。ギリシアのどこで、どれくらい広く遊ばれていたのかは、この1枚から言い切れる話ではありません。詳しく知りたい人は、美術館の資料を見るのがよいでしょう。

遊びが2500年前にあったのなら、名前は、いつごろ生まれたのでしょうか。

英語版Wikipediaの紹介によると、ボストン美術館には、紀元前470〜460年ごろのアッティカ(古代ギリシア)の壺があり、2人の少女がシーソーに乗る場面が描かれているとされる[2]。

この絵が示すのは、少なくとも約2500年前に、板の両端に2人が座って上下する遊びが、絵に描くに値する場面として存在したことである。一方で、示さないこともある。ギリシア全体でどれくらい普及していたか、遊具として作られていたのか、あり合わせの板で遊んでいたのかは、1つの壺絵からは判断できない。

この記事は英語版Wikipediaの紹介に頼っているため、「描かれているとされる」と書いた。壺そのものの図版や解説は、美術館の資料で見られる。

遊びが少なくとも約2500年前にあったなら、その名前はいつ生まれたのか。語の記録は、意外なほど新しい。

4. 「シーソー」は、どんな ことばから 来たの?

4. 「シーソー」という名前は、どこから来たのでしょう

4. seesawとteeter-totterは、語の記録からどこまでさかのぼれるのか

えいごの「seesaw(シーソー)」が、遊具として はっきり 出て くるのは、19せいきの はじめごろ だそうです[3]。遊びの ほうが、名前より ずっと 古そうです。

名前の もとに ついては、木を のこぎりで ひく ときの かけ声と つながりが ある、という 考えが あります。17せいきの しばいに、その 使い方が 出て くるからです[3]。でも、これは すいそくで、はっきりとは わかって いません[3]。

もう 1つ、アメリカなどで 使う「ティーター・トッター」という 言葉が あります。この 古い 形は、1530年の じしょに のって います。フランス語の「つりあわせる」という 意味の 言葉に あたる ものとして 出て きます[3]。

「つりあわせる」は、さっきの てこの 話と つながって いて、おもしろいですね。

では、いまの 公園の シーソーは、むかしと 同じ 形なのでしょうか。

英語の「seesaw」が、遊具の名前としてはっきり記録されるのは、19世紀初めごろです[3]。遊びのほうが、語よりずっと古いとみられています[3]。

語源については、のこぎりで木を引くときの掛け声との関係を考える説があります。17世紀の戯曲に、その関連をうかがわせる使い方が見えるからです。ただし、これは推測で、確かな由来は分かっていません[3]。

アメリカなどで使われる「teeter-totter(ティーター・トッター)」にも古い記録があります。古い形の「titter-totter」は、1530年のパルスグレイヴの辞書に出てきます。フランス語の「balançoire」(balancer=釣り合わせる)の訳語としてです[3]。

古い形の意味は、前の章で見たてこの釣り合いを思わせます。ただし、両者のつながりは資料からは分かりません。

では、名前が生まれた後、遊具そのものは、どう変わってきたのでしょうか。

「seesaw」が遊具の語として明確に記録されるのは19世紀初めで、遊びの古さに比べると遅い。語学者のWorld Wide Wordsは、言語の証拠は非常に新しく、最初の明確な言及は19世紀初め以前には見つからないと述べる[3]。遊びは語より古いとみられるが、語が記録されない時代を、証拠なしに「遊びがなかった」と読むことはできない。

語源には、のこぎりで木を引く掛け声との関連を示す説がある。17世紀の戯曲に、その連想をうかがわせる例があるが、推測の域を出ない[3]。したがって、「seesawは木びきの掛け声から来た」とは言い切れない。

teeter-totterはより古い。古い形のtitter-totterは、パルスグレイヴの1530年の仏英辞典に、フランス語のbalançoire(balancer=釣り合わせる)の訳語として出てくる[3]。この時点でこの語が現在の遊具を指していたとは、資料からは言えない。揺れ動くものや遊びを指す語が、のちに遊具の名に定まった可能性があるにとどまる。

それでも、前章で扱ったてこの釣り合いと、語の古い形の「釣り合わせる」が重なるのは興味深い。ただし、この一致は偶然か、見た目の似た遊びを同じ語で呼んだ結果かは、資料では判断できない。

では、遊具の形のほうは、時代や国でどう変わってきたのか。

5. いまの シーソーには、どんな 形が あるの?

5. 今のシーソーには、どんな種類や形があるのでしょう

5. 土の山に載せた板や弓形など、シーソーにはどんな形があるのか

ヨーロッパでは、17せいきごろ、土の 山に 板を のせて 遊んで いたそうです[1]。18せいきには、4人で 乗る 十字の 形も ありました[1]。

日本では、おそくとも 昭和の はじめごろには、こどもの 遊び場に そなえる 遊具に かぞえられて いました[1]。いつ 日本に 入って きたのかは、はっきり しません。

いまは、ぶら下がって 乗る もの、ぐるぐる 回る もの、ばねで ゆれる ものも あります[1]。大きな アーチを えがく 弓形の ものも あるそうです[5]。

むかしからある 遊具は、小学生いじょうむけが 多いと いわれます[5]。

形は かわっても、「あいてと 動きを 合わせる」ところは 同じ ようです。そこで、じぶんで ためす 方ほうを 考えて みましょう。

日本語版Wikipediaによると、ヨーロッパでは17世紀ごろ、土の山に板を載せて遊ばれていました。18世紀には、4人が乗る十字形のものもあったそうです[1]。

日本では、遅くとも昭和の初めには、児童遊園に備えるべき遊具の一つに挙げられていました[1]。日本に入ってきた年や、きっかけは、資料では特定できません。

種類も増えました。ぶら下がって乗る型、回転する型、ばねで動く型があります[1]。遊具メーカーへの取材記事では、近年は大きなアーチを描く弓形のシーソーもあると紹介されています[5]。昔からある遊具は、小学生以上を対象に作られたものが多い、とも述べられています[5]。

形は変わっても、2人以上で動きを合わせて上げ下げする、という遊びの中心は変わっていないようです。

では、この「動きを合わせる」遊びを、自分で確かめるにはどうすればよいでしょうか。

日本語版Wikipediaによると、ヨーロッパでは17世紀ごろ、土の山に板を載せて遊ばれた。18世紀には4人乗りの十字形も現れている[1]。手近な土と板でも成り立つ遊びだったことが分かる。

日本では、遅くとも昭和初期に、児童遊園に備えるべき遊具に挙げられていた[1]。日本への導入年や経緯は、資料から特定できない。「昭和初期にはすでに」までが言える範囲である。

種類は広がった。支点が中央に固定された型のほか、ぶら下がって乗る型、回転する型、ばねで動く型がある[1]。遊具メーカーを取材した記事は、近年は大きなアーチを描く弓形のシーソーもあると紹介し、昔からある遊具は小学生以上向けに作られたものが多いと述べる[5]。

これらは形の違いだが、どの型でも、乗る人どうしの動きが互いに影響し合う点は変わらない。ただし、「2人で動きを合わせる遊びが目的で作られた」と明記した資料は、今回は見当たらず、これは前章までと同様、遊びの構造から読んだ解釈である。

では、その解釈を、自分の手と目で確かめるにはどうすればよいか。

6. 家と 公園で、ためして みよう

6. 家と公園で、シーソーの考え方を確かめるには

6. 資料にあたり、自分でも検算するための手がかり

やって みよう。ものさしを、人さし指 1本の 上で ささえて、水平に します。ものさしの りょうはしに、10円玉を のせて みましょう。

10円玉を 1まいと 2まいに して、ものさしの 上で ゆびを おく ところを 見つけます。2まいの ほうが ゆびに 近いと、つりあうはずです。およそ 半分の きょりで つりあうか、見て みましょう。

公園で シーソーに 乗る ときは、あいてと 声を かけ合って みましょう。「せーの」で 同時に けると、上げ下げが なめらかに なるか、ためして みてください。きゅうに おりないように、あいてに ひとこと 合図を して からにします。

家で試せるのは、てこの考え方です。ものさしの中央を、人さし指1本で支えて水平にします。両端に10円玉を1枚ずつ載せるとつり合います。次に、片側を2枚重ねにして、指の位置を2枚の側へ動かしてみましょう。2枚の側の距離が、1枚の側のおよそ半分のところで、つり合うはずです。

実際の位置は、ものさしの重さや指の当て方で少しずれます。ずれた分は、どこで釣り合ったかを測って、半分に近いかどうかを見比べてください。

公園のシーソーに乗るときは、相手と声をかけ合い、同時にけるタイミングを合わせてみましょう。上げ下げがなめらかになるかどうかで、2人の呼吸が合ったかが分かります。急に降りると相手が落ちてしまうので、降りるときは一声かけます。

もっと調べたいなら、文部科学省の小学校理科の「てこの規則性」の資料が、規則の背景を示しています。名前については、World Wide Wordsの「seesaw」の項目が読めます。どちらも日本語以外の資料も含むため、保護者や先生と読むとよいでしょう。

家で確かめられるのは、てこの規則である。ものさしの中央を指1本で支えて水平にし、10円玉1枚と2枚の位置を動かして、釣り合う距離の比を測る。2枚側の距離が1枚側のほぼ半分になれば、「力×距離」が左右で等しいことになる。ものさしの重さや指の当て方で多少ずれるため、比の誤差を見比べる。

公園では、2人でタイミングを合わせると上下がなめらかになるかを観察できる。急に降りると相手が落ちるので、降りるときは声をかけてからにする。

資料としては、文部科学省の小学校理科「てこの規則性」の指導資料と、World Wide Wordsの「seesaw」の項目が出発点になる。壺絵は、美術館の目録で一次情報を確かめられる。この記事で引いた日本語版・英語版Wikipediaは、そこへ進むための入口にすぎない。

体重差とてこの関係や、国の遊具の安全基準(ISO 8124-4など)は、この記事では深く扱っていない。気になった人は、次の問いにしてもよい。

しらべた もとの じょうほう

参考にした情報源

参考にした情報源と、その使い方

遊具の定義と歴史は日本語版・英語版のWikipedia、名前の由来は言語学者の解説、てこの規則は文部科学省の資料、遊具の近年の姿は取材記事による。記事中の「たとえば体重20kgと40kg」の例と、10円玉の実験は、資料の規則にあてはめてこの記事で考えたもの。

  1. Wikipedia「シーソー」 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%BC%E3%82%BD%E3%83%BC (定義・歴史・種類)
  2. Wikipedia「Seesaw」 https://en.wikipedia.org/wiki/Seesaw (てこの一種・古代ギリシアの壺)
  3. World Wide Words「Seesaw」 https://worldwidewords.org/qa-see2.html (語の記録・語源の説)
  4. 文部科学省 小学校理科6年「てこの規則性」指導資料 https://www.mext.go.jp/StuDXStyle/20250620-mxt_kyoiku01-000015482_1.pdf (てこのつり合いの規則)
  5. いこーよ「公園遊具の名前」 https://iko-yo.net/articles/2826 (弓形シーソー・昔の遊具の対象年齢)
  6. 文部科学省 幼児期運動指針 https://www.mext.go.jp/sports/content/1397124_1-2.pdf (遊びの中でバランスをとる動きを経験すること)

なおした ところ

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