このサイトは、ほんの入り口です

ここにあるのは、だれかが実際に調べ、考え、作ってきたことを集めたメモです。気になったら、ページの下の「参考にした情報源」から、もとの本や記事、それを生み出した人たちに、直接ふれてみてください。このメモには書ききれないおもしろさが、そこにあります。

おなかが ぐうっと なるのは、おなかが すいて いるから なの?

おなかが鳴るのは、本当に空腹のしるしなのか

おなかの音は空腹のしるしか ── 腸の動き・ガス・食べ物の有無から考える

分野:からだ

おなかが ぐうっと なる ときは、おなかが すいて いる ときだと おもいがちです。でも、たべた あとの ほうが、おとが めだつ ことも あると いわれて います。いの なかに たべものが あるときは、おとが ちいさく なると いう せつめいも あります。

おなかの おとは、くうふくの ときだけの ものでは ないのでしょうか。おとの もとは なんで、どうして なるのでしょう。この きじを よむと、おなかが なる しくみと、おとを ふやす もの、へらす ものが わかります。

おなかが鳴るのは空腹のしるし、と思われがちです。ところが、たくさん食べたあとのほうが音に気づきやすいこともある、という説明があります。

おなかの音は、空腹のときだけのものではないのでしょうか。音のもとは何で、どんなときに大きくなったり小さくなったりするのでしょうか。この記事を読むと、腸の動きとガスと液体が音を作るしくみ、食べ物の有無で聞こえ方が変わる理由、音を機械で測った研究が分かります。

おなかが鳴るのは空腹のしるしだと考えられがちだが、医療情報の解説には、空腹とは限らず、たくさん食べた後のほうが気づきやすくなることもある、と書かれている[4]。音の正体は、腸の動きで中のガスや液体が移動することだ[1][2]。

では、空腹でないときにも鳴るのはなぜか。食べ物が入っていると音が小さくなるのはなぜか。この記事を読むと、腸が空洞の管として動くしくみ、ガスの出どころ、食事の前後で腸音の一部の指標は変わり、別の指標は変わらなかった研究が分かる。

読み方を切り替えられます。画面の上にある「よみかた」のボタンで、 小学校低学年むけ・小学校高学年むけ・中学生むけの3つの書き方に切り替わります。むずかしいと思ったら、いつでもやさしい方に戻ってください。選んだ読み方はブラウザが覚えているので、次に別の記事を開いたときも同じ読み方で始まります。

1. おなかが すいて いなくても、おなかは なるの?

1. おなかがすいていなくても、おなかは鳴る

1. 音の定義に空腹は入っていない ── 鳴る場面を整理する

きゅうしょくの まえ、おなかが ぐうっと なって、はずかしく なった ことは ありませんか。

おなかの おとは、「おなかが すいた」と しらせる ベルの ように おもわれて います。でも、アメリカの びょういんの せつめいでは、おなかが なる おとは、おなかの なかで ガスや みずの ようなものが うごく ときの おとだと されて います[3]。すいて いるかどうかは、おとの せつめいには はいって いません。

ほかの しりょうにも、おなかが なるのは かならずしも くうふくの しるしでは ない、たくさん たべた あとの ほうが きづきやすい ことも ある、と かいて あります[4]。

では、おとを つくって いる のは、おなかの なかの どこで、なにが うごく のでしょうか。

給食の前におなかが「ぐう」と鳴って、顔が熱くなった経験はありませんか。おなかの音は、空腹を知らせるベルのように思われています。

アメリカの医療機関の解説では、おなかが鳴る音を「消化管の中でガスや液体が動くときに出る音」と説明しています。胃や腸の筋肉が縮むことで、それらが動くのだそうです[3]。説明の中に、空腹かどうかは入っていません。

別の医療情報サイトには、おなかが鳴ることは必ずしも空腹を意味しない、たくさん食べたあとのほうが気づきやすくなることもある、と書かれています[4]。

音の原因は、腸や胃の動きと、その中のガスや液体の移動です。では、その音は体のどこで、どうやって出るのでしょうか。

おなかの音は、空腹を知らせるものとして語られることが多い。しかし、クリーブランド・クリニックの解説は、おなかが鳴る音を「消化管の中のガスと液体が動くときの音」とし、胃や腸の筋肉の収縮に伴って生じると述べている[3]。この定義には、空腹かどうかという条件が含まれていない。

実際、Medical News Todayの解説は、おなかが鳴ることは必ずしも空腹のしるしではなく、たくさん食べた後のほうが気づきやすくなることもある、としている[4]。つまり、題名の問いに対する答えの要点は、音の原因が「腸や胃の動きと中身の移動」であって、空腹はそれが目立ちやすい場面のひとつにすぎない、ということになる。

ただし、この二つの資料は、食事のあとに目立つ理由までは説明していない。ここから先は、音がどこで、どんな動きから生まれるのかを見ていく必要がある。

2. おなかの なかで、おとは どうやって でるの?

2. 腸は空洞の管で、動くたびに中のガスや液体が動く

2. 腸の収縮と空洞 ── 水道管のように響く音

おなかの なかには、ほそ ながい くだの ような ちょうが あります。ちょうは、じっと して いる のでは ありません。しょくじを した あとは、たべものを おくへ おくへ と、ぎゅっ ぎゅっと おし だして います[1]。

この うごきを、ぜんどううんどうと いいます。たべものの うしろの きんにくが ちぢんで まえに おし、まえの きんにくは ゆるんで、とおりやすく します[5]。ホースの なかの ビーだまを、うしろから つまんで おくる ところを おもいうかべて みて ください。

ちょうは、なかが からっぽの くだです。だから、うごくと、なかの ガスや みずの おとが、おなかの なかで ひびきます。みずどうかんの なかを、みずが ながれる おとに にて いると いわれます[1]。

ただし、ビーだまの たとえは、うごき かたを おもいうかべる ための ものです。ほんとうの ちょうは、なみの ように ゆっくり ちぢんで いきます。

ところで、たべものが はいって いない とき、ちょうは やすんで いるの でしょうか。

おなかの音の元をたどると、腸の動きに行きつきます。腸は、食べ物を先へ押し進めるために動き、その動きが音を生みます[1]。

この動きは、ぜん動と呼ばれます。食べ物の後ろ側の筋肉が縮んで前へ押し、前側の筋肉はゆるんで、食べ物が通れるようにします[5]。波のような筋肉の収縮は、食道から始まって、食べ物を胃へ運びます[6]。ホースの中のビー玉を、後ろから指でつまんで送るところを思い浮かべるとよいでしょう。ただ、実際の腸はもっとゆるやかな波で動きます。

そして腸は空洞です。そのため、中で起こる音は、おなかの中で水道管を流れる水の音のように響く、と医療情報の解説は説明しています[1]。

つまり、おなかが鳴る音は、「動く腸」「中のガスと液体」「空洞が音を響かせる」の三つがそろって聞こえるものです。では、食べ物が入っていないときにも、腸は動いているのでしょうか。

音の発生源を考えるには、まず腸の運動を知る必要がある。腸音は、腸が食べ物を押し進める動きによって生じると説明される[1]。この押し進める動きがぜん動運動で、食べ物の後ろの筋肉が収縮して前方へ押し出し、前方の筋肉が弛緩して通過を許す、という協調で成り立つ[5]。起点は食道で、平滑筋の波状の収縮が飲みこんだものを胃へ送る[6]。

ここで重要なのは、腸が空洞だという点である。管の内部にガスや液体があれば、収縮のたびにそれらが動かされ、その音が体の外から聞こえることがある。MedlinePlusはこれを、水道管を流れる水の音になぞらえている[1]。

整理すると、音には少なくとも三つの要素が要る。筋肉の収縮という動力、内部のガスと液体という動かされるもの、そして空洞による反響である。後の章で見るとおり、食べ物の有無やガスの量が変わると聞こえ方も変わるのは、この三つの条件のうち中身が変わるからだと考えると筋が通る。ただし、これは資料の記述をつなげた整理であり、各条件が音量にどれだけ効くかを数値で示した資料は、今回は使っていない。

では、食べ物が入っていない状態でも、この動きは続いているのか。

3. たべものが はいって いると、おとは しずかに なるの?

3. 食べ物が入っていると、音はこもる

3. 食べ物の有無と音の大きさ ── 空腹時にも続く腸の動き

じつは、たべものが なくても、ちょうは うごいて います。うごくと、なかの ガスや みずが うつって、おとが でます[2]。

ちょうに たべものが つまって いると、おとは こもって しまいます。まくらを スピーカーに のせると、おとが ちいさく なるのと にて います。はんたいに、ちょうの なかに あるのが くうきだけだと、そのまま おとが きこえます[2]。いの なかに たべものが あるときも、おとは ちいさく なると いわれて います[4]。

だから、おなかが からっぽの ときの ほうが、おとが きこえやすいのです。それなのに、たくさん たべた あとの ほうが きづきやすい ことも あると かいて ある しりょうも あります。どちらも、なかに なにが どれだけ はいって いるかで、きこえかたが かわる、と かんがえると、つながります。

ただし、これは しりょうを つなげて かんがえた せつめいです。

くうふくの ときには、しょうちょうの なかで、あるきまった うごきが くりかえされると いう けんきゅうも あります[10]。また、じゅうにしちょうで つくられる ホルモンの モチリンも、くうふくの ときの いちょうの うごきに かかわると いわれます[11]。

では、おなかの なかの ガスは、どこから くるのでしょうか。

食べ物がなくても、腸は動いています。その動きでガスや液体が移ると、音が出ます[2]。

腸に食べ物が詰まっていると、音はこもります。枕をスピーカーにのせると音が小さくなるのに似ています。反対に、腸の中にあるのが空気だけなら、その動きがそのまま聞こえます[2]。胃に食べ物があるときも、おなかの音は小さくなる、と別の資料にあります[4]。

別々の説明を読むと、ちがって見えます。同じ資料には、たくさん食べたあとのほうが音に気づきやすくなることもある、とも書かれているのです[4]。ただ、聞こえ方は中身によって変わるようです。

空腹のときの腸の動きについては、小腸には周期的に起こる決まった動きのパターンがあり、空腹時のおもな活動だという研究の紹介があります[10]。十二指腸でつくられるホルモン「モチリン」は、空腹時の胃腸の動きの調節に関わるとされます[11]。これらの動きがそのままおなかの音になるのかまでは、この記事の資料では述べられていません。

では、音のもとになるガスは、どこから来るのでしょうか。

食べ物が空のときでも腸は動き続ける。Tufts大学の解説は、食べていないときも腸は動いており、腸内に食べ物があれば音はこもるが、空気だけが動かされるならその音が聞こえる、と説明する[2]。胃に食べ物があると音量が下がる、という記述もある[4]。

ところが同じ資料は、大量に食べた後のほうが気づきやすいことがある、とも述べている[4]。別々の説明に見えるが、聞こえ方は中身によって変わるようだ。

空腹時の運動も知られている。小腸では、空腹時の主要な活動として、電気的・機械的な活動が周期的に起こる移動性筋電複合体(MMC)が報告されている[10]。また、十二指腸で作られる消化管ホルモンのモチリンは、空腹時の胃腸運動の制御に関わる[11]。ただし、MMCやモチリンの働きが、聞こえる腸音とどう結びつくかは、今回の資料では説明されていない。

腸が常に動いているなら、音の大きさを左右するのは、動きそのものよりも、中のガスの量や種類かもしれない。そのガスはどこから来るのか。

4. おなかの ガスは、どこから くるの?

4. 空気を飲みこむと、音のもとが増える

4. ガスの出どころ ── 飲みこんだ空気と、食品が分解されて出るガス

ひとつめは、のみこんだ くうきです。はやく たべたり、たべながら おしゃべり したり すると、くうきを たくさん のみこみます。すると、げっぷが でたり、おなかが はったり、おなかが なったり することが あります[2]。

ふたつめは、たべものが こなれる ときに でる ガスです。ぎゅうにゅうなどに ふくまれる にゅうとうを こなす こうそ(ラクターゼ)が ない、または すくない からだの ひとが います。そう いう ひとでは、こなれなかった にゅうとうを、ちょうの なかの ばいきんが こなして ガスを だします[2]。しょうじょうの ひとつに、おなかの ごろごろ なる おとが あります[8]。からだの たいしつの ひとつで、わるい ことでは ありません。

ほかにも、じんこうかんみりょうに ふくまれる とうアルコールは、ちょうで すいとられにくく、ちょうの なかの ばいきんが こなして ガスを だします[2]。

ガスは、だれでも まいにち でます。おならは 1日に 8〜14かい ぐらい、げっぷは 1日に 30かい ぐらいまで と いう しりょうが あります[7]。8〜14かいを 24じかんで わると、2〜3じかんに 1かい ぐらいです。

では、おなかの おとを、きかいで はかった ひとは いるのでしょうか。

おなかの中のガスには、いくつか出どころがあります。

一つ目は、飲みこんだ空気です。早く食べたり、食べながら話したりすると、空気をたくさん飲みこみます。その空気が、げっぷや、おなかのはり、おなかの鳴る音の原因になることがあります[2]。

二つ目は、食べ物が分解されるときに出るガスです。牛乳などに含まれる乳糖を分解する酵素(ラクターゼ)が足りない体質の人がいます。その場合、分解されなかった乳糖を腸内の細菌が分解して、ガスが出ます[2]。症状の一つに、おなかが「ゴロゴロ」鳴ることがあげられています[8]。体質の一つで、悪いことではありません。

人工甘味料に含まれる糖アルコールも、腸で吸収されにくく、腸内細菌に分解されてガスを出します[2]。

ガスの出入りは、だれにでも毎日あります。アメリカの公的機関によると、おならは1日に平均8〜14回、げっぷは1日に30回ほどまで、ふつうのことだそうです[7]。8〜14回を24時間で割ると、2〜3時間に1回ほどです。

ところで、こうした音を機械で測った人はいるのでしょうか。

ガスの供給源は少なくとも三つある。第一に、嚥下された空気である。早食いや食事中の会話で空気を多く飲みこむと、げっぷ、膨満感、腹鳴の原因になる[2]。

第二に、吸収されなかった糖が腸内細菌に分解されるときに出るガスである。乳糖不耐症では乳糖を分解する酵素ラクターゼが不足し、吸収されなかった乳糖を細菌が分解してガスを生じる[2]。NIDDKは、乳糖不耐症の症状として、膨満感・下痢・ガス・腹痛などと並び、腹部の「ゴロゴロ」という音を挙げている[8]。これは体質の一種で、異常や欠点ではない。同様に、人工甘味料に含まれる糖アルコールは腸で吸収されにくく、細菌に分解されてガスの副産物を生む[2]。

ガスの出入りは日常の一部である。NIDDKによれば、人は平均して1日に8〜14回、肛門からガスを出し[7]、げっぷは1日に最大30回ほど出ることが通常とされる[7]。8〜14回は、24時間で割ると約1.7〜3時間に1回にあたる。

なお、おなかの音の大きさや回数に、人によってどのくらい差があるのかについては、今回使った資料では説明されていない。

ガスと音の関係を、音そのものを測って確かめた研究はあるのか。

5. おなかの おとを きかいで はかると、なにが わかるの?

5. 音を機械で測ると、食事の前と後でちがいが出た

5. 腸音の測定研究 ── 食事の前後で変わった指標と、変わらなかった指標

おなかの おとを はかる きかいを つくった けんきゅうが あります。この けんきゅうでは、しょくじを する まえと あとで、おとの ながさと、おとの なかに ふくまれる たかさの ひろがりに、はっきりした ちがいが みられたと ほうこくされて います[9]。

いっぽう、おとの たかさの めやすの ひとつは、ちがいが みられませんでした。

ここまでで わかる のは、たべると おなかの おとが かわる ことは、きかいでも かぞえられると いう ことです。

おなかが なる ことは ふつうの ことですが、いたみが あったり、よく おこったり するときは、おいしゃさんに そうだんすると よいと いわれて います[4]。

オーストラリアの研究チームは、おなかの音を検出する装置をつくり、食事の前後を比べました。その結果、音が続く時間と、音に含まれる周波数の広がりには、食事の前後で有意な差が見られたと報告されています。一方、波形がゼロの線を横切る回数(音の高さの目安のひとつ)には、差が見られませんでした[9]。

この研究から分かるのは、食べることでおなかの音の性質が変わり、それを機械で数えられるということです。どんなガスがどれだけあるとどんな音になるのか、という細かいところは、この資料からは分かりません。

おなかが鳴ること自体は多くの人にあることですが、痛みなどほかの症状をともなうときや、よく起こるときは、医師に相談するとよい、と解説されています[4]。

音の正体は、ほぼ見えてきました。自分のおなかで、どんな場面で鳴るのか観察してみましょう。

音を数値で扱った研究もある。西オーストラリア大学の研究グループは、腸音検出器を開発し、食事の前後で腸音を比較した。その結果、腸音の総持続時間とスペクトル帯域幅(含まれる周波数の広がり)には食事前後で有意な差が見られた一方、平均交差率(波形がゼロの線を横切る回数。音の高さの目安のひとつ)には有意差が見られなかった[9]。

この結果は、食べ物の摂取が腸音の性質を変えること、そしてその変化が機器で捉えられることを示す。ただし、この資料の抜粋だけでは、どの条件でどんな音になるかという詳細や、40人のボランティアから録音を集めたことは分かるが、ほかの条件までは分からない。個々の数値を一般化するのではなく、「食事の前後で変わる指標と、変わらない指標がある」という点にとどめて読むのが妥当だろう。

最後に、注意すべき点にも触れておく。おなかが鳴ること自体は多くの人に起こるが、痛みなどほかの症状を伴うとき、あるいは頻繁に起こるときは、医師に相談するとよいとされる[4]。また、手術の後などに腸の動きが止まる状態(イレウス)では、痛み、吐き気、嘔吐が起こりうると同じ資料は述べている[4]。腸が動いていること自体は、体の通常の働きのしるしである。

では、自分のおなかの音は、どんな場面で鳴っているのか。

6. じぶんの おなかの おとを、いちにち ききとって みよう

6. おなかが鳴った時刻と、そのすぐ前を一日メモしてみよう

6. 自分のおなかの音を記録する ── 条件をそろえた観察のしかた

きょう できること

おなかが なったら、「いつ」「ちょくぜんに なにを して いたか」を、メモに かいて みましょう。たべてから どれくらい たって いたかも、かいて おきます。

べつの ひにも、ゆっくり かんで たべて、おなじように メモしましょう。くうきを のみこむのが へると、おなかの おとが かわるかは、やって みないと わかりません。1日だけで きめつけず、なんにちか おなじように メモして くらべます。

おなかが いたい ときは、メモよりも、おうちの ひとに はなしましょう。

こうしきの じょうほう

この きじで つかった しりょうは、うしろの「しゅってん」に あります。えいごの しりょうが おおいので、おうちの ひとと いっしょに みて ください。

今日できること

おなかが鳴ったら、「時刻」「直前にしていたこと」「最後に食べてからの時間」をメモします。飲みこんだ空気が音の原因のひとつなら、食べるときの習慣も関係するかもしれません。早食いの日と、ゆっくりよく噛んで食べる日で、鳴る回数を比べてみてもよいでしょう。ただ、1日だけでは結論は出せません。何日か続け、同じ時間帯の記録どうしで比べます。

強い痛みや吐き気があるときは、記録よりも先に、家の人に伝えて、必要なら医師に相談しましょう。

公式情報

出典の[1][4]は、おなかの音の仕組みと、受診の目安をまとめた英語の解説です。[7]は、ガスやげっぷの回数の目安を載せています。どちらも英語の資料なので、「bowel sounds(腸音)」という言葉を手がかりに、家の人と探すところから始められます。

記録のしかた

自分のおなかの音を観察するなら、時刻、直前の行動、最後に食べてからの経過時間、食べたものの種類を、同じ形式で記録するとよい。早食いの日とゆっくり噛む日を比べる場合も、1日の結果では差が偶然かどうか判断できないため、複数日分をそろえて比べる。本稿の資料は、飲みこむ空気が腹鳴の原因になりうることを述べているが[2]、食べ方を変えれば音が減るかどうかを検証したものではない。

強い痛みや吐き気を伴うときは、記録を続けるよりも、周囲の大人に伝えて医師に相談するほうを優先する[4]。

資料の読み方

出典[1]は米国国立医学図書館のMedlinePlusで、腸音の基本を、[7]はNIDDKのガスの解説で、ガスとげっぷの回数の目安を述べる。[9]は食事前後の腸音を測定した研究の概要、[10][11]は空腹時の腸の運動に関する資料である。いずれも英語の資料なので、原文では語句の定義(bowel sounds、peristalsis、migrating myoelectric complex など)から確かめるとよい。

しらべた もとの じょうほう

参考にした情報源

参考にした情報源と、その使い方

今回は、腸音の基本と水道管のたとえは米国国立医学図書館のMedlinePlus、ガスの出どころと食べ物の影響はTufts大学の解説、空腹時の運動と受診の目安は大学・医療情報サイトの資料を突き合わせた。

  1. MedlinePlus「Abdominal sounds」 https://www.medlineplus.gov/ency/article/003137.htm (腸音のしくみ・空洞の響き)
  2. Tufts Now「Why does my stomach growl and make noises?」 https://now.tufts.edu/2013/10/17/why-does-my-stomach-growl-and-make-noises (食べていなくても動く腸・空気・乳糖・糖アルコール)
  3. Cleveland Clinic「Why Do I Get Hunger Pangs?」 https://health.clevelandclinic.org/hunger-pangs (おなかの音の定義)
  4. Medical News Today「Stomach growling: Causes, treatment, and when to see a doctor」 https://www.medicalnewstoday.com/articles/319901 (空腹とは限らない・食べ物で音が小さくなる・受診の目安)
  5. NIDDK「Your Digestive System & How it Works」 https://www.niddk.nih.gov/health-information/digestive-diseases/digestive-system-how-it-works (ぜん動運動の筋肉の動き)
  6. MedlinePlus「Peristalsis」 https://medlineplus.gov/ency/anatomyvideos/000097.htm (波のような筋肉の収縮)
  7. NIDDK「Symptoms & Causes of Gas in the Digestive Tract」 https://www.niddk.nih.gov/health-information/digestive-diseases/gas-digestive-tract/symptoms-causes (ガス・げっぷの回数の目安)
  8. NIDDK「Symptoms & Causes of Lactose Intolerance」 https://www.niddk.nih.gov/health-information/digestive-diseases/lactose-intolerance/symptoms-causes (乳糖不耐症の症状)
  9. University of Western Australia 研究リポジトリ「Development of a bowel sound detector adapted to demonstrate the effect of food intake」 https://research-repository.uwa.edu.au/en/publications/development-of-a-bowel-sound-detector-adapted-to-demonstrate-the-/ (食事前後の腸音の測定)
  10. Telford & Sarna「The migrating myoelectric complex of the small intestine」 https://researchexperts.utmb.edu/en/publications/the-migrating-myoelectric-complex-of-the-small-intestine/ (空腹時の小腸の活動パターン)
  11. KU Leuven研究プロジェクト「The role of motilin in the control of appetite…」 https://research.kuleuven.be/portal/en/project/3M220365 (モチリン)

なおした ところ

更新履歴

更新履歴(改版の記録)

  •  初版を公開。

このサイトでは、公開した記事の本文は原則として書き直しません。誤りが見つかったときや、内容が古くなったときだけ手を入れ、その理由をこの欄に残します。