1. 火曜日の 「火」は、どの 星の こと?
1. 火曜日の「火」は、夜空のどの星を指すのか
1. 七曜の「火」が指すもの:五行の名を借りた火星
カレンダーの 日、月、火、水、木、金、土。この 7つの 字は、むかしの 人が 空に 見つけた 7つの ものの 名前です。太陽と 月、そして 5つの 惑星。火曜日の 「火」は、その 5つの うちの 火星の ことです[2][1]。
火星は、夜空で 赤っぽく 光る 星です。もえる 火では ありません。
ギリシャ語では アレスの 日、ラテン語では マルスの 日と よばれました。どちらも 火星の 日と いう 意味です[1]。
日本には、むかしの 中国の とうと いう 国から とどきました。空海が 宿曜経と いう 本と いっしょに つたえたと いわれます[3]。その 本では、5つの 惑星に 木・火・土・金・水の 名前が ついて いました[3]。
では、火星は どうして 「火」と むすびついたのでしょう。まず、火星そのものを 見て みましょう。
カレンダーの「火」は、燃える火ではない
日・月・火・水・木・金・土の七つの字は、太陽と月、それに五つの惑星の名前です。火曜日は、そのうちの火星の日にあたります[2][1]。古代ギリシャ語では hemera Areos(アレスの日)、ラテン語では dies Martis(マルスの日)と呼ばれ、どちらも火星の日です[1]。
日本には唐から届いた
日本の曜日は、空海が唐から宿曜経という密教の経典とともに伝えたとされ、平安時代の初めに届きました[3]。宿曜経には、七曜は日・月と五つの星だと書かれています。その五つの星は、中国の五行説と結びついた木・火・土・金・水の名で呼ばれ、これが曜日の訳語になりました[1][3]。宿曜経の対応表では、火曜にあたる天体は「熒惑(火星)」と書かれています[1]。
つまり日本の「火」は、五行の「火」の名を借りた、火星の呼び名です。では、なぜ火星に「火」が当てられたのでしょうか。まず、火星そのものを見てみます。
火曜日の「火」が燃える火でないことは、七曜の成り立ちから分かる。七曜は日・月と五つの惑星からなり、日本語の火曜日はそのうちの火星の日にちなむ[2][1]。国立天文台の暦Wikiの対応表では、火曜の行にギリシャ語の hemera Areos(アレスの日)とラテン語の dies Martis(マルスの日、ディエース・マルティス)が並び、どちらも火星の日である[1]。
では、この名はどう日本に届いたのか。日本の曜日は、空海が唐から宿曜経などの密教の経典とともに伝えたとされ、平安時代の初めに伝わった[3]。空海が持ち帰った年は資料により幅があるため、ここでは年号を決めない。宿曜経では七曜は日・月と五星であり、五星は五行説と結びついた木・火・土・金・水の名で呼ばれる。この呼び名が、曜日の訳語に使われた[1][3]。宿曜経の対応表で火曜に当たる天体は「熒惑(火星)」である[1]。
したがって日本の「火」は、火そのものではなく、五行の「火」の名を借りて火星を指した字である。それなら、なぜ火星が五行の中で「火」に結びついたのか。まず火星そのものの性質を見る。
2. 火星は、どうして 赤く 見えるの?
2. 火星が赤く見えるのは、岩の鉄がさびているから
2. 火星の赤色:鉄のさびと、ローマ人が見た血の色
火星は、地球の すぐ 外がわを まわって いる 惑星です。夜空では、赤っぽく 光って 見えます[5]。
赤く 見える わけは、火星の 岩の 中の 鉄が、さびて いるからです。さびた 鉄の 赤い 細かい つぶが 火星の 地面を おおい、空気の 中にも まい上がって います[4]。火星の 赤は、さびの 色です。
この 赤い 色を、ローマの 人たちは 血の 色と 見ました。そこで、神さまの 名前 マルスを つけたと いわれます[4]。
日本や 中国の 「火」も、赤い 色と つながって いるのでしょうか。赤いから 火の 星と よばれた、と はっきり 書いた ものは、今回 しらべた 中には ありません。ただ、赤い 星を 見て 火を 思いうかべた 人が いても、ふしぎでは ありません。
火星には、もう ひとつ、昔の 人を 気に させた ところが ありました。
火星の赤は、さびの色
火星は、地球のひとつ外側を回る惑星で、夜空では赤っぽく輝いて見えます[5]。NASAは、赤く見える理由を、火星の岩石にふくまれる鉄がさび(酸化)ているためだと説明しています。さびてできた赤い塵が地表をおおい、大気の中にも舞い上がっているのです[4]。火星は、さびた鉄でおおわれた星だといえます。
ローマ人には、血の色に見えた
古代ローマの人々は、火星の赤みが血を思わせたので、神マルスの名をつけたとNASAは紹介しています[4]。同じ赤でも、ローマでは神の名に、中国では五行の「火」に結びつきました。
ただ、「赤いから火の星と呼ばれた」と直接書いた資料は、今回の範囲にはありません。赤という共通点は見えますが、日本と中国の「火」が赤さから来たかどうかは、言い切らないでおきます。
火星が赤く見えるのは、地球より一つ外側を公転する惑星で、表面が赤い物質でおおわれているためである[5]。NASAの説明では、岩石にふくまれる鉄が酸化(さび)して赤い塵になり、地表をおおうとともに、大気中にも舞い上がっている[4]。赤い塵をつくる酸化鉄の種類は、今も研究が進んでいる。
この赤さは、地中海世界でも注目された。古代ローマ人は、火星の赤みが血を思わせるので、神マルスにちなんで Mars と名づけたとNASAは紹介している[4]。同じ赤い星が、ローマでは神の名、中国の五行説では「火」に結びついたことになる。
では、赤いから「火」になったのか。直接そう書いた資料は今回の範囲にない。ローマの血、五行の火、さびの赤という三つに「赤」が共通することは言えるが、因果として断定はできない。ここでは、赤さと「火」が結びついた可能性を、仮説にとどめておく。
火星の名づけには、赤さのほかに、もう一つの特徴が関わっていた可能性がある。それが明るさの変化である。
3. むかしの 中国では、火星を 何と よんだの?
3. 昔の中国では、火星を「熒惑」と呼んだ
3. 熒惑という名:明るさと逆行が関わるという説
むかしの 中国では、火星を 「けいこく」と よびました。字では 熒惑と 書きます[6]。
火星は、地球が およそ 2年 2か月ごとに 追いこして いきます。そのころ、とくに 明るく 見えます[5]。毎年では ありません。だから 火星の 明るさは、年に よって ずいぶん ちがって 見えます。
また、火星は 星ぞらの 中で、ふつうとは 反対の 向きに 動いて 見える 時期が あります。これを 逆行と いいます。
辞書は、明るさの かわり方と 逆行が はげしいので、火星が 大きく 近づく ことは よく ない ことの しるしと 考えられた、と せつめいして います[6]。
日本でも 火星を 「なつひぼし(夏日星)」と よぶ ことが ありました[6]。
さて、同じ 火星の 日を、英語では どう よぶのでしょう。
五行説にもとづく古い名前
火星の古い中国名は、熒惑です。五行説にもとづく呼び名とされます[6]。読みは「けいわく」ではなく「けいこく」で、「熒」は「螢」とまちがえられやすい字です。
明るさが大きく変わる星
地球は火星の内側を回っているので、約780日(約2年2か月)ごとに火星を追いこします。そのころ火星は特に明るく見え、2025年1月は−1.4等でした[5]。接近は毎年ではなく、およそ2年2か月おきに起きます。この間隔があるため、火星の明るさは年によって大きく変わって見えます。
辞書は、光の強さの変化や逆行(星空の中を、ふだんと反対向きに進んで見えること)がはなはだしいことから、大きな接近が災いの前ぶれと考えられて、熒惑の名がついたと説明します[6]。日本では江戸時代に、「なつひぼし(夏日星)」と読ませることもありました[6]。
ここまでが、日本につながる東の道です。では、ヨーロッパに伝わった火星の日は、どうなったのでしょうか。
火星の古い中国名は熒惑である。五行説にもとづく呼び名とされ、惑は「コク」と読む。「けいわく」ではなく「けいこく」と読むことに注意したい。また、熒は螢と取りちがえやすい[6]。
この名がついた背景として、辞書は、光度の変化や逆行がはなはだしいことをあげ、大接近が災いの前兆と考えられたと説明する[6]。明るさの変化は、地球が火星を追いこす間隔から説明できる。地球は約780日ごとに火星に追いつき、そのころ火星は特に明るく見える。2025年1月は−1.4等で、この数字は小さいほど明るい[5]。逆行は、地球が内側から追いこす前後に、星座の星の間を反対向きに進んで見える動きである。
780日を年に直すと約2.1年、つまり2年と1.6か月ほどになり、国立天文台の「約2年2か月」という言い方とおおむね合う。ここで注意したいのは、これが毎年の話ではなく、接近の間隔だという点である[5]。日本では江戸時代に「なつひぼし(夏日星)」と読ませた例もある[6]。
東の道では、火星の日は五行の「火」を借りて曜日名になった。では、同じ日がヨーロッパへ伝わるとどうなったのか。
4. 英語の チューズデーは、だれの 日?
4. 英語のTuesdayには、火星ではなくティウの名が入っている
4. Tiw's Day:マルスをゲルマンの神に当てた翻訳
では、英語の 火曜日、チューズデー(Tuesday)は どうでしょう。ここには、火星も、マルスも 入って いません。
もとの 言葉は、むかしの 英語の 「ティウの 日」です。ティウは、ゲルマンの 人たちの 神さまの 名前です[7]。
ローマの 人たちは 「マルスの 日」と よんで いました。ゲルマンの 人たちは、その マルスを、自分たちの 神さまの ティウと 同じと 考えました[7]。そして 英語の 火曜日は、「マルスの 日」を 写した 言い方に なったのです。
英語の 火曜日は、火星と むすびつきが ないのでは ありません。もとは 同じ 日でした。でも、名前からは 火星が 消えて、神さまの 名前だけが のこった、と いうことです。
北欧神話では、この 神さまを 「テュール」と よびます[8]。
Tuesdayの元は、ティウの日
英語のTuesdayは、古英語の Tiwesdæg(ティウの日)に由来します。ティウはゲルマン人の神で、ローマの神マルスと同じ神だとみなされました。そのため、Tiw's Day は、ラテン語の dies Martis をそのまま訳した形です[7]。
星の名から、神の名へ
国立天文台の暦Wikiは、ゲルマン語では、ローマの神マルスがゲルマンの神 Tiu/Ziu に置きかえられ、Tuesday や Dienstag になったと説明します。英語やドイツ語の曜日名は、天体の名から離れてしまった例とされています[1]。
火曜日の意味が変わったわけではありません。もとは同じ火星の日でした。それが、呼ぶ人の神にあわせて名前を変えた結果、火星の名が表から消えたのです。
北欧ではテュール
ティウは、北欧神話の神テュール(Týr)と同じ神だとされ、英語などゲルマン語の火曜日は、マルスではなくテュールの日にちなみます[8]。ただしテュールの役割は、研究者の間で見方が分かれています。
ところで、ドイツ語やオランダ語の火曜日は、Tuesdayとは少し形がちがいます。そこには、別の説明が出てきます。
英語のTuesdayは、古英語の Tiwesdæg、字義どおりには「ティウ(Tiw)の日」に由来する。ティウはゲルマン人の神で、interpretatio germanica(ゲルマン人が、ローマの神を自分たちの神と同じとみなす習慣)によってマルスと同一視された。そのため、Tiw's Day は、ラテン語 dies Martis を訳した言い方(写し取った翻訳)である[7]。
国立天文台の暦Wikiも、ゲルマン語では火曜日がローマのMarsからゲルマンの神 Tiu/Ziu に置きかえられ、Tuesday や Dienstag になったと説明する。英語やドイツ語の曜日名は、天体名から離れてしまった例である[1]。ここで大切なのは、日付の意味が変わったのではなく、同じ「火星の日」の呼び名だけが、神の名に入れかえられたことである。
さらに北欧神話の神 Týr(テュール)が、Tiw に当たる。英語などゲルマン語のTuesdayは、マルスではなく Týr の日にちなむ[8]。ただし Týr の役割(空・戦・民会の神など)は研究者で見解が分かれるため、この記事では、ティウは「マルスと同一視された神」という最小限の言い方にとどめる。この置きかえがいつ起きたかは、幅のある推定しかなく、年代は決められない。
ところで、同じゲルマン語の仲間のドイツ語やオランダ語では、火曜日は Tuesday と形が少しちがう。その理由には、別の説明が出てくる。
5. ドイツ語の ディーンスタークは、どう なって いるの?
5. ドイツ語のDienstagには、集会の名がひそんでいるのか
5. Dienstag・dinsdag:民会(ding)説と、語源が確定しない理由
ドイツ語の 火曜日は、ディーンスターク(Dienstag)です。オランダ語では ディンスダッハ(dinsdag)。英語の チューズデーとは、すこし 形が ちがいます。
この 言葉の 前の ほうは、ゲルマンの 人たちの 「みんなで 話しあう 集まり」を 表す 言葉から 来たのでは、と いう 考えが あります[9]。
ローマの 時代の 石に ほられた 文字には、「マルス・ティンクスス」と いう 名前が 出て きます。ティウは、その 集まりと むすびついた 神さまだと いう 考えが あります[8]。
もし そうなら、火星の 日は、むかしの ドイツでは 「集まりの 日」を 思わせる 名前に なって いたのかも しれません。ただし、この 言葉が どこから 来たのかは、はっきり 決まって いません[9]。
民会と結びついた神
ドイツ語の火曜日はDienstag、オランダ語はdinsdagです。この言葉の前半は、ゲルマンの民会(ding、þing)、つまり人々が集まって話しあう場に由来する可能性が、語源辞典で挙げられています[9]。
この説の手がかりは、ローマ側の碑文です。碑文に「Mars Thincsus」という名が出てきます。ティウは民会と強く結びついた神だとされ、この名は「民会のマルス」に近い意味だと読めます[8][9]。
語源は決まっていない
ただし、語源辞典でも説明に幅があり、Dienstagの語源は確定していません[9]。そのため「火曜日は民会の日だった」とは言い切れません。Tuesdayは「マルスの日」を訳した言葉です。Dienstagも、ティウやマルスと関係する言葉だと考えられていますが、どう結びつくかは説によって分かれます。
さて、ここまでの火曜日は、すべて火星か、その日を名乗る神の名でした。では、星にも神にも関係しない火曜日はあるのでしょうか。
ドイツ語の Dienstag、オランダ語の dinsdag は、前半が民会を表すゲルマン語(ding、þing)に由来する可能性が、語源辞典で挙げられている。その名は、ローマ側の碑文に現れるマルスの別名 Thincsus(Thinxus)に結びつけられる[9]。Týr がゲルマン人の民会と強く結びつく神であり、碑文に Mars Thincsus と記されることが、この説の手がかりになる[8]。
この説が正しければ、Dienstag は「火星の日」ではなく「民会(のマルス)の日」を指すことになる。つまり、Tuesday が dies Martis の訳であるのに対し、Dienstag はゲルマン世界の中で、マルスのどの面を取り出して呼んだかが分かれた例になる。
しかし、出典の間で説明に幅があり、語源は確定していない[9]。そのため、「民会の日」と断定することはできない。この記事では、「Tuesday は dies Martis の訳である。Dienstag もマルスやティウと関係すると考えられているが、民会の名がひそむ可能性にとどまり、語源には異説がある」という強さにとどめる。
ここまでの火曜日は、すべて火星か、それと同一視された神に関係していた。火星にも神にも関係しない火曜日はあるのか。
6. 星でも 神でも ない 名前の 言葉も ある
6. 火曜日を「2番目」と呼ぶ言葉もある
6. ロシア語 vtornik:星でも神でもなく、順番で名づけた火曜日
ロシア語の 火曜日は、ヴトールニク(vtornik)です。もとに なった 言葉の 意味は 「2番目」です[7]。
星の 名前でも、神さまの 名前でも ありません。ただの 番号で 名づけた 火曜日です。
同じ 火曜日でも、星で 名づける 言葉、神さまで 名づける 言葉、番号で 名づける 言葉が あります。ひとつの 日が、たくさんの 名前を もって いる のです。
日本の 火曜日は、星の 名前から。英語の 火曜日は、神さまの 名前から。ロシア語の 火曜日は、番号から。この 3つを ならべてみると、同じ 日でも 名づけ方が ちがうと わかります。
星でも神でもない名前
スラヴ語の一部では、火曜日は古い教会スラヴ語の「2番目」を意味する語にさかのぼります。ロシア語のvtornikがその例で、星や神の名前ではなく、順番にもとづく名前です[7]。
火曜日の名前は、どう分けられる?
ここまでの火曜日を、名づけ方で分けてみます。
日本語は、五行の「火」の名を借りて、火星を指します。ラテン語は、火星でもある神マルスの名から。英語は、神ティウの名から。ドイツ語は、ティウと結びつく民会の名から。ロシア語は、「2番目」という順番から。星・神・集会・順番という四つの名づけ方が、同じ一日の名前になっていました。
スラヴ語の一部では、火曜日は「2番目」を意味する語に由来し、星の名ではない。古い教会スラヴ語の「2番目」を意味する語がもとになっており、ロシア語の vtornik(ヴトールニク)もその系統にある[7]。
ここまでの火曜日を、名づけ方で整理すると、四つに分かれる。日本語は、五行の「火」の名を借りて火星を指す。ラテン語は、神の名(マルス)で、その神が火星の名でもある。英語は、マルスと同一視されたゲルマンの神(ティウ)。ドイツ語・オランダ語は、ティウと結びつく民会の名の可能性。ロシア語は、順番(2番目)である。
この整理から分かるのは、「火曜日は火星の日」という説明が、世界中で成り立つわけではないことだ。火星が名前の中心にあるのは、日本語、朝鮮語、ロマンス諸語、ギリシャ語などである[2]。同じ一日に、星・神・集会・順番という別々の見方がかぶせられている。
では、その火星を、自分の目で見つけるにはどうすればよいか。
7. 夜の 空で、赤い 星を さがして みよう
7. 夜空で、赤っぽい星を探してみる
7. 接近の周期を使って、火星を観察する計画を立てる
火星は、およそ 2年 2か月ごとに、とくに 明るく なります[5]。そのころの 夜空には、赤っぽい 星が 目立ちます。
いつ 見えるかは、国立天文台の ホームページに ある、火星の 話題の ページで しらべられます。まず おうちの 人と いっしょに、見える 日と 時間を 見て みましょう。
夜に 外へ 出る ときは、かならず おうちの 人と いっしょに 行きます。
赤っぽい 星を 見つけたら、数日 あけて、もう 一度 見て みましょう。まわりの 星と くらべて、すこし ばしょが かわって いたら、それが 惑星の ふしぎな ところです。
火星を 見つけたら、カレンダーの 火曜日の 「火」を 思いだして みて ください。
夜空で、火星を探してみる
火星は約2年2か月ごとに地球に近づき、そのころ特に明るく見えます[5]。国立天文台の「ほしぞら情報」には、火星が明るくなる時期を知らせるページがあります。まずそこで、次に火星が目立つ時期を調べます。
夜に外へ出るときは、必ず家の人といっしょに行き、暗い場所では足元に気をつけます。赤っぽく光る星を見つけたら、数日おいてもう一度見て、近くの星との位置がずれているかを比べます。星座の星とちがって、惑星は少しずつ位置を変えます。
原典にあたるなら
国立天文台の暦Wiki「曜日の名前」には、曜日と天体の対応表があります。火曜日の行に、ギリシャ語・ラテン語・宿曜経の呼び名が並んでいます。この記事は資料の言いかえなので、細部は原典で見比べてください。
家のカレンダーで見比べる
家にあるカレンダーを何枚か開いて、火曜日の欄を見てみます。「火」だけのもの、「火曜日」と書いたもの、Tue と英語が添えてあるものがあるかもしれません。同じ一日が、どんな字や言葉で書かれているかを比べると、この記事の名前の話がぐっと身近になります。
英語の名前の由来をもっと読みたい人は、Wikipedia英語版の Tuesday と Týr、Etymonline の Tuesday の項があります。
観察の計画は、周期から立てられる。次に火星が特に明るくなる時期は、約780日(約2年2か月)周期から見当をつけられる。ただし、これは接近の間隔の目安であり、正確な日付は国立天文台のほしぞら情報で確かめる必要がある[5]。
見つけた火星の位置を、数日おきにノートに記録し、近くの星との位置関係を比べれば、惑星が恒星の間を動くことを自分の目で確かめられる。夜間の観察は、家族といっしょに行う。
日本語と手元のもので確かめるなら、家のカレンダーを数枚見比べるとよい。火曜日が「火」だけのもの、「火曜日」と書かれたもの、Tue など英語が添えられたものを並べると、同じ一日の呼び名が表記ごとに違うことが見えてくる。
もっと読みたい人には、国立天文台暦Wikiの「曜日の名前」(対応表)がある。英語側の語源を追うなら、Wikipedia英語版の Tuesday と Týr、Etymonline の Tuesday の項が出発点になる。
しらべた もとの じょうほう
参考にした情報源
参考にした情報源と、その使い方
本文は、ここにある資料の内容を、自分の言葉で言いかえたものです。年・名称・時期は、資料によって細部が異なることがあります。
- 国立天文台 暦Wiki「曜日の名前」 https://eco.mtk.nao.ac.jp/koyomi/wiki/ (七曜の対応表、火曜日、宿曜経、ゲルマン語での置きかえ)
- Wikipedia日本語版「火曜日」 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%81%AB%E6%9B%9C%E6%97%A5 (火曜日の名と火星)
- Wikipedia日本語版「曜日」 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9B%9C%E6%97%A5 (日本への伝来、宿曜経と五行)
- NASA Science, Mars Facts https://science.nasa.gov/mars/facts/ (火星が赤い理由、名前の由来)
- 国立天文台 ほしぞら情報(2025年1月) https://www.nao.ac.jp/astro/sky/2025/01-topics05.html (火星の接近周期と明るさ)
- Weblio辞書「熒惑」 https://www.weblio.jp/content/%E7%86%92%E6%83%91 (火星の古い中国名)
- Wikipedia英語版「Tuesday」 https://en.wikipedia.org/wiki/Tuesday (Tuesdayの語源、スラヴ語の火曜日)
- Wikipedia英語版「Týr」 https://en.wikipedia.org/wiki/T%C3%BDr (テュールと民会)
- Online Etymology Dictionary, Tuesday https://www.etymonline.com/word/Tuesday (Dienstagの語源)
なおした ところ
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