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ここにあるのは、だれかが実際に調べ、考え、作ってきたことを集めたメモです。気になったら、ページの下の「参考にした情報源」から、もとの本や記事、それを生み出した人たちに、直接ふれてみてください。このメモには書ききれないおもしろさが、そこにあります。

てんじブロックや おとの なる しんごうは、まちを あるく ひとを どう たすけて いるの?

点字ブロックはなぜ黄色いのか ── 足の裏・耳・手のひらの画面で街を歩く工夫

点字ブロックの黄色と音響式信号機の交互の音 ── 視覚障害のある人の「歩く・渡る・スマホを使う」を支える設計(1967〜現在)

分野:技術

まちで 見る きいろい ブロックは、目が 見えない 人だけの ための ものでは ありません。きいろいのは、「見えにくい 人」が まわりと 見わけやすい ように する ため、と 説明せつめいされて います[2]。

では、あの ブロックは いつ、だれが かんがえたのでしょう。耳で わたる 信号しんごうや、手の ひらの スマホまで、目の ふじゆうな 人を ささえる 技術ぎじゅつが わかります。こうさてんでは、手前と むこうで ちがう 音を かわりばんこに ならす くふうも あります。

駅や歩道で見かける黄色い点字ブロックは、全盲の人だけのためのものではありません。黄色なのは、見えにくい人が周りの路面と見分けやすくするためだと、埼玉県の資料は説明しています[2]。

では、あのブロックはいつ、誰が考え出したのでしょうか。足の裏で道を読むブロックから、耳で渡る交差点の信号、手のひらのスマホの画面読み上げ、人やAIが目の代わりをするアプリまで、目の不自由な人を支える技術の流れが分かります。交差点では、手前と向こう側で違う音を交互に鳴らして、進む方向を伝える工夫もあります。

点字ブロックの黄色は、全盲の人のためではなく、視力が低下した人が周囲の路面と明るさや色の差で見分けやすくするための色だと、埼玉県の資料は説明している[2]。足の裏に頼る設計だと思われがちなものに、見えにくい人への配慮が組みこまれていたことになる。

では、このブロックはいつ誰が考え、どう全国へ広がったのか。さらに、横断歩道の信号の音、スマホの画面読み上げ、ボランティアとAIが目の代わりになるアプリまで、視覚に頼らず歩き、渡り、情報を得る技術がどう組み立てられてきたかが分かる。交差点では、手前と向こう側で違う音を交互に鳴らし、進む方向を伝える工夫もある。

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1. きいろい ブロックは、いつ うまれたの?

1. 世界初とされる、岡山の交差点の230枚

1. 1967年、岡山 ── 世界初とされる点字ブロック230枚の敷設

あるいて いると、足の うらに ぼつぼつが あたる ところが あります。きいろい 点字てんじブロックです。

この ブロックは、日本で うまれました。1967ねん 3月18日、岡山おかやまの まちの 交差点こうさてんの ちかくに 230まい しかれたのが、世界で はじめてと されて います[1]。

かんがえたのは、岡山おかやまの 発明家の 人で、1965ねんの ことでした。3月18日は、いまは 「点字てんじブロックの 日」に なって います[1]。

では、どうして ブロックは きいろいのでしょう。

歩いていて、足の裏にぼつぼつした感触が伝わる場所があります。黄色い点字ブロックです。日本で生まれたもので、発明家の三宅精一が1965年に考え出しました[1]。

最初に敷かれたのは1967年3月18日。岡山県立岡山盲学校に近い、岡山市の原尾島交差点の横断歩道のまわりに、計230枚が世界で初めてとされる形で並びました[1]。この日にちなんで、3月18日は「点字ブロックの日」です。

三宅精一は旅館の経営者でもあった人で、技術者や教師ではありません。思いついた人が専門家でなくても、街を変える道具は生まれるのだ、と読むこともできます。

世界初とされるこのブロックには、色にも理由があります。次の章で、黄色にこめられた理由を見ます。

点字ブロックは、発明家の三宅精一が1965年に考案し、「点字ブロック」と名付けたものだ。1967年3月18日、岡山県立岡山盲学校に近い岡山市中区の原尾島交差点の横断歩道周辺に、計230枚が世界で初めてとされる形で敷設された[1]。3月18日が「点字ブロックの日」とされるのは、この敷設日による。

注意したいのは、三宅精一が旅館の経営者でもあった発明家で、技術者や教師ではないことだ。専門の教育を受けた設計者ではない人の発想が出発点になった、という点に、この製品の特徴がある。

では、初めて敷かれたこのブロックは、そのあと全国の駅へどう広がったのか。その前に、形と色がどう決まっているのかを確認する。

2. ブロックの 線と 点は、なにが ちがうの?

2. 線は「進む方向」、点は「止まる場所」── 黄色は弱視の人のため

2. 線状と点状の2種類、そして黄色の理由 ── 輝度差

ブロックには、2しゅるいが あります。ぼつぼつが 線に ならんで いる ものと、まるい 点が ならんで いる ものです。

線の ブロックは、「こちらへ すすんでね」と 教えて くれます。点の ブロックは、あぶない ところや、めざす ばしょを しらせます[2]。

きいろい わけは、弱視じゃくしの 人の ためです。まわりの ゆかや みちと、あかるさや 色が ちがえば、見えにくい 人にも 見つけやすく なります[2]。

たとえば、ぼうしを かぶって、そっと 足の うらで じめんを たしかめて みる ようすを そうぞうして みて ください。ただし 本当は、足の うらだけでなく、目で 見える ことも 大切に して いる ブロックです。

でも、ブロックだけでは、道路は わたれません。つぎは 耳の 話です。

点字ブロックには、線状と点状の2種類があります。線状は、突起が並ぶ向きで「こちらへ進めます」と移動の方向を示します。点状は、危険な場所や目的地を知らせます[2]。

色は原則として黄色です。周囲の路面や床面と明るさや輝度に差をつけ、視力が低下している人にも見分けられるようにするためだと、埼玉県の資料は説明しています[2]。足の裏で感じるだけでなく、目でも見つけやすくしてあるのです。

全盲の人のためだけの設備、という印象は、少し修正が要るようです。足で確かめる人と、目で確かめる人の両方を想定した設計だと分かります。

ブロックは地面の上を案内します。では、車が行き交う道路を渡るときは、何が助けになるのでしょうか。

点字ブロックは線状と点状の2種類がある。線状は突起の向きで移動の方向を案内し、点状は危険な場所や目的地を表す[2]。

色は原則として黄色とされる。周囲の路面や床面と明度・輝度の差をつけ、視力が低下している人にも分かるようにするためだ[2]。よくある誤解は「全盲の人向けの設備」という理解だが、この資料の説明は、足裏の感触と視覚の両方で見つけられる設計であることを示している。

地面に敷く設備は、方向と危険の位置を教える。しかし、車が行き交う横断歩道では、信号が青かどうかという時間の情報も要る。それを音に変えたのが、次の主役だ。まずブロックがどう全国へ広がったかを先に押さえておく。

3. 岡山おかやまの ブロックは、どう ひろがったの?

3. 盲学校の先生の願いで駅に敷かれ、国際規格にもなった

3. 国鉄駅への敷設(1970年)から、JIS(2001年)・ISO(2012年)へ

岡山おかやまから はじまった ブロックは、おおさかや 京都きょうとの ほうへも ひろがって いきました[1]。

1970ねんには、盲もう学校の 先生たちが おねがいして、えきの ホームにも しかれました。おおさかの ちかくの えきが、さいしょでした[1]。そのあと 東京都も 使う ことを きめて、日本ぜんたいに ひろまりました。

2012ねんには、世界の きまりを つくる きかくも できました[3]。

とても ひろく 使われる ように なった ブロックですが、こんどは 耳で たよれる しくみを 見て みましょう。

岡山で始まった点字ブロックは、大阪府や京都府などに広がりました。1970年には、盲学校の教職員が出した陳情を受け、国鉄阪和線の我孫子町駅のホームに、駅としては初めて敷かれました[1]。東京都も導入を決め、全国に広まったと説明されています[1]。

形を同じにする動きも進みました。2001年には、日本産業規格(JIS T 9251)で突起の形や寸法が定められました[1]。2012年には国際規格のISO 23599が初めて発行され、2019年に第2版に置きかわっています[3]。日本のJISは、その参考文献に含まれています[3]。

ブロックは、足の裏と目に向けた道具です。では、耳に向けた道具はどうなっているのでしょうか。

岡山で始まった点字ブロックは、大阪府・京都府などへ広がった。決定的だったのは、大阪府立盲学校(当時)の教職員の陳情で、1970年に国鉄阪和線我孫子町駅のホームに、駅として初めて敷設されたことだ。続いて東京都道路局も導入を決め、全国に普及した[1]。

突起の形と寸法は、2001年にJIS T 9251で定められた[1]。さらに2012年3月に国際規格ISO 23599が初めて発行され、2019年に第2版が置きかえた[3]。ISOの参考文献にJISが含まれているが、JISがISOの元になったとまでは、この資料からは言えない。

形と色の規格ができて、地面の上の案内は共通の言語になった。では、地面に敷けない情報、たとえば信号が青になったことは、どう伝えているのか。

4. 目が 見えない 人は、あおに なった ことを どう しるの?

4. 青になると「ピヨピヨ」── 音を出す信号機は全国に2万基以上

4. 音響式信号機 ── 青時間に音を出す仕組みと、音の統一(1975年)

横断歩道おうだんほどうで、「ピヨピヨ」や 「カッコー」と 音が なる ことが あります。歩行者ほこうしゃ用の 信号しんごうが 青の あいだ、音を だして、わたって いい ことを しらせる しくみです[4]。

2026ねん 3月の 終わりには、全国に 21,644きが あって、およそ 99パーセントが 「ピヨピヨ」の ような 音の もの でした[4]。

むかしは、音が ばらばらでした。そこで つかう 人たちが 日本中で そろえて ほしいと おねがいし、1975ねんに 先生や、目の ふじゆうな 人の 会、警察庁けいさつちょうなどが 話しあいました。アンケートも して、「とおりゃんせ」「ふるさとの 空」の メロディと、「ピヨピヨ」「カッコー」が えらばれました[4]。

ボタンを おした ときだけ なる 信号しんごうも あります[6]。

ところが、この 音には、まだ くふうが あります。

横断歩道の脇で「ピヨピヨ」や「カッコー」と音が鳴る信号機があります。歩行者用信号が青の間、横断歩道の両端などから音を出して、目の不自由な人の横断を助ける仕組みです[4]。

警察庁の資料によると、2026年3月末で全国に21,644基あり、メロディ式が266基、擬音式が21,378基でした。擬音式は音響式信号機のうちの約99%です(信号機全体の割合ではありません)[4]。

以前は、音が地域ごとにばらばらでした。そこで利用者から、全国で統一してほしいという要望が出ます。1975年(昭和50年)に学識経験者、視覚障害者の団体、警察庁、厚生省などの委員会が検討し、アンケートも行いました。その結果、メロディ2種(「とおりゃんせ」「故郷の空」)と擬音式(「ピヨピヨ」「カッコー」)が選ばれました[4]。

押しボタン式もあり、ボタンを押したときだけ誘導音が鳴ります[6]。ですが、音が鳴るだけでは、足りないことがありました。向かう方向が分かるかどうか、という問題です。

音響式信号機は、歩行者用信号が青の時間帯に、横断歩道の両端などから「ピヨピヨ」「カッコー」などの音を出し、視覚障害のある人の横断を助ける装置だ[4]。警察庁の資料では、2026年3月末現在で全国21,644基(メロディ式266基、擬音式21,378基)あり、約99%が擬音式である。この99%は音響式信号機のうちの割合で、信号機全体ではない[4]。

音は当初、地域でそろっていなかった。利用者から全国統一の要望が出たため、1975年に学識経験者、視覚障害者団体、警察庁、厚生省等の委員会が検討し、アンケート調査も行って、メロディ2種(「とおりゃんせ」「故郷の空」)と擬音式(「ピヨピヨ」「カッコー」)に絞られた[4]。

ほかに、音響用押ボタンを押したときだけ誘導音が鳴る方式もある[6]。周囲への音の影響を考えて設置されるのが理由だ。では、音が全国で統一されたあとに、何が残った課題だったのか。

5. 手前と むこうの 音は、どうして ちがうの?

5. 交差点の手前と向こう側で、わざと違う音を交互に鳴らす

5. 異種鳴き交わし方式 ── 約1.5秒間隔の交互鳴動(2003年)

2003ねんの 10月、警察庁けいさつちょうは、あたらしい やりかたを すすめる ように しらせました[5]。

こうさてんの 手前と、むこうがわで、ちがう 音を、「かわりばんこ」に ならす やりかたです。「ピヨ」と なったら 「ピヨピヨ」、「カッコー」の あとは 「カカッコー」と、1.5びょうくらいの あいだを あけて なります[5]。

どうして ちがう 音に するのでしょう。むこうに むかって あるく ほうこうが わかりやすく、「そっちへ いけば いい」と 音で おしえて くれるからです[5]。

ためしに、おともだちと むかいあって、「あ」と 「い」を かわりばんこに 言って もらいましょう。ちがう 音が かわりばんこに きこえると、どちらの 音か すぐ わかる ことを たしかめられます。

ところで、いま ほとんどの 人が 目を つかう スマホは、目の ふじゆうな 人には つかえないのでしょうか。

音響式信号機には、さらに工夫が加わりました。2003年(平成15年)10月、警察庁は、交差点のこちら側と反対側で違う音を、約1.5秒間隔で交互に鳴らす「異種鳴き交わし方式」を進めるよう通達したと、乗りものニュースは伝えています[5]。「ピヨ」と「ピヨピヨ」、「カッコー」と「カカッコー」の組み合わせです。

理由は、向かう方向が分かりやすく、誘導性が高いからです[5]。もし同じ音が両側で鳴ると、どちらから来る音か紛らわしくなります。違う音を交互に出すなら、「向こうの音」に向かって歩けばよい、という手がかりになります。

これは、点字ブロックの線と点の役割分担にも似ています。足の裏が「進む向き」を、耳が「渡る向き」を、それぞれ受け持つのです。ちなみに、音が鳥の声をまねたという起源の説明は、資料によって割れています。ここでは断定しません。

地面と交差点を、足と耳で支える仕組みを見ました。では、手のひらの中のスマホは、画面が見えなくても使えるのでしょうか。

2003年(平成15年)10月、警察庁は音響の統一を目指す通達を出し、擬音による「異種鳴き交わし方式」の整備を進めるよう指導した。交差点のこちら側と反対側で、約1.5秒間隔で違う音を交互に鳴らす方式で、「ピヨ/ピヨピヨ」「カッコー/カカッコー」の組み合わせが使われる[5]。

この方式が採られたのは、向かう方向が分かりやすく、誘導性が高いからだ[5]。同じ音が両端で鳴っていると、音源の位置が混ざるが、違う音を交互にすれば、特定の音に向かって進むことができる、と読み解ける(これは本稿の推論で、資料にある文言ではない)。

なお、音が鳥の声に由来するという説明は資料により割れる。1975年の統一(音の種類をそろえる)と2003年の方式(同じ種類の中で両側を区別する)は、課題が別の層にある。

地面と信号は、公共の設備として整えられてきた。次は、個人が持ち歩く端末の側がどう変わったかを見る。

6. 画面が 見えなくても、スマホは つかえるの?

6. 画面を声で読み上げる ── 指の動かし方を変えたスマホ

6. 画面読み上げ(VoiceOver・TalkBack)── 操作を作りかえた設計

スマホには、画面に 出て いる ことを 声で よみあげる 「画面がめんよみあげ」が あります。アップルの スマホの 「ボイスオーバー」は、声や 点字で せつめいして くれます[7]。

アンドロイドの スマホには、グーグルが つくった 「トークバック」が はじめから 入って います。画面を 見ないで つかう ことが できます[8]。

ふつうは、アイコンを 1回 たたけば ひらきます。でも ボイスオーバーでは、2回 たたきます。1回 たたくと、そこに 何が あるかを 読んで くれるからだと 考えられます。

声の しゅるいや はやさも、すきな ように かえられます[7]。

こうして スマホは 手の ひらの 中で 使えるように なりました。では、もっと 見えない 時に、だれかに たすけて もらう ことは できるでしょうか。

iPhoneの画面読み上げ機能VoiceOverは、画面で起きていることを音声、点字、またはその両方で説明します。タッチスクリーン上の簡単なジェスチャーやキーボードで操作でき、声の種類や速さも好みに合わせて変えられます[7]。AndroidにはGoogle製のスクリーンリーダー「TalkBack」が組み込まれていて、画面を見ずに端末を操作できます[8]。

VoiceOverがiPhone 3GSで発表されたのは2009年6月です。利用者向けの資料によると、タッチ画面では、アイコンをシングルタップではなくダブルタップで開くなど、操作の方を変えて使います[9]。ボタンを探して触れても、まだ「開く」とは限らず、まず声で内容を確かめ、それからもう一度触れて決める流れです。

この資料は、購入後に別売のソフトなしで、初期設定まで自分で行えた人が出たことも伝えています[9]。

画面は声で読めるようになりました。では、声でも分かりにくい、「今、目の前に何があるか」を知るには、どうすればよいのでしょうか。

VoiceOverは、画面で起きていることを音声・点字・その両方で説明する画面読み上げ機能で、タッチスクリーンやトラックパッド上の簡単なジェスチャーやキーボードで操作する。声の種類や速さは好みに変えられる[7]。Android側では、Google製のTalkBackが端末に組み込まれ、画面を見ずに操作できる[8]。

VoiceOverは2009年6月にiPhone 3GSで発表された。ここで鍵になるのは、タッチ画面の操作の作りかえだ。アイコンを1回触れて開く方法では、触れた時点で意図せず動いてしまうため、まず読み上げさせ、ダブルタップで開く形に変えられた[9](理由の部分は本稿の推論)。購入後に別売ソフトなしで初期設定まで自分でできる人が出たことも、同じ資料は伝えている[9]。

画面の中身は声で読める。では、目の前の現実の物の色や表示は、どう読むのか。

7. 目の まえの ものは、だれが おしえて くれるの?

7. ボランティアとAIが、目の前の様子をスマホで説明してくれる

7. Be My Eyes ── ボランティアのビデオ通話と、写真をAIが説明する機能

2015ねんに はじまった 「ビーマイアイズ」は、デンマークの 職人しょくにんが かかわって できた アプリです。この 職人しょくにんさんも、弱視じゃくしでした[10]。

目の ふじゆうな 人が スマホの ビデオつうわで、ボランティアに、目の まえの ようすを 話して もらえます。公開してから 24時間で、1万人の ボランティアが とうろくしました[10]。

いまは、写真を AIが 言葉で せつめいし、つづけて しつもんも できる きのうも あります[11]。

目の ふじゆうな 人の 声から、スマホは どんどん つかいやすく なって いるのです。

Be My Eyesは、デンマークの職人が関わって2015年に始まったアプリです。この職人も弱視でした。目の不自由な人がスマホのビデオ通話で、ボランティアに目の前の様子を言葉で説明してもらえます[10]。公開から24時間で、1万人のボランティアが登録しました[10]。

のちに加わった「Be My AI」は、撮った写真をAIが言葉で説明し、続けて質問もできる機能です。開発には、視覚障害のある人たちがテスターとして関わったとされています[11]。

人の手と、AIの説明。どちらも、「見える人に聞く」という昔からの方法を、スマホで届けやすくしたものとも読めます。

足の裏、耳、画面と見てきました。では、この街にあるものを、自分の目で確かめるには、どうすればよいでしょうか。

Be My Eyesは、デンマークの職人ハンス・ヨルゲン・ヴィーベルグ(弱視)が関わって2015年に始まった。目の不自由な人と弱視の人が、スマホのビデオ通話で世界のボランティアにリアルタイムで目の前の様子を説明してもらう。公開から24時間で1万人のボランティアが登録した[10]。

「Be My AI」は、撮った写真をAIが言葉で説明し、続けて質問もできる機能だ。開発に視覚障害のある人たちがテスターとして関わったとされる[11]。

ここまでの技術は、足裏・耳・指先と、使う感覚ごとに役割が違う。そして最後は、人が目の代わりになるかAIが説明するか、という「誰が目になるか」の選択に変わった。

では、これを自分の街で確かめるには、何をすればよいのか。

8. まちで、ブロックと 音を さがして みよう

8. 街のブロックの線と点、信号の音を観察する

8. 出口 ── 街で観察する/資料に当たる

おうちの 人と いっしょに、まちを あるいて みましょう。きいろい ブロックは、どこに ありますか。線の ブロックと、点の ブロックの どちらが ありますか。ブロックの 上には、ものを おいたり、たちどまったり しません。

信号しんごうの 音も さがして みましょう。歩道の 上から、耳を すまします。「ピヨピヨ」と 「ピヨ」が かわりばんこに なって いる ところが あれば、2003ねんの やりかたかも しれません。ただし、車が ある ところには、ちかづかないで ください。

音が なって いない 信号しんごうも たくさん あります。それも ふしぎの ひとつです。

おうちの人と一緒に街を歩いて、黄色いブロックを探してみましょう。線状か点状か。敷かれているのは、横断歩道の手前か、駅のホームか。ブロックの上に物を置いたり、立ち止まったりしないよう気をつけます。

音響式信号機は、歩道から離れたところで耳をすませます。「ピヨ」と「ピヨピヨ」のように、2つの音が交互に聞こえたら、異種鳴き交わし方式かもしれません。音が鳴らない信号も多いので、探しても見つからないことがあります。車道には出ないでください。

出典の原文を読むなら、警察庁の音響信号機のQ&A[4]と埼玉県の点字ブロックのページ[2]が、日本語で読めます。

街での確認は、2つに絞れる。①点字ブロックが線状か点状か、色が周囲の路面とどれだけ違うか。②音響式信号機の音が、手前と向こう側で違うか、約1.5秒間隔で交互に鳴るか。ブロックの上に立ち止まらず、車道に出ない。

原典は日本語で読める。警察庁「音響信号機に関するQ&A」[4]は、1975年の統一の経緯と最新の設置数を示す。埼玉県の点字ブロックのページ[2]は、線状・点状と黄色の理由が整理されている。警視庁の視覚障害者用付加装置のページ[6]は、押しボタン式の説明がある。

海外の一次資料としては、ISOの規格ページ[3]と、Be My Eyesの紹介ページ[10]があり、英語で読める。

しらべた もとの じょうほう

参考にした情報源

参考にした情報源と、その使い方

出典について:点字ブロックは百科事典と埼玉県・ISOの資料、音響式信号機は警察庁・警視庁・報道、スマホはアップル・グーグルの公式ページと利用者向け資料、アプリは公式ページを使いました。

  1. Wikipedia「点字ブロック」。 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%82%B9%E5%AD%97%E3%83%96%E3%83%AD%E3%83%83%E3%82%AF (1965年の考案、1967年の最初の敷設、駅への広がり、JISについて。出典は岡山県等の資料を引用した解説)
  2. 埼玉県「こころのバリアフリー 点字ブロック」。 https://www.pref.saitama.lg.jp/a0601/kokoronobf/tactilegroundsurfaceindicators.html (線状と点状の役割、黄色の理由について)
  3. ISO 23599 Assistive products for blind and vision-impaired persons — Tactile walking surface indicators。 https://www.iso.org/standard/55867.html (国際規格の発行年と改訂について)
  4. 警察庁「音響信号機に関するQ&A」。 https://www.npa.go.jp/bureau/traffic/seibi2/annzen-shisetu/hyoushiki-shingouki/onkyou.html (音の仕組み、設置数、1975年の音の統一について)
  5. 乗りものニュース「音響式信号機の音の統一」。 https://trafficnews.jp/post/79651/2 (2003年の異種鳴き交わし方式について)
  6. 警視庁「視覚障害者用付加装置」。 https://www.keishicho.metro.tokyo.lg.jp/kotsu/jikoboshi/koreisha/accessibility.html (押しボタン式の音響について)
  7. Apple「視覚障がい向けアクセシビリティ」。 https://www.apple.com/jp/accessibility/vision/ (VoiceOverの機能について)
  8. Google ユーザー補助ヘルプ「TalkBack」。 https://support.google.com/accessibility/android/answer/6283677?hl=ja (TalkBackの機能について)
  9. AppleVis「5 Years of VoiceOver」。 https://applevis.com/comment/26653 (2009年のVoiceOver発表と操作の変化について。英語の利用者向け資料)
  10. Be My Eyes「About us」。 https://bemyeyes.com/about-us/ (アプリの始まりとボランティアの登録数について。英語)
  11. Civic Tech Guide「Be My AI」。 https://directory.civictech.guide/listing/be-my-ai (写真をAIが説明する機能と開発への参加について。二次資料)

なおした ところ

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