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ここにあるのは、だれかが実際に調べ、考え、作ってきたことを集めたメモです。気になったら、ページの下の「参考にした情報源」から、もとの本や記事、それを生み出した人たちに、直接ふれてみてください。このメモには書ききれないおもしろさが、そこにあります。

「平日」って、土曜日も はいるの?

「平日」に土曜日は入るのか:辞書が二つの読み方を載せる理由

「平日」に土曜日は入るのか:「1と6のつく日」の休みから、完全学校週5日制まで

分野:歴史・文化

じしょで 「平日」を ひくと、「日曜日 いがい」と かいて ある ものと、「土曜日と 日曜日 いがい」と かいて ある ものが あります。

どうして ふたつ あるのでしょう。むかしの やくしょは、「1と 6の つく日」が おやすみ だった ことも あります。この ページを よむと、土曜日が おやすみに なって いった みちすじが わかります。

国語辞典で「ウイークデー」(平日)を引くと、「日曜以外、または土曜・日曜以外の日」と、二つの説明が並んでいます。土曜日を数えるかどうかが、辞書の中で分かれているのです。

では、なぜ二つの読み方が残っているのでしょうか。明治のはじめには、休みは曜日ではなく「1と6のつく日」でした。休み方が変わっても、月の休みの量はほぼ同じでした。この記事を読むと、日曜が休みになり、土曜が半日になり、やがて学校で土曜が毎週休みになるまでの道すじが分かります。

国語辞典の「ウイークデー」(平日)の項には、「日曜以外、または土曜・日曜以外の日」と、土曜日を数える読み方と数えない読み方が並んで載っている[2]。

平日の範囲は、なぜ一つに決まらないのか。明治初めの官公庁では、休みが曜日ではなく「1と6のつく日」だった。1876年に日曜休み・土曜半休へ変わったあとも、1か月の休みの量はほぼ同じだった。そこから日曜休みと土曜半休、祝日と行政機関の休日の法律、週休2日制の広がりまでを順に見ると、土曜日の扱いが場面で変わる理由が見えてくる。この文章では、その道すじと、七曜が日本に来た経緯が分かる。

読み方を切り替えられます。画面の上にある「よみかた」のボタンで、小学校低学年むけ・小学校高学年むけ・中学生むけの3つの書き方に切り替わります。むずかしいと思ったら、いつでもやさしい方に戻ってください。選んだ読み方はブラウザが覚えているので、次に別の記事を開いたときも同じ読み方で始まります。

1. 土曜日は 「平日」なの?

1. 土曜日は平日なのか:辞書の答えは一つに決まっていない

1. 辞書は土曜日をどう扱うか:「平日=月〜金」とは決まっていない

「平日」は、月曜日から 金曜日と おもって いる 人が おおいでしょう。でも、じしょを 見ると、ひとつに きまっては いません。

ふつうの せつめいは 「土曜日・日曜日・しゅくじつ いがいの 日」です。そして 土曜日は、ばめんに よって 平日に なる ことも、やすみの 日に なる ことも ある、と かいて ある ものも あります[1]。

べつの じしょには、「日曜日 いがい」、または 「土曜日と 日曜日 いがい」の 日、と ふたつの よみ方が ならんで います[2]。

つまり 土曜日は、ばめんに よって 平日にも、やすみの 日にも なる 日です。どうして こう なったのか、むかしに もどって みましょう。

辞書の説明は、二つに分かれている

辞書系のサイトに載っている「平日」の基本の説明は、「土曜・日曜・祝日以外の日」です。そのうえで、土曜日は文脈によって、平日として扱われることも休日として扱われることもある、と書き添えるものがあります[1]。

デジタル大辞泉の「ウイークデー」の項には、もっと目を引く書き方があります。「日曜以外、または土曜・日曜以外の日」。土曜日を平日に数える読み方と、数えない読み方が、一つの説明に並んでいます[2]。

土曜日の扱いは、場面しだい

「平日は月曜から金曜」という説明が、どの場面でも通るわけではありません。揺れているのは、いつも土曜日です。手がかりは、休みの決まり方の歴史にあります。

辞書系サイトの「平日」の説明は、「土曜・日曜・祝日以外の日」を基本にしつつ、土曜日は文脈によって平日にも休日にも扱われる、と書き添えている[1]。デジタル大辞泉の「ウイークデー」の項は、さらに「日曜以外、または土曜・日曜以外の日」と、土曜を含める読み方と含めない読み方を併記する[2]。ここから言えるのは、「平日=月〜金」という定義が日本語の辞書で一つに固定されているわけではない、ということである。

では、揺れるのがなぜ土曜日なのか。説明の中心は、「何曜日が休みだったか」という制度の変遷にある。この文章が追うのは、「平日」という語の語源ではなく、休みの決まり方の側である。

2. むかしの おやすみは 「1と 6の つく日」

2. 明治のはじめ、休みは曜日ではなく「1と6のつく日」だった

2. 曜日ではなく5日ごとの休み:1876年の太政官達で何が変わったか

いまから 150ねんほど まえ、やくしょの おやすみは、曜日では きまって いませんでした。「1」と 「6」の つく日、つまり 1日、6日、11日、16日、21日、26日が おやすみ だったのです[3]。

5日 はたらいて、1日 やすむ。その くりかえしです。1か月に 6日 おやすみが ありました。

1876ねんの 3月12日、日曜日を おやすみに して、土曜日は 半日だけ おやすみに する、という しらせが 出ました[3]。

日曜日は 1か月に 4回か 5回。土曜日の 半日を 日数に なおして たすと、6日から 7日半ぐらいです。「1と 6の つく日」の 6日と、あまり かわりません。これは きまりを かぞえなおした けいさんです。

5日働いて、1日休む

いまから150年ほど前、官公庁の休日は、曜日で決まっていませんでした。「1」と「6」のつく日、つまり1日、6日、11日、16日、21日、26日が休みだったのです[3]。5日働いて1日休むくり返しで、1か月に6日の休みになります。

1876年、日曜が休みになり、土曜は半日になる

1876年(明治9年)3月12日の太政官の達で、日曜日が休日、土曜日は半日休みと改められました[3]。知らせが出た日と、実際に切りかわった時期は別で、日曜休みの実施は4月からとされています。

休みの日数を数えると、意外なことが分かります。日曜日は1か月に4回か5回。土曜の半日を日数に直して足すと、6日から7日半です。「1と6のつく日」の6日と、大きくは変わりません。休みの量は大きく変わらず、「いつ休むか」が5日ごとから7日ごとに変わった、と読めます。この計算は、資料にある決まりを数え直したもので、当時の実際の勤務日数を調べた数字ではありません。

明治初めの官公庁では、休日は曜日ではなく「1と6のつく日」、つまり1・6・11・16・21・26日だった[3]。5日働いて1日休む周期であり、1か月の休みは6日になる。

この周期を曜日に切りかえたのが、1876年(明治9年)3月12日の太政官達(第27号とされる)である[3]。日曜日を休日とし、土曜日は半日休みとした。ただし、公布日と実施時期は別で、日曜休みの実施は4月からとされる。文言は、国立天文台の暦Wikiなどで読める。

では、この切りかえで休みは増えたのか、減ったのか。日曜日は1か月に4回か5回である。土曜の半日を0.5日として足すと、6〜7.5日になる。旧制度の6日と比べて、休みの総量は大きくは変わらない。つまり変わったのは日数ではなく、「5日周期」から「7日周期(七曜)」への組みかえだった、と読める。これは資料にある決まりから数え直した値であり、当時の実際の勤務日数の統計ではない。

3. 土曜日の 「半ドン」って なに?

3. 半日休みだった土曜日と、辞書に並ぶ二つの読み方

3. 「半ドン」の由来は定まらない:半休だった土曜日と辞書の併記

土曜日の 半日やすみは、「半ドン」と よばれました。「ドン」の ゆらいには、ふたつの 説せつが あります。ひとつは、日曜日を いみする オランダ語が なまって 「ドンタク」に なった、という 説せつ。もうひとつは、お昼に 空ほうの 「ドン」と いう 音を 鳴らした、という 説せつです[4]。どちらが ほんとうかは、きまって いません。

ただ、土曜日が 「半分は はたらく日、半分は やすむ日」 だった ことは、1876ねんの しらせから わかります。それなら、じしょに 「日曜日 いがい」と 「土曜日と 日曜日 いがい」が ならぶのも、ふしぎでは ありません。これは 年表を ならべて 考えた ことで、じしょが そう せつめいして いるわけでは ありません。

「半ドン」の「ドン」は、どこから来たのか

土曜日の半日休みは、のちに「半ドン」と呼ばれました。「ドン」の由来には、日曜を意味するオランダ語のzondagがなまって「ドンタク」になったという説と、正午に空砲の「ドン」を鳴らしたからという説があります。どちらとも定まっていません[4]。

半分働く日が、二つの読み方を残したのではないか

土曜日が「半分は働き、半分は休む日」だったなら、「日曜以外」と「土曜・日曜以外」の二つの説明が辞書に並ぶのは、自然な成りゆきに見えます。ただし、これは年表を並べて考えた筋道です。辞書の編者が、そう説明しているわけではありません。

土曜の半日休みを指す「半ドン」の語源には、日曜を意味するオランダ語zondagが訛って「ドンタク」になったとする説と、正午の空砲の「ドン」に由来するとする説があり、定まっていない[4]。一般の記念日・暦解説サイトの記述であり、語源の一次資料ではない。

語源が決まらなくても、土曜が「半日は働く日」だった事実は、1876年の決まりから言える。この時期の「平日」は、日曜以外の日、つまり土曜も(半分は)働く日だったとすれば、辞書に「日曜以外」の読み方が残る理由として筋が通る。他方、土曜の半日が休みになった感覚からは「土曜・日曜以外」の読み方が生まれやすい。二つの読み方が併記される背景を、こうした年表の並びから考えることはできる。ただし辞書の編者の説明ではなく、推測の域を出ない。

4. 月曜日から 金曜日でも やすみの 日が ある

4. 月〜金でも休みの日がある:祝日と役所の休みの決まり

4. 月〜金でも休みになる日:祝日法と行政機関の休日法

「しゅくじつ」は、1948ねんに できた ほうりつで、「やすみの 日」と きめられました[5]。しゅくじつが 日曜日と かさなると、そのあとの 「しゅくじつでない いちばん ちかい 日」が やすみに なります。

やくしょの おやすみは、べつの ほうりつで きまって います。土曜日、日曜日、しゅくじつ、そして 12月29日から 1月3日までです[6]。ですから、月曜日から 金曜日でも、12月の おわりと 1月の はじめは やくしょが しまって います。

これは やくしょの きまりです。おみせや 会社の 「平日」を きめる ものでは ありません。

祝日は、法律で「休日」と決められた

1948年(昭和23年)に、国民の祝日に関する法律ができました。第3条は、「国民の祝日」は休日とする、と定めています。祝日が日曜日に当たるときは、その後で最も近い、祝日でない日が休日になります(振替休日)[5]。

役所の休みには、年末年始も入る

行政機関の休日に関する法律(昭和63年法律第91号)は、役所の休日を、土曜日・日曜日、国民の祝日、12月29日から1月3日と定めています[6]。月〜金でも、この期間は役所の執務は原則として行われません。

注意したいのは、これが役所の休みの決まりだということです。会社や店、電車の「平日」の範囲を決めるものではありません。辞書の基本の説明「土曜・日曜・祝日以外」と形は重なりますが、年末年始の分だけ、役所の休みのほうが広くなっています。

平日の範囲を考えるとき、土日のほかに、休日を決める法律も関わる。1948年(昭和23年)制定の「国民の祝日に関する法律」は、第3条で「国民の祝日」を休日と定め、祝日が日曜日に当たるときは、その日後で最も近い祝日でない日を休日とする(振替休日)[5]。

役所の側は、行政機関の休日に関する法律(昭和63年法律第91号)が、土曜日・日曜日、国民の祝日に関する法律に規定する休日、12月29日から1月3日を行政機関の休日とし、執務を原則として行わないと定める[6]。正確な文言は、法令データ提供システムで読める。

ここで押さえるべきは、これが行政機関の執務の決まりであり、民間の営業日や運行ダイヤ、料金の「平日」の定義ではない点である。辞書の基本説明(土曜・日曜・祝日以外)と形は重なるが、年末年始の分だけ役所の休みのほうが広い。つまり「月〜金=平日」は、役所の暦の上でさえ、そのまま成り立たない日がある。

5. 土曜日は いつ やすみの 日に なったの?

5. 土曜日が「休みの日」の側に入ったのは、いつからか

5. 126年かかった土曜休み:学校・公務員・民間企業の段階的な移行

いまの 学校は 土曜日が おやすみですが、まいしゅう やすみに なったのは 2002ねんの 4月からです[9]。その まえは、1992ねんの 9月から 「まい月 第2土曜日」、1995ねんの 4月から 「月に 2回」と、すこしずつ ふえて いきました。

はたらく 人の ほうでは、1980年代の おわりから 1990年代の はじめに かけて、やくしょや ぎんこうが まいしゅう 土曜日も やすむ ように なりました。しりょうに よって 年が ずれるので、はばを もたせて 書きます[7][8]。

日曜日が やすみに きまった 1876ねんから、学校の 土曜日が まいしゅう やすみに なる 2002ねんまで、126ねん かかりました。

土曜日は、ながい あいだ 「半分 はたらく日」で、すこしずつ 「やすむ日」に ちかづいて きた 日です。だから 「平日」に いれるか まよう 人が いるのです。

学校は、段階を踏んで土曜を休みにした

いまの学校は土曜日が休みですが、毎週休みになったのは2002年4月です。1992年9月に毎月第2土曜が休みになり、1995年4月から月2回に増え、そのあと毎週になりました[9]。

役所と会社:年がそろわない

公務員と金融機関の完全週休2日制は、1989年から実施されたと百科事典は書いています[7]。一方、国家公務員は1992年5月とする資料もあり[8]、年はそろいません。ここでは「1980年代の終わりから1990年代のはじめ」とだけ言っておきます。

民間企業では、1999年の調べで、何らかの週休2日制を採る企業が91.3%、完全週休2日制の企業が14.5%でした[7]。差は約77ポイントです。「週休2日制」とあっても、毎週土日がそろって休みとはかぎらないことが、数字から見えます。この数字は企業の割合で、働く人の割合とは別のものです。

126年かかった土曜休み

日曜日が休みと決まった1876年から、学校の土曜日が毎週休みになる2002年まで、126年かかりました。土曜日が「平日」にも「休日」にも数えられるのは、土曜日が長いあいだ「半分働く日」で、少しずつ「休む日」へ近づいてきた日だからだ、と読めます。

土曜日が「休みの日」の側に入るまでの時間は、学校で見ると分かりやすい。完全学校週5日制は2002年4月に始まり、それに先立って1992年9月から毎月第2土曜、1995年4月から月2回の休業日が設けられた[9]。土曜が休みになる流れは、学校でも一度に進んだのではなく、段階を踏んだ。

職場の側はどうか。百科事典は、公務員と金融機関の完全週休2日制が1989年から実施されたと書く[7]。他方、国家公務員の完全週休2日制を1992年5月とする資料もある[8]。年が食いちがうため、ここでは「1980年代末から1990年代初め」と幅をもたせる。

民間企業については、1999年に何らかの週休2日制を採る企業は91.3%、完全週休2日制の企業は14.5%だった[7]。差は約77ポイント、比にして6.3倍である。「週休2日制」と名乗っていても、毎週2日の休みを保つ制度とは限らない。なお14.5%は企業数の割合であり、働く人の割合は別の数字になる点に注意したい。

日曜が休みとなった1876年から学校の土曜が毎週休みになる2002年まで、126年かかっている。この間、土曜日は「半日は働く日」から「休む日」へと、段階的に位置を変えた。だから土曜日を平日に含めるかは、どの時代の、どの職場・学校の感覚で話すかによって答えが変わる。

6. 7日ごとの 「曜日」は どこから きたの?

6. 7日ごとの休みと曜日の名前は、どこから来たのか

6. 七曜の来歴:週の区切りと、日本での最初の使われ方

「月・火・水・木・金・土・日」の 7日ごとの くりかえしは、むかしの 国ぐにから 伝つたわって きました。バビロニアでは、7日、14日、21日、28日を 休みの 日に した、という 話が あります[11]。

日本には、いまから 1200ねん いじょう まえ、空海くうかいが 中国から もちかえった 本で 伝つたわった、と いわれます[10]。さいしょは 休みの 日では なく、よい日・わるい日を うらなう ための しるしでした。

「日」は 太陽、「月」は 月、「火・水・木・金・土」は 空の 星の なまえです[12]。金曜日の 「金」は、かねや 金ぞくの ことでは ありません。

7日の区切りは、日本に来る前からあった

7日ごとの区切りは、バビロニアで7・14・21・28日を安息日としたことにさかのぼる、と百科事典は説明します。ユダヤで7日目を休みの日とする習慣があり、ローマ暦の中で紀元前2〜1世紀ごろに確立したとされます[11]。もとは、休みの周期の話です。

日本では、最初は占いの印だった

日本には、空海くうかいが806年に唐から持ち帰った『宿曜経』などで七曜が伝わったとされます。ただし百科事典によって、伝来を10世紀ごろとする説明もあり、年代は資料で差があります。最初は、吉凶を占う暦の注として使われました[10]。曜日が日記に連続して書かれた最古の例は、藤原道長の『御堂関白記』(1004年)とされます[10]。

曜日の字は、日は太陽、月は月、火・水・木・金・土は空の星(火星・水星・木星・金星・土星)の名です。金曜日の「金」は、地上の金属ではありません[12]。官公庁の休日として日曜が決まった1876年は、伝来から900年以上あとのことです。

七日周期の週は、バビロニアで各月の7・14・21・28日を安息日としたとされること、ユダヤで7日目を休日とする習慣が生まれたこと、ローマ暦の中で紀元前2〜1世紀に確立したことが、百科事典に書かれている[11]。宗教の教えそのものではなく、休みの周期の由来として押さえておく。

日本への伝来は、空海が大同元年(806年)に請来した『宿曜経』を通じてとされる。当初は吉凶を占う暦注として使われ、具注暦に曜日が書きこまれた。曜日が日記に連続して書かれた最古の例は、藤原道長の『御堂関白記』(1004年)とされる[10]。ただし、ブリタニカは伝来を10世紀ごろとするなど、年代は資料により差がある。

曜日名の字は、日は太陽、月は月、火・水・木・金・土は火星・水星・木星・金星・土星に対応する[12]。したがって「金曜日の金」は金属ではなく星の名である。なお、日曜が官公庁の休日として決まった1876年は、806年の伝来から約1070年後、10世紀ごろの伝来なら900年あまり後にあたる。曜日は長いあいだ休みの印ではなく、暦の注だった。

7. 「平日」は 何曜日までか、さがしに いこう

7. 自分の町の「平日」は何曜日までか、掲示で見比べる

7. 身のまわりの「平日」を、掲示で見比べる

おうちの ちかくの おみせや としょかん、学校の おしらせで、「平日」と 書いて ある ところを さがして みましょう。「月〜金」と 書いて ある ところも、「土曜日 いがい」と 書いて ある ところも あるかも しれません。

おみせに よって きめかたが ちがう ことが あります。「平日」の なかに 土曜日が はいって いるか、くらべて みます。

あなたの まちの 「平日」は、何曜日までなのでしょうか。

家の近くの店、図書館、学校のお知らせで、「平日」と書かれたものを探します。「平日(月〜金)」と書き添えてあるもの、「土曜・日曜・祝日は休み」と書いてあるものなど、書き方はいろいろです。

見つけたら、土曜日が「平日」の側にあるか、「休日」の側にあるかを見ます。同じ町でも、場所によって答えがちがえば、土曜日の線引きが場面によって変わる例が、ひとつ見つかったことになります。

曜日の名前がなぜ星の名なのかは、「土曜日の『土』は、地面の土のことなのか」の記事が詳しく扱っています。

身のまわりの掲示で「平日」と書かれたものを集め、どこまでを指しているかを見比べると、同じ意味の掲示が多いか、場所によって違うかを確かめられる。民間の営業日・鉄道ダイヤ・料金での「平日」の定義は事業者ごとに異なることがあり、各社の公式ページに具体的な定義が書かれていれば、それを読むのがよい。

原典は、内閣府「国民の祝日について」(国民の祝日に関する法律の概要)と、行政機関の休日に関する法律(昭和63年法律第91号)の条文である。曜日名は国立天文台暦Wikiにまとまっている。週休2日制の割合は百科事典の記述に基づく二次的な数字であり、国家公務員の実施年は人事院資料などで確かめる余地がある。

辞書の「日曜以外」と「土曜・日曜以外」という二つの読み方は、休みが増えるたびに「平日」の範囲が少しずつせまくなった歴史の痕跡かもしれない、という仮説をこの文章は立てた。確かめるには、時代ごとの国語辞典の「平日」の項を並べて読むのが早い。

しらべた もとの じょうほう

参考にした情報源

参考にした情報源と、その使い方

本文は、ここにある資料の内容を、自分の言葉で言いかえたものです。検索結果の要約を通した資料もあり、年・数値は資料によって細部が異なることがあります。

  1. tkgje.jp 日本語辞典「平日」 https://www.tkgje.jp/entries/03000/03033_heijitsu.html (「平日」の基本の説明と土曜日の扱い。二次資料)
  2. Weblio(デジタル大辞泉)「ウイークデー」 https://www.weblio.jp/content/Week-day (二つの読み方の併記。二次資料)
  3. 国立天文台 暦Wiki「日曜日」 https://eco.mtk.nao.ac.jp/koyomi/wiki/ (1と6のつく日の休み、1876年の改正。検索結果の要約をもとにした)
  4. 記念日系サイト「半ドン」の解説 https://bestcalendar.jp/dates/kinenbi/1572 (半ドンの由来の諸説。二次資料)
  5. 内閣府「国民の祝日について」 https://www8.cao.go.jp/chosei/shukujitsu/gaiyou.html (祝日法の第3条、振替休日)
  6. 行政機関の休日に関する法律(昭和63年法律第91号) https://hourei.net/law/363AC0000000091 (役所の休日の範囲。検索結果の要約をもとにした)
  7. コトバンク「週休2日制」 https://kotobank.jp/word/%E9%80%B1%E4%BC%912%E6%97%A5%E5%88%B6-159934 (完全週休2日制の広がり、1999年の企業の割合)
  8. studying.jp 公務員の勤務時間の解説 https://studying.jp/komuin/about-more/working-hours.html (国家公務員の完全週休2日制の実施年。二次資料)
  9. 学校週5日制の経緯(ウィキペディア系の解説) https://pedia.3rd-in.co.jp/wiki/%E5%AD%A6%E6%A0%A1%E9%80%B15%E6%97%A5%E5%88%B6 (1992年・1995年・2002年の段階。二次資料)
  10. 作花一志「曜日の起源と具注暦」 https://www.kcg.ac.jp/kcg/sakka/kagakushi/youbi.pdf (七曜の伝来と御堂関白記。検索結果の要約をもとにした)
  11. コトバンク「週」 https://kotobank.jp/word/%E9%80%B1-76699 (7日周期の由来)
  12. 国立天文台 暦Wiki「曜日の名前」 https://eco.mtk.nao.ac.jp/koyomi/wiki/ (曜日名と星の対応)

なおした ところ

更新履歴

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