1. 子どもの 歯と 大人の 歯は、数が ちがうの?
1. 乳歯は20本、永久歯は28〜32本 ── 増えた分はどこから来たのか
1. 交換されるのは20本だけ ── 残りは奥に追加で生える
赤ちゃんの 歯は、生まれて 6か月から 9か月ごろに 生えはじめます。3才ごろまでに、上と 下で 20本の 乳歯が そろいます[1]。5才ごろに なると、いちばん 奥に 大臼歯という 歯が 生えて きて、乳歯から 永久歯への かわりめが はじまります。
大人の 歯は、いちばん 奥の 親知らずを 入れて 32本です。でも、親知らずが 生えない 人も いるので、28本から 32本に なります[1][13]。
歯の 数が ふえるのは、ぜんぶの 歯が かわるからでは ありません。かわるのは、20本だけです。奥の 大臼歯は、かわるのでは なく、乳歯の うしろに 足されるように 生えて きます[2]。ひき算を すると、足される 歯は 8本から 12本です。
では、かわる 20本は、どうやって ぬけるのでしょう。
乳歯が生え始めるのは、生後6〜9か月ごろです。3歳ごろまでに上下20本がそろい、5歳ごろからは、いちばん奥に第一大臼歯(6歳臼歯)が生え始めて、乳歯から永久歯への交換が進みます[1]。
永久歯は、親知らず(第三大臼歯)を入れると32本です。ただ、親知らずが生えない人や、抜く人もいるので、実際には28〜32本になります[1][13]。数が増えるのは、乳歯が全部入れかわるからではありません。
入れかわるのは、前歯・犬歯・小臼歯にあたる20本で、乳歯の臼歯は小臼歯に替わります。奥の大臼歯は、交換ではなく、乳歯列の後ろに追加で生えます[2]。永久歯の本数から20を引くと、追加で生える歯は、親知らずがなければ8本、あれば12本です(自分で計算した値)。
では、交換される20本は、どうやって抜けるのでしょうか。
乳歯は生後6〜9か月ごろから生え始め、3歳ごろまでに上下20本がそろう。5歳ごろには最も奥に第一大臼歯(6歳臼歯)が生え始め、乳歯から永久歯への交換が進む[1]。永久歯は親知らず(第三大臼歯)を含めて32本だが、親知らずが生えない人や抜く人もいて、実際は28〜32本になる[1][13]。
数が増えたからといって、全部の歯が入れかわるわけではない。交換されるのは前歯・犬歯・小臼歯にあたる20本で、乳歯の臼歯は小臼歯に替わる。大臼歯は交換ではなく、乳歯列の後方に追加で生える[2]。永久歯の本数から交換分を引くと、追加分は28−20=8本から32−20=12本の範囲になる(自分で計算した値。親知らずの有無で変わる)。「32本は乳歯20本が育った姿」という見方は、数の上でも成り立たない。
では、交換される20本は、どのようにして抜けるのか。
2. 乳歯は、どうして ぬけるの?
2. 抜ける前に、乳歯の根が溶かされている
2. 乳歯の根が吸収されて抜ける ──破歯細胞のはたらきと、残る謎
ぬける 前の 乳歯の 下では、永久歯が 育って います。永久歯が 生えて くる ころに、上に ある 乳歯の 根が 溶けます。すると、乳歯が ゆれて ぬけます[3]。
根を 溶かすのは、骨を こわす なかまの 細胞だと 考えられて います[3]。土の 中の 球根が、春に 土を おしのけて 芽を 出す ところに にて います。ただし 本当は、歯は 土を おしのけるのでは なく、上の 乳歯の 根を 溶かして、道を あけて もらいます。
では、なにが「溶かしはじめる 合図」なのでしょう。下の 永久歯の もとが 育って 動く ことが かかわる、と されて います。でも、くわしい ことは、まだ はっきり しません[4]。
永久歯が 下で まって いる なら、そもそも どうして 歯は かわる ひつようが あるのでしょう。
乳歯が抜ける前、その下では永久歯が育っています。永久歯が生えてくるとき、上にある乳歯の歯根が吸収され、乳歯が揺れて抜けます[3]。
根を溶かすのは、破歯細胞という大きな細胞です。骨を壊す破骨細胞と、形も働きも同じ細胞と考えられています[3]。骨を作りかえる細胞の仲間が、乳歯の根でも働いている、ということです。
では、何がきっかけで溶けはじめるのでしょうか。後継の永久歯の歯胚(歯のもと)が育って動くことが関係するとされます。顎の成長で噛む力が増すことや、ホルモンなど体全体の要因も候補ですが、影響は明らかではありません[4]。「なぜ溶けはじめるのか」の完全な答えは、まだありません。
永久歯が下で育っているのなら、そもそもなぜ歯は入れかわる必要があるのでしょうか。
永久歯が萌出する時期に、その上にある乳歯の歯根が吸収され、乳歯は揺れて抜ける[3]。吸収を担うのは多核巨細胞の破歯細胞で、骨を壊す破骨細胞と形態的にも機能的にも同じ細胞と考えられている[3]。骨のリモデリングと同じ種類の細胞が、歯根でも働くことになる。
では、何が吸収の引き金なのか。後継永久歯の歯胚の発育や移動が関係するとされる。顎の成長に伴う咬合力の増加や、ホルモンなど全身の要因は、仮説にとどまり、影響は明らかでない[4]。引き金の全体像は、まだ明らかでない。
ここで注意したいのは、「根が吸収される」ことと「歯が抜ける」ことの順序だ。乳歯の根が吸収され、歯が揺れて抜ける[3]。乳歯が「自分で弱って落ちる」のではなく、永久歯が生える時期に合わせて根のほうが先に吸収される。ただし、その合図の全体像は前述のとおり解明の途中だ。
永久歯が控えているのは、何のためか。顎の成長との関係を見る。
3. 乳歯の ままでは、どうして だめなの?
3. 顎が育つと、歯の大きさと数が足りなくなる
3. 顎の成長に歯を合わせる ── 「交換の理由」と「溶かす引き金」は別の話
子どもの 歯を みる 医者の 資料では、こう 説明されて います。顎の 骨が 成長すると、それに 合う 大きさと 数の 歯が ひつように なる ので、乳歯から 永久歯に かわります[5]。
足が 大きく なると、くつを 大きいのに かえますね。それに にて います。ただし 本当は、歯は 大きさだけでなく、数も ふえます。
ある 資料では、永久歯の 表面の エナメルしつは 乳歯より かたく、あつさは およそ 2ばいと されて います[5]。
ただし、顎の 成長が、根を 溶かす 合図に なって いるかは、はっきり しません。「かわる わけ」と「溶かす 合図」は、べつの 話です。
ほかの どうぶつは、どうやって 歯を かえて いるのでしょう。
小児歯科の資料は、交換の理由を次のように説明します。顎の骨が成長すると、それに見合った大きさと数の歯が必要になるので、乳歯から永久歯に生えかわる、というものです[5]。
足が大きくなると、靴を大きいものに替えるのに似ています。ただし本当は、歯は大きさだけでなく、数も増えます。前の章で見た20本から、28〜32本へ、という変化です。
この資料の記述では、永久歯のエナメル質は乳歯より硬く、厚みは約2倍とされます[5]。ただし一つの資料の記述で、どの部分をどう比べた値かまでは分かりません。
ここで、前の章とは分けて考えておきたいことがあります。「顎の成長に合わせるために交換する」は、交換の意味についての説明です。「乳歯の根が吸収される」は、抜けるときに実際に起きていることです。顎の成長そのものが吸収の引き金になるかどうかは、前の章のとおり、はっきりしていません[4]。
それでは、人以外の動物は、顎の成長と歯をどう折り合わせているのでしょうか。
小児歯科の資料は、交換の理由を次のように説明する。顎の骨が成長すると、それに見合った大きさと数の歯が必要になるため、乳歯から永久歯に生え変わる[5]。数にして20本から28〜32本へ、という変化は、この説明と整合する。ただしこれは小児歯科側の説明で、複数の独立した資料で突き合わせた結論ではない。
前の章の話とは、分けて読む必要がある。「顎の成長に歯を合わせる」は、交換が起きる意味についての説明だ。「乳歯の根が破歯細胞に吸収される」は、抜けるときに実際に起きている過程である。顎の成長そのものが引き金になるかどうかは、前述のとおり明らかでない[4]。
交換で変わるのは、数だけではない。同じ資料の記述では、永久歯のエナメル質は乳歯より硬く、厚みも約2倍とされる[5]。一つの資料の記述なので、どの部位をどう比べた値かは、断定しない。
では、顎の成長に歯を合わせる方法は、人以外の動物でも同じなのか。
4. サメと ゾウの 歯は、どう かわるの?
4. サメは何列も、ゾウは後ろから ── 人とちがう入れかわり
4. 多生歯性と二生歯性 ── サメの列、ゾウの水平交換
サメの 歯は、顎の 内がわに 何れつも ならんで います。うしろの れつの 歯が 前へ すすんで、すりへったり ぬけたり した 歯の 場所に 入ります[8]。サメや 魚の なかまの 多くは、一生の うちに、何度も 歯を かえられる そうです[7]。
哺乳類の ほとんどは、人と おなじ ように、2セットだけです[7]。でも、ゾウは ちがう やりかたを します。奥歯が、上と 下の 左右に 1本ずつ あります。新しい 歯が うしろから 古い 歯を おしだして、入れかわります[9]。何回 かわるかは、5回という 資料も、6回という 資料も あります。
ネズミの なかまには、かわらずに のびつづける 歯を もつ ものも います[7]。
では、人は どうして 2セットで とまるのでしょう。
サメの歯は、顎の内側に何列も並んでいます。後ろの列の歯が前へ移動して、すり減ったり抜けたりした前の歯と入れかわります[8]。魚類やサメ、両生類、爬虫類の多くは、一生のうちに何度も歯を入れかえる力をもち、これを多生歯性といいます[7]。
これに対して、ほとんどの哺乳類は乳歯と永久歯の2セットだけで、二生歯性とよばれます[7]。人もこちらです。
哺乳類のなかにも、変わったやり方があります。ゾウの臼歯は上下とも片側に1本ずつで、新しい歯が後ろから古い歯を押し出すように入れかわります(水平交換)[9]。入れかわる回数は、辞典では幼いころに3回、大人で3回の計6回、別の資料では一生に5回で6対の歯を使うとされ、数え方が分かれています。ネズミのなかまには、入れかわらずに伸び続ける歯をもつものもいます[7]。
多くの動物が何度も替えられるのに、人はなぜ2セットで止まるのでしょうか。
サメの歯は、人とまったく違う方式で入れかわる。顎の内側に歯が何列も並び、後ろの列の歯が前へ移動して、すり減ったり抜けたりした前の歯の位置に入る[8]。魚類・サメ・両生類・爬虫類の多くは、一生のうちに何度も歯を入れかえる能力をもち、これを多生歯性という[7]。対してほとんどの哺乳類は、乳歯と永久歯の2セットだけの二生歯性で、人もここに入る[7]。
哺乳類の中にも例外的な方式がある。ゾウの臼歯は上下とも片側に1本ずつで、新しい歯が後ろから古い歯を押し出して入れかわる(水平交換)[9]。交換回数は、辞典では幼時に3回・成獣で3回の計6回、別の資料では一生に5回で6対の歯を使うとされ、数え方がそろっていない。そのため回数は断定しない。ネズミ類のように、入れかわらず伸び続ける歯をもつ動物もいる[7]。
では、多くの動物が何度も歯を替えられるのに、哺乳類はなぜ2セットで止まったのか。
5. 人は、どうして 2セットで とまるの?
5. 2セットで止まる理由と、止まったあとの歯
5. 二生歯性で止まる理由の仮説と、エナメル質が再生しない事情
これは、まだ 決まった 答えが ありません[7]。歯の もとに なる ところが なくなって、3セットめが つくれなく なる、という 考えが あります。歯の 形が ふくざつに なって、上と 下で ぴったり かみ合う ように なった ことの ひきかえ、という 見方も あります。どちらも、まだ たしかでは ありません。
2セットで とまった あとの 歯には、もう ひとつ 大事な ことが あります。歯の 表面の エナメルしつを つくる 細胞は、歯が 生えると、体の 中に のこりません[6]。だから、できあがった 歯の 表面は、自分では つくりなおせません。
では、とまって いる 歯の「芽」を、もう 一度 目ざめさせる ことは できるのでしょうか。日本で、その 研究が 進んで います。
哺乳類が2セットで止まる理由は、まだ決着していません。仮説の一つは、歯のもとになる組織(歯堤)のつながりが失われて、歯をつくる上皮幹細胞が減る、というものです。次の世代の歯堤ができない、という考えもあります[7]。歯の形が複雑になって、上下でかみ合うようになったことと引き換えだ、という見方もあります。どれも進化の理由についての仮説で、断定できる段階ではありません。
止まったあとの歯には、もう一つ事情があります。エナメル質をつくるエナメル芽細胞は、歯が生えると、体の中に残りません(象牙質をつくる細胞は歯髄に残ります)。そのため、できあがった歯のエナメル質は、自力ではつくり直せません[6]。2セットで止まったあとの歯は、表面のエナメル質を自分で補う手段をもたない、ということになります。
それなら、止まっている歯の「芽」を、もう一度動かすことはできるのでしょうか。日本で、そのための研究が進んでいます。
なぜ哺乳類は2セットで止まるのか。答えは決着していない。仮説の一つは、歯のもとになる組織(歯堤)の連続性が失われ、歯をつくる上皮幹細胞が減る、というもの。次の世代の歯堤ができない、という考えもある[7]。さらに、歯の形が複雑になり上下がかみ合うようになったことと引き換えだ、という見方もある。いずれも進化の理由についての仮説にとどまる。
止まったあとの影響もある。エナメル質をつくるエナメル芽細胞は、歯が生えると体の中に存在しなくなる(象牙質をつくる象牙芽細胞は歯髄に残る)。そのため、できあがった歯のエナメル質は自力でつくり直せない[6]。2セットで止まった後の歯は、表面のエナメル質を自分で補う手段をもたない。
この二つの事情を並べると、人の歯の置かれた位置が見えてくる。サメのように何度も替えられる仕組みは持たず、できた歯の表面も自力では補えない。だからこそ、歯を替える芽がどこで途切れるのかを調べる研究には、意味がある。
では、止まっている歯の芽を、もう一度動かせないか。日本で、その研究が進んでいる。
6. 3セットめの 歯を 生やす 研究は、どこまで 進んだの?
6. 消えるはずの「歯の芽」を目覚めさせる研究
6. 抗USAG-1抗体による歯の再生 ── マウスでの報告と、人への距離
人の 歯の「3セットめの 芽」は、生える 前に きえて しまう、と 説明されて います[10]。ところが、ユーサグワンと いう 遺伝子を もたない マウスでは、きえる はずの 芽が のこって、よぶんな 歯として 生えて きました[10]。
2021年、京都大学などの チームは、生まれつき 歯が たりない マウスに、ユーサグワンの はたらきを おさえる 抗体という ものを 1回 つかいました。すると、歯が できるように なりました。ふつうの マウスにも、新しい 歯を 生やす ことが できたと、発表しました[11]。生まれつき 歯が たりない 人の 治療の くすりを めざして、開発が 進められて います。
この くすりの 治験が 国内で すすんで いると、ニュースに なりました[12]。でも、「歯が 生える くすり」は、まだ 買えません。人で ためして いる とちゅうです[12]。
入れかわる 歯は 20本だけ、と 思われた 世界に、きえる はずの「芽」が あった。そこから、新しい 治療が 生まれるかも しれません。
人の歯は通常2セットで、3セット目にあたる歯の芽(第3歯堤)は、生える前に消えると説明されます[10]。ところがマウスでは、USAG-1という遺伝子を欠くと、消えるはずだった歯の芽が残って、余分な歯として生えてきました[10]。USAG-1が、歯の芽の運命に関わっていることを示す結果です。
京都大学などの研究グループは2021年、先天性無歯症(生まれつき歯の数が少ない状態)のモデルマウスに、USAG-1のはたらきを抑える抗体を1回投与すると、歯の形成が回復したと発表しました。ふつうのマウスでも、完全な形の新しい歯を再生できたといいます[11]。今後は先天性無歯症の治療薬として、臨床応用に向けた開発を進める予定とされました。
その後は、報道で状況が伝えられています。抗USAG-1抗体の臨床試験が国内で進められていると報じられました[12]。ただし試験の段階で、「歯が生える薬」として買えるものではありません。資料によって、対象や試験の段階の書き方が食いちがうこともあります。マウスで見えたことが人にどこまで当てはまるかは、これから試験で確かめられていきます。
人では生える前に消えると説明される歯の芽が、マウスでは残って歯になりました。この芽を手がかりに、生まれつき歯が少ない人の治療を目指す研究が進んでいます。
人の歯は通常2セットで、3セット目にあたる歯の芽(第3歯堤)は、生える前に消えると説明される[10]。ところがマウスでは、USAG-1という遺伝子を欠くと、消えるはずだった歯の芽が残り、余分な歯として生えた[10]。USAG-1が歯の芽の運命に関わることを示す結果が、この研究の出発点になる。
京都大学などの研究グループは2021年、先天性無歯症(生まれつき歯の数が少ない状態)のモデルマウスに、USAG-1のはたらきを抑える中和抗体を1回投与すると、歯の形成が回復したと発表した。野生型のマウスでも、完全な形の新しい歯を再生できたという[11]。今後は先天性無歯症の治療薬として、臨床応用に向けて開発する予定とされた。
その後の状況は、報道を手がかりに追うことになる。抗USAG-1抗体(TRG035)の臨床試験が国内で進められている、と報じられている[12]。ただしこれは試験の段階の話で、歯が生える薬として使えるわけではない。対象や試験の段階の書き方は、資料で食いちがうこともある。マウスで見えた結果が人にそのまま当てはまるかは、これからの試験で確かめられていく。
20本が一度だけ入れかわる、という歯の世界の外側に、消えるはずの芽をめぐる研究がある。この研究は、生まれつき歯が足りない人の治療につながることを目指している。
7. 鏡で 自分の 歯を 数えて みよう
7. 自分の歯と、動物の歯の数を見くらべてみる
7. 歯の数を自分で確かめ、原典で食いちがいを見る
口を 大きく あけて、鏡を 見ながら、自分の 歯を 1本ずつ 数えて みましょう。ゆびで 歯を おしたり ゆらしたり せず、見る だけに します。
乳歯と 永久歯が まざって いる 時期は、数が ばらばらでも かまいません。「この 歯は、かわる 歯かな。奥に 足された 歯かな」と 考える だけで、この メモの 話が 自分の 口と つながります。
図書館では、ゾウや サメの 歯が のっている 本を さがして、何回 かわると 書いて あるか 見くらべて みましょう。本に よって、ちがう かもしれません。
鏡を見ながら、自分の歯を1本ずつ数えてみましょう。指で歯を押したり揺らしたりせず、見るだけにします。乳歯と永久歯が混ざる時期は、数がばらばらでかまいません。「この歯は交換される歯か、奥に追加された歯か」を考えると、前の章の20本と、8〜12本という数字が、自分の口の中の話になります。
図書館では、ゾウやサメの歯が載っている動物の本を探し、歯が何回入れかわると書いてあるかを、本ごとに見くらべてみましょう。この記事で見たゾウの5回と6回のように、数え方がちがう本が見つかるかもしれません[9]。
しらべた ところ
参考にした情報源
参考にした情報源
出典について:自治体・学校歯科・病院・大学・研究機関の資料と、論文を突き合わせて使った。一部の資料は、要旨を中心に読んでいる。何に使ったかは、それぞれの項目の最後に書いている。
- 杉並区「乳歯・永久歯の解説ページ」. https://www.city.suginami.tokyo.jp/s045/2150.html (乳歯20本の時期と、永久歯の本数について)
- 大阪府・富田林市の学校歯科資料. https://www.osaka-c.ed.jp/tondabayashi/data/pdf/hoken/hoken_e.pdf (交換される歯と、奥に追加で生える大臼歯について)
- 新潟大学・北海道大学の歯学の論文(乳歯の歯根の吸収). https://niigata-u.repo.nii.ac.jp/record/26067/files/NS_21%281%29_40-40.pdf (永久歯が生えるときに乳歯の根が溶かされることと、破歯細胞について)
- 北海道大学の歯学系学位論文(乳歯歯根吸収の要因). https://eprints.lib.hokudai.ac.jp/repo/huscap/all/62053/Sayaka_Yagihara.pdf (根が溶けはじめる引き金で、確実なものと仮説の区別について)
- 国立病院機構 三重病院ニュースレター. https://mie.hosp.go.jp/common/letter/nl_1909_01.pdf (顎の成長に合わせた交換という説明と、エナメル質の厚みについて)
- 東北大学 プレスリリース(2012年2月10日). https://www.tohoku.ac.jp/japanese/newimg/pressimg/tohokuuniv-press20120210_03.pdf (エナメル芽細胞が歯が生えたあとに残らないことについて)
- Whitlock JA, Richman JM (2013) Biology of tooth replacement in amniotes. International Journal of Oral Science 5(2):66-70. https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC3707075 (何度も入れかわる動物と2セットの動物、2セットで止まる理由の仮説について)
- 下関市立しものせき水族館「サメは一生で何本歯が生え変わる?」(JAA第1回水族館研究会 発表). https://www.kaikyokan.com/ (サメの歯が列で並び、後ろから前へ入れかわることについて)
- コトバンク「ゾウ」. https://kotobank.jp/word/ゾウ (ゾウの臼歯が後ろから押し出されて入れかわることと、回数の数え方について)
- 日本医療研究開発機構(AMED)研究報告. https://www.amed.go.jp/content/000048134.pdf (消えるはずの歯の芽が、USAG-1を欠くマウスで残ることについて)
- 京都大学 研究成果ニュース (2021-02-15). https://www.kyoto-u.ac.jp/ja/research-news/2021-02-15-0 (抗USAG-1抗体でマウスの歯が再生したことについて)
- 琉球新報の報道(抗USAG-1抗体の臨床試験). https://ryukyushimpo.jp/international/entry-2288252.html (臨床試験の段階と、薬としてはまだ使えないことについて)
- 東京都保健医療局「あなたの歯の数は」. https://www.hokeniryo.metro.tokyo.lg.jp/iryo/iryo_hoken/shikahoken/pamphlet/anatanohanokazu.html (親知らずがすべて生えると32本になることについて)
なおした ところ
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