1. 口の中の みぞと、した、エラぶたで 水を うちだす
1. 口の中の溝と、舌、エラぶたで水を打ち出す
1. 上顎の溝と舌とエラ蓋の連動により水を噴射する
テッポウウオの 上あごには、ほそい みぞが ある[1]。その みぞに したを あてると、ストローのような つつが できる。ただし、ほんとうの ストローのように まわりを ぐるりと かこまれて いるのでは なく、あごの みぞに したを あてて つつの 形を 作って いるだけだ。そこへ エラぶたを ぎゅっと とじる ちからで 水を おしこむと、つつを とおって、水が いきおいよく とびだすのだ[1]。
この 魚は、マングローブの ある、海と 川の 水が まざる ばしょに すんで いる[1]。
2. 水の 中から、水面の 上を 見ると、ものの いちが ずれて 見える
2. 水の中から、水面の上を見ると、ものの位置がずれて見える
2. 水中からの照準は光の屈折による誤差を伴う
水の 中から、水面の 上に ある ものを 見ると、光が まがる せいで、じっさいの いちとは すこし ずれて 見える[2]。2024年の 研究で、水そうの 上から 風を おくって 水めんを ゆらす じっけんを した ところ、テッポウウオは なんども うつ うちに、風で 水すじが まがる ぶんを 見こんで、先に ねらいを 調せいするように なった[2]。この 学ぶ 力が、光の ずれを 直す ときにも 役だって いるのでは ないかと、考えられて いる[2]。
3. とどける きょりに あわせて、水の かたまりを 作りかえる
3. 届ける距離に合わせて、水のかたまりを作りかえる
3. 口の開閉を制御し標的距離に応じた水塊を形成する
テッポウウオは、水を うちだす とちゅうで、口の あきかたを かえて いる[3]。そうする ことで、とんで いく 水が、ねらった きょりの ちょうど 手まえで、いちばん 大きな 水の かたまりに なるように、調せつして いるのだ[3]。とおくの まとを ねらう ときと、ちかくの まとを ねらう ときとで、この 作りかたを かえて いる[3]。
4. えものが おちる まえに、おちる ばしょへ さきまわりする
4. 獲物が落ちる前に、落ちる場所へ先回りする
4. 落下する獲物の着水点を予測し先回りして捕食する
水を あてられて 落ちて くる 虫を、テッポウウオは ただ 見て いるのでは ない。虫が 水に おちはじめてから、わずか 0.1びょうほどで、その 虫が 水めんに おちる ばしょへ むかって、体の むきを すばやく かえるのだ[4]。
水を当てられて落ちてくる虫を、テッポウウオはただ見ているのではない。虫が水に落ちはじめてから、わずか0.1秒ほどで、その虫が水面に落ちる場所へ向かって、体の向きをすばやく変えるのだ[4]。
水でっぽうで、とおくの まとを ねらって みる
水鉄砲で、遠くの的を狙ってみる
水鉄砲や水を入れたペットボトルで、狙いの精度を試す
水でっぽうか、水を 入れた ペットボトルを つかって、いろいろな きょりの まとを ねらって みよう。とおくの まとに あてるには、水の 出しかたを どう かえれば いいか、じぶんで ためして みると おもしろい。おふろばや にわなど、ぬれても だいじょうぶな ばしょで ためそう。
水鉄砲か、水を入れたペットボトルを使って、いろいろな距離の的を狙ってみよう。遠くの的に当てるには、水の出しかたをどう変えればいいか、自分で試してみるとおもしろい。お風呂場や庭など、濡れても大丈夫な場所で試そう。
水鉄砲や、キャップに小さな穴を開けたペットボトルを使い、異なる距離の的に向けて水を発射してみよう。距離によって、握る力や角度をどう変えれば命中しやすいかを試すことで、テッポウウオが行っている距離調整の難しさを体感できる。お風呂場や庭など、水に濡れても問題ない場所で行うこと。
しらべた ところ
参考にした情報源
参考にした情報源
- 名古屋港水族館「テッポウウオの秘密」。 https://nagoyaaqua.jp/study/column/24115/ (テッポウウオの上顎にある溝に舌をあて、エラ蓋を閉じることで水路に水を通し勢いよく水を飛ばす構造を持つこと、マングローブの発達する汽水域に生息することは同出典による)
- eLife「The archerfish uses motor adaptation in shooting to correct for changing physical conditions」。 https://elifesciences.org/articles/92909 (水中から水面上の獲物を狙う際、光の屈折により見かけの位置と実際の位置にずれが生じること、水槽の上から人工的な風を送って水面をゆらす実験で、テッポウウオが繰り返し撃つうちに水流の偏向を見こす運動適応の能力を示したことは同出典による。光の屈折そのものを直接検証した実験ではなく、同様のしくみが働く可能性を著者らが指摘している点も同出典による)
- Current Biology「Archerfish Actively Control the Hydrodynamics of Their Jets」。 https://www.cell.com/current-biology/fulltext/S0960-9822(14)00922-1 (テッポウウオが水を発射する最中に口の開口部の形を能動的に変化させ噴射する水流の力学的性質を制御すること、これにより飛翔中の水が標的の位置で最大の衝突力を持つ水塊を形成すること、20cm・40cm・60cmの異なる高さに置いた標的で標的の高さに応じて口の開閉の時間経過を変えていたことが確認されたことは同出典による)
- Journal of Experimental Biology「Predicting three-dimensional target motion: how archer fish determine where to catch their dislodged prey」。 https://journals.biologists.com/jeb/article-abstract/205/21/3321/9128 (水面に落とされた獲物に対し、テッポウウオが落下開始からおよそ100ミリ秒後に着水点を予測し、その時点の獲物の位置ではなく将来の着水地点へ向かう急旋回を始めることは同出典による)
なおした ところ
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