#すごい能力
生きものや人が持つ「すごい力」を集めました。びっくりする能力のひみつを探します。
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ニンニクは、かじられる まえから みを まもって いるの?
ニンニクのにおいは、切ったとたんに作られる武器の一部。タマネギは切られなくても見張りをしているかもしれない、という2024年の仮説や、ネギを隣に植える実験、涙の出ないタマネギまでが分かります。
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すっぱい みずうみに、ウグイだけが すめるのは なぜ?
青森・恐山の宇曽利湖は強い酸性で、魚はウグイ1種だけが暮らすと論文に書かれている。なぜ平気なのか。えらの細胞が、酸を外へ出す側と、血を中和する材料を送る側に分かれて働くと考えられていることが分かる。
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コウイカは 色が 見わけにくいのに、どうして まわりに とけこめるの?
コウイカは色の見え方が1種類しかないとされるのに、背景に合わせて体の色を一瞬で変える。色が見えないのに、なぜ? スポークのような筋肉で広がる色の袋、下の反射する層、数万個を動かす脳の指令、皮膚が光を感じるかというまだ分からない問いが分かる。
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ねこは まっくらでも 見えるの? くらい ところが とくいな わけ
「ネコは暗闇でも見える」といわれるが、光がまったくない場所ではネコも見えないとされる。得意なのは明け方と夕方の薄暗がり。瞳・網膜・目の奥の反射層・ひげの分担から、その理由が分かる。
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ミツバチは、どうして スズメバチを さしもしないで たおせるの?
ニホンミツバチは刺さずにオオスズメバチを包んで倒す。ところがスズメバチは47℃でも10分生きた実験がある。なぜ球の中では倒れるのか。二酸化炭素と湿度が耐える限界を約2℃下げるという研究が分かります。
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くもは、やぶれた あみを たべて、また 糸に するの?
クモは、ひどく壊れた網を食べて糸の材料に戻すことがある。ところが、ある実験で食べた糸が新しい網に戻った割合は、多くても32%だった。クモは網をどう直すのか、壊された網に目印を足す行動まで分かる。
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ジョロウグモの あみは、よこから 見ると 三重に なって いるの?
ジョロウグモの網は、横から見ると三重になっている。真ん中の網の前後に、ふぞろいな糸が重なるのはなぜか。前後の糸について言われている役目、破れても張り直される足場糸、時間がたつと金色に光る糸のことが分かります。
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クジラは、どうして 2時間も もぐって いられるの?
アカボウクジラは水深2992メートル・137.5分という記録を出したが、ふだんの深い潜りは記録の半分ほど。それでも1時間以上、息を止めたまま千数百メートルの海にいる。酸素をどこにためて、どう使うのかが分かります。
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めかくしを した アザラシは、どうして さかなの およいだ あとが わかるの?
目隠しをしたアザラシが、模型の潜水艦が残した水の跡を、およそ8割の割合でひげをたよりに見つけたという実験があります(解説記事の数字)。神経のない毛は、なぜ「感じる」道具になるのでしょう。アザラシ・ネズミ・ネコ・マナティーのひげの使い分けが分かります。
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ナマケモノは ぶらさがる とき、筋肉を どう つかう? しゅうに 1かい きを おりる わけも
ナマケモノは、ぶら下がっている間、前足の筋肉がほとんど働いていなかったという研究がある。なぜ疲れないのか。しかも週に1回、危険をおかして木から降りるのはなぜか。体を支えるしくみと、毛の中の蛾と藻にかかわる有力な説が分かります。
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はっぱを かじられると、とおくの はっぱまで しらせが とどくの?
芋虫にかじられたシロイヌナズナの葉では、傷から出た合図が数分のうちに遠くの葉まで届く実験がある。動けない植物が増やす物質、虫のだ液で変わる香り、その香りで寄生バチが呼ばれる話が分かる。
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しゅわを しらない こどもたちが、ぶんぽうを そだてたよ
手話は昔「手まね」と呼ばれましたが、今は手の形・位置・動きに顔の動きも合わせて意味を作る独自の言語と考えられています。手話のなかった国で、聴こえない子どもたちが世代を重ねて文法を整えていった例も紹介します。
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ウツボは、くらい よるに、どうやって えものを つかまえるの?
紅海で、ハタがウツボの目の前で頭を1秒に3〜6回振って誘うと、ウツボは観察の58%で隠れ場所を出て一緒に泳いだ。夜、岩のすき間で狩るウツボは、なぜ昼の魚と組むのか。鼻で探し、のどの第2のあごで運ぶ狩りの工夫が分かる。
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フェネックの おおきな みみは、なんの ため?
家ネコより小さいフェネックの耳は、体に対する割合で哺乳類最大とされる。なぜそこまで大きいのか。動物園と辞典の説明では、昼は熱をにがし、夜は砂の下の獲物の音を集める二役を兼ねるらしい。夜行性・巣穴・水の節約とのつながりが分かる。
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トンボは、めで なにを 見て いるの?
トンボの目には、色を感じる遺伝子が15種類以上、ギンヤンマでは33種類もある。なぜそんなに要るのか。青空を背にした小さな点を見つけ、群れから1匹を選び、先回りして追うしくみと、仲間を見た目で見分けるときの限界が分かる。
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きりを みずに して いきる しょくぶつって、いるの?
チリのアタカマ砂漠には、霧の水だけで生きているとされる植物がいる。葉の毛は水を吸うだけでなく、乾くと逃がさない。その工夫と、有名な甲虫説の見直し、霧集めネットまでが分かる。
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ちいさな クラゲは、どうして あかちゃんの すがたに もどれるの?
大人になったクラゲが、赤ちゃんに近い姿のポリプへ戻ることがある。体の中では何が起きているのか、遺伝子を比べると何が見えたのか、「不老不死」と呼ばれる条件と限界まで、分かっていることと分かっていないことを整理する。
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すみを はいた あと、てきは どう うごくの?
イカやタコの墨は、本当に敵を追いはらうのか。水槽の実験、ウツボには逆効果らしい報告、サメの鼻をめぐる仮説を、確かさの段階を分けて読みます。
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うさぎの みみは、どうして あんなに ながいの?
ウサギの長い耳は、音を集めるだけでなく、薄い耳の血管から熱を空気へ逃がす放熱器としても働くと説明される。汗をかけない体のしくみ、砂漠のジャックウサギの見積もり、血の流れの切りかえ、耳の長さと気候の関係をたどる。
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キリンは、どうして たかい くびの さきまで ちを おくれるの?
キリンの頭は心臓より2m以上高く、水を飲むときは3〜5mも下がる。人の約2倍とされる血圧、厚い心臓の壁、長い脚、水飲みの実験の意外な結果をたどる。
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トカゲの しっぽは、どうして じぶんで きれるの?
つかまれたトカゲが、尾だけ残して逃げる。尾は壊れたのではなく、骨の中に最初から切れ目があった。血を止める仕組みや、生え直した尾のちがいまで、論文をつき合わせてたどる。
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クラゲは、のうが ないのに、どうして 泳げるの?
クラゲには脳のような司令塔がない。それでも泳ぎ、獲物をとらえ、眠りに似た状態や障害物をよける学習まで報告されている。体に広がる神経網と、傘の縁のセンサーを調べた。
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タツノオトシゴは、どうして オスが あかちゃんを うむように 見えるの?
赤ちゃんを産むのはオス。でも卵を産むのはメス。オスの袋の中で何が起きるのか、胎盤に似た働きや産む筋肉、免疫の遺伝子の変化、「なぜオスなのか」の手がかりまで、論文や大学の発表をつき合わせてたどる。
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タコは どうして ひふの さわりごこちまで かえられるの?
タコやコウイカの皮膚は、色だけでなく手ざわりまで変えられる。骨のない体で、筋肉だけでぶつぶつを立てる仕組みと、神経を切っても立ち続ける実験をたどる。
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イルカは ねている とき、どうして おぼれないの?
イルカは脳を半分ずつ眠らせ、片目を閉じて泳ぐといわれる。でも「息のため」という説明は、研究者の間でも見方が分かれている。目の開閉、昔の説、生まれたての子をめぐる論争を、資料をつき合わせてたどる。
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フラミンゴは、どうして かた足で 立てるの?
動物園のフラミンゴは、何時間も片足で立っている。つかれないのか。死んだ鳥の体を使った実験と、気温や水との関係を調べた観察をつき合わせて、理由がまだ一つに決まっていないところまでたどる。
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ヒトデは、うでが とれても、どうして もとに もどるの?
ヒトデは腕がちぎれても作り直せる種がいる。材料になる細胞、腕1本から育つ「彗星」、ウニやナマコとの差、再生のまちがいまでを、資料をつき合わせてたどる。
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きつつきは、どうして あたまが いたく ならないの?
キツツキは、人なら脳震とうになりそうな強さの急ブレーキを、木をつつくたびに受けている。頭の骨がクッションになるという説と、2022年に出た「頭は硬い金づち」という測定、脳の小ささという答えをたどる。
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ラッコは、どうして おなかの 上で いしを つかうの?
ラッコは海の哺乳類で唯一、日常的に石を道具にするとされる。胸を台にして貝を割る理由を、歯の傷みの研究や貝殻の割れ方、「お気に入りの石」説の食い違いから追う。
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もぐらは、まっくらな 土の中で、どうやって まわりを しるの?
モグラの目は小さく、明暗くらいしか分からないといわれる。それでも暗い土の中で困らないのはなぜか。体毛、鼻先のアイマー器官、においの向きを知る鼻という「目の代わり」をたどる。
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ねこは どうして 足から おりられるの?
手を離した瞬間の猫は、まったく回っていない。それなのに、なぜ空中で向きを変えられるのか。1894年の連続写真、1969年の数式、2026年の背骨の研究をたどり、高さと危険の話まで。
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いぬは あついとき、どうして はあはあ するの?
犬は暑い日に汗ではなく、舌や鼻の湿った面から水を蒸発させて熱を逃がす。速く浅い呼吸、鼻と口の使い分け、湿度や短い鼻での弱点を、獣医学の資料からたどる。
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さわると すぐ とじる はっぱの、なかでは なにが おきて いるの?
オジギソウは、触られた場所から出たしらせが葉のつけ根に届くと、約0.1秒後に葉を閉じる。つけ根の細胞から水が出る仕組み、しらせの速さ、バッタから身を守る実験を、学会の解説や論文でたどる。
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ゾウの 鼻は、ほねが ないのに どうして いろいろ できるの?
骨も関節もないゾウの鼻が、丸太も1粒の食べ物も扱えるのはなぜか。体のつくり、秒速約150mで水を吸う力、敏感な触覚、種によるちがいを、動物園の解説と研究の要旨からたどる。
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ラクダの こぶに、水は 入って いるの?
ラクダのこぶには水がたまっている、と言われることがある。中身は脂肪だった。ではラクダは、砂漠でどうやって水なしに耐えるのか。体温の上げ下げ、大きな脱水への耐性、一気に飲んでも壊れにくい赤血球をたどる。
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ミツバチは くらい すの 中で、どうやって 花の ばしょを 教えるの?
暗い巣の壁で、ミツバチはお尻を振って花の方向と遠さを伝える。「上」を太陽に見立てる仕組みと、疑った科学者に答えたレーダー追跡までをたどる。
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せみは どうして あんなに 大きな こえで ないて いるの?
セミの声は、オスの腹にある膜が「パキッ」とへこむ音を、ほとんど空洞の腹が響かせて大きくしたもの。筋肉より速い音が出るわけと、空洞が声の高さを決めるようすを、論文や博物館の資料からたどる。
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コウモリは、まっくらでも どうして ぶつからないの?
コウモリは自分で出した超音波の反響を聞いて飛ぶ。獲物に近づくと音を連射し、その速さは超高速筋肉が支える。耳の動き、仲間との混信回避、目との併用、ガの反撃までを、資料をつき合わせてたどる。
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フクロウは どうして 首を ぐるっと 回せるの?
フクロウは体を動かさずに頭だけを大きく回す。動かない目、人の2倍の首の骨、血管を守る大きな穴。2013年の報告と、数字が食いちがう後の研究をたどる。
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クモは なぜ じぶんの 巣に くっつかないの?
ねばねばの巣の上を、クモはなぜ平気で歩けるのか。歩き分けだけでは足りない理由と、昔の「油」説が2012年の実験で見直された経緯をたどる。
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タコは しんぞうが 三つ あるのに、どうして およぎつづけないの?
タコの心臓は3つ。えらの根元に2つ、体へ血を送るのが1つ。なぜ分かれているのか、青い血や、泳ぐと体に送る心臓が止まるという1987年の実測までを、資料をつき合わせてたどる。
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カメレオンの 色は、どうして かわるの?
カメレオンは、まわりに溶け込むために色を変える。そう思われがちだが、縄張り争いでは目立つ黄色に変わる例もある。皮膚の中の結晶の間隔が変わる仕組みと、色を変える目的を、論文と解説をつき合わせてたどる。
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ヒナは 手も ないのに、どうやって たまごの からを わるの?
手のないヒナが、殻を内側から割って出てくる。使う道具は「卵歯」、力を出すのは首の後ろの「孵化筋」。最初に破るのは殻ではなく膜だった、という手順を資料からたどる。
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つるは めも てもないのに、どうして まきつけるの?
目も手もないつるが、どうやって支えを見つけて巻きつくのか。先端で円を描く動き、触れた側と反対側の成長のちがい、巻く向きは地球の自転と関係がないことまでをたどります。
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目も みみも ない しょくぶつは、どうして 上と 下が わかるの?
目も耳もない植物が、根は下へ、茎は上へ伸びるのはなぜか。ダーウィンの根の先切り、細胞の中で沈む重い粒、2023年に報告されたLZYタンパク質、宇宙での育ち方をたどる。
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ウミガメは、なぜ なみだを ながして いるように 見えるの?
水族館のウミガメの目元に見える「涙」は、悲しみではなく塩を出す仕組みの一部。目の後ろの塩類腺と、ワニやウミヘビとの場所のちがいをたどる。
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クジラは どうして 毎年 おなじ 道を 泳ぐの? ── 南の 海と 北の 海を ゆく たび
コスタリカ沖にいた母子が、161日後には南極沖にいた。クジラはなぜ温かい海と餌場を往復するのか、目印のない海でどうやって道を知るのか。分かっていることと、まだ分からないことをたどる。
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血の さとうが 高いのに、元気な 魚が いるの?
メキシコの洞窟にすむ目のない魚は、川の仲間より血糖値が高く、インスリンも効きにくい。それでも飼育下では15年以上生きた。食べ物が乏しい洞窟で、その体質が役に立ったらしい、という研究をたどる。
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アメンボは なぜ 水の 上に 立てるの?
水の上に立つのに、アメンボの脚はぬれない。体を支える水面のへこみ、水をはじく毛と油、波ではなく渦で進むしくみを、研究の報告をたどって見ていく。
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おもい コンドルは、なぜ はばたかずに 5時間も とべるの?
体重が最大約15kgになるコンドルが、5時間一度も羽ばたかずに約172km飛んだ。上昇気流に乗って高さを稼ぎ、滑って次へ渡る飛び方と、その難所をたどる。
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鳥は 人より 目が いいの? ── 「いい」を 4つに わけて みよう
陸の動物で最大の目をもつダチョウより、ワシは約6倍細かく見分けるといわれる。でもセキセイインコは人より粗く、小鳥のヒタキは1秒に約140回の点滅を見分けた。「目がいい」を鮮明さ・速さ・色・視野に分けてたどる。
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カエルは、水の なかで、どうやって いきを するの?
冬の池の底で息つぎなしに過ごすカエルがいる。ぬれた薄い皮膚に酸素が溶けて通るしくみ、水の中の酸素の少なさ、肺との分担、肺のないサンショウウオ、2008年に報告され2024年に撤回された「肺のないカエル」までをたどる。
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ハチドリは どうして よるに 体を ひやすの?
アンデスの夜、ハチドリの体温は3.26℃まで下がった。ふだんは36℃前後の小さな鳥が、なぜ毎晩のように体を冷やすのか。冬眠との違い、体を冷やす仕組み、朝の目覚めの出費、コウモリやマウスの例までたどる。
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カマキリは どうやって きょりを はかるの? くびと かまと たまごの ふしぎ
カマキリの頭に3Dめがねを貼りつけた実験から始めて、首のつくり、じっと待つ狩り、鎌の速さ、泡につつまれた卵鞘、雪の下での冬越しまでを、論文と図鑑でたどる。
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蚊は、どうやって 人を みつけて、なぜ さすの?
肌のにおいをつけた袖だけで、蚊は人を選び分けた。息、目、熱、においと使い分ける蚊に、虫よけスプレー、植物の香り、蚊取り線香はどこまで届くのか。血を吸うのがメスだけの理由と、あとからかゆくなる理由まで、論文と公的機関の資料を読みながら考える。
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テッポウウオの 水でっぽうは、なぜ ねらいを はずさないの?
テッポウウオは、口の中の溝と舌、エラぶたを使って、水面の上にいる虫めがけて水の弾を打ち出す魚だ。水中から水面の外を見ると、光が屈折して虫の位置がずれて見えるはずだが、この魚は繰り返し撃つうちに、水流のずれを見こす「運動適応」の能力を身につける。さらに、口の開き方を撃つ最中に変えて届ける距離に合わせた水のかたまりを作ったり、虫が水に落ちる前に着水点へ先回りしたりする俊敏さも持つ。
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カラス いがいにも、どうぐを つかう どうぶつは いるの?
道具を作り、使うのは人間だけ。1960年まで科学者たちはそう考えていたが、タンザニアのチンパンジーが道具を使う姿が目撃され、この定説はくつがえった。ラッコはお気に入りの石を体に保管し、メジロダコはヤシの殻を鎧にし、ゾウは踏み台をひらめきで発明し、ブラジルのオマキザルは数千年続く「石器時代」を生きている。
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ひかりの ない どうくつで、いきものは どうやって いきて いるの?
メキシコの洞窟にすむある魚は、卵からかえったばかりのときには目の原基をちゃんと持つのに、成長するにつれてレンズの細胞がみずから死んでいき、視覚を失っていく。目と脳の視覚部位を維持するだけで、安静時のエネルギーの約15%を使うという研究、7年間の調査でほとんど動かなかったヨーロッパのホライモリ、そして中国南部の洞窟で、縁の遠いヤスデたちが独立に同じような姿へたどり着いた収斂進化までをたどった。
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ヒゲクジラは、口を あけて 待つだけで えさが とれるの?
口をあけたまま浮かび、小魚が自分から入っていく映像は演出ではなかった。2017年に東京大学が発見したカツオクジラの待ち伏せ採餌、多くのクジラが行う突進採餌のしくみ、ザトウクジラの協力プレイ、2021年に判明した摂食量が従来の3倍だったという発見、そしてクジラひげの人間利用の歴史までを解説した。
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おとで 「見る」 しくみ
目が見えない人の中に、舌打ちの音だけで壁の位置や物の形を言い当てる人がいる。18世紀、コウモリの目隠し実験から始まった反響定位の発見の歴史、1938年に超音波検出器がコウモリの超音波を初めてとらえた出来事、コウモリが反射音の時間差から距離・大きさ・獲物の種類まで聞き分けるしくみ、イルカが「音声唇」と頭の中の「メロン」で音を作り前方へ飛ばすしくみ、舌打ち音で世界を渡り歩くダニエル・キッシュという人物、そしてタイタニック号の事故をきっかけに生まれたソナー技術までをたどった。
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めんえきは、どうやって「てき」を みわけて いるの?
体は、まだ出会ったことのない未知のウイルスが侵入してきても、あらかじめ対抗する準備ができている。好中球やマクロファージによる自然免疫の力技、樹状細胞が担う獲得免疫への橋渡し、利根川進が解明した抗体多様性の遺伝的原理、HLAという自分の目印、そして一度戦った敵を忘れないメモリー細胞の仕組みまでをたどった。
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しんかいには 何が いるの? ── 光の とどかない 世界
水深200メートルを過ぎると、太陽の光はほとんど届かなくなる。それでも深海には、自分で光る魚、水圧につぶれない体、少ない食べ物を逃さない大きな口を持つ生きものたちがいる。光のない世界で生きる工夫をたどる。
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アホウドリは、どうして つかれずに とべるの? ── 心ぞうの うごきから
アホウドリは、ほとんど羽ばたかずに数千キロを飛ぶ。心拍計をつけて調べると、飛行中の心拍数は休んでいるときとほとんど同じだった。風速差を利用するダイナミックソアリング、翼を固定する肩の腱、わずかな羽ばたきが大きなエネルギーを占める不均衡をたどる。
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わたりどりは、どうやって みちを しるの?
飛行機でスイスへ運ばれたホシムクドリは、どこへ向かったのか。成鳥と若鳥はちがっていた。太陽・星・地磁気という方角の手がかり、磁気を感じる分子の謎、日本の空で見えてきた旅までを、研究論文の要旨と公的な資料でたどりました。
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サンゴは のうが ないのに、どうして おなじ よるに たまごを うむの?
初夏の満月のころ、サンゴが同じ夜にいっせいに卵を産む。脳のない動物が、どうやって「今夜だ」と知るのか。月の光か暗さか、月が見えなくても日を数える虫、潮の満ち引きの時計までを、大学や水族館の発表と研究論文の要旨でたどりました。
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トビムシは、どうして とぶの? ノミとは ちがうの?
トビムシは、なぜ跳ぶのか。1〜2mmの体で、目の前から消えたように見えるほど素早く跳べる仕組みは何か。同じく跳ぶノミとは、どうちがうのか。高速度カメラで跳躍を調べた2本の論文の要旨と、百科事典的な解説で確かめました。
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カラスの かしこい はなしは ほんとう?
信号待ちの車の前にクルミを置くカラス、人を見分けるカラスの仲間、鳴き声の回数を数えたカラス、見本どおりに紙をちぎるカラス。よく聞く賢い話を、論文や報告書で確かめました。確かめられたことと、まだ分からないことを分けて書いています。
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ノミは どうして あんなに とべるの?
体長2〜3ミリのノミは、実際にどのくらい跳べるのか。ネコノミの測定値、筋肉だけでは足りない理由、レジリンのバネ、高速度カメラで決着がついた「どこで地面を蹴るのか」、そして何のために跳ぶのかをたどる。
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どうぶつは、かおを おぼえられるの?
カラスが人の顔を覚えることはよく知られているが、それだけではない。2001年、ヒツジが仲間や人間の顔を2年以上覚えていられることが分かった。2016年には、大脳新皮質を持たないはずの魚が人間の顔を8割以上の正解率で見分けられることが判明。2002年には、アシナガバチが仲間の顔の模様で個体を識別していることも発見された。なぜこんなに多様な生きものが「顔」を見分けられるのか、その研究の歴史をたどる。
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なぜ 生きものは、老いて 死ぬの?
生き物は、なぜ年をとり、なぜ死ぬのか。細胞にも寿命があるというヘイフリック限界の発見、テロメアという回数券のしくみ、若返るクラゲ、老化に強いハダカデバネズミ、そして「死は進化のためにある」という日本の研究者の考え方までをたどる。
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冬みんの ふしぎ
生きものは、どうやって冬を越すのか。クマとリスの冬眠は、じつはまったく別のしくみだった。凍って冬を越すカエル、そして冬眠しないはずのマウスを冬眠に似た状態にすることに成功した2020年の日本の研究まで。
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カラスって すごく かしこいんでしょ?
カラスはどのくらい賢いのか。枝を加工して道具を作るニューカレドニアガラス、イソップ物語そのままの水位実験、人間の顔を2年たっても忘れないシアトルの研究、そして日本の街でカラスと衝突しがちな子育てシーズンまで。
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クジラは どうして 深く もぐれるの?
魚ではなく、人間と同じ哺乳類。エラがないのに水深2992メートル、3時間42分。酸素を筋肉にため、肺はわざと潰す。息を止めて深海へ行くための体。