1. なく セミは、だれで、なんの ため?
1. 夏の大合唱を出しているのは、だれなのか
1. 大きな声で鳴くのは成虫のオス ── 求愛という目的
夏の 木の そばで、ミーンミーンと 大きな 声が 聞こえます。あの 大きな 声で なくのは、おとなに なった セミの、オスです[1]。
オスは、メスに 「ここに いるよ」と 知らせる ために なきます[1]。つかまった ときにも なく ことが あります[2]。メスは、大きな 音を 出せません[1]。
おとなに なった セミが 生きる 時間は、みじかいのです。だから、早く メスと 出会って、たまごを うんで もらわなければ なりません[1]。
夏に なく わけの 1つは、ここに あります。日本では、おとなに なって 出て くる のが 夏の セミが 多いと いわれて います[2]。では、その「おとなの 時間」は、どれくらい みじかいのでしょう。
真夏の昼、木の上から降ってくるあの大きな声は、セミの成虫のオスが出しています。メスは大きな音を出せません[1]。オスは、自分がここにいることをメスに知らせるために鳴きます[1]。外敵に捕まったときにも鳴くことがあります[2]。
なぜそんなに声を張り上げるのか。成虫として生きられる期間が短く、早くメスと出会って産卵してもらう必要があるからです[1]。
夏に鳴く理由として分かること
夏に声が聞こえる理由として、ここで分かるのは、日本では成虫が主に夏に出てくる種が多く、その成虫のオスが鳴くから、ということです[2]。ただし、春に出るハルゼミのように、夏ではない種もいます[2]。夏が選ばれた理由そのものまでは、ここで使った資料には書かれていません。
それより前に気になるのは、その成虫の時間が、セミの一生のどのくらいなのかということです。
夏のセミの大きな声で鳴くのは、成虫のオスである。発音器官で鳴いてメスを呼ぶ。メスは大きな音を出せない[1][2]。成虫の期間は数日から数週間ほどなので、その間に出会って産卵する必要があり、オスは鳴いて自分の位置を知らせる[1]。外敵に捕まったときにも鳴く[2]。
夏に声が聞こえる理由として、ここで分かるのは、「日本では成虫が主に夏に出る種が多い」ことと、「成虫期が短く、求愛を急ぐ」ことの2点になる。ただしハルゼミ(春)や、秋に出る種もあり[2]、「セミ=夏」は多数派の傾向にとどまる。なぜ夏に出る種が多いのかという進化上の理由は、ここで使った資料には書かれていない。そこで次は、その手前の「成虫になるまでと、なってからの長さ」を比べる。
2. 地面の 下で、なん年も まつ
2. 声が聞こえる夏は、一生のほんの終わり
2. 成虫期は約1か月、幼虫期は数年 ── 長さを比べる
セミの 子どもを、ようちゅうと いいます。ようちゅうは 土の 中で、木の 根の しるを すって そだちます[4]。
土の 中で すごす 年の 数は、セミに よって ちがいます。アブラゼミや ミンミンゼミでは 2年から 5年と いわれます。みじかい ツクツクボウシでも、1年から 2年は 土の 中です[4]。
地面の 上に 出た あとは「1週間」と 言われて きました。でも、よい 場所なら 2週間から 4週間、長くても 1か月ほどと されます[3]。
3年を 土の 中で すごしたと して、くらべて みましょう。3年は 1000日 ちょっと。1か月は 30日です。土の 中の 時間は、30倍 いじょうに なります。
地中の数年と、地上の数週間
セミの幼虫は、土の中で木の根の汁を吸って育ちます[4]。土の中にいる年数は種や環境で幅があり、アブラゼミやミンミンゼミで2〜5年、幼虫期間が短いといわれるツクツクボウシでも1〜2年とされます[4]。資料によっては、短い種で2年、長い種で17年と書かれています[3]。
地上に出てからの寿命は「1週間」とよく言われますが、外敵などで早く死ぬことが多いためで、環境がよければ2〜4週間、長くても1か月ほどとされます[3]。岡山県の高校生の調査では、最長の記録がアブラゼミで32日、ツクツクボウシで26日、クマゼミで15日でした[3]。32日は最長の記録で、いつもの長さではありません。
長さを比べると
地中が2〜5年なら730〜1825日ほど。成虫が最長の32日だとしても、地中の時間はおよそ20〜60倍です(730÷32≒23、1825÷32≒57)。種や条件で変わる、大まかな計算です。
夏に聞こえる声は、この長い一生のいちばん最後の部分です。では、何年も土の中にいたセミは、いつ、どうやって地上に出てくるのでしょうか。
幼虫は地中で木の根の汁を吸って育つ[4]。地中の年数は一つに決まらず、資料により「2〜5年」「3〜7年」「短い種で2年〜長い種で17年」と幅がある[3][4]。アブラゼミ・ミンミンゼミは2〜5年、短いとされるツクツクボウシでも1〜2年は地中にいる[4]。北アメリカには、13年または17年ごとに同じ地域で一斉に出る周期ゼミがいて[2]、地中の長さが種によって大きく違う極端な例といえる。
成虫の寿命は「1週間程度」と書かれることが多いが、外敵などで早く死ぬ個体が多いことを含む数字で、環境がよければ2〜4週間、長くても1か月ほどとされる[3]。岡山県の高校生の調査の最長記録は、アブラゼミ32日、ツクツクボウシ26日、クマゼミ15日で、これは最長の値であって典型的な長さではない[3]。
地中2〜5年を日数にすると730〜1825日。最長の32日と比べれば、およそ23〜57倍だ。上限と下限を組み合わせた概算で、種も調査条件も異なる数字どうしの比較にすぎない。ただ、数年待って数週間という非対称さは、どの資料の数字を使っても動かない。では、その数年が終わる瞬間は、一日のいつ訪れるのか。
3. 地面から 出て くるのは、夕方
3. 地上に出る時間は、夕暮れから夜
3. 羽化の時刻 ── 暗くなる頃に出る理由は「通説」
十分に そだった ようちゅうは、日が おちて 暗く なる ころ、土から 出て きます。そして 羽の ある おとなの セミに かわります。これを 羽化と いいます[5]。
むし 暑い 日が つづいた あとの、雨の ふって いない 日の 夕方 6時ごろから 8時の まえまでが 多い と いわれます[4]。羽化が おわる まで、およそ 1時間です[3]。
暗い うちに 出る わけは、スズメバチや アリ、鳥などに ねらわれにくく する ため、と 考えられて います[3]。ただし、これは 考え方の 1つで、じっけんで たしかめられた とは かぎりません。
羽化した ばかりの セミは、すぐには なけません。アブラゼミでは、数日 たって 体が 大人に なってから なける ように なると いわれます[3]。
夕暮れの羽化
数年を地中で過ごして十分に育った幼虫は、日が落ちて暗くなるころから地上に出てきて、羽化します[5]。るるぶKIDSの説明では、蒸し暑い日が続いたあとの雨の降っていない日の、夕方6時ごろから8時前までの時間帯が多いとされます[4]。時刻は目安で、地域や年、種によって変わります。羽化が終わるまでにはおよそ1時間かかります[3]。
暗い時間に羽化する理由は、スズメバチやアリ、鳥などの外敵に狙われにくくするため、と説明されています[3]。これは通説の説明で、実験で確かめられたという話ではありません。
羽化してすぐは、鳴けない
羽化した直後のアブラゼミは、すぐには鳴けず、数日たって体が成熟してから鳴けるようになるとされます[3]。ほかの種も同じとは限りません。
夏の声は、こうして地上に出た成虫たちが鳴きはじめた合図です。では、その「はじまりの日」は、何で決まるのでしょうか。
数年の地中生活を終えた幼虫は、日没後の暗くなる頃から地上に出て羽化する。さいたま市の科学館のページがそう説明する[5]。るるぶKIDSは、蒸し暑い日が続いたあとの、雨の降っていない日の夕方6時頃から8時前としている[4]。ただし時刻はあくまで目安で、地域・年・種で変わる。羽化が完了するまではおよそ1時間である[3]。
暗いうちに羽化する理由は、スズメバチ・アリ・鳥などの外敵に狙われにくくするためと説明される[3]。この説明は通説であり、実験で検証された結果として書かれているわけではない。つまり「夕方に出てくる」は観察にもとづく記述、「外敵を避けるため」はそれに添えられた解釈、と区別して読むのがよい。
羽化直後のアブラゼミは、すぐには鳴けず、数日たって成熟してから鳴けるようになる[3]。これはアブラゼミの例で、全種に当てはまるとは書かれていない。羽化した日と鳴きはじめる日がずれるぶん、成虫期のうち実際に鳴ける日数は、さらに短くなる。
4. 夏の はじめの 声は、去年の 気温と かんけいが ある?
4. 初鳴きの早さは、前の年の気温と関係していた
4. 初鳴き日と気温 ── 前の年の盛夏〜初冬という窓
その 年に はじめて 聞こえる セミの 声を、「はつ鳴き」と いいます。この はつ鳴きが 早いか おそいかは、今年の 暑さだけでは 決まらない かも しれません。
国立環境研究所の 研究者たちが しらべた ところ、アブラゼミの はつ鳴きの 日と いちばん つよく かんけい して いた のは、気温でした。しかも、前の 年の 真夏から 冬の はじめの 気温と かんけい して いました[6]。
この 間が あたたかいと、はつ鳴きが 早まる かのうせいが あります。理由として、あたたかいと 木の 根から の 栄養が ふえて、ようちゅうの 成長が すすむ のかも しれない、と いわれて います。ただし、研究者は まだ すいそくの 段階だと 話して います[6]。
今年の暑さだけではない
国立環境研究所の西廣淳さんらの解析によると、アブラゼミの初鳴き日にもっとも強く関係する気象要素は気温でした。それも、前の年の盛夏から初冬にあたる期間の気温です[6]。この期間が暖かいと、初鳴きが早まる可能性があるとされます[6]。
地面の下では、幼虫が前の年の夏からずっと木の根の汁を吸って育っています。理由として、気温が上がると木の根からの栄養が増え、幼虫の発育が進む可能性が挙げられていますが、研究者自身が推測の域を出ないと述べています[6]。
夏の初めの一声は、土の中で過ごした前の年の気温ともつながっているらしい。ここでは、そう読むのがよさそうです。
では、鳴きはじめたあとの夏の間、セミたちはいつ鳴くのでしょうか。
初鳴き日を何が決めるのかについて、国立環境研究所の西廣淳さんらの解析は、アブラゼミの初鳴き日にもっとも強く関係する気象要素は気温だと示す。さらに、関係が見られたのは、前の年の盛夏から初冬にあたる期間の気温だった。この期間が暖かいと初鳴きが早まる可能性がある[6]。
今年の春や初夏の気温ではなく、前の年の気温が効いているところが、この結果のおもしろさだ。幼虫が地中で発育している期間に重なるため、発育の進み方が影響するという見方が自然に思える。研究者も、気温上昇で木の根からの栄養が増えて幼虫の発育が進む可能性を挙げる。ただし、研究者自身も、仕組みについては推測の域を出ないと述べている[6]。
なお、ここで読んだのは研究の紹介記事であり、解析の対象地域や年数などの詳細は研究所の原典に当たる必要がある。「前年の暑さで初鳴きが早まる」と言い切らず、「関係していた」「可能性がある」の強さのまま受け取りたい。
5. セミに よって、なく 時間が ちがう
5. 同じ夏でも、セミの種類で鳴く時間がちがう
5. 24時間連続録音が示した、種ごとの時間帯と時期の目安
東京と 神奈川の 6つの 場所で、1日じゅう 録音を つづけた 研究が あります。6しゅるいの セミが 見つかり、なく 時間が はっきり ちがって いました[7]。
ヒグラシは 明け方と 夕方の ころに、クマゼミは おもに 午前中に なく ことが 多かった そうです[7]。
ヒグラシは、気温の ひくい 時間に うごく セミだと いわれます[1]。
なく 時期も ちがいます。ニイニイゼミは 6月ごろから 聞こえ、ミンミンゼミと ツクツクボウシは 10月まで 聞こえる ことが あると されます。ただし、地いきに よって かわる 目やすです[1]。
録音が見せた「時間割」
東京都立大学や麻布大学、玉川大学などの研究者が、東京と神奈川の6地点で2024年の6月下旬から8月末まで、24時間連続で録音しました。ニイニイゼミ・アブラゼミ・ミンミンゼミ・ヒグラシ・クマゼミ・ツクツクボウシの6種が確認され、鳴く時間帯が種ごとにはっきり異なりました。ヒグラシは明け方と夕方付近、クマゼミは主に午前中に鳴く傾向がありました[7]。
季節の目安もちがう
鳴く時期の目安も種で異なります。関東では、ニイニイゼミが6〜9月ごろ、アブラゼミが7〜9月ごろ、ミンミンゼミが7〜10月の午前、ヒグラシが7〜9月の明け方と夕方、ツクツクボウシが7〜10月の夕方とされます[1]。ヒグラシは気温の低い時間帯に活動するといわれます[1]。
ひとつの夏の中に、種ごとの時間割がある。そう考えると、夕方の声が午前中とちがうのも不思議ではありません。
種ごとの鳴く時間帯を24時間の録音で調べた研究がある。盛拓貴・大澤剛士・新田梢・関川清広らは、東京・神奈川の6地点で2024年6月下旬〜8月末に連続録音を行い[7][9]、確認された6種(ニイニイゼミ・アブラゼミ・ミンミンゼミ・ヒグラシ・クマゼミ・ツクツクボウシ)で、鳴く時間帯が種ごとに明確に異なることを示した。ヒグラシは明け方と夕方付近、クマゼミは主に午前中に鳴く傾向があった[7]。
時期の目安は、HugKumの整理では、ニイニイゼミ6〜9月頃、アブラゼミ7〜9月頃、ミンミンゼミ7〜10月(午前)、ヒグラシ7〜9月(明け方・夕方)、ツクツクボウシ7〜10月(夕方)である。関東を基準にした目安で、地域で変わる[1]。ヒグラシが気温の低い時間帯に活動するとされる点は、録音で明け方と夕方付近に鳴く傾向が出た結果[7]とも合う。
ただし、録音研究は1年・6地点の結果で、他地域や他の年で同じ時間割になるかは別の問いだ。また、これらの資料は鳴く時間帯の違いを示すが、なぜ種ごとに違うのかという理由までは説明していない。
6. 町の 夜に なく セミが いる
6. 街灯のある町では、夜にも鳴くセミがいた
6. 夜間照明と夜鳴き ── 2種・6地点の結果と限界
同じ 研究には、もう 1つ おもしろい 結果が ありました。アブラゼミと ニイニイゼミは、夜に 明かりが ある 町では、日が しずんだ あとの 夜にも 声が 録音されました[8]。
明かりの ない 緑地では、日が しずむと 声が 録音されなく なりました。ミンミンゼミ、ヒグラシ、クマゼミ、ツクツクボウシは、どこでも 夜は ほとんど なきませんでした[8]。
どうして 町では 夜も なく のでしょう。道の 明かりや、暑さが かかわって いるかも しれない、と 考えられて います。ただし、まだ はっきり 決まった 話では ありません[8]。
町の夜と、緑地の夜
同じ録音研究で、アブラゼミとニイニイゼミは、夜間照明のある都市域では、日没後の夜間にも鳴き声が記録されました。一方、夜間光のない緑地では、日没とともに記録されなくなりました[8]。ミンミンゼミ・ヒグラシ・クマゼミ・ツクツクボウシは、場所を問わず夜はほとんど鳴きませんでした[8]。
街灯などの照明や高温の環境が影響している可能性は示されていますが、原因が確定したわけではありません。対象も2種、6地点です[8]。
夏のセミの「時間割」は、場所によって少しずつ変わりうる。自分の町ではどうなのか、次の章で、耳で確かめる方法を考えます。
同じ研究で見つかったのが、夜間の鳴き声である。アブラゼミとニイニイゼミは、夜間照明のある都市域では日没後の夜間にも鳴き声が記録されたが、夜間光のない緑地では日没とともに記録されなくなった。ミンミンゼミ・ヒグラシ・クマゼミ・ツクツクボウシは、場所を問わず夜はほとんど鳴かなかった[8]。
研究チームは、街灯などの照明や高温環境が影響している可能性を示唆するが、確定ではない。対象は2種・6地点にすぎず、照明と気温が同時に違う場所を比べているため、どちらが効いたのかも切り分けられていない[8]。
この結果が興味を引くのは、「夕方に出て、夜は鳴かない」という前の章までの整理が、都市という環境では崩れる種があるかもしれないからだ。時間割は種だけで決まるとは限らず、環境も関係する可能性があると考えると、自分の町の声を聞き直す理由になる。
7. 自分の 町の「声の じこくひょう」を つくって みよう
7. 自分の町の「声の時刻表」をつくる
7. 出口 ── 録音研究の追試を、耳でやってみる
朝、ひる、夕方の 3回、おうちの 人と いっしょに 外に 出て、1分だけ 耳を すまして みましょう。なん日か つづけて みると、ちがいが 見えて きます。聞こえた 声を、時間と いっしょに 紙に 書きます。
ヒグラシは 明け方と 夕方に なく と いわれます。「夕方に 聞こえるかな」と、先に よそうを 立てて おくと、聞くのが たのしく なります。
あつい 日は ぼうしを かぶり、水を のんで ください。暗く なる ころの 外出は、かならず 大人と いっしょに します。
声の 聞き分けは、HugKumの ページ[1]が 手がかりに なります。まだ 名前が 分からない 声が あっても だいじょうぶです。「ジー」「ミーン」と 聞こえた とおりに 書いて おきましょう。
家の近くで、朝・昼・夕方の3回、各1分ずつ耳を澄ませてみましょう。何日か続けて記録すると、日によるちがいも見えてきます。聞こえた声を、時刻とあわせて紙に書きます。明け方も聞くなら、大人と一緒に安全な場所で行ってください。名前が分からない声は、「ジー」「ミーン」と聞こえたとおりに書いて構いません。
ヒグラシは明け方と夕方に多いとされるので[7]、「夕方に聞こえるかもしれない」と先に予想を立てておくと、聞こえた時間が予想とどうちがうかも書けて、楽しみが増えます。聞き分けのヒントは、HugKumのページ[1]が手がかりになります。
暑い日は帽子と水分をとり、暗くなる時間の外出は大人と一緒にしてください。夜に街灯の下で声がするか、気づいた日があれば、それも書いておくと、今回読んだ録音研究と見比べられます。
残る問いは二つあります。なぜ夏に出る種が多いのか。前の年の暑さは、どうやって初鳴きの早さに届くのか。どちらも、国立環境研究所や玉川大学などの発表から先は、これからの研究が答えを出す部分です。
この研究の追試は、耳でもできる。朝・昼・夕方に各1分、何日か続けて、聞こえる声と時刻を記録し、ヒグラシが明け方と夕方、クマゼミが午前中という傾向[7]に合うかを見る。自宅の周りに街灯があるなら、夜に鳴く声がないかも書いておくと、アブラゼミ・ニイニイゼミの夜間記録[8]と比べられる。熱中症に注意し、明け方など暗い時間の外出は、大人と安全な場所で行う。
資料を読むなら、録音研究は論文(Mori et al., Ecological Research, DOI 10.1111/1440-1703.70066)[9]と玉川大学などの発表[7][8]、初鳴きと気温はウェザーニュースの紹介記事[6]を入口に、国立環境研究所の原典へ進める。「夏が選ばれた理由」と「前年の気温が初鳴きを早める仕組み」の2つは、まだ資料の上でも決着していない問いで、さらに調べる価値がある。
しらべた もとの じょうほう
参考にした情報源
参考にした情報源と、その使い方
出典について:HugKum、るるぶKIDS、ウィキペディア、さいたま市の科学館、ウェザーニュース、共同通信PRワイヤー、デジタルPR、論文を使った。何に使ったかは、それぞれの項目の最後に書いている。
- HugKum「セミの鳴き声を聞き分けよう」。https://hugkum.sho.jp/512300 (鳴くのはオスだけ、種ごとの時期・時間帯の目安について。二次資料)
- セミ(Wikipedia)。https://ja.wikipedia.org/wiki/セミ (発音とメスを呼ぶこと、春に出る種、周期ゼミについて。二次資料)
- HugKum「セミの一生」。https://hugkum.sho.jp/291313 (成虫の期間、羽化の時刻と理由、羽化後に鳴けるまでについて。二次資料)
- るるぶKIDS「セミの一生」。https://kids.rurubu.jp/article/63270/ (地中の年数と羽化の時間帯について。二次資料)
- さいたま市 科学館 サイエンスナビ。https://www.city.saitama.lg.jp/sciencenavi/tanoshimu/001/p042749.html (幼虫が暗くなる頃に地上に出て羽化することについて)
- ウェザーニュース(国立環境研究所の研究の紹介)。https://weathernews.jp/news/202507/220156/ (アブラゼミの初鳴き日と前年の気温について。紹介記事)
- 共同通信PRワイヤー(玉川大学ほかの発表)。https://kyodonewsprwire.jp/release/202604097156 (6種の鳴く時間帯の違いについて)
- デジタルPR(玉川大学ほかの発表)。https://digitalpr.jp/r/132881 (都市の夜間に鳴く記録について)
- Mori et al., Ecological Research, DOI 10.1111/1440-1703.70066。https://doi.org/10.1111/1440-1703.70066 (24時間録音の研究の論文。書誌のみ確認)
なおした ところ
更新履歴
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