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ここにあるのは、だれかが実際に調べ、考え、作ってきたことを集めたメモです。気になったら、ページの下の「参考にした情報源」から、もとの本や記事、それを生み出した人たちに、直接ふれてみてください。このメモには書ききれないおもしろさが、そこにあります。

しじみは なにを たべて、どこから だすの?

しじみは何を食べているのか。口の見えない貝は、食べ物をどう取りこむのか

しじみは、水の中から何を食べているのか ── ろ過と3種類のふん、藻ごとの消化

分野:生きもの

しじみの みそしるを のむとき、しじみが なにを たべて きたのか、かんがえた ことは ありますか。しじみには、ごはんを たべる 口が 見えません。

じつは、しじみは 水ごと すいこんで、たべられない ものは すぐに 外へ だします。しかも、でてくる ものは 3しゅるいも あります。この ページでは、しじみの たべかたと、すきな たべものが わかります。

しじみのみそ汁に入っている貝には、食べ物をかみ切る口が見えません。そのうえ、宍道湖のヤマトシジミを調べた研究では、貝が外へ出すものが3種類に分けられ、いちばん先に出るのは「食べなかったもの」だとされています。

水の中で、しじみは何を取りこみ、何を外へ返しているのでしょうか。この記事を読むと、食べ方、食べ物による消化のちがい、よい餌といわれる藻もの種類が分かります。

ヤマトシジミの排出物は、宍道湖の個体を調べた報告で3種類に区分され、最初に出るのは消化されていない「擬糞」だった[3]。口を動かして獲物を追うのではなく、水ごと吸いこんでこす二枚貝が、何を残し、何を捨てているのかは、排出物を見るとよく分かる。

では、貝は藻も類の種類によって、消化のしかたを変えているのか。そして、最良の餌は何か。このメモを読むと、複数の研究報告から読み取れる、食べ方・消化・餌の質の関係が分かる。

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1. 水を すって、こして たべる

1. 水ごと吸いこんで、えらでこす

1. 摂餌の基本:水管で水を出し入れし、えらで餌をこす

しじみは、水の 中で 2ほんの 小さな くだを 出します。1ぽんは 水を すいこむ くだ、もう 1ぽんは 水を はきだす くだです。

この くだは、口でも おしりでも ありません。水を 出し入れする ための ものです。すいこんだ 水は、えらを とおります。えらが、水に まじった 小さな ものを こしとります[2]。

水の 中には、しじみの ごはんが ういて います。ストローで ジュースを のむ ように、水ごと すって、ごはんだけ こしとって のこします。

では、すいこんだ ものは、ぜんぶ たべるのでしょうか。

2本の管と、えら

二枚貝のしじみは、水の中で、水を出し入れする2本の管(入水管と出水管)を使います。この管は、そのまま口や肛門になっているわけではありません。吸いこんだ水は「えら」を通り、水中のよごれ、つまり餌がこしとられます[2]。

水温しだいで食べ方が変わる

ヤマトシジミは、汽水(海水と淡水が混ざる水)にすむ貝です。水温がおよそ5℃を下回ると、底の泥や砂にもぐって冬眠します。それより高いと水管を底の上に出し、周囲の水ごと植物プランクトンなどを吸いこんで、こして食べると説明されています[1]。

吸いこむ水の量は水温で変わります。ある報告では、1個体が1時間にこす水の量は、水温20℃で約0.2リットル、25℃で約0.4リットルとされています。これは水温や貝の大きさで変わる値で、いつでもこの量になるという意味ではありません[1]。

では、吸いこんだものは、すべて食べられるのでしょうか。

二枚貝のヤマトシジミは、入水管と出水管で水を出し入れし、えらで水中の懸濁物をこしとって餌とする。入水管・出水管は口や肛門そのものではなく、水の通り道である[2]。

摂餌が水温に左右される点も押さえておきたい。汽水湖や河口にすむこの貝は、水温が約5℃を下回ると底質にもぐって冬眠し、それ以上では水管を底質の上に出して、周囲の水ごと植物プランクトンを吸いこんでろ過する[1]。ろ過速度は、1個体あたり1時間に、水温20℃で約0.2リットル、25℃で約0.4リットルという報告がある。ただし二次引用の値で、水温や個体の大きさで変わるため、一般値として扱うべきではない[1]。

水ごと吸うということは、食べられないものも同時に入ってくる。では、そのとき貝はどうしているのか。

2. たべない ものを さきに だす

2. 食べないものが、最初に外へ出る

2. 排出物は3種類:擬糞・未消化糞・消化糞

水には、すなや、たべられない ものも まじって います。しじみは、そういう ものを まとめて、すいこんだ ばしょの 近くから すぐに おいだします。

これを「ぎふん」と よびます。ふんの 名前が ついて います。でも、たべて ない ものです。

しまね県の しんじこで しらべると、ぎふんは はじまりから すうふん あとには でて きました。すなが たくさん まじった 茶いろい かたまりで、すぐ くずれます。

ふんは ぜんぶで 3しゅるい でした。ぎふんの あとに、ふつうの ふんが 2しゅるい つづきます。

食べなかったものは「擬糞」

宍道湖のヤマトシジミを調べた報告では、貝が外へ出すものは3種類に分けられました。入水管から出る「擬糞」と、出水管から出る「未消化糞」「消化糞」です。出てくる順番は、擬糞、未消化糞、消化糞でした[3]。

擬糞には、消化されていない藻類や砂、生物の死がいなどの細かい有機物(デトリタス)が含まれます。実験を始めて数分後から出はじめ、砂つぶを多く含む茶色でくずれやすく、中に羽状珪藻(細長い形の藻)が原形のまま見つかりました[3]。

消化糞が出るのは、夜が多い

消化糞は褐色のひも状で、実験開始の4〜9時間後に出ることが多く、夜に出ることがほとんどでした。日中は何も出さないことも多かったと報告されています(宍道湖西岸の個体、2016年度の観察)[3]。

食べないものを数分で返し、消化したものは数時間後に出す。では、貝は何を食べ物としているのでしょうか。

水ごと吸うろ過摂餌では、餌以外の粒子も入ってくる。宍道湖のヤマトシジミを対象とした大谷の報告では、排出物は入水管から出る擬糞と、出水管から出る未消化糞・消化糞の3種類に区分され、出る順は擬糞、未消化糞、消化糞だった[3]。擬糞とは、消化管に入らず、入水管側から出る、消化されていない藻類・砂・デトリタス(生物の死がいなどの細かい有機物)のかたまりである。

擬糞は実験開始の数分後から出て、砂つぶを多く含み、濃い茶色で崩れやすく、形は様々だった。中には羽状珪藻が原形のまま見つかった。消化糞は褐色のひも状で、開始4〜9時間後に出ることが多く、夜間にほとんどが出て、日中は何も出さない場合も多かった[3]。これは宍道湖西岸の個体を使った2016年度の室内での観察であり、すべてのしじみにそのまま当てはまるとは限らない。

では、貝が「食べる」と判断するのは、どのような藻なのか。排出物の中身を調べると、意外な餌が見つかっている。

3. そこに いる そう も たべて いた

3. 水に浮く藻だけでなく、底の藻も食べている

3. 餌の範囲:底生藻類と、川や海藻に由来する有機物

しじみは、水に ういて いる 小さな くさ(ぷらんくとん)を たべます。でも、それだけでは ありません。

ふんを しらべると、みずの 底そこに くらす 小さな 藻もも たくさん はいって いました[3]。ういて いる ものも、底そこに いる ものも、いっしょに たべて いるのです。

しじみの すむ 水には、川から ながれてくる ものや、うみの 藻もから できた ものも あります。しじみの ごはんは、場所に よって ちがうと 考えられて います[5]。

ふんに底の藻が入っていた

排出物を調べた報告では、すべての実験日で、底にすむ羽状珪藻がたくさん含まれていました。ヤマトシジミは、水に浮かぶ植物プランクトンだけでなく、底の藻類も取りこんでいると読み取れます[3]。

餌の種類は、場所でも変わる

汽水域には、川が運ぶ陸の有機物、海藻に由来する有機物、水中の植物プランクトンなど、複数の餌資源があります。島根大学の研究では、炭素の安定同位体比という方法で調べると、宍道湖から中海で採れたヤマトシジミは値の幅が広く、餌資源の値も場所によって異なり、餌利用の違いが反映された可能性があります[5]。

餌が複数あるなら、藻の種類によって消化のされ方に差はあるのでしょうか。

ヤマトシジミの餌は、水中の植物プランクトンに限られない。大谷の報告では、すべての実施日で、ふんに底生性の羽状珪藻が多く含まれていた。これは、水に浮かぶ植物プランクトンの他に、底の藻類も取りこんでいることを示す[3]。

さらに汽水域には、河川が運ぶ陸起源の有機物、海藻類由来の有機物、水中の植物プランクトンなど複数の餌資源があるため、動物の餌利用は複雑になる。島根大学の倉田は、炭素安定同位体比で食物網を調べ、宍道湖〜中海で採れたヤマトシジミは、値の範囲が広いと報告した。餌資源の値も場所によって異なり、餌利用の違いが反映された可能性がある[5]。

ただし、安定同位体比は餌の種類を直接見るものではなく、「何をどれだけ食べたか」を推定する手がかりである。餌の候補が多いなら、次は、藻の種類ごとの消化の違いを見る必要がある。

4. かたい から の そうも たべられる?

4. 殻のかたい珪藻も、中身だけを食べる

4. 藻の種類ごとの消化:藍藻・緑藻・珪藻

けいそうという 藻もは、ガラスの ような かたい から を もって います。ふつうなら、たべにくい はずです。

しまね県の けんきゅうでは、しじみに 3しゅるいの 藻もを ひとつずつ あげて みました。しじみは、3しゅるいの 藻もを とりこめました。けれど、とても おおきな けいそうは、からが こわれないまま でてきた ことも ありました[3]。

けいそうは、中みだけが とりこまれて いました。みどりの 藻もは、かたちを たもった まま、からだの 中に はいって いました。けいそうが いちばん はやく ふんに なり、たべやすい ものと 考えられて います。

ただし、とても おおきな けいそうを あげると、から が こわれない まま ふんに でて きた ものも ありました[3]。

藍藻・緑藻・珪藻を1種類ずつ与える

宍道湖のヤマトシジミに、藍藻、緑藻、珪藻の3種を1種類ずつ与えた実験があります。ヤマトシジミはどの藻も消化できたと考えられています。緑藻は形を保った細胞として消化管の奥の中腸腺に取りこまれ、その後消化されたと考えられています。珪藻は細胞の中身だけが取りこまれていました。珪藻がもっとも早く消化糞になり、3種の中では消化が速く、利用しやすいのではないかと推察されています[3]。

大きすぎる藻は、そのまま出ることがある

殻の直径が約180μmの大型の珪藻(コスキノディスクス属)を与えると、未消化糞の中に、殻がまったく壊れないまま出てきた個体がありました[3]。この実験は、1種類ずつ・室内・20℃での結果で、「推察」の範囲です。

消化しやすい藻があるなら、貝にとってよい餌とは何でしょうか。

大谷の報告では、藍藻・緑藻・珪藻の単一種をそれぞれ与えた実験で、ヤマトシジミは3種とも消化できたと考えられた。緑藻は形を保った細胞として中腸腺に取りこまれ、その後消化されたと考えられた。珪藻は細胞内容物のみが取りこまれていた。珪藻がもっとも早く消化糞となり、3種の中で消化速度が速く利用しやすいと推察された[3]。

ただし、これは1株ずつ、20℃、室内の実験であり、「推察」にとどまる。さらに、殻径約180μmの大型珪藻(Coscinodiscus属)を与えたところ、未消化糞の中にこの珪藻の殻がまったく壊れないまま出てきた例があった[3]。これは観察された個体のふんでの話であり、「消化できない」と一般化はできない。大きすぎる餌は、消化の速さ以前に、貝の側が扱いにくい可能性がある。

消化の速さが分かったとして、それが貝の成長や体の組成にどうつながるのか。別の研究が、脂肪酸という切り口で調べている。

5. 水を きれいに する ちから

5. にごった水に入れると、水が澄んでいった

5. 水のにごりの比較:クロレラで緑にした水に3種の貝を入れる

いばらき県の かすみがうらで、しじみの ちからを くらべる 実験じっけんが ありました[2]。

ドブガイ、しじみ、あさりの 3しゅるいの 貝を、おなじ おもさに そろえます。クロレラという 小さな 藻もを まぜて、みどりに にごらせた 水1リットルに、それぞれ いれました。

そのあと、水の にごりが いちばん きれいに なったのは、しじみの 水でした。しじみは、水の 中の 小さな ごはんを たくさん こしとって いたからだと 考えられます。

ただし これは、おなじ おもさで くらべた けっかです。1ぴきずつの くらべっこでは ありません。

同じ重さにそろえて比べる

茨城県霞ケ浦環境科学センターのイベントで、ドブガイ・ヤマトシジミ・アサリの3種を同じ重さにそろえ、クロレラ(緑色の藻)でにごらせた水1リットルに入れて、水がどれだけきれいになるかを比べました。いちばんきれいにできたのは、シジミでした[2]。

この結果の読み方

比べたのは重さをそろえた場合の話で、1個体ずつの比較ではありません。資料には、シジミ約12個体がドブガイ1個体に当たると書かれています。また、水温・pH・塩分・餌の種類などの条件が変われば、結果も変わりうると注記されています[2]。

では、よい餌とは、どの藻なのでしょうか。

茨城県霞ケ浦環境科学センターのサイエンスラボ(2015)では、ドブガイ・ヤマトシジミ・アサリの3種を同じ重さにそろえ、クロレラでにごらせた水1リットルに入れて比較した。水のにごりをいちばんきれいにしたのはシジミで、開催前の予想もシジミが60票だった[2]。

読み取りには注意がいる。これは「同じ重さ」で比べた結果で、1個体ずつの比較ではない(資料の記載では、シジミ約12個体がドブガイ1個体に相当する)。また、水温・pH・塩分・餌の種類などの条件で結果は変わりうると、資料自身が注記している[2]。さらに、にごりが減ったことは、こしとった量を示すが、消化したかどうかは別の観察が要る。前の章の排出物の観察と合わせて読むと、「こす」と「食べる」を区別できる。

水中のどんな餌が貝にとって質が高いのか。次は、貝の体の脂肪の量から見た研究を読む。

6. いちばん いい ごはんは?

6. 体をつくる脂肪から見た、よい餌

6. 脂肪酸による評価:珪藻が最も良い餌と考えられた

しまね県の べつの けんきゅうでは、しじみに 藍藻らんそう、みどりの 藻も、けいそうを べつべつに あげて、からだに あぶらが どれだけ ふえたかを しらべました[4]。

けいそうを たべた しじみは、からだの あぶらが いちばん おおく、藍藻らんそうには、からだに たいせつな あぶらが ほとんど ありません。この じっけんでは、けいそうを たべた しじみの からだに、あぶらが いちばん おおく ふくまれて いました。

けいそうと みどりの 藻もには、からだに 大切な あぶらが たくさん ふくまれて います。藍藻らんそうには、ほとんど ありません。

こども の しじみは、この あぶらを じぶんで つくる ちからが よわいので、ごはんの えらび方が 大きく かんけい すると 考えられて います[4]。

脂肪の量で比べる

島根県保健環境科学研究所は、宍道湖産のヤマトシジミに藍藻・緑藻・珪藻を与えて、貝がもつ脂肪酸の量を比べました。どの大きさの貝でも、珪藻を与えた個体の総脂肪酸量がもっとも多く、藍藻を与えた個体がもっとも少なくなりました。このため、珪藻が最も良い餌と考えられました[4]。

珪藻と緑藻は、多価不飽和脂肪酸(体に必要な脂肪酸の一種)を多く含み、藍藻はほとんど含みません。

子どもの貝ほど、餌のちがいが効くかもしれない

稚貝や中ぐらいの貝は、この脂肪酸を自分で作る力が弱いため、含まない植物プランクトンばかりだと成長が遅れると考えられています。成貝は別の脂肪酸から作れます。ただし、これは「考えられる」という推定の段階で、湖で確かめられた因果ではありません[4]。

食べ方と餌の話は、ここまでです。では、身近なしじみで、確かめられることはあるでしょうか。

島根県保健環境科学研究所の宍道湖産ヤマトシジミの給餌実験では、藍藻・緑藻・珪藻のうち、各サイズで珪藻を給餌した個体の総脂肪酸量が最も多く、藍藻を給餌した場合が最も少なかった。したがって、今回の実験では珪藻が最も良い餌と考えられた。珪藻・緑藻は多価不飽和脂肪酸を多く含み、藍藻はほとんど含まない[4]。

前の章の大谷の報告で珪藻が最も早く消化糞になった点と合わせると、珪藻は消化が速く、脂肪酸の面でも良い餌と読める。ただし、2つの研究は別の実験であり、因果をつなぐには、同じ条件での検証が必要である。

稚貝や中間サイズの貝は、多価不飽和脂肪酸を含まない植物プランクトンが優占すると、これを自分で作る力が弱いため、成長の遅れが起こると考えられている(成貝は、飽和・モノ不飽和脂肪酸から作れる)[4]。これは推定であり、湖で実証された因果関係ではない。

ここまでの結果は、室内の給餌実験と観察である。家のしじみで、その一部を目で見る方法はあるのか。

7. しじみの すなぬきを のぞいて みよう

7. 砂抜きのしじみを、そっとのぞく

7. 台所でできる観察と、原典のたどり方

しじみを かったら、りょうりの まえに すなぬきを します。ふくろや パックに 書いて ある やりかたで、水に つけて おきます。

この とき、おとなに ひとこと はなして、しずかな ところに おいて みましょう。水の 中で、2ほんの くだが 出て いるか、見て みます。出ない ことも あります。

すうじかん あとに、ようきの 底そこを 見ます。すなや、こい 茶いろの ひも みたいな ものが、おちて いるかも しれません。しまねの 研究では、夜に でる ことが おおかったと ほうこく されて います。おなじに なるとは かぎりません。

ふんが どこから でるかを、1ぴきずつ 見て みるのも おもしろい です。ただし、たべる ときは かならず おとなと いっしょに、よく 火を とおして ください。

砂抜きの容器をのぞく

スーパーで買ったしじみは、調理の前に砂抜きをします。パックや袋に書かれた方法でやってみて、静かな場所で、水の中から2本の管が出ているかを見てみましょう。出ないこともあります。数時間たったら、容器の底に、砂や茶色いひも状のものが落ちていないかを見ます。宍道湖の実験では、消化糞は夜に出ることがほとんどだったと報告されていますが、家の容器で同じになるとは限りません。

原典にあたる

食べ方の観察は大谷修司の報告(島根県宍道湖保全再生協議会)、脂肪酸の研究は島根県保健環境科学研究所の報告、餌資源は島根大学の資料にあります。出典欄の資料から、図や写真つきの原文を探せます。

家庭で行える確認として、砂抜き中のしじみの容器を、静かな場所で数時間見る方法がある。砂抜きは、パックや袋に書かれた方法に従う。水管を出しているか、容器の底に擬糞のような砂まじりの茶色いかたまりや、消化糞のようなひも状のものが落ちていないかを観察する。大谷の報告では、擬糞は数分後から、消化糞は4〜9時間後に夜間を中心に出たが、これは宍道湖の個体を対象にした室内実験の結果であり、市販の貝や台所の条件で同じになるとは限らない[3]。食べる前の観察は、貝を安全に扱うために、よく火を通すことを前提にする。

原典は、大谷修司の宍道湖保全再生協議会報告(摂餌・排出・消化)、島根県保健環境科学研究所の脂肪酸の報告、鈴木・西田の土木学会の資料(ろ過と冬眠)、島根大学の倉田の資料(安定同位体比)である。出典欄の資料はいずれも一部が要約を含むため、数値や条件は原文で確認してほしい。

しらべた もとの じょうほう

参考にした情報源

参考にした情報源と、その使い方

本文は、ここにある資料の内容を、自分の言葉で言いかえたものです。数値や条件は、資料によって細部が異なることがあります。

  1. 鈴木・西田「シジミの水質浄化機能を考慮した汽水湖の水質解析」(土木学会 水理委員会) https://www.jsce.or.jp/committee/hydraulic/kankyousuiri/_workshop_o/h15/seminar15_papers/suzuki.pdf (ろ過と冬眠、ろ過速度の報告値)
  2. 茨城県霞ケ浦環境科学センター サイエンスラボ結果報告(2015) https://www.pref.ibaraki.jp/soshiki/seikatsukankyo/kasumigauraesc/05_gakushu/science_lab/documents/20150228_sciencelab.pdf (水管とえら、3種の貝の比較実験)
  3. 大谷修司「宍道湖におけるヤマトシジミの摂餌,排出と消化に関する研究」(島根県 宍道湖保全再生協議会報告) https://www.pref.shimane.lg.jp/industry/suisan/shinkou/gyosei_info/shinzikohozensaiseikyougikai/houkokusyo.data/3no2-2_otani.pdf (3種類の排出物、藻の消化)
  4. 島根県保健環境科学研究所「宍道湖におけるヤマトシジミ等が含有する脂肪酸に関する研究」 https://www.pref.shimane.lg.jp/industry/suisan/shinkou/gyosei_info/shinzikohozensaiseikyougikai/houkokusyo.data/3no2-3_hokanken.pdf (脂肪酸から見た餌の質)
  5. 島根大学 倉田健悟「汽水域の複雑な食物連鎖を安定同位体比から解き明かす」 https://www.shimane-u.ac.jp/introduction/policy/sdgs_files/14/14_4.pdf (汽水域の餌資源、場所による餌の組み合わせ)

なおした ところ

更新履歴

更新履歴(改版の記録)

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  •  中学生向けの題名を、日常の疑問が先に来る形に見直した。

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