ダムは 水を ためるのに、どうして 夏は わざと 空に するの?

ダムは水をためるのに、なぜ夏はわざと空けておくのか

ダムの容量配分:治水と利水を同じ貯水池で両立させる、洪水期の水位・事前放流・異常洪水時防災操作

分野:技術

雨の おおい 夏に、水を わざと すくなく して おく ダムが あります。

ためる ところなのに、どうして 空に するのでしょう。ダムの 中で 起きて いる ことを、見て いきます。

雨の多い夏になると、一部のダムでは、わざと水位を下げて、空きを作っておきます。

水をためるはずの場所を、なぜ空けておくのでしょうか。洪水を防ぐこと、水を使うこと、電気を作ることを、1つのダムの中でどう両立しているのかを、国土交通省の資料でたどります。

雨の多い洪水期になると、洪水を受け止める空きを作るため、あえて水位を下げておくダムがある。ダムは、川の水をためる施設なのに、だ。

水をためるはずの貯水池を、なぜ空けておくのか。治水(洪水調節)と利水(水道・農業用水・発電など)を、同じ貯水池でどう両立させているのかを、国土交通省の資料でたどる。

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1. ダムは、なんの ために あるの?

1. ダムは何のためにあるのか。水を使うためのダムのほうが多い

1. ダムの定義と目的:約1,480のうち、治水を含まない利水ダムが約910

ダムは、川の 水を せきとめて、ためたり、下の 川に ながしたり する ところです。日本には、1,480ぐらい あります[1]

川の 大水を ふせぐ ために つくった ダムは、570ぐらい。水を つかう ための ダム(水道、田んぼの 水、でんきなど)は、910ぐらい あります[1]。水を つかう ための ダムの ほうが、おおいのです。

日本で いちばん 高い ダムは、とやまけんの 黒部ダム。186メートル あります[9]

大水を ふせぐには、水を 空に して おきたい。水を つかうには、ためて おきたい。おなじ ダムで、どう するのでしょう。

ダムは、川の水をせき止めて、水をためたり、下流の川に水を補ったりするために作られた、堤の高さが15m以上の構造物です[2]。河川法の対象になるダムは、全国に約1,480あります(令和5年3月31日時点)[1]

洪水を防ぐ役割を含む「多目的ダム」が約570。水力発電、農業用水、水道など、主に水を使うことが目的の「利水ダム」が約910です。水を使うためのダムのほうが、数では多いのです[1]

日本一高いダムは、富山県の黒部ダム(堤高186m、1963年完成)です[9]。ためられる水の量が日本一なのは、岐阜県の徳山ダム(総貯水容量は約6.6億立方メートル、2007年完成)です[10]

洪水を防ぐには、水を空けておきたい。水を使うには、ためておきたい。この正反対の2つを、同じダムでどう両立するのでしょうか。

ダムは、河川の水を堰き止め、水位を上げ下げして、水をためたり下流の河道に補給したりする目的で建設された、堤高15m以上の構造物だ[2]。河川法の対象となるダムは、令和5年3月31日時点で約1,480ある[1]

治水を目的に含む治水等(多目的)ダムが約570、専ら水利用を目的とする利水ダムが約910で、利水ダムの内訳は、発電393、農業427、水道77、工業11(複数の目的を持つダムは、管理者の属性で分類した数)だ[1]。目的は、洪水調節(F)、水道用水(W)、工業用水(I)、かんがい用水(A)、河川維持用水(N)、水力発電(P)の略号で表される[2]

堤高が日本一のダムは黒部ダム(186m、富山県、1963年)[9]、総貯水容量が日本一のダムは徳山ダム(660,000千m³、岐阜県、2007年)だ[10]

洪水を防ぐには水を空けておきたく、水を使うにはためておきたい。この2つが、1つの貯水池の中でどう両立されているのか。

2. 水を ためる ところの、空きの ポケット

2. 洪水を受け止める「ポケット」を、季節ごとに作る

2. 制限水位方式と容量配分:洪水調節容量は、ダム全体の約3割

ダムには、きせつで 水の ため方を かえる ものが あります。雨の おおい 7〜9月は、大水が 来た ときに 水を うけとめる 「ポケット」を あけて おきます。ふだんは 空っぽです[2]

雨の すくない 10〜6月は、水を つかう ために、たくさん ためます[2]

水を つかう ダムも ふくめた ためられる りょうは、ぜんぶで 180おく立方メートルぐらい。そのうち、大水の ために 空けて ある ぶんは、3わりぐらい(55おく立方メートル)です[1]

大雨の とき、ポケットは どう つかわれるのでしょう。

ダムの中には、季節によって水の使い方を変えるものがあります。雨の多い洪水期(例として7〜9月)は、洪水が来たときに水を受け止める空き(ポケット)を作るため、水位を下げておきます。ふだんは空っぽです。雨の少ない10月から6月は、水を使うために、多くの水をためます[2]

この方式は「制限水位方式」と呼ばれ、洪水期に水位を超えてはいけない水位を、洪水貯留準備水位(洪水期制限水位)といいます。すべてのダムがこの方式なのではなく、採用しているダムがある、ということです[2]

全国の量にすると、こうです。令和2年4月時点で、多目的ダムと利水ダムに使える水の量(有効貯水容量)は、合わせて約180億立方メートル。このうち、洪水を貯めるために確保している量は、約55億立方メートルで、全体の約3割でした。利水ダム(約900)には、洪水を貯める容量がありませんでした[1]

洪水用に空けてあるポケットは、大雨のとき、どう使われるのでしょうか。

貯水池の容量を有効に使うため、季節に応じて容量配分を変えて運用するダムがある(制限水位方式)。例えば雨の多い洪水期(例:7〜9月)は、洪水を受け止める空き(ポケット)を確保するために水位を下げておく。雨の少ない非洪水期(例:10〜6月)は、水を使う分を多くためる[2]。洪水期に超えてはならない水位が、洪水貯留準備水位(洪水期制限水位)だ[2]。全てのダムではなく、この方式を採用するダムがある。

全国の容量配分は、令和2年4月時点で、多目的ダムと利水ダムに約180億m³を貯められるうち、洪水を貯めるために確保している容量は約55億m³で、約3割にとどまっていた。多目的ダム(570)は洪水調節容量5,509百万m³と利水容量5,985百万m³、利水ダム(900)は洪水調節容量0で、利水容量6,790百万m³という内訳だ[1]

ここで比べた多目的ダムと利水ダムの有効容量の約7割は、水を使うための容量だった。洪水用のポケットは、大雨のとき、どう働くのか。

3. 大雨の とき、ダムは なにを する?

3. 大雨のとき、ダムは洪水の一部をためる。ためきれないときは

3. 洪水調節と異常洪水時防災操作:ポケットを使い切りそうなとき

大雨の とき、ダムは、川の 水の 一ぶを ポケットに ためて、下の 川に ながれる 水を へらします。下の 川が あふれないように する ためです[1]

国土交通しょうの ダムは、2019ねんの 1月から 8月までに、のべ 447回、水を ためる そうさを しました[3]

でも、雨が つよすぎて ポケットが いっぱいに なりそうな ときは、ダムに 入って くる 水と おなじ りょうを、ながす ことに なります[2]。こうなると、ためる はたらきは ちいさく なります。

ポケットを もっと 大きく する 方ほうは、ないのでしょうか。

大雨のとき、ダムは、上流から来る洪水の一部をポケットにため込み、下流の川に流れる水の量を減らします。下流の川があふれないようにするためです[1]。国土交通省が管理するダムは、平成31年1月から令和元年8月までに、のべ447回の洪水調節をしました[3]。令和4年は、のべ795回でした(平成3年から令和4年の平均は592回)[1]

ただし、雨が強すぎて、洪水用のポケットを使い切りそうになることがあります。ゲートのあるダムは、そのときに「異常洪水時防災操作」に切り替えます。ダムに入ってくる水と同じ量まで放流を増やす操作です。こうなると、ダムはためる働きが小さくなり、流れ込む水とほぼ同じ量が下流へ流れます[2]。開始する水位は、洪水用ポケットの8割ほどの水位が目安です[2]

国土交通省の資料では、各地で大きな被害が出た平成30年7月豪雨で、213のダムが洪水調節をして、8つのダムがこの操作に移りました。令和4年は、795回の洪水調節のうち10のダムでした[1]

使い切りそうな洪水用ポケットを、もっと大きくする方法はないのでしょうか。

洪水調節では、下流の河道で氾濫が起きないよう、上流からの洪水の一部を貯め込み、下流に流れる水量を低減する[1]。ダム下流に被害を及ぼさない流量(無害流量)に貯水池への流入量が達した時から、調節が始まる[2]。国土交通省所管ダムでは、平成31年1月〜令和元年8月に、のべ447回の洪水調節が行われた[3]。令和4年はのべ795回で、平成3年〜令和4年の平均は592回だ[1]

洪水調節容量を使い切る見込みになると、ゲートのあるダムは、操作規則の例外規定(ただし書き)に基づいて、水位に合わせてゲートを操作し、放流量を流入量に近づけていく。これを異常洪水時防災操作(ただし書き操作)という。開始水位の目安は、洪水調節容量の8割程度に相当する水位だ[2]。ダムの洪水を貯める働きは小さくなり、流入量と同程度の水が下流へ流れる。

国土交通省所管ダムでは、各地で大きな被害が出た平成30年7月豪雨で213ダムが洪水調節を行い、8ダムが異常洪水時防災操作に移った。令和4年は795回の洪水調節のうち10ダムだ[1]

洪水調節容量を使い切る前に、ポケットを広げる手はないのか。

4. 雨が くる まえに、水を すこし 出して おく

4. 雨が来る前に、水を少し出しておく「事前放流」

4. 事前放流と治水協定:利水容量を洪水に使う仕組み

水を つかう ための ダムには、ふだん、水が たくさん ためて あります。台風などで 大雨が くると わかったら、川の 水が ふえる まえに、その 水を すこし ながして、水の たかさを 下げて おきます。これを「じぜんほうりゅう」と いいます[1]

たとえるなら、雨が くる まえに、バケツの 水を すこし すてて おく ような ものです。ただし ほんとうは、すてた 水は、水を つかう 人の ための 水です。水を つかう 人たちの きょうりょくが いります[3]

雨の きせつには、たくさんの ダムが、じぜんほうりゅうを して います。2024ねんは、のべ 184この ダムで しました[5]

ためた 水は、ふだん、なにに つかわれて いるのでしょう。

水力発電、農業用水、水道などのために確保された容量には、ふだん水がためられています。台風などで大雨が見込まれるとき、川の水が増える前にダムから放流して、水位を一時的に下げておく。これが「事前放流」です[1]。水を使う人たちの理解と協力のもとで、洪水を受け止める容量を増やす取り組みです[3]

たとえるなら、雨が来る前に、バケツの水を少し捨てておくことです。ただし本当は、捨てる水は、水を使う人たちのための水です。だから、協力が欠かせません。

この仕組みは、令和元年12月に政府が基本方針を決め、令和2年4月に事前放流のガイドラインができ、5月末には、ダムのある一級水系(99水系)で「治水協定」が結ばれました。令和5年3月時点で、全国1,444のダムが協定を結んでいます[1]

令和4年度の雨の季節には、のべ162のダムで事前放流をして、約5.5億立方メートルの容量を確保しました[1]。その後は、令和5年度がのべ181ダムで約7.4億立方メートル[4]、令和6年がのべ184ダムで約5.7億立方メートル[5]、令和7年(12月末時点)がのべ41ダムで約1.1億立方メートル[6]でした。雨の降り方によって、毎年変わります。令和6年の台風10号では、一つの出水で、のべ136のダムが事前放流をしました。全国のダムで実施体制を整えた令和2年以降、一つの出水では最多でした[5]

ためた水は、ふだん、何に使われているのでしょうか。

水力発電、農業用水、水道等のために確保されている容量には、通常、水が貯められている。大雨が見込まれるとき、河川の水量が増える前にダムから放流して、一時的に貯水位を下げておくのが事前放流だ。異常洪水時防災操作を回避・軽減する狙いがある[1]。水を使う人たち(利水者)の理解と協力のもとで、洪水を受け止める容量を増やす取り組みで[3]、本来は治水を目的としない利水ダムでも行われる(利水ダムの治水協力)[3]

経緯は、令和元年12月12日に政府が基本方針を策定し、令和2年4月22日に事前放流ガイドラインが定められ、5月末にダムのある一級水系(99水系)で治水協定に合意、令和5年3月時点で全国1,444ダムが協定を締結した[1]

令和4年度の出水期には、全国ののべ162ダムで事前放流を実施し、約5.5億m³の容量を確保した(利水ダムはのべ86ダムで約2.9億m³)[1]。令和5年度はのべ181ダムで約7.4億m³(利水ダムはのべ94ダムで約5.4億m³)[4]、令和6年はのべ184ダムで約5.7億m³(利水ダムはのべ83ダムで約3.0億m³)[5]、令和7年は12月末時点でのべ41ダムで約1.1億m³(利水ダムはのべ24ダムで約0.7億m³)だ[6]。年ごとの差は、雨の降り方による。令和6年の台風10号では、全国のダムで実施体制を整えた令和2年以降で一出水として過去最多の、のべ136ダムが事前放流を行った[5]

ためた水は、平常時に何へ使われているのか。

5. ためた 水は、なにに つかわれるの?

5. ためた水は、水道・農業・発電に使われる

5. 利水の用途:水道・農業・河川維持と、揚水発電

ダムの 水は、水道の 水や、田んぼの 水、こうじょうの 水に なります。川の 水が へりすぎないように、少しずつ ながす ことも あります[2]

でんきを つくる ダムも たくさん あって、水を つかう ための ダム 910の うち、393が はつでん用です[1]

ふしぎな ダムも あります。よるの あまった でんきで、水を 下の 池から 上の 池へ くみあげて おき、でんきが たくさん いる ひるに、水を おとして でんきを つくる やりかたです(じょうすいはつでん)[2]。でんきを ためる 電池のようですが、ほんとうは、水を 高い ところへ あげて おく ことです。

ダムの 下の 川で あそぶ ときには、気を つけなければ いけない ことが あります。

ダムの水は、水道用水、農業のかんがい用水、工場の工業用水になります。川の水が減りすぎないように、少しずつ流す「河川維持用水」もあります[2]。水を使うだけのダム(約910)のうち、発電は393、農業は427、水道は77、工業は11です[1]。水道については、水道のメモにも書きました。

発電のなかには、揚水発電という方法があります。夜など、電気があまる時間に、その余った電気で下の池から上の池へ水を汲み上げておきます。電気がたくさん使われる時間に、上の池から下の池へ水を落として発電します[2]。電池のようですが、ただし本当は、電気そのものをためるのではなく、水を高いところに上げておく方法です。

こうして、ダムの水は、ふだんの暮らしの中で使われています。ダムが放流するときには、下流の川で気をつけることがあります。

利水用途は、水道用水(W)、工業用水(I)、かんがい用水(A)、河川維持用水(N)、水力発電(P)だ[2]。利水ダム約910の内訳は、発電393、農業427、水道77、工業11だ[1]。水道については、水道のメモで扱った。

揚水発電は、電気があまる夜などに、その電気で下の貯水池から上の貯水池へ水を汲み上げておき、電気がたくさん使われる時間に、上から下へ水を落として発電する方式だ[2]。電池にたとえられるが、実際に貯めているのは電気ではなく、高い位置にある水だ。

平常時の貯水と、洪水時の放流で、貯水池の水位は上下する。その放流は、ダム下流の川に何をもたらすのか。

6. ダムの 下の 川と、ダムに たまる 土

6. ダムの下の川は急に増水する。ダムには土砂もたまる

6. 放流警報と堆砂:下流の安全と、貯水容量を保つこと

ダムが 水を ふやして ながす ときは、下の 川の 水が、きゅうに ふえる ことが あります。サイレンや 電光ひょうじで、知らせて います[8]

サイレンが 聞こえたら、すぐ 川から はなれます。雨が ふりはじめたら、かわらや 川に 入りません。ダムが ながす 水を ふやさなくても、川は きゅうに ふえる ことが あります[8]

ダムには、川から 土や すなも 入って きて、たまります。土が ふえすぎると、水を ためる ところが せまく なります。土を とりのぞく 方ほうを、いくつも 考えて います[1]

ダムから下流へ放流する量を増やすとき、下流の川では水位が急に上がります。管理する事務所は、電光表示板、サイレン、警報車の巡回で知らせます。川遊びやキャンプ、釣りで河原や河川敷にいる人は、急いで川から離れるよう呼びかけています[8]

ある国土交通省のダムの例では、ふだんの放流は1秒に2〜15立方メートルほどですが、洪水時などには100立方メートルまで増えます(緊急時にはこれを超えることもあります)。雨が降り始めたら、河原や川に入らないよう求めています。ダムが放流を増やさなくても、雨で川が急に増水することがあるからです[8]

ダムには、川から流れ込む土砂もたまります。国土交通省が管理する579のダムのうち、計画していた量を超えて土砂がたまったダムは70で、すべてで、土砂を取り除くなどの対策をしているか、始める検討に入っています(令和6年度末の測量、対策の状況は令和7年10月末)[7]。土砂がたまると水をためる場所が狭くなるので、取り除く方法が使われています。

放流量を大幅に増やす場合、管理者は電光表示板、サイレン、警報車による巡回で放流警報を行い、河原・河川敷にいる人に急いで川から離れるよう求める[8]。宮ヶ瀬ダムの例では、通常の放流は1秒間に2〜15m³程度だが、洪水時などに100m³まで増やす(緊急時にはこれを超える)。下流の川は水位が急に上がり、流れが速くなる。雨が降り始めたら河原や川に入らないことも求めている。ダムが放流量を増やさなくても、雨で川が急に増水するためだ[8]

堆砂の面では、国土交通省所管579ダム(うち8ダムは集計の対象外)で、計画堆砂量を超過しているダムが70(令和6年度末の測量、令和7年10月末時点の対応状況)。すべてで堆砂対策を実施中か、実施に向けた検討に着手している[7]。対策には、浚渫、貯砂ダム、排砂ゲート、排砂バイパス、堆砂容量の確保などがある[1]

じぶんでも やって みる

自分でも調べてみたくなったら

自分でも調べてみたくなったら

おうちの 人と いっしょに、「川の ぼうさいじょうほう」の ページで、ちかくの ダムの 水の りょうを 見て みましょう。10ぷんごとに かわります[2][11]

さがして みる

  • 夏に、水が すくなく なって いる ダムを さがす。夏に 空きが おおい ダムは、大水の ための ポケットを あけて いるのかも しれません。
あんぜんの ために

大雨の ときに、川や ダムを 見に 行かないで ください。川や かわらで あそぶ ときは、サイレンが 聞こえたら すぐ はなれます。しらべるのは、おうちの 中で します。

季節でダムの水の量が変わるか、自分の目で確かめてみましょう。家の人といっしょにやってください。

ダムの水位を見る

  • 「川の防災情報」で、近くのダムの貯水率や空き容量を見て、夏に「ポケット」が作られているか確かめる。10分ごとに更新されます。夏(洪水期)と冬で、貯水率を比べてみましょう[2][11]。洪水期に水位を下げるダムは、一部です。自分の地域のダムは、どうでしょうか。
  • ダムの見学を探す。管理する事務所のホームページで、見学の案内を出していることがあります。
安全のために

大雨のときに、川やダムへ様子を見に行かないでください。川や河原で遊ぶときは、サイレンが聞こえたらすぐ川から離れましょう。調べるのは、家の中で行いましょう。

原典で確かめる

  • 国土交通省の「ダムを取り巻く現状と諸課題」(令和5年)で、事前放流と治水協定のページを読む。令和4年度の事前放流の実績が、目的別・出水ごとに表になっています[1]

自分の地域で確かめる

  • 「川の防災情報」で、近くのダムの貯水率(利水容量・有効容量)を、夏と冬で比べる。洪水期制限水位を持つダムなら、洪水期に貯水率が下がっているかもしれない。持たないダムなら、どうなるか[2][11]
  • 近くのダムの目的(F・W・I・A・N・P)と、治水協定の締結状況を、管理事務所のページで調べる。
安全のために

大雨のときに、川やダムへ様子を見に行かないでください。川や河原で遊ぶときは、サイレンが聞こえたらすぐ川から離れましょう。調べるのは、家の中で行いましょう。

しらべた もとの じょうほう

参考にした情報源

参考にした情報源と、その使い方

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出典について:国土交通省の資料を中心に使いました。ダムの数や容量、事前放流の実績は、資料の日付(令和2年4月、令和4年度、令和5年3月時点など)のもので、その後の報告で変わることがあります。このメモは、国土交通省のものではなく、個人のまとめです。

  1. 国土交通省 水管理・国土保全局「ダムを取り巻く現状と諸課題」(令和5年7月26日 第1回 気候変動に対応したダムの機能強化のあり方に関する懇談会 資料2)。 https://www.mlit.go.jp/river/shinngikai_blog/dam_kondankai/dai01kai/02_shiryo02.pdf (ダムの数と目的、容量配分、洪水調節の回数、異常洪水時防災操作、事前放流と治水協定、堆砂対策の種類)
  2. 国土交通省 川の防災情報「ダムの情報」。 https://city.river.go.jp/kawabou/reference/index10.html (ダムの定義、目的の略号、制限水位方式、洪水貯留準備水位、異常洪水時防災操作、揚水発電の説明)
  3. 国土交通省 報道発表「ダムの洪水調節機能と情報の充実に向けた取組」(令和元年9月18日)。 https://www.mlit.go.jp/report/press/mizukokudo04_hh_000109.html (事前放流と利水ダムの治水協力の意味、令和元年8月までの洪水調節の回数)
  4. 国土交通省「令和5年度出水期における事前放流の実施状況」。 https://www.mlit.go.jp/river/dam/pdf/dam_discharge_r5.pdf (令和5年度のべ181ダム・約7.4億立方メートル)
  5. 国土交通省「令和6年における事前放流の実施状況」(令和6年12月末時点)。 https://www.mlit.go.jp/river/dam/pdf/dam_discharge_r6.pdf (令和6年のべ184ダム・約5.7億立方メートル、台風第10号での実施数)
  6. 国土交通省「令和7年における事前放流の実施状況」(令和7年12月末時点)。 https://www.mlit.go.jp/river/dam/pdf/dam_discharge_r7.pdf (令和7年のべ41ダム・約1.1億立方メートル)
  7. 国土交通省「国土交通省所管ダムの堆砂状況」(令和6年度末の測量、令和7年10月末時点の対応状況)。 https://www.mlit.go.jp/river/dam/taisa/taisha_joukyouR6-2_ver2.pdf (計画堆砂量を超えているダム70。所管579ダムのうち8ダムは集計の対象外)
  8. 国土交通省 関東地方整備局 相模川水系広域ダム管理事務所「放流に注意!!」(宮ヶ瀬ダム)。 https://www.ktr.mlit.go.jp/sagami/sagami00149.html (放流警報、下流の川の増水、川から離れるよう求めていること。放流量の数字は宮ヶ瀬ダムの例)
  9. 国土交通省 関東地方整備局 相模川水系広域ダム管理事務所「日本のダム・堤高順ランキング」。 https://www.ktr.mlit.go.jp/sagami/sagami00004.html (堤高の順位。黒部ダム186m)
  10. 国土交通省 関東地方整備局 相模川水系広域ダム管理事務所「日本のダム・総貯水容量順ランキング」。 https://www.ktr.mlit.go.jp/sagami/sagami00006.html (総貯水容量の順位。徳山ダム)
  11. 国土交通省「川の防災情報」。 https://www.river.go.jp/kawabou/ (ダムの貯水率などの観測データを見られるサイト)

なおした ところ

更新履歴

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