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ここにあるのは、だれかが実際に調べ、考え、作ってきたことを集めたメモです。気になったら、ページの下の「参考にした情報源」から、もとの本や記事、それを生み出した人たちに、直接ふれてみてください。このメモには書ききれないおもしろさが、そこにあります。

こうえんの あひるは、もともと なにを たべて いる とりなの?

公園のアヒルは、本来は何を食べる鳥か ── 原種マガモの食べ方、飼育の餌、パンの是非

アヒルは本来、何を食べる鳥か ── 原種マガモの食べ方と、飼育下の餌・パン給餌の問題

分野:生きもの

こうえんの いけで、あひるは くちばしを 水に つっこんで、もぐもぐ やって います。その くちばしの ふちに ある 「は」のような ものは、ものを かむ ためでは ないと いわれて います[5]。じつは、水を こす あみの はたらきを して います。

では、あひるは もともと なにを たべる とりなのでしょう。この メモを 読むと、のらの カモの たべかた、かわれて いる あひるの ごはん、パンを あげない ほうが いいと いわれる わけ、田んぼの アイガモの しごとが わかります。

池でアヒルがくちばしを水に入れているとき、くちばしの縁にある歯のようなものは、食べ物をかむためには使われていないといわれます[5]。水と泥をこして、食べられるものだけを残す「網」のような役目だと説明されています。

では、アヒルは本来、何を食べる鳥なのでしょうか。この記事を読むと、原種にあたる野生のマガモの食べ方、飼われているアヒルの餌、パンをすすめない理由とそれに対する別の見方、田んぼで働くアイガモの食事が分かります。

カモのくちばしの縁にならぶ櫛状の薄板(ラメラ)は、歯に似ているが、咀嚼には使われず、水や泥から食べ物をこす網のように働くとされる[5]。公園の池でアヒルが水に口を入れる動作は、この構造と結びついている。

では、アヒルは本来、何をどう食べる鳥なのか。この記事では、原種のマガモの食べ方、飼育下の餌の考え方、パン給餌が勧められない理由と異論、合鴨農法での役割が分かる。

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1. あひるの ごせんぞは、どんな とり?

1. アヒルの祖先はマガモ ── 野生のカモは何を食べているのか

1. 原種のマガモは何を食べるか ── 植物が中心で、昆虫やエビも口にする

あひるは、むかし、のらの マガモを かって なれさせて、家で そだてる とりに した ものが もとだと いわれます[1]。いつごろ からかは、しりょうに よって ちがいます。いまから 3000ねんくらい まえとも、きげんぜん 1500ねんごろとも いわれて います[2]。

では、のらの マガモは なにを たべて いるのでしょう。草の は、ね、み、こくもつ。水草の たね。ときには こんちゅうや エビも たべます[3]。ふだんは、しょくぶつが ちゅうしんです。じてんには、よるの 田んぼや かわで 草の たねや こくもつを とる、とも 書いて あります。

水に もぐらないで、水の おもてで たべる カモは、水草の たねなどを よく たべます。水に もぐる カモは、かいなど 小さな いきものを おおく たべます[4]。

こうえんの あひるが 水の おもてで ごはんを さがして いるのは、せんぞの たべかたと つながって いるのかも しれません。

アヒルは、野生のマガモを飼いならして生まれた鳥だと説明されています[1]。いつごろ飼われはじめたかは資料によって幅があり、紀元前1500年ごろの東アジアとも、約3000年前ともいわれます[1][2]。日本には12世紀ごろに伝わったとされます[2]。

では、原種のマガモは何を食べているのでしょうか。辞典には、繁殖期以外は主に植物食で、草の葉、根、実、穀類、水草の種子などを食べ、昆虫やエビなども口にすると書かれています[3]。同じ辞典には、夜間に水田や河川で草の種子や穀類をとる、という記述もあります。

カモの仲間でも、食べ方は少しずつちがいます。マガモのように水面で食べるカモでは、水草の種子など植物質がよく食べられています。水にもぐるカモは、貝などの動物質を多く食べるといわれます[4]。

公園の池でアヒルが水面近くで食べ物を探しているのは、こうしたカモの食べ方とつながっているのかもしれません。ここでは、原種の野生のマガモの食べ方を見ます。

アヒルはマガモを原種として家禽化された鳥である[1]。家禽化の時期は、紀元前1500年ごろに極東アジアで、あるいは約3000年前、という記述があり、一つに決まっていない[1][2]。日本への渡来は12世紀ごろとされる[2]。

では、原種のマガモは何を食べるのか。繁殖期以外は主に植物食で、草の葉・根・実、穀類、水草の種子が中心である。ただし昆虫やエビも食べる。同じ辞典には、夜間に水田や河川で草の種子や穀類をとるという記述もある[3]。

この食べ方は、カモ類のなかでも採食の場所に左右される。水面で採食するカモ(マガモなど)では水草の種子など植物質が多く、潜水して採食するカモは貝などの動物質を多く食べる[4]。つまり「カモは草食か肉食か」ではなく、「どこで食べるか」によって中身がちがってくる。

注意したいのは、ここで見たのは原種である野生のマガモの食性だという点だ。以下では、野生のマガモの食性と飼育下の餌を分けて見る。

2. くちばしの ふちの 「は」は、かむ ための もの?

2. くちばしの縁の「歯」は、かまずに何をしているのか

2. くちばしの縁の櫛状の薄板(ラメラ)は、咀嚼ではなく何に使われるか

カモの くちばしを よこから 見ると、ふちに ほそい ぎざぎざが ならんで います。は に そっくりです。でも、かむ ためには つかわないと いわれます。くちばしの いちぶです[5]。

この ぎざぎざは、水や どろを こす あみの ように はたらきます。ざるで めんを ゆでるとき、おゆだけが ぬけて、めんが のこります。あれと にて います。

ただし ほんとうは、ざるの ように かたい ものでは ありません。くちばしの ふちは やわらかくて、とても かんじやすいのです。さわった かんじで たべものを さがす カモが おおいと いわれます。

カモのくちばしを横から見ると、縁に細かい櫛のような板(ラメラ)が並んでいます。歯によく似ていますが、かむためには使われないといわれます[5]。

この板は、水や泥の中から食べ物をこしとる網のように働きます。水や泥を口に含み、食べられるものをこしとって残すしくみです。ざるでゆでためんを引き上げるときに、湯だけが落ちるのと似ています。

ただし、ざるのように硬いものではありません。くちばしの縁は柔らかく、敏感です。多くのカモは、目で見るだけでなく、触った感じも手がかりに食べ物を探しているといわれます[5]。

水面を泳ぎながら、くちばしを水に入れて、触って、こして、食べる。池でアヒルが見せる、あのくちばしの動きは、この構造に支えられているのかもしれません。

カモ類のくちばしの縁には、櫛状の薄板(ラメラ)が並ぶ。形は歯に似るが、くちばしの一部であり、咀嚼には使われない[5]。役割は、水や泥から食物粒子をこしとるフィルターである。

ここで注目したいのは、縁が硬い板ではなく、柔らかく敏感だという点だ。これは多くのカモが、視覚よりも触覚を頼りに餌を探すことと結びついているとされる[5]。つまりラメラは、網のように食べ物をこしとるだけでなく、指先のように触って探す働きもすると考えられる。

こうした構造があるため、水や泥といっしょに取り込んだ食べ物を、くちばしの縁でこしとるという方法がとれる。泥の中の種子や水草の断片を、見て選ぶだけでなく、触れた感触も手がかりに集められることが、水面採食に向いている理由と考えられる。

3. たべものは、どうやって とるの?

3. 首を水に入れ、足で泥をかき混ぜる ── ハスの根をとるマガモ

3. ハスの根をどう取るか ── 水面近くは首を入れ、深い根は足で泥を混ぜる

いばらきけんで、のらの マガモが ハスの ねを たべる ようすを しらべた けんきゅうが あります[6]。

水の おもてに ちかい ねは、さかだちを するように 首を 水に 入れて とります。ふかい ところの ねは、足で どろを かきまぜて ほり出して いました。

首を のばす。足を うごかす。カモは、からだ ぜんぶを つかって たべものを さがして いるのですね。

これは のらの マガモを 見た はなしです。かわれて いる あひるの ようすでは ありません。

茨城県でマガモがハスの根を食べるようすを調べた研究が、日本鳥学会誌に報告されています[6]。

水面に近い根は、逆立ちのような姿勢で首を水の中に入れて取っていました。深いところにある根は、足で泥をかき混ぜて掘り出していたそうです。

首を長く使い、足を動かし、泥ごと探る。「水に浮かんでいるだけの鳥」というイメージとは、少しちがう姿です。

ただし、これは野生のマガモを観察した調査で、飼われているアヒルを調べたものではありません。原種の鳥には、こういう食べ方があるという一つの例として読むのがよさそうです。

野生のマガモは、泥の中の食物をどう取るのか。茨城県でハスの根を食べるマガモを観察した調査(日本鳥学会誌、2022年)が、その具体例を示している[6]。

報告によれば、水面近くの根は、首を水中に入れて届く範囲で取る。深い位置の根は、足で泥をかき混ぜ、根を掘り出して食べる。つまり、同じ根を食べるにも、深さによって取り方が変わる。

この行動は、前節の構造とつながる。足でかき混ぜれば、泥が舞い、食べられるものが水に浮く。そこへくちばしを入れて、こして食べることができる。ただし、この組み合わせは本記事の推測であり、論文がそう述べているわけではない。

また、調査対象は野生のマガモであり、家禽のアヒルの行動ではない。飼育個体にそのまま当てはめるのは、慎重であるべきだ。

4. かわれて いる あひるは、なにを もらうの?

4. 飼われているアヒルの食事 ── 配合飼料に青草や野菜を足す

4. 飼育下の餌 ── 配合飼料に青草などを足し、ひなは高タンパク・高ナイアシン

あひるは、なんでも たべる 「ざっしょく」です。そのうえ、たくさん たべます。にわとりの 2ばいも たべると いわれます[1]。

はなしがいに して もらえる ところでは、草などだけでも そだつと いわれます。おとなの あひるには、ふつう、にわとり用の えさに、青草や やさい、のこりものを まぜた ねりえを あげます。

でも、ひなは べつです。ひなの えさは、タンパクしつが おおめで、ナイアシンという ビタミンの なかまを おおく ふくむ ひつようが あります[7]。ナイアシンは、にわとりの ひなの 2ばいくらい ひつようとされる めやすが あります。

辞典には、アヒルは雑食性でしかも大食で、ニワトリの2倍も食べるといわれる、と書かれています[1]。

放し飼いなら、草などの粗飼料だけでも育てられるそうです。ふつうは、ニワトリ用の配合飼料に、青草、野菜、残飯などを加えた練り餌を与えます[1]。野生のマガモが草や種子を食べることと、考え方はつながっています。

ひなは少し事情がちがいます。家畜の飼養を扱う獣医学の便覧には、アヒルのひなの飼料はタンパク質が高めで、ビタミンB3のなかまであるナイアシンを多く含む必要がある、と書かれています[7]。ペキンアヒルの要求量は飼料1kgあたり約55mgで、ニワトリの初期の約27mgの、およそ2倍です。

ひなの最初の3週間では、タンパク質20%前後の飼料が適するとする研究があります[8]。ニワトリとアヒルでは要求量にちがいがあり、飼料は成長の段階に合わせて考えるものだと分かります。

飼育下のアヒルは雑食性で、大食であり、ニワトリの2倍も食べるといわれる。放し飼いなら粗飼料だけで育成できるが、普通はニワトリ用の配合飼料に青草・野菜・残飯などを加えた練り餌が与えられる[1]。野生のマガモが草・種子・穀類を食べる食性と、方向は一致している。

ひなでは、必要な栄養の量がニワトリと異なる。MSDの獣医学便覧の表によると、ペキンアヒルのひな用飼料にはタンパク質を高めに含み、ナイアシン(ビタミンB3の一種)を飼料1kgあたり約55mg必要とされる。ニワトリのレグホーン系は初期で27mgで、比にして約2倍である[7]。この表の値は目安であり、品種や時期によって異なる。

タンパク質についても、ペキンアヒルの最初の3週間に20.5%前後の飼料を提案する研究があり、総説の表では1〜21日齢で20%、22〜42日齢で18%とされる[8]。つまりアヒルのひなは、成長の段階に合わせた配合が必要な鳥として扱われている。

ここから分かるのは、「何でも食べる」ことと「何を与えてもよい」ことは別だという点である。雑食であるからこそ、飼う側が、何をどれだけ組み合わせるかを決める役割を負う。

5. パンを あげても いいの?

5. 池のアヒルにパンをあげてよいのか ── 海外団体の指摘と別の見方

5. 水鳥へのパン給餌はなぜ勧められないか ── 栄養・行動・水質、そして別の見方

こうえんの いけで、パンを なげて いる ひとを 見た ことが あるかも しれません。

かいがいの どうぶつを まもる だんたいは、水とりに パンを あげる ことを すすめて いないと いわれます[9]。しょうかいされて いる りゆうは、たとえば つぎの ような ことです。

ひとつめは、えいようが ほとんど ない こと。ふたつめは、じぶんで たべものを さがす ちからや、ひとを こわがる きもちが よわく なる おそれが ある こと。みっつめは、たべのこしが 水に たまって、水が わるく なる こと。

パンの かわりには、とり用の えさ、こくもつ、やさいなどが すすめられて います。ただし、おなじ きじでは、白鳥の ことと して、パンを ふゆの エネルギーに なると 考える ひとも いると しょうかい して います。かんがえかたは ひとつでは ありません。

水鳥へのパンは、動物保護団体の間では、すすめられていないといわれます。日本語で紹介した記事によれば、紹介されている理由は、たとえば次のようなものです[9]。

一つ目は、栄養がほとんどないことです。二つ目は、自分で餌を探す本能や、人への警戒心が弱くなるおそれがあることです。三つ目は、食べ残しが水中にたまり、藻の繁殖につながり、水質を悪くすることです。

代わりに、鳥用の餌、穀物、野菜などが挙げられています。

ただし、これは海外の団体の意見を紹介した記事によるもので、日本の役所の決まりを示すものではありません。同じ記事では、白鳥について、パンを冬の貴重なエネルギー源とみる意見も紹介されています。

見方が分かれているので、「パンはだめ」と一つに決めるより、「なぜ、そう言われるのか」を知っておくのが役に立ちそうです。

水鳥へのパン給餌には、海外の動物保護団体が否定的な見解を示している。日本語の紹介記事(引用元はCanadian Wildlife Federationなど)によれば、論点として次のようなものが挙げられている[9]。

第一に、栄養価がほとんどなく、栄養失調につながりうること。第二に、採餌本能や人への警戒心を失うこと。第三に、食べ残しが水中にたまり、藻類の繁殖を招いて水質を悪化させることである。代わりに推奨されるのは、鳥用の餌、穀物、野菜などである。

しかし、この見解は唯一の答えではない。同じ記事は、白鳥について、冬にはパンを貴重なエネルギー源とみなす意見もあると紹介している[9]。

ここで押さえたいのは、これが海外団体の見解を引いた記事であり、日本の行政の指針ではないという点だ。したがって「パン給餌は一律に禁止」とも「問題ない」とも言い切れず、場所の決まりと、食べ残しが池に与える影響を、個別に考える必要がある。

6. 田んぼの アイガモは、なにを して いるの?

6. 田んぼに放たれるアイガモは、何を食べているのか

6. 合鴨農法 ── アイガモを稲穂が実る前に田から引き揚げる理由

田んぼで、草や 虫を たべる アイガモという とりが います。アイガモは、マガモと あひるを かけあわせた ざっしゅの よびなです。のらには いない、人が つくった とりです[2]。

この とりを 田んぼに はなします。すると、ざっそうや 虫を たべて くれます[10]。ふんは ひりょうにも なると いわれます。

ただし、いねの ほが みのる ころには、田んぼから ひきあげます。ほを たべられて しまうからです[10]。

草や 虫も たべる ざっしょくの とりだから できる しごとです。もとは、のらの カモの たべかたなのですね。

アイガモ(合鴨)は、マガモとアヒルを掛け合わせた雑種の俗称で、野生には存在せず、食用に改良された家きんだと説明されています[2]。

この鳥を田に放って、雑草や害虫を食べさせる農法が、合鴨農法です[10]。雑草や害虫を鳥に食べさせる農法で、糞は肥料にもなるといわれます。

雑草も虫も食べるのは、雑食だからこそ成り立つ仕事です。野生のマガモが草や種子、昆虫を食べるという、はじめの章で見た食性とつながっています。

ただし、稲穂が実る頃になると、穂を食べられないよう、田から引き揚げられます[10]。「何でも食べる」鳥は、田んぼでは、食べてよいものと困るものを、人が見分けて仕事を決めているのです。

アイガモはマガモとアヒルの雑種の俗称で、野生には存在せず、食用に改良された家きんである[2]。合鴨農法は、これを水田に放して雑草と農業害虫を食べさせ、駆除する農法で、糞が肥料としても働く[10]。

この農法が成り立つのは、原種マガモに見られる雑食的な食性が、雑草・昆虫の採食に使われるからである。第1節で見たとおり、マガモは草の種子や穀類、昆虫を食べる[3]。

一方で、食性の幅の広さは、農家にとって弱点にもなる。稲穂が実る頃には、穂を食べられないよう、田から引き揚げられる[10]。雑草や虫を食べてほしい時期と、食べてほしくない時期を、人の側が管理する構造である。

7. こうえんの いけで、たべかたを 見て みよう

7. 池や水辺で、食べ方を観察してみる

7. 観察と原典 ── 食べ方を見る・資料に当たる

きょう できること

こうえんの いけや かわで、あひるや カモが たべものを さがす ようすを 見て みましょう。とおくから、しずかに 見ます。水べに ちかづきすぎないで、手を のばさないように します。

くちばしを 水に つけて いるか。首を 水に 入れて、おしりを あげて いるか。足を うごかして いるか。見つかった ことを、メモします。

うちで

水を はった ボウルに、ちぎった キャベツや コーンを 入れて、ちゃこしで そっと すくって みます。水は ぬけて、おおきな ものだけ のこる ようすを 見ます。くちばしの あみは、こんな はたらきを して いるのかも しれません。

今日できること

池や川で、アヒルやカモが食べ物を探すようすを、離れた場所から観察します。水辺に近づきすぎず、手を伸ばさないようにします。

くちばしを水面につけているか。首を水に入れて逆立ちのようになっているか。足を動かして泥をかき混ぜているか。見たことを書きとめて、今回の記事の話とくらべてみます。

家でできること

水を入れたボウルにキャベツの切れはしやコーンの粒を入れ、茶こしでそっとすくってみます。水は抜けて、大きなものだけが残ります。くちばしの縁の板が、この茶こしに近い働きをしていると想像できます。

もっと調べるなら

農林水産省の広報誌(aff)2016年12月号の特集に、アイガモが出てくる農業の紹介があります。くわしい場所は「参考にした情報源」の[2]から開けます。

観察

水辺で、水面採食・首を水に入れる採食・足で泥をかき混ぜる行動のどれが見られるかを、距離を保って記録する。近づかず、触れない。原種マガモの観察報告(益子ほか、2022)と比べると、同じ行動かどうかが検討できる。

資料に当たる

日本鳥学会誌71巻2号(益子ほか、2022)は、J-STAGEで公開されている。MSD Veterinary Manualの「Nutritional requirements of poultry」は、ペキンアヒルとニワトリの要求量が並ぶ表を見ることができる。アヒルの飼料の議論は、英語の資料が中心になる。

残る問い

飼われているアヒルが、野外で原種と同じ食べ方をどれくらい保っているのかを、直接示す日本語の資料は、今回の調べでは得られていない。

しらべた もとの じょうほう

参考にした情報源

参考にした情報源と、その使い方

今回は、辞典、行政の広報誌、野鳥解説、学会誌、獣医学の便覧、論文、紹介記事を突き合わせた。パン給餌と合鴨農法は、紹介記事・辞書サイトによる部分がある。

  1. コトバンク「アヒル」(日本大百科全書・世界大百科事典・ブリタニカ) https://kotobank.jp/word/%E3%82%A2%E3%83%92%E3%83%AB (原種・家禽化の時期・雑食性・飼料)
  2. 農林水産省 aff 2016年12月号 特集 https://www.maff.go.jp/j/pr/aff/1612/spe1_06.html (アヒルの起源・日本への渡来・アイガモの定義)
  3. コトバンク「マガモ」(世界大百科事典・百科事典マイペディア・図鑑NEO) https://kotobank.jp/word/%E3%83%9E%E3%82%AC%E3%83%A2 (マガモの食べ物)
  4. Canon Bird Branch マガモ http://global.canon/ja/bird-branch/photo-gallery/magamo/ (水面で食べるカモともぐるカモの食べ物)
  5. American Bird Conservancy「Do Ducks Have Teeth?」 https://abcbirds.org/blog/do-ducks-have-teeth/ (くちばしの縁の薄板の役目)
  6. 日本鳥学会誌 71巻2号 益子ほか(2022) https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjo/71/2/71_153/_article/-char/en (マガモのハスの根の取り方)
  7. MSD Veterinary Manual「Nutritional requirements of poultry」 https://www.merckvetmanual.com/poultry/nutrition-and-management-poultry/nutritional-requirements-of-poultry (ひなの飼料のナイアシンの目安)
  8. Nutritional requirements of meat-type and egg-type ducks(J Anim Sci Biotechnol 2018) https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC5769293/ (ひなのタンパク質の目安)
  9. ライフハッカー・ジャパン「鳥にパンをあげてはいけない」(2019) https://www.lifehacker.jp/article/dont-feed-bread-to-birds/ (パン給餌への見方・海外団体の指摘の紹介)
  10. Weblio辞書「合鴨農法」 https://www.weblio.jp/content/%E5%90%88%E9%B4%A8%E8%BE%B2%E6%B3%95 (合鴨農法のしくみ・引き揚げの時期)

なおした ところ

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