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ここにあるのは、だれかが実際に調べ、考え、作ってきたことを集めたメモです。気になったら、ページの下の「参考にした情報源」から、もとの本や記事、それを生み出した人たちに、直接ふれてみてください。このメモには書ききれないおもしろさが、そこにあります。

蚊かは どうして メスだけ 血を すうの?

蚊は、なぜメスだけが血を吸うのか ── 小さな水たまりで育つ蚊の一生

蚊の生態 ── なぜメスだけが吸血するのか、種ごとの発生源・活動時間・越冬のしかたと、ヒトスジシマカの北上

分野:生きもの

夏の ゆうがた、うでを さす 蚊かは、かならず メスです。オスは 血を すわず、花の みつを すって いきて います[1]。

では、メスは どうして 血が いるのでしょう。卵たまごは どこで そだつのでしょう。ひるの 蚊かと よるの 蚊か、ふゆの 蚊かの ちがいも わかります。

夏の夕方に腕を刺す蚊は、必ずメスです。オスは血を吸わず、花の蜜や植物の露を吸って生きています[1]。しかも、ビルの地下では冬にも刺されることがあり、夏の蚊とは別の種類が原因だとされています[6]。

蚊のメスが血を吸うのは、卵を産むためです。ヒトスジシマカとアカイエカの育つ水や活動時間、冬の過ごし方をたどり、分布の北上を調査記録から読みます。

蚊の成虫で血を吸うのはメスだけで、オスは花の蜜や露で生きている[1]。同じ「蚊」でも、昼に刺すヒトスジシマカ、夜に刺すアカイエカ、冬のビルで刺すチカイエカは、育つ水も冬の越し方も違う[2][6]。

なぜメスだけが吸血するのか、卵はどんな水で育つのか、種ごとの暮らしの違いが何を意味するのかが分かる。ヒトスジシマカが北へ分布を広げている調査についても触れる。

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1. どうして メスだけ 血を すうの?

1. 血を吸うのは、なぜメスだけなのか

1. 吸血はメスだけ ── 血は産卵のための栄養

オスの 蚊かは、人の 血を すいません。花の みつや、しょくぶつの つゆを すって くらして います[1]。

メスが 血を すうのは、卵たまごを うむ ための えいようが ほしいからです[2]。ふだんの ごはんは、メスも 花の みつなどです。

ヒトスジシマカでは、一しょうの あいだに 3〜4回、すう十こずつ 卵たまごを うみます。うむ たびに、血を すう ひつようが あります[2]。これは ヒトスジシマカの 数字で、ぜんぶの 蚊かに あてはまるわけでは ありません。

さされると かゆい 血すい。じつは、つぎの 子どもたちを そだてる ための しごと なのです。その 卵たまごは、どこに うまれるのでしょう。

刺した蚊は、必ずメスです。オスは花の蜜や植物の露を吸って生きていて、血は吸いません[1]。

メスが血を吸うのは、卵を産むための栄養が必要だからです。ふだんの栄養源は花の蜜などで、血液は卵のために使われます[2]。東京都の蚊対策講習会の資料では、ヒトスジシマカは一生の間に3〜4回、数十個ずつ産卵し、産卵のたびに吸血が必要だと説明されています[2]。この回数は同じ種類についての数字で、すべての蚊に当てはまる固定値ではありません。

血を吸う理由が、次の世代を育てるためだと分かると、「刺されるかゆさ」の見え方が少し変わります。では、その卵はどこに産まれ、どう育つのでしょうか。

蚊に刺される経験は誰にでもあるが、吸血するのは成虫のメスだけである。オスは花の蜜や植物の露を吸って生きる[1]。では、なぜメスだけが血を必要とするのか。

東京都の蚊対策講習会資料(日本環境衛生センター)によれば、メスが吸血するのは卵を産むための栄養のためで、ふだんの栄養源は花の蜜などである[2]。ヒトスジシマカは一生の間に3〜4回、数十個ずつ産卵し、産卵のたびに吸血が必要とされる[2]。ただしこの回数はヒトスジシマカの記述で、全種に共通の値ではない。

つまり吸血は、メスの日常の食事ではなく、産卵の準備として繰り返される行動である。では、その卵はどこで、どれくらいの速さで育つのか。

2. ちいさな 水たまりで、卵たまごは そだつ

2. 空き容器の水でも育つ ── 卵から成虫まで約2週間

2. わずかな水で育つ幼虫 ── 発生源と成長の速さ

蚊かの 一しょうは、卵たまご、幼虫ようちゅう(ボウフラ)、さなぎ、成虫せいちゅうの じゅんです。ボウフラと さなぎは 水の 中で くらします[1]。

ヒトスジシマカは、そとに おいて あった 空きようきの 水や、竹の きりかぶ、雨水の ますの ような、すこしの 水でも そだちます[4]。ただし 池や プール、川の ような ひろい 水や、ながれる 水には うまれません[2]。

夏は 卵たまごが 2日ほどで かえり、ボウフラは 1しゅうかんほどで さなぎに なり、さらに 2日ほどで 成虫せいちゅうに なります[1]。

大きな 池や 川では そだたない 蚊かも います。しゅるいに よって、そだつ 水が ちがいます。

ひとつ ふしぎが あります。水が かわいて しまったら、卵たまごは どう なるのでしょう。

蚊は、池や川のような大きな水を探しているわけではありません。ヒトスジシマカの幼虫(ボウフラ)は、屋外に置かれた空き容器、竹の切り株、雨水ますなど、わずかな水でも育ちます。反対に、池や水田、プールのような広い水域や、川のような流れる水には発生しないとされています[4][2]。

蚊の一生は、卵、幼虫(ボウフラ)、さなぎ(オニボウフラ)、成虫の順です。夏は卵が約2日でかえり、ボウフラは1週間ほどで数回脱皮してさなぎになり、さらに2日ほどで羽化します[1]。西宮市の資料では、ヒトスジシマカもアカイエカも、卵から成虫まで約2週間、成虫の寿命は約1か月とされています[3]。

水が乾いたらどうなるのでしょう。ヒトスジシマカの卵は水際に産みつけられ、水がなくなっても乾燥に耐え、卵の期間は2〜3日から数か月と幅があります[2]。小さな水たまりは、雨でできて乾くこともあります。乾燥に耐える卵は、そのくらしに合っているように見えます。

家のまわりにも、小さな水たまりはあります。次の章では、種類によって「どんな水が好きか」が違うことを見ます。

卵はどこで育つのか。ヒトスジシマカの幼虫は、野外に放置された人工容器、竹の切り株、雨水ますなど、ごくわずかな水量でも発生できる。一方、池沼・水田・プールなど面積の大きい水域や河川などの流水には発生しない、と講習会資料にある[4][2]。つまり「どこでも育つ」のではなく、小さくて流れない水が好まれる。

成長は速い。千葉市の説明では、夏は卵が約2日でふ化し、ボウフラは1週間ほどで数回脱皮してさなぎになり、約2日で羽化する[1]。千葉市の説明を足すと約11日になる。西宮市の資料は、卵1〜2日・幼虫5〜6日・さなぎ1〜2日の内訳を挙げ、卵から成虫まで約2週間、成虫の寿命は約1か月とする[3]。西宮市の内訳を足すと7〜10日になり、資料ごとに合計が違う。「約2週間」は気温などの余裕を含めた目安として読むのがよい。

幼虫は水中の有機物を餌にし、さなぎは餌をとらない[2]。小さな水たまりは、雨でできて乾くこともある。ヒトスジシマカの卵は水際(水がなくなった壁面など)に産まれ、乾燥に耐え、卵の期間は2〜3日から数か月と幅がある[2]。この性質のおかげで、水がなくなる時期を卵のまま過ごせる、と読める。

ただし、水の好みは種によって違う。では、同じ「蚊」でも、暮らしはどれほど違うのか。

3. ひるの 蚊かと よるの 蚊かは、おなじ 蚊か?

3. 昼に刺す蚊と夜に刺す蚊は、同じ蚊なのか

3. 昼のヒトスジシマカ、夜のアカイエカ ── 発生源・活動時間・飛ぶ距離の違い

日本には、いくつもの しゅるいの 蚊かが います。ヒトスジシマカは、ひるに 人を さします。あさや ゆうがたに おおいと いわれて います。よるは ほとんど 血を すいません[2]。

アカイエカは よるに うごき、家の 中にも はいりやすい 蚊かです[2]。そだつ 水も ちがいます。アカイエカは、下水の みぞや 水そうの ような、よごれが すこし ある 水が すきです[2]。

とぶ きょりも ちがいます。ヒトスジシマカは 数メートル、1日でも 100メートルほど。アカイエカは 1日に 200メートルから 1キロメートルほどです[2]。ほかの しりょうは もっと とぶと 書く ことも あり、数字は しりょうごとに すこし ちがいます。

しお水が まじる 海ぎしの たまりで そだつ 蚊かも います[2]。では、さむい ふゆは、蚊かは どこに いるのでしょう。

「蚊は夏のもの」と思いがちですが、種類によって活動する時間帯が違います。ヒトスジシマカは昼間、とくに朝夕に吸血し、夜はほとんど吸血活動をしません。アカイエカは反対に夜に活動して吸血し、家の中にも入りやすい蚊です[2]。時間帯や場所だけで種類を決めることはできませんが、昼と夜で活動する種類に違いがあります。

育つ水も違います。アカイエカは下水溝、排水ます、雨水ます、防火水槽のように、有機物がやや多い水を好みます。コガタアカイエカは水田や池沼、トウゴウヤブカは塩分を含む海岸の潮だまり、チカイエカは地下の排水槽や湧水槽で育つと整理されています[2]。

飛ぶ距離もまるで違います。同じ資料では、ヒトスジシマカは数メートル(1日でも最大100メートル程度)、アカイエカは1日あたり200メートル〜1キロメートル程度とされています[2]。西宮市の資料にはアカイエカがもっと遠くへ飛ぶという記述もあり、出典で数字に差があります。ヒトスジシマカが家のすぐ近くで刺すのは、あまり遠くへ行かないからだと読めます。

こうした暮らし分けがあるなら、冬の過ごし方も違うのでしょうか。

「蚊は一種類ではない」ことを、時間・水・距離で確かめる。ヒトスジシマカは昼間(とくに朝夕)に吸血し、夜間はほとんど吸血しない。アカイエカは夜間に活動して吸血し、屋内にも入りやすい[2]。時間帯や場所だけで種は決められないが、昼と夜で活動する種に違いがある。

発生源も種ごとに異なる。アカイエカは下水溝・排水ます・雨水ます・防火水槽など有機物がやや多い水、コガタアカイエカは水田・池・沼、トウゴウヤブカは塩分を含む海岸の潮だまり、チカイエカは地下の排水槽や湧水槽である[2]。幼虫の呼吸管の形も違い、アカイエカは太くて短く、ヒトスジシマカは細くて長いと整理されている(図の説明が混じる資料なので、形の違いは目安として読む)[2]。

飛行距離は、ヒトスジシマカが数m(1日でも最大100m程度)、アカイエカが1日あたり200m〜1km程度とされる[2]。一方、西宮市の資料はアカイエカについてさらに遠い数字を挙げており、出典により差がある[3]。ここでは、庭先の蚊は近くで育った可能性が高く、夜の蚊は広い範囲から来るという大まかな傾向だけを読み取る。

では、活動期が違う2種は、冬をどう乗りきるのか。

4. ふゆの 蚊かは、どこに いるの?

4. 冬を卵で越す蚊と、成虫で越す蚊

4. 越冬の方法の違い ── 卵で冬を越す種、成虫メスが冬を越す種、冬も発生する種

さむい ふゆには、外で 蚊かを あまり 見なく なります。でも、いなく なったわけでは ありません。ヒトスジシマカは、卵たまごの すがたで ふゆを こします。アカイエカは、メスの 成虫せいちゅうだけが ふゆを こします[2][3]。

ふゆでも 蚊かに さされる ばしょが あります。東京の ビルの 地下には、一年じゅう そだつ チカイエカが います。ビルの 地下の 水たまりで、ふゆでも うまれて いる、と 東京都の パンフレットは 書いて います[6]。

おなじ 蚊かでも、ふゆの すごしかたは 3つも あります。さむい ところでは どうでしょう。

寒い冬、蚊はどこへ行くのでしょうか。ヒトスジシマカは卵の姿で冬を越し、アカイエカはメスの成虫だけが冬を越します[2][3]。夏に死ぬ蚊が多くても、卵や成虫が残るおかげで、翌年また蚊が増える、と読めます。

ところが、冬でも蚊に刺される場所があります。東京都の健康局のリーフレットは、ビル街で冬に刺されることがあり、その原因はチカイエカだと説明しています。チカイエカは、ビルの湧水槽などで冬も発生しています[6]。地下の水は寒さの影響が小さいので、冬でも育てるのだと考えられます。

ヒトスジシマカの卵は、乾燥に耐えるうえに、寒い冬も越す。卵は小さくても、とても頑丈なのだと感じます。では、寒さが厳しい北の土地では、この卵は耐えられるのでしょうか。

冬の過ごし方は、種ごとに三通りある。ヒトスジシマカは卵で越冬し、アカイエカはメスの成虫だけが越冬する[2][3]。成虫が冬を越すアカイエカは、春に早く動き出せる一方、ヒトスジシマカの卵は水がなくても乾燥に耐えるので、水がなくなる時期も卵のまま待てる[2]。越冬のしかたの違いが、そのまま「春の動き出し方」の違いにつながると推測できるが、資料に直接の比較は書かれていない。

三つ目はチカイエカである。東京都の健康局のリーフレットは、東京のビル街で冬にも蚊に刺されることがあり、原因はチカイエカであると説明する。ビルの湧水槽などで、冬でも発生している[6]。地下の水槽は外気に比べて温度変化が小さい環境であり、このことが冬でも発生できる理由と考えられるが、リーフレットは理由の詳細までは示していない。

こうして、同じ蚊でも冬を「卵」「成虫」「地下で発生を続ける」の三通りで過ごす。では、寒さの厳しい北では、卵で冬を越すヒトスジシマカはどこまで広がれるのか。

5. 蚊かは、きたへ ひろがって いるの?

5. ヒトスジシマカの分布は北へどう広がったのか ── 境目の気温を調べた岩手県の調査

5. ヒトスジシマカの分布の北上と、生息地の気温条件

ヒトスジシマカは、すこしずつ きたへ ひろがって いる、と 調べられて います。ぶんぷの 地図には、1950年ごろまでは かんとうの きた、のちに 東北、2015年ごろには 青森でも みつかった、と しるされて います[2]。

では、どこまで きたへ いけるのでしょう。岩手けんの ちょうさでは、ヒトスジシマカが みつかった ところの 年の へいきんきおんは 10.8度いじょう、1月の へいきんきおんは マイナス 1.4度いじょうでした[5]。ただし、ほくげんに ちかい ところは、これより さむい 場しょでした。

つぎは、みぢかな ばしょで 水たまりを さがして みましょう。

ヒトスジシマカは、分布の記録が北へ進んでいます。東京都の講習会資料の分布図には、年ごとの線が引かれていて、1950年ごろまでは関東北部まで、その後2000年、2010年と線が北へ進み、青森県でも2015年から確認されたと記されています[2]。

どこまで北へ行けるのでしょうか。岩手県の2010年度の調査報告では、ヒトスジシマカが確認された地点(北限地点を除く)の年平均気温は10.8℃以上、1月の平均気温は−1.4℃以上でした[5]。ただしこれは調査地点の条件で、北限地点はこれより寒い場所だったため、「11℃以上なら定着する」という線引きではありません。

岩手県の盛岡市街地には、越冬した卵で繁殖する地域と、成虫が入ってきて季節だけ繁殖する地域があると考えられています[5]。つまり、見つかったことと、その土地で越冬して繁殖していることは、分けて考えられています。

数字や地図で変化を追うことは、自分の住む場所でもできそうです。最後に、家のまわりで確かめられる小さなことを書きます。

分布の北上は、公的な調査で追われている。東京都の講習会資料の分布図には、1950年まで、2000年まで、2010年までといった年ごとの線があり、秋田県の大館(2014年)や青森県の八戸(2015年)、青森(2015年〜)の記録も示されている[2]。ヒトスジシマカは、少なくとも資料の凡例に沿えば、東北北部まで生息域を広げてきたことになる。

では、何が境目を決めるのか。岩手県の2010年度の生息分布調査では、生息地点(北限地点などを除く)の年平均気温は10.8℃以上、1月の平均気温は−1.4℃以上だった。北限地点はこれまでの生息地点より寒冷で、今後さらに検討が必要とされている[5]。したがって「10.8℃以上で定着」は例外のある目安であり、1つの県の調査から全国の限界を決めることはできない。

盛岡市街地では、越冬卵で繁殖する地域と、成虫が入ってきて季節限定で繁殖する地域があると考えられている[5]。つまり「蚊が見つかった」ことと「その土地で冬を越して定着している」ことは別で、岩手県の調査もこの2つを分けて考えている。北限の気温条件は、北限地点という例外を含めて、今後さらに検討が必要とされている。

6. いえの まわりで 水たまりを さがそう

6. 家のまわりの小さな水を探してみる

6. 発生源を身近で確かめる ── 小さな水と資料の読みくらべ

やってみよう。いえの まわりで、水が たまって いる ところを さがします。うえきばちの おさらや、そとに おいて ある ばけつ、ひさしの したの とい などです。

見つけたら、おとなに つたえて、水を すてて もらいましょう。うえきばちの おさらは、水を すてて かるく あらうと、卵たまごが のこりにくく なります。高い ところや、水ぎわの あぶない ところには、ちかづかないで ください。

蚊かの くらしを もっと しりたく なったら、市の ホームページの 蚊かの ページを 見て みましょう。

家のまわりに、小さな水がたまっている場所はありませんか。植木鉢の受け皿、外に置いたバケツ、雨どいの下などです。ヒトスジシマカは、こうしたわずかな水でも育つとされています[4]。

受け皿やバケツの水を捨てて、軽く洗ってみてください。卵は水際に産みつけられ、乾燥にも耐えます[2]。捨てた水の跡の壁面に卵が残っていることもあるので、洗って乾かすと、卵が残りにくくなります。高い場所や水辺の危ないところには近づかないでください。

資料を読むなら、東京都の蚊対策講習会資料と、岩手県の2010年度調査報告が出発点になります[2][5]。数字や分布図を自分の目で読むと、今の「身近な蚊」がどのくらい細かく調べられているかが見えてきます。

身近な発生源を確かめてみる。植木鉢の受け皿・バケツ・雨どいの下など、屋外の小さな水を探す。ヒトスジシマカは、わずかな水量でも発生できる[4]。ただし卵は水際に産まれて乾燥に耐えるため、水を捨てるだけでなく、容器の壁面を洗い流して乾かすところまでやると、卵が残る可能性を減らせると考えられる[2]。高所や水辺など危険な場所には近づかない。

資料を読む手がかりとして、東京都の蚊対策講習会資料(武藤敦彦「蚊の生態」)は、種ごとの発生源・活動時間・飛翔距離・越冬を図表で整理している[2]。岩手県の2010年度報告は、気温条件と北限地点の例外を同じ表の中で示している[5]。数字に出典ごとの差(飛翔距離など)があるので、2つ以上の資料を見比べると、どの数字が目安でどれが条件つきかが分かってくる。

しらべた もとの じょうほう

参考にした情報源

参考にした情報源と、その使い方

本文の事実は、次の資料にもとづきます。数字は資料ごとに差がある場合があります。

  1. 千葉市「蚊に関する情報」 https://www.city.chiba.jp/hokenfukushi/iryoeisei/hokenjo/kankyo/mosquito.html (吸血はメスのみ・蚊の一生・夏の成長日数)
  2. 日本環境衛生センター 武藤敦彦「蚊の生態」(東京都 蚊対策講習会資料) https://www.tmiph.metro.tokyo.lg.jp/files/kj_kankyo/mosq/mosq_kousyuukai/9a62cb847821a38e70da7827459362c9.pdf (産卵と吸血・発生源・活動時間・飛翔距離・越冬・分布図)
  3. 西宮市「蚊(ヤブカ・イエカ)」 https://www.nishi.or.jp/kotsu/kankyo/gaichutaisaku/kankyo-taisaku/mushi-shiryokan/okugai/uabuka.html (成長日数の内訳・寿命・越冬)
  4. 埼玉県「衛生害虫」 https://www.pref.saitama.lg.jp/b0714/eiseigaityu/hae.html (わずかな水量での発生)
  5. 岩手県「ヒトスジシマカ生息分布調査報告(2010年度)」 https://www.pref.iwate.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/015/884/2010chousahoukokusho.pdf (生息地の気温条件・盛岡市街地の繁殖)
  6. 東京都健康局「チカイエカ」リーフレット https://www.hokeniryo.metro.tokyo.lg.jp/documents/d/hokeniryo/04ieka (ビル街での冬の発生)

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