1. ムギがあると、どうしてチョウはまよう?
1. 畝のあいだのムギが、チョウの「目印」をじゃまする
1. 畝間のオオムギが産卵を減らす理由と、その数字の読み方
モンシロチョウは、キャベツのはっぱに、たまごをうみます。キャベツをさがすときは、目でみた色や、においをたよりにするそうです。
ところが、うねとうねのあいだにムギがはえていると、ムギのみどりいろや、はっぱのにおいにまどわされて、キャベツがみつけにくくなります。このしけんでは、キャベツ1つあたりのたまごが、64%へりました。
たとえば、同じ色のかべがずらりとならんだ中で、じぶんのいえのドアをさがすようなものです。ただし本当は、チョウがどんなふうに感じているかまでは、分かっていません。
では、ゆうきのはたけは、いつもこんなふうに、くすりをつかわずに守っているのでしょうか。
モンシロチョウは、卵を産む場所を、目で見た色と、鼻で感じるにおいの両方を使って探すといわれます。ところが畝のあいだにオオムギが生えていると、ムギの緑色や葉のにおいに惑わされて、キャベツを見つけにくくなる、と農研機構の資料では説明されています[3]。
この試験では、キャベツ1株あたりの卵の数が64%減りました。注意したいのは、減ったのは成虫の数ではなく卵の数で、特定の試験での結果だということです。どの畑でも同じ割合になるわけではありません。
それでも、虫を殺す前に、そもそも卵を産みつけさせない道があることが分かります。では、有機農業は、こうした手をどんなルールのもとで使っているのでしょうか。
モンシロチョウは、視覚と嗅覚で産卵場所を探す。畝間にオオムギが生えていると、ムギの緑色や葉の匂いに惑わされてキャベツを見つけにくくなる、というのが農研機構東北農業研究センターの説明である[3]。この間作は、ムギを地面を覆う植物として使うことからリビングマルチとも呼ばれ、キャベツ1株あたりの卵数が64%減ったと示されている。
ただし、64%は特定の試験での卵数であり、成虫の数でも、すべての畑での値でもない。それでも、害虫を殺すのではなく「見つけさせない」ことで被害を減らせるなら、薬剤に頼る前に打てる手があることになる。では、有機農業の規格は、こうした手をどう位置づけているのか。
2. 「ゆうき」の畑でも、くすりをつかうことはある?
2. 有機農業は「農薬ゼロ」ではなく、使う順番が決まっている
2. 有機JAS規格は、耕種的・物理的・生物的防除を先に求める
ゆうきの畑は、くすりをぜったいに使わない、と思うかもしれません。じつは、少しちがいます。
国のきまりでは、まず、そだてかたをくふうする、あみなどで虫を入れない、虫のてきをよぶ、の3つでふせぐのがきほんです。くすりを使えるのは、これだけでは作物が大きなそんがいをうけそうで、いそぐときだけ。しかも、使えるくすりは決まったものだけです[1]。
この記事では、のこりの手の中から、おもしろいものをえらんで見ていきます。まずは、あみです。
日本の有機農産物の規格(有機JAS)の改正前の条文では、畑の害虫や病気の防除は、「耕種的防除」「物理的防除」「生物的防除」、またはそれらを組み合わせた方法だけで行うのが基本です[1]。耕種的は作物の選び方や植える時期など育て方の工夫、物理的は光・熱・音や、人の手・機械を使う方法、生物的は天敵や、害虫が嫌う植物を取り入れる方法を指します[1]。
農薬は、作物に大きな損害が出る危険が差し迫っていて、これらだけでは防げないときに限り、決められた一覧にあるものだけ使えます[1]。つまり「最後の手」で、毎日の道具ではありません。
「有機」「オーガニック」と表示するには、JASマークが必要です。原則として、種まきや植え付けの前に2年以上、化学肥料や化学合成農薬を使っていない田畑で育てることも求められます[2]。
この記事では、この3つの防除のうち、畑の工夫で虫を減らす例を見ていきます。最初は、いちばん身近な「入れない」手、防虫ネットです。
有機JAS規格の考え方は、農薬の否定ではなく、使う順番の指定である。ほ場の有害動植物の防除は、耕種的防除(作目・品種の選定や作付け時期の調整など)、物理的防除(光・熱・音、人力・機械による方法)、生物的防除(天敵動物や、害虫が忌避する植物の導入など)、またはこれらを適切に組み合わせた方法のみで行うのが基本とされる[1]。
これらだけでは効果的に防げず、農産物に重大な損害が生ずる危険が急迫している場合に限り、別表に挙がった農薬だけが使える[1]。したがって有機農業の害虫対策は、「農薬を使わない」というより、「畑のしくみで先に防ぎ、農薬は最後に限定して使う」という設計になる。なお、これは改正案の新旧対照表にある改正前の条文を根拠にした整理で、細部は改正されうる。
認証の入り口にも条件がある。原則として、種まき・植え付けの前2年以上、化学肥料や化学合成農薬を使わない田畑で栽培することが必要で、JASマークなしの「有機」「オーガニック」表示は禁じられる[2](多年生作物などの例外は省く)。では、物理的防除の代表である防虫ネットは、どこまで万能なのか。
3. あみをはれば、小さな虫もはいれない?
3. 防虫ネットは万能ではない:目を細かくすると暑くなる
3. 防虫ネットの目合いは細かいほど暑くなり、小型害虫はそれでも入る
ハウスの窓に、むしよけのあみをはります。あみの目が小さいほど、小さな虫もとおれません。
でも、目が小さいと、風もとおりにくくなります。すると、ハウスの中があつくなり、作物がそだちにくくなったり、はたらく人があぶなくなったりします[8]。
それに、アブラムシやダニのような小さな虫は、目のこまかいあみでも、入ってきてしまうことがあります[4]。
あみだけでは、まもりきれません。そこで、虫のてきをつれてくるやり方が、つかわれるようになりました。
ハウスの換気窓から入るコナジラミやアザミウマを防ぐには、目合い(網の目の大きさ)が0.4mm以下のネットが勧められています[8]。ところが、目が細かいと風が通りにくく、ハウスの中の温度が上がります。作物の育ちや収穫量が落ちたり、作業する人が熱中症になる危険が高まったりします[8]。
さらに、アザミウマやアブラムシ、ハダニのような小さな害虫は、目の細かいネットでも入るのを防ぎにくいと、近畿中国四国農業研究センターの資料にあります[4]。
網だけでは足りないとすれば、害虫を食べてくれる虫を、畑の仲間にするしかありません。次は、その天敵がどこからやってくるかを見ます。
物理的防除の代表である防虫ネットには、トレードオフがある。施設の換気窓から入るコナジラミ類・アザミウマ類を防ぐには、目合い0.4mm以下のネットが推奨される。しかし、目合いが小さいと通気しにくく、室温が上がって作物の生育・収量が下がり、作業者の熱中症の危険も高まる[8]。なお、この資料が扱う新防虫ネットは、織糸に合成ピレスロイド系の成分を練り込む製品であり、有機JASで使えるかどうかは別の話である。
さらに、アザミウマ類・アブラムシ類・ハダニ類などの小型害虫は、目合いの細かいネットでも侵入を防ぐのが難しい[4]。そのため、ネットやフェロモンだけでは十分に防げない現状を受けて、天敵の利用が進められている。では、天敵は畑の中でどう養えばよいのか。
4. ムギのあいだに、テントウムシがすみつく?
4. ムギの畑には、害虫を食べる虫が集まってくる
4. 間作したオオムギは、天敵の住みかと餌になる
ムギをうえたキャベツの畑では、がいちゅうをたべる虫が、ふえました。たとえば、テントウムシ、ゴミムシ、クモ、ハチのなかま、ヒラタアブです[3]。
ヒラタアブは、アブラムシがへることと、ふかくかかわっています。さらに、ソバのような花をいっしょにうえると、花のみつや花ふんが、虫のてきのごはんになります[3]。
でも、畑のなかに、虫のてきがいつもいてくれるとはかぎりません。もっとたしかに、すみつかせるやり方はあるのでしょうか。
オオムギを間作した畑では、テントウムシ類、ゴミムシ類、コモリグモ類、寄生バチ類、ヒラタアブ類といった天敵が増えたことが確かめられています[3]。このうちヒラタアブ類は、アブラムシやネギアザミウマが抑えられることと、密接に関係していると示されています。
ソバのような花を咲かせる植物を足すと、花の蜜や花粉が天敵の餌にもなります[3]。
ムギは、チョウをまどわせる緑のカーテンであると同時に、天敵の住みかにもなるわけです。ただ、天敵が「たまたま」来るのを待つだけでは心もとありません。畑に先に住みついてもらう方法はないのでしょうか。
同じ農研機構の資料では、オオムギの間作によって、テントウムシ類・ゴミムシ類・コモリグモ類・寄生蜂類・ヒラタアブ類などの天敵が増えたと報告されている。とくにヒラタアブ類は、アブラムシ類やネギアザミウマの抑制と密接に関連することが示された[3]。さらにソバなどの開花植物を加えれば、花蜜と花粉がヒラタアブ類や寄生蜂の餌になる。
つまりムギは、チョウから見れば目くらましであり、天敵から見れば住みかと餌場になる。ただし、これは農地に天敵が「来てくれる」ことに頼る手法である。害虫が出る前に天敵を確実に待機させるには、別の工夫が要る。
5. 虫のてきを、さきに待たせておく「バンカーほう」って?
5. 害虫が出る前に天敵を待たせておく「バンカー法」
5. バンカー法は、天敵を「先に」定着させて害虫を予防する技術である
たとえば、まちをまもるヒーローに、じけんがおきるまえから、まちにすんでいてもらうようなものです。ただし、虫のてきは、かんがえて待っているわけではありません。これが「バンカーほう」です。
やり方はこうです。まもりたい作物とはべつの草(バンカー植物)に、作物のがいちゅうにならない虫を、さきにふやしておきます。それを、虫のてきのごはんにするのです。そこへ虫のてきをはなせば、ごはんがあるので、そのままいついてくれます[4]。
ふつうに、虫のてきをそのつどはなすやり方だと、こまることがあります。はなすタイミングがむずかしい。がいちゅうがへると、虫のてきもごはんがなくなって、にげたりしんだりする。それに、虫のてきはねだんが高く、がいちゅうがでるたびに買うのはたいへんです[4]。
がいちゅうは小さくて、見つけたときには、少しの虫のてきではまにあわないことがおおいそうです。ただし、虫のてきをがいちゅうのいない畑にいきなりはなすと、すみつけないこともあります[5]。ですから、さきに「待ちぶせ」させておくのです。
天敵をその都度買って放す方法には、弱点があります。放すタイミングが難しいこと、害虫を減らすと餌がなくなって天敵が散ったり餓死したりすること、天敵が高価で、害虫が出るたびに買い足せないことです[4]。
これを解決するために開発されたのがバンカー法です。守りたい作物とは別の「バンカー植物」に、作物の害虫にはならず天敵の餌になる「代替餌」の虫を先に用意し、そこに天敵を放します。そうして施設の中で天敵を増やし続け、害虫を予防的に抑えます[4]。
考え方は「待ち伏せ」です。害虫は小さく、見つけたときには少量の天敵では抑えきれないことが多い一方、アブラムシに餌を頼る天敵は、害虫がいない場所に放すと定着できない恐れがあるからです[5]。
では、実際にはどんな組み合わせがあり、うまくいくのでしょうか。
天敵をその都度放つ方式には、放飼のタイミングが難しい、害虫を防除すると天敵が分散または餓死する、天敵製剤が高価で害虫が発生するたびに購入しにくい、という問題がある[4]。バンカー法は、これらを解決するために開発された。バンカー植物上に、作物の害虫にはならず天敵の餌になる代替餌(代替寄主)を接種し、そこへ天敵を放して施設内の天敵個体群を維持し、害虫を予防的に防除する技術である[4]。
「待ち伏せ」が要るのは、害虫が小さく発見が遅れやすく、見つけた時点では少量の天敵では抑えにくいからだ。一方で、アブラムシに餌を依存する天敵は、害虫がいない所に放すと定着できない恐れがある[5]。害虫がいない時期に、害虫とは別の餌で天敵を養う、というのがこの方法の要点である。では、その組み合わせは、どこまで通用するのか。
6. なつは、ムギのかわりに、なにをうえる?
6. 夏のハウスでも使える組み合わせを探した
6. ムギとソルガムのバンカーを比べた、万願寺とうがらしのハウス実証
さいしょに作られたのは、ムギと、ムギにつくアブラムシ、それを食べるハチ(コレマンアブラバチ)のくみあわせです。でも、なつはムギがそだちません。それに、このハチがふせげるアブラムシは、4しゅるいのうち2しゅるいだけでした[4]。
そこで、ソルガムという草と、ヒエノアブラムシ、それを食べるショクガタマバエという虫のくみあわせが、作られました。
まんがんじとうがらしのハウスで、ためしました。ソルガムのハウスでは、たすけがいるかぶが見つかった回も、ふせぐ作業をした回も、0回でした。ムギのハウスでは、ハチがうまくすみつかず、あまりきかなかったそうです[4]。
ただし、これは1回の作つけでのしけんです。どこでも0回になるわけではなく、ショクガタマバエは、1日のへいきんきおんが15度より上の時期むきです。
最初に整えられたのは、ムギ(バンカー植物)、ムギクビレアブラムシ(代替寄主)、コレマンアブラバチ(天敵)の組み合わせです。ただし、夏はムギが育たず、コレマンアブラバチで抑えられるアブラムシは、問題になる4種のうち2種(モモアカアブラムシとワタアブラムシ)にとどまりました[4]。
そこで、ソルガムというイネの仲間の植物と、ヒエノアブラムシ、そして食蚜(しょくが)性のタマバエであるショクガタマバエを組み合わせる方法が開発されました。
万願寺とうがらしのハウスでの実証では、ソルガムのハウスは、手当てが必要な株が見つかった調査回数も、防除の作業回数も0回でした。ムギのハウスでは、調査22回のうち4回ずつ要防除株が見つかり、薬剤散布や枝葉の除去も各3回行われました。コレマンアブラバチがうまく定着しなかったのが理由とされます[4]。
ただし、これは特定のハウスでの1作の例です。ショクガタマバエは、日平均気温が15℃以上の時期に向いた天敵です。
最初に整えられたのは、ムギ類(バンカー植物)、ムギクビレアブラムシ(代替寄主)、コレマンアブラバチ(天敵)の組み合わせである。しかし、夏にムギが育たない、コレマンアブラバチで防除できるアブラムシは対象の4種中2種(モモアカアブラムシ、ワタアブラムシ)のみ、という限界があった[4]。そこで、ソルガム+ヒエノアブラムシ+ショクガタマバエ(食蚜タマバエ)という別の組み合わせが開発された。
万願寺とうがらしのハウスでの実証では、ソルガムバンカー区は、要防除株が確認された調査回数も防除対策の実行回数も0回に抑えられた。対してムギバンカー区の2つのハウスでは、調査22回のうち4回ずつ要防除株が見つかり、薬剤散布や枝葉の除去がそれぞれ3回行われた。コレマンアブラバチが上手く定着せず、効果は限定的だったという[4]。
ただし、これは1作・2つのハウスの実証例で、どこでも0回になる保証はない。ショクガタマバエは日平均15℃以上の時期向けという条件もある。天敵に頼る手にも、向く季節と相手がある。
7. 虫の「こいの合図」で、畑をいっぱいにするとどうなる?
7. 虫の「恋の合図」を畑にまいて、オスとメスを出会わせない
7. 交信かく乱:性フェロモンで交尾を妨げ、次の世代を減らす
虫のメスは、においで、オスをよびます。このにおいを、人が作って、畑じゅうにただよわせます。すると、オスはメスにあえません。たまごができなければ、つぎのせだいの虫がへります。これを「こうしんかくらん」といいます[6]。
ナシの木につく、ヒメボクトウという虫では、なにもしない畑では、わなにオスがたくさんかかりました。かくらんした畑では、1ぴきもかかりませんでした。3年つづけると、虫の数も、きずついた木も、へりました[6]。
ただし、これはヒメボクトウの1つのれいです。どの虫にも同じようにきくわけではありません。広い場所でやったほうがきやすいので、町のみんなで、いっしょに取り組むのがだいじだそうです[6]。
交信かく乱は、人工的に作った雌の性フェロモンを畑や果樹園に満たし、雄が雌に出会えず交尾できないようにして、次の世代を減らす方法です[6]。
徳島県の試験では、ナシのヒメボクトウという害虫で、何も処理しない園では雄が大量に誘殺トラップにかかりました。かく乱した園では、雄はかかりませんでした(阻害率100%)。3年続けた結果、害虫の発生数も被害を受けた木の割合も下がり、効果が認められています[6]。
注意点は2つあります。広い範囲で行うほど効果が高まるので、地域が一体になって取り組むことが大切だということ。近くに虫の発生場所があると、そこから入ってくる心配があることです[6]。福島県の資料では、10aあたり100本を、成虫が出る前に置いた処理で高い効果が示されています[7]。
ネットは虫を入れず、ムギは卵を産む場所をまどわせ、フェロモンは出会いをじゃまします。どれも、虫を殺すより前に、虫が増えにくい畑にする手でした。
交信かく乱は、合成した雌の性フェロモンを畑や果樹園に満たし、雄が雌に出会えず交尾できないようにして次世代を減らす方法である。徳島県の試験では、ナシのヒメボクトウについて、無処理園ではトラップに多数の雄が誘殺されたのに対し、交信かく乱園では誘殺されなかった(阻害率100%)。3年続けた結果、発生数と被害樹率も低下し、防除効果が認められた[6]。
ただし、これは特定の害虫(ヒメボクトウ)の試験例であり、すべての虫に効くわけではない。また広範囲で実施するほど効果が高まるため、地域一体の取り組みが肝要とされ、近くに発生場所があると、そこから成虫が移入する懸念がある[6]。福島県の実用技術情報でも、10a当たり100本の処理は高い交信かく乱効果を示した[7]。畝間のムギは産卵を、バンカー植物は天敵の待機を、フェロモンは交尾を、それぞれ狙う手であり、いずれも害虫を「殺す」より前に「増えにくくする」という共通点がある。
8. じぶんでも、しらべてみたくなったら
8. 自分でも調べてみたくなったら
8. 自分でも調べてみたくなったら
きょうできること
花がさいているところで、10分だけ、ようすを見てみましょう。ヒラタアブやテントウムシが、来るでしょうか。見るだけで、さわりません。ハチににている虫もいるので、近づきすぎないようにします。
おでかけでできること
やさいうりばで、「ゆうき」と書いてあるやさいに、JASのマークがあるか、さがしてみましょう。
くわしく知りたいとき
のうりんすいさんしょうの「ゆうき農業」のページや、のうけんきこうのバンカーほうのマニュアルは、このページの下の「しらべた もとの じょうほう」から見られます。
今日できること
花の咲いている公園や道ばたで、10分間、どんな虫が来るか数えてみましょう。ヒラタアブやテントウムシ、小さなハチなどが、花のどこにとまるでしょうか。見るだけにして、さわらず、近づきすぎないようにします。
出かけてできること
お店や直売所で、「有機」と書かれた野菜にJASマークがあるか、見てみましょう。
公式情報
農林水産省の有機農業のページと、近畿中国四国農業研究センターの「アブラムシ類対策のためのバンカー法 技術マニュアル」を読むと、さらに詳しく分かります。
今日できること
花の咲いている公園や道ばたで、10分間、訪れる虫の種類と回数を数えてみるとよい。資料に出てくるヒラタアブ類やテントウムシ類が実際に来るかを見ることが、観察のきっかけになる。観察だけにとどめ、さわらず、近づきすぎないこと。
出かけてできること
店や直売所で、「有機」「オーガニック」と表示された野菜にJASマークがあるかを見てみる。
公式情報
農林水産省「有機農業」のページと、近畿中国四国農業研究センターの「アブラムシ類対策のためのバンカー法 技術マニュアル 2011年版」が一次資料である。東北みどりWebセミナー資料(農研機構)には、リビングマルチの図表がある。
しらべた もとの じょうほう
参考にした情報源
参考にした情報源と、その使い方
この記事は、国・研究機関・県の公開資料を突き合わせて書きました。数字は、それぞれの試験での結果です。
- 農林水産省「有機農産物の日本農林規格の一部改正 新旧対照表」 https://www.maff.go.jp/j/jas/kaigi/attach/pdf/240209-9.pdf (防除の考え方と農薬を使える条件)
- 農林水産省「有機農業(有機JAS)」 https://www.maff.go.jp/j/seisan/kankyo/yuuki/index.html (認証の条件。原則の紹介のみ)
- 農研機構「リビングマルチによる害虫防除(露地野菜)」東北みどりWebセミナー資料(2024年3月1日) https://www.maff.go.jp/tohoku/seisan/midori_seminar/attach/pdf/240301-61.pdf (オオムギ間作と天敵)
- 近畿中国四国農業研究センター「アブラムシ類対策のためのバンカー法 技術マニュアル 2011年版」 https://www.naro.go.jp/publicity_report/publication/files/method_banker_plants2011.pdf (バンカー法の考え方・組み合わせ・実証)
- 鹿児島県「有機農業(施設栽培でのバンカー植物・天敵温存植物の利用技術)」 https://www.pref.kagoshima.jp/ag11/yuuki/documents/97445_20220330114113-1.pdf (天敵を待ち伏せさせる考え方)
- 徳島県立農林水産総合技術支援センター「ヒメボクトウの交信かく乱」 https://www.pref.tokushima.lg.jp/file/attachment/580969.pdf (交信かく乱の試験結果)
- 福島県農業総合センター果樹研究所「実用技術情報(リンゴ・ナシのヒメボクトウ)」 https://www.pref.fukushima.lg.jp/uploaded/attachment/454070.pdf (処理本数の目安)
- 農研機構「新防虫ネット」(最新農業技術・品種2021) https://www.naro.go.jp/smart-nogyo/midori/files/house_03.pdf (防虫ネットの目合いと暑さ)
なおした ところ
更新履歴
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