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つきみうどんは、どうして「月見」と いうの?

月見うどんは、なぜ「月見」なのか ── 卵の黄身を月に見立てた名前をたどる

「月見」と名のつく卵料理の名前のわけ ── 辞典の定義、江戸の卵の値段、月見バーガー、月見酒から読む

分野:歴史・文化

じてんで「つきみ」を ひくと、月を 見る ことの ほかに、ふしぎな いみが のって います。「たまごを おとした りょうり」です。

月見うどん、月見そば、月見バーガー。どれを 食べても、月は 見えません。それなのに、どうして 「月見」と いうのでしょうか。じてんと むかしの ねだんを 見ながら、なまえの わけを さがして みます。

辞典で「月見」を引くと、月を見ることのほかに、もう1つ、不思議な意味がのっています。「卵を落とし入れた料理」です。

月見うどん、月見そば、月見バーガー。どれを食べても、月は見えません。それなのに、なぜ「月見」なのでしょうか。辞典と江戸時代の品書き、企業の説明を読み比べて、名前のわけと、いつごろから使われたのかをたどります。

「月見」を辞典で引くと、月を眺めることとは別に、卵を落とし入れた料理を指す語義が立っている。月見うどん・月見そば・月見とろろがその例で、月そのものは出てこない。

この名前は何を月に見立て、いつから使われているのか。辞典の定義、江戸末期の品書きに記された卵の値段、月見そばの登場時期をめぐる説明、月見バーガーの命名、そして実際に月を眺める「月見酒」の用例を突き合わせて整理する。

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1. 月に みたてて いるのは、どこ?

1. 辞典が「月」と呼ぶのは、黄身だけ

1. 見立ての中身 ── 辞典の語義と、白身・海苔の説明

月見うどんは、あついうどんに、なまの たまごを おとした たべものです。じてんには、たまごの きみを、まんげつに みたてている、と 書いて あります[1][2]。

「みたてる」は、ある ものを、べつの ものに 見えると 考える ことです。おみせやさんごっこで、まるい ボタンを おかねに 見たてる ことが ありますよね。それと 同じで、まるくて きいろい きみを、まんげつに 見たてました。ただし 本当は、うどんの 上に 月が あるわけでは ありません。

しろみを くもに 見たてる、と いう せつめいも よく 見ます。でも、じてんに 書いて あるのは、きみを 月に 見たてる ところ だけです[2]。

月見うどんは、かけうどんに生卵を落とした料理です。辞典は、卵の黄身を満月に見立てた名前だと説明します[2]。月見そばも同じで、かけそばに生卵を落とし、黄身を月にたとえています[3]。「月見」だけで卵を落とした料理を指す使い方もあり、山芋をすった上に黄身を落とした月見とろろも、その仲間です[1]。

「見立てる」とは、あるものを別のものにたとえて楽しむことです。ままごとで丸いボタンをお金に見立てるのと同じです。ただし本当は、丸い黄身は月ではなく、もちろん食べものです。

よく聞く「白身は月にかかる雲」という説明は、辞典の定義には出てきません。辞典が挙げているのは、黄身が月、というところまでです。白身の雲や、海苔を夜空にたとえる話は、解説サイトなどの説明として広まっているようです[2]。

辞典の「月見」には、月を眺めること以外に、卵を落とした料理を指す語義がある。デジタル大辞泉は、卵黄を月に見立てた呼び方として、月見とろろ・月見うどん・月見そばを並べる[1]。精選版日本国語大辞典は、すった山芋の上に生卵の黄身を落としたとろろ料理と、「つきみうどん・つきみそばの略」を、別の語義として分けている[1]。

月見うどんは、生卵を落としたかけうどん、月見そばは、生卵を落としたかけそばである。どちらも辞典が見立ての相手にしているのは、黄身と月の対応だけだ[2][3]。

よく聞く「白身は雲、海苔は夜空」という説明は、辞典の定義ではなく、解説サイトや百科事典の小見出しに見られる説明である[2]。白身の雲が、名づけの当初からあった見立てなのか、後から加わった説明なのかは、はっきりしない。「月見」の見立ての核は、まず黄身と満月の対応にある。

2. むかしの おそばやさんに、月見は あったの?

2. 江戸の品書きに、卵は高くて「月見」はない

2. 江戸末期の品書きと卵の値段 ── 「玉子とじ」はあっても「月見」はない

いまから 170ねんほど まえ、江戸えどじだいの おわりごろの おそばやさんの ねだんが、本に のこって います。かけそばは 16文もん。「もん」は、むかしの おかねの たんいです。たまごを のせた 「たまごとじ」は 32文で、かけそばの ちょうど 2ばい でした[4]。

ゆでたまご 1こは 20文で、かけそば 1ぱいよりも たかかった、と 言われます[6]。たまごは、それだけ たいせつな たべものでした。

そして、その ねだんの ひょうに、「月見」と いう なまえは 出て きません[4]。

月見うどんや月見そばは、江戸時代にはあったのでしょうか。江戸末期の風俗記録『守貞謾稿もりさだまんこう』に基づくとされるそば屋の品書きでは、かけそばが16文、「玉子とじ」は32文で、ちょうど2倍です[4]。玉子とじは、汁を溶き卵でとじたもので、生卵を落とす月見とは別の料理です。

大坂のうどん屋の品書きも似ています。うどん16文に対して、うどんの玉子とじにあたる「けいらん」が32文、溶き卵を入れて蒸した「おだまき」が36文でした[5]。どちらの品書きにも「月見」は見つかりません。

卵の値段も紹介されています。かけそば1杯が16文だったころ、ゆで卵は1個20文で売られていたといいます[6]。紹介記事によれば、ゆで卵1個は、かけそば1杯の1.25倍(20÷16)の値段だったことになります。卵を売るための養鶏所ができたのも、江戸の終わりごろだったそうです。

そばより高い卵を、丸ごと1個、生のままのせる。江戸の人には、思いつきにくい使い方だったのかもしれません。

江戸末期の風俗記録『守貞謾稿もりさだまんこう』(1853年=嘉永6年に完成)に基づく品書きとして、日本麺類業団体連合会は、江戸のそば屋の値段を紹介している。そばが16文、天ぷらと玉子とじが32文で、玉子とじは、かけそばの2倍(32÷16)である。種物(具をのせた麺)のうち、卵を使うものの値段がわかる例だ[4]。玉子とじは汁を溶き卵でとじたもので、生卵を落とす月見とは別物だ。

大坂のうどん屋の品書きでは、うどん16文に対し、うどんの玉子とじである「けいらん」が32文(2倍)、溶き卵を入れて蒸した「おだまき」が36文(2.25倍)。この一覧にも「月見」は見当たらない[5]。種物は江戸末期に品数が増え、最も早いものの1つが「しっぽく」だとされる[4]。

卵の値段は、ダイヤモンド・オンラインが、同じ守貞謾稿に基づくとして紹介している。かけそば1杯16文の時代に、ゆで卵は1個20文(1.25倍)で、卵を売る養鶏所ができたのは江戸末期。鶏は5〜6日に1個ほどのペースでしか産まなかったという[6]。ただし、この数値は二次的な紹介記事を通したもので、原文の頁は示されていない。

なお、卵とそばの組み合わせ自体は、1750年(寛延3年)刊の『料理山海郷』にある玉子蕎麦切が最初とされる。これは卵をそば粉に練り込む変わりそばで、上にのせる月見の原型ではない[7]。卵は、「ぜいたくに練り込むもの」としてなら、江戸時代に使われていた。

3. 月見は、いつ できたの?

3. 月見そばは明治以降とされるが、はっきりしない

3. 「月見」の登場時期と名づけの説 ── 明治以降説と「田毎の月」

いつ 月見そばが できたのか、はっきりした ことは 分かって いません。おそばの かいしゃが あつまる だんたいの せつめいでは、「明治めいじより あとに できたのでは ないか」と 考えられて います[7]。江戸えどの おそばやさんの ひょうに 月見が ないことも、その 考えと 合うと、この メモでは 見て います。月見うどんは、いつ できたのかも、はっきり しません。

なぜ 江戸えどに なかったのでしょうか。たまごが たかかった ことや、なまの たまごを 食べる ときの あんぜんの こと などが 考えられて います[8]。

なまえの わけにも、いくつか せつが あります。ある せつでは、のりを「田んぼ」に 見たてます。むかし、しんしゅうの 山の 田んぼに、一まいずつ 月が うつる けしきが ゆうめいでした。それを 月見そばに たとえた、と いうのです[7]。ほかの せつも あるので、これが 正しいと 決まって いるわけでは ありません。

月見そばがいつ生まれたのかは、はっきりしません。時期ははっきりしないものの、そば業界の団体の解説では、明治以降に作られたものと考えられています[7]。前の章で見た江戸の品書きに「月見」がないことも、この考えと合います。ただし、これはこのメモの見方で、解説が根拠として挙げているわけではありません。誰が最初に考えたのか、初めて文献に出てくるのがいつなのかは、分かっていません。月見うどんについても、起源のはっきりした資料は見つかりませんでした。

江戸時代になかった理由としては、卵の値段と衛生面が挙げられています[8]。生卵をそのままのせるには、安く手に入ることと、安心して食べられることが必要だった、ということでしょう。ただし、当時の記録がそう書いているわけではなく、あとから考えられた説明です。

名前の由来にも説があります。信州の冠着山(姨捨)の棚田には、田に1枚ずつ月が映る「田毎の月たごとのつき」の景色があり、海苔をその「田」に見立てた、という説です[7]。別の資料では、海苔を月あかりに浮かぶ山、三つ葉を松に見立てるなど、海苔の役割も説明が分かれます[16]。

月見そばの登場時期は不明だが、日本麺類業団体連合会の解説では、明治以降の創作と考えられている[7]。前章の江戸の品書きに「月見」が無いことは、この見方と矛盾しないが、解説が挙げる根拠ではなく、このメモの推論である。ただし、初めて文献に現れる時期や考案者は分かっていない。月見うどんは起源の資料自体が見当たらず、江戸説・昭和説などがネット上に見られるが、根拠となる文献は挙げられていない。うどんの登場時期を、そばの明治以降説からそのまま推し量ることもできない。

江戸期に生卵をのせる料理が生まれにくかった理由として、卵の値段(価値)と衛生面が挙げられる[8]。前章の値段を踏まえると自然な説明だが、当時の記録が理由を明記しているわけではなく、推定である。

名づけには、資料によって説が分かれる。日本麺類業団体連合会が紹介するのは、信州更級の冠着山(姨捨おばすて)の「田毎の月たごとのつき」に基づき、海苔を田に見立てたとする説である[7]。別の解説では、海苔は月光に浮かぶ山、三つ葉は松にたとえられる[16]。海苔の見立て(田・山・夜空)は資料ごとに異なり、いずれも定説ではなく、一説として扱うのが妥当である。

4. たまごが ふつうに なって、月見バーガーが うまれた

4. 卵が身近になり、1991年に月見バーガーが生まれる

4. 卵の消費量・物価の推移と、月見バーガー(1991年)の命名

たまごが たかい ものでは なくなったのは、くらしが ゆたかに なった、ここ 60ねんほどの ことです。1960ねんごろ、1人で 1ねんに 食べる たまごは 105こ ほど でした。2019ねんには 292こ ほどで、およそ 2.8ばいです[9]。

1991ねん、日本マクドナルドが「月見バーガー」を はじめて うりました[11]。たまごを はさんだ バーガーです。さいしょの なまえは、「ベーコンチーズエッグバーガー」でした。

マクドナルドの せつめいでは、しけん食べかいで、その ころの 社長が「これは 月見バーガーや!」と なまえを つけました。まんまるな たまごから お月見を おもいだし、秋に うる ことも いっしょに 考えた、と いう ことです[12]。

卵が身近になったのは、戦後の高度成長期以降です。農林水産省のデータによると、1人が1年に食べる卵は、1960年に約105個でした。2019年には292個(Mサイズ換算)で、約2.8倍です[9]。しかも、1970年を100とすると、食料全体の物価は2020年に3.5倍になったのに、卵は1.6倍にとどまりました。卵は「物価の優等生」といわれます[9][10]。

1991年、日本マクドナルドが月見バーガーを初めて発売しました[11]。開発のきっかけは、「バーガーに入っていると嬉しい食材」の調査で、卵が人気だったことです。卵が安定して手に入る秋の商品にしたと同社は説明しています[11]。

同社の創立50周年サイトによると、最初の名前は「ベーコンチーズエッグバーガー」でした。試食会で当時の社長が「これは月見バーガーや!」と言って、この名前に変わったそうです。まんまるな卵から月見を連想し、秋の発売にも合うから、という理由です[12]。うどんの「月見」と同じように、丸い卵から月を思いついたことになります。

卵が日常の食材になったのは、戦後の高度成長期以降である。農林水産省のデータをもとにした集計では、1人あたり年間の卵の消費量は1960年に約105個、2019年に292個(Mサイズ換算)。292÷105で約2.8倍だ。1970年を100とした物価は、2020年に食料全体で3.5倍、卵は1.6倍だった[9]。東京の卵の小売価格も、1965年の219円/kgから2013年の340円/kgまでの48年間で、120円強しか上がっていない[10]。江戸末期にゆで卵1個がかけそば1杯より高かった状況とは、大きく違う。卵が安くなったことは、「卵を丸ごとのせる料理」が広く作られる前提の1つになりうる。

日本マクドナルドの月見バーガーは1991年に初めて販売された。開発は、「バーガーに入っていると嬉しい食材」の調査で卵が人気だったことから始まり、卵が安定して供給される秋に売る商品とされた[11]。

同社の創立50周年サイトは、当初の名称は「ベーコンチーズエッグバーガー」で、試食会で当時の社長が、まんまるな卵から月見を連想し、秋の発売と重ねて「月見バーガー」と命名した、と説明している[12]。企業の自社説明であり、第三者の裏付けは示されていない。それでも、丸い卵を月に見立てる発想が、うどん・そばから新しい食べものへ移った一例として読める。

5. 「月見」は、ほんとうに 月を 見る ことも ある

5. 月を見る「月見酒」と、月にたとえる「月の杯」

5. 月見酒(辞典に残る最古の用例は1660年)と「月の杯」(同1384年ごろ)

月見うどんは 月を 見ませんが、月を 見ながら する「月見」も あります。「月見酒」は、月を 見ながら のむ おさけの ことです[13]。おさけは おとなの ものです。20さいに ならない 人は のみません。

むかしの 本には、さかずきを 月に たとえる ことばも あります。「月の さかずき」です[14]。月を 見る「月見」と、月に みたてる「月見」。おなじ ことばでも、いくつかの つかいかたが あるのです。

月見うどんの「月見」は月を見ませんが、こちらは本当に月を見ます。「月見酒」は、月を見ながら飲む酒のことで、秋の季語です[13]。お酒は大人のもので、20歳未満の人は飲んではいけません。子どもは、言葉としてだけ知っておけば十分です。

辞典が挙げる、月見酒の一番古い用例は、1660年の俳諧の本にある句です[13]。ただし、これは今残っている資料で見つかる最も古い例のことで、言葉がその年に生まれたとは限りません。

月と酒は、もっと昔から結びついていました。平安時代の貴族が「観月の宴」を開き、杯に月を映して楽しんだと、酒造会社は説明しています[15]。また「月の杯」という言葉は、杯そのものを月にたとえる言い方で、1384年ごろの謡曲『通小町』に用例があります[14]。

月を見る月見と、月にたとえる月見。うどんの月見は後者で、酒の月見は前者です。名前が同じでも、月との付き合い方はちがっていたのです。

卵料理とは逆に、実際に月を眺める月見が「月見酒」である。辞典は「月を見ながら飲む酒」で、秋の季語と説明する[13]。精選版日本国語大辞典が挙げる最古の用例は、1660年(江戸前期)の俳諧の書にある句だ。ただし、辞典の用例は現存資料での初出であって、語の成立時期とは限らない。なお酒は大人向けの話題であり、20歳未満の飲酒は法律で禁じられている。

酒と月の結びつきは、もっと古い。酒造会社の解説によると、平安時代に中国から伝わった月見では、貴族が観月の宴を催し、水面や杯に月を映して楽しんだ[15]。酒造会社の解説であり、「杯に映す」の一次史料までは示されていない。

もう1つの見立てが「月の杯」で、辞典は、杯を月にたとえる語で、美しい杯のことだと説明し、1384年ごろの謡曲『通小町かよいこまち』を用例に挙げる[14]。「月を杯に映す」のと、「杯を月にたとえる」のは別の話で、辞典が示すのは後者である。

こうして並べると、「月見」の語は、月を眺めるという本来の意味と、ものを月にたとえる見立てという、2つの流れをもつ。月見うどんの卵は、後者の流れにある。

6. 「月見」と いう なまえの 食べものを、さがして みよう

6. 「月見」の名前を、自分の目で探す

6. 見立ての「相手」を、自分で確かめる

おみせの メニューや、スーパーの たなを 見て、「月見」と いう なまえの ついた たべものを さがして みましょう。見つけたら、なにを 月に みたてて いるのか、かんがえて みます。まるい きみでは ない ものが 月に なって いるかも しれません。

もう1つ、じてんで「月見」を ひいて みましょう。いみが、いくつ あるでしょうか。

安全のために

たまごを 食べると からだの ぐあいが わるくなる 人も います。さがす だけで よいので、食べる ひつようは ありません。お店の 人や おうちの 人と いっしょに 見ましょう。

お店のメニューやスーパーの棚で、「月見」の名前がついた食べものを探してみましょう。何が月に見立てられているのか、黄身のほかに、海苔や白身に説明がついているかを見比べると、名づけの考え方がお店ごとに少し違うことに気づけるかもしれません。

辞典サイトで「月見」「月見蕎麦」を引くと、辞典ごとに語義の分け方が違います。このメモで読み比べた説明の出どころが、自分で確かめられます。江戸時代の品書きの値段に興味がわいたら、『守貞謾稿』の原文は、国立国会図書館のデジタルコレクションで探せます。

安全のために

卵アレルギーの人もいます。探すだけで、食べる必要はありません。お店で見つけるときは、大人といっしょにしましょう。

身近な「月見」の名前を集めて、見立ての対象を分類してみるとよい。黄身だけか、白身や海苔にも意味が与えられているか、店や商品の説明文がどう書いているか(説明文が見当たらなければ、商品名や写真で見立ての対象を比べる)。辞典の定義(黄身=月)と、お店の説明(白身=雲、海苔=夜空・田など)を分けて記録すると、このメモが示した「定義」と「説明」の違いを、自分の目で確かめられる。

辞典サイトで「月見」「月見蕎麦」「月見酒」を引き比べると、語義の立て方の違いも見えてくる。江戸の品書きの値段は、今回は二次的な紹介記事で読んだものなので、原文(『守貞謾稿』)が読みたくなったら、国立国会図書館のデジタルコレクションなどを探す道すじがある。

安全のために

卵アレルギーの人もいる。探すだけで、食べる必要はない。酒は大人向けの話題であり、20歳未満の飲酒は法律で禁じられている。

しらべた ところ

参考にした情報源

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  1. コトバンク「月見」(デジタル大辞泉、精選版 日本国語大辞典、世界大百科事典)。 https://kotobank.jp/word/%E6%9C%88%E8%A6%8B-99138 (「月見」に卵を落とした料理を指す語義があること、月見とろろ・月見うどん・月見そば)
  2. Weblio辞書「月見うどん」(デジタル大辞泉ほか)。 https://www.weblio.jp/content/%E6%9C%88%E8%A6%8B%E3%81%86%E3%81%A9%E3%82%93 (卵黄を満月に見立てるという定義、白身を雲・海苔を夜空にたとえる説明)
  3. コトバンク「月見蕎麦」(デジタル大辞泉、精選版 日本国語大辞典)。 https://kotobank.jp/word/%E6%9C%88%E8%A6%8B%E8%95%8E%E9%BA%A6-675472 (月見そばの定義)
  4. 日本麺類業団体連合会「そばの散歩道」江戸時代のそばの品書き。 https://nichimen.or.jp/know/zatsugaku/30/ (『守貞謾稿』に基づく、そば16文・玉子とじ32文の品書き、種物とその広がり)
  5. 日本麺類業団体連合会「そばの散歩道」江戸時代のうどん屋の品書き。 https://nichimen.or.jp/know/zatsugaku/31/ (大坂のうどん屋の品書きにある、けいらん・おだまきの値段)
  6. ダイヤモンド・オンライン「江戸時代、高級品だった『卵』」。 https://diamond.jp/articles/-/15968 (ゆで卵1個20文、養鶏所の登場、鶏の産卵のペース)
  7. 日本麺類業団体連合会「そばの散歩道」そばと卵。 https://nichimen.or.jp/know/zatsugaku/35/ (玉子蕎麦切、月見そばは明治以降と考えられること、「田毎の月」説)
  8. 出雲そば本田屋「月見そば」。 https://www.sobahonda.co.jp/blog/moon-viewing-soba/ (江戸時代に生卵をのせにくかった理由の説明、海苔・三つ葉の見立て)
  9. nippon.com「卵大好き! 年間292個も食べる日本人」(農林水産省のデータ)。 https://www.nippon.com/ja/japan-data/h01002/ (1人あたりの卵の消費量の推移、卵と食料全体の物価の比較)
  10. 三重県「Hello!とうけい♪ vol.202 卵は物価の優等生?」(総務省統計局 小売物価統計調査)。 https://www.pref.mie.lg.jp/DATABOX/86403002585.htm (東京の卵の小売価格、1965年と2013年の比較)
  11. 日本マクドナルド「初公開! マックの秋の定番『月見バーガー』誕生秘話」。 https://www.mcdonalds.co.jp/burgerlove/static/burger/376/index.html (1991年の発売、卵が人気だった調査、秋に出す商品とされたこと)
  12. 日本マクドナルド創立50周年記念サイト「FUNBURGERの真実 月見バーガー」。 https://www.mcdonalds.co.jp/campaign/thankyou50th/history/funburger/tsukimiburger/ (最初の名前と、試食会で社長が「月見バーガー」と命名したという同社の説明)
  13. コトバンク「月見酒」(デジタル大辞泉、精選版 日本国語大辞典)。 https://kotobank.jp/word/%E6%9C%88%E8%A6%8B%E9%85%92-686764 (月見酒の意味、季語、1660年の用例)
  14. コトバンク「月の杯」(デジタル大辞泉、精選版 日本国語大辞典)。 https://kotobank.jp/word/%E6%9C%88%E3%81%AE%E6%9D%AF-571170 (杯を月にたとえる言葉と、1384年ごろの謡曲『通小町』の用例)
  15. 朝日酒造「月見酒」の解説。 https://magazine.asahi-shuzo.co.jp/enjoy/302 (平安時代の貴族の観月の宴と、杯に月を映す楽しみ方)
  16. びしん「江戸季節そばの魅力9月 月見そば」(note)。 https://note.com/sejour_delicieux/n/n49f214fdfcc4 (海苔・三つ葉の見立てなど、月見そばの名前をめぐる別の説明)

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