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ここにあるのは、だれかが実際に調べ、考え、作ってきたことを集めたメモです。気になったら、ページの下の「参考にした情報源」から、もとの本や記事、それを生み出した人たちに、直接ふれてみてください。このメモには書ききれないおもしろさが、そこにあります。

なまずは ふだん どこに いて、雨の 夜には どこへ いくの?

ナマズはふだんどこにすみ、雨の夜にどこへ向かうのでしょうか

ナマズは平地の泥底からどこへ移動して産卵するのか:湖・川・水田と、日本のナマズ属のすみ分け

分野:生きもの

なまずは、ふだん 泥どろの 底そこに いる さかなです。でも、梅雨つゆの 雨の 夜には、川や 湖から 田んぼへ のぼって いく ことが あります。

どうして 田んぼへ いくのでしょう。そして、日本には、すむ ところが ちがう なまずの なかまが いるのでしょうか。この ページを 読むと、それが わかります。

ナマズは、平地の湖や、ゆるやかな川の泥の底にいる魚です。ところが琵琶湖のまわりでは、5〜6月に雨が降ると、湖から水路をのぼって田んぼへ向かうことがあるといわれます。さらに、大型の仲間は川が増水してできた水たまりで卵を産むこともあります。

ふだんは泥の底にいる魚が、なぜ雨のときに田んぼへ向かうのでしょうか。日本にいるナマズの仲間は、すむ場所をどう分けているのでしょうか。この記事を読むと、ナマズの暮らしの移り変わりと、仲間ごとのすみかの違いが分かります。

ナマズ(マナマズ)は、平野部の湖沼や流れの緩やかな河川の泥底にすみ、産卵期の5〜6月には灌漑水路や水田に入って産卵する[1]。琵琶湖の魚道水田では、5〜6月の降雨時に琵琶湖から遡上する[2]。ひとつの場所で一年を過ごす魚ではなく、季節によって使う場所が変わる。

では、雨はナマズの行動にどう関わるのか。琵琶湖にいる大型の仲間は、どこで暮らし、どこで産卵するのか。日本のナマズ属は、すむ場所をどう分けているのか。この記事を読むと、ナマズの季節ごとの移動と、種ごとのすみかの違いが分かる。

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1. なまずは、ふだん どんな ところに いるの?

1. マナマズのふだんのすみかは、平地の湖や川の泥の底

1. 平野の湖沼と緩い流れ:ナマズのふだんのすみか

なまずは、平らな ところに ある 湖や、ゆっくり ながれる 川に すんで います。そこの 泥どろや すなの まざった 底そこが、ふだんの すみかです[1]。

日本の ほとんどの ところに いて、台湾たいわんや となりの 国にも います。思って いたより、ずっと 広い はんいに すんで います。

なまずは、夜に えさを とる さかなです。日が しずんだ すぐ あとから、朝日が のぼる 少し 前まで、小さな さかなや かえる、えびなどを たべます[3]。

では、そんな なまずが、雨の 夜に どこかへ でかけると いうのは、ほんとうでしょうか。

広く暮らす、泥底の魚

ナマズ(マナマズ)は、平野部の湖や、流れのゆるやかな川の、泥または砂まじりの泥の底にすんでいます。日本のほぼ全土のほか、台湾、朝鮮半島(東海岸を除く)、アジア大陸の東部に広く分布しています[1]。

夜に動いて、小魚やカエルを食べる魚

ナマズは基本的に夜行性で、日没の直後から日の出の直前にかけて餌をとるとされます[3]。餌は小魚、カエル、エビ類などの小動物で、淡水では小さな生き物を食べる側にいる魚です[1]。

昼のあいだ泥の底で過ごし、夜に動く魚が、雨の夜にはいつもと違う場所へ向かうことがあります。どこへ向かうのでしょうか。

ナマズ(マナマズ)の分布は広く、日本のほぼ全土、台湾、朝鮮半島(東海岸を除く)、アジア大陸東部に及ぶ。生息環境は平野部の湖沼や流れの緩やかな河川で、泥または砂泥の底である[1]。流れの速い渓流ではなく、水の動きが小さい低地の水域が、ふだんの暮らしの場といえる。

活動時間は基本的に夜で、日没直後から日の出直前に採餌する。淡水生態系では上位の捕食者と位置づけられる[3]。餌は小魚、カエル、エビ類などである[1]。ただし、これは1年を通した平均的な姿である。マナマズは産卵期になると、このすみかが変わる。

では、泥底の夜行性の魚は、産卵という大きな出来事のために、どこへ動くのか。

2. 雨の 夜、なまずは 田んぼへ のぼる?

2. 琵琶湖の周りでは、5〜6月の雨でナマズが田んぼへのぼる

2. 雨と産卵:湖から水田へ上がるナマズ

五月から 六月ごろ、なまずは 田んぼや 田んぼに つながる 水路に 入って、卵たまごを うみます[1]。

滋賀県しがけんの ページでは、琵琶湖びわこの まわりの 田んぼで、五月から 六月に 雨が ふると、ふなや こいと いっしょに、なまずも 魚の 通り道を のぼって、湖から 田んぼを めざします[2]。

ふだんは 湖や 川の 底そこに いる なまずが、田んぼの ほうへ 動く のです。ふだんの すみかと、産卵さんらんの ばしょは、べつべつ なのですね。

ただし、時期は ところに よって ずれます。琵琶湖びわこでは 五月から 六月、関東かんとうでは 五月から 七月ごろと いわれます[3]。

ここまでは ふつうの なまずの 話です。琵琶湖びわこには、もっと 大きな なかまが いて、うむ ばしょと 時期が ちがいます。

田んぼは、産卵の場所になる

マナマズの産卵期は5〜6月とされます。この時期、灌漑用の水路や水田に入って卵を産みます[1]。

滋賀県の説明では、琵琶湖周辺の魚道をそなえた田んぼで、5〜6月に雨が降ると、ニゴロブナやコイとともに、ナマズが魚道を通って琵琶湖から田んぼを目指してのぼっていきます[2]。魚道とは、水路と田んぼの段差を魚が越えられるように、人が作った水の道です。

時期は、場所によって少しずれる

産卵の時期は、琵琶湖では5〜6月、関東では5〜7月で、いちばん盛んなのは梅雨の6月中旬ごろと紹介されています[3]。同じナマズでも、地域によって幅があります。

この「雨に合わせて田んぼへ」という動きは、琵琶湖のように、大きな湖と周りの田んぼが魚道でつながっている場所の説明です。ここまではふつうのナマズ(マナマズ)の話でした。その琵琶湖には、産卵の場所も時期もちがう、特別に大きな仲間がいます。

産卵期は5〜6月で、灌漑用の水路や水田に入って産卵する[1]。滋賀県の「魚のゆりかご水田」の説明では、琵琶湖周辺の魚道水田で、5〜6月に雨が降ると、ニゴロブナ、コイとともにナマズが魚道を通って琵琶湖から田んぼへ遡上するとされる[2]。これは琵琶湖の魚道水田についての記述であり、他地域の水田や、雨が遡上の引き金になる仕組みまでを述べたものではない。

この説明で「田んぼに入った親魚はすぐ産卵する」とあるのは、ナマズ単独ではなく、遡上する魚全般についての記述である。ナマズ個体の産卵のタイミングまで、この一文だけで言い切ることはできない。

時期には地域差がある。琵琶湖では5〜6月、関東では5〜7月で、最盛期は梅雨にあたる6月中旬とされる[3]。このため、「5〜6月」は日本全国の一律の値ではなく、琵琶湖周辺を基準にした目安として読むのがよい。

ここまではマナマズの話である。では、同じ琵琶湖にいる固有種のビワコオオナマズは、産卵の場所と時期がマナマズとどう違うのか。

3. 琵琶湖びわこの 大きな なまずは、どこで すんで いる?

3. 琵琶湖のビワコオオナマズは、沖で暮らし、岸で卵を産む

3. ビワコオオナマズ:沖の夜と、梅雨明けの接岸

琵琶湖びわこには、ビワコオオナマズという、とても 大きな なまずが います。日本の なまずの なかまでは いちばん 大きく、からだの 長さは 一メートルほどです[4]。

この なまずは、琵琶湖びわこの とくさんで、琵琶湖びわこから 流れ出る 川にも います[4]。湖の 中ほどから 底そこの ほうに いて、夜に 沖おきへ 出て、ふなや あゆを たべると かんがえられて います[5]。

うむ ときは、ふつうの なまずと ちがいます。梅雨つゆが あける ころ、きしの ちかくに やって きて、卵たまごを うみます[5]。

ふつうの なまずは 雨の ころ 田んぼへ、大きな なかまは 梅雨つゆが あけた ころ きしへ。同じ なかまでも、ときが ちがうのです。

日本のナマズの仲間で最大

ビワコオオナマズは、日本のナマズの仲間の中で最大の種で、全長は1mほどとされます。琵琶湖の特産で、淀川水系にも分布しています[4]。大きな個体では120〜130cmに達するという説明もあります。

昼は湖の中層・底層、夜は沖へ

京都府の資料では、琵琶湖では夜間に沖合を泳ぎ、フナやアユなどを捕食するとされています。産卵は6月下旬〜7月の梅雨明けのころで、産卵のために岸辺へ近づきます[5]。

マナマズが梅雨の最中に田んぼへ向かうのに対して、琵琶湖の大型ナマズは、梅雨明けのころに岸へ寄ります。同じ仲間でも産卵の時期と場所が少し違うのです。

ところで、この大型ナマズは、雨のあとの川でも、意外な場所で見つかっています。

ビワコオオナマズは、日本のナマズ類で最大種とされ、全長は1mほどとされ、大きな個体では120〜130cmとする説明もある。琵琶湖特産で、淀川水系にも分布する[4]。

生活の場は湖の中層から底層で、夜間に沖合を遊泳し、フナやアユなどを捕食すると京都府のレッドデータブックは記す。産卵は6月下旬〜7月、梅雨明けのころに岸へ接岸して行われる[5]。

マナマズが5〜6月の雨のころに水田へ入るのに対し、ビワコオオナマズの接岸は梅雨明けにずれる。同じ属でも、産卵の時期と場所の組み合わせが異なることがわかる。

では、湖と川の境目にあたる場所では、この大型ナマズはどのように繁殖しているのか。

4. 雨で 水が ふえた 川の ほとりで、なにが おきる?

4. 増水でできた水たまりで、大型ナマズが産卵する

4. 淀川の氾濫原:一時的な水域を使う個体群

琵琶湖びわこから 流れ出る 川の、ひらかた市の あたりでは、びっくりする ことが 見つかって います。

梅雨つゆの 雨で 水が ふえて、川の ほとりに できた 水たまりへ、ビワコオオナマズが 夜に 入って、卵たまごを うむと いう のです[5]。

水が ひいた あとは、水たまりが なくなって、魚が とりのこされる ことも あります。そこで、水が ふえた とき、へった ときの ようすを しらべて、まもる 工夫くふうが かんがえられて います。

湖の 中だけが すみかでは ないのです。では、この 大きな なまずを 昔の 人は、どう 見て いたのでしょう。

一時的にできる水域を使う

淀川の枚方市付近では、梅雨の増水でできた一時的な水域に、ビワコオオナマズが夜間に入って産卵する個体群がいます。産卵場所となる河川敷の水際で、繁殖行動が確認されています[5]。

雨が降ると川の水位が上がり、ふだんは乾いている河川敷に水がかぶさります。そこは、魚にとって、普段は届かない産卵の場所になります。

水が引くと、取り残されることも

一方で、増水のあとに水位が急に下がると、河川敷に取り残されることがあります[5]。そのため、こうした水際を守る方法が、保全の課題として考えられています。

湖の沖、湖の岸、川の増水した水際。大型ナマズの暮らしは、思ったより広い範囲にまたがっています。琵琶湖の底の岩にも、このナマズにまつわる言い伝えがあります。

淀川の枚方市付近には、梅雨時の増水でできた一時的な水域に夜間に入って産卵する、ビワコオオナマズの個体群がある。河川敷の氾濫原の水際で繁殖行動が確認されている[5]。一時的にできる水域を産卵に使う点は、マナマズが水田へ入る動きと似ている。

しかし、増水後に水位が急に下がると、河川敷に取り残される個体が出ることがある[5]。一時的な水域を使う戦略は、水位変動に左右されやすい面をもつ。保全の議論では、こうした水際環境を維持することが論点になる。

湖岸の接岸、河川敷の一時的水域と、使われる場所は多様である。では、湖の中では、この魚はどのような場所に集まるのか。

5. 「なまずいわ」って、どんな ところ?

5. 琵琶湖の北の「ナマズ岩」と、博物館の水槽

5. ナマズ岩の伝承と、琵琶湖博物館の再現水槽

琵琶湖びわこの いちばん 北の ほうに、とる 人たちの あいだで 「ナマズいわ」と よばれる 岩が あると つたえられて います。岩の 下に、ひしめく ほど なまずが 集まる と いう のです[6]。

この ばしょを もとに、琵琶湖びわこの 博物館はくぶつかんでは、水深 十メートルから 十五メートルの ようすを うつした 水そうを 作りました[6]。

ビワコオオナマズは、おなかが 白い のが とくちょうです。ほかの 琵琶湖びわこの なまずと 見分ける ときに 使えると いわれます[6]。

琵琶湖びわこには、もっと ほかにも、なまずの なかまが います。

漁師の間で伝わる「ナマズ岩」

琵琶湖の最も北の岬のあたりに、漁師のあいだで「岩の下にひしめくほどナマズが集まる」と伝えられる「ナマズ岩」があります。琵琶湖博物館の新しい水槽は、この場所の水深およそ10〜15mの環境を再現したものです[6]。

腹の色で見分ける

水槽の説明によると、ビワコオオナマズは腹が白く、琵琶湖にいるほかのナマズとの見分けに使えます[6]。

琵琶湖にはビワコオオナマズのほかにも、ナマズ(マナマズ)やイワトコナマズがすむと説明されています。ほかにも日本のナマズの仲間は何種類いるのでしょうか。

琵琶湖博物館の新しいナマズ水槽は、琵琶湖最北部の水深約10〜15mの環境を再現したもので、題材は漁師の間で「岩の下にひしめくほどナマズが集まる」と伝えられてきた「ナマズ岩」である[6]。これは漁師の間の言い伝えであり、数や季節までを示す記録ではない。

同じ発表によると、ビワコオオナマズは腹が白色で、琵琶湖にいる他のナマズとの識別に使える[6]。複数のナマズが同じ湖にすむからこそ、見分ける目印が必要になる。

では、日本にはナマズの仲間が何種類おり、それぞれどこにすむのか。

6. 日本の なまずは、何しゅるい いるの?

6. 日本のナマズ属は、2018年の新種で4種になった

6. ナマズ属4種:マナマズ、ビワコオオナマズ、イワトコナマズ、タニガワナマズ

日本の なまずの なかまは、いまは 四しゅるい あると かんがえられて います。広い ところに いる なまずと、せまい ところに すむ 三しゅるいです。

琵琶湖びわこには、ふつうの なまずと、ビワコオオナマズと、イワトコナマズが います。さらに、中部地方の 川には、タニガワナマズが います。

タニガワナマズは、二千十八年に、あたらしい なかまとして 発表されました[7]。卵たまごの 色が、ふつうの なまずと ちがい、黄色い のが とくちょうだと いわれます。

それまでは、日本の なまずは 三しゅるいと いわれる ことも ありました。なかまの 数えかたは、けんきゅうが すすむと かわる ことが あるのです。

広く暮らす1種と、狭い場所に暮らす3種

日本のナマズ属は、マナマズ、ビワコオオナマズ、イワトコナマズ、タニガワナマズの4種と整理されることが多くなっています。マナマズは日本のほぼ全土に広く暮らす一方、ビワコオオナマズとイワトコナマズは琵琶湖周辺にいる種です。

2018年に新種として報告された、4種目

タニガワナマズは、2018年に新しい種として報告されました。標本は三重・愛知・岐阜・静岡・長野の各県の川で採集されました[7]。マナマズとは、卵の色などで区別されます。タニガワナマズの卵は黄色で、マナマズの卵は淡い緑色と報告されています[7]。

以前は「日本のナマズ属は3種」と説明されることが多かったのですが、2018年以降は4種とされています。

日本のナマズ属は、琵琶湖の3種に2018年記載の1種を加えた4種と整理されることが多い。広域に分布するマナマズに対し、ビワコオオナマズとイワトコナマズは琵琶湖水系に限られる。残る1種がタニガワナマズ(Silurus tomodai)で、2018年にHibinoとTabataが新種として記載した。標本は三重・愛知・岐阜・静岡・長野の各県の河川で採集された。マナマズとは卵の色(本種は黄色、マナマズは淡緑色)などで区別される[7]。

「日本のナマズ属は3種」という説明は2018年より前のものであり、2018年以降は4種と書くのが適切である。これは種の数え方が研究の進展で更新された例といえる。

本稿では、イワトコナマズの生態(岩礁にすむなど)については、公的機関の資料で確認できた範囲を超えるため、述べない。分布が琵琶湖周辺であることまでにとどめる。

広く暮らす1種と、限られた場所に暮らす3種。この違いを、身近な水辺で確かめるにはどうすればよいか。

7. 近くの 田んぼや 川を 見て みよう

7. 近くの水辺で、田んぼと川のつながりを探す

7. 身近な水辺で確かめることと、読める資料

なまずは 夜に 動く さかなです。でも、雨の 夜や 夜の 水べは あぶないので、行っては いけません。

ひるまに、おうちの 人と いっしょに、近くの 田んぼや 水路を 道から 見て みましょう。水が どこから 入って きて、どこへ 出て いくのか、たどって みます。

水路と 田んぼの あいだに、ひくい だんが あるか、泥どろの そこかも 見て みます。魚が 見えなくても、だいじょうぶです。

水の 中や 田んぼには 入りません。見るだけに します。

昼のうちに、水の道をたどる

ナマズは夜に動く魚で、雨の夜の水辺は危険です。確かめるのは、晴れた昼、保護者と一緒にしましょう。

近くの田んぼや水路を道から見て、水がどこから来て、どこへ出ていくのか、たどってみます。水路の底が泥か、砂か、コンクリートか。田んぼとのあいだに段差はあるか。出かけられないときは、地図アプリや学校の地図帳で、近くの川や湖から水路、田んぼへと水がつながっているかを指でたどってみましょう。

田んぼは誰かの持ち物なので、中には入らず、道から見るだけにします。

資料にあたるなら

滋賀県の「魚のゆりかご水田」の説明と、京都府レッドデータブックのビワコオオナマズの項目は、日本語で読めます。新種記載の論文は英語ですが、標本の採集地と卵の色の違いが書かれています。

身近な水辺では、水路の底の材質(泥・砂・コンクリート)、流れの速さ、田んぼとのあいだの段差の有無を、昼の明るいうちに、道から観察できる。出かけられなければ、地図で近くの川・水路・田んぼのつながりをたどるだけでもよい。雨の夜や増水時の水辺は危険なので、確かめには向かない。私有地や水際の安全に注意し、保護者と行くこと。

資料としては、滋賀県の「魚のゆりかご水田」の説明(遡上の記述)、京都府レッドデータブック2015のビワコオオナマズの項(産卵と接岸)、滋賀県の琵琶湖博物館ナマズ水槽の報道発表(ナマズ岩)が日本語で読める。新種記載の原典は、Zootaxa 4459(3)のHibino & Tabata(2018)で、論文の要旨にある標本採集県を確かめられる[7]。

しらべた もとの じょうほう

参考にした情報源

参考にした情報源と、その使い方

本文は、ここにある資料の内容を、自分の言葉で言いかえたものです。産卵の時期や分布は、資料や地域によって幅があります。

  1. コトバンク「ナマズ」(世界大百科事典) https://kotobank.jp/word/%E3%83%8A%E3%83%9E%E3%82%BA-857593 (すみか・分布・産卵期)
  2. 滋賀県「魚のゆりかご水田」 https://www.pref.shiga.lg.jp/ippan/shigotosangyou/nougyou/nousonshinkou/18532.html (雨の日に琵琶湖から田んぼへ遡上)
  3. ダイワ「ナマズ」水産学 https://www.daiwa.com/dyfc/manabu/suisangaku/namazu (夜行性・産卵期の地域差)
  4. コトバンク「ビワコオオナマズ」 https://kotobank.jp/word/%E3%81%B3%E3%82%8F%E3%81%93%E3%81%8A%E3%81%8A%E3%81%AA%E3%81%BE%E3%81%9A-3190931 (大きさ・分布)
  5. 京都府レッドデータブック2015 ビワコオオナマズ https://www.pref.kyoto.jp/kankyo/rdb/bio/db/fis0040.html (夜間の沖合・梅雨明けの接岸・増水域での産卵)
  6. 滋賀県 報道発表(琵琶湖博物館ナマズ水槽) https://www.pref.shiga.lg.jp/kensei/koho/reports/350011.html (ナマズ岩・腹の色)
  7. Hibino & Tabata (2018) Zootaxa 4459(3) https://www.mapress.com/zt/article/view/24506 (タニガワナマズの新種記載)

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