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ここにあるのは、だれかが実際に調べ、考え、作ってきたことを集めたメモです。気になったら、ページの下の「参考にした情報源」から、もとの本や記事、それを生み出した人たちに、直接ふれてみてください。このメモには書ききれないおもしろさが、そこにあります。

チーターは、なにを たべて いるの?

チーターは何を食べている? 全力で走る時間は1日平均45秒ほど

チーターの食べ物 ── 1日平均45秒の疾走、獲物の体重、地域差、動物園の馬肉

分野:生きもの

チーターは、じめんの うえで いちばん はやい どうぶつと いわれます。ところが、19とうを しらべた けんきゅうでは、ぜんりょくで はしるのは、1にちに へいきん 45びょうくらい でした[4]。

そんなに すこししか はしらないのに、なにを たべて いるのでしょう。どんな どうぶつを えらび、たべものは ところに よって かわるのか。どうぶつえんの ごはんまで、見ると わかります。

地上でいちばん速いといわれるチーターですが、19頭を調べた研究では、全力で走るのは1日に平均でおよそ45秒と報告されています[4]。1日は86,400秒なので、1日のうち走っているのは約0.05パーセントです。

それなら、チーターは何を食べて暮らしているのでしょうか。獲物の大きさ、すむ場所による食べものの違い、食べ終わるまでの急ぎ方、動物園のごはんまで、順に見ると分かります。

チーターの全力疾走は、調べられた19頭の平均で1日およそ45秒、1回の追跡は平均38秒ほどだったと報告されている[4]。1日86,400秒のうち約0.05パーセントにすぎない。最速の動物の食生活は、走る場面ではなく、ほかのところに特徴がある。

では、チーターは何を選んで食べ、その選び方は場所によってどう変わるのか。獲物の体重、地域ごとの割合、食べ方、動物園の飼料までを通して見ると、その理由と、資料から言える範囲の限界が分かる。

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1. いちばん はやい どうぶつは、1にちに どれだけ はしるの?

1. 調べた19頭では、全力で走るのは1日平均45秒ほど

1. 全力疾走は1日平均45秒 ── 時速100キロの動物の時間配分

チーターの いちばん はやい スピードは、じそく 100から 120キロくらい と いわれます[8]。でも、その はやさで はしれるのは、200から 300メートルほど。あっと いう まに おわります。

ボツワナなどで 19とうを しらべた けんきゅうでは、1にちの ぜんりょく はしりは、へいきんで 45びょう。1かいの おいかけは 38びょうくらい でした[4]。

では、のこりの じかんは なにを して いるのでしょう。しらべると、ほとんどの ちからは、えものを さがして あるく ことに つかわれて いました[4]。

はしるのは、ほんの すこし。たいせつなのは、どんな えものを ねらうか です。

チーターの最高速度は時速100〜120キロといわれます。ただし、その速さを保てるのは200〜300メートルほど、時間にして数十秒です[8]。観光や子ども向けの紹介に出てくる数字なので、「といわれる」くらいに受け取ります。

では、1日のうち走っているのはどれくらいなのでしょう。ボツワナのカラハリ越境公園と南アフリカの保護区で19頭を調べた2014年にScience誌に載った研究(報道で確認)によると、1日の全力疾走は平均およそ45秒、1回の追跡は平均38秒ほどでした[4]。1日1回、1分もかからずに終わる計算です。

さらに意外なのは、エネルギーの使い方です。追跡のあった日となかった日で、消費するエネルギーはほぼ同じでした。大半は、獲物を探して歩く分に使われていたのです[4]。ただし、これは調べた19頭の平均で、どのチーターにも当てはまるとは限りません。

走るのは、いわば最後の一場面。その前に、どんな獲物を選ぶかが大切になります。次は、チーターが好んで狩る動物の大きさを見ます。

チーターの最高速度は時速100〜120キロとされるが、これは観光系の解説に見える数字で、断定せず「といわれる」にとどめるのが妥当である。保てる距離も200〜300メートル、時間は数十秒とされる[8]。

では、この動物は1日のどれだけを全力で走っているのか。ボツワナのカラハリ越境公園の14頭と南アフリカの保護区の5頭を調べた2014年のScience誌の研究(報道を通じて確認)では、1日の全力疾走は平均およそ45秒、1回の追跡は平均38秒だった[4]。1日86,400秒で割ると約0.05パーセントである。

注目すべきは、消費エネルギーが追跡のあった日となかった日でほぼ同じだった点だ。つまり、エネルギーの大半は走る分ではなく、獲物を探して歩く分に使われている[4]。ただし数字は調べた19頭の平均であり、この研究だけで全個体の暮らし方を言い切ることはできない。

走る時間がこれほど短いなら、獲物の選び方が決定的になる。まず、野生のチーターがどのくらいの大きさの動物を狙うのかを見る。

2. チーターは、どのくらいの おおきさの どうぶつを ねらうの?

2. 好んで狩るのは、体重23〜56キロの草食動物

2. 獲物の体重は23〜56キロ ── 好まれる範囲と、それ以外

チーターが すんで いる ところには、ライオンも いて、うんと おおきな どうぶつも います。でも、チーターが このんで ねらうのは、たいじゅうが 23キロから 56キロくらいの、ひづめの ある くさを たべる どうぶつです[2]。

ブレスボックや インパラ、トムソンガゼル、グラントガゼル、スプリングボックなどが、よく えらばれます[2]。おおきさの はんいの そとの えものは、あまり えらばれません。

56キロは、おとなの ひとの たいじゅうと おなじくらい。それくらいの おおきさです。

ただし、これは「このんで」ねらう はなし。ちいさな どうぶつも たべます。つぎは、すんで いる ところで、たべものが どう かわるかを 見ましょう。

野生のチーターが好んで狩るのは、体重がおよそ23〜56キロのひづめのある草食動物(有蹄類)です。この数字は先行研究のもので、ケニアの研究が引用しています。ブレスボック、インパラ、トムソンガゼル、グラントガゼル、スプリングボックなどがよく選ばれ、この範囲から外れる獲物はあまり選ばれません[2]。

56キロは、中学生から大人くらいの体重です。チーターは体重が40キロほどのことが多く、自分と同じくらいか、少し大きいくらいの獲物を狙うことになります[7]。

この大きさの獲物は、足の速さでも手ごわい相手です。この研究で調べたボツワナの個体では、チーターとインパラの2種のほうが、ライオンとシマウマより全般に運動能力が高いという結果でした[5]。獲物の側も、低速での身のこなしで捕食者をかわせます。だから捕食者は、うまくいく率を確保する必要があるとされます。

ただし、「23〜56キロ」は好んで狩る範囲で、実際には、あらゆる大きさの動物を食べています[2]。次は、すむ場所によって、食べものがどう変わるかを見ます。

ケニアの糞を調べた論文は、先行研究を引用して、チーターは体重およそ23〜56キロの有蹄類を選択的に狩るとしている。ブレスボック、インパラ、トムソンガゼル、グラントガゼル、スプリングボックがよく選ばれ、範囲外の獲物は選ばれにくい[2]。一方で、同じ論文は、実際にはあらゆる大きさの獲物を食べていることも述べる。

なぜこの範囲なのか。獲物の体の大きさで説明する仮説と、横取りされる前に食べきれる大きさだという仮説が考えられるが、今回の資料からは、どちらかに決める根拠は得られない。ここでは「23〜56キロが好まれる」という観察までを事実とする。

獲物の側も無力ではない。2018年のNatureの研究では、チーターとインパラは、ライオンとシマウマより全般に運動能力が高かった。獲物は低速での機動力で捕食者をかわせるので、捕食者は生き延びるのに足りる成功率を確保する必要がある[5]。

好まれる範囲は共通でも、実際の食べものは場所ごとに大きく違う。次にその地域差を見る。

3. すんで いる ところが ちがうと、チーターの ごはんも ちがうの?

3. 地域によって、よく食べる獲物が変わる

3. 地域ごとの主な獲物 ── セレンゲティ・カラハリ・クルーガー

アフリカは ひろいので、ところに よって、いる どうぶつが ちがいます。チーターの ごはんも、おなじでは ありません。

セレンゲティという ところでは、トムソンガゼルが たべものの 56から 89パーセント。カラハリでは、スプリングボックが 86.9パーセント。アフリカの みなみの ほうでは、インパラが 65から 85パーセントです[1]。

みなみアフリカの クルーガーという こうえんでは、えものの 61パーセントが こどもの どうぶつ でした[3]。

ケニアの ふんを しらべた けんきゅうでは、ケープノウサギも 2ばんめに おおく 見つかりました[2]。ちいさな どうぶつも たべる ことが わかります。

では、ねらった えものを、チーターは どう たべるのでしょう。

チーターのごはんは、場所によって大きく変わります。サンディエゴ動物園グローバルの資料に載っている割合を見ると、東アフリカ全体では、トムソンガゼル22パーセント、グラントガゼル21.4パーセント、インパラ15.6パーセントです。ところが、セレンゲティではトムソンガゼルが56〜89パーセント、カラハリではスプリングボックが86.9パーセント、南部アフリカではインパラが65〜85パーセントと、主役が入れかわります[1]。調べた場所や方法で幅があるので、固定した数字ではなく目安です。

南アフリカのクルーガー国立公園南東部の調査では、獲物は9種で、インパラが中心でした。獲物の約61パーセントは子ども、39パーセントがおとなで、おとなのインパラ18頭のうち78パーセント(約14頭)はオスでした[3]。10か所のサバンナを合わせると、18〜65キロの中くらいの獲物が食べもの全体の約60パーセントでした[3]。6割は10か所の合計の数字で、各地の値ではありません。

小さな獲物もいます。ケニア南東部でフン27個を調べた研究では、グラントガゼルがいちばん多く、ケープノウサギが22パーセントのフンから見つかって2番目でした。ヒヒ、サル、ハイラックスも、チーターの獲物として初めて記録されました[2]。ただしサンプルは27個で、1か所の結果です。保護区の外では、家畜も食べていました。

ねらった獲物は、どう食べるのでしょうか。

サンディエゴ動物園グローバルの資料の割合では、東アフリカ全体でトムソンガゼル22パーセント、グラントガゼル21.4パーセント、インパラ15.6パーセントである。これが地域別になると、セレンゲティではトムソンガゼルが56〜89パーセント、カラハリではスプリングボックが86.9パーセント、南部アフリカではインパラが65〜85パーセントを占める[1]。調査地や方法で幅があり、固定値として扱えない。

なぜ一つの種が、場所ごとに主役になるのか。チーターが一律に好む種がいるのではなく、その土地で、23〜56キロ前後の獲物として手に入りやすいものが選ばれていると考えると、説明がつく。ただしこれは、上の2つの資料を組み合わせた見方であり、資料自体がそう述べているわけではない。

クルーガー国立公園南東部の調査(Wildlife Biology、2004)では、獲物は9種でインパラが中心だった。獲物の約61パーセントが子どもで、おとなのインパラ18頭中78パーセント(約14頭)がオスだった。10か所のサバンナ合計では、18〜65キロの中型獲物が食べもの全体の約60パーセントを占める[3]。6割は合算値で、各地の値ではない。

小型の獲物も記録されている。ケニア南東部の糞27個の調査では、グラントガゼルが最大で、ケープノウサギが22パーセントの糞から見つかり2番目だった。ヒヒ、サル、ハイラックスは獲物として初記録で、保護区外では家畜も食べていた[2]。サンプルは少なく、1地域の結果である。

獲物が決まれば、次は食べ方である。チーターの食事には、時間との競争という側面がある。

4. えものを つかまえたら、チーターは、いそいで たべるの?

4. 仕留めた獲物は、急いで食べきることがある

4. 捕獲後の採食 ── 食べきる速さと、横取りの見積もり

チーターは、えものの おなかを はで きりひらいて、おおきな きんにくから たべます。かわや ほねは、ふつう たべません[1]。

4とうの むれなら、インパラを 1とう、15ふんで たべきる ことが あります[1]。1どに 14キロまで たべられると いわれます。これは いちばん おおい ときの かずで、ふだんは もっと すくないです。

どうして そんなに いそぐのでしょう。ライオンや ハイエナに、えものを とられる ことが あるからです。

でも しらべると、とられるのは 10かいに 1かいくらい でした[4]。えものの はんぶんを とられても、すこし ながく かりを すれば、つりあうと けいさんされて います。

チーターは、獲物の腹を歯で切り開き、大きな筋肉から食べます。皮や骨はふつう避けます。4頭の群れなら、インパラ1頭を15分ほどで食べきることがあります。1度に14キロまで食べられるといいますが、これは上限の数字で、ふだんの量ではありません[1]。

急ぐ理由として知られるのが、横取りです。ライオンやハイエナなど、強い動物に獲物を奪われることがあるからです。昼に活動するのも、こうした強い肉食動物との衝突を避けるためともいわれます[8]。

では、奪われると大損なのでしょうか。先ほどの2014年の研究では、獲物を奪われるのは約10回に1回でした。計算の上では、獲物の半分を奪われても、エネルギーの収支は釣り合い、追加で1時間ほど狩りをすれば埋め合わせられるそうです[4]。ただしセレンゲティでは最大12.9パーセントという別の調査もあり、約1割は目安です。

走るのは1日45秒、奪われるのは約1割、それでも暮らしは成り立つ。この計算が、チーターの食べものを考える手がかりになります。では、動物園のチーターは、何を食べているのでしょうか。

チーターは獲物の腹を歯で切り開き、大きな筋肉から食べる。皮や骨はふつう避ける。4頭の群れならインパラ1頭を15分で食べきることがあり、1度に14キロ食べられるとされる[1]。この14キロは上限値であり、日常の量ではない。動物園では1日平均約1.32キロなので、約10倍にあたる(14÷1.32≒10.6)[6]。

急いで食べる背景には、横取りがある。昼に活動するのも、ライオンなど強い肉食動物との衝突を避けるためともいわれる[8]。では、横取りは、チーターにとってどれだけの損失なのか。

2014年のScience誌の研究(報道を通じて確認)では、獲物をライオンやハイエナに奪われるのは約10回に1回だった。計算上は、獲物の半分を奪われてもエネルギー収支は釣り合い、追加の1時間ほどの狩りで埋め合わせられる[4]。ただしセレンゲティでは最大12.9パーセントという別の調査もあり、約1割はあくまで目安である。

この研究が示すのは、走る時間が短く、奪われても大きく損をしないという収支である。次に、人が管理するチーターの食事を見る。

5. どうぶつえんの チーターは、なにを たべて いるの?

5. 動物園では、馬肉を中心に与える例が多い

5. 飼育下の食事 ── 馬肉ベースの飼料と、多摩動物公園の例

どうぶつえんの チーターは、うまの おにくを おもに たべて います。1にちの りょうは、へいきんで 1.32キロです[6]。

東京の たま どうぶつこうえんでは、たいじゅう 40キロくらいの おとなの チーターに、うまの おにくと にわとりの あたまを あわせて、1にちに 1.5から 1.7キロ あげて います。2019ねんの おはなしです[7]。

1.6キロは、たいじゅうの 4パーセントくらい。おこめの ふくろ(4キロ)の 4パーセントは、なんグラム かな。

ほかにも、ほねの ついた おにくを あげて、はの ために する ことも あります[6]。

動物園のチーターは、1日に平均約1.32キロ(約1,800キロカロリー)を食べるという調査があります。13の動物園に聞いたところ、10園が馬肉をベースにした食品を主食にしていました。週に1〜2日は、丸ごとの肉や骨つきの肉を与え、変化と歯の刺激にしています。7園は、週に1日、えさを与えない日を設けていました[6]。この調査は北米を中心にしたもので、日本の動物園にそのまま当てはまるわけではありません。

日本の例として、多摩動物公園(東京都日野市)では、体重約40キロのおとなのチーターに、馬肉と鶏頭を合わせて1日1.5〜1.7キロ与えています(2019年の飼育員への取材)[7]。1.6キロを40キロで割ると約4パーセントなので、体重の4パーセントほどの量です。量は個体や時期で変わります。

野生では大きな筋肉を選んで食べ、動物園では馬肉と骨つき肉で変化をつけている。食べものの違いは、場所と暮らし方の違いでもあります。最後に、この記事で見えたことを手がかりに、自分で確かめられる方法をまとめます。

動物園のチーターは、1日平均約1.32キロ(約1,800キロカロリー)を食べる。13園の調査では10園が馬肉ベースの食品を主食とし、週1〜2日は丸ごとの肉や骨つきの肉を与えて変化と歯の刺激にしている。7園は週に1日の絶食日を設けていた[6]。ただし13園は北米を中心にした調査であり、日本の動物園には当てはめられない。

日本の例として、多摩動物公園では、体重約40キロのおとなのチーターに、馬肉と鶏頭を合わせて1日1.5〜1.7キロ与えている(2019年の飼育員への取材)[7]。1.5〜1.7を40で割ると、体重の約3.8〜4.3パーセントにあたる。この量は個体の体重と時期で変わるため、一つの事例として読む。

野生と飼育下を比べると、野生は23〜56キロの獲物を、大きな筋肉から食べる[1]。飼育下は馬肉ベースの食品に、丸ごと・骨つきの肉を週1〜2日足して歯を刺激する[6]。食べる動物の種類は違うが、肉を食べ、歯を使うという点は共通している。一方で、野生でどの獲物がどれだけ食べられているかの割合は、場所や方法で幅があるため、この記事では目安の数字にとどめた。

もっと しりたく なったら

チーターの食事を、自分の手で確かめるには

数字を自分の計算に置きかえて、出典を読むには

おうちで

とけいを 見ながら、45びょうを はかって みましょう。チーターが 1にちに ぜんりょくで はしる じかんです。たった それだけだと、かんじられるでしょうか。

4キロの おこめの ふくろの 4パーセントは、4000グラム × 0.04 で 160グラム。たま どうぶつこうえんの チーターの 1にちの ごはん(たいじゅう 40キロに 1.6キロ)が、この わりあいです。おこめを 160グラム はかって、もちあげて みましょう。

どうぶつえんで

チーターの ごはんの じかんや、せつめいの ふだを さがして みましょう。どんな おにくを あげて いるか、かいて あるかも しれません。

家でできること

時計を見ながら、45秒を計ってみましょう。調べた19頭の平均として報告された、1日の全力疾走の時間です。意外と短いか長いか、体で感じられます。

4キロのお米の袋の4パーセントは、4000×0.04で160グラムです。多摩動物公園の例(体重40キロに1.6キロ=0.04)と同じ割合です。お米を160グラム量って持ち上げ、袋と比べてみてください。

動物園でできること

チーターの展示の説明板や、えさの時間のお知らせを探してみましょう。どんな肉を、どのくらいの頻度で与えているか、書いてあることがあります。

調べるには

日本の動物園の公式サイトには、チーターの飼育の紹介が載っていることがあります。日本語のページを探し、この記事の馬肉や量の話と比べてみましょう。

家でできること

時計で45秒(調べた19頭の平均として報告された値)を計り、1日の全力疾走の長さを確かめる。さらに、4キロの米袋の4パーセント(4000×0.04=160グラム)を計算する。多摩動物公園の例(体重40キロに1.6キロ=0.04)と同じ割合なので、実際に量って持ち上げ、袋と比べてみる。

動物園でできること

展示の説明板や飼育員の解説で、与えている肉の種類と頻度を確かめる。多摩動物公園の取材記事(2019年)と照らし、時期や個体で変わる点を考える。

資料を読むなら

日本の動物園の公式サイトや飼育員の紹介記事など、日本語の資料を探し、この記事の馬肉や量の数字と比べる。ケニアの糞の研究はサンプルが27個と少なく、13園の飼育調査は北米中心である。こうした条件のちがいが、数字の読み方にどう響くかを考えてみる。

しらべた もとの じょうほう

参考にした情報源

参考にした情報源と、その使い方

野生の食べものはサンディエゴ動物園グローバルの資料と研究論文、1日の走りと横取りは報道を通じて確認した研究、動物園の食事は飼育調査と取材記事による。論文は要旨と抜粋をもとに読んでいる。

  1. San Diego Zoo Global factsheet "Cheetah diet" https://ielc.libguides.com/sdzg/factsheets/cheetah/diet (地域ごとの食べものの割合・食べ方)
  2. Cheetah dietary preferences in Kenya (2022, PMC) https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC8932225 (獲物の体重の範囲・ケニアの糞の調査)
  3. Cheetah (Acinonyx jubatus) feeding ecology in the Kruger National Park, Wildlife Biology 10(1) (2004) https://bioone.org/ (クルーガーの獲物・子どもの割合)
  4. National Geographic "Cheetahs prosper: new study debunks more old myths" https://www.nationalgeographic.com/ (1日の走る時間・横取りの割合。Science 2014の報道)
  5. Nature ハイライト(2018年1月25日) https://www.natureasia.com/ (チーターとインパラの運動能力)
  6. Nutrition of Captive Cheetahs (CZAW) https://czaw.org/ (動物園の食事量と飼料)
  7. DIME 多摩動物公園 飼育員取材(2019年1月29日) https://dime.jp/ (多摩動物公園の食事量)
  8. るるぶKIDS チーター https://kids.rurubu.jp/ (最高速度・活動時間帯)

なおした ところ

更新履歴

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