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ここにあるのは、だれかが実際に調べ、考え、作ってきたことを集めたメモです。気になったら、ページの下の「参考にした情報源」から、もとの本や記事、それを生み出した人たちに、直接ふれてみてください。このメモには書ききれないおもしろさが、そこにあります。

はりねずみは、日本の 山や 林に すんで いるの?

ハリネズミは日本の野山にすんでいるのか ── 砂漠から庭先まで暮らす、その広さ

ハリネズミは日本の野山にすんでいるのか、世界のどこにすむのか ── 分布の広さと、野生化した例

分野:生きもの

どうぶつ園や ペットで おなじみの はりねずみ。でも、日本の 山や 林には、もともと すんで いません[1]。

では、せかいの どこで くらして いるのでしょう。さばくから おうちの 庭まで、すむ 場所が とても ひろい ことが わかります。

動物園やペットショップで見慣れたハリネズミは、じつは日本の野山には本来すんでいない動物です[1]。

それなのに世界では、砂漠にも、イギリスの庭にも暮らしています。どんな場所にすみ、どうやって寒さや暑さを乗り切るのか、そして日本ではどこで根づいたのかが分かります。

ハリネズミは日本の動物園やペットで身近だが、日本には本来すんでいない。ヨーロッパ・アジア・アフリカに分布し、熱帯から温帯、森林から砂漠まで広い環境にすむ[1]。

これほど広い範囲で暮らせるのはなぜか。そして、日本にいないはずの動物が、なぜ静岡県や神奈川県で見つかったのか。分布の広さを支える体の性質と、日本で野生化した例の読み方が分かる。

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1. 日本の 林で、はりねずみに あえるかな?

1. 日本の林を探しても、ハリネズミはいない

1. 日本には本来いない動物 ── ユーラシアの東端で途切れる分布

こんど、近くの 林を さんぽしたら、はりねずみに あえるでしょうか。ざんねんですが、あえません。はりねずみの なかまは、ヨーロッパと アジアと アフリカに すんで いますが、日本には もともと すんで いないのです[1]。

日本の となりの 朝鮮ちょうせん半島には、すんで います。なのに 海を へだてた 日本には いません。ふしぎですね。

では、はりねずみは せかいの どんな ところに すんで いるのでしょう。

近所の林や公園を夜に歩けば、ハリネズミに出会えるでしょうか。残念ながら、その可能性はほとんどありません。辞典によると、ハリネズミの仲間はヨーロッパ、アフリカ、朝鮮半島を含むアジアに分布していて、日本には生息していません[1]。

朝鮮半島にはいるのに、海を挟んだ日本にはいない。絵本や動物園で見慣れているぶん、日本の野山にいないというのは意外です。

では、いる場所は、どんなところなのでしょうか。世界の広さを、順に見ていきましょう。

ハリネズミは日本の動物園やペットショップで珍しくないため、国内にもいそうに感じられる。しかし辞典の記述では、ハリネズミの仲間はヨーロッパ、アフリカ、朝鮮半島を含むアジアに分布し、日本には生息しない[1]。

朝鮮半島にはいて、海を隔てた日本にはいない。分布は、日本のすぐ手前で途切れていることになる。もっとも、日本で見られるハリネズミがすべて人の手で持ち込まれたものだとすれば、不思議ではない(この点は第6章で扱う)。

では、分布の内側はどのような環境なのか。次に、世界の側から確かめる。

2. さばくにも すむって、ほんとう?

2. 熱帯のサバンナから砂漠まで、すむ場所は広い

2. 分布の広さ ── 森林・サバンナ・砂漠と、十数種という数え方

はりねずみは、あつい ところから すずしい ところまで、そして 森から さばくまで、いろいろな 場所に すんで います[1]。

よるに 活動して、ひるまは しげみの かげや 岩の した、地めんの 下の あなで やすみます[2]。

ペットで 人気の ヨツユビハリネズミは、アフリカの さばくや すなの おかに すむ なかまです[3]。やせた 木が まばらに はえた 林にも すんで います。

はりねずみの なかまは、十数しゅるい います。オーストラリアと アメリカ大陸たいりくには いません[2]。

でも ひるまの さばくは とても あつい はず。どうやって くらすのでしょう。それは あとで 見て みましょう。まずは、もっと 身近な 場所から。

ハリネズミの仲間は、森林、サバンナ、砂漠のいずれにもすんでいます。夜に活動し、昼間は茂みや草の下、岩の下、自分で掘った地中の巣穴などで休みます[2]。

ペットとして人気のヨツユビハリネズミは、アフリカの砂漠や砂丘、低木の林にすむ仲間です[3]。ペットのハリネズミの故郷には、砂漠もあります。

ハリネズミの仲間は、分類のしかたによって10種から17種ほどと数えられ、ヨーロッパ、アジア、アフリカにすみます[2]。オーストラリアとアメリカ大陸にはいません。ニュージーランドには、人が持ち込んだナミハリネズミがいます[4]。

昼の砂漠は非常に暑いはずですが、夜に動き、昼は地中で休むのなら、暑さをかわせます。もう少し身近な場所、たとえばヨーロッパの庭先を見てみます。

種数は資料によって食いちがう。Wikipediaの英語版は5属17種と記すが、資料によって数え方が異なるため、ここでは「十数種」とだけ言っておく。分布は、ヨーロッパ・アジア・アフリカの広い範囲で、オーストラリアとアメリカ大陸にはいない[2]。

環境の幅は、熱帯から温帯、森林から砂漠まで広い[1]。夜行性で、茂みや草の下、岩の下、自ら掘った地下の巣穴で休む[2]。昼の高温や乾燥を避けられる生活なので、暑い地域でも暮らせるわけだ。ただしこの因果は、資料が直接述べたものではなく、行動と環境から導いた筋道である。

ペットで人気のヨツユビハリネズミ(アフリカのハリネズミ)の野生の生息地は、アフリカの砂漠・砂丘や低木林とされる[3]。体温の適温から外れると、夏眠や冬眠をすることも書かれている。同じ資料は分布の範囲を「southern Africa」と書きながら、地名はセネガル、スーダン、ザンビアを挙げていて、大陸の南部に限らない。ここでは大陸名にとどめる。

砂漠は極端な例だった。では、人の暮らしの中ではどうなのか。ヨーロッパの庭先に目を移す。

3. イギリスの 庭にも、はりねずみが いるの?

3. 庭や公園、墓地にまで入りこむ、ナミハリネズミ

3. ナミハリネズミの生息環境 ── 密な森を避け、人の暮らしに近づく

ヨーロッパには、ナミハリネズミと いう はりねずみが います。ポルトガルの ずっと 西の しまから、カザフスタンまで、とても ひろい はんいに すんで います[4]。

すきな 場所は、はたけの はしや、木が ならんだ いけがきです。まっくらで 木が つまった 森は にがてです[4]。

おどろくのは、人の くらして いる ところにも いる ことです。おうちの 庭、こうえん、おはかの ある ところにも すんで います[4]。

うみの たかさ ゼロの ところから、2400メートルの 山の ほうまで、すめる ことも わかって います。

ヨーロッパのハリネズミといえば、ナミハリネズミ(ヨーロッパハリネズミ)です。動物図鑑の記述では、アゾレス諸島からカザフスタンまで、広い範囲で見られます[4]。

好むのは、畑のふちや、木を並べた生け垣のある場所です。木が詰まった密な森は避けます。そして、人の暮らす場所にも入ってきます。庭、墓地、公園などです[4]。

すめる高さも広く、海面と同じ高さから標高2400mほどまでに適応するとされます[4]。

ところで、庭や公園に出てくるとして、1匹のハリネズミは1晩にどのくらい動き回るのでしょうか。

ナミハリネズミは、アゾレス諸島からカザフスタンまで見られる。好む環境は、畑の縁や生け垣のある温帯の農地で、密な森林は避ける。庭・墓地・公園・農地など、人の生活圏にも生息し、海抜0mから2400mまで幅広く適応する[4]。

ここで注目したいのは、「人の暮らす場所に近い」ことと「野生」が両立している点である。生け垣と畑の縁は、人が作った環境だが、虫や小動物のすむ茂みがあるため、ハリネズミにとってはすみやすい場所になりうる。この説明は、好む環境の記述からの推測で、資料自体が理由を述べているわけではない。

分布が広いだけでなく、同じ種の中でも環境の幅が広い。その環境の1つである庭で、ハリネズミはどう動いているのか。

4. 庭の へいに、あなを あけるのは なぜ?

4. 1晩に約1.6km歩く動物のための、塀の穴「ハリネズミ・ハイウェイ」

4. 行動範囲と庭のつながり ── 13cm四方の穴と、イギリスでの減少

イギリスの 庭には、はりねずみが となりの 庭へ いけるように、へいに 小さな あなを あける 取り組みが あります。「ハリネズミの ハイウェイ」と よばれます[5]。

はりねずみは、えさと あいてを さがして、よる 1ばんに 1マイル、およそ 1.6キロメートル あるく ことが あるからです[5]。となりの 庭へ いきにくく なります。

あなの 大きさは、たて よこ 13センチメートルが めやすです。ノートの よこはばより、すこし ひろい くらいです。この 大きさで、となりの 庭を いったり きたり できます[5]。

イギリスでは、のはらに すむ はりねずみが へって きて います。いっぽう 町の はりねずみは、へって いない ようです[5]。庭が つながれば、あるける ところが ひろがります。

イギリスの生物記録のネットワークNBNの報告によると、ハリネズミは食べ物や相手を探して、庭や公園を通り、1晩に約1マイル(約1.6km)移動することがあります[5]。ところが庭は塀や柵で仕切られているので、動き回るのに邪魔です。

そこで広がっているのが、塀の下などに13cm四方ほどの穴を開けて、隣の庭と行き来できるようにする取り組みです。「ハリネズミ・ハイウェイ」と呼ばれます[5]。13cmは、ノートの横幅(B5で約18cm)より狭い、小さな穴です。

背景にあるのは、田園地帯での減少です。2022年の報告では、2000年以降、イギリスのナミハリネズミは地域によって30〜75%減ったとされます。ただし「全国で30〜75%減」ではなく、地域ごとの幅です。いっぽう都市部では横ばいで、回復の兆しもあるとされます[5]。庭は、ハリネズミの大切な居場所のひとつになっています。

NBN(イギリスの生物記録のネットワーク)の2022年の報告は、ハリネズミが食べ物と相手を求めて、庭や公園を通り、1晩に約1マイル(約1.6km)移動しうると述べる[5]。しかし住宅の庭は塀や柵で区切られているため、移動の道が途切れやすい。そこで、13cm四方ほどの穴(原文は「gap」)を塀に開け、隣の庭と行き来できるようにする取り組みがある。これが「ハリネズミ・ハイウェイ」である。

この取り組みの背景には減少がある。同じ報告によると、2000年以降、田園地帯のハリネズミは地域によって30〜75%減少したとされる。「全国で30〜75%」ではなく、地域ごとの幅である点に注意したい。いっぽう都市部の個体数は安定し、回復し始めている可能性も示されている[5]。

田園地帯での減少と、都市部での安定。この対比から、庭や公園が避難先として働いている可能性が読み取れる。ただし、報告が減少の原因を何と述べているかは、本稿では扱っていない。穴の大きさも「13cmの隙間があれば行き来できる」という趣旨で、必ずその寸法でなければならないという意味ではない。

庭を行き来する姿は、ハリネズミが人の生活圏にも入ってくることを示す。では、寒い冬や暑い夏には、どうやって切り抜けるのか。

5. さむい 冬は、どうやって すごすの?

5. 半年近く眠る、寒い地域のハリネズミ

5. 季節への適応 ── 冬眠・夏眠と、毒にも強い雑食

さむい 国に すむ ナミハリネズミは、冬眠とうみんを します。10月ごろに はじまり、4月ごろまで つづきます[4]。およそ はんとし ねむる ことに なります。

ずっと ねて いるのでは ありません。1しゅうかんから 2しゅうかんに 1回、おきて すこし うごきます[4]。

あつい 国の なかまは、夏にも ねむる ことが あります。それが 夏の ねむりです。ヨツユビハリネズミも、すごしやすい あたたかさから はずれると、夏や 冬に ねむります[3]。

たべものも ひろく、カタツムリ、こん虫、ミミズ、とりの たまご、くだものまで たべます。ヘビや ハチの どくに つよく、これらを たべる ことも あると いわれます[1]。

寒い地域のナミハリネズミは、冬眠します。動物図鑑によると、10月ごろに始まり、4月ごろまで続きます。ほぼ半年です。ただしずっと眠りつづけるのではなく、1〜2週間ごとに目を覚まして動きます。冬眠中の体温は、2〜5℃まで下がります[4]。

暑い地域の仲間は、冬眠だけでなく夏眠もします。ヨツユビハリネズミは、体温の適温(約24〜29℃)からはずれると、夏眠や冬眠をするとされています[3]。熱帯の種では、冬眠をしないものもあります。

食べ物の幅も広い動物です。カタツムリ、昆虫、ミミズ、鳥の卵、果実や根まで食べる雑食です。ヘビやハチの毒に強く、これらを食べることもあるそうです[1]。

寒い季節も暑い季節も眠ってやり過ごし、食べ物も選びません。この柔軟さが、さまざまな環境で暮らす助けになっているのかもしれません。ただし資料は、そこまで言ってはいません。

寒い地域のナミハリネズミは、10月ごろから4月ごろまで冬眠し、1〜2週間ごとに目覚めて動く。冬眠中の体温は2〜5℃まで下がる[4]。冬の食べ物が少ない土地でも、エネルギーを使わずに春を待てる仕組みである(食べ物が少ないから眠る、という説明は、本稿が付け足した解釈であり、資料の記述ではない)。

一方、冬眠は寒い地域に限った話ではない。ヨツユビハリネズミは、体温の適温(約24〜29℃)からはずれると、夏眠や冬眠をするとされる[3]。夏眠は、暑い時期に行う眠りである。ただし熱帯の種では、冬眠をしない場合もある。「ハリネズミは冬眠する」と一括りにせず、住む場所で違うと読んだほうがよい。

食べ物の幅の広さも、分布の広さと関係がありそうだ。カタツムリ・昆虫・ミミズ・鳥の卵・果実や根まで食べる雑食で、ヘビやハチの毒には強い抵抗力があり、これらをしばしば食べる[1]。毒のある動物も食べ物にできれば、食べ物の選択肢はそのぶん増える。これも推測であり、分布の広さの理由として資料が直接述べているわけではない。

ここまでは、ハリネズミが本来すむ土地の話だった。では、本来いない日本で野生化したという例は、どう読めばよいのか。

6. 日本に にげだした はりねずみは どうなった?

6. 日本で根づいた例は、ペットの逃げ出しから

6. 日本での野生化 ── 静岡県伊東市・神奈川県小田原市と、ペット店で一般的な種との違い

日本には もともと いない はりねずみですが、ペットが にげだすなどして、野山で くらすように なった ところが あります[6]。

しずおか県の いとう市と、かながわ県の 小田原市に すみついて います。いわて県、ながの県、とやま県、とちぎ県でも、見つかった ことが あります[6]。

ここで ちゅうい。この いとうと 小田原の はりねずみは、ペットショップで よく 見る ヨツユビハリネズミとは、ちがう しゅるいです。アムールハリネズミと いう なかまと されて います[6]。

こうした 生きものが ふえると、もとから いる 生きものに えいきょうが でる ことが あります。だから 国も、取り組みの たいしょうに して います[7]。

日本には本来いないハリネズミが、ペットの逃げ出しなどをきっかけに野生化した例があります。国立環境研究所の侵入生物データベースは、静岡県伊東市と神奈川県小田原市で定着し、岩手県、長野県、富山県、栃木県でも記録があると記しています[6]。

ここで注意したいのは、日本で野生化したハリネズミの種類です。環境省の資料は、日本で定着しているのはアムールハリネズミだと述べています[7]。ペット店で一般的なヨツユビハリネズミとは別の種類とされるので、伊東や小田原の例にかぎって言えば、「ペットのハリネズミが逃げた」という話も、種類まで分けて読む必要があります。

ハリネズミ属は、外来種への対策の対象として扱われています[7]。

紹介した資料だけでは、野生化した個体の現在の数や、増減は分かりません。

日本のハリネズミは、ペットとして意図的に導入された個体の逃げ出しなどで野生化した例がある。国立環境研究所の侵入生物データベース(ハリネズミ属)によれば、静岡県伊東市と神奈川県小田原市で定着し、岩手県、長野県、富山県、栃木県に記録がある[6]。

注目したいのは、種の同定である。日本で定着しているのはアムールハリネズミとされ、ペット店で一般的なヨツユビとは別の種である[7]。したがって、伊東・小田原の例にかぎれば、「ペットで人気のハリネズミが逃げて増えた」と読むのは正確でない。逃げ出した個体の種類を確かめる必要がある、というのが、この例から得られる教訓だろう。

環境省の外来生物法の検討資料は、ハリネズミ属を外来種対策の対象として扱っている[7]。

紹介した資料だけでは、野生化した個体の現在の数や増減は分からない。

7. ちずで、はりねずみの ふるさとを さがそう

7. 地図帳でハリネズミの故郷を探してみる

7. 分布を自分で確かめる ── 地図と産地表示、資料の読みどころ

ちずちょうを ひらいて、ヨーロッパ、アジア、アフリカを ゆびで なぞって みましょう。はりねずみの なかまが すんで いる ところです。そこに 日本は、ふくまれません。

つぎに、ペットショップや どうぶつ園で、はりねずみの 名前の ふだを 見て みましょう。「ヨツユビハリネズミ」など、しゅるいの 名前が かいて あるかも しれません。

はりねずみの ふるさとは、さばくの ある アフリカですか。それとも、にわの ある ヨーロッパですか。しゅるいを しらべると、ふるさとも わかります。

地図帳を開き、ヨーロッパ、アジア、アフリカを指でなぞってみましょう。ハリネズミの仲間が分布する範囲です。そこに日本は含まれません。一方、アフリカの砂漠、ヨーロッパの庭、ニュージーランドは、どれもハリネズミの暮らす場所として出てきました。

動物園やペットショップで、ハリネズミの名前の札を見るのも手です。「ヨツユビハリネズミ」「ナミハリネズミ」など、種類の名前が書いてあれば、どこの生きものなのか、本稿の資料を手がかりに調べられます。伊東や小田原で見つかっているのは、それとは別のアムールハリネズミでした。

もっと詳しく知りたい人は、国立環境研究所の侵入生物データベース[6]が、日本語で読めます。英語が読める人は、庭の塀の穴の取り組みについて、イギリスの報告書[5]も開けます。

まず地図帳を開き、ヨーロッパ・アジア・アフリカの範囲に日本が含まれないことを、自分の目で見るとよい。次に、動物園やペット店の名札で種類の名前(ヨツユビ、ナミなど)を確かめ、その種の分布を調べてみる。

国立環境研究所の侵入生物データベース[6]は、野生化した地域と、ペットとしての導入という経緯を載せている。環境省の検討資料[7]は、ハリネズミ属が外来種対策の対象とされていることを示す。英語が読めるなら、NBNの報告[5]で、減少の幅と庭の穴の大きさの根拠にあたれる。

辞典・図鑑は二次資料であり[1][2][3][4]、種数や分布の細部で食いちがうこともある。分布の端や、野生化した個体の現状は、新しい公的資料で見比べる価値がある。

しらべた もとの じょうほう

参考にした情報源

参考にした情報源と、その使い方

出典について:辞典・動物図鑑・イギリスの報告・日本の公的機関の資料を使った。何に使ったかは、それぞれの項目の最後に書いている。

  1. コトバンク「ハリネズミ」(日本大百科全書ほか)。https://kotobank.jp/word/%E3%83%8F%E3%83%AA%E3%83%8D%E3%82%BA%E3%83%9F (日本に生息しないこと、環境の幅、食べ物と毒への強さについて。辞典)
  2. Wikipedia「Hedgehog」。https://en.wikipedia.org/wiki/Hedgehog (分布、種数、すみかについて。百科事典)
  3. Animal Diversity Web「Atelerix albiventris」。https://animaldiversity.org/accounts/Atelerix_albiventris/ (ヨツユビハリネズミの生息地と夏眠・冬眠について。動物図鑑)
  4. Animal Diversity Web「Erinaceus europaeus」。https://animaldiversity.org/accounts/Erinaceus_europaeus/ (ナミハリネズミの分布、環境、冬眠について。動物図鑑)
  5. NBN「The State of Britain's Hedgehogs 2022」。https://nbn.org.uk/news/the-state-of-britains-hedgehogs-2022/ (イギリスでの減少、移動距離、塀の穴について)
  6. 国立環境研究所 侵入生物データベース「ハリネズミ属」。https://www.nies.go.jp/biodiversity/invasive/DB/detail/10010e.html (日本での野生化の地域と経緯について)
  7. 環境省 外来生物法 検討資料。https://www.env.go.jp/nature/intro/4document/data/sentei/mamm_bird04/indexa.html (外来種対策の対象としての扱いについて)

なおした ところ

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