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ここにあるのは、だれかが実際に調べ、考え、作ってきたことを集めたメモです。気になったら、ページの下の「参考にした情報源」から、もとの本や記事、それを生み出した人たちに、直接ふれてみてください。このメモには書ききれないおもしろさが、そこにあります。

ジャケットには、どんな ざいりょうが つかわれるの?

ジャケットは何でできているの? ── 雨・汗・寒さで素材を選ぶわけ

ジャケットは何でできていることが多いのか ── 世界の繊維の59%を占めるポリエステルと、0.9%のウール

分野:技術

ジャケットの うちがわの ラベルに、「ポリエステル」と かいて ある ことが あります。じつは せかいで つくられる せんいの 6わり ちかくが、この ポリエステルだと ほうこく されて います[1]。

では、すこししか ない ウールや かわ、ダウンは、なぜ ジャケットに つかわれるのでしょう。それぞれの とくいな ことを しると、わかります。ゴアテックスの まくには、水の つぶの 2万ぶんの 1の あなが あいて いるそうです。

ジャケットの内側のラベルに、「ポリエステル」「ナイロン」と書いてあるものは多いはずです。世界で作られる繊維の59%はポリエステルで、ウールはわずか0.9%だと報告されています[1]。

それなのに、ウールや革、ダウンの上着は今もあります。ジャケットの素材は、雨、汗、寒さという困りごとに合わせて、得意なことをもつ素材が選ばれています。たとえばゴアテックスの膜の穴は、水滴の2万分の1、水蒸気の分子の700倍の大きさだと説明されています。この記事を読むと、素材ごとの得意なことと、数字の読み方が分かります。

2024年に世界で作られた繊維のうち、ポリエステルは59%、ウールは0.9%だったと報告されている[1]。ただしこれは衣類も家庭用も含めた全繊維の数字で、ジャケットだけの統計ではない。

それでもウールや革、ダウンの上着は消えていない。合成繊維が多数派になった理由と、少数派の素材が持つ得意なことは何か。ゴアテックスの膜の穴は水滴の2万分の1、水蒸気の分子の700倍だという。この記事を読むと、雨・汗・寒さへの素材の使い分けと、数字の読み方の限界が分かる。

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1. せかいで いちばん おおい せんいは なに?

1. 世界の繊維の約6割はポリエステル、ウールは1%未満

1. 世界の繊維生産の59%はポリエステル ── ただしジャケットだけの数字ではない

あめの 日に ジャケットを きて、ふと うちがわの ラベルを 見ると、「ポリエステル」と かいて あった。そんな ことが あるかも しれません。

せかいで 1年に つくられる せんい(ふくの もとに なる、細い 糸の ような もの)は、2024年で 1おく 3200まん トンでした。そのうち 59%、6わり ちかくが ポリエステルです[1]。ナイロンは 5%、めんは 19%、ウールは 0.9%と ほうこく されて います[1]。

59を 0.9で わると、66くらいです。つくられた おおさで くらべると、ポリエステルは ウールの 66ばいほどです。

ただし、これは ジャケットだけの かずでは ありません。ふくや 家で つかう ぬのも ぜんぶ ふくめた はなしです。

それなら、すこししか ない ウールが、まだ つかわれて いるのは ふしぎです。まず、おおい ほうの ポリエステルと ナイロンの とくいな ことを 見て みましょう。

雨の日にジャケットを着て、ふと内側のラベルを見ると「ポリエステル」とある。そんな経験をした人は多いかもしれません。

世界の話に広げると、報道記事は、2024年の世界の繊維生産量を1億3,200万トンと伝えています。そのうちポリエステルは59%、約7,800万トンです。ナイロンは5%で、合成繊維の中では2番目に多く作られています。綿は19%、ウールは0.9%と報告されています[1]。

ポリエステルは綿の約3倍、ウールの約66倍(59÷0.9)です。ポリエステル・ナイロン・綿・ウールを足すと約84%になります。

ただし、これは衣類も家庭用の布も含めた繊維全体の数字で、ジャケットだけの統計ではありません。「ジャケットの6割がポリエステル」とは読めないので、気をつけてください。

それでも、世界の繊維の多数派が合成繊維であることは確かです。では、合成繊維は何が得意で、ここまで増えたのでしょうか。

雨の日に着たジャケットの内側に「ポリエステル」と書いてある。その背景には、世界の繊維生産の構図がある。報道記事が伝えるTextile Exchangeの報告によれば、2024年の世界の繊維生産量は1億3,200万トン(前年比6.5%増)で、ポリエステルが59%(約7,800万トン)、ナイロン(ポリアミド)が5%、綿が19%、ウールが0.9%だった[1]。

比にすると、ポリエステルは綿の約3倍、ウールの約66倍(59÷0.9)になる。ポリエステルとナイロンを合わせると64%で、綿とウールまで足すと約84%になる。つまり世界の繊維は、合成繊維がほぼ3分の2を占める。

ところが、この数字をそのままジャケットに当てはめることはできない。対象は衣類だけでなく家庭用なども含む全繊維であり、上着の素材別の統計は資料に出てこない。また、報告書の原文ではなく報道記事を通じた数字である。そのため、これは「世界ではそうなっている」という背景として読むのが安全だ。

では、なぜ合成繊維はここまで増えたのか。理由を考える手がかりは、各素材の得意なことにある。

2. ポリエステルと ナイロンは、なにが とくい?

2. 強くて水に強い合成繊維にも、苦手なことがある

2. 合成繊維の長所と短所 ── 強さ・耐水性と、ナイロンの吸湿性の低さ

ナイロンと ポリエステルは、アクリルと いっしょに「三大ごうせいせんい」と よばれます。世界の ごうせいせんいの ほとんどを しめて います[2]。

ごうせいせんいは、一ぱんに つよくて、水にも つよいと されます[2]。水に つよいのは、あめの 日に きる 上着の いいところの ひとつです。ただし、ほんとうに あめを ふせげるかは、ぬのの つくりにも よります。

ナイロンは 1935年ごろ、アメリカの カロザースさんが はつめいしました。1939年に、デュポンという 会社が 売りだしました。世界で さいしょの ほんかくてきな ごうせいせんいと いわれます[3]。ポリエステルは 1946年に、イギリスの 会社が「テリレン」の 名前で 売り はじめました[2]。

でも、にがてな ことも あります。ナイロンは、水を すいにくいと いわれます[2]。

あめは とおしたく ない。でも あせの じょうきは、そとに だしたい。そんな ことが できる ぬのは あるのでしょうか。

百科事典は、ナイロン、ポリエステル、アクリルを「三大合成繊維」と呼び、世界の合成繊維生産量のほとんどを占めると説明しています。合成繊維は一般に強度が高く、水や薬品に強いという長所があります[2]。耐水性は雨の日の上着の長所の一つですが、実際に雨を防げるかは生地の構造や加工にも左右されます。

ナイロンは、アメリカのカロザースが1935年ごろに発明し、1939年にデュポン社から売り出されました。世界で最初の本格的な合成繊維とされ、用途として女性用の靴下が挙がっています[3]。発表を1938年とする資料もあるので、年は「ころ」と読むのが無難です。ポリエステルは、1946年にイギリスのICI社が「テリレン」の名前で売り出しました[2]。ナイロンの発売から7年ほどあとです。

ところが、合成繊維にも苦手なことがあります。ナイロンは、水分を吸いにくい(吸湿性が低い)ことが欠点とされています[2]。

雨は通したくない。でも体から出る汗の蒸気は外へ出したい。この2つを両方かなえる布は、作れるのでしょうか。

三大合成繊維とされるナイロン・ポリエステル・アクリルは、世界の合成繊維生産量のほとんどを占める。一般に強度が高く、耐水性・耐薬品性が大きいことが、他の繊維にはない長所として挙げられる。一方でナイロンは吸湿性が低いことが欠点とされる[2]。

この長所は歴史とも結びつく。ナイロンは、カロザースが1935年に発明し、1939年にデュポン社から世界最初の本格的な合成繊維として売り出された。用途には女性用靴下が挙がる。発表を1938年とする資料もあるため、年は「ころ」として扱う[3]。ポリエステルは、1946年にICI社が「テリレン」として市販したと百科事典にある。ただし別の化学辞典は工業生産の開始を1950年代としており、「市販」と「工業生産」は区別が必要である[2]。

吸湿性の低さは、ジャケットでは汗のこもりやすさにつながりうる。ただし、これは資料の記述から導いた推論であり、資料がそう書いているわけではない。

水を通さない生地は、雨を防ぐ一方で、体から出る水蒸気も閉じこめやすい。この矛盾に、技術はどう答えたのか。

3. あめは とめて、あせは にがす まくって?

3. 雨は止めて汗は逃がす、ゴアテックスの膜の穴

3. ゴアテックスの微細な穴 ── 水滴の2万分の1、水蒸気の分子の700倍

ゴアテックスという ぬのが あります。うすい まくに、ちいさな あなが たくさん あいて います。

つくった 会社の せつめいでは、1インチ(やく 2.5センチ)しかくの 中に、90おく こも あります。1センチしかくで かぞえると、14おくこ くらいです[4]。

あなは、水の つぶより 2万ぶんの 1 ほど 小さいので、あめは とおりません。でも 水の じょうきの つぶより 700ばい 大きいので、あせの じょうきは とおります[4]。

これは つくった 会社の せつめいです。べつの 人が はかった かずでは ありません。

では、すこししか つくられて いない ウールは、どんな ところが すごいのでしょう。

雨を止めて、汗の蒸気は逃がす。これをかなえる布の代表が、ゴアテックスです。メーカーの説明では、膜には1平方インチあたり90億個もの微細な穴があります。1平方インチは約6.45cm²なので、1cm²あたりでは約14億個です。

穴の大きさは、水滴の2万分の1ほどです。水滴はこの穴を通れないので、雨は止まります。いっぽう、穴は水蒸気の分子の700倍の大きさです。分子より大きいため、汗が蒸発してできた水蒸気は、穴を抜けて外へ出ていきます[4]。

水滴よりずっと小さく、水蒸気の分子よりはずっと大きい。その間の大きさに穴をそろえた、という工夫です。

ただし、この数字は製品を作った会社自身の説明です。独立した機関が測った値ではない点は、頭に入れて読んでください。

こうした合成の技術がある一方で、世界の繊維の0.9%しかないウールは、どんな長所を持っているのでしょうか。

ゴアテックスの公式ブログによれば、膜には1平方インチあたり90億個の微細な穴がある。1平方インチは約6.45cm²なので、1cm²あたり約14億個(9×10⁹÷6.45)となる。穴の大きさは水滴の2万分の1で、水蒸気の分子より700倍大きい[4]。

つまり、穴の大きさの条件は「水滴より十分小さく、水蒸気の分子よりは大きい」ことである。そのため、水滴の状態の雨は通さず、汗が蒸発してできた水蒸気は通す、という説明が成り立つ。耐水性は高いが吸湿性は低い合成繊維の弱点を、布の構造で補う発想だと読める。

ただし、数字の出どころには限界がある。これは製品を作った会社自身の説明で、独立した測定による確認ではない。

合成繊維は性能を設計して作る素材だった。では、天然の繊維はどうか。生産量が世界の1%にも満たないウールには、どんな特徴が残っているのだろう。

4. すこししか ない ウールは、どこが すごいの?

4. 世界の繊維の0.9%のウールが持つ、毛のうろこと縮れ

4. ウールの鱗片と巻縮 ── 水をはじきながら湿気を吸う

ウールは、ひつじの 毛です。毛は 1ぽん 1ぽんが、なみのように ちぢれて います。ひょうめんは、小さな うろこのような ものが、同じ むきに ならんで おおって います[5]。

この うろこは、水の つぶを はじきます。それなのに、しめりけは とおします。まわりの 空気から 16%の 水分を すいこむとも かかれて います[5]。

あたたかくて、しめりけを すう。これは、水を すいにくい ナイロンとは、ちょうど はんたいです[2]。

ウールは 世界の せんいの 0.9%しか ありません[1]。それでも、ほかの ざいりょうに ない とくいな ことが あります。

ひつじの 毛の ほかにも、動物から もらう ざいりょうが あります。つぎは、かわと ダウンです。

ウールは、羊の毛です。1本1本が、波のように縮れています。この縮れをクリンプといいます[5]。

表面は、うろこのような小さな層(スケール)が、一定の方向に重なって覆っています。百科事典によると、このスケールは水滴をはじきながら、湿気は通します。常温の空気中で16%の水分を吸うほど、吸湿性が高いとされます[5]。柔らかく、保温性にも富むとされます。

前の章の、水を吸いにくいナイロンと比べると、性質がほぼ反対です[2]。ナイロンは強さ、ウールは湿気とのつきあい方が得意だと言えます。

ウールは世界の繊維の0.9%しかありません[1]。多く作られるかどうかと、得意なことがあるかどうかは、別の話です。

では、羊の毛のほかに、動物から得る素材はジャケットにどう使われているのでしょうか。

ウールは羊毛である。百科事典によれば、1本ずつ巻縮(クリンプ)をなして波状に縮れ、表面を鱗片(スケール)が一定方向に覆う。この構造のため、水滴ははじくが湿気は通す。常温の空気中で16%の水分を吸い、吸湿性は高い。柔軟で、保温性にも富む[5]。

これは、前章で見たナイロンの吸湿性の低さ[2]とは逆の特性である。合成繊維が強さと耐水性を、羊毛が湿気の扱いを得意とする、と対比できる。

数字にも注意が必要だ。報道記事は、ウールを世界の繊維の0.9%、バージンウールを198万トンとする。ところが198万÷1億3,200万は約1.5%で、0.9%と合わない[1]。理由は資料に書かれていないため、本記事では「世界の繊維のごく一部」という意味にとどめ、66倍という比も目安として扱う。

巻縮と保温性は、資料では並んで述べられているが、巻縮が空気を抱えて暖かくするという因果までは書かれていない。そこで、構造と性質の組み合わせとして読むにとどめる。次に、同じ動物由来でも加工の仕方がまったく違う、革とダウンを見る。

5. かわと ダウンは、どんな ふくなの?

5. 革は動物の皮から、ダウンは水鳥の羽毛から

5. なめし革とダウン ── 動物由来の素材は、資料でどこまで言えるか

かわの ジャケットも あります。かわは、動物の 皮から 毛を とって、「なめす」と いう しごとを して つくります[6]。

皮は そのままだと くさりやすく、かわくと かたく なります。なめすと、それが なおります[6]。

ダウンジャケットは、水鳥の やわらかい 羽(ダウン)を、ぬのの あいだに 入れた 上着です。かるくて、あたたかいと いわれます[7]。

あめ、あせ、さむさ。こまる ことが ちがえば、えらぶ ざいりょうも ちがいます。ポリエステルから かわまで、とくいな ことは それぞれです。

革は、動物の皮から毛を除き、なめして作ります。皮はそのままだと腐りやすく、乾くと硬くなります。なめしは、そうした性質を改善する処理です。植物のタンニンを使う方法や、クロム塩を使う方法などがあります[6]。

ダウンジャケットは、水鳥のやわらかい羽毛(ダウン)を布の間に入れた上着です。軽くて保温性に富む、と辞書は説明しています[7]。

ここまでに登場した素材を、得意なことで並べてみます。合成繊維は強さと耐水性、ゴアテックスは雨を止めて水蒸気を逃がすこと、ウールは湿気とのつきあい方、ダウンは軽さと保温性です。革は、動物の皮を腐りにくくした素材です。

ジャケットの素材が1種類に決まらないのは、雨、汗、寒さと、困ることが場面で違うからだと考えられます。では、手元の1着では、どの素材が選ばれているのでしょうか。

革は、皮から毛を除き、なめして得られる製品である。なめしは、そのままでは腐りやすく乾くと硬くなる皮を改善する処理で、植物のタンニンを使う方法、クロム塩を使う方法などがある[6]。方法の詳細までは資料で追えないため、ここでは「など」と断定を弱めた。

ダウンジャケットは、水鳥のやわらかい羽毛を布の間に入れた、軽くて保温性に富む上着と、辞書は説明する[7]。なぜ暖かいのかを空気の層で説明する記述もあるが、小売サイトの解説にとどまるため、本記事では断定しない。

これで素材の特徴がそろった。強さと耐水性の合成繊維、雨と汗を両立させる膜、湿気を扱うウール、軽くて暖かいダウン、そして革である。1着のジャケットの素材が1種類に決まらないのは、雨、汗、寒さと、困ることが場面で違うからだと考えられる。

ただし、革の生産量や、ジャケット全体での素材別の使用割合の統計は見当たらない。どの素材がどれだけ使われているかは、世界の繊維全体の数字(第1章)から、ジャケットの素材の割合を推し量ることはできない。では、自分の1着はどうか。

6. ジャケットの ラベルを よんで みよう

6. 手元のジャケットの素材を調べて、割合を計算する

6. 手元の1着で確かめる ── ラベルの割合と、数字の読み方

おうちの ジャケットを 1まい えらんで、うちがわの ラベルを さがして みましょう。ざいりょうの 名前が かいて あれば、ポリエステルや ナイロンか、それ いがいかを 見て みます。

ラベルが ない ときは、むりに さがさなくて だいじょうぶです。

そのあと、「あめの 日に いい」「あたたかい」と かんじる ところが、どの ざいりょうの とくいな ことと つながるかを、かんがえて みてください。

ところで、「ジャケット」と いう 名前は、フランス語の「ジャケット」から きました。むかしの 男の人が きた どうぎが 小さく なった ものと いわれます[8]。

家のジャケットを1着選んで、内側のラベルを探してみましょう。素材名と割合が書かれていれば、合成繊維(ポリエステル・ナイロン・アクリル)とそれ以外に分けて、足し算できます。

たとえば「ポリエステル80%・ナイロン20%」とあれば、合成繊維は100%です。その数字を、世界全体の約6割という数字と比べてみてください。ラベルがない場合は、無理に探さなくて大丈夫です。

「ジャケット」という名前も、素材と同じく変化してきました。FASHIONSNAPの用語集によると、フランス語のjaquetteが語源で、中世の男性用の胴着「jacque」が小さくなったものです[8]。

次に気になった素材があれば、ゴアテックスのメーカーの公式ブログや、百科事典の項目を読み比べると、さらに詳しく調べられます。

家のジャケットのラベルで、素材名と割合を確かめるとよい。合成繊維(ポリエステル・ナイロン・アクリル)の割合を足し、第1章の「世界の繊維の約6割がポリエステル」と比べると、自分の1着が多数派か少数派かが分かる。ただし世界の数字は全繊維が対象なので、比べるのは「背景との距離」にとどめる。

数字の読み方として、限界を3つ挙げる。第一に、Textile Exchangeの数字は報道記事経由で、報告書の原文を直接読んだものではない[1]。第二に、ゴアテックスの穴の数と大きさはメーカー自身の説明である[4]。第三に、ウールの0.9%と198万トンは、同じ報道の中で整合しない。

語源も付け加える。「ジャケット」はフランス語のjaquetteに由来し、中世の男性用胴着jacqueが小型化したものだと、ファッションの用語集は説明する[8]。

次は、家にあるジャケットを何着か見比べ、素材名と割合を書き出してみるとよい。合成繊維の割合が多い上着と少ない上着で、使う場面や着ごこちがどう違うかが見えてくる。

しらべた もとの じょうほう

参考にした情報源

参考にした情報源と、その使い方

出典について:報道記事、百科事典、メーカーの公式ブログ、辞書、用語集を使った。何に使ったかは、それぞれの項目の最後に書いている。

  1. Apparel Resources「Global fibre output grows 6.5% in 2024, synthetics widening lead: Textile Exchange」。https://apparelresources.com/business-news/manufacturing/global-fibre-output-grows-6-5-2024-synthetics-widening-lead-textile-exchange/ (2024年の世界の繊維の素材別の割合について。Textile Exchangeの報告を伝える報道記事)
  2. コトバンク「合成繊維」。https://kotobank.jp/word/合成繊維 (三大合成繊維、長所と短所、ポリエステルの市販について。百科事典)
  3. コトバンク「ナイロン」。https://kotobank.jp/word/ナイロン (ナイロンの発明と発売について。日本大百科全書)
  4. GORE-TEX公式ブログ。https://www.gore-tex.com/blog/lab (膜の穴の数と大きさについて。メーカー自身の説明)
  5. コトバンク「羊毛」。https://kotobank.jp/word/羊毛 (ウールの構造と吸湿性について。百科事典・辞典)
  6. コトバンク「革」。https://kotobank.jp/word/革-45619 (革とそのなめしについて。百科事典)
  7. Weblio辞書「ダウンジャケット」(デジタル大辞泉)。https://www.weblio.jp/content/ダウンジャケット (ダウンジャケットの説明について。辞書)
  8. FASHIONSNAP 用語集「ジャケット」。https://www.fashionsnap.com/dictionary/jacket/ (ジャケットの語源について。用語集)

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