このサイトは、ほんの入り口です

ここにあるのは、だれかが実際に調べ、考え、作ってきたことを集めたメモです。気になったら、ページの下の「参考にした情報源」から、もとの本や記事、それを生み出した人たちに、直接ふれてみてください。このメモには書ききれないおもしろさが、そこにあります。

マグロは どうして およぎ つづけるの?

マグロはなぜ泳ぎ続けるのか ── 止まれない魚が、体を温めて太平洋をわたる

クロマグロの「止まれない体」── ラム換水、赤い筋肉、熱を保つ血管、そして太平洋横断

分野:生きもの

マグロは、およぐのを やめると、いきが くるしく なると いわれる さかなです[1]。ところが その マグロは、たいへん ながい たびを する ことでも しられて います。

とまれない ことと、ながい たびは、どう つながって いるのでしょう。いきの しかた、あかい 筋肉きんにく、ねつを にがさない 血管けっかん、太平洋の たびが わかります。

マグロは、泳ぐのをやめると体に取りこむ酸素が足りなくなるといわれる魚です[1]。そのマグロの仲間が、体を水温より温かく保ち、太平洋をまたぐほど長く泳ぐことも分かっています[4][6]。

止まれない体と、温かい体と、遠くへ行く力は、どうつながっているのでしょうか。呼吸の方法、赤い筋肉、熱を逃がしにくい血管、太平洋の回遊を順に読むと、資料から言えるつながりと、まだ言えないことが分かります。

マグロ類は、泳ぎを止めると口から入る水の流れが足りなくなり、酸素を十分に取りこめないとされる[1]。ところがクロマグロは、体温を水温より高く保つ内温性の魚でもあり[4]、一部は成熟前に東部太平洋まで渡って日本近海へ戻る[6]。

止まれないという制約と、温かい体、そして洋をまたぐ回遊は、どこまで結びつけて語れるのか。ラム換水、赤い筋肉、奇網、渡洋の記録を、一次資料と解説を分けて読むと、確かな部分と推測の部分が分かる。

読み方を切り替えられます。画面の上にある「よみかた」のボタンで、小学校低学年むけ・小学校高学年むけ・中学生むけの3つの書き方に切り替わります。むずかしいと思ったら、いつでもやさしい方に戻ってください。選んだ読み方はブラウザが覚えているので、次に別の記事を開いたときも同じ読み方で始まります。

1. とまると いきが くるしく なる さかなって?

1. 泳ぐのをやめると苦しくなる魚がいる

1. ふつうの魚は止まっても息ができる ── マグロ類だけが泳ぎ続ける呼吸

ふつうの さかなは、じっと して いても いきが できます。エラの ふたを ポンプのように うごかして、みずを エラに おくるからです[1]。

マグロは ちがいます。エラの ふたを つかった この やりかたが、ほとんど できないと いわれます。そこで、口を あけて およぎ、みずを エラに ながしこみます。これを「ラムかんすい」と よびます[1]。

だから およぐのを やめると、エラを とおる みずが たりなく なります。さんそが すくなく なって、くるしい わけです[2]。サメの なかまにも、おなじ ような さかなが います。

では、とまれない さかなの からだは、どんな かたちを して いるのでしょう。

ふつうの魚は、水の中でじっとしていても息ができます。エラのふたを開けたり閉じたりして、ポンプのように水をエラへ送れるからです[1]。

マグロの仲間は、この二重のポンプ式の呼吸がほとんどできないと説明されています。その代わりに、口を開けて泳ぎながら、海水を勢いよくエラへ流しこみます。この方法を「ラム換水」といいます[1]。

水を送るのが泳ぎの勢いなので、止まると水の流れが足りなくなり、酸素を十分に取りこめません。日本の水産学の解説でも、マグロは酸素を取り入れるために泳ぎ続けると書かれています。「泳ぎ続けないと死ぬ」という言い方も広まっていますが、資料が支えているのは、止まると酸素が足りなくなるというところまでです[2]。

こうした暮らしは、マグロだけのものではなく、サメなどにも共通するとされます[2]。では、止まれない魚の体は、泳ぎ続けるためにどんな形をしているのでしょうか。

ふつうの魚は、じっとしていても息ができる。エラ蓋を使う二重ポンプ式の換水で、止まったままでもエラに水を通せるのだ[1]。マグロ類は、このポンプ式の呼吸がほとんどできないと解説されている。そのため、口を開けて泳ぎながら海水を強制的にエラへ流しこむラム換水に頼る[1]。

ラム換水は、マグロやサメなど泳ぎ続ける魚に共通するとされる[2]。ただし、ここで使えた資料は日本語の解説が中心で、ラム換水を測った原論文までは読めていない。そのため、本文の言い方も「とされる」にとどめる。

よく聞く「泳ぎ続けないと死ぬ」は、解説の中でも「と言われる」という形で出てくる言い回しだ[2]。資料から確実に言えるのは、止まると酸素の取りこみが不足するところまでである。では、止まれないという制約を抱えた体は、泳ぐことそのものをどう支えているのか。

2. およぎつづける からだは どんな かたち?

2. 水の抵抗を減らす、ひれをしまえる体

2. 紡錘形の体とひれの収納 ── 速さに合わせてひれを出し入れする

クロマグロの からだは、りょうはしが ほそい、ほそ長い かたちを して います[2]。はやく およぐ ときは、せびれと むなびれと はらびれを、からだの くぼみに しまいます。みずの じゃまを へらすためです。

ゆっくり およぐ ときは、むなびれを ひろげます。からだを うかせる ちからが うまれるからです[2]。はやさで ひれの つかいかたを かえる、と いう ことです。ただ、この せつめいは 1つの かいせつで、くわしい しらべ方は のって いません。

けれども、およぐ ちからが なければ、ながい きょりは すすめません。その ちからは、どこから くるのでしょう。

クロマグロの体は、両端が細い紡錘形をしています。高速で泳ぐときは、第一背びれ・胸びれ・腹びれの3つのひれを、体のくぼみにしまいます。水の抵抗を減らすためです[2]。

低速のときは胸びれを広げて浮力を作り、ブレーキをかけるときはすべてのひれを広げます[2]。速さに合わせて、ひれの出し入れを変えているということです。ただし、この説明は釣具メーカーの解説1件によるもので、実際の動きの計測までは書かれていません。

細い体と、しまえるひれは、水を切って進むための形です。泳ぎ続けるには、その形に加えて、長く動かせる筋肉が要ります。次は、体の中を見てみましょう。

泳ぎ続ける魚には、水の抵抗を減らす体の形が要る。クロマグロは紡錘形の体を持ち、高速遊泳では第一背びれ・胸びれ・腹びれの3枚を体のくぼみへ収納して抵抗を減らす。低速では胸びれを広げて浮力を作り、減速では全部のひれを広げる、と解説されている[2]。

この解説は釣具メーカーの水産学コラム1件で、ひれの動きを測定した論文ではない。そのため、この記事ではひれの収納を「そう説明されている」補足にとどめ、章の中心には置かない。

形が抵抗を減らしても、止まれない魚は、泳ぐ力を長く出し続けなければならない。それを担うのが、体の中の筋肉の配置である。

3. ながく およげるのは、あかい 筋肉きんにくの おかげ?

3. 長く泳ぐための「赤い筋肉」は、体の奥まで広がる

3. 血合筋の分布 ── 長距離を持続的に泳ぐ筋肉の置き場所

スーパーの さしみを みると、あかい おにくの なかに、こい 赤ぐろい ぶぶんが あります。それが「血合」です。

この 血合は、ながく およぐ ための 筋肉きんにくです[3]。ふつうの さかなでは、からだの ひょうめんの ちかくに すこし あるだけです。

ところが、ながい きょりを およぐ マグロの なかまは、せぼねの よこから からだの よこまで、ひろく あります[3]。

この あかい 筋肉きんにくには、もう 1つ ふしぎな はたらきが あります。からだを あたためる もとにも なる、と いわれて います。

スーパーの刺身売り場で、マグロの切り身をよく見ると、鮮やかな赤色の身の中に、黒っぽい赤の部分があります。これが血合で、長い距離を持続的に泳ぐための筋肉、血合筋です[3]。

沖縄県の水産海洋技術センターの資料によると、一般的な魚では、血合が体の表面近くに少しあるだけです。長距離を泳ぐマグロ類では、背骨の横から体の側面にまで血合筋が広く分布しています[3]。

つまり、止まれないマグロの体には、泳ぎ続けるための筋肉が、ふつうの魚より広い範囲に分布しているのです。この赤い筋肉は、泳ぐだけでなく、体の熱を作る役目も持つと報告されています。次の章で、その熱の話をします。

刺身の切り身で黒ずんで見える部分が、血合筋だ。これは持続的な遊泳を担う筋肉で、一般的な魚では体の表面近くに少しあるだけだが、長距離を泳ぐマグロ類では背骨の横から体側にまで広く分布する、と沖縄県の水産海洋技術センターの資料は述べる[3]。

泳ぎ続けなければならない魚が、持続的に動かせる筋肉を体の深い位置まで広げているのは、使い方として筋が通る。ただし、この資料は筋肉の分布を述べたものであり、分布の広さがラム換水と直接結びつくと説明しているわけではない。

この赤い筋肉には、もうひとつの顔がある。2025年の論文は、赤筋が主な熱源として働き、体の中ほどにあるために熱が逃げにくいと述べている[5]。止まれない暮らしの中で動き続ける筋肉が、体温の元にもなっているという話である。

4. まわりの みずより、からだが あたたかい わけは?

4. 体温を水温より高く保つ「奇網」という血管

4. 内温性の仕組み ── 産熱と、動脈・静脈の熱交換

マグロは、まわりの みずより、からだの ある ぶぶんを あたたかく たもてます[4]。どうやって? だい1に、あかい 筋肉きんにくが ねつを つくります[5]。

だい2に、「きもう」と いう ちいさな 血管けっかんの あみが、ねつを にがしにくく します。いきの 血管けっかんと もどりの 血管けっかんが ならび、ねつを うけわたすのです[3]。

ただし うまれた ときから ではありません。おおきく なって から できて きます。たいちょうが 20センチを こえた わかい さかなの ころから、とされます[4]。1さいで 50センチ くらいなので、20センチは その 半分より ちいさい 大きさです[6]。

マグロの体の中では、熱を作る力と、熱を逃がしにくい仕組みが組み合わさっています。熱を作るのは、前の章で見た血合筋や心室です[4]。熱を逃がしにくくするのは、血合の中に発達した「奇網」という毛細血管の網です[3]。

奇網では、動脈と静脈のあいだで熱がうまく受け渡されて、体から熱が逃げにくくなっています[3]。東京大学大気海洋研究所は、クロマグロを、体温を水温より高く保てる内温性の魚と説明しています[4]。

面白いのは、この力が生まれつきではないことです。内温性は成長とともに身につき、体長(尾叉長)が約20cmをこえる若魚の時期に現れ始めると報告されています[4][5]。1歳で約50cmになる魚なので[6]、20cmは1歳の4割ほどの大きさ(20÷50)です。

体を温めた分だけ、動ける範囲は広がるのでしょうか。体温が水温より何℃高いかは資料に数字がなく、ここでは書けません。そこで次は、実際にどこまで泳いでいるかを記録から見ます。

止まれない魚の泳ぎを支えるには、筋肉の力だけでなく、熱の管理も要る。クロマグロは、血合筋や心室などの代謝産熱と、奇網による熱の保持の両方で、体温を水温より高く保つ内温性魚類である[4]。

奇網は、血合の中に発達した毛細血管の網で、動脈と静脈が並んで熱を受け渡すため、熱が体外へ逃げにくい[3]。仕組みとしては、熱を持った血が出ていく道と、冷やされた血が戻る道が接していて、熱が途中で回収されると考えるとよい。

注目すべきは、内温性が生得的ではなく、成長とともに形成されることだ。東京大学大気海洋研究所の発表によれば、その能力は尾叉長約20cmをこえる若魚期から現れる[4]。1歳で尾叉長約50cmに達するので[6]、20cmはその4割ほど、つまり1歳になるずっと前から体温の維持が始まることになる。

どのくらい高く保てるかは、資料に数字が見当たらない。だから「何℃高い」とは書かない。確実に言えるのは、水温より高く保つこと、そしてそれが成長の途中で身につくことである。

こうして泳ぎ続ける体を整えたクロマグロは、実際にどこまで泳ぐのか。次は、回遊の記録を見る。

5. マグロは どこまで およいで いくの?

5. 日本近海からアメリカ西海岸沖まで ── 太平洋をわたる回遊

5. 渡洋回遊の証拠 ── 漁獲物の分析と、電子標識による追跡

クロマグロが たまごを うむ ばしょは、おもに 沖縄おきなわの ほうと、日本海です[6]。

ところが、すこし おおきく なった クロマグロの なかには、産卵さんらんの まえに アメリカの にしがわの うみまで わたり、また 日本の ちかくへ もどる ものが いると しられて います[6]。

日本海で とれた クロマグロを しらべた ところ、3さいから わたった けいけんが ある ものが いて、おおきい ほど その わりあいが たかい、と すいていされました[6]。

べつの しらべでは、2000キロメートルを こえる 太平洋の おうだんが、クロマグロを ふくむ どうぶつで みつかって います[7]。

クロマグロの産卵場は、南西諸島(沖縄・石垣島周辺)と日本海が主です[6]。水産研究・教育機構によると、一部のクロマグロは、成熟する前に東部太平洋(アメリカ西海岸沖)まで渡り、再び日本近海に戻ってから産卵に加わることが知られています[6]。

日本海で獲れたクロマグロを調べた研究では、3歳から渡洋経験のある個体が現れ、年を重ねた個体ほどその割合が高いと推定されました[6]。神奈川県のおさかな図鑑も、若い魚が太平洋を横断するほど広い範囲を回遊することが知られていると紹介しています[8]。

電子標識を使った別の調査も、同じ方向を示しています。アメリカのスタンフォード大学などが行った電子標識の調査では、クロマグロを含む複数の動物が、西部や中部の太平洋からカリフォルニア海流域へ、2000kmをこえる横断回遊をすることが示されました[7]。なお「2000km」は、その調査で横断回遊とみなした基準で、日本とアメリカの距離そのものではありません。

体の大きさにも触れておきます。クロマグロは最大で体重400kg、体長2.5mほどになります[8]。1歳で尾叉長約50cmが、3歳で100cm以上になるので[6]、2年ほどで約2倍です。寿命は20歳以上とされます[6]。

若いクロマグロの一部は、太平洋を横断する広さを回遊します。ただし、渡る日数や速さを示す数字は、ここで使った資料からは書けません。

止まれない体で、どこまで行けるのか。水産研究・教育機構の資料は、漁獲物の分析から、クロマグロの一部が成熟前に東部太平洋(アメリカ西海岸沖)まで渡り、再び日本近海へ戻って産卵に加わることを述べる[6]。産卵場は南西諸島と日本海が主で、産卵期は南西諸島で4〜7月、日本海で6〜8月である[6]。

日本海で獲れた個体の分析では、3歳から渡洋経験を持つ個体が現れ、高齢ほどその割合が高いと推定された[6]。この「推定」は、漁獲物から読み取った間接的な結論であり、全個体が同じように渡るわけではない。

直接追跡した記録もある。Block らの電子標識調査(Nature, 2011年)は、追跡の結果として、太平洋クロマグロなど複数の動物が西部・中部・南太平洋から2000kmをこえてカリフォルニア海流域へ横断することを示した[7]。ここでの2000kmは、横断回遊を数えるための調査全体の基準であり、日本からアメリカまでの距離を表した値ではない。

神奈川県のおさかな図鑑は、未成魚が太平洋を横断する広い範囲を回遊するとし、最大体重400kg、体長2.5mに達すると紹介する[8]。一方、産卵場の水産資料は最大尾叉長を約250cm、寿命を20歳以上とする[6]。尾叉長と体長の測り方が異なるので、250と2.5mはおおむね同じ大きさを指すと読める。

成長は1歳で尾叉長約50cm、3歳で100cm以上である[6]。つまり2年で長さが約2倍になり、体温を保つ力が現れるのは50cmの4割ほどの20cm前後からで[4]、渡洋経験が現れるのは3歳からとなる。内温性がいつ現れ始めるかと、渡洋が確認される年齢はずれているが、内温性が渡洋を可能にしたという因果は、これらの資料には書かれていない。

渡洋の日数や速度の数字は、ここで使った資料の本文から取れていない。そのため書かない。止まれない呼吸、広い赤い筋肉、熱を保つ血管という3つの特徴と、洋をまたぐ回遊は、同じ魚が持つ事実として並べられるが、それ以上の結びつきは今後の研究に委ねられている。

6. さかなうりばで、あかい ところを さがして みよう

6. 売り場の切り身で、血合の位置を探してみる

6. 切り身の血合を観察し、渡洋の原典へ進む

おうちの 人と かいものに いったら、さかなうりばで マグロの きりみを みて みましょう。あかい おにくの なかに、くろっぽい ぶぶんが ありませんか。それが 血合です。

ほかの さかなの きりみも あれば、ならべて みると、どこに どのくらい あるか、ちがいが みつかるかも しれません。かって くれた ものは、たべる まえに おうちの 人と いっしょに みて みましょう。

「どうして ここに あるのかな」と おもったら、それが しらべる はじまりです。

家の人と買い物に行ったら、魚売り場でマグロの切り身を見てみましょう。鮮やかな赤い身の中に、黒っぽい赤の部分があれば、それが血合です。ほかの魚の切り身もあれば並べて、どこにどれだけあるかを比べてみてください。

ふつうの魚は表面近くに少しだけ、マグロ類は背骨の横から体側まで広く、という資料の説明[3]が、切り身の模様に重なって見えるかもしれません。切り分けや調理は、おうちの人にまかせてください。

もうひとつ残った問いがあります。マグロはどのくらいの日数で太平洋をわたるのか。ここで使った資料には数字がありませんでした。電子標識の調査[7]や水産研究・教育機構の資料[6]が、渡洋の記録をさらに調べる手がかりになります。

観察から入るなら、スーパーの切り身で血合の位置を見る。一般的な魚では体の表面近くに少しだけ、マグロ類では背骨の横から体側まで広く分布する、という説明[3]と、目の前の切り身の模様が合うかを確かめる。ほかの魚の切り身もあれば、並べて比べるのがよい。切り分けや調理は大人に任せる。

資料に進むなら、水産研究・教育機構の資料[6]は、クロマグロの成長・産卵場・渡洋に関する記述を、漁獲物の分析から述べている。電子標識を用いた Block らの論文[7]は、複数の動物の横断回遊を扱っており、渡洋の日数・速度を調べたい場合の入口になる。

この記事では、泳ぎ続ける呼吸、広い赤い筋肉、熱を保つ血管、洋をまたぐ回遊を、資料の範囲で並べた。内温性と渡洋のあいだの因果、渡洋の日数、体温が水温より何℃高いかは、読み手が原典で確かめる問いとして残る。

しらべた もとの じょうほう

参考にした情報源

参考にした情報源と、その使い方

出典について:公的機関の資料と論文を中心に、解説記事も補助として使った。何に使ったかは、それぞれの項目の最後に書いている。

  1. ナゾロジー「マグロはなぜ止まれないか」。https://nazology.kusuguru.co.jp/archives/170991 (ラム換水の説明。解説記事)
  2. DAIWA D.Y.F.C 4コマ水産学「クロマグロ」。https://www.daiwa.com/dyfc/manabu/suisangaku/kuromaguro/ (泳ぎ続ける理由と、ひれの収納について。メーカーの解説)
  3. 沖縄県水産海洋技術センター石垣支所「マグロのヤケ」。https://www.pref.okinawa.jp/fish/kenkyu/kankobutu/ohanasi-data/201506.pdf (血合筋の分布と奇網について。公的機関の資料)
  4. 東京大学大気海洋研究所 プレスリリース(2025年5月29日)。https://www.aori.u-tokyo.ac.jp/research/news/2025/20250529.html (内温性が成長とともに現れることについて)
  5. Abe ら(2025)Frontiers in Physiology 16:1512043。https://www.frontiersin.org/journals/physiology/articles/10.3389/fphys.2025.1512043/full (赤筋が主な熱源であることについて。論文)
  6. 水産研究・教育機構「漁獲物を用いたクロマグロの生態研究」。https://fra.repo.nii.ac.jp/record/2014918/files/nanaumi_16_3.pdf (産卵場・成長・渡洋について。公的機関の資料)
  7. Block ら(2011)Nature 475:86–90。https://mola.stanford.edu/atnbackenddocs/Block_et_al._Nature_2011.pdf (電子標識による横断回遊の調査。論文)
  8. 神奈川県 おさかな図鑑「クロマグロ」。https://www.pref.kanagawa.jp/docs/mx7/cnt/f430693/zukan-kuromaguro.html (若魚の広域回遊と最大の大きさについて。公的機関の図鑑)

なおした ところ

更新履歴

更新履歴(改版の記録)

  •  初版を公開。

このサイトでは、公開した記事の本文は原則として書き直しません。誤りが見つかったときや、内容が古くなったときだけ手を入れ、その理由をこの欄に残します。